一般的な制限
コール制御アクセサリ
アクセサリコール制御 (通話量の調整、電話の応答または通話の終了、音声のミュート) は、互換性のあるヘッドセットでサポートされています。他の一部のヘッドセットは基本的な機能を提供しますが、アクセサリVDI 版 Cisco Jabber Softphone コール制御機能は使用できません。互換性のあるヘッドセットとその他のアクセサリの完全なリストについては、https://www.cisco.com/c/en/us/products/unified-communications/uc_endpoints_accessories.htmlを参照してください。
Jabra Bluetooth デバイスの設定の調整
ほとんどの Jabra Bluetooth デバイスでは、オーディオ パスの立ち上げ時に短時間の遅延(約 1 ~ 3 秒)が発生します。サポートされている Jabra Bluetooth デバイスの場合、Jabra Direct でデバイス設定を変更すれば遅延をなくせます。詳細については、Jabra のウェブサイトをご覧ください。
始める前に
Jabra Direct をインストールする必要があります。
手順
ステップ 1 |
Jabra Direct を開きます。 |
ステップ 2 |
設定を変更する Jabra デバイスをクリックします。 |
ステップ 3 |
[設定(Settings)] をクリックします。 |
ステップ 4 |
[ソフトフォン(PC)(Softphone (PC))] をクリックして展開します。 |
ステップ 5 |
[優先ソフトフォン(Preferred softphone)]リストから、[Cisco Jabber] を選択します。 |
ステップ 6 |
[電話回線を開く(Open phone line)] を [オン(On)] に設定します。 |
ステップ 7 |
[PC オーディオ(PC audio)] を [オフ(Off)] に設定します。 |
ステップ 8 |
[適用(Apply)] をクリックします。 |
BFCP の共有および Citrix Workspace App の保護
Citrix Workspace のサポートされているリリースでのアプリ保護と、VDI 版 Cisco Jabber Softphone の BFCP 共有が競合しています。ユーザが BFCP 共有を使用するには、アプリ保護が、Citrix Workspace で無効になっている必要があります。
コール保持モード
"存続可能性"とも呼ばれるコールの保持は、VDI 版 Cisco Jabber Softphone ではサポートされていません。ネットワークの中断が発生し、Cisco Jabber がコール保持モードになると、VDI ユーザに対してコールがドロップされます。
カメラのホット スワップ
VDI 版 Cisco Jabber Softphone では、通話の開始時にビデオの品質が設定されます。サポートされている HD カメラのいずれかで通話を開始してから、標準解像度のカメラに切り替えると、ビデオの品質が影響を受けます。カメラの切り替えは、通話と通話の間で行うことをお勧めします。
接続方法の変更
JVDI クライアントをインストールする前に、必ず Citrix または VMware をインストールする必要があります。したがって、次のいずれかの変更を行った後に、JVDI クライアントを再インストールする必要があります。
Linux プラットフォーム
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Citrix または VMware のアップグレード
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Citrix から VMware、または VMware から Citrix への切り替え
Windows および Mac プラットフォーム
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Citrix から VMware、または VMware から Citrix への切り替え
Cisco Jabber の機能
VDI 版 Cisco Jabber Softphone リリース 14.0 は、次を除き、すべての Windows 版 Cisco Jabber リリース 14.0 向け機能をサポートしています。
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エージェントのグリーティング
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アプリケーション共有(Application sharing)
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[ハブ(Hub)] メニューからのオーディオ デバイスの選択
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シスコ ヘッドセット ファームウェア アップグレード通知 (Linux)
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Cisco Sunkist 730 ヘッドセットプレゼンス LED が Jabber と同期します (Linux)
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Cisco Unified Survivable Remote Site Telephony(SRST)
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チーム メッセージング モードのカスタム連絡先
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遠端カメラ制御(FECC)
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連邦情報処理標準 140-2(FIPS 140-2)および情報保証(IA)のコンプライアンス
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H-264 高プロファイルサポート
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IM 専用画面共有
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改善されたビデオ解像度
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Cisco Jabber Jabber へのコール
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Cisco Jabber デスクフォン ビデオ(シンクライアントがユーザのデスク フォンに接続している場合にデスクトップ上に表示されるビデオ)
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ケルベロスおよび共通アクセス カード(CAC)とシングル サインオン(SSO)
VDI 版 Cisco Jabber Softphone は CAC をサポートせず、SSO でのみケルベロスをサポートします。
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MRA 登録のフェールオーバー
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PreferP2PDesktopShare(Cisco Jabber 構成ファイルにある、ビデオ共有を介して人物間の画面共有を優先順位付けするための構成パラメータ)
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スーパーバイザーバージ
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ワイヤレス画面共有
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ウィスパーアナウンスメント
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チームメッセージングモード用の XMPP 連合
シン クライアントにインストールされた Cisco Jabber
Cisco Jabber をシンクライアントにインストールしないことをお勧めします。Cisco Jabber をシンクライアントにインストールする場合は、ユーザがホストされた仮想デスクトップにログインする前に Cisco Jabber からサインアウトしてください。VDI 版 Cisco Jabber Softphone は、Cisco Jabber が HVD にインストールされている場合にのみ動作します。
Cisco メディア サービス インターフェイスとデュアル VLAN
Cisco Media Services Interface (MSI) およびデュアル VLAN は、このリリースではサポートされていません。
エコー キャンセレーション
エコー キャンセレーションは、音声コールに対してのみ有効になります。
GPU パススルー
VDI 版 Cisco Jabber Softphone Cisco Jabber が VDI 最適化モードで動作するかどうかを判断するには、表示アダプタ名によります。VDI 版 Cisco Jabber Softphone は、部分文字列「Citrix」または 「VMWare」を含む表示アダプタ名のみをサポートします。
ディスプレイ アダプタに HVD ダイレクトアクセスができるように GPU パススルーを設定すると、ディスプレイ アダプタ名には必要な部分文字列が含まれません。したがって、VDI 版 Cisco Jabber Softphone は導入を非 VDI と誤って識別します。
この問題を回避するには、次の項目を HVD の Windows レジストリに追加します。
[HKEY_CURRENT_USER\Software\Cisco Systems, Inc.\JVDI] "isVDIEnabled"="true"
登録を編集した後、Cisco Jabber を再起動します 。
Citrix を使用したリアルタイムの Webcam の HDX
VDI 版 Cisco Jabber Softphone カメラの HDX プラグアンドプレイはサポートされていません。Citrix カメラのインタラクションに HDX Webcam を使用することを推奨します。
Jabra ファームウェア
すべての Jabra デバイスが最新のファームウェアを実行していることを確認します。Jabra Direct を使用してファームウェアを更新できます。詳細については、Jabra のウェブサイトをご覧ください。
Jabber VDI フォールバックモード
Jabber VDI フォールバックモードは、VDI が仮想チャネルを確立できない場合に、基本的な音声コールとビデオコールを短期的にサポートします。フォールバックモードは、標準コールとコール録音をサポートします。すべての機能セットはサポートされていません。たとえば、フォールバックモードで録音しているコールを転送することはできません。スイッチがフォールバックモードになる原因となるサーバまたはネットワークの問題が原因で、コール品質が低下します。
フォールバックモードのマイクレベル
ユーザーがヘッドセットのプラグを抜き差しすると、VDI のフォールバックモードではマイクのレベルが 54% にリセットされます。これは Citrix オーディオデバイスマッピングの問題です。
フォールバックモードのセルフビュー
VDI フォールバックモードでは、セルフビューが Citrix HDX Web カメラまたは VMware 仮想 Web カメラ で表示されないことがあります。
複数のホストされた仮想デスクトップセッション
VDI 版 Cisco Jabber Softphone は、複数の HVD セッションで、期待どおりに動作しない場合があります。電話サービス接続には影響はありませんが、ビデオの場合やビデオをプレビューする際に、ビデオまたはセルフビューの位置が間違っている場合があります。
リモート ディスプレイ プロトコルのサポート
VDI 版 Cisco Jabber Softphone は、次のプロトコルのみをサポートしています。
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Citrix ICA
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VMware: PC を介した IP (PCoIP) および VMware ブラスト
リモート問題レポートツール(PRT)
仮想チャネル接続が切断されている場合、リモート PRT 機能は動作しません。
1 つのセッションでホストされる仮想デスクトップ(Windows Server 2019)
このバージョンの VDI 版 Cisco Jabber Softphone は、1 つのセッションでホストされる仮想デスクトップ(HVD)として Windows 2019 をサポートしていません。Windows 2019 が VMware VDI 環境でシングルセッションのデスクトップであり、Jabber for Windows が VDI モードで実行されていない場合は、次の回避策を使用してください。
HVD の Windows レジストリに次のように追加します。
[HKEY_CURRENT_USER\Software\Cisco Systems, Inc.\JVDI] "isVDIEnabled"="true"
レジストリを編集した後、Cisco Jabber を再起動します。
SIP プロファイル
Cisco ユニファイド クライアント サービス フレームワーク (CSF) デバイスを作成する場合は、デバイスのSIP プロファイルを指定します。SIP プロファイルでは、登録タイマーおよびキープアライブ タイマー、メディア ポート、サイレント制御など、電話機の特定の SIP 情報を提供します。
認証局プロキシ機能(CAPF)を使用して、Jabber for Windows のホストされたデスクトップバージョンの電話証明書を管理できます。CAPF 証明書の操作を [保留中の操作なし(No Pending Operation)] から [インストール/アップグレード(Install/Upgrade)] に変更すると、ユーザは Jabber for Windows をリセットし、サインインして証明書のインストールを完了する必要があります。
重要 |
認証局プロキシ機能(CAPF)を使用する場合は、[認証モード(Authentication Mode)] に [Null 文字列で(By Null string)] を選択しないでください。 この設定により、Cisco Unified Communications Manager への VDI 版 Cisco Jabber Softphone 登録が解除されます。 |
VMware ビューでは、USB カメラ リダイレクションはサポートされていません
USB カメラリダイレクションは、VMware ビューではサポートされていません。
ビデオ コーデックのパフォーマンス
ソフトウェアのデコードは CPU に大きく依存します。下位の Cpu を使用したCisco JVDI Clientの推定 cpu 使用率は次のとおりです。
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1.5Ghz、デュアルコア CPU:65%(55 ~ 75%)
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1.5 GHz、クアッドコア CPU:35%(25〜45%)
組み込みのハードウェア デコーダを搭載したカメラを使用すると、CPU の負荷が軽減されます。
VMware のサポート
VDI 版 Cisco Jabber Softphone の12.8 以降では、表示スケーリングモードがサポートされています。ユーザは [VMware オプション(VMware Options)] メニューを確認し、[スケーリングの表示を許可(Allow Display Scaling)] がオフになっていることを確認する必要があります。
VDI 版 Cisco Jabber Softphone は、VMWare および Citrix VDI 環境の両方で、Windows および Linux シンクライアント用の全画面表示およびウィンドウ表示をサポートしています。
音声メッセージの録音
Windows Server 2019 環境では、VDI 版 Cisco Jabber Softphone は、ボイスメッセージを録音できない場合があります。この問題を解決するには、HVD のマイクのプライバシー設定を確認し、必要に応じてアプリがマイクにアクセスできるようにします。