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目次
Cisco Unified IP Phone には、設定可能な数多くのネットワーク設定値が用意されています。電話機をユーザが使用できる状態にするには、これらの設定値の修正が必要になる場合もあります。 電話機のメニューを使用して、これらの設定値にアクセスし、その一部を変更することができます。 電話機で表示専用になっている設定値は、[Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] で設定できます。
Cisco Unified IP Phone には、次の設定メニューが用意されています。
[ネットワークのセットアップ(Network Setup)] メニューにあるオプション設定値を変更するには、オプションのロックを編集のために解除しておく必要があります。
[Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] の [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウにある [設定アクセス(Settings Access)] フィールドを使用すると、電話機のユーザが電話機の設定にアクセスできるかどうかを制御できます。
[管理者設定(Admin Settings)] 電話スクリーンでパスワードを入力しない限り、電話機の管理者オプションを変更できないよう、電話機にパスワードを適用できます。
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified Communications Manager Administration)] で、 を使用して [共通の電話プロファイルの設定(Common Phone Profile Configuration)] ウィンドウに移動します。 |
ステップ 2 | [電話ロック解除パスワード(Local Phone Unlock Password)] オプションで、パスワードを入力します。 |
ステップ 3 | 電話機が使用する共通の電話プロファイルに、パスワードを適用します。 |
オプション設定値を編集するときは、次のガイドラインに従ってください。
[ネットワークのセットアップ(Network Setup)] メニューは、さまざまなネットワーク設定値を表示および設定するためのオプションを提供します。 次の表に、これらのオプションの説明を示します。また、該当する場合には、それらの変更方法についても併せて説明します。
オプション |
説明 |
変更の手順 |
---|---|---|
IPv4 |
[IPv4 のセットアップ(IPv4 Setup)] サブメニューでは、次の作業を実行できます。
IPv4 アドレス フィールドの詳細については、[IPv4 のセットアップ(IPv4 Setup)] メニューのオプションを参照してください。 |
[IPv4 のセットアップ(IPv4 Setup)] までスクロールし、選択を押します。 |
MAC アドレス(MAC Address) |
電話機固有のメディア アクセス コントロール(MAC)アドレス。 |
表示専用。設定できません |
ホスト名(Host Name) |
DHCP サーバが電話機に割り当てた、一意のホスト名。 |
表示専用。設定できません |
ドメイン名(Domain Name) |
電話機が所属するドメイン ネーム システム(DNS)ドメインの名前。 |
[ドメイン名(Domain Name)] フィールドの設定を参照してください。 |
接続先 VLAN ID(Operational VLAN ID) |
電話機が所属する、Cisco Catalyst スイッチに設定された補助 VLAN。 電話機が補助 VLAN をまだ受信していない場合、このオプションは管理 VLAN を示しています。 補助 VLAN と管理 VLAN のどちらも設定されていない場合、このオプションは 4095 というデフォルトの VLAN ID に設定されます。 |
表示専用。設定できません 電話機は、電話機が接続されているスイッチから、Cisco Discovery Protocol(CDP)を通じて接続先 VLAN ID を取得します。 VLAN ID を手動で割り当てるには、[管理 VLAN ID(Admin VLAN ID)] オプションを使用します。 |
管理 VLAN ID(Admin. VLAN ID) |
電話機がメンバーになっている補助 VLAN。 電話機がスイッチから補助 VLAN を受信していない場合のみ使用され、その他の場合は無視されます。 |
[管理 VLAN ID(Admin VLAN ID)] フィールドの設定を参照してください。 |
PC VLAN |
ボイス VLAN をサポートしないサードパーティ スイッチと電話機が連携できるようにします。 このオプションを変更する前に、[管理 VLAN ID(Admin VLAN ID)] オプションを設定する必要があります。 |
[PC VLAN(PC VLAN)] フィールドの設定を参照してください。 |
SW ポートのセットアップ(SW Port Setup) |
ネットワーク ポートの速度と二重化モード。 有効な値は、次のとおりです。
電話機がスイッチに接続されている場合は、スイッチ上のポートを電話機と同じ速度および二重化方式に設定するか、両方を自動ネゴシエーションに設定します。 このオプションの設定値を変更する場合は、[PC ポート設定(PC Port Configuration)] オプションを同じ設定値に変更する必要があります。 |
[SW ポートのセットアップ(SW Port Setup)] フィールドの設定を参照してください。 |
PC ポートのセットアップ(PC Port Setup) |
アクセス ポートの速度と二重化モード。 有効な値は、次のとおりです。
電話機がスイッチに接続されている場合は、スイッチ上のポートを電話機と同じ速度および二重化方式に設定するか、両方を自動ネゴシエーションに設定します。 このオプションの設定値を変更する場合は、[SW ポート設定(SW Port Configuration)] オプションを同じ設定値に変更する必要があります。 |
[PC ポートのセットアップ(SW Port Setup)] フィールドの設定を参照してください。 |
ステップ 1 | [DHCP を使う(DHCP Enabled)] オプションを [いいえ(No)] に設定します。 |
ステップ 2 | [ドメイン名(Domain Name)] オプションまでスクロールし、[選択(Select)] を押して、新しいドメイン名を入力します。 |
ステップ 3 | [選択(Select)] を押して確認します。 |
ステップ 1 | [管理 VLAN ID(Admin VLAN ID)] オプションまでスクロールし、[選択(Select)] を押して、新しい管理 VLAN 設定値を入力します。 |
ステップ 2 | [選択(Select)] を押して確認します。 |
ステップ 1 | [管理 VLAN ID(Admin VLAN ID)] オプションが設定されていることを確認してください。 |
ステップ 2 | [PC VLAN(PC VLAN)] オプションまでスクロールし、[選択(Select)] を押して、新しい PC VLAN 設定値を入力します。 |
ステップ 3 | [選択(Select)] を押して確認します。 |
ステップ 1 | ネットワークのセットアップのオプションのロックを解除します。 |
ステップ 2 | [SW ポートのセットアップ(SW Port Setup)] オプションまでスクロールし、[選択(Select)] を押します。 |
ステップ 3 | 目的の設定値までスクロールし、[選択(Select)] を押します。 |
ステップ 1 | ネットワークのセットアップのオプションのロックを解除します。 |
ステップ 2 | [PC ポートのセットアップ(SW Port Setup)] オプションまでスクロールし、[選択(Select)] を押します。 |
ステップ 3 | 目的の設定値までスクロールし、[選択(Select)] を押します。 |
[IPv4 のセットアップ(IPv4 Setup)] メニューは、[ネットワークの設定(Network Setup)] メニューのサブメニューです。 [IPv4 のセットアップ(IPv4 Setup)] メニューにアクセスするには、[セットワークの設定(Network Setup)] メニューで [IPv4] オプションを選択します。
次の表で、[IPv4 のセットアップ(IPv4 Setup)] メニューのオプションを説明します。
オプション |
説明 |
変更の手順 |
---|---|---|
DHCP |
電話機の DHCP が有効か無効かを示します。 DHCP が有効な場合、DHCP サーバによって電話に IP アドレスが割り当てられます。 DHCP が無効な場合、管理者が電話機に手動で IP アドレスを割り当てる必要があります。 |
[DHCP(DHCP)] フィールドの設定を参照してください。 |
IP アドレス(IP Address) |
電話機のインターネット プロトコル(IP)アドレス。 IP アドレスをこのオプションで割り当てる場合は、サブネット マスクとデフォルト ルータも割り当てる必要があります。 この表の [サブネット マスク(Subnet Mask)] オプションと [デフォルト ルータ(Default Router)] オプションを参照してください。 |
[IP アドレス(IP Address)] フィールドの設定を参照してください。 |
サブネット マスク(Subnet Mask) |
電話機で使用されるサブネット マスク。 |
[サブネット マスク(Subnet Mask)] フィールドの設定を参照してください。 |
デフォルト ルータ 1(Default Router 1) |
電話機で使用されるデフォルト ルータ([デフォルト ルータ 1(Default Router 1)])。 |
[デフォルト ルータ(Default Router)] フィールドの設定を参照してください。 |
DNS サーバ 1(DNS Server 1) |
電話機で使用されるプライマリ DNS(ドメイン ネーム システム)サーバ([DNS サーバ 1(DNS Server 1)])およびオプションのバックアップ DNS サーバ([DNS サーバ 2 ~ 5(DNS Server 2-5)])。 |
[DNS サーバ(DNS Server)] フィールドの設定を参照してください。 |
代替 TFTP(Alternate TFTP) |
電話機が代替 TFTP サーバを使用しているかどうかを示します。 |
[代替 TFTP(Alternate TFTP)] フィールドの設定を参照してください。 |
TFTP サーバ 1(TFTP Server 1) |
電話機で使用される、プライマリの Trivial File Transfer Protocol(TFTP)サーバ。 ネットワークで DHCP を使用していない場合、このサーバを変更するには [TFTP サーバ 1(TFTP Server 1)] オプションを使用する必要があります。 [代替 TFTP(Alternate TFTP)] オプションを [はい(Yes)] に設定した場合は、[TFTP サーバ 1(TFTP Server 1)] オプションに 0 以外の値を入力する必要があります。 |
[TFTP サーバ 1(TFTP Server 1)] フィールドの設定を参照してください。 |
TFTP サーバ 2(TFTP Server 2) |
プライマリの TFTP サーバが使用不能の場合に、電話機で使用されるオプションのバックアップ TFTP サーバ。 |
[TFTP サーバ 2(TFTP Server 2)] フィールドの設定を参照してください。 |
DHCP アドレス解放(DHCP Address Released) |
DHCP によって割り当てられた IP アドレスを解放します。 |
[DHCP アドレス解放(DHCP Address Released)] オプションまでスクロールし、[選択(Select)] ボタンを押した後、[はい(Yes)] を選択して DHCP アドレスを解放します。 |
ステップ 1 | [DHCP(DHCP)] オプションまでスクロールして、[選択(Select)] を押します。 |
ステップ 2 | [ナビゲーション(Navigation)] ボタンを使用して、DHCP を無効にするには [No(No)] オプション、有効にするには [Yes(Yes)] オプションを選択します。 |
ステップ 1 | [DHCP を使う(DHCP)] オプションを [いいえ(No)] に設定します。 |
ステップ 2 | [IP アドレス(IP Address)] オプションまでスクロールし、[選択(Select)] を押して、新しい IP アドレスを入力します。 |
ステップ 3 | [選択(Select)] を押して確認します。 |
ステップ 1 | [DHCP を使う(DHCP Enabled)] オプションを [いいえ(No)] に設定します。 |
ステップ 2 | [サブネット マスク(Subnet Mask)] オプションまでスクロールし、[選択(Select)] を押して、新しいサブネット マスクを入力します。 |
ステップ 3 | [選択(Select)] を押して確認します。 |
ステップ 1 | [DHCP を使う(DHCP Enabled)] オプションを [いいえ(No)] に設定します。 |
ステップ 2 | 適切な [デフォルト ルータ(Default Router)] オプションまでスクロールし、[選択(Select)] を押して、新しいルータの IP アドレスを入力します。 |
ステップ 3 | [選択(Select)] を押して確認します。 |
ステップ 1 | [DHCP を使う(DHCP Enabled)] オプションを [いいえ(No)] に設定します。 |
ステップ 2 | 適切な [DNS サーバ(DNS Server)] オプションまでスクロールし、[選択(Select)] を押して、新しい DNS サーバの IP アドレスを入力します。 |
ステップ 3 | [選択(Select)] を押して確認します。 |
ステップ 1 | [代替 TFTP(Alternate TFTP)] オプションにスクロールします。 |
ステップ 2 | 電話機が代替 TFTP サーバを使用する場合は [はい(Yes)] を、代替 TFTP サーバを使用しない場合は [いいえ(No)] を選択します。 |
ステップ 1 | DHCP を有効にしている場合は、[代替 TFTP(Alternate TFTP)] オプションを [はい(Yes)] に設定します。 |
ステップ 2 | [TFTP サーバ 1(TFTP Server 1)] オプションまでスクロールし、[選択(Select)] を押して、新しい TFTP サーバの IP アドレスを入力します。 |
ステップ 3 | [選択(Select)] を押して確認します。 |
ステップ 1 | [TFTP サーバ 1(TFTP Server 1)] オプションに IP アドレスを入力します。 |
ステップ 2 | [TFTP サーバ 2(TFTP Server 2)] オプションまでスクロールし、[選択(Select)] を押して、新しいバックアップ TFTP サーバの IP アドレスを入力します。 |
ステップ 3 | [選択(Select)] を押して確認します。 |
[802.1X 認証(802.1X Authentication)] および [802.1X 認証ステータス(802.1X Authentication Status)] メニューでは、802.1X 認証を有効にし、トランザクション ステータスを表示できます。
オプション |
説明 |
変更の手順 |
|
---|---|---|---|
デバイス認証 |
802.1X 認証が有効かどうかを示します。 |
[デバイス認証(Device Authentication)] フィールドの設定 を参照してください。 |
|
EAP-MD5 |
[デバイス ID(Device ID)]:電話機のモデル番号と一意の MAC アドレスから生成され、CP-<model>-SEP-<MAC> の形式で表示されます。 |
デバイス ID は編集できません。 |
|
[共有秘密鍵(Shared Secret)]:電話機および認証サーバで使用するパスワードを選択します。 パスワードには 6 ~ 32 文字の数字と文字を組み合わます。
|
[共有秘密鍵(Shared Secret)] フィールドの設定を参照してください。 |
||
[レルム(Realm)]:ユーザ ネットワーク ドメインを示します。常に [ネットワーク(Network)] に設定されます。 |
802.1X 認証のレルムの詳細を表示するには、 を選択します。 |
||
トランザクション ステータス(Transaction Status) |
802.1X 認証のトランザクション ステータスを表示します。 |
802.1x 認証のトランザクションのステータスを表示するには、 を選択します。 |
ステップ 1 | を選択します。 |
ステップ 2 | [選択(Select)] を押します。 |
ステップ 3 | [デバイス認証(Device Authentication)] オプションを [有効(Enabled)] または [無効(Disabled)] に設定します。 |
ステップ 4 | [選択(Select)] を押して確認します。 |
ステップ 1 | を選択します。 |
ステップ 2 | [選択(Select)] を押します。 |
ステップ 3 | 共有秘密鍵を入力します。 |
ステップ 4 | [選択(Select)] を押して確認します。 |