Novell / IPX ルーティング

Cisco ルータと Novell NetWare Server の間の IPX 初期設定およびトラブルシューティング

2013 年 9 月 3 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2005 年 9 月 1 日) | フィードバック

概要

このドキュメントでは、Cisco ルータと(イーサネットまたはトークン リングで)ローカルに接続された Netware サーバ間で IPX ルーティングによる通信を行うための設定について説明します。全般的な設定手順は、次のとおりです。

  1. ローカル セグメントで目的の IPX ネットワーク番号を確認します。

  2. ルータで IPX ルーティングの設定を行います。

  3. ローカルのルーテッド インターフェイスで正しい IPX ネットワーク番号とカプセル化(フレーム タイプ)を設定します。

はじめに

表記法

ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。

前提条件

このドキュメントに関する固有の要件はありません。

使用するコンポーネント

このドキュメントは、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。

このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな(デフォルト)設定で作業を開始しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのような作業についても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。

設定

このセクションでは、このドキュメントで説明する機能を設定するために必要な情報を提供しています。

注: このドキュメントで使用されているコマンドに関する詳細情報について調べるには、IOS Command Lookup ツールを使用してください。

ネットワーク図

このドキュメントでは次の図に示すネットワーク設定を使用しています。

159-a.gif

コンフィギュレーション

このドキュメントでは次に示す設定を使用しています。

  1. ルータで IPX ルーティングの設定を行います。

  2. ルータのインターフェイスと Novell サーバの IPX ネットワーク番号を設定します。

ルータで IPX ルーティングの設定を行います。
Router#config t
Router(config)#ipx routing
Router(config)#exit
Router#

注: ルータの設定モードで ipx routing コマンドを発行した後で、 「% Invalid input detected at '^' marker」というエラー メッセージが表示されることがあります。これは、ルータ上で稼働しているソフトウェア イメージが IPX をサポートしていない場合に表示されます。IPX ルーティングをサポートするソフトウェア イメージを実装したルータにアップグレードしてください。


!--- ルータ上の IPX サーバと IPX ルータを確認してください。
 
Router#show ipx servers
<no output> 

Router#show ipx route 
Codes: C - Connected primary network,    c - Connected secondary network
        S - Static, F - Floating static, L - Local (internal), W - IPXWAN
        R - RIP, E - EIGRP, N - NLSP, X - External, A - Aggregate
        s - seconds, u - uses, U - Per-user static/Unknown, H - Hold-down

0 Total IPX routes. Up to 1 parallel paths and 16 hops allowed.
     
No default route known.

Router#show IPX interface brief 
Interface            IPX Network Encapsulation Status                 IPX State
 Ethernet0            unassigned  not config'd  up                     n/a
 Serial0              unassigned  not config'd  administratively down  n/a
 Serial1              unassigned  not config'd  administratively down  n/a
この時点で、IPX ルーティングがイネーブルになります。ただし、ルータまたはサーバは表示されません。そこで、Netware サーバのセグメントに接続するためのルータ のインターフェイスに IPX ネットワーク アドレスを設定します。ルータのインターフェイスの IPX ネットワーク番号は、ローカルの Netware サーバの外部 IPX ネットワーク番号と必ず一致させます。続いて、ルータのインターフェイスの Ethernet 0 で存在しない IPX ネットワーク アドレスが設定された場合どうなるかを見てみます。

ルータのインターフェイスと Novell サーバの IPX ネットワーク番号を設定

!--- IPX アドレスがインターフェイスに割り当てられました。
 
Router#config t
Router(config)#interface ethernet 0
Router(config-if)#IPX network 123 

Router#show IPX interface brief 

Interface            IPX Network Encapsulation Status                 IPX State
 Ethernet0            123         NOVELL-ETHER  up                     [up]
 Serial0              unassigned  not config'd  administratively down  n/a
 Serial1              unassigned  not config'd  administratively down  n/a


!--- 直接接続されたルートとして、IPX アドレスの 123 が表示されています。
 

Router#show ipx route 
Codes: C - Connected primary network,    c - Connected secondary network
        S - Static, F - Floating static, L - Local (internal), W - IPXWAN
        R - RIP, E - EIGRP, N - NLSP, X - External, A - Aggregate
        s - seconds, u - uses, U - Per-user static/Unknown, H - Hold-down

1 Total IPX routes. Up to 1 parallel paths and 16 hops allowed.
     
No default route known.
     
C        123 (NOVELL-ETHER),  Et0



!--- しかし、IPX アドレスが設定されているにもかかわらず、 
!--- ルータ上に SAP/サーバが表示されません。
 

Router#show IPX servers 
<no output>
この時点で、Novel サーバはネットワーク アドレスのミスマッチを示すコンソール メッセージをログに記録します。

159-b.jpg

ルータのイーサネット インターフェイスは、ローカルにある Netware サーバの外部 IPX ネットワーク番号とフレーム タイプと一致していなければなりません。NetWare サーバの内部および外部 IPX ネットワーク番号の違いについては、『Novell サーバでの内部および外部ネットワーク番号について』を参照してください。サーバの外部 IPX ネットワークは、Netware サーバにアクセスして config コマンドを発行することで、簡単に確認できます。このコマンドは、サーバの console ユーティリティまたは rconsole ユーティリティで発行できます。

159-c.jpg

注: サーバの NIC には、2 つの IPX ネットワークがバインドされています。外部 IPX ネットワーク番号 00000333 はフレーム タイプ 802.3 にバインドされ、外部 IPX ネットワーク番号 00000222 はフレーム タイプ 802.2 にバインドされています。

注: Novell のカプセル化(フレーム タイプ)と IPX カプセル化の命名規則については、 『Novell のカプセル化』を参照してください。Cisco のデフォルトの IPX フレーム タイプは、802.3(encapsulation novell-ether)です。

Cisco のデフォルトの IPX フレーム タイプは、802.3(encapsulation novell-ether)です。

 
!--- このコマンドは、ルータに接続された 
!--- インターフェイス下で設定します。
 
Router(config-if)#IPX network 333 encapsulation novell-ether

注: encapsulation novell-ether は、デフォルトのコマンドです。したがって、ipx network コマンドを発行する必要はありません。また、IPX ネットワーク アドレスの先頭に 0 を追加する必要もありません。

 


!--- このサーバの現在の設定であれば、
!--- 下記に示すとおり、IPX ネットワーク 00000222 とフレーム タイプ 802.2 を代わりに使用することもできます。


Router#config t
Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.
Router(config)#interface ethernet 0
Router(config-if)#IPX network 222 encapsulation ? 
   arpa          IPX Ethernet_II
   hdlc          HDLC on serial links
   novell-ether  IPX Ethernet_802.3
   novell-fddi   IPX FDDI RAW
   sap           IEEE 802.2 on Ethernet, FDDI, Token Ring
   snap          IEEE 802.2 SNAP on Ethernet, Token Ring, and FDDI
     
Router(config-if)#ipx network 222 encapsulation sap
Router#show running-config interface e0
     
interface Ethernet0
   ip address 192.168.1.44 255.255.255.0
   ipx network 222 encapsulation SAP
   no cdp enable
   end
Router#



!--- これで、show ipx route コマンドを発行すると、 
!--- 更新された IPX ネットワーク設定が表示されるようになりました。ルータのカプセル化先には、 
!--- SAP が表示されています。

Router#show ipx route 
Codes: C - Connected primary network,    c - Connected secondary network
        S - Static, F - Floating static, L - Local (internal), W - IPXWAN
        R - RIP, E - EIGRP, N - NLSP, X - External, A - Aggregate
        s - seconds, u - uses, U - Per-user static/Unknown, H - Hold-down
     
 1 Total IPX routes. Up to 1 parallel paths and 16 hops allowed.
     
 No default route known.
     
 C        222 (SAP),           Et0



!--- show ipx servers コマンドを発行すると、 
!--- ローカル サーバが表示されるようになりました。

Router#show ipx servers 
Codes: S - Static, P - Periodic, E - EIGRP, N - NLSP, H - Holddown, + = detail
 U - Per-user static
 5 Total IPX Servers
     
Table ordering is based on routing and server info
     
    Type Name                       Net     Address    Port     Route Hops Itf
 P     4 LS1                   3C0124BD.0000.0000.0001:0451      2/01   1  Et0
 P   107 LS1                   3C0124BD.0000.0000.0001:8104      2/01   1  Et0
 P   26B LANSWITCHING_________ 3C0124BD.0000.0000.0001:0005      2/01   1  Et0
 P   278 LANSWITCHING_________ 3C0124BD.0000.0000.0001:4006      2/01   1  Et0
 P   64E ES1!!!!!!!!!!!!A5569B        1.0000.0000.0001:4000      2/01   1  Et0
同一セグメント上にある複数の IPX ネットワークに対してルーティングを設定することもできます。また、前述したとおり、各ネットワークに対して異なるカプセル化タイプを関連付けることも可能です。たとえば、新しいサーバの LS2 を、異なる IPX ネットワーク(444)を必要とするイーサネットに追加するとします。この場合、Ethernet 0 上で 2 番目の IPX ネットワークを設定し、正しいカプセル化(novell-ether、802.3)に続いてキーワードの「secondary」を指定する必要があります。
Router(config)#interface ethernet 0
Router(config-if)#ipx network 444 encapsulation ?
   arpa          IPX Ethernet_II
   hdlc          HDLC on serial links
   novell-ether  IPX Ethernet_802.3
   novell-fddi   IPX FDDI RAW
   sap           IEEE 802.2 on Ethernet, FDDI, Token Ring
   snap          IEEE 802.2 SNAP on Ethernet, Token Ring, and FDDI
     
Router(config-if)#ipx network 444 encapsulation novell-ether ?
   secondary  Make this network a secondary network
   <cr> 
Router(config-if)#ipx network 444 encapsulation novell-ether secondary
 Router(config-if)#end
     
Router#show running-config int e0
interface Ethernet0
  ip address 192.168.1.44 255.255.255.0
  ipx network 222 encapsulation SAP
  ipx network 444 encapsulation NOVELL-ETHER secondary
  no cdp enable
end



!--- show ipx route コマンドと 
!--- show ipx servers コマンドで新たに出力された結果を確認します。


Router#show ipx route
 Codes: C - Connected primary network,    c - Connected secondary network
        S - Static, F - Floating static, L - Local (internal), W - IPXWAN
        R - RIP, E - EIGRP, N - NLSP, X - External, A - Aggregate
        s - seconds, u - uses, U - Per-user static/Unknown, H - Hold-down
     
2 Total IPX routes. Up to 1 parallel paths and 16 hops allowed.

No default route known.
     
 C        222 (SAP),           Et0
 c        444 (NOVELL-ETHER),  Et0
     
Router#show ipx servers
 Codes: S - Static, P - Periodic, E - EIGRP, N - NLSP, H - Holddown, + = detail
 U - Per-user static
 9 Total IPX Servers
     
Table ordering is based on routing and server info
     
    Type Name                       Net     Address    Port     Route Hops Itf
 P     4 LS1                   3C0124BD.0000.0000.0001:0451      2/01   1  Et0
 P   107 LS1                   3C0124BD.0000.0000.0001:8104      2/01   1  Et0
 P   26B LANSWITCHING_________ 3C0124BD.0000.0000.0001:0005      2/01   1  Et0
 P   278 LANSWITCHING_________ 3C0124BD.0000.0000.0001:4006      2/01   1  Et0
 P     4 LS2                   3C7E85D0.0000.0000.0001:0451      2/01   1  Et0
 P   107 LS2                   3C7E85D0.0000.0000.0001:8104      2/01   1  Et0
 P   26B LANSWITCHING_________ 3C7E85D0.0000.0000.0001:0005      2/01   1  Et0
 P   278 LANSWITCHING_________ 3C7E85D0.0000.0000.0001:4006      2/01   1  Et0
Novell サーバの外部 IPX アドレスを変更して問題ない場合、inetcfg ユーティリティを使用します。console または rconsole のコマンドは、load inetcfg です。

159-d.jpg

詳細な例については、次の画面を参照してください。[Bindings] を選択し Enter キーを押します。

159-e.jpg

目的のエントリを選択します。

159-f.jpg

目的の変更を行い、プロンプトに従って保存して終了します。

159-g.jpg

サーバを再起動するか、または reinitialize system コマンドを発行して変更を有効にします。

159-h.jpg

確認

現在、この設定に使用できる確認手順はありません。

トラブルシューティング

現在のところ、この設定に関する特定のトラブルシューティング情報はありません。

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関連情報


Document ID: 19165