Cisco Wireless Control System Microsoft Windows版 クイック スタート ガイド
インストールと設定
インストールと設定
発行日;2012/01/11 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 392KB) | フィードバック

目次

インストールと設定

前提条件

システム要件

Cisco WCS データベースのバックアップ

Cisco WCS データベースの復元

Cisco WCS のアンインストール

Cisco WCS のインストール

Cisco WCS の開始と停止

Cisco WCS の開始

Cisco WCS のステータスの確認

Cisco WCS の停止

Cisco WCS ユーザ インターフェイスの開始と停止

Cisco WCS ユーザ インターフェイスの開始

Cisco WCS ユーザ インターフェイスの停止

Cisco WCS ユーザ インターフェイスの手動での停止

Cisco WCS のシャットダウンによる Cisco WCS ユーザ インターフェイスの停止

この後について

インストールと設定

Cisco WCS は、革新的な Cisco Wireless LAN Solution を構成するコンポーネントの 1 つです。

コントローラ、アクセス ポイント、およびロケーション アプリケーションなどのCisco Wireless LAN Solution の設定を管理します。

これにより、Cisco WCS システム管理者は、すべての Cisco WCS オペレータに対するログイン、パスワードおよび特権を割り当て、定期的なシステム タスクの時間を設定できるようになります。

また、Cisco WCS オペレータは、接続されているワークステーションで Web ブラウザを使用して、Cisco WCS の設定機能、監視機能、および管理機能にアクセスできるようになります。 Cisco WCS オペレータは、特権レベルに応じて、Cisco Wireless LAN Solution コンポーネントおよび Cisco WCS データベースの追加、変更、削除を行うこともできます。

Cisco WCS は、通常の Windows アプリケーションとして実行することも、バックグラウンドで動作し、リブート後に動作を再開するサービスとしてインストールすることもできます。

Cisco WCS では、Cisco WCS サーバ システム上で次の通信ポートを使用できるようにする必要があります。

 

表1 Cisco WCS サーバ ポート情報

ポート名
ポート番号

Rmi

1299

Http

80(インストール中に変更可能)

Https

443(インストール中に変更可能)

WebContainer

8009

データベース

1315

HttpConnector

8456

HttpConnectorRedirect

8457

TomcatShutdown

8005

TFTP

69

FTP

21

WCS データ

2000

トラップ

169

前提条件

Cisco WCS をインストールする前に、以下のことが完了していることを確認してください。

Cisco WCS のシステム要件」に記載されている必要なハードウェアおよびソフトウェアの要件を満たしていることを確認します。

Windows Update サイトの重要な更新プログラムおよびサービス パックを使用してシステムを更新します。


) 最新のリリース ノートで、Cisco WCS を正しく動作させるために必要なサービス パックおよび更新プログラムに関する情報を確認します。


既存の Cisco WCS データベースのバックアップを作成します。 詳細は、「Cisco WCS データベースのバックアップ」を参照してください。

Cisco WCS の古いバージョンをアンインストールします。 「Cisco WCS のアンインストール」を参照してください。

システム要件

次の表は、Cisco WCS のシステム要件を示しています。

 

表2 Cisco WCS のシステム要件

要件の種類
最小要件

システム ハードウェア

ネットワーク内に最大で 500 の アクセス ポイントがある場合は、2.4GHz Intel Pentium プロセッサを搭載した IBM PC 互換コンピュータ。

ネットワーク内に 500 を超える アクセス ポイントがある場合は、2.4GHz デュアル プロセッサを搭載した IBM PC 互換コンピュータ。

メモリ

ネットワーク内に最大で 500 の アクセス ポイントがある場合は、1GB。

ネットワーク内に 500 を超える アクセス ポイントがある場合は、2GB。

使用可能なドライブ領域

20GB

オペレーティング システム
ソフトウェア

Microsoft Windows 2000 Service Pack 4 以降。

Microsoft Windows 2003 Service Pack 1 以降。

その他のソフトウェア

Internet Explorer 6.0 以降。

Cisco WCS データベースのバックアップ

Cisco WCS をアンインストールする前に、既存の Cisco WCS データベースをバックアップしておくことが重要です。 データベースをバックアップするとディレクトリの設定データが保存され、後で Cisco WCS をインストールするときに、復元することができます。

Cisco WCS データベースをバックアップする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 C:\WCS32_Backup\ などのバックアップ ディレクトリを作成します。名前にスペースは使用しないでください。

ステップ 2 Start > Programs > Wireless Control System > Backup の順に選択します。 バックアップ スクリプトによって DBAdmin ウィンドウと Enter Information ウィンドウが開きます。

ステップ 3 Enter Information ウィンドウに、作成したバックアップ ディレクトリのフル パスを入力して、 OK をクリックします。

バックアップ データベース スクリプトは、C:\WCS32_Backup\ ディレクトリにサブディレクトリを作成し、Cisco WCS データベースとフロア図面、ビルディング、領域のマップを C:\WCS32_Backup\conf および C:\WCS32_Backup\mapimages ディレクトリにバックアップします。


) ディレクトリ名にはスペースを含めないようにしてください。スペースが含まれている場合は、バックアップ スクリプトがエラー メッセージを生成します。


ステップ 4 DBAdmin ウィンドウに Backup Succeeded. Backup database done. というメッセージが表示されたら、Close をクリックします。


 

Cisco WCS データベースの復元


) データベースを復元する前に、WCS サーバをシャットダウンする必要があります。


Cisco WCS データベースを復元する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Windows で、Start > Programs > Wireless Control System > Restore の順に選択します。 DBAdmin ウィンドウと Enter Information ウィンドウが開きます。

ステップ 2 Enter Information ウィンドウに、作成したバックアップ ディレクトリのフル パスを入力して、OK をクリックします。

データベース復元スクリプトは、Cisco WCS データベースとフロア図面、ビルディング、および領域のマップを新しい Cisco WCS インストールに復元します。

ステップ 3 DBAdmin ウィンドウに Restore Succeeded. というメッセージが表示されたら、Close をクリックします。


) 復元プロセスでエラー メッセージが表示された場合は、ウィンドウをスクロールしてエラーを探します。 通常、プロセスが中断する唯一の原因は、正しくないディレクトリが指定されていることです。この場合、復元プロセスを完了するには、正しいディレクトリを指定してこの手順を繰り返します。



 

Cisco WCS のアンインストール

Cisco WCS をアンインストールする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 既存の Cisco WCS ユーザ インターフェイス セッションをすべて終了します。


注意 Cisco WCS を停止すると、すべてのアクティブな Cisco WCS ユーザ インターフェイス セッションの機能が停止します。

ステップ 2 Cisco WCS を停止するには、Start > Programs > Wireless Control System > StopWCS の順に選択します。

ステップ 3 アンインストール プロセスを開始するには、Start > Programs > Wireless Control System > Uninstall WCS の順にクリックします。

Uninstall Wireless Control System ウィンドウにプログラムがアンインストールされたことを示すメッセージが表示されたら、Done をクリックします。 C:\Program Files\WCS32 フォルダの一部がハード ドライブ上に残っている場合は、フォルダおよびその中身をすべて手動で削除します。


 

Cisco WCS のインストール

ここでは、Cisco WCS をインストールする方法を説明します。 Cisco WCS をインストールする前に、「前提条件」および「システム要件」を参照してください。 これらの項では、システム要件およびインストールの前に実行しておく必要があるその他の作業が説明されています。

Cisco WCS をインストールする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Windows Cisco WCS CD を CD-ROM ドライブに挿入します。

ステップ 2 CD で AIR-WCS-WL-1.0-3.2.X.Y.exe ファイルを探してダブルクリックします。ここで、3.2.X.Y はソフトウェアのビルドを表しています。 Install Anywhere ウィンドウが表示され、インストールするためのシステムの準備が行われます。 数秒後、Introduction ウィンドウが表示されます。 Next をクリックすると Check Ports ウィンドウ(図1)が表示されます。

図1 HTTP ポートおよび HTTPS ポートの確認

 

ステップ 3 Check Ports ウィンドウで、デフォルトの HTTP ポートと HTTPS ポートを必要に応じて変更し、 Next をクリックすると、Choose Install Type ウィンドウ(図2)が開きます。 HTTP および HTTPS のデフォルトのポート番号は、それぞれ 80 と 443 です。

図2 インストールの種類の選択

 

ステップ 4 Choose Install Type ウィンドウで、Application と Service のいずれかを選択し、Next をクリックします。 FTP File Server ウィンドウ(図3)が表示されます。

インストール後に Cisco WCS を手動で起動して、デスクトップ上で実行する場合、 Application を選択します。

リブート時にサービスとして Cisco WCS を起動し、バックグラウンドで実行する場合(Cisco WCS を常にオンラインにする場合は特に便利)は、 Service を選択します。


) WCS は常時実行されているよう設計されているため、シスコでは、サービスとして常にインストールすることをお勧めします。


図3 FTP Server File フォルダの選択

 

ステップ 5 Choose a Folder for the FTP Server ウィンドウで、FTP サーバ ファイルを格納するフォルダを選択し、Next をクリックすると、Choose a Folder for the TFTP Server ウィンドウ(図4)が開きます。


) FTP サーバ ファイルは、メイン インストール フォルダ以外のフォルダに格納してください。 このようにすることで、Cisco WCS のアンインストール時に FTP サーバ ファイルは削除されなくなります。


図4 TFTP Server File フォルダの選択

 

ステップ 6 Choose a Folder for the TFTP Server ウィンドウで、TFTP サーバ ファイルを格納するフォルダを選択し、Next をクリックします。


) TFTP サーバ ファイルは、メイン インストール フォルダ以外のフォルダに格納してください。 このようにすることで、Cisco WCS のアンインストール時に TFTP サーバ ファイルは削除されなくなります。


Cisco WCS をマルチホーム サーバ(複数のインターフェイスを持つサーバ)上にインストールする場合は、複数のインターフェイスの存在が自動的に検出され、 Multi-Homed Server Detected ウィンドウ(図5)が表示されます。


) インターフェイスが 1 つだけのサーバに Cisco WCS をインストールする場合は、Multi-Homed Server Detected ウィンドウは表示されません。


図5 マルチホーム サーバの検出

 

ステップ 7 Yes をクリックして、 Next をクリックし、コントローラ、ロケーション アプライアンス、リモート FTP サーバ、およびクライアントとの通信に使用する、サーバの特定のインターフェイスを設定します。 Select Local Interfaces ウィンドウ(図6)が表示されます。 特定のインターフェイスを設定しない場合は、 No をクリックします。

図6 ローカル インターフェイスの選択

 

ステップ 8 Select Local Interfaces ウィンドウで、サーバがコントローラ、ロケーション アプライアンス、リモート FTP サーバ、およびクライアントとの通信に使用するインターフェイスを選択します。 Next をクリックすると、Choose Install Folder ウィンドウ(図7)が表示されます。


) 特定のインターフェイスを選択する代わりに、オプションとして Any を選択した場合、Cisco WCS によってインターフェイスがランダムに選択され、そのインターフェイスがデバイスとの通信に使用されます。 この場合、インターフェイスがデバイスと通信できない問題が発生する可能性があります。 したがって、シスコでは、常に各デバイスに対して特定のインターフェイスを選択することをお勧めします。


図7 インストール フォルダの選択

 

ステップ 9 Cisco WCS のインストール先のフォルダを選択し、Next をクリックすると、Choose Shortcut Folder ウィンドウ(図8)が開きます。

図8 製品アイコンを格納するフォルダの選択

 

ステップ 10 Choose Shortcut Folder ウィンドウで、製品アイコンを作成する場所を選択し、Next をクリックします。

ステップ 11 画面に表示される指示に従ってインストールを完了します。インストールが完了すると、Install Complete ウィンドウ(図9)が表示されます。

図9 インストールの完了

 

ステップ 12 Done をクリックして、インストールを完了します。


) Cisco WCS のインストールを完了するには、システムを再度ブートする必要があります。



 

Cisco WCS の開始と停止

Cisco WCS ユーザ インターフェイスを使用する前に、Cisco WCS を開始する必要があります。手順は、「Cisco WCS の開始」を参照してください。すべての Cisco WCS ユーザ インターフェイス(オプション)を停止してから、Cisco WCS をシャットダウンする必要があります。手順は、「Cisco WCS の停止」または「Cisco WCS ユーザ インターフェイスの開始と停止」を参照してください。

Cisco WCS の開始

Cisco WCS を開始する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Start > Programs > Wireless Control System > StartWCS の順に選択します。

Cisco WCS 開始スクリプトによって、 WCSAdmin ウィンドウが開きます。Cisco WCS サービスがまだ実行されていない場合は、次のメッセージが表示されます。

Starting WCS
The Nms_Server service is starting.....
The Nms_Server service was started successfully.
WCS server started successfully.

ステップ 2 WCSAdmin ウィンドウは最小化しても、閉じてもかまいません。 Cisco WCS はバックグラウンドで実行されたままです。


 

Cisco WCS のステータスの確認

Cisco WCS のステータスを随時確認するには、 Start > Programs > Wireless Control System > WCSStatus の順に選択します。 WCSAdmin ウィンドウが開き、Cisco WCS のステータスが表示されます。

Cisco WCS の停止

Cisco WCS を停止する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Start > Programs > Wireless Control System > StopWCS の順に選択します。

ステップ 2 WCSAdmin ウィンドウが開き、次のメッセージが表示されます。

Stopping WCS
WCS server successfully shutdown.
Waiting for shutdown to complete.
Database Server is stopped.
Apache server is stopped.

ステップ 3 Close をクリックして、Cisco WCS を完全にシャットダウンします。


注意 Cisco WCS を停止するときに、ログインしているCisco WCS ユーザ インターフェイスがある場合は、Cisco WCS ユーザ インターフェイスのセッションは機能を停止します。


 

Cisco WCS ユーザ インターフェイスの開始と停止

ここでは、Web ブラウザを使用して Cisco WCS ユーザ インターフェイスにアクセスする方法について説明します。

Cisco WCS ユーザ インターフェイスの開始

Cisco WCS にログインする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Cisco WCS サーバ を開始します。

ステップ 2 Internet Explorer 6.0 以降を起動します。


) Cisco WCS ユーザ インターフェイスを開くとき、Cisco WCS がインストールされているのと同じコンピュータでは Web ブラウザを使用しないでください。



) Windows ワークステーション上の Internet Explorer 6.0 以外の Web ブラウザを使用した場合、一部の機能が適切に機能しない可能性があります。


ステップ 3 Web ブラウザのアドレス フィールドで、次のように入力して Cisco WCS ユーザ インターフェイスにアクセスします。

https://<ローカルホスト|Cisco WCS IP アドレス>
 

たとえば、アドレス フィールドに https://176.89.43.44 と入力します。

各要素の意味は、次のとおりです。

https:// はセキュリティで保護された(http + Secure Sockets Layer)ログインです。Cisco WCS は通常、このログインに対して、続行する前にセキュリティ警告メッセージを返します。

ローカルホスト は Cisco WCS ユーザ インターフェイスが Cisco WCS サーバ上にある場合に使用します。

Cisco WCS IP アドレス は、その他のワークステーション上の Cisco WCS の IP アドレスです。

ステップ 4 Cisco WCS ユーザ インターフェイスに Cisco WCS Login ウィンドウが表示されます。

図10 Login ウィンドウ

 

ログイン ページで、ユーザ名とパスワードを入力し、Submit をクリックして、Cisco WCS にログインします。 デフォルト ユーザ名は root (大文字と小文字の区別あり)で、デフォルト パスワードは public (大文字と小文字の区別あり)です。Cisco WCS ユーザ インターフェイスがアクティブになり、使用できるようになります。


 

Cisco WCS ユーザ インターフェイスの停止

Cisco WCS ユーザ インターフェイスは、インターフェイスからログアウトするか、Cisco WCS を停止することで、停止できます。

Cisco WCS ユーザ インターフェイスの手動での停止

Cisco WCS ユーザ インターフェイスを手動で停止する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Cisco WCS ユーザ インターフェイスでの作業が終わったら、Cisco WCS ユーザ インターフェイスの右上にある Logout をクリックして終了します。 Cisco WCS Login ウィンドウが表示されます。

Web ブラウザで前にキャッシュされていた画面に戻ることができます。 ただし、その画面のパラメータにアクセスしようとすると、Cisco WCS Login ウィンドウに戻ります。

ステップ 2 Web ブラウザのウィンドウを閉じます。 Cisco WCS ユーザ インターフェイス ウィンドウは終了しますが、Cisco WCS は実行されています。


 

Cisco WCS のシャットダウンによる Cisco WCS ユーザ インターフェイスの停止

場合によっては、Cisco WCS ユーザ インターフェイスが実行されているのに Cisco WCS を停止しなければならないことがあります。 この場合、Web ブラウザには The page cannot be displayed というメッセージが表示されます。


) Cisco WCS ユーザ インターフェイスが Cisco WCS サーバ のシャットダウンによって停止された場合は、Cisco WCS サーバが再開した際に Cisco WCS に再度アソシエートされません。 「Cisco WCS ユーザ インターフェイスの開始」の説明に従って Cisco WCS ユーザ インターフェイスを再開する必要があります。


この後について

『Cisco Wireless Control System コンフィギュレーション ガイド』に進んで、ネットワークの設定を開始します。