Cisco Wireless Control System コンフィギュレーション ガイド Release 4.2
WLSE Autonomous 展開から WCS コントローラ展開の 変換
WLSE Autonomous 展開から WCS コントローラ展開の変換
発行日;2012/01/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 9MB) | フィードバック

目次

WLSE Autonomous 展開から WCS コントローラ展開の変換

サポートされるハードウェア

サポートされる Cisco WLSE 管理ステーション

LWAPP に変換可能な Autonomous アクセス ポイント

インストールと設定

Cisco WCS のインストール

Red Hat Enterprise Linux 4 へのアップグレード

変換されたアプライアンスの設定

ライセンス供与

WLSE アップグレード ライセンス

WLSE Autonomous 展開から WCS コントローラ展開の変換

この章では、Cisco Wireless LAN Solution Engine(WLSE)ネットワーク管理アプライアンスを Cisco Wireless Control System(WCS)ネットワーク管理ステーションに変換する方法について説明します。


注意 WLSE は、WCS への変換後には、WLSE として使用することも再度 WLSE に変換することもできません。これは一方向のみの変換です。

WLSE Autonomous: WLSE ネットワーク管理アプライアンスは、Aironet 製品からの
Autonomous アクセス ポイントで展開されます。アクセス ポイントの中には SWAN アーキテクチャ内のアクセス ポイントのセットのためのドメイン コントローラ(WDS)として機能するものがあり、このアクセス ポイントは WLCCP プロトコルを使用し有線ネットワークを介して通信します。

WLSE ネットワーク管理ステーションは、WLSE ソフトウェアがインストールされた Cisco アプライアンスです。

WCS コントローラ: WCS ネットワーク管理ステーションは、Red Hat Enterprise Linux を実行する、お客様が選択したハードウェアで展開されます。ネットワーク管理ステーションは、アクセス ポイントを制御するコントローラ スイッチを管理します。コントローラは、有線ネットワークを介し LWAPP プロトコルを使用してアクセス ポイントと通信します。

WCS は、Cisco Wireless LAN ソリューションの設定を保持します。これには、コントローラ、アクセス ポイント、および Location Appliance が含まれます。

これにより Cisco WCS のシステム管理者は、すべての Cisco WCS オペレータにログイン、パスワード、およびアクセス権を割り当てることができ、定期的なシステム タスクの時刻を設定することができます。

Cisco WCS オペレータはこれにより、接続されている任意のワークステーション上の Web ブラウザを使用して Cisco WCS の設定、監視、および管理の機能にアクセスできます。Cisco WCS オペレータは、Cisco WCS データベースの Wireless LAN Solution のコンポーネントおよび設定を権限レベルに応じて追加、削除、および変更することもできます。

この章の内容は、次のとおりです。

「サポートされるハードウェア」

「インストールと設定」

「変換されたアプライアンスの設定」

「ライセンス供与」

サポートされるハードウェア

サポートされる Cisco WLSE 管理ステーション

WLSE 管理ステーションから WCS 管理ステーションへの変換は、Cisco 1130-19 および 1133 プラットフォームでサポートされています。


) WLSE 管理ステーションから WCS 管理ステーションへの変換は、Cisco WLSE 1030 Express プラットフォームでサポートされていません。


LWAPP に変換可能な Autonomous アクセス ポイント

次の Autonomous AP モデルは、WCS コントローラ展開に変換できます。

Cisco Aironet 1230AG シリーズ アクセス ポイント(AP 1232AG)

Cisco Aironet 1200 シリーズ アクセス ポイント(AP 1200)

Cisco Aironet 1130AG シリーズ アクセス ポイント(AP 1131AG)

インストールと設定

WLSE ネットワーク管理アプライアンスを WCS ネットワーク管理ステーションに変換するには、次の 2 枚の CD が必要です。

Wireless Control System バージョン 4.0 リリースの変換 CD。この CD によって、WCS ソフトウェアおよび Red Hat Enterprise Linux 3 が WLSE ネットワーク管理アプライアンスにインストールされます。

WCS ネットワーク管理ステーションから Red Hat Enterprise Linux 4 にアップグレードするアップグレード CD 。WLSE ネットワーク ステーションの分割による Red Hat Enterprise Linux 4 アップグレードに先立って、WCS ソフトウェアおよび Red Hat Enterprise Linux 3 のインストールを完了することが必要です。


) WLSE ネットワーク管理アプライアンスを WCS ネットワーク管理ステーションに変換した後には、取り消すことができず、WLSE ネットワーク管理アプライアンスへ再度変換することはできません。


Cisco WCS のインストール

Cisco WCS ソフトウェアをインストールする手順は、次のとおりです。WLSE ネットワーク管理アプライアンスへの物理アクセスが必要です。セットアップスクリプトおよびインストール スクリプトにはコンソールとの対話が要求されるので、WLSE アプライアンスにはコンソール アクセスが必要です。インストール処理の完了には約 45 秒かかります。


) WCS ソフトウェアをインストールする前に、記録を保存する WLSE アプライアンス上のデータをすべてバックアップしておきます。データをバックアップするには、User Guide for the CiscoWorks WLSE and WLSE ExpressのBacking Up and Restoring Data を参照してください。



ステップ 1 WCS ソフトウェアおよび Red Hat Linux Enterprise 3 ソフトウェアの CD を WLSE ネットワーク管理アプライアンスの CD ドライブに挿入します。

ステップ 2 Command line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)プロンプトを使用して、 administrator として WLSE にログインします。

ステップ 3 reload コマンドを入力して、リブートしますWLSE はリブート、ロードした後、CD からインストールします。インストール後に、CD は自動的にイジェクトされ、再びリブートします。

ステップ 4 ユーザ名として root を、パスワードとして setup を使用してログインします通常の WCS のインストール同様に、WCS ウィザード セットアップ スクリプトの指示に従います。ネットワークのセットアップに適用できる値でプロンプトに回答します。さらにサポートが必要な場合には、「Linux 対応の WCS のインストール」を参照してください。

ステップ 5 リブートするプロンプトが表示された場合、 Y または Yes と入力します。リブート後に、Red Hat Enterprise Linux 4 へのアップグレードに進みます。


 

Red Hat Enterprise Linux 4 へのアップグレード

WCS ネットワーク管理ステーションから Red Hat Enterprise Linux 4 にアップグレードする手順は、次のとおりです。


) Red Hat Enterprise Linux をアップグレードする前に、WLSE を Cisco WCS ソフトウェアおよび Red Hat Linux Enterprise 3 ソフトウェアに変換しておく必要があります。



ステップ 1 Red Hat Enterprise Linux アップグレード ソフトウェアの CD を WLSE ネットワーク管理アプライアンスの CD ドライブに挿入します。

ステップ 2 ユーザ名として root 、およびウィザードに入力したパスワードを使用してログインします。

ステップ 3 reboot コマンドを入力して、WLSE ネットワーク管理アプライアンスをリブートします。


 

変換されたアプライアンスの設定

CD で Red Hat Linux 3 をインストールし、4.0 へのアップグレードを実行した場合、アプライアンスを設定できます。Linux のインストール後にマシンがリブートします。アプライアンス コンソールへの接続があることが必要です。その後、ログインするためのプロンプトが表示されます。ログイン後に下記のコンソール接続に関する一連のプロンプトが表示されます。


注意 WLSE は、WCS への変換後には、WLSE として使用することも再度 WLSE に変換することもできません。これは一方向のみの変換です。


) WCS サーバは、アプライアンスを設定するまで起動しません。


localhost.localdomain login:
 

ログイン root を入力します。

Password:
 

パスワード setup を入力します。

Setup parameters via Setup Wizard (yes/no) [yes]:
 

セットアップ ウィザードを使用する場合は yes と入力し、手動でパラメータを設定する場合は No と入力します。経験豊な Linux システム管理者のみが、セットアップ スクリプトを使用してシステムを設定することを選択できます。角括弧内のオプションは、デフォルトです。デフォルトを選択するには、Enter を押します。

Current hostname=[localhost]
Configure hostname? (Y)es/(S)kip/(U)se default [Yes]:
 

ホスト名は、ネットワーク上のデバイスを識別できる一意の名前です。

Enter a host name [localhost]:
 

ホスト名は、文字で開始し、文字または数字で終了し、文字、数字、およびダッシュのみを含みます。

Current domain=[localdomain]
Configure domain name? (Y)es/(S)kip/(U)se default [Yes]:
 

ドメイン名によって、このデバイスが属すネットワーク ドメインが指定されます。

Enter a domain name [localdomain]:
 

ドメイン名は、有効なドメイン名拡張子(.com など)で終了し、文字、数字、ダッシュ、およびドットのみを含みます。文字で開始して、有効なドメイン名の拡張子(.com など)で終了します。

Configure root password? (Y)es/(S)kip/(U)se default [Yes]:
 

Enter を押して、Yes を選択します。

Enter root password:
Confirm root password:

スーパーユーザのパスワードを入力し、再度入力して確認します。入力は表示されません。

Remote root login is currently disabled.
Configure remote root access? (Y)es/(S)kip/(U)se default [Yes]:
 

このマシンのセキュア シェルのルート ログインを有効にするには、Yes を選択します。これにより、コンソールからでもSSH を使用してでも、いずれの root ログインも許可されます。そうでない場合には、Skip を選択します。リモート ルート ログインを無効のままにすることを選択する場合、root ログインはコンソールからのみ実行できます。

Enable remote root login (yes/no) [no]
 

yes を選択し、コンソール ログインに加えて SSH からのリモート ログインを許可します。no を選択し、コンソールからの root ログインのみを許可します。

Current IP address=[]
Current eth0 netmask=[]
Current gateway address=[]
Configure eth0 interface parameters? (Y)es/(S)kip/(U)se default [Yes]:
 

Yes を選択して、メイン イーサネット インターフェイスのセットアップを開始します。ネットワーク管理者は、次のプロンプトの情報を入力できます。

Enter eth0 IP address:
 

このマシンのメイン イーサネット インターフェイスの IP アドレスを入力します。

Enter network mask [255.255.0.0]:
 

入力した IP アドレスのネットワーク マスクを入力します。

Enter default gateway address:
 

メイン イーサネット インターフェイスから到達可能であることが必要な、デフォルトのゲートウェイ アドレスを入力します。

The second ethernet interface is currently disabled for this machine.
Configure eth1 interface parameters? (Y)es/(S)kip/(U)se default [Yes]:
 

2 番目のイーサネット インターフェイスの情報を入力する場合、Yes を選択します。eth1 の設定を選択した場合、WCS プロパティ ファイル
(/opt/WCS4.0/webnms/classes/com/aes/common/net/LocalHostUtils.properties)を手動で編集して、eth1 か eth0 のどちらを使用してコントローラと通信するか、またどちらを使用してロケーション サーバと通信するかを指定する必要があります。(ManagementInterface= line を ManagementInterface=eth0 または ManagementInterface=eth1 に変更すると、コントローラ インターフェイスが指定されます。PeerServerInterface= line を PeerServerInterface=eth0 または PeerServerInterface=eth1 に変更すると、ロケーション サーバ インターフェイスが指定されます。これは省略できます。表示される次のプロンプトは DNS です。

Enter eth1 IP address [none]:
 

このマシンの 2 番目のイーサネット インターフェイスの IP アドレスを入力します。

このマシンの 2 番目のインターフェイスの IP アドレスを入力したので、このインターフェイスの静的ルーティング エントリを 2 つまで定義する機会が与えられます。各エントリには、ネットワーク アドレス、ネットワーク マスク、およびゲートウェイ アドレスが必要です。

Enter network mask [255.0.0.0]:

指定した IP アドレスのネットワーク マスクを入力します。

Enter network [none]:
 

ネットワーク アドレスを入力します。

Enter network mask [255.0.0.0]:
 

入力した IP アドレスのネットワーク マスクを入力します。

Enter gateway address:
 

入力したネットワークおよびネットワーク マスクのゲートウェイ アドレスを入力します。

Domain Name Service (DNS) Setup
DNS is currently enabled.
No DNS servers currently defined
Configure DNS related parameters? (Y)es/(S)kip/(U)se default [Yes]:
 

DNS を 3 つまで入力できますが、無効にしておくこともできます。サーバは定義されていません。

Enable DNS (yes/no) [yes]:
 

Yes を押して、DNS を有効にします。

Enter primary DNS server IP address:
 

この DNS サーバの IP アドレスを入力します。

Enter backup DNS server IP address (or none) [none]:
 

バックアップ IP アドレスを入力します。2 番目の DNS サーバを入力すると、オプションの 3 番目のサーバのプロンプトが表示されます。

Configure timezone? (Y)es/(S)kip/(U)se default [Yes]:
 

Yes を押して、時間帯を設定します。

Please identify a location so that time zone rules can be set correctly.
Please select a continent or ocean.
1) Africa
2) Americas
3) Antarctica
4) Arctic Ocean
5) Asia
6) Atlantic Ocean
7) Australia
8) Europe
9) Indian Ocean
10) Pacific Ocean
11) UTC - I want to use Coordinated Universal Time.
12) Return to previous setup step (^).
 

時間帯ルールを正しく設定できるように、ロケーションを選択する必要があります。適切な大陸または海の番号を選択します。

Please select a country.
 

選択した大陸または海に基づいて、国を選択することができます。適切な番号を選択します。

Please select one of the following time zone regions.
 

選択した国に基づいて、目的の時間帯の地域の番号を入力します

選択した時間帯の情報が表示されます。

Is the above information OK?
1) Yes
2) No
 

Yes を押して、情報が正しいことを確認します。No の場合、一連のプロンプトが再度表示されます。

NTP is currently disabled.
Configure NTP related parameters? (Y)es/(S)kip/(U)se default [Yes]:
 

Network Time Protocol(NTP; ネットワーク タイム プロトコル)を有効にすることを選択した場合、選択した NTP サーバからシステムが設定されます。Skip を選択した場合は、現在の日時を入力するプロンプトが表示されます。

Enable NTP (yes/no) [no]:
 

Yes を選択した場合、NTP サーバ名またはアドレスを入力する必要があります。

Enter NTP server name or address:
Enter another NTP server IP address (or none) [none]:
 

選択がすべて表示されます。次に、入力したすべてのセットアップ情報を確認するよう求められます。Yes を入力して設定を進めるか、No を入力してさらに変更するか、または ^ を入力して前の手順に戻ることができます。

Is the above information correct (yes, no, or ^):
 

yes の場合、設定情報が適用されます。変更が行われたことを確認するプロンプトが表示された場合は、システムをリブートすることをお勧めします。WCS サーバはリブート後に自動的に起動します。

root を使用して次回ログインすると、Linux シェル プロンプトのみが表示され、セットアップ スクリプトは表示されません。いつでもセットアップ スクリプトを再度実行し、root を使用してログインし、/opt/setup-appliance/setup.sh を実行することによって設定を変更できます。

ライセンス供与

WLSE ネットワーク管理アプライアンスの WCS ユーザ インターフェイスに完全にアクセスするには、ライセンスが必要です。これらのアプライアンスには、安価な WCS WLSE Upgrade License が用意されています。ライセンスを購入すると、必要な WCS-WLSEU-K9-4.1.xx.0.iso 変換ファイル、および必要な WCS-WLSEU-K9-4.0.xx.0.upgrade.iso アップグレード ファイルを受け取ります。


) ファイル名内の xx は、バージョン番号を表します。


WLSE アップグレード ライセンス

WLSE アップグレード ライセンスは、変換された WLSE アプライアンス上でのみ使用できます。後で別のマシンに転送することはできません。

WLSE アップグレード ライセンスは、WLSE から WCS へ変換するネットワーク ステーションのホスト名固有であることが必要です。インストールおよびスタートアップはライセンスなしで進みますが、WCS ユーザ インターフェイスにライセンスなしでアクセスすることはできません。

ライセンスをインストールするには、 付録B「WCS およびエンド ユーザ ライセンス」 を参照してください。