Cisco Mobility Express 導入ガイド
変換
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(注)  


CAPWAP から Mobility Express への変換は、8.1.122.0 からサポートされています。 CAPWAP を Mobility Express に変換する前に、8.1.122.0 以降のイメージが Lightweight AP 上に必要です。


Cisco 1800 シリーズ アクセス ポイントは、他のアクセス ポイントとサービスを提供するクライアントを管理する、CAPWAP AP または Mobility Express 対応 AP(Mobility Express ネットワークでコントローラ機能を実行する)として動作することが可能です。

次の変換がサポートされています。

  1. CAWAP AP から Mobility Express 対応 AP への変換:この変換は、CAPWAP イメージが実行されている 1800 シリーズ アクセス ポイントが存在し、それらを Mobility Express ネットワークを導入するために使用する場合に必要です。 この場合、CAPWAP AP をマスター AP(Mobility Express ネットワークでコントローラ機能を実行する)に変換します。
  2. Mobility Express 対応 AP から CAPWAP AP への変換:この変換には、次の 2 つの理由があります。

    1. 1800 シリーズ アクセス ポイントを Mobility Express ネットワークから別のコントローラ(Mobility Express 以外)に移行する場合。

    2. 1800 シリーズ アクセス ポイントを Mobility Express ネットワークのマスター AP 選定プロセスに参加させない場合。

Cisco 1800 シリーズ アクセス ポイントには、次の 2 つの異なるイメージがあります。

  1. CAPWAP イメージ:CAPWAP イメージがアクセス ポイントにインストールされている場合、そのイメージは、CAPWAP アクセス ポイントとしてのみ動作でき、コントローラ機能はサポートされません。

  2. Mobility Express イメージ:Mobility Express イメージがアクセス ポイントにインストールされている場合、次のモードのいずれかで動作可能です。

    1. コントローラとアクセス ポイントの両方として

    2. アクセス ポイントのみ

アクセス ポイント上のイメージと機能を決定するには、AP の CLI で show version を実行して、AP Image Type と AP Configuration を決定できます。

show version を実行しても AP Image Type パラメータと AP Configuration パラメータが表示されない場合、AP で CAPWAP イメージが実行されていることを意味しています。

CLI の show version で、AP Image Type: MOBILITY EXPRESS IMAGE と AP Configuration: MOBILITY EXPRESS CAPABLE が表示される場合、その AP はコントローラとアクセス ポイントの両方として動作しています。 この AP は、フェールオーバー時にマスター選定プロセスに参加します。

cisco AI R-AP1852E-UXK9 ARMv7 Processor rev 0 (v71) with 997184/525160K bytes of memory.
Processor board ID RFDP2BCR021
AP Running Image : 8.1.121.0
Primary Boot Image : 8.1.121.0
Backup Boot Image : 8.1.106.33
AP Image type : MOBILITY EXPRESS IMAGE
AP Configuration : MOBILITY EXPRESS CAPABLE
0 Gigabit Ethernet interfaces
0 802.11 Radios
Radio FW version . 1401b63d12113073a3C08aa67f0c039c0
NSS FW version : NSS.AK.1.0.c4-0Z026-E_cust C-1.24160.1

CLI の show version で、AP Image Type: MOBILITY EXPRESS IMAGE と AP Configuration: NOT MOBILITY EXPRESS CAPABLE が表示される場合、その AP はアクセス ポイントとしてのみ動作し、フェールオーバー時にマスター選定プロセスに参加しません。

cisco AI R-AP1852E-UXK9 ARMv7 Processor rev 0 (v7I) with 997184/726252K bytes of memory.
Processor board ID RFDP2BCR021
AP Running Image : 8.1.121.0
Primary Boot Image : 8.1.121.0
Backup Boot Image : 8.1.106.33
AP Image type : MOBILITY EXPRESS IMAGE
AP Configuration : NOT MOBILITY EXPRESS CAPABLE
2 Gigabit Ethernet interfaces
2 802.11 Radios
Radio FW version : 1401b63d121b073a3008aa67f0c039d0
NSS FW version : NSS.AK.1.0.c4-00O26-E_cust C-1. 24160.1

CAWAP AP を Mobility Express AP に変換する

CAPWAP イメージが実行されているアクセス ポイントを Mobility Express 対応イメージに変換するには、TFTP サーバから Mobility Express イメージをダウンロードしてインストールする必要があります。 TFTP サーバから Mobility Express イメージをダウンロードして、AP ConfigurationMOBILITY EXPRESS CAPABLE に変換するための単一の CLI コマンドが用意されました。

CAPWAP AP を Mobility Express に変換するための前提条件
  1. Mobility Express イメージを保持する TFTP サーバ。 次の手順を参照してください。

  2. Cisco 1800 シリーズ アクセス ポイントに IP アドレスを割り当てるための DHCP サーバ。

  3. Mobility Express イメージのロードを試みている際は、Cisco 1800 シリーズ アクセス ポイントがネットワーク内の既存のコントローラに参加することはできません。 ネットワークに AP が参加可能な既存のコントローラが存在する場合、変換は成功しません。

CAPWAP イメージが実行されている AP を Mobility Express に変換するには、次の手順を実行します。

手順
    ステップ 1   cisco.com から TFTP サーバが実行されているマシンに AIR-AP1850-K9-<version>.tar ファイルまたは AIR-AP1830-K9-<version>.tar ファイルをダウンロードします。 ファイルを解凍しないでください




    ステップ 2   Cisco 1800 シリーズ アクセス ポイントの CLI に接続してログインします。
    ステップ 3   enable と入力して特権実行モードにします。
    ステップ 4   アクセス ポイントの CLI で show version と入力します。 show version の出力から、AP Image typeAP Configuration を判断でき、次に変換プロセスに進むことができます。
    • ケース 1:AP Image typeMOBILITY EXPRESS IMAGE で、AP configurationNOT MOBILITY EXPRESS CAPABLE の場合、AP Configuration の変換のみが必要です。 ステップ 5 に進みます。

    • ケース 2:show version の出力で、AP Image type AP Configuration を入手できない場合、Mobility Express イメージのダウンロードと、AP Configuration の変換が必要です。 ステップ 6 に進みます。

    ステップ 5   次のコマンドを入力して、AP ConfigurationMOBILITY EXPRESS CAPABLE に変更します。
    AP#ap-type mobility-express tftp://<TFTP Server IP>/<path to tar file>

    アクセス ポイントに AP Image type: MOBILITY EXPRESS IMAGE があるため、新しいイメージはダウンロードされません。 コマンドの発行後に、アクセス ポイントが再起動し、AP Configuration MOBILITY EXPRESS CAPABLE として起動します。

    ステップ 6   show version で AP Image TypeAP Configuration が入手できない場合、AP で CAPWAP イメージが実行されていることを意味しています。 変換を行うには、次のコマンドを実行します。
    AP#ap-type mobility-express tftp://<TFTP Server IP>/<path to tar file>
    例:
    AP#ap-type mobility-express tftp://10.18.22.34/AIR-AP1850-K9-8.1.120.0.tar
    Starting the ME image download...
    It may take few minutes to finish the download.
    (注)     

    イメージのダウンロードが完了すると、イメージがフラッシュに書き込まれ、その後再起動されます。

    Image downloaded, writing to flash...
    do PREDOWNLOAD, part1 is active part
    sh: CHECK_ME: unknown operand
    Image start    0x40355008 size 0x01dae41a file size 0x01dae7ca
    Key start      0x42103422 size 0x00000230
    Sinature start 0x42103652 size 0x00000180
    Verify returns 0
    btldr rel is 16 vs 16, does not need update
    part to upgrade is part2
    
    
    activate part2, set BOOT to part2
    AP primary version: 8.1.105.37
    Archive done.
    Oe as AP needs to boot up with ME image
    
    The system is going down Now! 
    sent SIGTERM to all processes 
    sent SIGKILL to all processes 
    Requesting system reboot79]
    [07/24/2015 18:19:43.0887] Restarting system. 
    [07/24/2015 18:19:43.1257] Going down for restart now
    
    ステップ 7   AP の再起動後に、Mobility Express がデイゼロで開始し、CiscoAirProvison SSID がブロードキャストされます。

    Mobility Express AP を CAPWAP AP に変換する

    AP タイプが CAPWAP の場合、その AP はコントローラ機能を保持せず、マスター AP 選定プロセスに参加できません。

    AP タイプを変更した後で、この AP が別の WLC ネットワーク(Mobility Express ネットワーク以外)に移行されると、この AP はそのネットワーク内のコントローラに参加します。 WLC 上のイメージが AP 上のイメージと異なる場合、新しい CAPWAP イメージが WLC から要求されます。

    AP タイプが CAPWAP(この変換で必要な)の場合、その AP はそれ自体のコントローラ機能を開始せず、その AP が外部コントローラに参加する際、新しいイメージがコントローラから要求され、その AP は CAPWAP イメージを取得します。

    Mobility Express AP を CAPWAP AP に変換するには、次の手順を実行します。

    手順
      ステップ 1   CLI で Cisco 1800 AP に接続してログインします。
      ステップ 2   Enable と入力して特権実行モードにします。
      ステップ 3   ap#ap-type capwap と入力し、CAPWAP タイプに切り替えることを確認します。

      Mobility Express のコントローラ CLI から、Mobility Express イメージが実行されている複数の 1800 シリーズ アクセス ポイントを、CAPWAP に同時に変換するには、次のコマンドを実行します。

      (Cisco Controller) >config ap unifiedmode <switch_name> <switch_ip_address>
      <switch_name> and <switch_ip_address> is the name and IP address respectively of the WLC to which the APs need to be migrate.
      

      上記のコマンドでは、Mobility Express に接続され、AP Configuration: MOBILITY EXPRESS CAPABLE である Cisco 1800 AP すべてが AP Configuration: NOT MOBILITY EXPRESS CAPABLE に変換されます。 このコマンドを発行すると、各 AP はリロードされ、ローカル モードで再起動されます。