Cisco Wireless LAN Controller コンフィギュレーション ガイド リリース 8.0
リンク遅延の設定
リンク遅延の設定

リンク遅延の設定

リンク遅延の設定について

コントローラでリンク遅延を設定して、アクセス ポイントおよびコントローラの間のリンクを計測できます。 この機能はコントローラに join されたすべてのアクセス ポイントで使用できますが、特に、リンクが低速または信頼性の低い WAN 接続の可能性がある FlexConnect および OfficeExtend アクセス ポイントで役立ちます。

次に、リンク遅延の注意事項を示します。
  • リンク遅延は、アクセス ポイントからコントローラ、およびコントローラからアクセス ポイントにおける CAPWAP ハートビート パケット(エコー要求および応答)のラウンドトリップ時間をモニタします。 この時間は、ネットワーク リンク速度およびコントローラの処理ロードによって異なります。 アクセス ポイントはコントローラへの発信エコー要求およびコントローラから受信するエコー応答をタイムスタンプ記録します。 アクセス ポイントはこのデルタ時間をシステムのラウンドトリップ時間としてコントローラに送信します。 アクセス ポイントは、30 秒のデフォルト間隔でコントローラにハートビート パケットを送信します。


    (注)  


    リンク遅延はアクセス ポイントとコントローラ間の CAPWAP 応答時間を計算します。 ネットワーク遅延や ping 応答は計測しません。


  • コントローラにより、現在のラウンドトリップ時間および継続的な最短および最長ラウンドトリップ時間が表示されます。 最短および最長時間はコントローラが動作している限り維持され、クリアして再開することもできます。

  • コントローラ GUI または CLI を使用して特定のアクセス ポイントのリンク遅延を設定することも、CLI を使用してコントローラに接続されたすべてのアクセス ポイントのリンク遅延を設定することもできます。

リンク遅延の制約事項

  • リンク遅延は、接続モードの FlexConnect アクセス ポイントでのみサポートされます。 スタンドアロン モードの FlexConnect アクセス ポイントはサポートされません。

リンク遅延の設定(GUI)


    ステップ 1   [Wireless] > [Access Points] > [All APs] の順に選択して、[All APs] ページを開きます。
    ステップ 2   リンク遅延を有効にするアクセス ポイントの名前をクリックします。
    ステップ 3   [Advanced] タブを選択して、[All APs > Details for]([Advanced])ページを開きます。
    ステップ 4   [Enable Link Latency] チェックボックスを選択して、このアクセス ポイントのリンク遅延を有効にするか、または選択解除して、エコー応答受信ごとにアクセス ポイントがコントローラにラウンドトリップ時間を送信しないようにします。 デフォルト値はオフです。
    ステップ 5   [Apply] をクリックして、変更を確定します。
    ステップ 6   [Save Configuration] をクリックして、変更を保存します。
    ステップ 7   [All APs] が再表示されたら、アクセス ポイントの名前をもう一度クリックします。
    ステップ 8   [All APs > Details for] ページが再表示されたら、もう一度 [Advanced] タブを選択します。 リンク遅延およびデータ遅延の結果は、[Enable Link Latency] の下に表示されます。
    • [Current]:アクセス ポイントからコントローラ、およびコントローラからアクセス ポイントの間の CAPWAP ハートビート パケットまたはデータ パケットの現在のラウンドトリップ時間(ミリ秒)

    • [Minimum]:リンク遅延が有効になってから、またはリセットされてからの、アクセス ポイントからコントローラ、およびコントローラからアクセス ポイントの間の CAPWAP ハートビート パケットまたはデータ パケットの最短ラウンドトリップ時間(ミリ秒)

    • [Maximum]:リンク遅延が有効になってから、またはリセットされてからの、アクセス ポイントからコントローラ、およびコントローラからアクセス ポイントの間の CAPWAP ハートビート パケットまたはデータ パケットの最長ラウンドトリップ時間(ミリ秒)

    ステップ 9   このアクセス ポイントのコントローラ上の現在、最短、および最長リンク遅延およびデータ遅延統計情報をクリアするには、[Reset Link Latency] をクリックします。
    ステップ 10   ページが更新されて [All APs > Details for] ページが再表示されたら、[Advanced] タブを選択します。 [Minimum] テキスト ボックスおよび [Maximum] テキスト ボックスに更新された統計情報が表示されます。

    リンク遅延の設定(CLI)


      ステップ 1   次のコマンドを入力して、現在コントローラにアソシエートされている特定のアクセス ポイントまたはすべてのアクセス ポイントに対してリンク遅延を有効または無効にします。

      config ap link-latency {enable | disable} {Cisco_AP | all}

      デフォルト値は [disabled] です。

      (注)     

      コマンド config ap link-latency {enable | disable} all は、現在コントローラに join しているアクセス ポイントのリンク遅延のみを有効または無効にします。 将来 join されるアクセス ポイントには適用されません。

      ステップ 2   次のコマンドを入力して、特定のアクセス ポイントのリンク遅延結果を表示します。

      show ap config general Cisco_AP

      以下に類似した情報が表示されます。

      
      Cisco AP Identifier.............................. 1
      Cisco AP Name.................................... AP1
      ...
      AP Link Latency.................................. Enabled
       Current Delay................................... 1 ms
       Maximum Delay................................... 1 ms
       Minimum Delay................................... 1 ms
       Last updated (based on AP Up Time)........... 0 days, 05 h 03 m 25 s

      

      このコマンドの出力には、次のリンク遅延結果が含まれます。

      • [Current Delay]:アクセス ポイントからコントローラ、およびコントローラからアクセス ポイントの間の CAPWAP ハートビート パケットの現在のラウンドトリップ時間(ミリ秒)。

      • [Maximum Delay]:リンク遅延が有効になってから、またはリセットされてからの、アクセス ポイントからコントローラ、およびコントローラからアクセス ポイントの間の CAPWAP ハートビート パケットの最長ラウンドトリップ時間(ミリ秒)。

      • [Minimum Delay]:リンク遅延が有効になってから、またはリセットされてからの、アクセス ポイントからコントローラ、およびコントローラからアクセス ポイントの間の CAPWAP ハートビート パケットの最短ラウンドトリップ時間(ミリ秒)

      ステップ 3   次のコマンドを入力して、特定のアクセス ポイントのコントローラ上の現在、最短、および最長リンク遅延統計情報をクリアします。

      config ap link-latency reset Cisco_AP

      ステップ 4   次のコマンドを入力して、リセットの結果を表示します。

      show ap config general Cisco_AP