Cisco Wireless LAN Controller コンフィギュレーション ガイド リリース 8.0
QoS プロファイルの割り当て
QoS プロファイルの割り当て

QoS プロファイルの割り当て

QoS プロファイルについて

Cisco UWN ソリューション WLAN では、Platinum/音声、Gold/ビデオ、Silver/ベスト エフォート(デフォルト)、Bronze/バックグラウンドの 4 つのレベルの QoS をサポートしています。 音声転送 WLAN で Platinum QoS を使用するよう設定したり、低帯域幅 WLAN で Bronze QoS を使用するよう割り当てたり、その他すべてのトラフィックに残りの QoS レベルを割り当てたりすることができます。

WLAN QoS レベルは、無線トラフィックの特定の 802.11e User Priority(UP)を定義します。 この UP は、WMM 以外の有線トラフィックの優先順位を導出すると同時に、さまざまな優先レベルの WMM トラフィックを管理する際の上限値としても機能します。

ワイヤレス レート制限は、アップストリームおよびダウンストリーム トラフィックの両方に定義できます。 レート制限は SSID ごとに定義するか、または最大レート制限としてすべてのクライアントに対して指定できます(あるいは両方を行えます)。 これらのレート制限は個別に設定できます。

アクセス ポイントは、次の表の値に従ってこの QoS プロファイル固有の UP を使用することで、無線 LAN 上で確認可能な IP DSCP 値を導出します。

表 1 アクセス ポイントの QoS 変換値

AVVID トラフィック タイプ

AVVID IP DSCP

QoS プロファイル

AVVID 802.1p

IEEE 802.11e UP

ネットワーク制御

56(CS7)

Platinum

7

7

ネットワーク間制御(CAPWAP 制御、802.11 管理)

48(CS6)

Platinum

6

7

音声

46(EF)

Platinum

5

6

インタラクティブ ビデオ

34(AF41)

Gold

4

5

ミッション クリティカル

26(AF31)

Gold

3

4

トランザクション

18(AF21)

Silver

2

3

バルク データ

10(AF11)

Bronze

1

2

ベスト エフォート

0(BE)

Silver

0

0

スカベンジャー

2

Bronze

0

1


(注)  


表に記載されていない DSCP 値に対する IEEE 802.11e UP 値は、DSCP の上位(MSB)3 ビットを考慮して算出されます。

たとえば、DSCP 32(バイナリ 100 000)に対する IEEE 802.11e UP 値は、10 進数に相当する MSB(100)値で、これは 4 になります。 DSCP 32 の 802.11e UP 値は 4 です。


WLAN への QoS プロファイルの割り当て(GUI)

はじめる前に

まだ設定していない場合は、「QoS プロファイルの設定(GUI)」セクションの指示に従って 1 つ以上の QoS プロファイルを設定してください。


    ステップ 1   [WLANs] を選択して、[WLANs] ページを開きます。
    ステップ 2   QoS プロファイルを割り当てる WLAN の ID 番号をクリックします。
    ステップ 3   [WLANs > Edit] ページが表示されたら、[QoS] タブを選択します。
    ステップ 4   [Quality of Service(QoS)] ドロップダウン リストから、次のいずれかを選択します。
    • Platinum (voice)

    • Gold (video)

    • Silver (best effort)

    • Bronze (background)

      (注)     

      Silver(ベスト エフォート)がデフォルト値です。

    ステップ 5   データ レートをユーザ単位で定義するには、次の手順を実行します。
    1. [Average Data Rate] テキスト ボックスに Kbps 単位でレートを入力して、ユーザごとの TCP トラフィックの平均データ レートを定義します。 0 の値は、選択した QoS プロファイルで指定された値が有効であることを示します。
    2. [Burst Data Rate] テキスト ボックスに Kbps 単位でレートを入力して、ユーザごとの TCP トラフィックのピーク データ レートを定義します。 0 の値は、選択した QoS プロファイルで指定された値が有効であることを示します。
      (注)     

      バースト データ レートは平均データ レート以上でなければなりません。 それ以外の場合、QoS ポリシーにより、ワイヤレス クライアントとのトラフィックがブロックされることがあります。

      バースト データ レートを設定する前に平均データ レートを設定してください。

    3. [Average Real-Time Rate] テキスト ボックスに Kbps 単位でレートを入力して、ユーザごとの UDP トラフィックの平均リアルタイム レートを定義します。 0 の値は、選択した QoS プロファイルで指定された値が有効であることを示します。
      (注)      平均リアルタイム レートが UDP トラフィック用に使用されているとき、平均データ レートは TCP トラフィックの測定に使用されます。 すべてのエントリに対してキロビット/秒の単位で測定されます。 平均データ レートと平均リアルタイム レートは、TCP や UDP などの上位層プロトコルに適用さているので、これらの値は異なる場合があります。 これらの異なるレートの値は帯域幅に影響を与えません。
    4. [Burst Real-Time Rate] テキスト ボックスに Kbps 単位でレートを入力して、ユーザごとの UDP トラフィックのピーク リアルタイム レートを定義します。 0 の値は、選択した QoS プロファイルで指定された値が有効であることを示します。
      (注)     

      バースト リアルタイム レートは平均リアルタイム レート以上でなければなりません。 それ以外の場合、QoS ポリシーにより、ワイヤレス クライアントとのトラフィックがブロックされることがあります。

    ステップ 6   データ レートを SSID 単位で定義するには、次の手順を実行します。
    1. [Average Data Rate] テキスト ボックスに Kbps 単位でレートを入力して、SSID ごとの TCP トラフィックの平均データ レートを定義します。 0 の値は、選択した QoS プロファイルで指定された値が有効であることを示します。
    2. [Burst Data Rate] テキスト ボックスに Kbps 単位でレートを入力して、SSID ごとの TCP トラフィックのピーク データ レートを定義します。 0 の値は、選択した QoS プロファイルで指定された値が有効であることを示します。
      (注)     

      バースト データ レートは平均データ レート以上でなければなりません。 それ以外の場合、QoS ポリシーにより、WLAN のトラフィックがブロックされることがあります。

    3. [Average Real-Time Rate] テキスト ボックスに Kbps 単位でレートを入力して、SSID ごとの UDP トラフィックの平均リアルタイム レートを定義します。 0 の値は、選択した QoS プロファイルで指定された値が有効であることを示します。
    4. [Burst Real-Time Rate] テキスト ボックスに Kbps 単位でレートを入力して、SSID ごとの UDP トラフィックのピーク リアルタイム レートを定義します。 0 の値は、選択した QoS プロファイルで指定された値が有効であることを示します。
      (注)     

      バースト リアルタイム レートは平均リアルタイム レート以上でなければなりません。 それ以外の場合、QoS ポリシーにより、WLAN のトラフィックがブロックされることがあります。

    ステップ 7   [Apply] をクリックします。
    ステップ 8   [Save Configuration] をクリックします。

    WLAN への QoS プロファイルの割り当て(CLI)

    まだ設定していない場合は、「QoS プロファイルの設定(CLI)」セクションの指示に従って 1 つ以上の QoS プロファイルを設定してください。

      ステップ 1   QoS プロファイルを WLAN に割り当てるには、次のコマンドを入力します。

      config wlan qos wlan_id {bronze | silver | gold | platinum}

      Silver がデフォルト値です。

      ステップ 2   QoS プロファイルのレート制限パラメータを無効にするには、次のコマンドを入力します。

      config wlan override-rate-limit wlan-id {average-data-rate | average-realtime-rate | burst-data-rate | burst-realtime-rate} {per-ssid | per-client} {downstream | upstream} rate

      ステップ 3   save config コマンドを入力します。
      ステップ 4   QoS プロファイルを WLAN に適切に割り当てたことを確認するには、次のコマンドを入力します。

      show wlan wlan_id

      以下に類似した情報が表示されます。

      
      WLAN Identifier.................................. 1
      Profile Name..................................... test
      Network Name (SSID).............................. test
      Status........................................... Enabled
      MAC Filtering.................................... Disabled
      Broadcast SSID................................... Enabled
      AAA Policy Override.............................. Disabled
      Number of Active Clients......................... 0
      Exclusionlist.................................... Disabled
      Session Timeout.................................. 0
      Interface........................................ management
      WLAN ACL......................................... unconfigured
      DHCP Server...................................... 1.100.163.24
      DHCP Address Assignment Required................. Disabled
      Quality of Service............................... Silver (best effort)
      WMM.............................................. Disabled
      ...