IP マルチキャスト コマンド リファレンス、Cisco IOS XE Release 3SE(Cisco WLC 5700 シリーズ)
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発行日;2013/07/24   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

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show ip igmp groups

ルータに直接接続されているレシーバがあり、Internet Group Management Protocol(IGMP)経由で学習されたマルチキャスト グループを表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip igmp groups コマンドを使用します。

show ip igmp [ vrf vrf-name ] groups [ group-name | group-address | interface-type interface-number ] [detail]

構文の説明

vrf vrf-name

(任意)マルチキャスト VPN ルーティングおよび転送(VRF)インスタンスをサポートし、VRF に割り当てられている名前を示します。

group-name

(任意)ドメイン ネーム システム(DNS)ホスト テーブルに定義されているマルチキャスト グループの名前。

group-address

(任意)マルチキャスト グループのアドレス これは、4 分割ドット付き 10 進表記のマルチキャスト IP アドレスです。

interface-type interface-number

(任意)選択インターフェイス タイプおよびインターフェイス番号。

detail

(任意)IGMP Version 3(IGMPv3)、IGMPv3lite、または URL Rendezvous Directory(URD)を通じて認識される送信元の詳細な説明を表示します。

コマンド モード

ユーザ EXEC 特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

10.0

このコマンドが導入されました。

12.1(3)T

Source Specific Multicast(SSM)機能をサポートするためにこのコマンドの出力に複数のフィールドが追加されました。

12.1(5)T

detail キーワードが追加されました。

12.0(23)S

vrf キーワードと vrf-name 引数が追加されました。

12.2(13)T

vrf キーワードと vrf-name 引数が追加されました。

12.2(14)S

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(14)S に統合されました。

12.3(2)T

SSM マッピング機能をサポートするためにこのコマンドの出力にフィールドが追加されました。

12.2(18)S

SSM マッピング機能をサポートするためにこのコマンドの出力にフィールドが追加されました。

12.2(18)SXE

このコマンドのサポートが Supervisor Engine 720 に追加されました。

12.2(27)SBC

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(27)SBC に統合されました。

12.2(33)SRA

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。

15.0(1)SY

このコマンドが、Cisco IOS Release 15.0(1)SY に統合されました。

15.1(1)SG

このコマンドが、Cisco IOS Release 15.1(1)SG に統合されました。

Cisco IOS XE Release 3.3SG

このコマンドが、Cisco IOS XE Release 3.3SG に統合されました。

使用上のガイドライン

任意の引数とキーワードをすべて省略した場合、show ip igmp groups コマンドは、直接接続しているすべてのマルチキャスト グループを、グループ アドレス、インターフェイス タイプ、およびインターフェイス番号別に表示します。

次に、show ip igmp groups コマンドの出力例を示します。

Router# show ip igmp groups
IGMP Connected Group Membership
Group Address     Interface         Uptime      Expires     Last Reporter
239.255.255.254   Ethernet3/1       1w0d        00:02:19    172.21.200.159
224.0.1.40        Ethernet3/1       1w0d        00:02:15    172.21.200.1
224.0.1.40        Ethernet3/3       1w0d        never       172.16.214.251
224.0.1.1         Ethernet3/1       1w0d        00:02:11    172.21.200.11
224.9.9.2         Ethernet3/1       1w0d        00:02:10    172.21.200.155
232.1.1.1         Ethernet3/1       5d21h       stopped     172.21.200.206

次に、引数 group-address およびキーワード detail を指定した show ip igmp groups コマンドの出力例を示します。

Router# show ip igmp groups 192.168.1.1 detail
Interface:      Ethernet3/2
Group:          192.168.1.1
Uptime:         01:58:28
Group mode:     INCLUDE
Last reporter:  10.0.119.133
CSR Grp Exp:    00:02:38
Group source list: (C - Cisco Src Report, U - URD, R - Remote 
                    S- Static, M - SSM Mapping)
  Source Address   Uptime    v3 Exp    CSR Exp   Fwd  Flags
  172.16.214.1     01:58:28  stopped   00:02:31  Yes  C

下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明します。

表 1 show ip igmp groups のフィールドの説明

フィールド

説明

Group Address

マルチキャスト グループのアドレス。

Interface

グループに到達可能なインターフェイス。

Uptime

このマルチキャスト グループが認識されていた時間(週、日、時間、分、および秒)。

Expires

エントリが期限切れになるまでの時間(週、日、時間、分、および秒)。 エントリが期限切れになる場合、エントリは削除される前に(短時間)[now] と表示されます。

[never] は、このエントリのローカル レシーバがこのルータ上にあるので、エントリがタイムアウトにならないことを示します。

[stopped] は、このエントリのタイムアウトがこの有効期限タイマーでは判断できないことを示します。 グループについてルータが INCLUDE モードの場合、最後の送信元エントリがタイムアウトになると、グループ エントリ全体がタイムアウトになります(タイムアウトになる前にモードが EXCLUDE モードに変更された場合を除きます)。

Last Reporter

マルチキャスト グループのメンバーであることを最後に報告したホスト。 IGMP v3lite と URD のいずれも v2-report が必要です。

Group mode:

INCLUDE または EXCLUDE。 グループ モードは、グループのインターフェイスで受信されるメンバーシップ レポートのタイプに基づきます。 show ip igmp groups detail コマンドの出力では、EXCLUDE モードの場合、グループ エントリ(出力には表示されない)の Expires: フィールドも表示されます。

CSR Grp Exp

SSM 範囲内のマルチキャスト グループについて表示されます。 最後の受信グループ メンバーシップ レポートが受信されてからの時間(時間、分、および秒)を示します。 Cisco IOS ソフトウェアは、URD および IGMP v3lite の動作のためにこれらのレポートを使用する必要がありますが、レポートそのものによってグループ メンバーシップを示すわけではありません。

Group source list:

マルチキャスト グループによって要求された送信元の詳細。

Source Address

送信元の IP アドレス。

Uptime

送信元状態が作成されてからの経過時間。

v3 Exp

IGMP 動作に従って送信元のメンバーシップがタイムアウトになるまでの時間(時間、分、および秒)。 メンバが IGMPv3 を使用していない場合(IGMP v3lite または URD だけを使用している場合)には、[stopped] と表示されます。

CSR Exp

IGMP v3lite または URD レポートに従って送信元のメンバーシップがタイムアウトになるまでの時間(時間、分、および秒)。 メンバが IGMPv3 だけを使用している場合は、[stopped] が表示されます。

Fwd

このエントリにより、ルータがマルチキャスト トラフィックを転送しているかどうかのステータス

Flags

エントリに関する情報です。 Remote フラグは、IGMPv3 レポートがこの送信元によって受信されたことを示します。 C フラグは、IGMP v3lite または URD レポートがこの送信元によって受信されたことを示します。 U フラグは、URD レポートがこの送信元によって受信されたことを示します。

関連コマンド

コマンド

説明

ip igmp query-interval

Cisco IOS ソフトウェアが IGMP ホスト クエリー メッセージを送信する頻度を設定します。

ip igmp ssm-map enable

設定されている SSM 範囲で、グループの SSM マッピングをイネーブルにします。

show ip igmp ssm-mapping

SSM マッピングに関する情報を表示するか、SSM マッピングで特定のグループに使用する送信元を表示します。

show ip igmp interface

インターフェイスのマルチキャスト関連情報を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip igmp interface コマンドを使用します。

show ip igmp [ vrf vrf-name ] interface [ interface-type interface-number ]

構文の説明

vrf

(任意)マルチキャスト VPN ルーティングおよび転送(VRF)インスタンスをサポートします。

vrf-name

(任意)VRF に割り当てられた名前。

interface-type

(任意)インターフェイス タイプ。

interface-number

(任意)インターフェイス番号。

コマンド モード

ユーザ EXEC 特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

10.0

このコマンドが導入されました。

12.0(23)S

vrf キーワードと vrf-name 引数が追加されました。

12.2(13)T

vrf キーワードと vrf-name 引数が追加されました。

12.2(14)S

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(14)S に統合されました。

12.2(27)SBC

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(27)SBC に統合されました。

12.2SX

このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。

使用上のガイドライン

任意の引数を省略した場合、show ip igmp interface コマンドではすべてのインターフェイスの情報が表示されます。

このコマンドは、このインターフェイス上でダイナミックに学習されたディスタンス ベクトル マルチキャスト ルーティング プロトコル(DVMRP)ルータに関する情報も表示します。

次に、show ip igmp interface コマンドの出力例を示します。

Router# show ip igmp interface
Ethernet0 is up, line protocol is up
  Internet address is 192.168.37.6, subnet mask is 255.255.255.0
  IGMP is enabled on interface
  IGMP query interval is 60 seconds
  Inbound IGMP access group is not set
  Multicast routing is enabled on interface
  Multicast TTL threshold is 0
  Multicast designated router (DR) is 192.168.37.33
  No multicast groups joined
Ethernet1 is up, line protocol is up
  Internet address is 192.168.36.129, subnet mask is 255.255.255.0
  IGMP is enabled on interface
  IGMP query interval is 60 seconds
  Inbound IGMP access group is not set
  Multicast routing is enabled on interface
  Multicast TTL threshold is 0
  Multicast designated router (DR) is 192.168.36.131
  Multicast groups joined: 225.2.2.2 226.2.2.2
Tunnel0 is up, line protocol is up
  Internet address is 10.1.37.2, subnet mask is 255.255.0.0
  IGMP is enabled on interface
  IGMP query interval is 60 seconds
  Inbound IGMP access group is not set
  Multicast routing is enabled on interface
  Multicast TTL threshold is 0
  No multicast groups joined

下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明します。

表 2 show ip igmp interface のフィールドの説明

フィールド

説明

Ethernet0 is up, line protocol is up

インターフェイスのタイプ、番号、およびステータス。

Internet address is..., subnet mask is...

ip address コマンドで指定されたとおりに、インターフェイスに適用されているインターフェイスとサブネット マスクのインターネット アドレス。

IGMP is enabled on interface

ip pim コマンドによってインターフェイスで IGMP がイネーブルかどうかを示します。

IGMP query interval is 60 seconds

ip igmp query-interval コマンドによる指定に従い、Cisco IOS ソフトウェアで Protocol Independent Multicast(PIM)ルータ クエリー メッセージを送信する間隔。

Inbound IGMP access group is not set

IGMP のアクセス グループが ip igmp access-group コマンドで設定されているかどうかを示します。

Multicast routing is enabled on interface

インターフェイスで、ip pim コマンドによってマルチキャスト ルーティングがイネーブルかどうかを示します。

Multicast TTL threshold is 0

ip multicast ttl-threshold コマンドで指定された、パケットの存続可能時間しきい値。

Multicast designated router (DR) is...

この LAN セグメント(サブネット)の指定ルータの IP アドレス。

No multicast groups joined

このインターフェイスが任意のマルチキャスト グループのメンバであるかどうかを示し、メンバである場合はグループの IP アドレスを示します。

関連コマンド

コマンド

説明

ip address

インターフェイスに対するプライマリ IP アドレスまたはセカンダリ IP アドレスを設定します。

ip igmp access-group

インターフェイスで処理されるサブネット上のホストが加入できるマルチキャスト グループを制御します。

ip igmp query-interval

Cisco IOS ソフトウェアが IGMP ホスト クエリー メッセージを送信する頻度を設定します。

ip multicast ttl-threshold

インターフェイスから転送されるパケットの TTL しきい値を設定します。

ip pim

インターフェイス上の PIM をイネーブルにします。

show ip igmp snooping

デバイスの Internet Group Management Protocol(IGMP)スヌーピング設定を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip igmp snooping コマンドを使用します。

show ip igmp snooping [ groups [ count | vlan vlan-id [ ip-address | count ] ] | mrouter [ [ vlan vlan-id ] | [ bd bd-id ] ] | querier | vlan vlan-id | bd bd-id ]

構文の説明

groups

(任意)グループ情報を表示します。

count

(任意)IGMP スヌーピングによって学習されたマルチキャスト グループの数が表示されます。

vlan vlan-id

(任意)VLAN を指定します。 有効値の範囲は 1 ~ 1001 です。 このキーワードが設定されていない場合、情報はすべての VLAN に対して表示されます。

bd bd-id

(任意)ブリッジ ドメインを指定します。 有効値の範囲は 1 ~ 1001 です。 このキーワードが設定されていない場合、情報はすべてのブリッジ ドメインに対して表示されます。

ip-address

(任意)指定したグループに関する情報を表示します。

count

(任意)VLAN 内部のグループ数を表示します。

mrouter

(任意)ダイナミックに学習され、手動で設定されたマルチキャスト ルータ ポートの情報を表示します。

querier

(任意)IGMP クエリア情報を表示します。

コマンド モード

ユーザ EXEC (>)

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース

変更内容

12.0(5.2)WC(1)

このコマンドが導入されました。

12.2(15)ZJ

このコマンドが Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 3700 シリーズのルータ プラットフォームに追加されました。

12.3(4)T

このコマンドが、Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 3700 シリーズ ルータ上の Cisco IOS Release 12.3(4)T に統合されました。

12.4(4)XC

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.4(4)XC に統合され、Cisco 870 シリーズ サービス統合型ルータ(ISR)に実装されました。 groups キーワードおよび querier キーワードが追加されました。

12.4(15)T

groups キーワードおよび count キーワードが、Cisco 87x と Cisco 1800 シリーズ サービス統合型ルータ(ISR)、EtherSwitch 高速 WAN インターフェイス カード(HWIC)、および Cisco 1841、2800、3800 シリーズ ISR で動作している EtherSwitch ネットワーク モジュールに追加されました。

Cisco IOS XE Release 3.5S

このコマンドが Cisco IOS XE Release 3.5S に統合されました。 bd bd-id のキーワードと引数の組み合わせが追加されました。

使用上のガイドライン

show mac-address-table multicast コマンドを使用すると、IGMP スヌーピングがイネーブルに設定された VLAN の MAC アドレス テーブルのエントリを表示することもできます。

次に、show ip igmp snooping コマンドの出力例を示します。

Router# show ip igmp snooping

Global IGMP Snooping configuration:
-----------------------------------
IGMP snooping              : Enabled
IGMPv3 snooping (minimal)  : Enabled
Report suppression         : Enabled
TCN solicit query          : Disabled
TCN flood query count      : 2
Last Member Query Interval : 1000
 
Vlan 1:
--------
IGMP snooping                       : Enabled
IGMPv2 immediate leave              : Enabled
Explicit host tracking              : Enabled
Multicast router learning mode      : pim-dvmrp
Last Member Query Interval          : 1000
CGMP interoperability mode          : IGMP_ONLY
 
Vlan 11:
--------
IGMP snooping                       : Enabled
IGMPv2 immediate leave              : Disabled
Explicit host tracking              : Enabled
Multicast router learning mode      : pim-dvmrp
Last Member Query Interval          : 1000
CGMP interoperability mode          : IGMP_ONLY

この出力に示されている情報は、その内容が示すとおりです。

次に、vlan キーワードを使用した show ip igmp snooping コマンドの出力例を示します。

Router# show ip igmp snooping vlan 1vlan 1
----------
  IGMP snooping is globally enabled
  IGMP snooping is enabled on this Vlan
  IGMP snooping immediate-leave is enabled on this Vlan
  IGMP snooping mrouter learn mode is pim-dvmrp on this Vlan

この出力に示されている情報は、その内容が示すとおりです。

次に、bd キーワードを使用した show ip igmp snooping コマンドの出力例を示します。

show ip igmp snooping bd 101 
Global IGMP Snooping configuration:
-------------------------------------------
IGMP snooping Oper State     : Enabled
IGMPv3 snooping              : Enabled
Report suppression           : Enabled
EHT DB limit/count           : 100000/0
TCN solicit query            : Disabled
Robustness variable          : 2
Last member query count      : 2
Last member query interval   : 1000
Check TTL=1                  : No
Check Router-Alert-Option    : No
.
.
.

      

この出力に示されている情報は、その内容が示すとおりです。

次に、mrouter キーワードを使用した show ip igmp snooping コマンドの出力例を示します。


(注)  


この例では、Fa0/3 はダイナミックに学習されたルータ ポート、Fa0/2 は設定されたスタティック ルータ ポートです。


Router# show ip igmp snooping mrouter vlan 1
Vlan    ports
----    -----
   1    Fa0/2(static), Fa0/3(dynamic)

この出力に示されている情報は、その内容が示すとおりです。

次に、groups キーワードを使用した show ip igmp snooping コマンドの出力例を示します。

Router #show ip igmp snooping groups 
Vlan      Group          Version     Port List
---------------------------------------------------------
1         192.168.1.2      v2          Fa0/1/0
11        192.168.1.2      v2          Fa0/1/1

この出力に示されている情報は、その内容が示すとおりです。

次に、count キーワードを指定した show ip igmp snooping groups コマンドの出力例を示します。

Router# show ip igmp snooping groups count
 
Total number of groups:   2

この出力に示されている情報は、その内容が示すとおりです。

関連コマンド

コマンド

説明

ip igmp snooping

IGMP スヌーピングをグローバルにイネーブルにします。 IGMP スヌーピングを VLAN 上でイネーブルにするには、グローバルにイネーブルにしておく必要があります。

ip igmp snooping vlan

VLAN インターフェイス上で IGMP スヌーピングをイネーブルにします。

ip igmp snooping vlan immediate-leave

IGMP 即時脱退処理をイネーブルにします。

ip igmp snooping vlan mrouter

レイヤ 2 ポートをマルチキャスト ルータ ポートとして設定します。

show mac-address-table multicast

VLAN のレイヤ 2 マルチキャスト エントリを表示します。

show ip igmp snooping mrouter


(注)  


このコマンドの説明は、show ip igmp snooping コマンドの説明に統合されました。 動的に学習されたマルチキャスト ルータ ポートおよび手動で設定されたマルチキャスト ルータ ポートの情報の表示に関する包括的で最新の情報については、show ip igmp snooping コマンドを参照してください。


動的に学習されたマルチキャスト ルータ ポートおよび手動で設定されたマルチキャスト ルータ ポートの情報を表示するには、特権 EXEC モードで show ip igmp snooping mrouter コマンドを使用します。

show ip igmp snooping mrouter { vlan vlan-id | bd bd-id }

構文の説明

vlan vlan-id

VLAN を指定します。 有効値の範囲は 1 ~ 1001 です。

bd bd-id

ブリッジ ドメインを指定します。 有効値の範囲は 1 ~ 16823 です。

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

12.0(5.2)WC(1)

このコマンドが導入されました。

12.2(15)ZJ

このコマンドが Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 3700 シリーズのルータ プラットフォームに追加されました。

12.3(4)T

このコマンドが、Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 3700 シリーズ ルータ上の Cisco IOS Release 12.3(4)T に統合されました。

12.2SX

このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。

Cisco IOS XE Release 3.5S

このコマンドが変更されました。 bd bd-id のキーワードと引数の組み合わせが追加されました。

使用上のガイドライン

show mac-address-table multicast コマンドを使用すると、Internet Group Management Protocol(IGMP)スヌーピングがイネーブルに設定された VLAN の MAC アドレス テーブルのエントリを表示することもできます。

次に、show ip igmp snooping mrouter vlan 1 コマンドの出力例を示します。


(注)  


この例では、Fa0/3 はダイナミックに学習されたルータ ポート、Fa0/2 は設定されたスタティック ルータ ポートです。


Router# show ip igmp snooping mrouter vlan 1Vlan    ports
----    -----
   1    Fa0/2(static), Fa0/3(dynamic) 

関連コマンド

コマンド

説明

ip igmp snooping

IGMP スヌーピングをグローバルにイネーブルにします。 IGMP スヌーピングを VLAN 上でイネーブルにするには、グローバルにイネーブルにしておく必要があります。

ip igmp snooping vlan

VLAN インターフェイス上で IGMP スヌーピングをイネーブルにします。

ip igmp snooping vlan immediate-leave

IGMP 即時脱退処理をイネーブルにします。

ip igmp snooping vlan mrouter

レイヤ 2 ポートをマルチキャスト ルータ ポートとして設定します。

show mac-address-table multicast

VLAN のレイヤ 2 マルチキャスト エントリを表示します。

show ip igmp udlr

単方向リンク(UDL)ヘルパー アドレスが設定されたインターフェイス上の直接接続されたマルチキャスト グループの単方向リンク ルーティング(UDLR)情報を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip igmp udlr コマンドを使用します。

show ip igmp udlr [ group-name | group-address | interface-type interface-number ]

構文の説明

group-name | group-address

(任意)UDLR 情報を表示するマルチキャスト グループの名前またはアドレス。

interface-type interface-number

(任意)UDLR 情報を表示するインターフェイス タイプおよび番号。

コマンド モード

ユーザ EXEC 特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

12.0(3)T

このコマンドが導入されました。

12.2(17d)SXB1

このコマンドのサポートが Supervisor Engine 720 に追加されました。

12.2(33)SRA

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。

使用上のガイドライン

このコマンドは、どのグループが UDL で転送および受信されているかを表示します。

アップストリーム ルータでは、このコマンドはどのインターフェイスが UDL インターフェイスか、およびどの IP マルチキャスト グループがこのインターフェイスに転送されているかを示します。 UDL Reporter は、受信ルータ上のダウンストリーム インターフェイスの IP アドレスです。 複数のダウンストリーム ルータが存在している場合、このフィールドでは、どのダウンストリーム ルータが、アップストリーム ルータに地上ネットワークを介して IGMP ホスト レポートを転送したかを示します。 このレポートは UDL を介して転送されるため、すべてのダウンストリーム ルータは、その他のダウンストリーム ルータがどのグループに要求したかを確認でき、それ以上の IGMP ホスト レポートは抑制されます。

ダウンストリーム ルータ上では、このコマンドは(Interface フィールドで)、どのローカル インターフェイスが(特定のグループ用の直接接続されたホストからの)IGMP ホスト レポートを受信したかを示します。 UDL Reporter は、地上ネットワークを介して IGMP ホスト レポートをアップストリーム ルータに転送したルータの IP アドレスです。 UDL Interfaces のカラムには、IP マルチキャスト パケットを受信するインターフェイスが表示されます。

次に、アップストリーム ルータ上の show ip igmp udlr コマンドの出力例を示します。

upstream-rtr# show ip igmp udlr
IGMP UDLR Status, UDL Interfaces: Serial0
Group Address    Interface            UDL Reporter     Reporter Expires
224.2.127.254    Serial0              10.0.0.2         00:02:12
224.0.1.40       Serial0              10.0.0.2         00:02:11
225.7.7.7        Serial0              10.0.0.2         00:02:15

次に、ダウンストリーム ルータ上の show ip igmp udlr コマンドの出力例を示します。

downstream-rtr# show ip igmp udlr
IGMP UDLR Status, UDL Interfaces: Serial0
Group Address    Interface            UDL Reporter     Reporter Expires
224.2.127.254    Serial0              10.0.0.2         00:02:49
224.0.1.40       Serial0              10.0.0.2         00:02:48
225.7.7.7        Serial0              10.0.0.2         00:02:52

下の表で、最初に表示される重要なフィールドについて説明しています。

表 3 show ip igmp udlr のフィールドの説明

フィールド

説明

Group Address

インターフェイス上で UDL Reporter によってヘルパー処理されるすべてのグループ。

Interface

グループの接続先のインターフェイスのタイプと番号。

UDL Reporter

グループの IGMP ヘルパーである、UDL ネットワーク上のルータの IP アドレス。

Reporter Expires

UDL Reporter が非アクティブになるまでの時間(時間、分、秒)。 これは、次のような状況で発生します。

  • UDL Reporter が動作不能状態になった。
  • レポータへのリンクまたはネットワークが動作不能状態になった。
  • UDL Reporter に対応付けられたグループ メンバーがグループを脱退した。

show ip mroute

マルチキャスト ルーティング(mroute)テーブルの内容を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip mroute コマンドを使用します。

show ip mroute [ vrf vrf-name ] [ [ active [kbps] [ interface type number ] | bidirectional | count [terse] | dense | interface type number | proxy | pruned | sparse | ssm | static | summary ] | [ group-address [source-address] ] [ count [terse] | interface type number | proxy | pruned | summary ] | [ source-address group-address ] [ count [terse] | interface type number | proxy | pruned | summary ] | [group-address] active [kbps] [ interface type number | verbose ] ]

構文の説明

vrf vrf-name

(任意)出力をフィルタして、vrf-name 引数で指定された、マルチキャスト バーチャル プライベート ネットワーク(MVPN)ルーティングおよび転送(MVRF)インスタンスに属する mroute テーブルの内容だけを表示します。

active kbps

(任意)アクティブ ソースがマルチキャスト グループに送信されている速度(単位:キロビット/秒(kbps))を表示します。 アクティブ ソースは、この kbps 値またはそれ以上で送信されています。 範囲は 1 ~ 4294967295 です。 kbps 値のデフォルトは 4 kbps です。

interface type number

(任意)出力をフィルタして、type number 引数で指定されたインターフェイスに関係する mroute テーブル情報だけを表示します。

bidirectional

(任意)出力をフィルタして、mroute テーブルの双方向ルートに関する情報だけを表示します。

count

(任意)パケット数、パケット/秒、平均パケットサイズ、および、バイト/秒などのグループとソースの統計情報を表示します。

terse

(任意)出力をフィルタして、mroute テーブルの各 mroute エンティティに対する、ソースとグループの統計情報を除いた、mroute 統計情報のサブセットを表示します。

dense

(任意)出力をフィルタして、mroute テーブルの dense(デンス)モード ルートに関する情報だけを表示します。

proxy

(任意)マルチキャスト ルータで受信された Reverse Path Forwarding(RPF)ベクトル プロキシに関する情報を表示します。

pruned

(任意)出力をフィルタして、mroute テーブルのプルーン ルートに関する情報だけを表示します。

sparse

(任意)出力をフィルタして、mroute テーブルのスパース モード ルートに関する情報だけを表示します。

ssm

(任意)出力をフィルタして、mroute テーブルの Source Specific Multicast(SSM)ルートに関する情報だけを表示します。

static

(任意)出力をフィルタして、mroute テーブルのスタティック ルートに関する情報だけを表示します。

summary

(任意)出力をフィルタして、mroute テーブルの各エントリに対し、1 行の簡略サマリーを表示します。

group-address

(任意)マルチキャスト グループの IP アドレス、またはドメイン ネーム システム(DNS)名

source-address

(任意)マルチキャスト ソースの IP アドレスまたは DNS 名

verbose

(任意)追加情報を表示します。

コマンド デフォルト

オプションの引数およびキーワードをすべて省略した場合、show ip mroute コマンドは mroute テーブル内のすべてのエントリを表示します。

コマンド モード

ユーザ EXEC(>)特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース

変更内容

10.0

このコマンドが導入されました。

12.0(5)T

このコマンドが変更されました。 マルチキャスト マルチレイヤ スイッチング(MMLS)の H フラグが出力表示に追加されました。

12.1(3)T

このコマンドが変更されました。 SSM の U、s、I フラグが追加されました。

12.0(23)S

このコマンドが変更されました。 vrf キーワードと vrf-name 引数が追加されました。

12.0(30)S

このコマンドが変更されました。 Multicast VPN Inter-AS Support 機能の proxy キーワード、および、v および V フラグが追加されました。

12.2(13)T

このコマンドが変更されました。 vrf キーワードと vrf-name 引数が追加されました。

12.2(14)S

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(14)S に統合されました。 vrf キーワードと vrf-name 引数が追加されました。

12.2SX

このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。

12.3

このコマンドが変更されました。 Z、Y、および、y フラグが追加されました。

12.2(27)SBC

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(27)SBC に統合されました。

12.4(6)T

このコマンドが変更されました。 terse キーワードが追加されました。

12.4(7)

このコマンドが変更されました。 terse キーワードが追加されました。

12.2(18)SXF2

このコマンドが変更されました。 terse キーワードが追加されました。

12.2(33)SRA

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 terse キーワードが追加されました。 Multicast VPN Inter-AS Support 機能の proxy キーワード、および、v および V フラグが追加されました。

12.2(31)SB2

このコマンドが変更されました。 Multicast VPN Extranet Support 機能の E フラグが追加されました。 Multicast VPN Inter-AS Support 機能の proxy キーワード、および、v および V フラグが追加されました。 terse キーワードが追加されました。

12.2(33)SXH

このコマンドが変更されました。 Multicast VPN Inter-AS Support 機能の proxy キーワード、および、v および V フラグが追加されました。

12.2(33)SRC

このコマンドが変更されました。 Multicast VPN Extranet Support 機能の E フラグが追加されました。

12.2(33)SRE

このコマンドが変更されました。 verbose キーワードが追加されました。

12.4(20)T

このコマンドが変更されました。 Multicast VPN Inter-AS Support 機能の proxy キーワード、および、v および V フラグが追加されました。

15.0(1)M

このコマンドが変更されました。 Multicast VPN Extranet Support 機能の E フラグが追加されました。

15.0(1)S

このコマンドが Cisco IOS Release 15.0(1)S に統合されました。

Cisco IOS XE Release 3.2S

このコマンドが Cisco IOS XE Release 3.2S に統合されました。

15.2(3)T

このコマンドが変更されました。 発信インターフェイスが RSVP マルチキャスト CAC によってブロックされているかどうかを表示するように出力が変更されました。

15.1(1)SG

このコマンドが、Cisco IOS Release 15.1(1)SG に統合されました。

Cisco IOS XE Release 3.3SG

このコマンドが、Cisco IOS XE Release 3.3SG に統合されました。

使用上のガイドライン

show ip mroute コマンドを使用して、mroute テーブルの mroute エントリに関する情報を表示します。 Cisco IOS ソフトウェアは、(*, G) エントリから (S, G) エントリを作成することで、マルチキャスト ルーティング テーブルに値を代入します。 アスタリスク(*)は、すべての送信元アドレスを示し、「S」は単一の送信元アドレスを示し、「G」は宛先マルチキャスト グループ アドレスを示します。 (S, G)エントリを作成する場合、ソフトウェアはユニキャスト ルーティング テーブル内で(RPF を経由して)見つかった宛先グループへの最適パスを使用します。

clear ip mroute コマンドを使用して、mroute テーブルからエントリを削除します。

次に、スパース モードで動作しているルータに関する show ip mroute コマンドの出力例を示します。

Router# show ip mroute
IP Multicast Routing Table
Flags: D - Dense, S - Sparse, B - Bidir Group, s - SSM Group, C - Connected,
       L - Local, P - Pruned, R - RP-bit set, F - Register flag,
       T - SPT-bit set, J - Join SPT, M - MSDP created entry,
       X - Proxy Join Timer Running, A - Candidate for MSDP Advertisement,
       U - URD, I - Received Source Specific Host Report, Z - Multicast Tunnel,
       Y - Joined MDT-data group, y - Sending to MDT-data group
Timers: Uptime/Expires
Interface state: Interface, Next-Hop, State/Mode
(*, 224.0.255.3), uptime 5:29:15, RP is 192.168.37.2, flags: SC
  Incoming interface: Tunnel0, RPF neighbor 10.3.35.1, Dvmrp
  Outgoing interface list:
    Ethernet0, Forward/Sparse, 5:29:15/0:02:57
(192.168.46.0/24, 224.0.255.3), uptime 5:29:15, expires 0:02:59, flags: C
  Incoming interface: Tunnel0, RPF neighbor 10.3.35.1
  Outgoing interface list:
    Ethernet0, Forward/Sparse, 5:29:15/0:02:57

次に、IP マルチキャスト グループ アドレスに 232.6.6.6 を指定した場合の show ip mroute コマンドの出力例を示します。

Router# show ip mroute 232.6.6.6
IP Multicast Routing Table
Flags: D - Dense, S - Sparse, B - Bidir Group, s - SSM Group, C - Connected,
       L - Local, P - Pruned, R - RP-bit set, F - Register flag,
       T - SPT-bit set, J - Join SPT, M - MSDP created entry,
       X - Proxy Join Timer Running, A - Candidate for MSDP Advertisement,
       U - URD, I - Received Source Specific Host Report, Z - Multicast Tunnel,
       Y - Joined MDT-data group, y - Sending to MDT-data group
Outgoing interface flags:H - Hardware switched
Timers:Uptime/Expires
Interface state:Interface, Next-Hop or VCD, State/Mode
 
(*, 232.6.6.6), 00:01:20/00:02:59, RP 224.0.0.0, flags:sSJP
  Incoming interface:Null, RPF nbr 224.0.0.0
  Outgoing interface list:Null
 
(10.2.2.2, 232.6.6.6), 00:01:20/00:02:59, flags:CTI
  Incoming interface:Ethernet3/3, RPF nbr 224.0.0.0
  Outgoing interface list:
    Ethernet3/1, Forward/Sparse-Dense, 00:00:36/00:02:35

次に、デンス モードで動作しているルータに関する show ip mroute コマンドの出力例を示します。 この出力は、cbone-audio という名前のマルチキャスト グループの IP マルチキャスト ルーティング テーブルの内容を表示します。

Router# show ip mroute cbone-audio
IP Multicast Routing Table
Flags: D - Dense, S - Sparse, B - Bidir Group, s - SSM Group, C - Connected,
       L - Local, P - Pruned, R - RP-bit set, F - Register flag,
       T - SPT-bit set, J - Join SPT, M - MSDP created entry,
       X - Proxy Join Timer Running, A - Candidate for MSDP Advertisement,
       U - URD, I - Received Source Specific Host Report, Z - Multicast Tunnel,
       Y - Joined MDT-data group, y - Sending to MDT-data group
Timers: Uptime/Expires
Interface state: Interface, Next-Hop, State/Mode
(*, 224.0.255.1), uptime 0:57:31, expires 0:02:59, RP is 224.0.0.0, flags: DC
  Incoming interface: Null, RPF neighbor 224.0.0.0, Dvmrp
  Outgoing interface list:
    Ethernet0, Forward/Dense, 0:57:31/0:02:52
    Tunnel0, Forward/Dense, 0:56:55/0:01:28
(192.168.37.100, 224.0.255.1), uptime 20:20:00, expires 0:02:55, flags: C
  Incoming interface: Tunnel0, RPF neighbor 10.20.37.33, Dvmrp
  Outgoing interface list:
    Ethernet0, Forward/Dense, 20:20:00/0:02:52

次に、ATM インターフェイスで Protocol Independent Multicast(PIM)マルチポイント シグナリングがイネーブルであるため、仮想回線ディスクリプタ(VCD)値を表示する、show ip mroute コマンドの出力例を示します。

Router# show ip mroute 224.1.1.1
IP Multicast Routing Table
Flags: D - Dense, S - Sparse, B - Bidir Group, s - SSM Group, C - Connected,
       L - Local, P - Pruned, R - RP-bit set, F - Register flag,
       T - SPT-bit set, J - Join SPT, M - MSDP created entry,
       X - Proxy Join Timer Running, A - Candidate for MSDP Advertisement,
       U - URD, I - Received Source Specific Host Report, Z - Multicast Tunnel,
       Y - Joined MDT-data group, y - Sending to MDT-data group
Timers: Uptime/Expires
Interface state: Interface, Next-Hop or VCD, State/Mode
(*, 224.1.1.1), 00:03:57/00:02:54, RP 172.16.0.0, flags: SJ
  Incoming interface: Null, RPF nbr 224.0.0.0224.0.0.0
  Outgoing interface list:
    ATM0/0, VCD 14, Forward/Sparse, 00:03:57/00:02:53

次に、show ip mroute コマンドに summary キーワードを指定した場合の出力例を示します。

Router# show ip mroute summary
IP Multicast Routing Table
Flags: D - Dense, S - Sparse, B - Bidir Group, s - SSM Group, C - Connected,
       L - Local, P - Pruned, R - RP-bit set, F - Register flag,
       T - SPT-bit set, J - Join SPT, M - MSDP created entry,
       X - Proxy Join Timer Running, A - Candidate for MSDP Advertisement,
       U - URD, I - Received Source Specific Host Report, Z - Multicast Tunnel,
       Y - Joined MDT-data group, y - Sending to MDT-data group
Timers: Uptime/Expires
Interface state: Interface, Next-Hop, State/Mode
(*, 224.255.255.255), 2d16h/00:02:30, RP 172.16.10.13, flags: SJPC
(*, 224.2.127.253), 00:58:18/00:02:00, RP 172.16.10.13, flags: SJC
(*, 224.1.127.255), 00:58:21/00:02:03, RP 172.16.10.13, flags: SJC
(*, 224.2.127.254), 2d16h/00:00:00, RP 172.16.10.13, flags: SJCL
  (172.16.160.67, 224.2.127.254), 00:02:46/00:00:12, flags: CLJT
  (172.16.244.217, 224.2.127.254), 00:02:15/00:00:40, flags: CLJT
  (172.16.8.33, 224.2.127.254), 00:00:25/00:02:32, flags: CLJT
  (172.16.2.62, 224.2.127.254), 00:00:51/00:02:03, flags: CLJT
  (172.16.8.3, 224.2.127.254), 00:00:26/00:02:33, flags: CLJT
  (172.16.60.189, 224.2.127.254), 00:03:47/00:00:46, flags: CLJT

次に、show ip mroute コマンドに active キーワードを指定した場合の出力例を示します。

Router# show ip mroute active 4
Active IP Multicast Sources - sending >= 4 kbps
Group: 224.2.127.254, (sdr.cisco.com)
   Source: 192.168.28.69 (mbone.ipd.anl.gov)
     Rate: 1 pps/4 kbps(1sec), 4 kbps(last 1 secs), 4 kbps(life avg)
Group: 224.2.201.241, ACM 97
   Source: 192.168.52.160 (webcast3-e1.acm97.interop.net)
     Rate: 9 pps/93 kbps(1sec), 145 kbps(last 20 secs), 85 kbps(life avg)
Group: 224.2.207.215, ACM 97
   Source: 192.168.52.160 (webcast3-e1.acm97.interop.net)
     Rate: 3 pps/31 kbps(1sec), 63 kbps(last 19 secs), 65 kbps(life avg)

次の部分的な出力例は、発信インターフェイス イーサネット 0/2 がブロックされていることを示します。 インターフェイスのデータ フローは、RSVP がフローの予約を削除(拒否)したためや、フローが RSVP マルチキャスト CAC が適用される ACL と一致しているためにブロックされることがあります。

mcast-iou01-2# sho ip mro 237.1.1.2
IP Multicast Routing Table
.
.
.
(40.0.7.200, 237.1.1.2), 00:04:34/00:03:15, flags: T
  Incoming interface: Ethernet0/0, RPF nbr 40.0.1.1
  Outgoing interface list:
    Ethernet0/1, Forward/Sparse-Dense, 00:04:34/00:02:57
    Ethernet0/2, Forward/Sparse-Dense, 00:04:16/00:02:33 Blocked

下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明します。

表 4 show ip mroute のフィールドの説明

フィールド

説明

Flags:

エントリに関する情報を提供します。

  • D:デンス。 エントリはデンス モードで動作しています。
  • S:スパース。 エントリはスパース モードで動作しています。
  • B:Bidir グループ。 マルチキャスト グループが双方向モードで動作していることを示します。
  • s:SSM グループ。 マルチキャスト グループが SSM の IP アドレス範囲内であることを示します。 このフラグは、SSM の範囲が変更されるとリセットされます。
  • C:接続済み。 マルチキャスト グループのメンバーは、直接接続されたインターフェイス上に存在します。

Flags:(続き)

  • L:ローカル。 ルータ自体が、マルチキャスト グループのメンバです。 グループをローカルに参加させるには、ip igmp join-group コマンド(設定済みのグループの場合)、 ip sap listen コマンド(既知のセッション ディレクトリ グループの場合)、およびランデブー ポイント(RP)マッピング(既知のグループ 224.0.1.39 および 224.0.1.40 の場合)を使用します。 ローカルで参加したグループはファスト スイッチングではありません。
  • P:プルーニングされている。 ルートがプルーニングされています。 Cisco IOS ソフトウェアは、この情報を保持して、ダウンストリーム メンバが送信元に加入できるようにします。
  • R:RP-bit を設定。 (S,G) エントリが RP をポイントしていることを示します。 このフラグは、通常、特定の送信元に関する共有ツリーに沿ったプルーニング ステートを示します。
  • F:Register フラグ。 ソフトウェアがマルチキャスト送信元に登録されていることを示します。
  • T:SPT-bit を設定。 パケットが最短パス送信元ツリーで受信されていることを示します。
  • J:Join SPT。 (*, G) エントリの場合、共有ツリーの下方向に流れるトラフィックの速度が、グループの SPT しきい値設定を超えていることを示します (デフォルトの SPT しきい値設定は 0 kbps です)。J - Join 最短パス ツリー(SPT)フラグが設定されている場合に、共有ツリーの下流で次の(S, G)パケットが受信されると、送信元の方向に(S, G)join がトリガーされます。これにより、ルータは送信元ツリーに加入します。
(S, G) エントリの場合、グループの SPT しきい値を超過したためにエントリが作成されたことを示します。 (S, G)エントリに J - Join SPT フラグが設定されている場合、ルータは送信元ツリー上のトラフィック速度をモニタします。送信元ツリーのトラフィック速度がグループの SPT しきい値を下回っている状況が 1 分を超えて継続した場合、ルータはこの送信元の共有ツリーにスイッチバックしようとします。
(注)     

ルータは共有ツリー上のトラフィック速度を測定し、この速度とグループの SPT しきい値を 1 秒ごとに比較します。 トラフィック速度が SPT しきい値を超えた場合は、トラフィック速度の次の測定が行われるまで、(*, G) エントリに J - Join SPT フラグが設定されます。 共有ツリーに次のパケットが着信し、新しい測定間隔が開始されると、フラグが解除されます。 グループにデフォルトの SPT しきい値(0 Kbps)が使用されている場合、(*, G) エントリには常に J - Join SPT フラグが設定され、解除されません。 デフォルトの SPT しきい値が使用されている場合に、新しい送信元からトラフィックを受信すると、ルータは最短パス送信元ツリーにただちに切り替えます。

  • M:MSDP によって作成されたエントリ。 (*, G)というエントリは、マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアで学習したことを示します。 このフラグは、MSDP を実行する RP だけに適用されます。
  • E:エクストラネット ソースの mroute エントリ。 VRF ルーティング テーブル内の(*, G)または(S, G)エントリがソース マルチキャスト VRF(MVRF)エントリであり、エクストラネット レシーバ MVRF エントリがこれにリンクされていることを示しています。
  • X:プロキシ join タイマーが実行中。 プロキシ join タイマーが動作していることを示します。 このフラグは、RP または「ターンアラウンド」ルータの(S, G)エントリのみに設定されます。 「ターンアラウンド」ルータは共有パス(*, G)ツリーと、送信元から RP への最短パスの交差点にあります。
  • A:MSDP アドバタイズメントの候補。 (S, G)エントリが MSDP ピアを解してアドバタイズされたことを示します。 このフラグは、MSDP を実行する RP だけに適用されます。
  • U:URD。 この(S, G)エントリに対して URL Rendezvous Directory(URD)チャネル加入レポートが受信されたことを示します。
  • I:受信された送信元固有のホスト レポート。 (S,G) エントリが (S,G) レポートによって作成されたことを示します。 この(S, G)レポートは、Internet Group Management Protocol Version 3(IGMPv3)、URD、または IGMP v3lite によって作成された可能性があります。 このフラグは、指定ルータ(DR)でのみ設定されます。
  • Z:マルチキャスト トンネル。 このエントリがマルチキャスト配信ツリー(MDT)トンネルに属する IP マルチキャスト グループであることを示します。 この IP マルチキャスト ステートで受信されたすべてのパケットは、非カプセル化のために MDT トンネルに送信されます。
  • Y:Joined MDT-data グループ。 トラフィックがこの送信元およびグループ専用に設定された MDT トンネルを介して受信されたことを示します。 このフラグは、バーチャル プライベート ネットワーク(VPN)の mroute テーブルでのみ設定されます。
  • y:MDT-data グループに送信中。 トラフィックがこの送信元およびグループ専用に設定された MDT トンネルを介して送信されたことを示します。 このフラグは、VPN mroute テーブルでのみ設定されます。

Outgoing interface flags:

エントリに関する情報を提供します。

  • H:ハードウェアの切り替え。 マルチキャスト マルチレイヤ スイッチング(MMLS)転送パスがこのエントリに対して確立されていることを示します。

Timers:Uptime/Expires

「Uptime」は、エントリが IP マルチキャスト ルーティング テーブルに格納されている期間(時間、分、秒)をインターフェイスごとに示します。 「Expires」は、IP マルチキャスト ルーティング テーブルからエントリが削除されるまでの期間(時間、分、秒)をインターフェイスごとに示します。

Interface state:

着信インターフェイスまたは発信インターフェイスのステートを示します。

  • Interface。 着信または発信インターフェイスのリストに表示されたインターフェイスの数とタイプを示します。
  • ネクストホップまたは VCD。 「Next-hop」は、ダウンストリーム ネイバーの IP アドレスを指定します。 「VCD」は、仮想回線ディスクリプタ番号を指定します。 「VCD0」は、グループがスタティック マップ仮想回線を使用していることを意味します。
  • State/Mode。 「State」は、アクセス リストまたは存続可能時間(TTL)しきい値による制限があるかどうかに応じて、インターフェイス上で転送、プルーニング、ヌル値化のいずれの処理がパケットに対して実行されるかを示します。 「Mode」は、インターフェイスがデンス モード、スパース モード、スパース - デンス モードのいずれで動作しているのかを示します。

(*, 224.0.255.1) and (192.168.37.100, 224.0.255.1)

IP マルチキャスト ルーティング テーブルのエントリです。 エントリは、送信元の IP アドレスと、それに続くマルチキャスト グループの IP アドレスで構成されます。 送信元ルータの位置に置かれたアスタリスク(*)は、すべての送信元を意味します。

最初の形式のエントリは、(* ,G)または「スター カンマ G」エントリと呼ばれます。 2 番目の形式のエントリは、(S, G)または「S カンマ G」エントリと呼ばれます。 (*, G)エントリは、(S, G)エントリを作成するために使用されます。

RP

RP ルータのアドレス。 スパース モードで動作するルータおよびアクセス サーバの場合、このアドレスは常に 224.0.0.0 です。

flags:

エントリに関する情報です。

Incoming interface:

送信元からのマルチキャスト パケット用のインターフェイスです。 パケットがこのインターフェイスに着信しなかった場合、廃棄されます。

RPF neighbor or RPF nbr

送信元に対するアップストリーム ルータの IP アドレス。 Tunneling は、このルータが RP へのデータを登録パケットにカプセル化して送信していることを示します。 カッコ内の 16 進数は、登録先の RP を示します。 1 つのグループに複数の RP が使用されている場合、各ビットは異なる RP を示します。 このフィールドの IP アドレスの後にアスタリスク(*)が表示される場合、RPF ネイバーはアサートによって学習されています。

Outgoing interface list:

パケットが転送される際に通過するインターフェイス。

インターフェイスで ip pim nbma-mode コマンドがイネーブルの場合、Protocol Independent Multicast(PIM)ネイバーの IP アドレスも表示されます。

インターフェイスが RSVP マルチキャスト CAC によってブロック(拒否)されている場合は、出力に Blocked キーワードが表示されます。

次に、show ip mroute コマンドに count キーワードを指定した場合の出力例を示します。

Router# show ip mroute count
IP Multicast Statistics
4045 routes using 2280688 bytes of memory
41 groups, 97.65 average sources per group
Forwarding Counts:Pkt Count/Pkts per second/Avg Pkt Size/Kilobits per second
Other counts:Total/RPF failed/Other drops(OIF-null, rate-limit etc)
Group:239.0.18.1, Source count:200, Packets forwarded:348232, Packets received:348551
  RP-tree:Forwarding:12/0/218/0, Other:12/0/0
  Source:10.1.1.1/32, Forwarding:1763/1/776/9, Other:1764/0/1
  Source:10.1.1.2/32, Forwarding:1763/1/777/9, Other:1764/0/1
  Source:10.1.1.3/32, Forwarding:1763/1/783/10, Other:1764/0/1
  Source:10.1.1.4/32, Forwarding:1762/1/789/10, Other:1763/0/1
  Source:10.1.1.5/32, Forwarding:1762/1/768/10, Other:1763/0/1
  Source:10.1.1.6/32, Forwarding:1793/1/778/10, Other:1794/0/1
  Source:10.1.1.7/32, Forwarding:1793/1/763/10, Other:1794/0/1
  Source:10.1.1.8/32, Forwarding:1793/1/785/10, Other:1794/0/1
  Source:10.1.1.9/32, Forwarding:1793/1/764/9, Other:1794/0/1
  Source:10.1.1.10/32, Forwarding:1791/1/774/10, Other:1792/0/1
  Source:10.1.2.1/32, Forwarding:1689/1/780/10, Other:1691/0/2
  Source:10.1.2.2/32, Forwarding:1689/1/782/10, Other:1691/0/2
  Source:10.1.2.3/32, Forwarding:1689/1/776/9, Other:1691/0/2
.
.
.
 
Group:239.0.18.132, Source count:0, Packets forwarded:8810, Packets received:8810
  RP-tree:Forwarding:8810/7/780/49, Other:8810/0/0
Group:239.0.17.132, Source count:0, Packets forwarded:704491, Packets received:704491
  RP-tree:Forwarding:704491/639/782/4009, Other:704491/0/0
Group:239.0.17.133, Source count:0, Packets forwarded:704441, Packets received:704441
  RP-tree:Forwarding:704441/639/782/3988, Other:704441/0/0
Group:239.0.18.133, Source count:0, Packets forwarded:8810, Packets received:8810
  RP-tree:Forwarding:8810/8/786/49, Other:8810/0/0
Group:239.0.18.193, Source count:0, Packets forwarded:0, Packets received:0
Group:239.0.17.193, Source count:0, Packets forwarded:0, Packets received:0
Group:239.0.18.134, Source count:0, Packets forwarded:8803, Packets received:8803
  RP-tree:Forwarding:8803/8/774/49, Other:8803/0/0

(注)  


RP-tree フィールドは、(*, G)エントリを持ち、受信パケット数が正の非 SSM グループだけに表示されます。


次に、show ip mroute コマンドに count キーワードおよび terse キーワードを指定した場合の出力例を示します。

Router# show ip mroute count terse
IP Multicast Statistics
4 routes using 2610 bytes of memory
3 groups, 0.33 average sources per group

下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明します。

表 5 show ip mroute count のフィールドの説明

フィールド

説明

Group:

IP マルチキャスト グループ G のトラフィックの要約統計情報。 この行は非 SSM グループだけに表示されます。

Forwarding Counts:

受信されて、少なくとも 1 つのインターフェイスに転送されたパケットに関する統計。

(注)     

転送カウンタだけをクリアする特定のコマンドはありません。clear ip mroute コマンドを使用すると、実際のマルチキャスト転送状態だけをクリアできます。 このコマンドを発行するとトラフィック転送が中断します。

Pkt Count/

このカウンタが適用されるマルチキャスト転送状態の作成後に受信され転送されたパケットの総数。

Pkts per second/

1 秒間に受信され転送されたパケット数。 IP マルチキャスト高速スイッチング プラットフォームでは、この数は最後の 1 秒間のパケット数です。 その他のプラットフォームでは、別の方法でこの数を計算することもあります。 詳細については、プラットフォームのマニュアルを参照してください。

Avg Pkt Size/

このマルチキャスト転送状態についての合計バイト数/合計パケット数。 合計バイト数は直接は表示されません。 平均パケット サイズにパケット数を乗算すると、合計バイト数を計算できます。

Kilobits per second

1 秒間のバイト数/1 秒間のパケット数/1000。 IP マルチキャスト高速スイッチング プラットフォームでは、1 秒間のパケット数は最後の 1 秒間のパケット数です。 その他のプラットフォームでは、別の方法でこの数を計算することもあります。 詳細については、プラットフォームのマニュアルを参照してください。

Other counts:

受信パケットに関する統計。 これらのカウンタには、受信され転送されたパケットと受信されても転送されなかったパケットに関する統計が含まれます。

Total/

受信されたパケットの合計数。

RPF failed/

RPF またはアクセプタンス チェックの失敗のために転送されなかったパケット数(双方向 PIM が設定されているとき)。

Other drops (OIF-null, rate-limit etc)

RPF またはアクセプタンス チェック以外の理由のために転送されなかったパケット数(OIF のリストが空であったためや、ip multicast rate-limit などの設定がイネーブルでありパケットが廃棄されたためなど)。

Group:

G について(*, G)のカウンタと特定の単一グループ G の(S, G)ステートの範囲に関するサマリー情報。 次の RP-tree: および Source: 出力フィールドには、このグループに属する個別の状態に関する情報が含まれています。

(注)     

SSM 範囲のグループの場合、Group 出力フィールドの後に表示されるグループは統計情報です。 すべての SSM 範囲(S, G)ステートは、無関係な個別の SSM チャネルです。

Source count:

このグループ G の(S, G)ステートの数。 個々の(S, G)カウンタは出力フィールドの行で詳しく説明されています。

Packets forwarded:

この IP マルチキャスト グループ G の Forwarding Counts フィールドに詳細があるパケットの合計。 このフィールドは、このグループ G の RP-tree およびすべての Source フィールドの合計です。

Packets received:

この IP マルチキャスト グループ G の Other counts フィールドに詳細があるパケットの合計。 このフィールドは、このグループ G の RP-tree 行および Source 行の Other counts フィールドと Pkt Count フィールドの合計です。

RP-tree:

このグループ G の(* ,G)ステートのカウンタ。 これらのカウンタは、共有ツリー上のパケットを転送しない転送モードのあるグループについてだけ表示されます。 これらの(*, G)グループは、双方向 PIM および PIM スパース モード(PIM-SM)のグループです。 PIM デンス モード(PIM-DM)および SSM 範囲のグループに対する RP-tree 表示は行われません。

Source:

このグループ G の単一個別(S, G)ステートに対するカウンタ。 双方向 PIM グループには、(S, G)ステートはありません。

関連コマンド

コマンド

説明

clear ip mroute

mroute テーブルからエントリを削除します。

show ip msdp count

Multicast Source Discovery Protocol(MSDP)の Source-Active(SA)メッセージで発信された送信元とグループの数を表示し、SA キャッシュにある MSDP ピアからの SA メッセージの数を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip msdp count コマンドを使用します。

show ip msdp [ vrf vrf-name ] count [as-number]

構文の説明

vrf

(任意)マルチキャスト VPN ルーティングおよび転送(VRF)インスタンスをサポートします。

vrf-name

(任意)VRF に割り当てられた名前。

as-number

(任意)指定した自律システム番号からの SA メッセージを発信した送信元とグループの数。

コマンド モード

ユーザ EXEC 特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

12.0(7)T

このコマンドが導入されました。

12.1(7)

SA キャッシュ内の各 MSDP ピアからの SA メッセージ数に関する情報を表示するように、このコマンドが変更されました。

12.0(23)S

vrf キーワードと vrf-name 引数が追加されました。

12.2(13)T

vrf キーワードと vrf-name 引数が追加されました。

12.2(14)S

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(14)S に統合されました。

12.2(18)SXE

このコマンドのサポートが Supervisor Engine 720 のみに追加されました。

12.2(27)SBC

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(27)SBC に統合されました。

12.2(33)SRA

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。

使用上のガイドライン

このコマンドの出力があるように ip msdp cache-sa-state コマンドを設定する必要があります。

次に、show ip msdp count コマンドの出力例を示します。

Router# show ip msdp count
SA State per Peer Counters, <Peer>: <# SA learned>
 224.135.250.116: 24
 172.16.240.253: 3964
 172.16.253.19: 10
 172.16.170.110: 11
SA State per ASN Counters, <asn>: <# sources>/<# groups>
 Total entries: 4009
 ?: 192/98, 9: 1/1, 14: 107/57, 17: 7/5
 18: 4/3, 25: 23/17, 26: 39/27, 27: 2/2
 32: 19/7, 38: 2/1, 52: 4/4, 57: 1/1
 68: 4/4, 73: 12/8, 81: 19/1, 87: 9/6
 .
 .
 .

下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明します。

表 6 show ip msdp count のフィールドの説明

フィールド

説明

224.135.250.116: 24

IP アドレス 224.135.250.116 の MSDP ピア。この MSDP ピアからの SA メッセージ 24 個が SA キャッシュ内にあります。

Total entries

SA キャッシュ内の SA エントリの総数。

9: 1/1

自律システム 9。1 送信元/1 ポート。

関連コマンド

コマンド

説明

ip msdp cache-sa-state

ルータは SA ステートを作成することができます。

show ip msdp peer

マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアに関する詳細情報を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip msdp peer コマンドを使用します。

show ip msdp [ vrf vrf-name ] peer [ peer-address | peer-name ] [ accepted-sas | advertised-sas ]

構文の説明

vrf vrf-name

(任意)vrf-name 引数に指定されたマルチキャスト バーチャル プライベート ネットワーク(MVPN)仮想ルーティングおよび転送(MVRF)インスタンスに関連付けられている MSDP ピアに関する情報を表示します。

peer-address | peer-name

(任意)情報を表示する MSDP ピアのドメイン ネーム システム(DNS)名または IP アドレス。

accepted -sas

(任意)この MSDP ピアによって受信された Source-Active(SA)メッセージに関する情報を表示します。

advertised -sas

(任意)この MSDP ピアにアドバタイズされた SA メッセージに関する情報を表示します。

コマンド モード

ユーザ EXEC(>)特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース

変更内容

12.0(7)T

このコマンドが導入されました。

12.1(7)

このコマンドが変更されました。 ip msdp sa-limit コマンドを使用して設定された Source Active(SA)メッセージの制限に関する情報を表示するように、出力が変更されました。

12.0(23)S

このコマンドが変更されました。 vrf キーワードと vrf-name 引数が追加されました。

12.2(13)T

このコマンドが変更されました。 vrf キーワードと vrf-name 引数が追加されました。

12.2(14)S

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(14)S に統合されました。

12.2(18)SXE

このコマンドが Supervisor Engine 720 のみに実装されました。

12.4(2)T

このコマンドが変更されました。 MSDP ピアで Message Digest 5(MD5)パスワード認証がイネーブルかどうかを表示するように出力が変更されました。

12.2(27)SBC

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(27)SBC に統合されました。

12.2(33)SRA

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。

12.2(33)SXH

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXH に統合されました。

12.2(33)SRE

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE に統合されました。

15.1(1)SG

このコマンドが、Cisco IOS Release 15.1(1)SG に統合されました。

Cisco IOS XE Release 3.3SG

このコマンドが、Cisco IOS XE Release 3.3SG に統合されました。

次に、show ip msdp peer コマンドの出力例を示します。

Router# show ip msdp peer 224.135.250.116
MSDP Peer 224.135.250.116 (rtp5-rp1.cisco.com), AS 109 (configured AS)
Description:
 Connection status:
   State: Up, Resets: 9, Connection source: Loopback2 (228.69.199.17)
   Uptime(Downtime): 1d10h, Messages sent/received: 436765/429062
   Output messages discarded: 0
   Connection and counters cleared 1w2d     ago
 SA Filtering:
   Input (S,G) filter: none, route-map: none
   Input RP filter: none, route-map: none
   Output (S,G) filter: none, route-map: none
   Output RP filter: none, route-map: none
 SA-Requests:
   Input filter: none
   Sending SA-Requests to peer: disabled
 Peer ttl threshold: 0
 SAs learned from this peer: 32, SAs limit: 500
 Input queue size: 0, Output queue size: 0

下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明します。

表 7 show ip msdp peer のフィールドの説明

フィールド

説明

MSDP Peer

MSDP ピアの IP アドレスです。

AS

MSDP ピアが属する自律システム。

State:

MSDP ピアの状態。

Connection source:

TCP ローカル接続アドレスの IP アドレスを取得するために使用されたインターフェイス。

Uptime (Downtime):

MSDP ピアがアップまたはダウンしている日数と時間数。 時間が 24 時間未満の場合は、時:分:秒の形式で表示されます。

Messages sent/received:

MSDP ピアに送信された SA メッセージの数/MSDP ピアから受信した SA メッセージの数。

SA Filtering:

SA 入力および出力のアクセス リスト フィルタリングに関する情報(存在する場合)。

SA-Requests:

SA 要求のアクセス リスト フィルタリングに関する情報(存在する場合)。

SAs learned from this peer:

SA キャッシュにある、この MSDP ピアからの SA メッセージの数。

SAs limit:

この MSDP ピアの SA メッセージの制限。

関連コマンド

コマンド

説明

ip msdp peer

MSDP ピアを設定します。

show ip msdp sa-cache

マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアから学習した(S, G)ステートを表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip msdp sa-cache コマンドを使用します。

show ip msdp [ vrf vrf-name ] sa-cache [ group-address | source-address | group-name | source-name ] [ group-address | source-address | group-name | source-name ] [as-number] [ rejected-sa [detail] [read-only] ]

構文の説明

vrf

(任意)マルチキャスト VPN ルーティングおよび転送(VRF)インスタンスをサポートします。

vrf-name

(任意)VRF に割り当てられた名前。

group-address source-address group-name source-name

(任意)(S, G)ステート情報を表示するグループまたは送信元のグループ アドレス、送信元アドレス、グループ名、または送信元名。 2 つのアドレスまたは名前を指定した場合、それらのアドレスに該当する(S, G)エントリが表示されます。 1 グループ アドレスだけを指定した場合、そのグループのすべての送信元が表示されます。

オプションを指定しなかった場合は、Source-Active(SA)キャッシュ全体が表示されます。

as-number

(任意)SA メッセージが発信された自律システム(AS)の番号。

rejected-sa

(任意)最後に受信されて拒否された MSDP SA メッセージを表示します。

detail

(任意)この SA メッセージを送信した MSDP ピアの IP アドレスに関する詳細情報およびこの SA メッセージが拒否された理由を表示します。

read-only

(任意)拒否された SA キャッシュをチェックポイント処理します。 チェック ポイント処理が終わると、拒否された SA キャッシュは空にされます。

コマンド モード

ユーザ EXEC 特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

12.0(7)T

このコマンドが導入されました。

12.0(23)S

vrf キーワードと vrf-name 引数が追加されました。

12.2(13)T

vrf キーワードと vrf-name 引数が追加されました。

12.2(14)S

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(14)S に統合されました。

12.2(27)SBC

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(27)SBC に統合されました。

12.2SX

このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。

使用上のガイドライン

デフォルトでは、(S, G)ステートがキャッシュされます。

拒否された SA メッセージは、ip msdp cache-rejected-sa コマンドが設定されている場合にのみキャッシュされます。

拒否された SA キャッシュに格納されている SA メッセージを表示するには、show ip msdp sa-cache にオプションの rejected-sa キーワードを指定して使用します。 コマンド文字列に detail キーワードを追加すると、この SA メッセージを送信した MSDP ピア ルータの IP アドレスと、SA メッセージが拒否された理由が出力に含められます。

オプションの read-only キーワードをコマンド文字列に追加すると、ルータは、拒否された SA キャッシュのチェック ポイント処理を行います。これにより、拒否された SA キャッシュの一貫したスナップショットが出力に表示されることが保障されます。 チェック ポイント処理が終わると、拒否された SA キャッシュがクリアされます。


(注)  


拒否された SA キャッシュのチェック ポイント処理を行うために、ルータでは、拒否された SA キャッシュ内の 2 番目のコピーを作成する必要があります。この結果、ルータのメモリが少ないと、このコマンドが失敗するおそれがあります。


オプションの read-only キーワードをコマンド文字列に追加していない場合、ルータでは、拒否された SA のアクティブなキャッシュから、拒否された MSDP SA メッセージを表示します。出力は表示用に処理中であるため、取得された、拒否された SA メッセージのエントリによって、拒否された SA メッセージ エントリが上書きされて、表示される出力に矛盾が発生するおそれがあります。

次に、show ip msdp sa-cache コマンドの出力例を示します。

Router# show ip msdp sa-cache
MSDP Source-Active Cache - 2398 entries
(172.16.41.33, 238.105.148.0), RP 172.16.3.111, MBGP/AS 704, 2d10h/00:05:33
(172.16.112.8, 224.2.0.1), RP 192.168.200.65, MBGP/AS 10888, 00:03:21/00:02:38
(172.16.10.13, 227.37.32.1), RP 192.168.3.92, MBGP/AS 704, 05:22:20/00:03:32
(172.16.66.18, 233.0.0.1), RP 192.168.3.111, MBGP/AS 704, 2d10h/00:05:35
(172.16.66.148, 233.0.0.1), RP 192.168.3.111, MBGP/AS 704, 2d10h/00:05:35
(172.16.10.13, 227.37.32.2), RP 192.168.3.92, MBGP/AS 704, 00:44:30/00:01:31
(172.16.70.203, 224.2.236.2), RP 192.168.253.7, MBGP/AS 3582, 02:34:16/00:05:49
(172.18.42.104, 236.195.56.2), RP 192.168.3.92, MBGP/AS 704, 04:21:13/00:05:22
(172.16.10.13, 227.37.32.3), RP 192.168.3.92, MBGP/AS 704, 00:44:30/00:02:31
(172.18.15.43, 224.0.92.3), RP 192.168.200.65, MBGP/AS 10888, 6d09h/00:05:35
(172.18.15.111, 224.0.92.3), RP 192.168.200.65, MBGP/AS 10888, 16:18:08/00:05:35
(172.18.21.45, 224.0.92.3), RP 192.168.200.65, MBGP/AS 10888, 16:18:08/00:05:35
(172.18.15.75, 224.0.92.3), RP 192.168.200.65, MBGP/AS 10888, 08:40:52/00:05:35
(172.18.15.100, 224.0.92.3), RP 192.168.200.65, MBGP/AS 10888, 08:40:52/00:05:35
(172.16.10.13, 227.37.32.6), RP 192.168.3.92, MBGP/AS 704, 00:45:30/00:05:31
(172.18.41.33, 224.247.228.10), RP 192.168.3.111, MBGP/AS 704, 2d10h/00:05:35
(172.18.222.210, 224.2.224.13), RP 192.168.3.92, MBGP/AS 704, 01:51:53/00:05:22
(172.18.41.33, 229.231.124.13), RP 192.168.3.111, MBGP/AS 704, 2d10h/00:05:33
(172.18.32.138, 224.2.200.23), RP 192.168.253.7, MBGP/AS 3582, 21:33:40/00:05:49
(172.18.75.244, 224.2.200.23), RP 192.168.253.7, MBGP/AS 3582, 21:33:40/00:05:49

下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明します。

表 8 show ip msdp sa-cache のフィールドの説明

フィールド

説明

(172.16.41.33, 238.105.148.0)

2 番目のアドレス(グループ)に送信している最初のアドレス(送信元)を示します。

RP 172.16.3.111

SA メッセージが発信されるランデブー ポイント(RP)の IP アドレス。

MBGP/AS 704

SA メッセージが発信された RP が、マルチプロトコル ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)による AS704 にあることを示します。

2d10h/00:05:33

このルートは 2 日と 10 時間キャッシュされています。 5 分 33 秒経過するまでに SA メッセージを受信しないと、ルートは SA キャッシュから削除されます。

次に、show ip msdp sa-cache コマンドに rejecteddetail、および read-only キーワードを指定したときの出力例を示します。

Router# show ip msdp sa-cache rejected detail read-only
MSDP Rejected SA Cache
 35 rejected SAs received over 02:50:01, cache size: 50 entries
 Timestamp (source, group)
 2832.248, (10.10.10.4, 227.7.7.12), RP: 10.10.10.4, Peer: 10.10.10.4,
     Reason: sa-limit-exceeded
 2915.232, (10.10.10.8, 224.1.1.1), RP: 10.11.11.11, Peer: 10.10.10.8,
     Reason: in-filter
 3509.584, (10.12.12.2, 225.5.5.5), RP: 10.15.15.1, Peer: 10.12.12.2,
            Reason: rpf-fail
 .
 .
 .

下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明します。

表 9 show ip msdp sa-cache rejected detail read-only のフィールドの説明

フィールド

説明

35 rejected SAs received over 02:50:01

HH:MM:SS で示された期間に受信した、拒否された SA メッセージ エントリの数。

cache size:

拒否された SA キャッシュのサイズを示します。 このフィールドは、ip msdp rejected-sa-cache コマンドによって制御されます。 拒否された SA キャッシュがオーバーフローする場合、エントリは最初のエントリから上書きされます。

Timestamp

秒数 .ミリ秒数の形式でルータの稼働時間を示します。

(source, group)

拒否された SA メッセージでアドバタイズされた(S, G)情報。

RP:

SA メッセージを発信したランデブー ポイント(RP)の IP アドレスを示します。

Peer:

拒否された SA メッセージを送信した MSDP ピアの IP アドレスを示します。

Reason:

ルータが SA メッセージを拒否した理由を示します。

考えられる原因は次のとおりです。

  • autorp-group:この SA メッセージは、2 つの AutoRP グループ(224.0.1.39 および 224.0.1.40)のいずれかを含んでいるため拒否されたことを示します。
  • in-filter:この SA メッセージは、設定された着信フィルタ リスト(ip msdp sa-filter in コマンドで設定)によってフィルタリングされたため拒否されたことを示します。
  • no-memory:この SA メッセージは、MSDP SA メッセージのストレージを割り当てる際に、ルータでメモリが不足したため拒否されたことを示します。
  • rpf-fail:この SA メッセージは、リバース パス転送(RPF)チェックに失敗したため、拒否されたことを示します。
  • rp-filter:この SA メッセージは、設定された着信 RP フィルタ リスト(ip msdp sa-filter in コマンドで設定)によってフィルタリングされたため拒否されたことを示します。
  • sa-limit-exceeded:この SA メッセージは、この SA メッセージを受信したときに、SA キャッシュ エントリの最大数(ip msdp sa-limit コマンドで制御)がすでに使い果たされていたために拒否されたことを示します。
  • ssm-range:この SA メッセージは、SSM 範囲のグループを示したために拒否されたことを示します。

関連コマンド

コマンド

説明

clear ip msdp sa-cache

MSDP SA キャッシュ エントリを消去します。

ip msdp cache-sa-state

ルータは SA ステートを作成することができます。

show ip msdp summary

マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピア ステータスを表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip msdp summary コマンドを使用します。

show ip msdp [ vrf vrf-name ] summary

構文の説明

vrf

(任意)マルチキャスト VPN ルーティングおよび転送(VRF)インスタンスをサポートします。

vrf-name

(任意)VRF に割り当てられた名前。

コマンド モード

ユーザ EXEC 特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

12.0(7)T

このコマンドが導入されました。

12.1(7)

SA キャッシュ内の各 MSDP ピアからの Source-Active(SA)メッセージ数に関する情報を表示するように、このコマンドが変更されました。

12.0(23)S

vrf キーワードと vrf-name 引数が追加されました。

12.2(13)T

vrf キーワードと vrf-name 引数が追加されました。

12.2(14)S

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(14)S に統合されました。

12.2(18)SXE

このコマンドのサポートが Supervisor Engine 720 のみに追加されました。

12.2(33)SRA

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。

12.2(27)SBC

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(27)SBC に統合されました。

次に、show ip msdp summary コマンドの出力例を示します。

Router# show ip msdp summary
MSDP Peer Status Summary
Peer Address     AS    State    Uptime/  Reset SA    Peer Name
                                Downtime Count Count
224.135.250.116  109   Up       1d10h    9     111   rtp5-rp1
*172.20.240.253 1239  Up       14:24:00 5     4010  sl-rp-stk
172.16.253.19    109   Up       12:36:17 5     10    shinjuku-rp1
172.16.170.110   109   Up       1d11h    9     12    ams-rp1

下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明します。

表 10 show ip msdp summary のフィールドの説明

フィールド

説明

Peer Address

MSDP ピアの IP アドレスです。

AS

MSDP ピアが属する自律システム。

State

MSDP ピアの状態。

Uptime/Downtime

MSDP ピアがアップまたはダウンする日付と時間(前のカラムで示されているステートごとに表示されます)。 時間が 24 時間未満の場合は、時:分:秒の形式で表示されます。

SA Count

SA キャッシュ内のこの MSDP ピアからの SA メッセージ数。

Peer Name

MSDP ピアの名前。

show ip pim interface

Protocol Independent Multicast(PIM)用に設定されたインターフェイスに関する情報を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip pim interface コマンドを使用します。

show ip pim [ vrf vrf-name ] interface [ type number ] [ df | count ] [rp-address] [detail] [stats]

構文の説明

vrf vrf-name

(任意)vrf-name 引数に指定されたマルチキャスト バーチャル プライベート ネットワーク(MVPN)仮想ルーティングおよび転送(MVRF)インスタンスに関連付けられている PIM インターフェイスに関する情報を表示します。

type number

(任意)インターフェイス タイプおよび番号

df

(任意)双方向 PIM(bidir-PIM)が使用されている場合、インターフェイスの各ランデブー ポイント(RP)に対する選択された指定フォワーダ(DF)の IP アドレスを表示します。

count

(任意)インターフェイスで受信したパケットおよび送信したパケットの数を指定します。

rp-address

(任意)RP IP アドレス。

detail

(任意)各インターフェイスの PIM の詳細を表示します。

stats

(任意)マルチキャスト PIM インターフェイスのオクテット カウントを表示します。

コマンド デフォルト

インターフェイスを指定していない場合は、すべてのインターフェイスが表示されます。

コマンド モード

ユーザ EXEC(>)特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース

変更内容

10.0

このコマンドが導入されました。

11.2(11)GS

このコマンドが、Cisco IOS Release 11.2(11)GS に統合されました。

12.0(5)T

このコマンドが変更されました。 IP マルチキャスト マルチレイヤ スイッチング(MMLS)の場合に、発信インターフェイスの 1 つがハードウェア スイッチドであることを示すためにフラグ「H」が出力表示に追加されました。

12.0(18)ST

このコマンドが Cisco IOS Release 12.0(18)ST に統合されました。

12.1(2)T

このコマンドが変更されました。 df キーワードおよび rp-address 引数が追加されました。

12.1(5)T

このコマンドが変更されました。 detail キーワードが追加されました。

12.0(22)S

このコマンドが変更されました。 クエリー間隔にミリ秒が設定された場合のためにコマンド出力が変更されました。

12.0(23)S

このコマンドが変更されました。 vrf キーワードと vrf-name 引数が追加されました。

12.2(13)T

このコマンドが変更されました。 vrf キーワードと vrf-name 引数が追加されました。

12.2(14)S

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(14)S に統合されました。

12.2(31)S

このコマンドが変更されました。 stats キーワードが追加されました。

12.2(33)SRA

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。

12.3(17)

このコマンドが変更されました。 stats キーワードが追加されました。

12.4(7)

このコマンドが変更されました。 stats キーワードが追加されました。

12.4(6)T

このコマンドが変更されました。 stats キーワードが追加されました。

12.2SX

このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。

Cisco IOS XE Release 2.1

このコマンドが変更されました。 IPv4 MFIB アーキテクチャの導入により、show ip pim interface count コマンドの出力から [FS] カラムが削除されました。

15.0(1)M

このコマンドが変更されました。 IPv4 MFIB アーキテクチャの導入により、show ip pim interface count コマンドの出力から [FS] カラムが削除されました。

12.2(33)SRE

このコマンドが変更されました。 IPv4 MFIB アーキテクチャの導入により、show ip pim interface count コマンドの出力から [FS] カラムが削除されました。

使用上のガイドライン

Multicast Distributed Switching(MDS)などのスイッチング統計情報のスイッチング数を表示するには、show ip pim interface count コマンドを使用します。


(注)  


IPv4 マルチキャスト転送情報ベース(MFIB)をサポートする Cisco IOS リリースでは、インターフェイスおよび転送ステータスに関する MFIB 関連情報を表示するには、show ip mfib interface コマンドを使用します。


次に、show ip pim interface コマンドの出力例を示します。

Router# show ip pim interface
Address          Interface                Ver/   Nbr    Query  DR     DR
                                          Mode   Count  Intvl  Prior
10.1.0.1         GigabitEthernet0/0       v2/SD  0      30     1      10.1.0.1
10.6.0.1         GigabitEthernet0/1       v2/SD  1      30     1      10.6.0.2
10.2.0.1         ATM1/0.1                 v2/SD  1      30     1      0.0.0.0

次に、インターフェイスを指定した場合の show ip pim interface コマンドの出力例を示します。

Router# show ip pim interface Ethernet1/0
Address          Interface                Ver/   Nbr    Query  DR     DR
                                          Mode   Count  Intvl  Prior
172.16.1.4       Ethernet1/0              v2/S   1      100 ms 1      172.16.1.4

次に、show ip pim interface コマンドに count キーワードを指定した場合の出力例を示します。

Router# show ip pim interface count
Address          Interface          FS  Mpackets In/Out
172.16.121.35    Ethernet0          *   548305239/13744856
172.16.121.35    Serial0.33         *   8256/67052912
192.168.12.73    Serial0.1719       *   219444/862191

次に、show ip pim interface コマンドに count キーワードを指定し、IP MMLS がイネーブルな場合の出力例を示します。 この例は、ファスト スイッチングおよびプロセス スイッチングされた PIM インターフェイスとこれらのインターフェイスのパケット カウントを示しています。 IP MMLS がイネーブルになっているインターフェイスに、H フラグが追加されます。

Router# show ip pim interface count
States: FS - Fast Switched, H - Hardware Switched
Address          Interface          FS  Mpackets In/Out
192.168.10.2       Vlan10             * H 40886/0
192.168.11.2       Vlan11             * H 0/40554
192.168.12.2       Vlan12             * H 0/40554
192.168.23.2       Vlan23             *   0/0
192.168.24.2       Vlan24             *   0/0

次に、show ip pim interface コマンドに df キーワードを指定した場合の出力例 2 つを示します。

Router# show ip pim interface df
Interface          RP               DF Winner        Metric          Uptime
Ethernet3/3        10.10.0.2        10.4.0.2         0               00:03:49
                   10.10.0.3        10.4.0.3         0               00:01:49
                   10.10.0.5        10.4.0.4         409600          00:01:49
Ethernet3/4        10.10.0.2        10.5.0.2         0               00:03:49
                   10.10.0.3        10.5.0.2         409600          00:02:32
                   10.10.0.5        10.5.0.2         435200          00:02:16
Loopback0          10.10.0.2        10.10.0.2        0               00:03:49
                   10.10.0.3        10.10.0.2        409600          00:02:32
                   10.10.0.5        10.10.0.2        435200          00:02:16
Router# show ip pim interface Ethernet3/3 df 10.10.0.3
Designated Forwarder election for Ethernet3/3, 10.4.0.2, RP 10.10.0.3
  State                           Non-DF
  Offer count is                  0
  Current DF ip address           10.4.0.3
  DF winner up time               00:02:33
  Last winner metric preference   0
  Last winner metric              0

下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明します。

表 11 show ip pim interface のフィールドの説明

フィールド

説明

Address

ネクスト ホップルータのインターフェイス IP アドレス。

Interface

PIM を実行するように設定されているインターフェイスのタイプと番号。

Ver/Mode

Cisco IOS ソフトウェアが動作しているマルチキャスト モードおよび PIM バージョン。

Nbr Count

このインターフェイスで検出された PIM ネイバーの数。 DVMRP トンネルでネイバー数が 1 の場合は、このネイバーがアクティブです(プローブとレポートを受信)。

Query Interval

ip pim query-interval インターフェイス コンフィギュレーション コマンドで設定された PIM ハロー メッセージの頻度(秒単位)。 デフォルトは 30 秒です。

DR

ネットワークの指定ルータ(DR)の IP アドレス。

(注)     

ポイントツーポイント インターフェイスには指定ルータがないため、IP アドレスは 0.0.0.0 と表示されます。

FS

このカラムのアスタリスク(*)は、高速スイッチングがイネーブルであることを示します。

Mpackets In/Out

ルータがアップ状態になって以降にこのインターフェイスに出入したパケットの数。

RP

RP の IP アドレス。

DF Winner

選定された DF の IP アドレス。

Metric

DF によってアナウンスされる RP へのユニキャスト ルーティング メトリック。

Uptime

RP がアップ状態になっている期間の日数と時間数。 1 日未満の場合、時間は、時:分:秒の形式で表示されます。

State

指定したインターフェイスが選定されたか DF であるかどうかを示します。

Offer count is

現在の選択間隔中にルータがこのインターフェイスで送信した PIM DF 選択オファー メッセージの数。

Current DF ip address

現在の DF の IP アドレス。

DF winner up time

現在の DF がアップ状態になっている期間の日数と時間数。 1 日未満の場合、時間は、時:分:秒の形式で表示されます。

Last winner metric preference

DF によってアナウンスされた RP へのユニキャスト ルーティング メトリックを選択するために使用されるプリファレンス値。

Last winner metric

DF によってアナウンスされる RP へのユニキャスト ルーティング メトリック。

次に、ファスト イーサネット インターフェイス 0/1 に対する show ip pim interface コマンドに detail キーワードを指定した出力例を示します。

Router# show ip pim interface fastethernet 0/1 detail
FastEthernet0/1 is up, line protocol is up
  Internet address is 172.16.8.1/24
  Multicast switching:process
  Multicast packets in/out:0/0
  Multicast boundary:not set
  Multicast TTL threshold:0
  PIM:enabled
    PIM version:2, mode:dense
    PIM DR:172.16.8.1 (this system)
    PIM neighbor count:0
    PIM Hello/Query interval:30 seconds
	PIM State-Refresh processing:enabled
	PIM State-Refresh origination:enabled, interval:60 seconds
    PIM NBMA mode:disabled
    PIM ATM multipoint signalling:disabled
    PIM domain border:disabled
  Multicast Tagswitching:disabled

下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明します。

表 12 show ip pim interface detail のフィールドの説明

フィールド

説明

Internet address

指定したインターフェイスの IP アドレス。

Multicast switching:

インターフェイスでイネーブルになっているマルチキャスト スイッチング タイプで、process、fast、または distributed。

Multicast boundary:

管理用スコープ境界が設定されているかどうかを示します。

Multicast TTL threshold:

インターフェイスから転送されるマルチキャスト パケットの存続可能時間(TTL)のしきい値。

PIM:

PIM がイネーブルかディセーブルかを示します。

PIM version:

PIM バージョン 1 またはバージョン 2 が設定されているかどうかを示します。

mode:

PIM スパース モード、デンス モード、またはスパース - デンス モードが設定されているかどうかを示します。

PIM DR:

DR の IP アドレス。

PIM State-Refresh processing:

PIM ステート リフレッシュ制御メッセージの処理がイネーブルかどうかを示します。

PIM State-Refresh origination:

PIM ステート リフレッシュ制御メッセージの生成がイネーブルかどうかを示します。

interval:

PIM ステート リフレッシュ制御メッセージの生成に設定されている間隔を示します。 使用可能な間隔の範囲は 4 ~ 100 秒です。

PIM NBMA mode:

インターフェイスで非ブロードキャスト マルチアクセス(NBMA)モードがイネーブルかどうかを示します。

PIM ATM multipoint signalling:

インターフェイスで ATM マルチポイント シグナリングがイネーブルかどうかを示します。

PIM domain border:

インターフェイスが PIM ドメインの境界としてイネーブルになっているかどうかを示します。

Multicast Tagswitching:

マルチキャスト タグ スイッチングがイネーブルかどうかを示します。

次に、show ip pim interface コマンドに stats キーワードを指定した場合の出力例を示します。

Router# show ip pim interface stats
Interface        Mpackets In    Mpackets Out         Octets In        Octets Out
Loopback0                  0               0                 0                 0
Loopback1                  0               0                 0                 0
Ethernet0/0                0               0                 0                 0
Ethernet0/3                0               0                 0                 0
Ethernet1/1                0               0                 0                 0

いずれのカウントの説明についても、パケットが次の 2 条件のいずれかを満たすと、マルチキャスト パケットとしてカウントされます。

  • パケットの IP ヘッダーに含まれている IP アドレスが、マルチキャスト(クラス D)の IP アドレスを指定しています。
  • パケットの IP ヘッダーに含まれる IP アドレスが、このルータ上にある IP アドレスを指定しており、カプセル化されたパケットの IP ヘッダーがマルチキャスト(クラス D)の IP アドレスを指定しているカプセル化されたパケットが、このパケットに含まれています。

下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明します。

表 13 show ip pim interface stats のフィールドの説明

フィールド

説明

Mpackets In

出力にリストされている各インターフェイスで受信したマルチキャスト パケットの数。

Mpackets Out

出力にリストされている各インターフェイスで送信したマルチキャスト パケットの数。

Octets In

出力にリストされている各インターフェイスで受信したマルチキャスト パケットに含まれていたデータ バイトのバイト数の累積カウント(IP ヘッダーのバイト数を含む)。

Octets Out

出力にリストされている各インターフェイスで送信したマルチキャスト パケットに含まれていたデータ バイトのバイト数の累積カウント(IP ヘッダーのバイト数を含む)。

関連コマンド

コマンド

説明

ip pim

インターフェイス上の PIM をイネーブルにします。

ip pim query-interval

PIM ルータ クエリー メッセージの頻度を設定します。

ip pim state-refresh disable

PIM ルータ上で PIM デンス モード ステート リフレッシュ制御メッセージの処理および転送をディセーブルにします。

ip pim state-refresh origination-interval

PIM ルータに PIM デンス モード ステート リフレッシュ制御メッセージの生成および間隔を設定します。

show ip mfib interface

インターフェイスおよび転送ステータスに関する MFIB 関連情報を表示します。

show ip pim neighbor

PIM ネイバーに関する情報を表示します。

show ip pim rp

関連付けられたマルチキャスト ルーティング エントリとともに、キャッシュされているアクティブ ランデブー ポイント(RP)を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip pim rp コマンドを使用します。

show ip pim [ vrf vrf-name ] rp [ mapping | metric ] [rp-address]

構文の説明

vrf

(任意)マルチキャスト VPN ルーティングおよび転送(VRF)インスタンスをサポートします。

vrf-name

(任意)VRF に割り当てられた名前。

mapping

(任意)(設定、あるいは Auto-RP からの学習により)ルータが認識しているすべてのグループから RP へのマッピングを表示します。

metric

(任意)スタティックに設定されたか、Auto-RP またはブートストラップ ルータ(BSR)で学習した、RP へのユニキャスト ルーティング メトリックを表示します。

rp-address

(任意)RP IP アドレス。

コマンド デフォルト

RP を指定していない場合は、すべてのアクティブ RP が表示されます。

コマンド モード

ユーザ EXEC 特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

10.2

このコマンドが導入されました。

12.1(2)T

metric キーワードおよび rp-address 引数が追加されました。

12.0(23)S

vrf キーワードと vrf-name 引数が追加されました。

12.2(13)T

vrf キーワードと vrf-name 引数が追加されました。

12.2(14)S

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(14)S に統合されました。

12.2(27)SBC

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(27)SBC に統合されました。

12.2(33)SRA

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。

12.2SX

このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。

使用上のガイドライン

RP で認識している Protocol Independent Multicast(PIM)のバージョンは、アクティブ ソースの指定ルータ(DR)として機能する場合に、このルータが送信する PIM 登録メッセージのタイプ(バージョン 1 またはバージョン 2)に影響します。 RP が静的に設定されている場合、RP の PIM バージョンは設定されず、登録パケットを送信するように要求されれば、ルータは、PIM バージョン 2 登録パケットの送信を試行します。 PIM バージョン 2 パケットの送信が失敗すると、ルータは、PIM バージョン 1 登録パケットを送信します。

show ip pim rp コマンドの出力に表示される RP のバージョンはルータの操作に従って変更できます。 グループが作成された時点では、RP マッピング キャッシュの RP のバージョンが表示されます。 このコマンドによって表示されるバージョンは、後に変わることがあります。 このルータがアクティブ ソースの DR として機能している場合、ルータは PIM 登録メッセージを送信します。 PIM 登録メッセージに対し、RP では、PIM 登録停止メッセージで応答します。 ルータはこれらの PIM 登録停止メッセージから RP の実際の PIM バージョンを学習します。 RP の実際の PIM バージョンが学習されると、このコマンドは、このバージョンのみを表示します。 ルータがこのグループのアクティブ ソースの DR として動作していない場合、グループの RP に対して表示されるバージョンは変わりません。 RP のバージョンは、このルータが送信する PIM 登録メッセージだけに影響するため、この場合、RP の PIM バージョンはルータと関係しません。

show ip pim rp mapping コマンドを入力した場合、出力に表示される RP のバージョンは、RP が学習された方式によって決定されます。 Auto-RP から学習された RP の場合、表示される RP は「v1」または「v2, v1」です。静的な RP 定義から学習された RP の場合、RP のバージョンは不定であり、出力に RP バージョンは表示されません。 BSR から学習された RP の場合、表示される RP のバージョンは「v2」です。

次に、show ip pim rp コマンドの出力例を示します。

Router# show ip pim rp
Group:227.7.7.7, RP:10.10.0.2, v2, v1, next RP-reachable in 00:00:48

次に、show ip pim rp コマンドに mapping キーワードを指定した場合の出力例を示します。

Router# show ip pim rp mapping
PIM Group-to-RP Mappings
This system is an RP (Auto-RP)
This system is an RP-mapping agent
Group(s) 227.0.0.0/8
  RP 10.10.0.2 (?), v2v1, bidir
    Info source:10.10.0.2 (?), via Auto-RP
         Uptime:00:01:42, expires:00:00:32
Group(s) 228.0.0.0/8
  RP 10.10.0.3 (?), v2v1, bidir
    Info source:10.10.0.3 (?), via Auto-RP
         Uptime:00:01:26, expires:00:00:34
Group(s) 229.0.0.0/8
  RP 10.10.0.5 (mcast1.cisco.com), v2v1, bidir
    Info source:10.10.0.5 (mcast1.cisco.com), via Auto-RP
         Uptime:00:00:52, expires:00:00:37
Group(s) (-)230.0.0.0/8
  RP 10.10.0.5 (mcast1.cisco.com), v2v1, bidir
    Info source:10.10.0.5 (mcast1.cisco.com), via Auto-RP
         Uptime:00:00:52, expires:00:00:37

次に、show ip pim rp コマンドに metric キーワードを指定した場合の出力例を示します。

Router# show ip pim rp metric
RP Address      Metric Pref    Metric       Flags   RPF Type   Interface
10.10.0.2       0              0              L     unicast    Loopback0
10.10.0.3       90             409600         L     unicast    Ethernet3/3
10.10.0.5       90             435200         L     unicast    Ethernet3/3

下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明します。

表 14 show ip pim rp のフィールドの説明

フィールド

説明

Group

(任意)RP 情報を表示するマルチキャスト グループのアドレス。

RP

このグループの RP のアドレス。

v2

RP が PIM バージョン 2 を実行していることを示します。

v1

RP が PIM バージョン 1 を実行していることを示します。

bidir

RP が双方向モードで動作していることを示します。

Info source

マッピングをアドバタイズした RP マッピング エージェント。

(?)

ドメイン ネーム システム(DNS)名が指定されていないことを示します。

via Auto-RP

RP が Auto-RP によって学習されたことを示します。

Uptime

RP がアップ状態になっている期間(日数と時間数)。 1 日未満の場合、時間は、時間、分、秒で表示されます。

expires

エントリが期限切れになる時間(時間、分、秒)。

Metric Pref

指定フォワーダ(DF)によってアナウンスされた RP へのユニキャスト ルーティング メトリックを選択するために使用されるプリファレンス値。

Metric

DF によってアナウンスされる RP へのユニキャスト ルーティング メトリック。

Flags

指定された RP に設定されているフラグを示します。 次に、可能なフラグの説明を示します。

  • C:RP が設定されている。
  • L:Auto-RP または BSR によって学習された RP。

RPF Type

このルートが取得されたルーティング テーブルで、ユニキャスト、ディスタンス ベクトル マルチキャスト ルーティング プロトコル(DVMRP)、またはスタティック mroute のいずれか。

Interface

PIM を実行するように設定されているインターフェイスのタイプと番号。

show ip rpf

マルチキャスト送信元のリバース パス転送(RPF)チェックを実行するために IP マルチキャスト ルーティングが使用する情報を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip rpf コマンドを使用します。

show ip rpf [ vrf vrf-name ] { route-distinguisher | source-address [group-address] [ rd route-distinguisher ] } [metric]

Cisco ASR 1000 Series

show ip rpf [ vrf vrf-name ] source-address [group-address] [ rd route-distinguisher ] [metric]

構文の説明

vrf vrf-name

(任意)vrf-name 引数で指定したマルチキャスト バーチャル プライベート ネットワーク(MVPN)ルーティングおよび転送(MVRF)インスタンスに関連するマルチキャスト送信元の RPF チェックを実行するために、IP マルチキャスト ルーティングで使用する情報を表示します。

route-distinguisher

VPNv4 プレフィックスのルート識別子(RD)。 route-distinguisher 引数を入力すると、指定した VPN ルートに関連する RPF 情報が表示されます。 RD は、次のいずれかの形式で入力できます。

  • 16 ビット自律システム(AS)番号:32 ビットの番号。101:3 など。
  • 32 ビットの IP アドレス:16 ビットの番号。192.168.122.15:1 など。

source-address

RPF 情報を表示するマルチキャスト送信元の IP アドレスまたは名前。

group-address

(任意)RPF 情報を表示するマルチキャスト グループの IP アドレスまたは名前。

rd route-distinguisher

(任意)route-distinguisher 引数に指定された RD に関連付けられた VPN ルートのボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)RPF ネクスト ホップを表示します。 RD は、次のいずれかの形式で入力できます。

  • 16 ビット自律システム(AS)番号:32 ビットの番号。101:3 など。
  • 32 ビットの IP アドレス:16 ビットの番号。192.168.122.15:1 など。

metric

(任意)ユニキャスト ルーティング メトリックを表示します。

コマンド モード

ユーザ EXEC(>)特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース

変更内容

11.0

このコマンドが導入されました。

12.1(2)T

このコマンドが変更されました。 metric キーワードが追加されました。

12.0(23)S

このコマンドが変更されました。 vrf キーワードと vrf-name 引数が追加されました。

12.2(13)T

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(13)T に統合されました。

12.2(14)S

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(14)S に統合されました。

12.0(29)S

このコマンドが変更されました。 Multicast VPN Inter-AS Support 機能用に group-address 引数、rd キーワード、および route-distinguisher 引数が追加されました。

12.2(27)SBC

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(27)SBC に統合されました。

12.2(33)SRA

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 Multicast VPN Inter-AS Support 機能用に group-address 引数、rd キーワード、および route-distinguisher 引数が追加されました。

12.2(31)SB2

このコマンドが変更されました。 グループ アドレスと RPF ルックアップが実行されている VRF に基づいて、RPF ルックアップを行うためにマルチキャスト VPN エクストラネット VRF 選択機能が使用されていることを示すように出力が変更されました。

12.2(33)SXH

このコマンドが変更されました。 Multicast VPN Inter-AS Support 機能用に group-address 引数、rd キーワード、および route-distinguisher 引数が追加されました。

12.4(20)T

このコマンドが変更されました。 Multicast VPN Inter-AS Support 機能用に group-address 引数、rd キーワード、および route-distinguisher 引数が追加されました。

15.0(1)M

このコマンドが変更されました。 グループ アドレスと RPF ルックアップが実行されている VRF に基づいて、RPF ルックアップを行うためにマルチキャスト VPN エクストラネット VRF 選択機能が使用されていることを示すように出力が変更されました。

Cisco IOS XE Release 3.2S

このコマンドが Cisco ASR 1000 シリーズ ルータに実装されました。

15.1(1)SG

このコマンドが、Cisco IOS Release 15.1(1)SG に統合されました。

Cisco IOS XE Release 3.3SG

このコマンドが、Cisco IOS XE Release 3.3SG に統合されました。

使用上のガイドライン

マルチキャスト送信元のリバース パス転送(RPF)チェックを実行するために IP マルチキャスト ルーティングが使用する情報を表示するには、 show ip rpf コマンドを使用します。 RPF 計算を実行するとき、ルータでは、送信元からのトラフィックが到着するはずのインターフェイス(RPF インターフェイス)を判別するために、複数のルーティング テーブル(ユニキャスト ルーティング テーブル、マルチプロトコル ボーダー ゲートウェイ プロトコル(MBGP)テーブル、ディスタンス ベクトル マルチキャスト ルーティング プロトコル(DVMRP)ルーティング テーブル、またはスタティック マルチキャスト ルート)を使用できます。 RPF チェックは複数のルーティング テーブルから実行できるため、取得された情報の送信元を識別するには、show ip rpf コマンドを使用できます。

Multi-Topology Routing(MTR)ルーティング環境では、ルータは、元の固有のユニキャスト RIB のみを参照する代わりに、複数のユニキャスト ルーティング情報ベース(RIB)の RPF ルックアップを実行できます。 デフォルトでは、Cisco IOS ソフトウェアは、MTR の前の IP マルチキャスト動作をサポートします。つまり、RPF チェックはユニキャスト RIB(基本ユニキャスト トポロジ)にあるルートで実行されます。


(注)  


MTR では、ユニキャスト トポロジから完全に独立したマルチキャスト トポロジ(基本マルチキャスト トポロジ)を導入しています。 MTR とマルチキャストの統合により、マルチキャスト トラフィックのパスがネットワークで制御できます。


次に、show ip rpf コマンドの出力例を示します。

Router# show ip rpf 172.16.10.13
RPF information for host1 (172.16.10.13)
  RPF interface: BRI0
  RPF neighbor: sj1.cisco.com (172.16.121.10)
  RPF route/mask: 172.16.0.0/255.255.0.0
  RPF type: unicast
  RPF recursion count: 0
  Doing distance-preferred lookups across tables

次に、show ip rpf コマンドに vrf キーワード、vrf-name 引数、および group-address 引数を指定した場合の出力例を示します。

Router# show ip rpf vrf green 10.1.1.100 232.6.6.6
RPF information for ? (10.1.1.100)
  RPF interface: Ethernet3/0
  RPF neighbor: ? (10.1.1.5)
  RPF route/mask: 10.1.1.0/24
  RPF type: unicast (rip)
  RPF recursion count: 0
  Doing distance-preferred lookups across tables
  Using Group Based VRF Select, RPF VRF: blue

次に、show ip rpf コマンドに metric キーワードを指定した場合の出力例を示します。

Router# show ip rpf 172.16.10.13 metric
RPF information for host1.cisco.com (172.16.10.13)
  RPF interface: BRI0
  RPF neighbor: neighbor.cisco.com (172.16.121.10)
  RPF route/mask: 172.16.0.0/255.255.0.0
  RPF type: unicast
  RPF recursion count: 0
  Doing distance-preferred lookups across tables
  Metric preference: 110
  Metric: 11

次に、MTR のルーティング環境での show ip rpf コマンドの出力例を示します。 MTR をサポートする Cisco IOS リリースで、RPF ルックアップに使用されている RIB のトポロジを示すために「RPF topology」フィールドが追加されました。 この例の「RPF topology」フィールドの場合、最初に示されているトポロジ(ipv4 multicast base)は、RPF ルックアップのネクストホップが行われている場所を示し、2 番目に示されているトポロジ(ipv4 unicast data)は、ルートの起点を示します。

Router# show ip rpf 10.30.30.32
RPF information for ? (10.30.30.32)
  RPF interface: Ethernet1/0
  RPF neighbor: ? (10.1.1.32)
  RPF route/mask: 10.30.30.32/32
  RPF type: unicast (ospf 100)
  Doing distance-preferred lookups across tables
  RPF topology: ipv4 multicast base, originated from ipv4 unicast data

下の表で、この出力で表示されるフィールドについて説明しています。

表 15 show ip rpf のフィールドの説明

フィールド

説明

RPF information for

RPF 情報を表示する送信元アドレスとホスト名。

RPF interface

特定の送信元について、ルータでパケットを受信すると予期しているインターフェイス。

RPF neighbor

特定の送信元について、ルータでパケットを受信すると予期しているネイバー。

RPF route/mask

この送信元と一致したルート番号およびマスク。

RPF type

このルートが取得されたルーティング テーブルで、ユニキャスト、MBGP、DVMRP、またはスタティック mroute のいずれか。

RPF recursion count

ルートが再帰的に解決される回数。

Doing distance-preferred

RPF が距離とマスクの長さのいずれに基づいて決定されたのか。

Using Group Based VRF Select, RPF VRF:

RPF ルックアップは、グループ アドレスと、RPF ルックアップが実行されている VRF に基づいています。

Metric preference

指定フォワーダ(DF)によってアナウンスされた RP へのユニキャスト ルーティング メトリックを選択するために使用されるプリファレンス値。

Metric

DF によってアナウンスされる RP へのユニキャスト ルーティング メトリック。

RPF topology

RPF ルックアップに使用されている RIB トポロジと、別の RIB トポロジから発信されている場合に、ルートの起点である RIB トポロジ。

次に、Multicast only Fast Re-Route(MoFRR)対応環境での show ip rpf コマンドの出力例を示します。 このコマンド出力は、MoFRR が 209.165.200.226 のマルチキャスト送信元の IP アドレスに対してイネーブルになっていることを示します。 関連するコマンド出力は太字で示されています。

Router# show ip rpf 209.165.200.226
RPF information for ? (209.165.200.226) MoFRR Enabled
  RPF interface: Ethernet1/4
  RPF neighbor: ? (209.165.201.2)
  RPF route/mask: 255.255.255.225
  RPF type: unicast (ospf 200)
  Doing distance-preferred lookups across tables
  RPF topology: ipv4 multicast base, originated from ipv4 unicast base
  Secondary RPF interface: Ethernet1/3
  Secondary RPF neighbor: ? (209.165.202.128)

下の表で、この出力で表示されるフィールドについて説明しています。

表 16 MoFRR 対応環境の show ip rpf コマンドの出力:フィールドの説明

フィールド

説明

RPF information for

MoFRR 状態を含む RPF 情報を表示するホスト名および送信元アドレス。

RPF interface

特定の送信元について、ルータでパケットを受信すると予期しているインターフェイス。

RPF neighbor

特定の送信元について、ルータでパケットを受信すると予期しているネイバー。

RPF route/mask

この送信元と一致したルート番号およびマスク。

RPF type

このルートが取得されたルーティング テーブルで、ユニキャスト、MBGP、DVMRP、またはスタティック mroute のいずれか。

Doing distance preferred

RPF が距離とマスクの長さのいずれに基づいて決定されたのか。

RPF topology

RPF ルックアップに使用されている RIB トポロジと、別の RIB トポロジから発信されている場合に、ルートの起点である RIB トポロジ。

Secondary RPF interface

特定の送信元について、ルータでパケットを受信すると予期しているセカンダリ インターフェイス。

Secondary RPF neighbor

特定の送信元について、ルータでパケットを受信すると予期しているセカンダリ ネイバー。

show ip rpf events

最新 15 個のトリガーされたマルチキャスト リバース パス転送(RPF)を表示するには、イベントをチェックし、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip rpf events コマンドを使用します。

show ip rpf [ vrf vrf-name ] events

構文の説明

vrf

(任意)マルチキャスト VPN ルーティングおよび転送(VRF)インスタンスをサポートします。

vrf-name

(任意)VRF に割り当てられた名前。

コマンド モード

ユーザ EXEC 特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

12.0(22)S

このコマンドが導入されました。

12.0(23)S

vrf キーワードと vrf-name 引数が追加されました。

12.2(14)S

vrf キーワードと vrf-name 引数が追加されました。

12.2(15)T

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(15)T に統合されました。

12.2(33)SRA

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。

12.2SX

このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。

使用上のガイドライン

このコマンドは、トリガーされた最新のマルチキャスト RPF チェック イベントを確認するために使用します。

次に、show ip rpf events コマンドの出力例を示します。

Router# show ip rpf events
Last 15 triggered multicast RPF check events
RPF backoff delay:500 msec
RPF maximum delay:5 sec
DATE/TIME             BACKOFF    PROTOCOL   EVENT         RPF CHANGES
Mar 7 03:24:10.505    500 msec   Static     Route UP        0
Mar 7 03:23:11.804    1000 sec   BGP        Route UP        3
Mar 7 03:23:10.796    500 msec   ISIS       Route UP        0
Mar 7 03:20:10.420    500 msec   ISIS       Route Down      3
Mar 7 03:19:51.072    500 msec   Static     Route Down      0
Mar 7 02:46:32.464    500 msec   Connected  Route UP        3
Mar 7 02:46:24.052    500 msec   Static     Route Down      0
Mar 7 02:46:10.200    1000 sec   Connected  Route UP        3
Mar 7 02:46:09.060    500 msec   OSPF       Route UP        3
Mar 7 02:46:07.416    500 msec   OSPF       Route Down      0
Mar 7 02:45:50.423    500 msec   EIGRP      Route UP        3
Mar 7 02:45:09.679    500 msec   EIGRP      Route Down      0
Mar 7 02:45:06.322    500 msec   EIGRP      Route Down      2
Mar 7 02:33:09.424    500 msec   Connected  Route UP        0
Mar 7 02:32:28.307    500 msec   BGP        Route UP        3

次に、disable キーワードを指定して ip multicast rpf backoff コマンドが使用してトリガー RPF チェック機能がディセーブルされているときの、show ip rpf events コマンドの出力例を示します。

Router# show ip rpf events
Last 15 triggered multicast RPF check events
Note:Triggered RPF disabled!
RPF backoff delay:50 msec
RPF maximum delay:2 sec
DATE/TIME             BACKOFF    PROTOCOL   EVENT         RPF CHANGES
Sep 4 06:25:31.707    500 msec   Connected  Route UP        0
Sep 4 06:25:30.099    500 msec   Connected  Route UP        0

下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明します。

表 17 show ip rpf events のフィールドの説明

フィールド

説明

RPF backoff delay

初期バックオフ遅延で許容される時間の設定値(ミリ秒単位)。

RPF maximum delay

最大バックオフ遅延で許容される時間の最大設定値(秒単位)。

DATE/TIME

RPF イベントが発生した日時(時:分:秒の形式)。

BACKOFF

RPF チェックが実施された実際のバックオフ遅延(秒単位)。

PROTOCOL

RPF チェックをトリガーしたプロトコル。

EVENT

この RPF チェックは、ルートがアップまたはダウンしたか、変更されたために引き起こされました。

RPF CHANGES

RPF の変更に影響されたマルチキャスト ルートの数。

show ipv6 mld snooping

マルチキャスト リスナー検出バージョン 2(MLDv2)スヌーピング情報を表示するには、特権 EXEC モードで show ipv6 mld snooping コマンドを使用します。

show ipv6 mld [ vrf vrf-name ] snooping { explicit-tracking vlan vlan | mrouter [ vlan vlan ] | report-suppression vlan vlan | statistics vlan vlan }

構文の説明

vrf vrf-name

(任意)Virtual Routing and Forwarding(VRF)コンフィギュレーションを指定します。

explicit-tracking vlan vlan

明示的ホスト トラッキングのステータスを表示します。

mrouter

オプションの VLAN 上のマルチキャスト ルータ インターフェイスを表示します。

vlan vlan

(任意)マルチキャスト ルータ インターフェイス上の VLAN 番号を指定します。

report-suppression vlan vlan

レポート抑制のステータスを表示します。

statistics vlan vlan

VLAN 上の MLD スヌーピング情報を表示します。

コマンド デフォルト

このコマンドには、デフォルト設定がありません。

コマンド モード


特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

12.2(18)SXE

このコマンドが Supervisor Engine 720 に導入されました。

12.2(33)SRA

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。

15.1(4)M

キーワードおよび引数 vrf vrf-name が追加されました。

Cisco IOS XE Release 3.2SE

このコマンドが Cisco IOS XE Release 3.2SE に統合されました。

使用上のガイドライン

引数を指定せずに show ipv6 mld snooping mrouter コマンドを入力すると、すべてのマルチキャスト ルータ インターフェイスを表示することができます。

次に、VLAN 25 の明示的トラッキング情報を表示する例を示します。

Router# show ipv6 mld snooping explicit-tracking vlan 25 
Source/Group                    Interface    Reporter        Filter_mode
------------------------------------------------------------------------
10.1.1.1/226.2.2.2              Vl25:1/2     10.27.2.3       INCLUDE    
10.2.2.2/226.2.2.2              Vl25:1/2     10.27.2.3       INCLUDE 

次に、VLAN 1 のマルチキャスト ルータ インターフェイスを表示する例を示します。

Router# show 
ipv6 mld snooping mrouter vlan 1
vlan            ports
-----+----------------------------------------
  1          Gi1/1,Gi2/1,Fa3/48,Router

次に、VLAN 25 の MLD スヌーピング統計情報を表示する例を示します。

Router# show ipv6 mld
 snooping statistics interface vlan 25
Snooping staticstics for Vlan25
#channels:2
#hosts   :1
 
Source/Group            Interface       Reporter      Uptime        Last-Join   Last-Leave
10.1.1.1/226.2.2.2      Gi1/2:Vl25      10.27.2.3     00:01:47      00:00:50      -     
10.2.2.2/226.2.2.2      Gi1/2:Vl25      10.27.2.3     00:01:47      00:00:50      - 

関連コマンド

コマンド

説明

ipv6 mld snooping

MLDv2 スヌーピングをグローバルにイネーブルにします。

ipv6 mld snooping explicit-tracking

明示的なホスト トラッキングをイネーブルにします。

ipv6 mld snooping querier

MLDv2 スヌーピング クエリアをイネーブルにします。

ipv6 mld snooping report-suppression

VLAN 上でレポート抑制をイネーブルにします。

snmp-server enable traps pim

Protocol Independent Multicast(PIM)簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)通知をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps pim コマンドを使用します。 PIM-specific SNMP 通知をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

snmp-server enable traps pim [ neighbor-change | rp-mapping-change | invalid-pim-message ]

no snmp-server enable traps pim

構文の説明

neighbor-change

(任意)ルータの PIM インターフェイスがディセーブルかイネーブルにされたとき、または、ルータの PIM 隣接ルータとの隣接関係の期限が切れたときを示す通知をイネーブルにします。

rp-mapping-change

(任意)Auto-RP またはブートストラップ ルータ(BSR)メッセージによるランデブー ポイント(RP)マッピング情報の変更を示す通知をイネーブルにします。

invalid-pim-message

(任意)無効な PIM メッセージ トラップをイネーブルにします。 たとえば、無効な PIM メッセージは、ルータがパケットで指定されている RP がマルチキャスト グループの RP ではない join/prune メッセージを受信した場合に発生する可能性があります。

コマンド デフォルト

SNMP 通知はディセーブルです。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

12.2(4)T

このコマンドが導入されました。

12.2(14)S

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(14)S に統合されました。

12.2(33)SRA

このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。

12.2SX

このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。

使用上のガイドライン

SNMP 通知は、トラップまたはインフォーム要求として送信できます。 このコマンドは、特定の通知タイプのトラップとインフォーム要求の両方をイネーブルにします。 PIM 通知は、Cisco.com の http://www.cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtml にある CISCO-PIM-MIB.my および PIM-MIB.my ファイルに定義されています。

次に、ルータをルータの PIM インターフェイスがイネーブルになっていることを示す通知を生成するように設定する例を示します。

! Configure PIM traps to be sent as SNMPv2c traps to host with IP address 10.0.0.1.
Router(config)# snmp-server host 10.0.0.1 traps version 2c public pim
 
! Configure router to send the neighbor-change class of notifications to host.
Router(config)# snmp-server enable traps pim neighbor-change
 
! Enable PIM sparse-dense mode on Ethernet interface 0/0.
Router(config)# interface ethernet0/0
 
Router(config-if)# ip pim sparse-dense-mode
 

関連コマンド

コマンド

説明

snmp-server enable traps

システムで使用可能なすべての SNMP 通知をイネーブルにします。

snmp-server host

SNMP 通知動作の指定

snmp-server trap-source

SNMP トラップの送信元とするインターフェイスを指定します。