VLAN コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS XE リリース 3SE(Cisco WLC 5700 シリーズ)
VTP の設定
VTP の設定

目次

VTP の設定

機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の機能情報および警告については、使用するプラットフォームおよびソフトウェア リリースの Bug Search Tool およびリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細を検索し、各機能がサポートされているリリースのリストを確認する場合は、このモジュールの最後にある機能情報の表を参照してください。

プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator には、http:/​/​www.cisco.com/​go/​cfn からアクセスします。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。

VTP の前提条件

VLAN を作成する前に、ネットワークで VLAN Trunking Protocol(VTP)を使用するかどうかを決定する必要があります。 VTP を使用すると、1 つまたは複数のcontrollers上で中央集約的に設定変更を行い、その変更を自動的にネットワーク上の他のcontrollersに伝達できます。 VTP を使用しない場合、VLAN 情報を他のcontrollersに送信することはできません。

VTP は、1 つのcontrollerで行われた更新が VTP を介してドメイン内の他のcontrollersに送信される環境で動作するように設計されています。 VLAN データベースに対する複数の更新が同一ドメイン内のcontrollers上で同時に発生する環境の場合、VTP は適切に機能せず、VLAN データベースの不整合が生じます。

controllerは合計 4094 の VLAN をサポートします。 ただし、設定済み機能の個数によって、controller ハードウェアの使用状況は左右されます。 VTP が新しい VLAN をcontrollerに通知し、controllerが使用可能な最大限のハードウェア リソースをすでに使用している場合、コントローラはハードウェア リソース不足を伝えるメッセージを送信して、VLAN をシャットダウンします。 show vlan ユーザ EXEC コマンドの出力に、サスペンド ステートの VLAN が示されます。

トランク ポートは VTP アドバタイズを送受信するので、controller上で少なくとも 1 つのトランクポートが設定されており、そのトランク ポートが別のcontrollerのトランク ポートに接続されていることを確認する必要があります。 そうでない場合、controllerは VTP アドバタイズを受信できません。

VTP の制約事項

次に、VTP に関する制約事項を示します。

  • Catalyst 3850 および Catalyst 3650 スイッチの組み合わせを含むcontroller スタックを含めることはできません。


注意    


VTP クライアント controllerを VTP ドメインに追加する前に、必ず VTP コンフィギュレーション リビジョン番号が VTP ドメイン内の他のcontrollersのコンフィギュレーション リビジョン番号より小さいことを確認してください。VTP ドメイン内の Controllersは常に、VTP コンフィギュレーション リビジョン番号が最大のcontrollerの VLAN コンフィギュレーションを使用します。 VTP ドメイン内のリビジョン番号よりも大きなリビジョン番号を持つcontrollerを追加すると、VTP サーバおよび VTP ドメインからすべての VLAN 情報が消去される場合があります。


VTP の概要

VTP

VTP は、レイヤ 2 のメッセージ プロトコルであり、ネットワーク全体にわたって VLAN の追加、削除、名前の変更を管理することにより、VLAN 設定の整合性を維持します。 VTP により、VLAN 名の重複、誤った VLAN タイプの指定、セキュリティ違反など、さまざまな問題を引き起こしかねない設定の誤りや矛盾が最小限に抑えられます。

VTP Domain

VTP ドメイン(別名 VLAN 管理ドメイン)は、1 つのcontroller、または同じ VTP ドメイン名を共有して同一管理下にある相互接続された複数のcontrollersまたはcontroller スタックで構成されます。 controllerは、1 つの VTP ドメインにだけ所属できます。 そのドメインに対してグローバル VLAN の設定を変更します。

デフォルトの設定では、トランク リンク(複数 VLAN のトラフィックを伝送するリンク)を介してドメインについてのアドバタイズを受信しない限り、またはユーザがドメイン名を設定しない限り、controllerは VTP 非管理ドメイン ステートです。 管理ドメイン名を指定するか学習するまでは、VTP サーバ上で VLAN を作成または変更できません。また、VLAN 情報はネットワークを介して伝播されません。

controllerが、トランク リンクを介して VTP アドバタイズを受信した場合、管理ドメイン名および VTP 設定のリビジョン番号を継承します。 その後controllerは、別のドメイン名または古いコンフィギュレーション リビジョン番号が指定されたアドバタイズについては、すべて無視します。

VTP サーバ上の VLAN 設定を変更すると、その変更は VTP ドメイン内のすべてのcontrollersに伝播されます。 VTP アドバタイズは、IEEE 802.1Q を含め、すべての IEEE トランク接続に送信されます。 VTP は、複数の LAN タイプにわたり、固有の名前と内部インデックスの対応によって VLAN を動的にマッピングします。 このマッピングにより、ネットワーク管理者がデバイスを管理するための作業負担が大幅に軽減されます。

VTP トランスペアレント モードでcontrollerを設定した場合、VLAN の作成および変更は可能ですが、その変更はドメイン内の他のcontrollersには送信されません。また、変更が作用するのは、個々のcontrollerに限られます。 ただし、controllerがこのモードのときに設定を変更すると、変更内容がcontrollerの実行コンフィギュレーションに保存されます。この変更はcontrollerのスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存することもできます。

関連資料

VTP モード

表 1 VTP モード

VTP Mode

説明

VTP サーバ

VTP サーバ モードでは、VLAN の作成、変更、削除ができます。また、VTP ドメイン全体に対して他のコンフィギュレーション パラメータ(VTP バージョンなど)を指定できます。 VTP サーバは、同一 VTP ドメイン内の他のcontrollersに自身の VLAN 設定をアドバタイズし、トランク リンクを介して受信したアドバタイズに基づいて、自身の VLAN 設定を他のcontrollersと同期させます。

VTP サーバがデフォルトのモードです。

VTP サーバ モードでは、VLAN 設定は NVRAM に保存されます。 controllerがコンフィギュレーションを NVRAM に書き込んでいる間に障害を検出すると、VTP モードはサーバ モードからクライアント モードに自動的に移行します。 この場合、NVRAM が正常に動作するまで、controllerを VTP サーバ モードに戻すことはできません。

VTP クライアント

VTP クライアントは VTP サーバと同様に機能し、そのトランクで VTP アップデートを送受信しますが、VTP クライアント上で VLAN の作成、変更、削除を行うことはできません。 VLAN は、ドメインに含まれる、他のサーバ モードのcontrollerで設定します。

VTP バージョン 1 および 2 の VTP クライアント モードでは、VLAN 設定は NVRAM に保存されません。 VTP バージョン 3 では、VLAN 設定はクライアント モードで NVRAM に保存されます。

VTP トランスペアレント

VTP トランスペアレント controllersは、VTP に参加しません。 VTP トランスペアレント controllerは自身の VLAN 設定をアドバタイズせず、受信したアドバタイズに基づいて自身の VLAN 設定を同期させることもありません。 ただし、VTP バージョン 2 またはバージョン 3 では、トランスペアレント controllersは、トランク インターフェイスを介して他のcontrollersから受信した VTP アドバタイズを転送します。 VTP トランスペアレント モードでは、controller上の VLAN を作成、変更、削除できます。

controllerが VTP トランスペアレント モードの場合、VTP および VLAN の設定は NVRAM に保存されますが、他のcontrollersにはアドバタイズされません。 このモードでは、VTP モードおよびドメイン名はcontrollerの実行コンフィギュレーションに保存されます。この情報をcontrollerのスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存するには、copy running-config startup-config 特権 EXEC コマンドを使用します。

VTP オフ

VTP オフ モードでのcontrollerの機能は、トランクを介して VTP アドバタイズを転送しないことを除くと VTP トランスペアレント controllerとしての機能と同じです。

関連タスク
関連資料

VTP アドバタイズ

VTP ドメイン内の各controllerは、専用のマルチキャスト アドレスに対して、それぞれのトランク ポートからグローバル コンフィギュレーション アドバタイズを定期的に送信します。 ネイバー controllersは、このようなアドバタイズを受信し、必要に応じて各自の VTP および VLAN 設定をアップデートします。

VTP アドバタイズにより、次のグローバル ドメイン情報が配信されます。

  • VTP ドメイン名

  • VTP 設定のリビジョン番号

  • アップデート ID およびアップデート タイムスタンプ

  • 各 VLAN の最大伝送単位(MTU)サイズを含む MD5 ダイジェスト VLAN コンフィギュレーション

  • フレーム形式

VTP アドバタイズではさらに、設定されている各 VLAN について、次の VLAN 情報が配信されます。

  • VLAN ID(IEEE 802.1Q を含む)

  • VLAN 名

  • VLAN タイプ

  • VLAN ステート

  • VLAN タイプ固有のその他の VLAN 設定情報

VTP バージョン 3 では、VTP アドバタイズにはプライマリ サーバ ID、インスタンス番号、および開始インデックスも含まれます。

関連資料

VTP バージョン 2

ネットワークで VTP を使用する場合、VTP のどのバージョンを使用するかを決定する必要があります。 デフォルトでは、バージョン 1 の VTP が動作します。

VTP バージョン 1 でサポートされず、バージョン 2 でサポートされる機能は、次のとおりです。

  • トークンリング サポート:VTP バージョン 2 は、トークンリング ブリッジ リレー機能(TrBRF)およびトークンリング コンセントレータ リレー機能(TrCRF)VLAN をサポートします。

  • 認識不能な Type-Length-Value(TLV)のサポート:VTP サーバまたは VTP クライアントは、TLV が解析不能であっても、設定の変更を他のトランクに伝播します。 認識されなかった TLV は、controllerが VTP サーバ モードで動作している場合、NVRAM に保存されます。

  • バージョン依存型トランスペアレント モード:VTP バージョン 1 の場合、VTP トランスペアレント controllerが VTP メッセージ中のドメイン名およびバージョンを調べ、バージョンおよびドメイン名が一致する場合に限りメッセージを転送します。 VTP バージョン 2 がサポートするドメインは 1 つだけですが、VTP バージョン 2 トランスペアレント controllerは、ドメイン名が一致した場合のみメッセージを転送します。

  • 整合性検査:VTP バージョン 2 の場合、CLI(コマンドライン インターフェイス)、または SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)を介して新しい情報が入力された場合に限り、VLAN 整合性検査(VLAN 名、値など)を行います。 VTP メッセージから新しい情報を取得した場合、または NVRAM から情報を読み込んだ場合には、整合性検査を行いません。 受信した VTP メッセージの MD5 ダイジェストが有効であれば、情報を受け入れます。

VTP バージョン 3

VTP バージョン 1 または 2 でサポートされず、バージョン 3 でサポートされる機能は、次のとおりです。

  • 拡張認証:認証を hidden または secret として設定できます。 設定を hidden にしている場合、パスワード文字列からの秘密キーは VLAN のデータベース ファイルに保存されますが、設定においてプレーン テキストで表示されることはありません。 代わりに、パスワードに関連付けられているキーが 16 進表記で実行コンフィギュレーションに保存されます。 ドメインにテイクオーバー コマンドを入力するときは、パスワードを再入力する必要があります。 キーワード secret を入力する場合、パスワードに秘密キーを直接設定できます。

  • 拡張範囲 VLAN (VLAN 1006 ~ 4094)データベース伝播のサポート:VTP バージョン 1 および 2 では VLAN 1 ~ 1005 だけが伝播されます。


    (注)  


    VTP プルーニングは引き続き VLAN 1 ~ 1005 にだけ適用され、VLAN 1002 ~ 1005 は予約されたままで変更できません。


  • ドメイン内のデータベースのサポート:VTP 情報の伝播に加え、バージョン 3 では、Multiple Spanning Tree(MST)プロトコル データベース情報も伝播できます。 VTP プロトコルの個別インスタンスが VTP を使用する各アプリケーションで実行されます。

  • VTP プライマリ サーバと VTP セカンダリ サーバ:VTP プライマリ サーバは、データベース情報を更新し、システム内のすべてのデバイスに適用されるアップデートを送信します。 VTP セカンダリ サーバで実行できるのは、プライマリ サーバから NVRAM に受け取ったアップデート済み VTP コンフィギュレーションのバックアップだけです。

    デフォルトでは、すべてのデバイスはセカンダリ サーバとして起動します。 vtp primary 特権 EXEC コマンドを入力してプライマリ サーバを指定することができます。 プライマリ サーバのステータスは、管理者がドメインでテイクオーバー メッセージを発行する場合、データベースのアップデート用に必要となるだけです。 プライマリ サーバなしで実用 VTP ドメインを持つことができます。 プライマリ サーバのステータスは、controllerにパスワードが設定されている場合でも、装置がリロードしたり、ドメインのパラメータが変更したりすると失われます。

  • VTP をトランク単位(ポート単位)でオンまたオフにするオプション:ポート単位で VTP をイネーブルまたはディセーブルにするには、[no] vtp インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを入力します。 トランク ポート上で VTP をディセーブルにすると、そのポートのすべての VTP インスタンスがディセーブルになります。 VTP の設定を、MST データベースには off にする一方で、同じポートの VLAN データベースには on にすることはできません。

    グローバルに VTP モードをオフに設定すると、システムのすべてのトランク ポートにこの設定が適用されます。 ただし、VTP インスタンス ベースでこのモードのオンまたはオフを指定することはできます。 たとえば、VLAN データベースには、controllerを VTP サーバとして設定する一方で、MST データベースには VTP を off に設定することができます。

VTP プルーニング

VTP プルーニングを使用すると、トラフィックが宛先デバイスに到達するために使用しなければならないトランク リンクへのフラッディング トラフィックが制限されるので、使用可能なネットワーク帯域幅が増えます。 VTP プルーニングを使用しない場合、controllerは受信側のcontrollersで廃棄される可能性があっても、VTP ドメイン内のすべてのトランク リンクに、ブロードキャスト、マルチキャスト、および不明のユニキャスト トラフィックをフラッディングします。 VTP プルーニングはデフォルトでディセーブルです。

VTP プルーニングは、プルーニング適格リストに指定された VLAN トランク ポートへの不要なフラッディング トラフィックを阻止します。 プルーニング適格リストに指定された VLAN だけが、プルーニングの対象になります。 デフォルトでは、controllerのトランク ポート上で VLAN 2 ~ 1001 がプルーニング適格です。 プルーニング不適格として設定した VLAN については、引き続きフラッディングが行われます。 VTP プルーニングはすべてのバージョンの VTP でサポートされます。

図 1. VTP プルーニングを使用しない場合のフラッディング トラフィック. VTP プルーニングは、スイッチド ネットワークではディセーブルです。 Controller A のポート 1 およびController D のポート 2 は、Red という VLAN に割り当てられています。 Controller A に接続されたホストからブロードキャストが送信された場合、Controller A は、このブロードキャストをフラッディングします。Red VLAN にポートを持たないcontroller C、E、F も含めて、ネットワーク内のすべてのControllersがこのブロードキャストを受信します。



図 2. VTP プルーニングによるフラッディング トラフィックの最適化. VTP プルーニングは、スイッチド ネットワークではイネーブルです。 Controller A からのブロードキャスト トラフィックは、Controllers C、E、F には転送されません。図に示されているリンク ポート(Controller B のポート 5、およびController D のポート 4)で、Red VLAN のトラフィックがプルーニングされるからです。



VTP バージョン 1 および 2 では、VTP サーバでプルーニングをイネーブルにすると、その VTP ドメイン全体でプルーニングがイネーブルになります。 VTP バージョン 3 では、ドメイン内の各controller上で手動によってプルーニングをイネーブルにする必要があります。 VLAN をプルーニング適格または不適格として設定する場合、影響を受けるのは、そのトランク上の VLAN のプルーニングだけです(VTP ドメイン内のすべてのcontrollersに影響するわけではありません)。

VTP プルーニングは、イネーブルにしてから数秒後に有効になります。 VTP プルーニング不適格の VLAN からのトラフィックは、プルーニングの対象になりません。 VLAN 1 および VLAN 1002 ~ 1005 は常にプルーニング不適格です。これらの VLAN からのトラフィックはプルーニングできません。 拡張範囲 VLAN(1005 を超える VLAN ID)もプルーニング不適格です。

VTP 設定時の注意事項

VTP の設定要件

VTP を設定する場合は、controllerがドメイン内の他のcontrollersと VTP アドバタイズを送受信できるように、トランク ポートを設定する必要があります。

VTP の設定

VTP 情報は VTP VLAN データベースに保存されます。 VTP モードがトランスペアレントである場合、VTP ドメイン名およびモードはcontrollerの実行コンフィギュレーション ファイルにも保存されます。この情報をcontrollerのスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存するには、copy running-config startup-config 特権 EXEC コマンドを入力します。 controllerをリセットした場合にも、VTP モードをトランスペアレントとして保存するには、このコマンドを使用する必要があります。

controllerのスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに VTP 情報を保存して、controllerを再起動すると、controllerの設定は次のように選択されます。

  • スタートアップ コンフィギュレーションおよび VLAN データベース内の VTP モードがトランスペアレントであり、VLAN データベースとスタートアップ コンフィギュレーション ファイルの VTP ドメイン名が一致する場合は、VLAN データベースが無視され(クリアされ)、スタートアップ コンフィギュレーション ファイル内の VTP および VLAN 設定が使用されます。 VLAN データベース内の VLAN データベース リビジョン番号は変更されません。

  • スタートアップ コンフィギュレーション内の VTP モードまたはドメイン名が VLAN データベースと一致しない場合、VLAN ID 1 ~ 1005 のドメイン名、VTP モード、および VTP 設定には VLAN データベース情報が使用されます。

VTP 設定のためのドメイン名

VTP を初めて設定するときは、必ずドメイン名を割り当てる必要があります。 また、VTP ドメイン内のすべてのcontrollersを、同じドメイン名で設定しなければなりません。VTP トランスペアレント モードの Controllersは、他のcontrollersと VTP メッセージを交換しません。これらのコントローラについては VTP ドメイン名を設定する必要はありません。


(注)  


NVRAM および DRAM の記憶域が十分にある場合は、VTP ドメイン内のすべてのcontrollersを VTP サーバ モードにする必要があります。



注意    


すべてのcontrollersが VTP クライアント モードで動作している場合は、VTP ドメインを設定しないでください。 ドメインを設定すると、そのドメインの VLAN 設定を変更できなくなります。 VTP ドメイン内の少なくとも 1 台のcontrollerを VTP サーバ モードに設定してください。


VTP ドメインのパスワード

VTP ドメインのパスワードは設定できますが、必須ではありません。 ドメイン パスワードを設定する場合は、すべてのドメイン controllersで同じパスワードを共有し、管理ドメイン内のcontrollerごとにパスワードを設定する必要があります。パスワードのない Controllers、またはパスワードが不正なコントローラは、VTP アドバタイズを拒否します。

ドメインに VTP パスワードを設定する場合、VTP 設定なしで起動したcontrollerは、正しいパスワードを使用して設定しない限り、VTP アドバタイズを受信しません。 設定後、controllerは同じパスワードおよびドメイン名を使用した次の VTP アドバタイズを受信します。

VTP 機能を持つ既存のネットワークに新しいcontrollerを追加した場合、その新しいcontrollerに適切なパスワードを設定して初めて、そのコントローラはドメイン名を学習します。


注意    


VTP ドメイン パスワードを設定したにもかかわらず、ドメイン内の各controllerに管理ドメイン パスワードを割り当てなかった場合には、管理ドメインが正常に動作しません。


VTP バージョン

実装する VTP バージョンを決定する場合は、次の注意事項に従ってください。

  • VTP ドメイン内のすべてのcontrollersは同じドメイン名を使用する必要がありますが、すべてが同じ VTP バージョンを実行する必要はありません。

  • VTP バージョン 2 対応のcontroller上で VTP バージョン 2 がディセーブルに設定されている場合、VTP バージョン 2 対応controllerは、VTP バージョン 1 を実行しているcontrollerと同じ VTP ドメインで動作できます(デフォルトでは VTP バージョン 2 はディセーブルになっています)。

  • VTP バージョン 1 を実行しているものの、VTP バージョン 2 に対応可能なcontrollerが VTP バージョン 3 アドバタイズを受信すると、このコントローラは VTP バージョン 2 に自動的に移行します。

  • VTP バージョン 3 を実行しているcontrollerが VTP バージョン 1 を実行しているcontrollerに接続すると、VTP バージョン 1 のcontrollerは VTP バージョン 2 に移行し、VTP バージョン 3 のcontrollerは、スケールダウンしたバージョンの VTP パケットを送信するため、VTP バージョン 2 controllerは自身のデータベースをアップデートできます。

  • VTP バージョン 3 を実行するcontrollerは、拡張 VLAN を持つ場合はバージョン 1 または 2 に移行できません。

  • 同一 VTP ドメイン内のすべてのcontrollerがバージョン 2 に対応可能な場合を除いて、controllers上で VTP バージョン 2 をイネーブルにしないでください。 1 つのcontrollerでバージョン 2 をイネーブルにすると、ドメイン内のすべてのバージョン 2 対応controllersでバージョン 2 がイネーブルになります。 バージョン 1 専用のcontrollerがドメインに含まれている場合、そのコントローラはバージョン 2 対応controllersとの間で VTP 情報を交換できません。

  • VTP バージョン 1 および 2 controllersは、VTP バージョン 3 アドバタイズメントを転送できないため、ネットワークのエッジに配置することをお勧めします。

  • 使用環境に TrBRF および TrCRF トークンリング ネットワークが含まれている場合に、トークンリング VLAN スイッチング機能を正しく動作させるには、VTP バージョン 2 またはバージョン 3 をイネーブルにする必要があります。 トークンリングおよびトークンリング Net を実行する場合は、VTP バージョン 2 をディセーブルにします。

  • VTP バージョン 1 およびバージョン 2 は、拡張範囲 VLAN(VLAN 1006 ~ 4094)の設定情報を伝播しません。 これらの VLAN は各装置で手動によって設定する必要があります。 VTP バージョン 3 は拡張範囲 VLAN と、拡張範囲 VLAN データベースの伝播をサポートします。

  • VTP バージョン 3 装置のトランク ポートが VTP バージョン 2 装置からのメッセージを受信した場合、この装置は、VLAN データベースをスケールダウンし、その特定のトランク上で VTP バージョン 2 フォーマットを使用して送信します。 VTP バージョン 3 装置は、最初にそのトランク ポートで VTP バージョン 2 パケットを受信しない限り、VTP バージョン 2 フォーマットのパケットを送信しません。

  • VTP バージョン 3 装置が、あるトランク ポートで VTP バージョン 2 装置を検出した場合、両方のネイバーが同一トランク上で共存できるように、VTP バージョン 2 パケットだけでなく VTP バージョン 3 パケットの送信も継続します。

  • VTP バージョン 3 装置は、VTP バージョン 2 またはバージョン 1 の装置からの設定情報は受け入れません。

  • 2 つの VTP バージョン 3 リージョンは、VTP バージョン 1 リージョンまたはバージョン 2 リージョンでは、トランスペアレント モードでだけ通信できます。

  • VTP バージョン 1 にだけ対応する装置は、VTP バージョン 3 装置との相互運用はできません。

  • VTP バージョン 1 およびバージョン 2 は、拡張範囲 VLAN(VLAN 1006 ~ 4094)の設定情報を伝播しません。 これらの VLAN を各装置上に手動で設定する必要があります。

VTP の設定方法

VTP モードの設定

次のいずれかに VTP モードを設定できます。

  • VTP サーバ モード:VTP サーバ モードでは、VLAN の設定を変更し、ネットワーク全体に伝播させることができます。

  • VTP クライアント モード:VTP クライアント モードでは、VLAN の設定を変更できません。 クライアント controllerは、VTP ドメイン内の VTP サーバから VTP アップデート情報を受信し、それに基づいて設定を変更します。

  • VTP トランスペアレント モード:VTP トランスペアレント モードでは、controllerで VTP がディセーブルになります。 controllerは VTP アップデートを送信せず、他のcontrollerから受信した VTP アップデートにも反応しません。 ただし、VTP バージョン 2 を実行する VTP トランスペアレント モードのcontrollerは、対応するトランク リンクで、受信した VTP アドバタイズを転送します。

  • VTP オフ モード:VTP オフ モードは、VTP アドバタイズが転送されない以外は、VTP トランスペアレント モードと同じです。

設定したドメイン名は、削除できません。別のドメインにcontrollerを再び割り当てるしかありません。

手順の概要

    1.    enable

    2.    configure terminal

    3.    vtp domain domain-name

    4.    vtp mode {client | server | transparent | off} {vlan | mst | unknown}

    5.    vtp password password

    6.    end

    7.    show vtp status

    8.    copy running-config startup-config


手順の詳細
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 enable


    例:
    Controller> enable
    
    
     

    特権 EXEC モードをイネーブルにします。 パスワードを入力します(要求された場合)。

     

    ステップ 2configure terminal


    例:
    
    Controller# configure terminal
    
    
     

    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 3vtp domain domain-name


    例:
    
    Controller(config)# vtp domain eng_group
    
    
     

    VTP 管理ドメイン名を設定します。 1 ~ 32 文字の名前を使用できます。 同一管理下にある VTP サーバ モードまたはクライアント モードのcontrollersは、すべて同じドメイン名に設定する必要があります。

    サーバ モード以外にはこのコマンドは任意です。 VTP サーバ モードではドメイン名が必要です。 controllerが VTP ドメインにトランク接続されている場合、controllerはドメイン内の VTP サーバからドメイン名を取得します。

    他の VTP パラメータを設定する前に、VTP ドメインを設定する必要があります。

    (注)     
     
    ステップ 4vtp mode {client | server | transparent | off} {vlan | mst | unknown}


    例:
    
    Controller(config)# vtp mode server
    
    
     

    VTP モード(クライアント、サーバ、トランスペアレント、またはオフ)のcontrollerの設定。

    • vlan:何も設定されていない場合は VLAN データベースがデフォルトです。

    • mst:マルチ スパニング ツリー(MST)データベース。

    • unknown:データベース タイプは不明。

     
    ステップ 5vtp password password


    例:
    
    Controller(config)# vtp password mypassword
    
    
     

    (任意)VTP ドメイン用のパスワードを設定します。 パスワードに使用できる文字数は 8 ~ 64 文字です。 VTP パスワードを設定したにもかかわらず、ドメイン内の各controllerに同じパスワードを割り当てなかった場合には、VTP ドメインが正常に動作しません。

     
    ステップ 6end


    例:
    
    Controller(config)# end
    
    
     

    特権 EXEC モードに戻ります。

     
    ステップ 7show vtp status


    例:
    
    Controller# show vtp status
    
    
     

    表示された [VTP Operating Mode] および [VTP Domain Name] フィールドの設定を確認します。

     
    ステップ 8copy running-config startup-config


    例:
    
    Controller# copy running-config startup-config
    
    
     

    (任意)スタートアップ コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

    controllerの実行コンフィギュレーションに保存され、スタートアップ コンフィギュレーション ファイルにコピーできるのは、VTP モードおよびドメイン名だけです。

     
    関連資料

    VTP バージョン 3 のパスワードの設定

    controllerで VTP バージョン 3 のパスワードを設定できます。

    手順の概要

      1.    enable

      2.    configure terminal

      3.    vtp password password [hidden | secret]

      4.    end

      5.    show vtp password

      6.    copy running-config startup-config


    手順の詳細
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1 enable


      例:
      Controller> enable
      
      
       

      特権 EXEC モードをイネーブルにします。 パスワードを入力します(要求された場合)。

       

      ステップ 2configure terminal


      例:
      
      Controller# configure terminal
      
      
       

      グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 3vtp password password [hidden | secret]


      例:
      
      Controller(config)# vtp password mypassword hidden
      
      
       

      (任意)VTP ドメイン用のパスワードを設定します。 パスワードに使用できる文字数は 8 ~ 64 文字です。

      • (任意)hidden:パスワード文字列から生成される秘密キーが、nvram:vlan.dat ファイルに保存されます。 VTP プライマリ サーバを設定してテイクオーバーを設定しようとすると、パスワードの再入力を要求されます。

      • (任意)secret:パスワードを直接設定します。 シークレット パスワードには 16 進数文字を 32 個含める必要があります。

       
      ステップ 4end


      例:
      
      Controller(config)# end
      
      
       

      特権 EXEC モードに戻ります。

       
      ステップ 5show vtp password


      例:
      
      Controller# show vtp password
      
      
       

      入力を確認します。 次のような出力が表示されます。

      VTP password: 89914640C8D90868B6A0D8103847A733

       
      ステップ 6copy running-config startup-config


      例:
      Controller# copy running-config startup-config 
      
      
       

      (任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

       
      関連コンセプト

      VTP バージョン 3 のプライマリ サーバの設定

      VTP サーバを VTP プライマリ サーバとして設定すると、テイクオーバー操作が開始されます。

      手順の概要

        1.    vtp primary [vlan | mst] [force]


      手順の詳細
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1vtp primary [vlan | mst] [force]


        例:
        
        Controller# vtp primary vlan force
        
         

        controllerの動作ステートをセカンダリ サーバ(デフォルト)からプライマリ サーバに変更し、その設定をドメインにアドバタイズします。 controllerのパスワードが hidden に設定されている場合は、パスワードの再入力を要求されます。

        • (任意)vlan:テイクオーバー機能として VLAN データベースを選択します。 これはデフォルトです。

        • (任意)mst:テイクオーバー機能としてマルチ スパニング ツリー(MST)データベースを選択します。

        • (任意)force:競合するサーバの設定が上書きされます。 force を入力しない場合、テイクオーバーの実行前に確認を求められます。

         
        関連コンセプト

        VTP バージョンのイネーブル化

        デフォルトで VTP バージョン 2 およびバージョン 3 はディセーブルになっています。

        • 1 つのcontroller上で VTP バージョン 2 をイネーブルにすると、VTP ドメイン内の VTP バージョン 2 に対応可能なすべてのcontrollerでバージョン 2 がイネーブルになります。 VTP バージョン 3 をイネーブルにするには、各controller上で手動によって設定する必要があります。

        • VTP バージョン 1 および 2 では、このバージョンを設定できるのは、VTP サーバ モードまたはトランスペアレント モードのcontrollersだけです。 controllerが VTP バージョン 3 を実行し、かつcontrollerがクライアント モードの場合、既存の拡張 VLAN がなく、パスワードが非表示に設定されていないときであれば、バージョン 2 に変更できます。


          注意    


          同一 VTP ドメイン内のcontrollers上で、VTP バージョン 1 と VTP バージョン 2 は相互運用できません。 VTP ドメイン内のすべてのcontrollerが VTP バージョン 2 をサポートしている場合を除き、VTP バージョン 2 をイネーブルにはしないでください。


        • TrCRF および TrBRF トークンリング環境では、トークンリング VLAN スイッチング機能を正しく動作させるために、VTP バージョン 2 または VTP バージョン 3 をイネーブルにする必要があります。 トークンリングおよびトークンリング Net メディアの場合は、VTP バージョン 2 をディセーブルにします。


        • 注意    


          VTP バージョン 3 では、プライマリ サーバとセカンダリ サーバの両方がドメイン内の 1 つのインスタンスに存在できます。


        手順の概要

          1.    enable

          2.    configure terminal

          3.    vtp version {1 | 2 | 3}

          4.    end

          5.    show vtp status

          6.    copy running-config startup-config


        手順の詳細
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1 enable


          例:
          Controller> enable
          
          
           

          特権 EXEC モードをイネーブルにします。 パスワードを入力します(要求された場合)。

           

          ステップ 2configure terminal


          例:
          
          Controller# configure terminal
          
          
           

          グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

           
          ステップ 3vtp version {1 | 2 | 3}


          例:
          
          Controller(config)# vtp version 2
          
          
           

          controllerで VTP バージョンをイネーブルにします。 デフォルトは VTP バージョン 1 です。

           
          ステップ 4end


          例:
          
          Controller(config)# end
          
          
           

          特権 EXEC モードに戻ります。

           
          ステップ 5show vtp status


          例:
          
          Controller# show vtp status
          
          
           

          設定された VTP バージョンがイネーブルであることを確認します。

           
          ステップ 6copy running-config startup-config


          例:
          Controller# copy running-config startup-config 
          
          
           

          (任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

           

          VTP プルーニングのイネーブル化

          はじめる前に

          VTP プルーニングは VTP トランスペアレント モードでは機能しないように設計されています。 ネットワーク内に VTP トランスペアレント モードのcontrollersが 1 台または複数存在する場合は、次のいずれかの操作を実行する必要があります。

          • ネットワーク全体の VTP プルーニングをオフにします。

          • VTP トランスペアレント controllerのアップストリーム側にあるcontrollerのトランク上で、すべての VLAN をプルーニング不適格にすることによって、VTP プルーニングをオフにします。

          インターフェイスに VTP プルーニングを設定するには、 switchport trunk pruning vlan インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。 VTP プルーニングは、インターフェイスがトランキングを実行している場合に作用します。 VLAN プルーニングの適格性は、VTP ドメインで VTP プルーニングがイネーブルであるかどうか、特定の VLAN が存在するかどうか、およびインターフェイスが現在トランキングを実行しているかどうかにかかわらず、設定できます。

          手順の概要

            1.    enable

            2.    configure terminal

            3.    vtp pruning

            4.    end

            5.    show vtp status


          手順の詳細
             コマンドまたはアクション目的
            ステップ 1 enable


            例:
            Controller> enable
            
            
             

            特権 EXEC モードをイネーブルにします。 パスワードを入力します(要求された場合)。

             

            ステップ 2configure terminal


            例:
            
            Controller# configure terminal
            
            
             

            グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

             
            ステップ 3vtp pruning


            例:
            
            Controller(config)# vtp pruning
            
            
             

            VTP 管理ドメインでプルーニングをイネーブルにします。

            プルーニングは、デフォルトではディセーブルに設定されています。 VTP サーバ モードの 1 台のcontroller上に限ってプルーニングをイネーブルにする必要があります。

             
            ステップ 4end


            例:
            
            Controller(config)# end
            
            
             

            特権 EXEC モードに戻ります。

             
            ステップ 5show vtp status


            例:
            
            Controller# show vtp status
            
            
             

            表示された [VTP Pruning Mode] フィールドの設定を確認します。

             
            関連コンセプト

            ポート単位の VTP の設定

            VTP バージョン 3 では、ポート単位で VTP をイネーブルまたはディセーブルにできます。 VTP は、トランク モードのポート上でだけイネーブルにできます。 VTP トラフィックの着信または発信はブロックされ、転送されません。

            手順の概要

              1.    enable

              2.    configure terminal

              3.    interface interface-id

              4.    vtp

              5.    end

              6.    show running-config interface interface-id

              7.    show vtp status


            手順の詳細
               コマンドまたはアクション目的
              ステップ 1 enable


              例:
              Controller> enable
              
              
               

              特権 EXEC モードをイネーブルにします。 パスワードを入力します(要求された場合)。

               

              ステップ 2configure terminal


              例:
              
              Controller# configure terminal
              
              
               

              グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

               
              ステップ 3interface interface-id


              例:
              
              Controller(config)# interface gigabitethernet1/0/1
              
              
               

              インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

               
              ステップ 4vtp


              例:
              
              Controller(config)# vtp
              
              
               

              指定したポートの VTP をイネーブルにします。

               
              ステップ 5end


              例:
              
              Controller(config)# end
              
              
               

              特権 EXEC モードに戻ります。

               
              ステップ 6show running-config interface interface-id


              例:
              
              Controller# show running-config interface gigabitethernet1/0/1
              
              
               

              ポートの変更を確認します。

               
              ステップ 7show vtp status


              例:
              
              Controller# show vtp status
              
              
               

              設定を確認します。

               
              関連コンセプト

              VTP ドメインへの VTP クライアント Controllerの追加

              VTP ドメインに追加するcontroller上で VTP コンフィギュレーション リビジョン番号を確認およびリセットするには、次の手順に従います。

              はじめる前に

              VTP クライアントを VTP ドメインに追加する前に、必ず VTP コンフィギュレーション リビジョン番号が VTP ドメイン内の他のcontrollersのコンフィギュレーション リビジョン番号より小さいことを確認してください。VTP ドメイン内の Controllersは常に、VTP コンフィギュレーション リビジョン番号が最大のcontrollerの VLAN コンフィギュレーションを使用します。 VTP バージョン 1 および 2 では、VTP ドメイン内のリビジョン番号よりも大きなリビジョン番号を持つcontrollerを追加すると、VTP サーバおよび VTP ドメインからすべての VLAN 情報が消去される場合があります。 VTP バージョン 3 では、VLAN 情報が消去されることはありません。

              controller上で VTP をディセーブルにし、VTP ドメイン内の他のcontrollersに影響を与えることなく VLAN 情報を変更するには、vtp mode transparent グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

              手順の概要

                1.    enable

                2.    show vtp status

                3.    configure terminal

                4.    vtp domain domain-name

                5.    end

                6.    show vtp status

                7.    configure terminal

                8.    vtp domain domain-name

                9.    end

                10.    show vtp status


              手順の詳細
                 コマンドまたはアクション目的
                ステップ 1 enable


                例:
                Controller> enable
                
                
                 

                特権 EXEC モードをイネーブルにします。 パスワードを入力します(要求された場合)。

                 

                ステップ 2show vtp status


                例:
                
                Controller# show vtp status
                
                
                 

                VTP コンフィギュレーション リビジョン番号をチェックします。

                番号が 0 の場合は、controllerを VTP ドメインに追加します。

                番号が 0 より大きい場合は、次の手順に従います。

                • ドメイン名を書き留めます。

                • コンフィギュレーション リビジョン番号を書き留めます。

                • 次のステップに進んで、controllerのコンフィギュレーション リビジョン番号をリセットします。

                 
                ステップ 3configure terminal


                例:
                
                Controller# configure terminal
                
                
                 

                グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                 
                ステップ 4vtp domain domain-name


                例:
                
                Controller(config)# vtp domain domain123
                
                
                 

                ドメイン名を、ステップ 1 で表示された元の名前から新しい名前に変更します。

                 
                ステップ 5end


                例:
                
                Controller(config)# end
                
                
                 

                特権 EXEC モードに戻ります。 controllerの VLAN 情報が更新され、コンフィギュレーション リビジョン番号が 0 にリセットされます。

                 
                ステップ 6show vtp status


                例:
                
                Controller# show vtp status
                
                
                 

                コンフィギュレーション リビジョン番号が 0 にリセットされていることを確認します。

                 
                ステップ 7configure terminal


                例:
                
                Controller# configure terminal
                
                
                 

                グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                 
                ステップ 8vtp domain domain-name


                例:
                
                Controller(config)# vtp domain domain012
                
                
                 

                controller の元のドメイン名を開始します。

                 
                ステップ 9end


                例:
                
                Controller(config)# end
                
                
                 

                特権 EXEC モードに戻ります。 controllerの VLAN 情報が更新されます。

                 
                ステップ 10show vtp status


                例:
                
                Controller# show vtp status
                
                
                 

                (任意)ドメイン名がステップ 1 のものと同じであり、コンフィギュレーション リビジョン番号が 0 であることを確認します。

                 
                関連資料

                VTP のモニタ

                ここでは、VTP の設定を表示およびモニタリングするために使用するコマンドについて説明します。

                VTP の設定情報(ドメイン名、現在の VTP バージョン、VLAN 数)を表示することによって、VTP をモニタします。 controllerで送受信されたアドバタイズに関する統計情報を表示することもできます。

                表 2 VTP モニタ コマンド

                コマンド

                目的

                show vtp counters

                送受信された VTP メッセージに関するカウンタを表示します。

                show vtp devices [conflict]

                ドメイン内のすべての VTP バージョン 3 デバイスに関する情報を表示します。 プライマリ サーバと競合する VTP バージョン 3 の装置が表示されます。 show vtp devices コマンドは、controllerがトランスペアレント モードまたはオフ モードのときは情報を表示しません。

                show vtp interface [interface-id]

                すべてのインターフェイスまたは指定されたインターフェイスに対する VTP のステータスおよび設定を表示します。

                show vtp password

                VTP パスワードを表示します。 表示されるパスワードの形式は、hidden キーワードが入力されているか、または、暗号化がcontrollerでイネーブル化されているかどうかによって異なります。

                show vtp status

                VTP controller設定情報を表示します。

                VTP の設定例

                例:スイッチをプライマリ サーバとして設定する

                次に、パスワードが非表示またはシークレットに設定されている場合に、VLAN データベースのプライマリ サーバ(デフォルト)としてcontrollerを設定する方法の例を示します。

                
                Controller# vtp primary vlan
                Enter VTP password: mypassword
                This switch is becoming Primary server for vlan feature in the VTP  domain
                
                VTP Database Conf Switch ID      Primary Server Revision System Name
                ------------ ---- -------------- -------------- -------- --------------------
                VLANDB       Yes  00d0.00b8.1400=00d0.00b8.1400 1        stp7
                
                Do you want to continue (y/n) [n]? y
                
                
                関連コンセプト

                次の作業

                VTP を設定したら、次の項目を設定できます。

                • VLAN

                • VLAN グループ

                • VLAN トランキング

                その他の関連資料

                標準および RFC

                標準/RFC Title

                RFC 1573

                Evolution of the Interfaces Group of MIB-II

                RFC 1757

                Remote Network Monitoring Management

                RFC 2021

                SNMPv2 Management Information Base for the Transmission Control Protocol using SMIv2

                MIB

                MIB MIB のリンク

                本リリースでサポートするすべての MIB

                選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、およびフィーチャ セットに関する MIB を探してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

                http:/​/​www.cisco.com/​go/​mibs

                テクニカル サポート

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                VTP の機能履歴と情報

                リリース 変更内容

                Cisco IOS XE 3.2SECisco IOS XE 3.2SE

                この機能が導入されました。