システム管理構成ガイド、Cisco IOS XE Release 3E(Cisco WLC 5700 シリーズ)
ロケーションの設定
ロケーションの設定

ロケーションの設定

機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。

プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator には、http:/​/​www.cisco.com/​go/​cfn からアクセスします。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。

ロケーションの設定に関する情報

controllerは、対象クライアントデバイス周辺のアクセス ポイントから受信信号強度表示(RSSI)測定値を収集し、このクライアントのロケーションを特定します。 controllerは、最大 16 台のアクセス ポイントから、クライアント、RFID タグ、および不正なアクセス ポイントのロケーション レポートを取得できます。

通常のクライアントまたは調整クライアントのパス損失測定(S60)要求を設定すると、ロケーションの精度を向上させることができます。

ロケーションの設定方法

ロケーションの設定(CLI)

手順の概要

    1.    configure terminal

    2.    location plm {calibrating [multiband | uniband] | client burst_interval

    3.    location rssi-half-life {calibrating-client | client | rogue-aps | tags } seconds

    4.    location expiry {calibrating-client | client | rogue-aps | tags } timeout

    5.    location algorithm {rssi-average | simple}

    6.    location admin-tag string

    7.    location civic-location identifier {identifier | host}

    8.    location custom-location identifier {identifier | host}

    9.    location geo-location identifier {identifier | host}

    10.    location prefer {cdp | lldp-med | static} weight priority_value

    11.    location rfid {status | timeout | vendor-name}

    12.    end


手順の詳細
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 configure terminal


    例:
    Controller# configure terminal
     

    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 2location plm {calibrating [multiband | uniband] | client burst_interval


    例:
    Controller(config)# location plm client 100
     

    調整または非調整クライアントのパス損失測定(S60)要求を設定します。

    パス損失測定要求で、位置精度が向上します。 標準の非調整クライアントに対して、0 ~ 3600 秒の範囲で burst_interval パラメータを設定できます。デフォルト値は 60 秒です。

    関連付けされた 802.11a または 802.11b/g 無線、関連付けされた 802.11a/b/g 無線の調整クライアントにパス損失測定要求を設定できます。

    クライアントからプローブが送信される頻度が低い場合や、少数のチャネルに対してしか送信されない場合は、クライアントのロケーションが更新不可能になるか、精度が低下します。 location plm コマンドを実行すると、クライアントは強制的に、すべてのチャネルに対してパケットを送信するようになります。 CCXv4 以上のクライアントがアソシエートすると、Controllerはそのクライアントにパス損失測定要求を送信します。これは、アクセス ポイントが使用している帯域とチャネル(2.4 GHz のみのアクセス ポイントの場合は一般にチャネル 1、6、および 11)で無期限に送信するようクライアントに指示するものです。送信する間隔は設定可能です(たとえば 60 秒)。

     

    ステップ 3location rssi-half-life {calibrating-client | client | rogue-aps | tags } seconds


    例:
    Controller(config)# location rssi-half-life calibrating-client 60
     

    クライアント、調整クライアント、RFID タグ、不正アクセス ポイントの RSSI 半減期を設定します。

    クライアント、調整クライアント、RFID タグ、不正アクセス ポイントの location rssi-half-life パラメータ値を入力できます。指定可能な値は、0、1、2、5、10、20、30、60、90、120、180、または 300 秒です。デフォルト値は 0 秒です。

    クライアント デバイスの中には、チャネル変更直後は送信電力を下げるものがあるのと、RF は変動しやすいことから、RSSI の値がパケットごとに大きく異なることもあります。 location rssi-half-life コマンドを実行すると、精度を向上させるために、均一でない状態で受信したデータを平均化するための半減期(ハーフ ライフ)を設定することができます。

    (注)     

    location rssi-half-life コマンドを使用したり、変更したりしないことをお勧めします。

     

    ステップ 4location expiry {calibrating-client | client | rogue-aps | tags } timeout


    例:
    Controller(config)# location expiry calibrating-client 50
     

    クライアント、調整クライアント、RFID タグ、不正アクセス ポイントの RSSI タイムアウト値を設定します。

    クライアント、RFID タグ、不正アクセス ポイントの RSSI タイムアウト値を入力できます。範囲は5 ~ 3600 秒で、デフォルト値は 5 秒です。

    調整クライアントには 0 ~ 3600 秒の範囲で RSSI タイムアウト値を入力でき、デフォルト値は 5 秒です。

    ロケーションを正確に特定するには、CPU が保持する RSSI が最近のものであることと、その値が大きいことが必要です。 location expiry コマンドを使用すると、古い RSSI 平均が失効するまでの時間を指定できます。

    (注)     

    location expiry コマンドを使用したり、変更したりしないことをお勧めします。

     

    ステップ 5location algorithm {rssi-average | simple}


    例:
    Controller(config)# location algorithm rssi-average
     

    RSSI および信号対雑音比(SNR)値の平均の算出に使用されるアルゴリズムを設定します。

    location algorithm rssi-average コマンドを入力することで、より正確な、しかしより CPU オーバーヘッドの高いアルゴリズムを指定できます。または、location algorithm simple コマンドを入力することで、高速で CPU のオーバーヘッドが低い、しかし精度に欠けるアルゴリズムを指定することもできます。

    (注)     

    location algorithm コマンドは、使用したり、変更したりしないことをお勧めします。

     

    ステップ 6location admin-tag string


    例:
    Controller(config)# location admin-tag
     

    クライアントデバイスの場所の管理タグまたはサイト情報を設定します。

     

    ステップ 7location civic-location identifier {identifier | host}


    例:
    Controller(config)# location civic-location identifier host
     

    都市ロケーション情報を指定します。

    文字列またはホストとして都市ロケーション識別子を設定できます。

     

    ステップ 8location custom-location identifier {identifier | host}


    例:
    Controller(config)# location custom-location identifier host
     

    カスタム ロケーション情報を指定します。

    文字列またはホストとしてカスタム ロケーション識別子 を設定できます。

     

    ステップ 9location geo-location identifier {identifier | host}


    例:
    Controller(config)# location geo-location identifier host
     

    クライアントデバイスの地理的なロケーション情報を指定します。

    文字列またはホストとしてロケーション識別子を設定できます。

     

    ステップ 10location prefer {cdp | lldp-med | static} weight priority_value


    例:
    Controller(config)# location prefer weight cdp 50
     

    ロケーション情報のソースのプライオリティを設定します。

    優先順位のウェイトは、0 から 255 の範囲で入力できます。

     

    ステップ 11location rfid {status | timeout | vendor-name}


    例:
    Controller(config)# location rfid timeout 100
     

    RFID タグ ステータス、RFID タイムアウト値、RFID タグ ベンダー名などの RFID タグ トラッキング オプションを設定します。

    60 ~ 7200 秒の範囲で RFID タイムアウト値を入力できます。

     

    ステップ 12end


    例:
    Controller(config)# end
     

    特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。

     

    クライアント、RFID タグ、および不正デバイスの NMSP 通知間隔の変更(CLI)

    Network Mobility Services Protocol(NMSP)によって、Mobility Services Engine とコントローラの間の発信/着信トラフィックに関する通信の管理が行われます。 高い頻度でのロケーション更新を必要とするアプリケーションがある場合は、クライアント、アクティブな RFID タグ、および不正なアクセス ポイント/クライアントの NMSP 通知間隔を 1 ~ 180 秒の範囲内で変更できます。


    (注)  


    コントローラと Mobility Services Engine との通信には、TCP ポート 16113 が使用されます。コントローラと Mobility Services Engine の間にファイアウォールがある場合は、NMSP を機能させるにはこのポートが開いている(ブロックされていない)ことが必要です。


    手順の概要

      1.    configure terminal

      2.    nmsp notification interval {attachment seconds | location seconds | rssi [clients interval | rfid interval | rogues [ap | client ] interval]}

      3.    end


    手順の詳細
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1 configure terminal


      例:
      Controller# configure terminal
       

      グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 2nmsp notification interval {attachment seconds | location seconds | rssi [clients interval | rfid interval | rogues [ap | client ] interval]}


      例:
      Controller(config)# nmsp notification interval rssi rfid 50
       

      クライアント、RFID タグ、不正クライアント、不正アクセス ポイントの NMSP 通知間隔を設定します。

      1 ~ 180 秒の範囲で RSSI 測定値の NMSP 通知間隔の値を入力できます。

       

      ステップ 3end


      例:
      Controller(config)# end
       

      特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。

       

      クライアント、RFID タグ、および不正デバイスの NMSP 通知しきい値の変更(CLI)

      手順の概要

        1.    configure terminal

        2.    location notify-threshold {clients | rogues ap | tags } threshold

        3.    end


      手順の詳細
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1 configure terminal


        例:
        Controller# configure terminal
         

        グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

         
        ステップ 2 location notify-threshold {clients | rogues ap | tags } threshold


        例:
        Controller(config)# location notify-threshold clients 5
         

        クライアント、RFID タグ、不正なクライアント、不正なアクセス ポイントの NMSP 通知しきい値を設定します。

        RSSI しきい値は、0 ~ 10 db の範囲で入力できます。

         

        ステップ 3end


        例:
        Controller(config)# end
         

        特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。

         

        ロケーション設定および NMSP 設定のモニタリング

        ロケーション設定のモニタリング(CLI)

        このセクションでは、ロケーション設定に関する新しいコマンドについて説明します。

        次のコマンドは、コントローラのロケーション設定のモニタリングに使用できます。
        表 1 ロケーション設定のモニタリング コマンド

        コマンド

        目的

        show location summary

        現在のロケーション設定値を表示します。

        show location statistics rfid

        ロケーション ベースの RFID 統計情報を表示します。

        show location detail client_mac_addr

        特定のクライアントの RSSI テーブルを表示します。

        NMSP 設定のモニタリング(CLI)

        このセクションでは、NMSP 設定に関する新しいコマンドについて説明します。

        次のコマンドがコントローラの NMSP 設定のモニタリングに使用できます。

        表 2 NMSP 設定のモニタリング コマンド

        コマンド

        目的

        show nmsp attachment suppress interfaces

        アタッチメント抑制インターフェイスを表示します。

        show nmsp capability

        NMSP 機能を表示します。

        show nmsp notification interval

        NMSP 通知間隔を表示します。

        show nmsp statistics connection

        接続固有の NMSP カウンタを表示します。

        show nmsp statistics summary

        一般的な NMSP カウンタを表示します。

        show nmsp status

        アクティブな NMSP 接続の状態を表示します。

        show nmsp subscription detail

        コントローラがサブスクライブされているモビリティ サービスをすべて表示します。

        show nmsp subscription detail ip_addr

        特定の IPアドレスにサブスクライブされたモビリティ サービスについてのみ詳細を表示します。

        show nmsp subscription summary

        コントローラがサブスクライブされているすべてのモビリティ サービスの詳細を表示します。

        例:ロケーションの設定

        次に、関連付けされた 802.11a または 802.11b/g 無線の調整クライアント用パス損失測定(S60)要求を設定する例を示します。
        Controller# configure terminal
        Controller(config)# location plm calibrating uniband 
        Controller(config)# end
        Controller# show location summary
        
        次に、不正アクセス ポイントの RSSI 半減期を設定する例を示します。
        Controller# configure terminal
        Controller(config)# location rssi-half-life rogue-aps 20
        Controller(config)# end
        Controller# show location summary
        

        例:NMSP の設定

        次に、RFID タグの NMSP 通知間隔を設定する例を示します。
        Controller# configure terminal
        Controller(config)# nmsp notification interval rssi rfid 50
        Controller(config)# end
        Controller# show nmsp notification interval
        
        次に、クライアントの NMSP 通知しきい値を設定する例を示します。
        Controller# configure terminal
        Controller(config)# nmsp notify-threshold 5
        Controller(config)# end
        Controller# show nmsp statistics summary
        

        ロケーション設定に関する追加情報

        関連ドキュメント

        関連項目 マニュアル タイトル
        システム管理コマンド

        System Management Command Reference(システム管理コマンド リファレンス)、Cisco IOS XE Release 3SE(Cisco WLC 5700 シリーズ)

        標準および RFC

        標準/RFC タイトル
        なし

        MIB

        MIB MIB のリンク
        本リリースでサポートするすべての MIB

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        http:/​/​www.cisco.com/​go/​mibs

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        http:/​/​www.cisco.com/​support

        ロケーション設定の機能履歴と情報

        リリース 機能情報
        Cisco IOS XE 3.2SE この機能が導入されました。