Network Management Configuration Guide Cisco IOS XE Release 3E(Cisco WLC 5700 Series)
SPAN および RSPAN の設定
SPAN および RSPAN の設定

目次

SPAN および RSPAN の設定

機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。最新の機能情報および警告については、使用するプラットフォームおよびソフトウェア リリースのリリース ノートを参照してください。

プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator には、 http:/​/​www.cisco.com/​go/​cfnからアクセスします。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。

SPAN および RSPAN の前提条件

SPAN

  • SPAN トラフィックを特定の VLAN に制限するには、filter vlan キーワードを使用します。 トランク ポートをモニタしている場合、このキーワードで指定された VLAN 上のトラフィックのみがモニタされます。 デフォルトでは、トランク ポート上のすべての VLAN がモニタされます。

RSPAN

  • RSPAN VLAN を設定してから、RSPAN 送信元または宛先セッションを設定することを推奨します。

SPAN および RSPAN の制約事項

SPAN

  • controllerでは、最大で 8 つの送信元セッションおよび 58 の RSPAN 宛先セッションを設定できます。 送信元セッションは、ローカル SPAN セッションまたは RSPAN 送信元セッションのどちらかになります。

  • SPAN 送信元の場合は、セッションごとに、単一のポートまたは VLAN、一連のポートまたは VLAN、一定範囲のポートまたは VLAN のトラフィックをモニタできます。 1 つの SPAN セッションに、送信元ポートおよび送信元 VLAN を混在させることはできません。

  • ポートを送信元ポートにすることはできません。同様に、送信元ポートを宛先ポートにすることもできません。

  • 同じ宛先ポートで 2 つの SPAN セッションを設定することはできません。

  • controller ポートを SPAN 宛先ポートとして設定すると、通常のcontroller ポートではなくなります。SPAN 宛先ポートを通過するのは、監視対象トラフィックのみになります。

  • SPAN コンフィギュレーション コマンドを入力しても、前に設定した SPAN パラメータは削除されません。 設定されている SPAN パラメータを削除するには、no monitor session {session_number | all | local | remote} グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力する必要があります。

  • ローカル SPAN では、encapsulation replicate キーワードが指定されている場合、SPAN 宛先ポートを経由する発信パケットは元のカプセル化ヘッダー(タグなしまたは IEEE 802.1Q)を伝送します。 このキーワードが指定されていない場合、パケットはネイティブ形式で送信されます。

  • ディセーブルのポートを送信元ポートまたは宛先ポートとして設定することはできますが、SPAN 機能が開始されるのは、宛先ポートと少なくとも 1 つの送信元ポートまたは送信元 VLAN がイネーブルになってからです。

  • 単一の SPAN セッションに、送信元 VLAN とフィルタ VLAN を混在させることはできません。

  • スタックは、LAN Base イメージを実行しているスイッチのみでサポートされています。

SPAN セッションのトラフィック モニタリングには次の制約事項があります。

  • ポートまたは VLAN を送信元にできますが、同じセッション内に送信元ポートと送信元 VLAN を混在させることはできません。

    • 同じcontrollerまたはcontroller スタック内で、ローカル SPAN と RSPAN の送信元セッションの両方を実行できます。 controllerまたはcontroller スタックは合計 66 の送信元および RSPAN 宛先セッションをサポートします。

    • 別個のまたは重複する SPAN 送信元ポートと VLAN のセットによって、SPAN または RSPAN 送信元セッションを 2 つ個別に設定できます。 スイッチド ポートおよびルーテッド ポートはいずれも SPAN 送信元および宛先として設定できます。

  • 1 つの SPAN セッションに複数の宛先ポートを設定できますが、1 つのcontroller スタックあたりに設定できる宛先ポートは最大で 66 個です。

  • SPAN セッションがcontrollerの通常の動作を妨げることはありません。 ただし、10 Mbps のポートで 100 Mbps のポートをモニタするなど、オーバーサブスクライブの SPAN 宛先は、パケットのドロップまたは消失を招くことがあります。

  • SPAN または RSPAN がイネーブルの場合、監視中の各パケットは 2 回送信されます(1 回は標準トラフィックとして、もう 1 回は監視されたパケットとして)。 多数のポートまたは VLAN をモニタすると、大量のネットワーク トラフィックが生成されることがあります。

  • ディセーブルのポート上に SPAN セッションを設定することはできますが、そのセッション用に宛先ポートと少なくとも 1 つの送信元ポートまたは VLAN をイネーブルにしない限り、SPAN セッションはアクティブになりません。

  • controllerは、単一セッション内でのローカル SPAN と RSPAN の併用をサポートしません。

    • RSPAN 送信元セッションにローカル宛先ポートを設定できません。

    • RSPAN 宛先セッションにローカル送信元ポートを設定できません。

    • 同じcontrollerまたはcontroller スタック上で、同じ RSPAN VLAN を使用する RSPAN 宛先セッションおよび RSPAN 送信元セッションを実行できません。

RSPAN

  • RSPAN は、BPDU パケット モニタリングまたは他のレイヤ 2 controller プロトコルをサポートしません。

  • RSPAN VLAN はトランク ポートにのみ設定されており、アクセス ポートには設定されていません。 不要なトラフィックが RSPAN VLAN に発生しないようにするために、参加しているすべてのcontrollersで VLAN RSPAN 機能がサポートされていることを確認してください。

  • 送信元トランク ポートにアクティブな RSPAN VLAN が設定されている場合、RSPAN VLAN はポートベース RSPAN セッションの送信元として含まれます。 また、RSPAN VLAN を SPAN セッションの送信元に設定することもできます。 ただし、controllerはスパンされたトラフィックをモニタしないため、controllerの RSPAN 送信元セッションの宛先として識別された RSPAN VLAN では、パケットの出力スパニングがサポートされません。

  • VTP および VTP プルーニングをイネーブルにすると、トランク内で RSPAN トラフィックがプルーニングされ、1005 以下の VLAN ID に関して、ネットワークで不必要な RSPAN トラフィックのフラッディングが防止されます。

フローベースの SPAN(FSPAN)およびフローベースの RSPAN(FRSPAN)

  • 複数の SPAN または RSPAN セッションに ACL をアタッチできます。 ただし、ACL のサイズは FSPAN に割り当てられたメモリ TCAM のサイズを超過することはできません。

  • FSPAN ACL が接続されていない場合、FSPAN はディセーブルで、すべてのトラフィックが SPAN 宛先ポートにコピーされます。

  • SPAN セッションに空の FSPAN ACL を接続すると、パケットはフィルタリングされず、すべてのトラフィックが監視されます。

  • FSPAN ACL は、ポート単位 VLAN 単位のセッションに適用できません。 ポート単位 VLAN 単位のセッションは、最初にポートベースのセッションを設定し、次にセッションに特定の VLAN を設定することにより設定できます。 次にその例を示します。

    
    Controller(config)# monitor session session_number source interface interface-id 
    Controller(config)# monitor session session_number filter vlan vlan-id 
    Controller(config)# monitor session session_number filter ip access-group {access-list-number| name}  
    
    

    (注)  


    filter vlan および filter ip access-group の両方のコマンドを同時に設定できません。 一方を設定すると、他方が拒否されます。


  • EtherChannel は FSPAN セッションでサポートされていません。

  • TCP フラグまたは log キーワードが付いている FSPAN ACL はサポートされていません。

  • controllerで拡張 IP サービス フィーチャ セットを稼働中に IPv6 FSPAN ACL を設定し、のちに異なるフィーチャ セットを稼働した場合、controllerのリブート後、controllerでの IPv6 FSPAN ACL 設定が失われる可能性があります。

  • IPv6 FSPAN ACL は、IPv6 対応の SDM テンプレートでだけサポートされています。 IPv6 対応の SDM テンプレートを稼働中に IPv6 FSPAN ACL を設定し、のちに非 IPv6 SDM テンプレートを設定してcontrollerをリブートすると、IPv6 FSPAN ACL 設定が失われます。

SPAN および RSPAN について

SPAN および RSPAN

ポートまたは VLAN を通過するネットワーク トラフィックを解析するには、SPAN または RSPAN を使用して、そのcontroller上、またはネットワーク アナライザやその他のモニタ デバイス、あるいはセキュリティ デバイスに接続されている別のcontroller上のポートにトラフィックのコピーを送信します。 SPAN は送信元ポート上または送信元 VLAN 上で受信、送信、または送受信されたトラフィックを宛先ポートにコピー(ミラーリング)して、解析します。 SPAN は送信元ポートまたは VLAN 上のネットワーク トラフィックのスイッチングには影響しません。 宛先ポートは SPAN 専用にする必要があります。 SPAN または RSPAN セッションに必要なトラフィック以外、宛先ポートがトラフィックを受信したり転送したりすることはありません。

SPAN を使用してモニタできるのは、送信元ポートを出入りするトラフィックまたは送信元 VLAN に出入りするトラフィックだけです。送信元 VLAN にルーティングされたトラフィックはモニタできません。 たとえば、着信トラフィックをモニタしている場合、別の VLAN から送信元 VLAN にルーティングされているトラフィックはモニタできません。ただし、送信元 VLAN で受信し、別の VLAN にルーティングされるトラフィックは、モニタできます。

ネットワーク セキュリティ デバイスからトラフィックを注入する場合、SPAN または RSPAN 宛先ポートを使用できます。 たとえば、Cisco 侵入検知システム(IDS)センサー装置を宛先ポートに接続した場合、IDS デバイスは TCP リセット パケットを送信して、疑わしい攻撃者の TCP セッションを停止させることができます。

ローカル SPAN

ローカル SPAN は 1 つのcontroller内の SPAN セッション全体をサポートします。すべての送信元ポートまたは送信元 VLAN、および宛先ポートは、同じcontrollerまたはcontroller スタック内にあります。 ローカル SPAN は、任意の VLAN 上の 1 つまたは複数の送信元ポートからのトラフィック、あるいは 1 つまたは複数の VLAN からのトラフィックを解析するために宛先ポートへコピーします。

図 1. 単一デバイスでのローカル SPAN の設定例. ポート 5(送信元ポート)上のすべてのトラフィックがポート 10(宛先ポート)にミラーリングされます。 ポート 10 のネットワーク アナライザは、ポート 5 に物理的には接続されていませんが、ポート 5 からのすべてのネットワーク トラフィックを受信します。

図 2. デバイス スタックでのローカル SPAN の設定例.

これは、controller スタック内のローカル SPAN の例です。送信元ポートと宛先ポートは異なるスタック メンバにあります。



リモート SPAN

RSPAN は、異なるcontrollers(または異なるcontroller スタック)上の送信元ポート、送信元 VLAN、および宛先ポートをサポートしているので、ネットワーク上で複数のcontrollersをリモート モニタリングできます。

図 3. RSPAN の設定例. 次の図に、Controller A およびController B の送信ポートを示します。 各 RSPAN セッションのトラフィックは、ユーザが指定した RSPAN VLAN 上で伝送されます。この RSPAN VLAN は、参加しているすべてのcontrollersで RSPAN セッション専用です。 送信元ポートまたは VLAN からの RSPAN トラフィックは RSPAN VLAN にコピーされ、RSPAN VLAN を伝送するトランク ポートを介して、RSPAN VLAN をモニタする宛先セッションに転送されます。 各 RSPAN 送信元controllerには、ポートまたは VLAN のいずれかが RSPAN 送信元として必要です。 図中のController C のように、宛先は常に物理ポートになります。

SPAN と RSPAN の概念および用語

SPAN セッション

SPAN セッション(ローカルまたはリモート)を使用すると、1 つまたは複数のポート上、あるいは 1 つまたは複数の VLAN 上でトラフィックをモニタし、そのモニタしたトラフィックを 1 つまたは複数の宛先ポートに送信できます。

ローカル SPAN セッションは、宛先ポートと送信元ポートまたは送信元 VLAN(すべて単一のネットワーク デバイス上にある)を結び付けたものです。 ローカル SPAN には、個別の送信元および宛先のセッションはありません。 ローカル SPAN セッションはユーザが指定した入力および出力のパケット セットを収集し、SPAN データ ストリームを形成して、宛先ポートに転送します。

RSPAN は少なくとも 1 つの RSPAN 送信元セッション、1 つの RSPAN VLAN、および少なくとも 1 つの RSPAN 宛先セッションで構成されています。 RSPAN 送信元セッションと RSPAN 宛先セッションは、異なるネットワーク デバイス上に別々に設定します。 デバイスに RSPAN 送信元セッションを設定するには、一連の送信元ポートまたは送信元 VLAN を RSPAN VLAN に関連付けます。 このセッションの出力は、RSPAN VLAN に送信される SPAN パケットのストリームです。 別のデバイスに RSPAN 宛先セッションを設定するには、宛先ポートを RSPAN VLAN に関連付けます。 宛先セッションは RSPAN VLAN トラフィックをすべて収集し、RSPAN 宛先ポートに送信します。

RSPAN 送信元セッションは、パケット ストリームが転送される点を除き、ローカル SPAN セッションに非常に似ています。 RSPAN 送信元セッションでは、SPAN パケットに RSPAN VLAN ID ラベルが再設定され、通常のトランク ポートを介して宛先controllerに転送されます。

RSPAN 宛先セッションは RSPAN VLAN 上で受信されたすべてのパケットを取得し、VLAN のタギングを除去し、宛先ポートに送ります。 セッションは、(レイヤ 2 制御パケットを除く)すべての RSPAN VLAN パケットのコピーを分析のためにユーザに提供します。

複数のソースおよび宛先ポートを持つ単一 RSPAN セッションを同じセッションに使用できますが、ソースが同じリモート VLAN であるソース セッションの複数使用は許可されていません。

SPAN セッションでのトラフィックのモニタには、次のような制約があります。

  • ポートまたは VLAN を送信元にできますが、同じセッション内に送信元ポートと送信元 VLAN を混在させることはできません。

  • controllerは、最大 2 つのローカル SPAN または RSPAN 送信元セッションをサポートします。

    • 同じcontrollerまたはcontroller スタック内で、ローカル SPAN と RSPAN の送信元セッションの両方を実行できます。 controllerまたはcontroller スタックは合計 64 の送信元および RSPAN 宛先セッションをサポートします。

    • 別個のまたは重複する SPAN 送信元ポートと VLAN のセットによって、SPAN または RSPAN 送信元セッションを 2 つ個別に設定できます。 スイッチド ポートおよびルーテッド ポートはいずれも SPAN 送信元および宛先として設定できます。

  • 1 つの SPAN セッションに複数の宛先ポートを設定できますが、1 つのcontroller スタックあたりに設定できる宛先ポートは最大で 64 個です。

  • SPAN セッションがcontrollerの通常の動作を妨げることはありません。 ただし、10 Mbps のポートで 100 Mbps のポートをモニタするなど、オーバーサブスクライブの SPAN 宛先は、パケットのドロップまたは消失を招くことがあります。

  • SPAN または RSPAN がイネーブルの場合、監視中の各パケットは 2 回送信されます(1 回は標準トラフィックとして、もう 1 回は監視されたパケットとして)。 したがって、多数のポートまたは VLAN をモニタすると、大量のネットワーク トラフィックが生成されることがあります。

  • ディセーブルのポート上に SPAN セッションを設定することはできますが、そのセッション用に宛先ポートと少なくとも 1 つの送信元ポートまたは VLAN をイネーブルにしない限り、SPAN セッションはアクティブになりません。

  • controllerは、単一セッション内でのローカル SPAN と RSPAN の併用をサポートしません。

    • RSPAN 送信元セッションにローカル宛先ポートを設定できません。

    • RSPAN 宛先セッションにローカル送信元ポートを設定できません。

    • 同じcontrollerまたはcontroller スタック上で、同じ RSPAN VLAN を使用する RSPAN 宛先セッションおよび RSPAN 送信元セッションを実行できません。

監視対象トラフィック

SPAN セッションは、次のトラフィック タイプをモニタできます。

  • 受信(Rx)SPAN:受信(または入力)SPAN は、controllerが変更または処理を行う前に、送信元インターフェイスまたは VLAN が受信したすべてのパケットをできるだけ多くモニタリングします。 送信元が受信した各パケットのコピーがその SPAN セッションに対応する宛先ポートに送られます。

    Diffserv コード ポイント(DSCP)の変更など、ルーティングや Quality of Service(QoS)が原因で変更されたパケットは、変更される前にコピーされます。

    受信処理中にパケットをドロップする可能性のある機能は、入力 SPAN には影響を与えません。宛先ポートは、実際の着信パケットがドロップされた場合でも、パケットのコピーを受信します。 パケットをドロップする可能性のある機能は、標準および拡張 IP 入力アクセス コントロール リスト(ACL)、入力 QoS ポリシング、VLAN ACL、および出力 QoS ポリシングです。

  • 送信(Tx)SPAN:送信(または出力)SPAN は、controllerによる変更または処理がすべて実行されたあとに、送信元インターフェイスから送信されたすべてのパケットをできる限り多くモニタリングします。 送信元が送信した各パケットのコピーがその SPAN セッションに対応する宛先ポートに送られます。 コピーはパケットの変更後に用意されます。

    ルーティングが原因で変更されたパケット(存続可能時間(TTL)、MAC アドレス、QoS 値の変更など)は、宛先ポートで(変更されて)コピーされます。

    送信処理中にパケットをドロップする可能性のある機能は、SPAN 用の複製コピーにも影響します。 これらの機能には、標準および拡張 IP 出力 ACL、出力 QoS ポリシングがあります。

  • 両方:SPAN セッションで、受信パケットと送信パケットの両方について、ポートまたは VLAN をモニタすることもできます。 これはデフォルトです。

ローカル SPAN セッション ポートのデフォルト設定では、すべてのタグなしパケットが送信されます。 通常、SPAN は Cisco Discovery Protocol(CDP)、VLAN トランキング プロトコル(VTP)、Dynamic Trunking Protocol(DTP)、スパニングツリー プロトコル(STP)、ポート集約プロトコル(PAgP)などのブリッジ プロトコル データ ユニット(BPDU)パケットおよびレイヤ 2 プロトコルをモニタしません。 ただし、宛先ポートを設定するときに encapsulation replicate キーワードを入力すると、次の変更が発生します。

  • 送信元ポートと同じカプセル化設定(タグなしまたは IEEE 802.1Q)を使用して、パケットが宛先ポートに送信されます。

  • BPDU やレイヤ 2 プロトコル パケットを含むすべてのタイプのパケットがモニタされます。

したがって、カプセル化レプリケーションがイネーブルにされたローカル SPAN セッションでは、タグなしおよび IEEE 802.1Q タグ付きパケットが宛先ポートに混在することがあります。

Controllerの輻輳により、入力送信元ポート、出力送信元ポート、または SPAN 宛先ポートでパケットがドロップされることがあります。 一般に、これらの特性は互いに無関係です。 次に例を示します。

  • パケットは通常どおり転送されますが、SPAN 宛先ポートのオーバーサブスクライブが原因でモニタされないことがあります。

  • 入力パケットが標準転送されないにもかかわらず、SPAN 宛先ポートに着信することがあります。

  • controllerの輻輳が原因でドロップされた出力パケットは、出力 SPAN からもドロップされます。

SPAN の設定によっては、同一送信元のパケットのコピーが複数、SPAN 宛先ポートに送信されます。 たとえば、ポート A での RX モニタ、ポート B での TX モニタ用に、双方向(RX と TX)SPAN セッションが設定されているとします。 パケットがポート A からcontrollerに入ってポート B にスイッチされると、着信パケットも発信パケットも宛先ポートに送信されます。 このため、両方のパケットは同じものになります。レイヤ 3 書き換えが行われた場合には、パケット変更のため異なるパケットになります。

送信元ポート

送信元ポート(別名監視対象ポート)は、ネットワーク トラフィック分析のために監視するスイッチド ポートまたはルーテッド ポートです。 1 つのローカル SPAN セッションまたは RSPAN 送信元セッションでは、送信元ポートまたは VLAN のトラフィックを単一方向または双方向でモニタできます。 controllerは、任意の数の送信元ポート(controllerで利用可能なポートの最大数まで)と任意の数の送信元 VLAN(サポートされている VLAN の最大数まで)をサポートしています。 ただし、controllerは送信元ポートまたは VLAN でセッションを最大 (ローカルまたは RSPAN)。 単一のセッションにポートおよび VLAN を混在させることはできません。

送信元ポートの特性は、次のとおりです。

  • 複数の SPAN セッションでモニタできます。

  • モニタする方向(入力、出力、または両方)を指定して、各送信元ポートを設定できます。

  • すべてのポート タイプ(EtherChannel、ギガビット イーサネットなど)が可能です。

  • EtherChannel 送信元の場合は、EtherChannel 全体で、または物理ポートがポート チャネルに含まれている場合は物理ポート上で個別に、トラフィックをモニタできます。

  • アクセス ポート、トランク ポート、ルーテッド ポート、または音声 VLAN ポートに指定できます。

  • 宛先ポートにすることはできません。

  • 送信元ポートは同じ VLAN にあっても異なる VLAN にあってもかまいません。

  • 単一セッション内で複数の送信元ポートをモニタすることが可能です。

送信元 VLAN

VLAN ベースの SPAN(VSPAN)では、1 つまたは複数の VLAN のネットワーク トラフィックをモニタできます。 VSPAN 内の SPAN または RSPAN 送信元インターフェイスが VLAN ID となり、トラフィックはその VLAN のすべてのポートでモニタされます。

VSPAN には次の特性があります。

  • 送信元 VLAN 内のすべてのアクティブ ポートは送信元ポートとして含まれ、単一方向または双方向でモニタできます。

  • 指定されたポートでは、モニタ対象の VLAN 上のトラフィックのみが宛先ポートに送信されます。

  • 宛先ポートが送信元 VLAN に所属する場合は、送信元リストから除外され、モニタされません。

  • ポートが送信元 VLAN に追加または削除されると、これらのポートで受信された送信元 VLAN のトラフィックは、モニタ中の送信元に追加または削除されます。

  • VLAN 送信元と同じセッション内のフィルタ VLAN を使用することはできません。

  • モニタできるのは、イーサネット VLAN だけです。

VLAN フィルタリング

トランク ポートを送信元ポートとしてモニタする場合、デフォルトでは、トランク上でアクティブなすべての VLAN がモニタされます。 VLAN フィルタリングを使用して、トランク送信元ポートでの SPAN トラフィックのモニタ対象を特定の VLAN に制限できます。

  • VLAN フィルタリングが適用されるのは、トランク ポートまたは音声 VLAN ポートのみです。

  • VLAN フィルタリングはポートベース セッションにのみ適用され、VLAN 送信元によるセッションでは使用できません。

  • VLAN フィルタ リストが指定されている場合、トランク ポートまたは音声 VLAN アクセス ポートではリスト内の該当 VLAN のみがモニタされます。

  • 他のポート タイプから着信する SPAN トラフィックは、VLAN フィルタリングの影響を受けません。つまり、すべての VLAN を他のポートで使用できます。

  • VLAN フィルタリング機能は、宛先 SPAN ポートに転送されたトラフィックにのみ作用し、通常のトラフィックのスイッチングには影響を与えません。

宛先ポート

各ローカル SPAN セッションまたは RSPAN 宛先セッションには、送信元ポートおよび VLAN からのトラフィックのコピーを受信し、SPAN パケットをユーザ(通常はネットワーク アナライザ)に送信する宛先ポート(別名モニタ側ポート)が必要です。

宛先ポートの特性は、次のとおりです。

  • ローカル SPAN セッションの場合、宛先ポートは送信元ポートと同じcontrollerまたはcontroller スタックに存在している必要があります。 RSPAN セッションの場合は、RSPAN 宛先セッションを含むcontroller上にあります。 RSPAN 送信元セッションのみを実行するcontrollerまたはcontroller スタックには、宛先ポートはありません。

  • ポートを SPAN 宛先ポートとして設定すると、元のポート設定が上書きされます。 SPAN 宛先設定を削除すると、ポートは以前の設定に戻ります。 ポートが SPAN 宛先ポートとして機能している間にポートの設定が変更されると、SPAN 宛先設定が削除されるまで、変更は有効になりません。


    (注)  


    SPAN の宛先ポートに QoS が設定されている場合、QoS はただちに有効になります。


  • ポートが EtherChannel グループに含まれていた場合、そのポートが宛先ポートとして設定されている間、グループから削除されます。 削除されたポートがルーテッド ポートであった場合、このポートはルーテッド ポートでなくなります。

  • 任意のイーサネット物理ポートにできます。

  • セキュア ポートにすることはできません。

  • 送信元ポートにすることはできません。

  • EtherChannel グループにすることができます。

  • VLAN にすることはできません。

  • 一度に 1 つの SPAN セッションにしか参加できません(ある SPAN セッションの宛先ポートは、別の SPAN セッションの宛先ポートになることはできません)。

  • アクティブな場合、着信トラフィックはディセーブルになります。 ポートは SPAN セッションに必要なトラフィック以外は送信しません。 宛先ポートでは着信トラフィックを学習したり、転送したりしません。

  • 入力トラフィック転送がネットワーク セキュリティ デバイスでイネーブルの場合、宛先ポートはレイヤ 2 でトラフィックを転送します。

  • レイヤ 2 プロトコル(STP、VTP、CDP、DTP、PAgP)のいずれにも参加しません。

  • 任意の SPAN セッションの送信元 VLAN に所属する宛先ポートは、送信元リストから除外され、モニタされません。

  • controllerまたはcontroller スタックの宛先ポートの最大数は 64 です。

ローカル SPAN および RSPAN 宛先ポートは、VLAN タギングおよびカプセル化で次のように動作が異なります。

  • ローカル SPAN では、宛先ポートに encapsulation replicate キーワードが指定されている場合、各パケットに元のカプセル化が使用されます(タグなし、ISL、または IEEE 802.1Q)。 これらのキーワードが指定されていない場合、パケットはタグなしフォーマットになります。 したがって、encapsulation replicate がイネーブルになっているローカル SPAN セッションの出力に、タグなし、ISL、または IEEE 802.1Q タグ付きパケットが混在することがあります。

  • RSPAN の場合は、元の VLAN ID は RSPAN VLAN ID で上書きされるため失われます。 したがって、宛先ポート上のすべてのパケットはタグなしになります。

RSPAN VLAN

RSPAN VLAN は、RSPAN の送信元セッションと宛先セッション間で SPAN トラフィックを伝送します。 RSPAN VLAN には、次の特性があります。

  • RSPAN VLAN 内のすべてのトラフィックは、常にフラッディングされます。

  • RSPAN VLAN では MAC アドレスは学習されません。

  • RSPAN VLAN トラフィックが流れるのは、トランク ポート上のみです。

  • RSPAN VLAN は、remote-span VLAN コンフィギュレーション モード コマンドを使用して、VLAN コンフィギュレーション モードで設定する必要があります。

  • STP は RSPAN VLAN トランク上で実行できますが、SPAN 宛先ポート上では実行できません。

  • RSPAN VLAN を、プライベート VLAN のプライマリまたはセカンダリ VLAN にはできません。

VLAN トランキング プロトコル(VTP)に対して可視である VLAN 1 ~ 1005 の場合、VLAN ID および対応する RSPAN 特性は VTP によって伝播されます。 拡張 VLAN 範囲(1006 ~ 4094)内の RSPAN VLAN ID を割り当てる場合は、すべての中間controllersを手動で設定する必要があります。

通常は、ネットワークに複数の RSPAN VLAN を配置し、それぞれの RSPAN VLAN でネットワーク全体の RSPAN セッションを定義します。 つまり、ネットワーク内の任意の場所にある複数の RSPAN 送信元セッションで、パケットを RSPAN セッションに送信できます。 また、ネットワーク全体に対して複数の RSPAN 宛先セッションを設定し、同じ RSPAN VLAN をモニタしたり、ユーザにトラフィックを送信したりできます。 セッションは RSPAN VLAN ID によって区別されます。

SPAN および RSPAN と他の機能の相互作用

SPAN は次の機能と相互に作用します。

  • ルーティング:SPAN はルーテッド トラフィックを監視しません。 VSPAN が監視するのはcontrollerに出入りするトラフィックに限られ、VLAN 間でルーティングされるトラフィックは監視しません。 たとえば、VLAN が受信モニタされ、controllerが別の VLAN から監視対象 VLAN にトラフィックをルーティングする場合、そのトラフィックは監視されず、SPAN 宛先ポートで受信されません。

  • STP:SPAN または RSPAN セッションがアクティブな間、宛先ポートは STP に参加しません。 SPAN または RSPAN セッションがディセーブルになると、宛先ポートは STP に参加できます。 送信元ポートでは、SPAN は STP ステータスに影響を与えません。 STP は RSPAN VLAN を伝送するトランク ポート上でアクティブにできます。

  • CDP:SPAN セッションがアクティブな間、SPAN 宛先ポートは CDP に参加しません。 SPAN セッションがディセーブルになると、ポートは再び CDP に参加します。

  • VTP:VTP を使用すると、controllers間で RSPAN VLAN のプルーニングが可能です。

  • VLAN およびトランキング:送信元ポート、または宛先ポートの VLAN メンバーシップまたはトランクの設定値を、いつでも変更できます。 ただし、宛先ポートの VLAN メンバーシップまたはトランクの設定値に対する変更が有効になるのは、SPAN 宛先設定を削除してからです。 送信元ポートの VLAN メンバーシップまたはトランクの設定値に対する変更は、ただちに有効になり、対応する SPAN セッションが変更に応じて自動的に調整されます。

  • EtherChannel:EtherChannel グループを送信元ポートとして設定することはできますが、SPAN 宛先ポートとして設定することは。 グループが SPAN 送信元として設定されている場合、グループ全体がモニタされます。

    モニタ対象の EtherChannel グループに物理ポートを追加すると、SPAN 送信元ポート リストに新しいポートが追加されます。 モニタ対象の EtherChannel グループからポートを削除すると、送信元ポート リストからそのポートが自動的に削除されます。

    EtherChannel グループに所属する物理ポートを SPAN 送信元ポートとして設定し、引き続き EtherChannel の一部とすることができます。 この場合、この物理ポートは EtherChannel に参加しているため、そのポートからのデータはモニタされます。 ただし、EtherChannel グループに含まれる物理ポートを SPAN 宛先として設定した場合、その物理ポートはグループから削除されます。 SPAN セッションからそのポートが削除されると、EtherChannel グループに再加入します。 EtherChannel グループから削除されたポートは、グループ メンバのままですが、inactive または suspended ステートになります。

    EtherChannel グループに含まれる物理ポートが宛先ポートであり、その EtherChannel グループが送信元の場合、ポートは EtherChannel グループおよびモニタ対象ポート リストから削除されます。

  • マルチキャスト トラフィックをモニタできます。 出力ポートおよび入力ポートのモニタでは、未編集のパケットが 1 つだけ SPAN 宛先ポートに送信されます。 マルチキャスト パケットの送信回数は反映されません。

  • プライベート VLAN ポートは、SPAN 宛先ポートには設定できません。

  • セキュア ポートを SPAN 宛先ポートにすることはできません。

    SPAN セッションでは、入力転送が宛先ポートでイネーブルの場合、出力をモニタしているポートでポート セキュリティをイネーブルにしないでください。 RSPAN 送信元セッションでは、出力をモニタしているポートでポート セキュリティをイネーブルにしないでください。

  • IEEE 802.1x ポートは SPAN 送信元ポートにできます。 SPAN 宛先ポート上で IEEE 802.1x をイネーブルにできますが、SPAN 宛先としてこのポートを削除するまで、IEEE 802.1x はディセーブルに設定されます。

    SPAN セッションでは、入力転送が宛先ポートでイネーブルの場合、出力をモニタしているポートで IEEE 802.1x をイネーブルにしないでください。 RSPAN 送信元セッションでは、出力をモニタしているポートで IEEE 802.1x をイネーブルにしないでください。

SPAN と RSPAN とデバイス スタック

controllersのスタックは 1 つの論理controllerを表すため、ローカル SPAN の送信元ポートおよび宛先ポートは、スタック内の異なるcontrollersである場合があります。 したがって、スタック内でのcontrollersの追加または削除は、RSPAN の送信元セッションまたは宛先セッションだけではなく、ローカル SPAN セッションにも影響を及ぼします。 controllerがスタックから削除されると、アクティブ セッションが非アクティブになります。また、controllerがスタックに追加されると、非アクティブ セッションがアクティブになります。

フローベースの SPAN

送信元ポートで監視されるトラフィックにアクセス コントロール リスト(ACL)を適用するフローベース SPAN(FSPAN)またはフローベース RSPAN(FRSPAN)を使用して、SPAN または RSPAN で監視するネットワーク トラフィックのタイプを制御できます。 FSPAN ACL は、IPv4、IPv6、および監視される非 IP トラフィックをフィルタリングするように設定できます。

インターフェイスを通して ACL を SPAN セッションに適用します。 ACL は SPAN セッション内のすべてのインターフェイスで監視されるすべてのトラフィックに適用されます。この ACL によって許可されるパケットは、SPAN 宛先ポートにコピーされます。 ほかのパケットは SPAN 宛先ポートにコピーされません。

元のトラフィックは継続して転送され、接続している任意のポート、VLAN、およびルータ ACL が適用されます。 FSPAN ACL は転送の決定に影響を与えることはありません。 同様に、ポート、VLAN、およびルータ ACL は、トラフィックのモニタリングに影響を与えません。 セキュリティ入力 ACL がパケットを拒否したために転送されない場合でも、FSPAN ACL が許可すると、パケットは SPAN 宛先ポートにコピーされます。 しかし、セキュリティ出力 ACL がパケットを拒否したために転送されない場合、パケットは SPAN 宛先ポートにコピーされません。 ただし、セキュリティ出力 ACL がパケットの送信を許可した場合だけ、パケットは、FSPAN ACL が許可した場合 SPAN 宛先ポートにコピーされます。 これは RSPAN セッションについてもあてはまります。

SPAN セッションには、次の 3 つのタイプの FSPAN ACL を接続できます。

  • IPv4 FSPAN ACL:IPv4 パケットだけをフィルタリングします。

  • IPv6 FSPAN ACL:IPv6 パケットだけをフィルタリングします。

  • MAC FSPAN ACL:IP パケットだけをフィルタリングします。

セキュリティ ACL は、controller上の FSPAN ACL よりも高いプライオリティをもっています。 FSPAN ACL が適用され、その後ハードウェア メモリに収まらないセキュリティ ACL を追加する場合、適用された FSPAN ACL は、セキュリティ ACL のスペースを確保するためにメモリから削除されます。 この処理(アンローディングと呼ばれる)は、システム メッセージにより通知されます。 メモリ内に常駐するスペースが確保できたら、controller上のハードウェア メモリに FSPAN ACL が追加されます。 この処理(リローディングと呼ばれる)は、システム メッセージにより通知されます。 IPv4、IPv6、および MAC FSPAN ACL は、別個にアンロードまたはリロードできます。

スタックに設定された VLAN ベースの FSPAN セッションが 1 つまたは複数のcontrollers上のハードウェア メモリに収まらない場合、セッションはこれらのcontrollers上でアンロードされたものとして処理され、controllerでの FSPAN ACL およびソーシングのためのトラフィックは、SPAN 宛先ポートにコピーされません。 FSPAN ACL は継続して正しく適用され、トラフィックは FSPAN ACL がハードウェア メモリに収まるcontrollersの SPAN 宛先ポートにコピーされます。

空の FSPAN ACL が接続されると、一部のハードウェア機能により、その ACL の SPAN 宛先ポートにすべてのトラフィックがコピーされます。 十分なハードウェア リソースが使用できない場合、空の FSPAN ACL もアンロードされる可能性があります。

IPv4 および MAC FSPAN ACL は、すべてのフィーチャ セットでサポートされています。 IPv6 FSPAN ACL は、拡張 IP Services フィーチャ セットでだけサポートされています。

SPAN および RSPAN のデフォルト設定

表 1 SPAN および RSPAN のデフォルト設定

機能

デフォルト設定

SPAN のステート(SPAN および RSPAN)

ディセーブル

モニタする送信元ポート トラフィック

受信トラフィックと送信トラフィックの両方(both

カプセル化タイプ(宛先ポート)

ネイティブ形式(タグなしパケット)

入力転送(宛先ポート)

ディセーブル

VLAN フィルタリング

送信元ポートとして使用されるトランク インターフェイス上では、すべての VLAN がモニタリングされます。

RSPAN VLAN

未設定

設定時の注意事項

SPAN 設定時の注意事項

  • SPAN セッションから送信元ポート、宛先ポート、または VLAN を削除する場合は、no monitor session session_number source {interface interface-id | vlan vlan-id} グローバル コンフィギュレーション コマンドまたは no monitor session session_number destination interface interface-id グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。 宛先インターフェイスの場合、このコマンドの no 形式では、encapsulation オプションは無視されます。

  • トランク ポート上のすべての VLAN をモニタするには、no monitor session session_number filter グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

RSPAN 設定時の注意事項

  • すべての SPAN 設定時の注意事項が RSPAN に適用されます。

  • RSPAN VLAN には特性があるので、RSPAN VLAN として使用するためにネットワーク上の VLAN をいくつか確保し、それらの VLAN にはアクセス ポートを割り当てないでおく必要があります。

  • RSPAN トラフィックに出力 ACL を適用して、特定のパケットを選択的にフィルタリングまたはモニタできます。 RSPAN 送信元controllers内の RSPAN VLAN 上で、これらの ACL を指定します。

  • RSPAN を設定する場合は、送信元ポートおよび宛先ポートをネットワーク内の複数のcontrollersに分散させることができます。

  • RSPAN VLAN 上のアクセス ポート(音声 VLAN ポートを含む)は、非アクティブ ステートになります。

  • 次の条件を満たす限り、任意の VLAN を RSPAN VLAN として設定できます。

    • すべてのcontrollersで、RSPAN セッションに同じ RSPAN VLAN が使用されている。

    • 参加しているすべてのcontrollersで RSPAN がサポートされている。

FSPAN および FRSPAN 設定時の注意事項

  • 少なくとも 1 つの FSPAN ACL が接続されている場合、FSPAN はイネーブルになります。

  • SPAN セッションに空ではない FSPAN ACL を少なくとも 1 つ接続し、ほかの 1 つまたは複数の FSPAN ACL を接続しなかった場合(たとえば、空ではない IPv4 ACL を接続し、IPv6 と MAC ACL を接続しなかった場合)、FSPAN は、接続されていない ACL によってフィルタリングされたと思われるトラフィックをブロックします。 したがって、このトラフィックは監視されません。

SPAN および RSPAN の設定方法

ローカル SPAN セッションの作成

SPAN セッションを作成し、送信元(モニタ対象)ポートまたは VLAN、および宛先(モニタ側)ポートを指定するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

手順の概要

    1.    configure terminal

    2.    no monitor session {session_number | all | local | remote}

    3.    monitor session session_number source {interface interface-id | vlan vlan-id} [, | -] [both | rx | tx]

    4.    monitor session session_number destination {interface interface-id [, | -] [encapsulation replicate]}

    5.    end


手順の詳細
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1configure terminal


    例:
    
    Controller# configure terminal
    
    
     

    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 2no monitor session {session_number | all | local | remote}


    例:
    
    Controller(config)# no monitor session all
    
     

    セッションに対する既存の SPAN 設定を削除します。

    • session_number の範囲は、1 ~ 66 です。

    • all:すべての SPAN セッションを削除します。

    • local:すべてのローカル セッションを削除します。

    • remote:すべてのリモート SPAN セッションを削除します。

     
    ステップ 3monitor session session_number source {interface interface-id | vlan vlan-id} [, | -] [both | rx | tx]

    例:
    
    Controller(config)# monitor session 1 source interface gigabitethernet1/0/1
    
     

    SPAN セッションおよび送信元ポート(モニタ対象ポート)を指定します。

    • session_number の範囲は、1 ~ 66 です。

    • interface-id には、モニタする送信元ポートを指定します。 有効なインターフェイスには、物理インターフェイスおよびポート チャネル論理インターフェイス(port-channel port-channel-number)があります。 有効なポートチャネル番号は 1 ~ 48 です。

    • vlan-id には、モニタする送信元 VLAN を指定します。 指定できる範囲は 1 ~ 4094 です(RSPAN VLAN は除く)。

      (注)     

      1 つのセッションに、一連のコマンドで定義された複数の送信元(ポートまたは VLAN)を含めることができます。ただし、1 つのセッション内では送信元ポートと送信元 VLAN を併用できません。

    • (任意)[, | -] は、一連または一定範囲のインターフェイスを指定します。 カンマの前後およびハイフンの前後にスペースを 1 つずつ入力します。

    • (任意)both | rx | tx:モニタするトラフィックの方向を指定します。 トラフィックの方向を指定しなかった場合、送信元インターフェイスは送信トラフィックと受信トラフィックの両方を送信します。

      • both:送信トラフィックと受信トラフィックの両方をモニタします。

      • rx:受信トラフィックをモニタします。

      • tx:送信トラフィックをモニタします。

        (注)     

        monitor session session_number source コマンドを複数回使用すると、複数の送信元ポートを設定できます。

     
    ステップ 4monitor session session_number destination {interface interface-id [, | -] [encapsulation replicate]}


    例:
    
    Controller(config)# monitor session 1 destination interface gigabitethernet1/0/2 encapsulation replicate
    
     

    SPAN セッションおよび宛先ポート(モニタ側ポート)を指定します。

    (注)     

    ローカル SPAN の場合は、送信元および宛先インターフェイスに同じセッション番号を使用する必要があります。

    • session_number には、ステップ 3 で入力したセッション番号を指定します。

    • interface-id には、宛先ポートを指定します。 宛先インターフェイスには物理ポートを指定する必要があります。EtherChannel や VLAN は指定できません。

    • (任意)[, | -] は、一連または一定範囲のインターフェイスを指定します。 カンマの前後およびハイフンの前後にスペースを 1 つずつ入力します。

    (任意)encapsulation replicate は、宛先インターフェイスが送信元インターフェイスのカプセル化方式を複製することを指定します。 選択しない場合のデフォルトは、ネイティブ形式(タグなし)でのパケットの送信です。

    (注)     

    monitor session session_number destination コマンドを複数回使用すると、複数の宛先ポートを設定できます。

     
    ステップ 5end


    例:
    
    Controller(config)# end
    
    
     

    特権 EXEC モードに戻ります。

     

    ローカル SPAN セッションの作成および着信トラフィックの設定

    SPAN セッションを作成し、さらに送信元ポートまたは VLAN および宛先ポートを指定した後、宛先ポートでネットワーク セキュリティ デバイス(Cisco IDS センサー装置等)用に着信トラフィックをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

    手順の概要

      1.    configure terminal

      2.    no monitor session {session_number | all | local | remote}

      3.    monitor session session_number source {interface interface-id | vlan vlan-id} [, | -] [both | rx | tx]

      4.    monitor session session_number destination {interface interface-id [, | -] [encapsulation replicate] [ingress {dot1q vlan vlan-id | isl | untagged vlan vlan-id | vlan vlan-id}]}

      5.    end


    手順の詳細
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1configure terminal


      例:
      
      Controller# configure terminal
      
      
       

      グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 2no monitor session {session_number | all | local | remote}


      例:
      
      Controller(config)# no monitor session all
      
       

      セッションに対する既存の SPAN 設定を削除します。

      • session_number の範囲は、1 ~ 66 です。

      • all:すべての SPAN セッションを削除します。

      • local:すべてのローカル セッションを削除します。

      • remote:すべてのリモート SPAN セッションを削除します。

       
      ステップ 3monitor session session_number source {interface interface-id | vlan vlan-id} [, | -] [both | rx | tx]


      例:
      
      Controller(config)# monitor session 2 source gigabitethernet1/0/1 rx
      
       

      SPAN セッションおよび送信元ポート(モニタ対象ポート)を指定します。

       
      ステップ 4monitor session session_number destination {interface interface-id [, | -] [encapsulation replicate] [ingress {dot1q vlan vlan-id | isl | untagged vlan vlan-id | vlan vlan-id}]}


      例:
      
      Controller(config)# monitor session 2 destination interface gigabitethernet1/0/2 encapsulation replicate ingress dot1q vlan 6
      
       

      SPAN セッション、宛先ポート、パケットカプセル化、および入力 VLAN とカプセル化を指定します。

      • session_number には、ステップ 3 で入力したセッション番号を指定します。

      • interface-id には、宛先ポートを指定します。 宛先インターフェイスには物理ポートを指定する必要があります。EtherChannel や VLAN は指定できません。

      • (任意)[, | -]:一連のインターフェイスまたはインターフェイス範囲を指定します。 カンマまたはハイフンの前後にスペースを 1 つずつ入力します。

      • (任意)encapsulation replicate は、宛先インターフェイスが送信元インターフェイスのカプセル化方式を複製することを指定します。 選択しない場合のデフォルトは、ネイティブ形式(タグなし)でのパケットの送信です。

      • ingress は、宛先ポートでの着信トラフィックの転送をイネーブルにして、カプセル化タイプを指定します。

        • dot1q vlan vlan-id:デフォルトの VLAN として指定した VLAN で、IEEE 802.1Q でカプセル化された着信パケットを受信します。

        • isl:ISL カプセル化を使用して入力パケットを転送します。

        • untagged vlan vlan-id または vlan vlan-id:デフォルトの VLAN として指定した VLAN で、タグなしでカプセル化された着信パケットを受信します。

       
      ステップ 5end


      例:
      
      Controller(config)# end
      
      
       

      特権 EXEC モードに戻ります。

       

      フィルタリングする VLAN の指定

      SPAN 送信元トラフィックを特定の VLAN に制限するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

      手順の概要

        1.    configure terminal

        2.    no monitor session {session_number | all | local | remote}

        3.    monitor session session_number source interface interface-id

        4.    monitor session session_number filter vlan vlan-id [, | -]

        5.    monitor session session_number destination {interface interface-id [, | -] [encapsulation replicate]}

        6.    end


      手順の詳細
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1configure terminal


        例:
        
        Controller# configure terminal
        
        
         

        グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

         
        ステップ 2no monitor session {session_number | all | local | remote}


        例:
        
        Controller(config)# no monitor session all
        
         

        セッションに対する既存の SPAN 設定を削除します。

        • session_number の範囲は、1 ~ 66 です。

        • all:すべての SPAN セッションを削除します。

        • local:すべてのローカル セッションを削除します。

        • remote:すべてのリモート SPAN セッションを削除します。

         
        ステップ 3monitor session session_number source interface interface-id


        例:
        
        Controller(config)# monitor session 2 source interface gigabitethernet1/0/2 rx
        
         

        送信元ポート(モニタ対象ポート)と SPAN セッションの特性を指定します。

        • session_number の範囲は、1 ~ 66 です。

        • interface-id には、モニタする送信元ポートを指定します。 指定したインターフェイスは、あらかじめトランク ポートとして設定しておく必要があります。

         
        ステップ 4monitor session session_number filter vlan vlan-id [, | -]


        例:
        
        Controller(config)# monitor session 2 filter vlan 1 - 5 , 9
        
         

        SPAN 送信元トラフィックを特定の VLAN に制限します。

        • session_number には、ステップ 3 で指定したセッション番号を入力します。

        • vlan-id に指定できる範囲は 1 ~ 4094 です。

        • (任意)カンマ(,)を使用して一連の VLAN を指定するか、ハイフン(-)を使用して VLAN 範囲を指定します。 カンマの前後およびハイフンの前後にスペースを 1 つずつ入力します。

         
        ステップ 5monitor session session_number destination {interface interface-id [, | -] [encapsulation replicate]}


        例:
        
        Controller(config)# monitor session 2 destination interface gigabitethernet1/0/1
        
         

        SPAN セッションおよび宛先ポート(モニタ側ポート)を指定します。

        • session_number には、ステップ 3 で入力したセッション番号を指定します。

        • interface-id には、宛先ポートを指定します。 宛先インターフェイスには物理ポートを指定する必要があります。EtherChannel や VLAN は指定できません。

        • (任意)[, | -] は、一連のまたは一定範囲のインターフェイスを指定します。 カンマの前後およびハイフンの前後にスペースを 1 つずつ入力します。

        • (任意)encapsulation replicate は、宛先インターフェイスが送信元インターフェイスのカプセル化方式を複製することを指定します。 選択しない場合のデフォルトは、ネイティブ形式(タグなし)でのパケットの送信です。

         
        ステップ 6end


        例:
        
        Controller(config)# end
        
        
         

        特権 EXEC モードに戻ります。

         

        RSPAN VLAN としての VLAN の設定

        新しい VLAN を作成し、RSPAN セッション用の RSPAN VLAN になるように設定するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

        手順の概要

          1.    configure terminal

          2.    vlan vlan-id

          3.    remote-span

          4.    end


        手順の詳細
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1configure terminal


          例:
          
          Controller# configure terminal
          
          
           

          グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

           
          ステップ 2vlan vlan-id


          例:
          
          Controller(config)# vlan 100
          
           

          VLAN ID を入力して VLAN を作成するか、または既存の VLAN の VLAN ID を入力して、VLAN コンフィギュレーション モードを開始します。 指定できる範囲は 2 ~ 1001 または 1006 ~ 4094 です。

          RSPAN VLAN を VLAN 1(デフォルト VLAN)または VLAN ID 1002 ~ 1005(トークンリングおよび FDDI VLAN 専用)にすることはできません。

           
          ステップ 3remote-span


          例:
          
          Controller(config-vlan)# remote-span
          
           

          VLAN を RSPAN VLAN として設定します。

           
          ステップ 4end


          例:
          
          Controller(config-vlan)# end
          
           

          特権 EXEC モードに戻ります。

           
          次の作業

          RSPAN に参加するすべてのcontrollersに RSPAN VLAN を作成する必要があります。 RSPAN VLAN ID が標準範囲(1005 未満)であり、VTP がネットワーク内でイネーブルである場合は、1 つのcontrollerに RSPAN VLAN を作成し、VTP がこの RSPAN VLAN を VTP ドメイン内の他のcontrollersに伝播するように設定できます。 拡張範囲 VLAN(1005 を超える ID)の場合、送信元と宛先の両方のcontrollers、および中間controllersに RSPAN VLAN を設定する必要があります。

          VTP プルーニングを使用して、RSPAN トラフィックが効率的に流れるようにするか、または RSPAN トラフィックの伝送が不要なすべてのトランクから、RSPAN VLAN を手動で削除します。

          VLAN からリモート SPAN 特性を削除して、標準 VLAN に戻すように変換するには、no remote-span VLAN コンフィギュレーション コマンドを使用します。

          SPAN セッションから送信元ポートまたは VLAN を削除するには、no monitor session session_number source {interface interface-id | vlan vlan-id} グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。 セッションから RSPAN VLAN を削除するには、no monitor session session_number destination remote vlan vlan-id コマンドを使用します。

          RSPAN 送信元セッションの作成

          RSPAN 送信元セッションを作成および開始し、モニタ対象の送信元および宛先 RSPAN VLAN を指定するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

          手順の概要

            1.    configure terminal

            2.    no monitor session {session_number | all | local | remote}

            3.    monitor session session_number source {interface interface-id | vlan vlan-id} [, | -] [both | rx | tx]

            4.    monitor session session_number destination remote vlan vlan-id

            5.    end


          手順の詳細
             コマンドまたはアクション目的
            ステップ 1configure terminal


            例:
            
            Controller# configure terminal
            
            
             

            グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

             
            ステップ 2no monitor session {session_number | all | local | remote}


            例:
            
            Controller(config)# no monitor session 1
            
             

            セッションに対する既存の SPAN 設定を削除します。

            • session_number の範囲は、1 ~ 66 です。

            • all:すべての SPAN セッションを削除します。

            • local:すべてのローカル セッションを削除します。

            • remote:すべてのリモート SPAN セッションを削除します。

             
            ステップ 3monitor session session_number source {interface interface-id | vlan vlan-id} [, | -] [both | rx | tx]


            例:
            
            Controller(config)# monitor session 1 source interface gigabitethernet1/0/1 tx
            
             

            RSPAN セッションおよび送信元ポート(モニタ対象ポート)を指定します。

            • session_number の範囲は、1 ~ 66 です。

            • RSPAN セッションの送信元ポートまたは送信元 VLAN を入力します。

              • interface-id には、モニタリングする送信元ポートを指定します。 有効なインターフェイスには、物理インターフェイスおよびポート チャネル論理インターフェイス(port-channel port-channel-number)があります。 有効なポートチャネル番号は 1 ~ 48 です。

              • vlan-id には、モニタする送信元 VLAN を指定します。 指定できる範囲は 1 ~ 4094 です(RSPAN VLAN は除く)。

                1 つのセッションに、一連のコマンドで定義された複数の送信元(ポートまたは VLAN)を含めることができます。ただし、1 つのセッション内で送信元ポートと送信元 VLAN を併用することはできません。

            • (任意)[, | -]:一連のインターフェイスまたはインターフェイス範囲を指定します。 カンマの前後およびハイフンの前後にスペースを 1 つずつ入力します。

            • (任意)both | rx | tx:モニタするトラフィックの方向を指定します。 トラフィックの方向を指定しなかった場合、送信元インターフェイスは送信トラフィックと受信トラフィックの両方を送信します。

              • both:送信トラフィックと受信トラフィックの両方をモニタします。

              • rx:受信トラフィックをモニタします。

              • tx:送信トラフィックをモニタします。

             
            ステップ 4monitor session session_number destination remote vlan vlan-id


            例:
            
            Controller(config)# monitor session 1 destination remote vlan 100
            
             

            RSPAN セッション、宛先 RSPAN VLAN、および宛先ポート グループを指定します。

            • session_number には、ステップ 3 で指定した番号を入力します。

            • vlan-id には、モニタする送信元 RSPAN VLAN を指定します。

             
            ステップ 5end


            例:
            
            Controller(config)# end
            
            
             

            特権 EXEC モードに戻ります。

             

            フィルタリングする VLAN の指定

            RSPAN 送信元トラフィックを特定の VLAN に制限するように RSPAN 送信元セッションを設定するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

            手順の概要

              1.    configure terminal

              2.    no monitor session {session_number | all | local | remote}

              3.    monitor session session_number source interface interface-id

              4.    monitor session session_number filter vlan vlan-id [, | -]

              5.    monitor session session_number destination remote vlan vlan-id

              6.    end


            手順の詳細
               コマンドまたはアクション目的
              ステップ 1configure terminal


              例:
              
              Controller# configure terminal
              
              
               

              グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

               
              ステップ 2no monitor session {session_number | all | local | remote}


              例:
              
              Controller(config)# no monitor session 2
              
               

              セッションに対する既存の SPAN 設定を削除します。

              • session_number の範囲は、1 ~ 66 です。

              • all:すべての SPAN セッションを削除します。

              • local:すべてのローカル セッションを削除します。

              • remote:すべてのリモート SPAN セッションを削除します。

               
              ステップ 3monitor session session_number source interface interface-id


              例:
              
              Controller(config)# monitor session 2 source interface gigabitethernet1/0/2 rx
              
               

              送信元ポート(モニタ対象ポート)と SPAN セッションの特性を指定します。

              • session_number の範囲は、1 ~ 66 です。

              • interface-id には、モニタする送信元ポートを指定します。 指定したインターフェイスは、あらかじめトランク ポートとして設定しておく必要があります。

               
              ステップ 4monitor session session_number filter vlan vlan-id [, | -]


              例:
              
              Controller(config)# monitor session 2 filter vlan 1 - 5 , 9
              
               

              SPAN 送信元トラフィックを特定の VLAN に制限します。

              • session_number には、ステップ 3 で指定したセッション番号を入力します。

              • vlan-id に指定できる範囲は 1 ~ 4094 です。

              • (任意), | -:カンマ(,)を使用して一連の VLAN を指定するか、ハイフン(-)を使用して VLAN 範囲を指定します。 カンマの前後およびハイフンの前後にスペースを 1 つずつ入力します。

               
              ステップ 5monitor session session_number destination remote vlan vlan-id


              例:
              
              Controller(config)# monitor session 2 destination remote vlan 902
              
               

              RSPAN セッションおよび宛先リモート VLAN(RSPAN VLAN)を指定します。

              • session_number には、ステップ 3 で指定したセッション番号を入力します。

              • vlan-id には、宛先ポートにモニタ対象トラフィックを伝送する RSPAN VLAN を指定します。

               
              ステップ 6end


              例:
              
              Controller(config)# end
              
              
               

              特権 EXEC モードに戻ります。

               

              RSPAN 宛先セッションの作成

              RSPAN 宛先セッションは、別のcontrollerまたはcontroller スタック(送信元セッションが設定されていないcontrollerまたはcontroller スタック)に設定します。

              このcontroller上で RSPAN VLAN を定義し、RSPAN 宛先セッションを作成し、送信元 RSPAN VLAN および宛先ポートを指定するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

              手順の概要

                1.    configure terminal

                2.    vlan vlan-id

                3.    remote-span

                4.    exit

                5.    no monitor session {session_number | all | local | remote}

                6.    monitor session session_number source remote vlan vlan-id

                7.    monitor session session_number destination interface interface-id

                8.    end


              手順の詳細
                 コマンドまたはアクション目的
                ステップ 1configure terminal


                例:
                
                Controller# configure terminal
                
                
                 

                グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                 
                ステップ 2vlan vlan-id


                例:
                
                Controller(config)# vlan 901
                
                 

                送信元controllerで作成された RSPAN VLAN の VLAN ID を指定し、VLAN コンフィギュレーション モードを開始します。

                両方のcontrollersが VTP に参加し、RSPAN VLAN ID が 2 ~ 1005 である場合は、VTP ネットワークを介して RSPAN VLAN ID が伝播されるため、ステップ 2 ~ 4 は不要です。

                 
                ステップ 3remote-span


                例:
                
                Controller(config-vlan)# remote-span
                
                 

                VLAN を RSPAN VLAN として識別します。

                 
                ステップ 4exit


                例:
                
                Controller(config-vlan)# exit
                
                 

                グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

                 
                ステップ 5no monitor session {session_number | all | local | remote}


                例:
                
                Controller(config)# no monitor session 1
                
                 

                セッションに対する既存の SPAN 設定を削除します。

                • session_number の範囲は、1 ~ 66 です。

                • all:すべての SPAN セッションを削除します。

                • local:すべてのローカル セッションを削除します。

                • remote:すべてのリモート SPAN セッションを削除します。

                 
                ステップ 6monitor session session_number source remote vlan vlan-id


                例:
                
                Controller(config)# monitor session 1 source remote vlan 901
                
                 

                RSPAN セッションと送信元 RSPAN VLAN を指定します。

                • session_number の範囲は、1 ~ 66 です。

                • vlan-id には、モニタする送信元 RSPAN VLAN を指定します。

                 
                ステップ 7monitor session session_number destination interface interface-id


                例:
                
                Controller(config)# monitor session 1 destination interface gigabitethernet2/0/1
                
                 

                RSPAN セッションと宛先インターフェイスを指定します。

                • session_number には、ステップ 6 で指定した番号を入力します。

                  RSPAN 宛先セッションでは、送信元 RSPAN VLAN および宛先ポートに同じセッション番号を使用する必要があります。

                • interface-id には、宛先インターフェイスを指定します。 宛先インターフェイスは物理インターフェイスでなければなりません。

                • encapsulation replicate はコマンドラインのヘルプ ストリングに表示されますが、RSPAN ではサポートされていません。 元の VLAN ID は RSPAN VLAN ID によって上書きされ、宛先ポート上のすべてのパケットはタグなしになります。

                 
                ステップ 8end


                例:
                
                Controller(config)# end
                
                
                 

                特権 EXEC モードに戻ります。

                 

                RSPAN 宛先セッションの作成および着信トラフィックの設定

                RSPAN 宛先セッションを作成し、送信元 RSPAN VLAN および宛先ポートを指定し、宛先ポートでネットワーク セキュリティ デバイス(Cisco IDS センサー装置等)用に着信トラフィックをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

                手順の概要

                  1.    configure terminal

                  2.    no monitor session {session_number | all | local | remote}

                  3.    monitor session session_number source remote vlan vlan-id

                  4.    monitor session session_number destination {interface interface-id [, | -] [ingress {dot1q vlan vlan-id | isl | untagged vlan vlan-id | vlan vlan-id}]}

                  5.    end


                手順の詳細
                   コマンドまたはアクション目的
                  ステップ 1configure terminal


                  例:
                  
                  Controller# configure terminal
                  
                  
                   

                  グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                   
                  ステップ 2no monitor session {session_number | all | local | remote}


                  例:
                  
                  Controller(config)# no monitor session 2
                  
                   

                  セッションに対する既存の SPAN 設定を削除します。

                  • session_number の範囲は、1 ~ 66 です。

                  • all:すべての SPAN セッションを削除します。

                  • local:すべてのローカル セッションを削除します。

                  • remote:すべてのリモート SPAN セッションを削除します。

                   
                  ステップ 3monitor session session_number source remote vlan vlan-id


                  例:
                  
                  Controller(config)# monitor session 2 source remote vlan 901
                  
                   

                  RSPAN セッションと送信元 RSPAN VLAN を指定します。

                  • session_number の範囲は、1 ~ 66 です。

                  • vlan-id には、モニタする送信元 RSPAN VLAN を指定します。

                   
                  ステップ 4monitor session session_number destination {interface interface-id [, | -] [ingress {dot1q vlan vlan-id | isl | untagged vlan vlan-id | vlan vlan-id}]}

                  例:
                  
                  Controller(config)# monitor session 2 destination interface gigabitethernet1/0/2 ingress vlan 6
                  
                   

                  SPAN セッション、宛先ポート、パケット カプセル化、および着信 VLAN とカプセル化を指定します。

                  • session_number には、ステップ 4 で指定した番号を入力します。

                    RSPAN 宛先セッションでは、送信元 RSPAN VLAN および宛先ポートに同じセッション番号を使用する必要があります。

                  • interface-id には、宛先インターフェイスを指定します。 宛先インターフェイスは物理インターフェイスでなければなりません。

                  • encapsulation replicate はコマンドラインのヘルプ ストリングに表示されますが、RSPAN ではサポートされていません。 元の VLAN ID は RSPAN VLAN ID によって上書きされ、宛先ポート上のすべてのパケットはタグなしになります。

                  • (任意)[, | -] は、一連のまたは一定範囲のインターフェイスを指定します。 カンマの前後およびハイフンの前後にスペースを 1 つずつ入力します。

                  • 宛先ポートでの着信トラフィックの転送をイネーブルにして、カプセル化タイプを指定するには、ingress を追加のキーワードと一緒に入力します。

                    • dot1q vlan vlan-id:デフォルトの VLAN として指定した VLAN で、IEEE 802.1Q でカプセル化された着信パケットを転送します。

                    • isl:ISL カプセル化を使用して入力パケットを転送します。

                    • untagged vlan vlan-id または vlan vlan-id:デフォルトの VLAN として指定した VLAN で、タグなしでカプセル化された着信パケットを転送します。

                   
                  ステップ 5end


                  例:
                  
                  Controller(config)# end
                  
                  
                   

                  特権 EXEC モードに戻ります。

                   

                  FSPAN セッションの設定

                  SPAN セッションを作成し、送信元(監視対象)ポートまたは VLAN、および宛先(モニタ側)ポートを指定し、セッションに FSPAN を設定するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

                  手順の概要

                    1.    configure terminal

                    2.    no monitor session {session_number | all | local | remote}

                    3.    monitor session session_number source {interface interface-id | vlan vlan-id} [, | -] [both | rx | tx]

                    4.    monitor session session_number destination {interface interface-id [, | -] [encapsulation replicate]}

                    5.    monitor session session_number filter {ip | ipv6 | mac} access-group {access-list-number | name}

                    6.    end


                  手順の詳細
                     コマンドまたはアクション目的
                    ステップ 1configure terminal


                    例:
                    
                    Controller# configure terminal
                    
                     

                    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                     
                    ステップ 2no monitor session {session_number | all | local | remote}


                    例:
                    
                    Controller(config)# no monitor session 2
                    
                     

                    セッションに対する既存の SPAN 設定を削除します。

                    • session_number の範囲は、1 ~ 66 です。

                    • all:すべての SPAN セッションを削除します。

                    • local:すべてのローカル セッションを削除します。

                    • remote:すべてのリモート SPAN セッションを削除します。

                     
                    ステップ 3monitor session session_number source {interface interface-id | vlan vlan-id} [, | -] [both | rx | tx]

                    例:
                    
                    Controller(config)# monitor session 2 source interface gigabitethernet1/0/1
                    
                     

                    SPAN セッションおよび送信元ポート(モニタ対象ポート)を指定します。

                    • session_number の範囲は、1 ~ 66 です。

                    • interface-id には、モニタリングする送信元ポートを指定します。 有効なインターフェイスには、物理インターフェイスおよびポート チャネル論理インターフェイス(port-channel port-channel-number)があります。 有効なポートチャネル番号は 1 ~ 48 です。

                    • vlan-id には、モニタする送信元 VLAN を指定します。 指定できる範囲は 1 ~ 4094 です(RSPAN VLAN は除く)。

                      (注)     

                      1 つのセッションに、一連のコマンドで定義された複数の送信元(ポートまたは VLAN)を含めることができます。ただし、1 つのセッション内では送信元ポートと送信元 VLAN を併用できません。

                    • (任意)[, | -]:一連のインターフェイスまたはインターフェイス範囲を指定します。 カンマの前後およびハイフンの前後にスペースを 1 つずつ入力します。

                    • (任意) [both | rx | tx]:モニタリングするトラフィックの方向を指定します。 トラフィックの方向を指定しなかった場合、SPAN は送信トラフィックと受信トラフィックの両方をモニタします。

                      • both:送信トラフィックと受信トラフィックの両方をモニタします。 これはデフォルトです。

                      • rx:受信トラフィックをモニタします。

                      • tx:送信トラフィックをモニタします。

                        (注)     

                        monitor session session_number source コマンドを複数回使用すると、複数の送信元ポートを設定できます。

                     
                    ステップ 4 monitor session session_number destination {interface interface-id [, | -] [encapsulation replicate]}


                    例:
                    
                    Controller(config)# monitor session 2 destination interface gigabitethernet1/0/2 encapsulation replicate
                    
                     

                    SPAN セッションおよび宛先ポート(モニタ側ポート)を指定します。

                    • session_number には、ステップ 3 で入力したセッション番号を指定します。

                    • destination に対して、次のパラメータを指定します。

                      • interface-id には、宛先ポートを指定します。 宛先インターフェイスには物理ポートを指定する必要があります。EtherChannel や VLAN は指定できません。

                      • (任意)[, | -] は、一連または一定範囲のインターフェイスを指定します。 カンマの前後およびハイフンの前後にスペースを 1 つずつ入力します。

                      • (任意)encapsulation replicate は、宛先インターフェイスが送信元インターフェイスのカプセル化方式を複製することを指定します。 選択しない場合のデフォルトは、ネイティブ形式(タグなし)でのパケットの送信です。

                    (注)     

                    ローカル SPAN の場合は、送信元および宛先インターフェイスに同じセッション番号を使用する必要があります。

                    monitor session session_number destination コマンドを複数回使用すると、複数の宛先ポートを設定できます。

                     
                    ステップ 5monitor session session_number filter {ip | ipv6 | mac} access-group {access-list-number | name}


                    例:
                    
                    Controller(config)# monitor session 2 filter ipv6 access-group 4
                    
                     

                    SPAN セッション、フィルタリングするパケットのタイプ、および FSPAN セッションで使用する ACL を指定します。

                    • session_number には、 手順 3:

                    • access-list-number には、トラフィックのフィルタリングに使用したい ACL 番号を指定します。

                    • name には、トラフィックのフィルタリングに使用したい ACL の名前を指定します。

                     
                    ステップ 6end


                    例:
                    
                    Controller(config)# end
                    
                     

                    特権 EXEC モードに戻ります。

                     

                    FRSPAN セッションの設定

                    RSPAN 送信元セッションを開始し、監視対象の送信元および宛先 RSPAN VLAN を指定し、セッションに FRSPAN を設定するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

                    手順の概要

                      1.    configure terminal

                      2.    no monitor session {session_number | all | local | remote}

                      3.    monitor session session_number source {interface interface-id | vlan vlan-id} [, | -] [both | rx | tx]

                      4.    monitor session session_number destination remote vlan vlan-id

                      5.    vlan vlan-id

                      6.    remote-span

                      7.    exit

                      8.    monitor session session_number filter {ip | ipv6 | mac} access-group {access-list-number | name}

                      9.    end


                    手順の詳細
                       コマンドまたはアクション目的
                      ステップ 1configure terminal


                      例:
                      
                      Controller# configure terminal
                      
                       

                      グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                       
                      ステップ 2no monitor session {session_number | all | local | remote}


                      例:
                      
                      Controller(config)# no monitor session 2
                      
                       

                      セッションに対する既存の SPAN 設定を削除します。

                      • session_number の範囲は、1 ~ 66 です。

                      • all:すべての SPAN セッションを削除します。

                      • local:すべてのローカル セッションを削除します。

                      • remote:すべてのリモート SPAN セッションを削除します。

                       
                      ステップ 3monitor session session_number source {interface interface-id | vlan vlan-id} [, | -] [both | rx | tx]


                      例:
                      
                      Controller(config)# monitor session 2 source interface gigabitethernet1/0/1
                      
                       

                      SPAN セッションおよび送信元ポート(モニタ対象ポート)を指定します。

                      • session_number の範囲は、1 ~ 66 です。

                      • interface-id には、モニタリングする送信元ポートを指定します。 有効なインターフェイスには、物理インターフェイスおよびポート チャネル論理インターフェイス(port-channel port-channel-number)があります。 有効なポートチャネル番号は 1 ~ 48 です。

                      • vlan-id には、モニタする送信元 VLAN を指定します。 指定できる範囲は 1 ~ 4094 です(RSPAN VLAN は除く)。

                        (注)     

                        1 つのセッションに、一連のコマンドで定義された複数の送信元(ポートまたは VLAN)を含めることができます。ただし、1 つのセッション内では送信元ポートと送信元 VLAN を併用できません。

                      • (任意)[, | -]:一連のインターフェイスまたはインターフェイス範囲を指定します。 カンマの前後およびハイフンの前後にスペースを 1 つずつ入力します。

                      • (任意) [both | rx | tx]:モニタリングするトラフィックの方向を指定します。 トラフィックの方向を指定しなかった場合、SPAN は送信トラフィックと受信トラフィックの両方をモニタします。

                      • both:送信トラフィックと受信トラフィックの両方をモニタします。 これはデフォルトです。

                      • rx:受信トラフィックをモニタします。

                      • tx:送信トラフィックをモニタします。

                        (注)     

                        monitor session session_number source コマンドを複数回使用すると、複数の送信元ポートを設定できます。

                       
                      ステップ 4monitor session session_number destination remote vlan vlan-id


                      例:
                      
                      Controller(config)# monitor session 2 destination remote vlan 5
                      
                       

                      RSPAN セッションと宛先 RSPAN VLAN を指定します。

                      • session_number には、ステップ 3 で指定した番号を入力します。

                      • vlan-id には、モニタする宛先 RSPAN VLAN を指定します。

                       
                      ステップ 5vlan vlan-id


                      例:
                      
                      Controller(config)# vlan 10
                      
                       

                      VLAN コンフィギュレーション モードを開始します。 vlan-id には、モニタする送信元 RSPAN VLAN を指定します。

                       
                      ステップ 6remote-span


                      例:
                      
                      Controller(config-vlan)# remote-span
                      
                       

                      ステップ 5 で指定した VLAN が RSPAN VLAN の一部であることを指定します。

                       
                      ステップ 7exit


                      例:
                      
                      Controller(config-vlan)# exit
                      
                       

                      グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

                       
                      ステップ 8monitor session session_number filter {ip | ipv6 | mac} access-group {access-list-number | name}


                      例:
                      
                      Controller(config)# monitor session 2 filter ip access-group 7
                      
                       

                      RSPAN セッション、フィルタリングするパケットのタイプ、および FRSPAN セッションで使用する ACL を指定します。

                      • session_number には、 手順 3:

                      • access-list-number には、トラフィックのフィルタリングに使用したい ACL 番号を指定します。

                      • name には、トラフィックのフィルタリングに使用したい ACL の名前を指定します。

                       
                      ステップ 9end


                      例:
                      
                      Controller(config)# end
                      
                       

                      特権 EXEC モードに戻ります。

                       

                      SPAN および RSPAN 動作のモニタリング

                      次の表で、SPAN および RSPAN 動作の設定と結果を表示して動作を監視するために使用するコマンドについて説明します。

                      表 2 SPAN および RSPAN 動作のモニタリング
                      コマンド 目的

                      show monitor

                      現在の SPAN、RSPAN、FSPAN、または FRSPAN 設定を表示します。

                      SPAN および RSPAN の設定例

                      例:ローカル SPAN の設定

                      次に、SPAN セッション 1 を設定し、宛先ポートへ向けた送信元ポートのトラフィックをモニタする例を示します。 最初に、セッション 1 の既存の SPAN 設定を削除し、カプセル化方式を維持しながら、双方向トラフィックを送信元ポート GigabitEthernet 1 から宛先ポート GigabitEthernet 2 にミラーリングします。

                      
                      Controller(config)# no monitor session 1
                      Controller(config)# monitor session 1 source interface gigabitethernet1/0/1
                      Controller(config)# monitor session 1 destination interface gigabitethernet1/0/2 encapsulation replicate
                      Controller(config)# end
                      

                      次に、SPAN セッション 1 の SPAN 送信元としてのポート 1 を削除する例を示します。

                      
                      Controller(config)# no monitor session 1 source interface gigabitethernet1/0/1
                      Controller(config)# end
                      

                      次に、双方向モニタが設定されていたポート 1 で、受信トラフィックのモニタをディセーブルにする例を示します。

                      
                      Controller(config)# no monitor session 1 source interface gigabitethernet1/0/1 rx
                      

                      ポート 1 で受信するトラフィックのモニタはディセーブルになりますが、このポートから送信されるトラフィックは引き続きモニタされます。

                      次に、SPAN セッション 2 内の既存の設定を削除し、VLAN 1 ~ 3 に属するすべてのポートで受信トラフィックをモニタするように SPAN セッション 2 を設定し、モニタされたトラフィックを宛先ポート GigabitEthernet 2 に送信する例を示します。 さらに、この設定は VLAN 10 に属するすべてのポートですべてのトラフィックをモニタするよう変更されます。

                      
                      Controller(config)# no monitor session 2
                      Controller(config)# monitor session 2 source vlan 1 - 3 rx
                      Controller(config)# monitor session 2 destination interface gigabitethernet1/0/2
                      Controller(config)# monitor session 2 source vlan 10
                      Controller(config)# end
                      

                      次に、SPAN セッション 2 の既存の設定を削除し、送信元ポート GigabitEthernet 1 上で受信されるトラフィックをモニタするように SPAN セッション 2 を設定し、送信元ポートと同じ出力カプセル化方式を使用してそれを宛先ポート GigabitEthernet 2 に送信し、VLAN 6 をデフォルトの入力 VLAN として IEEE 802.1Q カプセル化を使用する入力転送をイネーブルにする例を示します。

                      
                      Controller(config)# no monitor session 2
                      Controller(config)# monitor session 2 source gigabitethernet1/0/1 rx
                      Controller(config)# monitor session 2 destination interface gigabitethernet1/0/2 encapsulation replicate ingress dot1q vlan 6
                      Controller(config)# end
                      

                      次に、SPAN セッション 2 の既存の設定を削除し、トランク ポート GigabitEthernet 2 で受信されたトラフィックをモニタするように SPAN セッション 2 を設定し、VLAN 1 ~ 5 および 9 に対してのみトラフィックを宛先ポート GigabitEthernet 1 に送信する例を示します。

                      
                      Controller(config)# no monitor session 2
                      Controller(config)# monitor session 2 source interface gigabitethernet1/0/2 rx
                      Controller(config)# monitor session 2 filter vlan 1 - 5 , 9
                      Controller(config)# monitor session 2 destination interface gigabitethernet1/0/1
                      Controller(config)# end
                      

                      例:RSPAN VLAN の作成

                      この例は、RSPAN VLAN 901 の作成方法を示しています。

                      
                      Controller(config)# vlan 901
                      Controller(config-vlan)# remote span
                      Controller(config-vlan)# end
                      

                      次に、セッション 1 に対応する既存の RSPAN 設定を削除し、複数の送信元インターフェイスをモニタするように RSPAN セッション 1 を設定し、さらに宛先を RSPAN VLAN 901 に設定する例を示します。

                      
                      Controller(config)# no monitor session 1
                      Controller(config)# monitor session 1 source interface gigabitethernet1/0/1 tx
                      Controller(config)# monitor session 1 source interface gigabitethernet1/0/2 rx
                      Controller(config)# monitor session 1 source interface port-channel 2
                      Controller(config)# monitor session 1 destination remote vlan 901
                      Controller(config)# end
                      

                      次に、RSPAN セッション 2 の既存の設定を削除し、トランク ポート 2 で受信されるトラフィックをモニタするように RSPAN セッション 2 を設定し、VLAN 1 ~ 5 および 9 に対してのみトラフィックを宛先 RSPAN VLAN 902 に送信する例を示します。

                      
                      Controller(config)# no monitor session 2
                      Controller(config)# monitor session 2 source interface gigabitethernet1/0/2 rx
                      Controller(config)# monitor session 2 filter vlan 1 - 5 , 9
                      Controller(config)# monitor session 2 destination remote vlan 902
                      Controller(config)# end
                      

                      次に、送信元リモート VLAN として VLAN 901、宛先インターフェイスとしてポート 1 を設定する例を示します。

                      
                      Controller(config)# monitor session 1 source remote vlan 901
                      Controller(config)# monitor session 1 destination interface gigabitethernet2/0/1
                      Controller(config)# end
                      

                      次に、RSPAN セッション 2 で送信元リモート VLAN として VLAN 901 を設定し、送信元ポート GigabitEthernet 2 を宛先インターフェイスとして設定し、VLAN 6 をデフォルトの受信 VLAN として着信トラフィックの転送をイネーブルにする例を示します。

                      
                      Controller(config)# monitor session 2 source remote vlan 901
                      Controller(config)# monitor session 2 destination interface gigabitethernet1/0/2 ingress vlan 6
                      Controller(config)# end
                      

                      SPAN および RSPAN の機能の履歴と情報

                      リリース 変更内容

                      Cisco IOS XE 3.2SE

                      スイッチ ポート アナライザ(SPAN):スニファやアナライザまたは RMON プローブを使用してポートまたは VLAN のcontrollerのトラフィックを監視できます。

                      この機能が導入されました。

                      Cisco IOS XE 3.2SE

                      フローベースのスイッチ ポート アナライザ(SPAN):指定されたフィルタを使用してエンド ホスト間の必要なデータのみをキャプチャする手段を提供します。 フィルタは、IPv4、IPv6 または IPv4 と IPv6、あるいは指定された送信元と宛先アドレス間の IP トラフィック(MAC)以外を制限するアクセス リストの観点から定義されます。

                      この機能が導入されました。

                      Cisco IOS XE 3.2SE

                      EtherChannel での SPAN 宛先ポートのサポート:EtherChannel で SPAN 宛先ポートを設定できるようにします。

                      この機能が導入されました。

                      Cisco IOS XE 3.2SE

                      スイッチ ポート アナライザ(SPAN) - 分散型出力 SPAN:ラインカードにすでに分散された入力 SPAN とともにラインカードに出力 SPAN 機能を分散させます。 出力 SPAN 機能をラインカードに分散させることで、システムのパフォーマンスが向上します。

                      この機能が導入されました。