レイヤ 2(リンク集約)コンフィギュレーション ガイド、Cisco IOS XE Release 3SE(Cisco WLC 5700 シリーズ)
Flex Link および MAC アドレス テーブル移動更新機能の設定
Flex Link および MAC アドレス テーブル移動更新機能の設定
発行日;2013/12/17   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

目次

Flex Link および MAC アドレス テーブル移動更新機能の設定

機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。

プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator には、http:/​/​www.cisco.com/​go/​cfn からアクセスします。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。

Flex Link および MAC アドレス テーブル移動更新設定の制約事項

  • Flex Link はレイヤ 2 ポートおよびポート チャネルだけでサポートされます。
  • 最大 16 のバックアップ リンクを設定できます。
  • アクティブ リンクには、Flex Link バックアップ リンクを 1 つだけ設定できます。バックアップ リンクは、アクティブ インターフェイスとは異なるインターフェイスにする必要があります。
  • インターフェイスは 1 つの Flex Link ペアだけに属します。 インターフェイスは、1 つだけのアクティブ リンクのバックアップ リンクにすることができます。 アクティブ リンクは、別の Flex Link ペアに属することができません。
  • どちらのリンクも、EtherChannel に属するポートには設定できません。 ただし、2 つのポート チャネル(EtherChannel 論理インターフェイス)を Flex Link として設定でき、ポート チャネルおよび物理インターフェイスを Flex Link として設定して、ポート チャネルか物理インターフェイスのどちらかをアクティブ リンクにすることができます。
  • バックアップ リンクはアクティブ リンクと同じタイプ(ギガビット イーサネットまたはポート チャネル)にする必要はありません。 ただし、スタンバイ リンクがトラフィック転送を開始した場合にループが発生したり動作が変更したりしないように、両方の Flex Link を同様の特性で設定する必要があります。
  • Flex Link ポートでは STP がディセーブルになります。 ポート上にある VLAN が STP 用に設定されている場合でも、Flex Link ポートは STP に参加しません。 STP がイネーブルでない場合は、設定されているトポロジでループが発生しないようにしてください。

Flex Link および MAC アドレス テーブル移動更新に関する情報

Flex Link

Flex Link は、レイヤ 2 インターフェイス(コントローラ ポートまたはポート チャネル)のペアで、一方のインターフェイスが他方のインターフェイスのバックアップとして機能するように設定されます。 この機能は、スパニングツリー プロトコル(STP)の代替ソリューションです。 ユーザは、STP をディセーブルにしても、基本的リンク冗長性を保つことができます。 Flex Link は、通常、ユーザがコントローラで STP を実行したくない場合に、サービス プロバイダーまたは企業ネットワークで設定されます。 コントローラが STP を実行中の場合は、STP がすでにリンクレベルの冗長性またはバックアップを提供しているため、Flex Link は不要です。

別のレイヤ 2 インターフェイスを Flex Link またはバックアップ リンクとして割り当てることで、1 つのレイヤ 2 インターフェイス(アクティブ リンク)に Flex Link を設定します。 コントローラでは、Flex Link を、同じコントローラまたはスタックの別のコントローラ上で使用できます。 リンクの 1 つがアップでトラフィックを転送しているときは、もう一方のリンクがスタンバイ モードで、このリンクがシャット ダウンした場合にトラフィックの転送を開始できるように準備しています。 どの時点でも、1 つのインターフェイスのみがリンクアップ ステートでトラフィックを転送しています。 プライマリ リンクがシャットダウンされると、スタンバイ リンクがトラフィックの転送を開始します。 アクティブ リンクがアップに戻った場合はスタンバイ モードになり、トラフィックが転送されません。 STP は Flex Link インターフェイス上ではディセーブル化されています。

Flex Link の設定

次の図では、コントローラ A のポート 1 および 2 がアップリンク スイッチ B および C に接続されています。 これらのスイッチは Flex Link として設定されているので、どちらかのインターフェイスがトラフィックを転送し、もう一方のインターフェイスはスタンバイ モードになります。 ポート 1 がアクティブ リンクになる場合、ポート 1 とスイッチ B との間でトラフィックの転送を開始し、ポート 2(バックアップ リンク)とスイッチ C との間のリンクでは、トラフィックは転送されません。 ポート 1 がダウンした場合はポート 2 がアップし、トラフィックをスイッチ C に転送し始めます。 ポート 1 は、再び動作を開始するとスタンバイ モードになり、トラフィックを転送しません。ポート 2 がトラフィック転送を続けます。

また、トラフィックを転送する優先ポートを指定して、プリエンプション機能を設定できます。 たとえば、プリエンプション モードと Flex Link ペアを設定できます。 図のシナリオでは、ポート 1 がバックアップとなって、ポート 2 より帯域幅が大きい場合、ポート 1 は 60 秒後にパケットの転送を開始します。 ポート 2 がスタンバイとなります。 これを行うには、switchport backup interface preemption mode bandwidth および switchport backup interface preemption delay インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを入力します。

図 1. Flex Link の設定例



プライマリ(転送)リンクがダウンすると、トラップによってネットワーク管理ステーションが通知を受けます。 スタンバイ リンクがダウンすると、トラップによってユーザが通知を受けます。

Flex Link はレイヤ 2 ポートおよびポート チャネルだけでサポートされ、VLAN またはレイヤ 3 ポートではサポートされません。

VLAN Flex Link ロード バランシングおよびサポート

VLAN Flex Link ロード バランシングにより、ユーザは相互排他的な VLAN のトラフィックを両方のポートで同時に転送するように Flex Link ペアを設定できます。 たとえば、Flex Link ポートが 1 ~ 100 の VLAN に対して設定されている場合、最初の 50 の VLAN のトラフィックを 1 つのポートで転送し、残りの VLAN のトラフィックをもう一方のポートで転送できます。 どちらかのポートで障害が発生した場合には、もう一方のアクティブ ポートがすべてのトラフィックを転送します。 障害が発生したポートが元に戻ると、優先 VLAN のトラフィックの転送を再開します。 冗長性を提供する以外に、この Flex Link のペアはロード バランシングに使用できます。 Flex Link VLAN ロード バランシングによってアップリンク コントローラが制約を受けることはありません。

図 2. VLAN Flex Link ロード バランシングの設定例



Flex Link フェールオーバーによるマルチキャスト高速コンバージェンス

Flex Link マルチキャスト高速コンバージェンスにより、Flex Link 障害発生後のマルチキャスト トラフィック コンバージェンス時間が短縮されます。 マルチキャスト高速コンバージェンスは mrouter ポートとしてのバックアップ リンクの学習、IGMP レポートの生成、および IGMP レポートのリークを組み合わせて実行されます。

その他の Flex Link ポートを mrouter ポートとして学習

通常のマルチキャスト ネットワークでは、個々の VLAN について 1 つのクエリアが選定されます。 ネットワーク エッジに展開されたコントローラには、クエリーを受信するいずれかの Flex Link ポートが存在します。 Flex Link ポートは常に、転送状態になります。

クエリーを受信するポートが、コントローラの mrouter ポートとして追加されます。 mrouter ポートは、コントローラが学習したすべてのマルチキャスト グループの 1 つとして認識されます。 切り替えの後、クエリーは別の Flex Link ポートによって受信されます。 この別の Flex Link ポートは mrouter ポートとして認識されるようになります。 切り替えの後、マルチキャスト トラフィックは別の Flex Link ポートを介して流れます。 トラフィック コンバージェンスを高速化するために、いずれかの Flex Link ポートが mrouter ポートとして学習されると、両方の Flex Link ポートが mrouter ポートとして認識されます。 いずれの Flex Link ポートも常に、マルチキャスト グループの一部として扱われます。

通常の動作モードではいずれの Flex Link ポートもグループの一部として認識されますが、バックアップ ポートを通過するトラフィックはすべてブロックされます。 mrouter ポートとしてバックアップ ポートを追加しても、通常のマルチキャスト データ フローが影響を受けることはありません。 切り替えが生じると、バックアップ ポートのブロックが解除され、トラフィックが流れるようになります。 この場合、バックアップ ポートのブロックが解除されるとただちに、アップストリーム データが流れ始めます。

IGMP レポートの生成

切り替えの後、バックアップ リンクがアップ状態になると、アップストリームでの新しいディストリビューション コントローラでのマルチキャスト データの転送は開始されません。これは、ブロックされた Flex Link ポートに接続されているアップストリーム ルータのポートが、マルチキャスト グループの一部として認識されないからです。 マルチキャスト グループのレポートは、バックアップ リンクがブロックされているため、ダウンストリーム コントローラで転送されませんでした。 このポートのデータは、マルチキャスト グループが学習されるまで流れません。マルチキャスト グループの学習は、レポートを受信した後にだけ行われます。

レポートは、一般クエリーが受信されると、ホストより送信されます。一般クエリーは、通常のシナリオであれば 60 秒以内に送信されます。 バックアップ リンクが転送を開始し、マルチキャスト データの高速コンバージェンスを達成できるようになると、ダウンストリーム コントローラが一般クエリーを待つことなく、ただちにこのポート上のすべての学習済みグループに対し、プロキシ レポートを送信します。

IGMP レポートのリーク

マルチキャスト トラフィック コンバージェンスを最小限の損失で達成できるように、Flex Link のアクティブ リンクがダウンする前に冗長データ パスを設定しておく必要があります。 これは、Flex Link バックアップ リンクで IGMP レポート パケットだけをリークさせることで行えます。 こうしてリークさせた IGMP レポート メッセージがアップストリームのディストリビューション ルータで処理されるため、マルチキャスト データのトラフィックはバックアップ インターフェイスに転送されます。 バックアップ インターフェイスの着信トラフィックはすべてアクセス コントローラの入り口部分でドロップされるため、ホストが重複したマルチキャスト トラフィックを受信することはありません。 Flex Link のアクティブ リンクに障害が発生した場合、ただちにアクセス コントローラがバックアップ リンクからのトラフィックを受け入れ始めます。 このスキームの唯一の欠点は、ディストリビューション コントローラ間のリンク、およびディストリビューションとアクセス コントローラの間のバックアップ リンクで帯域幅が大幅に消費される点です。 この機能はデフォルトでディセーブルになっています。switchport backup interface interface-id multicast fast-convergence コマンドを使用して、設定を変更できます。

切り替え時にこの機能がイネーブルになっている場合、コントローラで転送ポートに設定されたバックアップ ポート上でプロキシ レポートは生成されません。

MAC アドレス テーブル移動更新

MAC アドレス テーブル移動更新機能により、プライマリ(転送)リンクがダウンしてスタンバイ リンクがトラフィックの転送を開始したときに、コントローラで高速双方向コンバージェンスが提供されます。

図 3. MAC アドレス テーブル移動更新の例. 次の図では、コントローラとスイッチ B および C は Flex Link ペア経由で Flexlink を形成します。 ポート 3 はトラフィックの転送中で、ポート 2 はバックアップ ステートです。 スイッチ A はアクセス スイッチで、スイッチ A のポート 1 および 2 がアップリンク スイッチ B および C に接続されます。 無線クライアントの MAC アドレスは、スイッチ A のポート 1 で学習済みです。



上の図では、3 個の無線クライアントがアクセス ポイントに接続し、コントローラと通信します。 スイッチ A に接続された PC は、ポート 3 からポート 1 へのデータ パスを介して無線クライアントと通信します。 MAC アドレス テーブル移動更新機能がコントローラで設定されておらず、ポート 3 がダウンした場合は、ポート 4 がトラフィックの転送を開始します。 ただし、少しの間は、ポート 3 がダウンしているため、無線クライアントがトラフィックを PC に渡すことはできません。

MAC アドレス テーブル移動更新機能がコントローラで設定されイネーブル化されており、ポート 3 がダウンした場合は、コントローラがポート 4 から MAC アドレス テーブル移動更新パケット(MMU)を送信します。 この MMU のパケットは無線クライアントのすべての MAC アドレスを伝送します。 スイッチ C はポート 4 でこのパケットを取得し、ただちに無線クライアントの MAC アドレスを学習します。これにより、再コンバージェンス時間が短縮されます。 PC はポート 2 からポート 4 へのパスを使用して、無線クライアントにデータを送信します。 スイッチ C はまた、VLAN で同じ MMU パケットをブリッジングします。これにより、ネットワークのすべてのスイッチで MAC アドレス テーブルが更新され、無線クライアントへの次のパケットがコントローラに対して適切なパスに向かうようになります。 コントローラは無線クライアントの MAC アドレスだけを学習します。

Flex Link の VLAN ロード バランシング設定時の注意事項

  • Flex Link VLAN ロード バランシングでは、バックアップ インターフェイス上で優先される VLAN を選択する必要があります。
  • 同じ Flex Link ペアに対して、プリエンプション メカニズムと VLAN ロード バランシングを設定することはできません。

MAC アドレス テーブル移動更新設定時の注意事項

  • アクセス コントローラでこの機能のイネーブル化と設定を行うと、MAC アドレス テーブル移動更新を送信(send)できます。
  • MAC アドレス テーブル移動更新メッセージを取得(get)する場合、この機能をアップリンク コントローラでイネーブルにして設定します。

デフォルトの Flex Link および MAC アドレス テーブル移動更新の設定

  • Flex Link は設定されておらず、バックアップ インターフェイスは定義されていません。
  • プリエンプション モードはオフです。
  • プリエンプション遅延は 35 秒です。
  • MAC アドレス テーブル移動更新機能は、 コントローラ上で設定されません。

Flex Link および MAC アドレス テーブル移動更新機能の設定方法

Flex Link の設定

手順の概要

    1.    configure terminal

    2.    interface interface-id

    3.    switchport backup interface interface-id

    4.    end


手順の詳細
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1configure terminal


    例:
    
    Controller# configure terminal
    
    
     

    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 2interface interface-id


    例:
    
    Controller(conf)# interface gigabitethernet1/0/1
    
    
     

    インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 インターフェイスは物理レイヤ 2 インターフェイスまたはポート チャネル(論理インターフェイス)に設定できます。

     
    ステップ 3switchport backup interface interface-id


    例:
    
    Controller(conf-if)# switchport backup interface 
    gigabitethernet1/0/2
    
    
     

    物理レイヤ 2 インターフェイス(ポート チャネル)をインターフェイスがある Flex Link ペアの一部として設定します。 1 つのリンクがトラフィックを転送している場合、もう一方のインターフェイスはスタンバイ モードです。

     
    ステップ 4end


    例:
    
    Controller(conf-if)# end
    
    
     

    特権 EXEC モードに戻ります。

     
    関連コンセプト

    Flex Link ペアのプリエンプション方式の設定

    手順の概要

      1.    configure terminal

      2.    interface interface-id

      3.    switchport backup interface interface-id

      4.    switchport backup interface interface-id preemption mode [forced | bandwidth | off]

      5.    switchport backup interface interface-id preemption delay delay-time

      6.    end

      7.    show interface [interface-id] switchport backup

      8.    copy running-config startup config


    手順の詳細
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1 configure terminal


      例:
      Controller# configure terminal
      
      
       

      グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 2interface interface-id


      例:
      Controller(conf)# interface gigabitethernet1/0/1
      
      
       

      インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 インターフェイスは物理レイヤ 2 インターフェイスまたはポート チャネル(論理インターフェイス)に設定できます。

       
      ステップ 3switchport backup interface interface-id


      例:
      Controller(conf-if)# switchport backup interface gigabitethernet1/0/2
      
      
       

      物理レイヤ 2 インターフェイス(ポート チャネル)をインターフェイスがある Flex Link ペアの一部として設定します。 1 つのリンクがトラフィックを転送している場合、もう一方のインターフェイスはスタンバイ モードです。

       
      ステップ 4switchport backup interface interface-id preemption mode [forced | bandwidth | off]


      例:
      Controller(conf-if)# switchport backup interface gigabitethernet1/0/2 preemption mode forced
      
      
       

      Flex Link インターフェイス ペアのプリエンプション メカニズムおよび遅延を設定します。 次のプリエンプション モードを設定することができます。

      • forced:(任意)アクティブ インターフェイスはバックアップをプリエンプトします。
      • bandwidth:(任意)より大きい帯域幅のインターフェイスが常にアクティブ インターフェイスとして動作します。
      • off:アクティブからバックアップへのプリエンプトは発生しません。

       
      ステップ 5switchport backup interface interface-id preemption delay delay-time


      例:
      Controller(conf-if)# switchport backup interface gigabitethernet1/0/2 preemption delay 50
      
      
       

      ポートが他のポートより先に使用されるまでの遅延時間を設定します。

      (注)     

      遅延時間の設定は、forced モードおよび bandwidth モードでのみ有効です。

       
      ステップ 6end


      例:
      Controller(conf-if)# end
      
      
       

      特権 EXEC モードに戻ります。

       
      ステップ 7show interface [interface-id] switchport backup


      例:
      Controller# show interface gigabitethernet1/0/2 switchport backup
      
      
       

      設定を確認します。

       
      ステップ 8copy running-config startup config


      例:
      Controller# copy running-config startup config
      
      
       

      (任意)コントローラ スタートアップ コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

       
      関連コンセプト

      Flex Link の VLAN ロード バランシングの設定

      手順の概要

        1.    configure terminal

        2.    interface interface-id

        3.    switchport backup interface interface-id prefer vlan vlan-range

        4.    end


      手順の詳細
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1configure terminal


        例:
        
        Controller# configure terminal
        
        
         

        グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

         
        ステップ 2interface interface-id


        例:
        
        Controller (config)# interface gigabitethernet2/0/6
        
        
         

        インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 インターフェイスは物理レイヤ 2 インターフェイスまたはポート チャネル(論理インターフェイス)に設定できます。

         
        ステップ 3switchport backup interface interface-id prefer vlan vlan-range


        例:
        
        Controller (config-if)# switchport backup interface 
        gigabitethernet2/0/8 prefer vlan 2
        
        
         

        物理レイヤ 2 インターフェイス(またはポート チャネル)を、インターフェイスを装備した Flex Link ペアの一部として設定し、インターフェイス上の VLAN を指定します。 VLAN ID の範囲は 1 ~ 4094 です。

         
        ステップ 4end


        例:
        
        Controller (config-if)# end
        
        
         

        特権 EXEC モードに戻ります。

         

        MAC アドレス テーブル移動更新の設定

        手順の概要

          1.    configure terminal

          2.    interface interface-id

          3.    次のいずれかを使用します。

          • switchport backup interface interface-id
          • switchport backup interface interface-id mmu primary vlan vlan-id

          4.    end

          5.    mac address-table move update transmit

          6.    end


        手順の詳細
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1configure terminal


          例:
          
          Controller# configure terminal
          
          
           

          グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

           
          ステップ 2interface interface-id


          例:
          
          Controller#interface gigabitethernet1/0/1
          
          
           

          インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 インターフェイスは物理レイヤ 2 インターフェイスまたはポート チャネル(論理インターフェイス)に設定できます。

           
          ステップ 3 次のいずれかを使用します。
          • switchport backup interface interface-id
          • switchport backup interface interface-id mmu primary vlan vlan-id


          例:
          
          Controller(config-if)# switchport backup interface 
          gigabitethernet0/2 mmu primary vlan 2
          
          
           

          物理レイヤ 2 インターフェイス(またはポート チャネル)を、インターフェイスを装備した Flex Link ペアの一部として設定します。 MAC アドレス テーブル移動更新 VLAN はインターフェイスで最も低い VLAN ID です。

          物理レイヤ 2 インターフェイス(ポート チャネル)を設定し、MAC アドレス テーブル移動更新の送信に使用される VLAN ID をインターフェイスで指定します。

          1 つのリンクがトラフィックを転送している場合、もう一方のインターフェイスはスタンバイ モードです。

           
          ステップ 4end


          例:
          
          Controller(config-if)# end
          
          
           

          グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

           
          ステップ 5mac address-table move update transmit


          例:
          Controller(config)# 
          mac address-table move update 
          transmit
          
          
           

          プライマリ リンクがダウンし、スタンバイ リンクを介してコントローラがトラフィックの転送を開始すると、アクセス コントローラで、ネットワークの他のコントローラに MAC アドレス テーブル移動更新を送信できます。

           
          ステップ 6end


          例:
          
          Controller(config)# end
          
          
           

          特権 EXEC モードに戻ります。

           

          MAC アドレス テーブル移動更新メッセージの取得および処理用のコントローラ設定

          手順の概要

            1.    configure terminal

            2.    mac address-table move update receive

            3.    end


          手順の詳細
             コマンドまたはアクション目的
            ステップ 1 configure terminal


            例:
            Controller# configure terminal
            
            
             

            グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

             
            ステップ 2mac address-table move update receive


            例:
            Controller (config)# mac address-table move update receive
            
            
             

            コントローラで MAC アドレス テーブル移動更新の取得と処理を可能にします。

             
            ステップ 3end


            例:
            Controller (config)# end
            
            
             

            特権 EXEC モードに戻ります。

             

            Flex Link、マルチキャスト高速コンバージェンス、および MAC アドレス テーブル移動更新のモニタ

            コマンド

            目的

            show interface [interface-id] switchport backup

            インターフェイス用に設定された Flex Link バックアップ インターフェイス、または設定されたすべての Flex Link と、各アクティブ インターフェイスおよびバックアップ インターフェイスの状態(アップまたはスタンバイ モード)を表示します。

            show ip igmp profile address-table move update profile-id

            特定の IGMP プロファイルまたはコントローラ上で定義されているすべての IGMP プロファイルを表示します。

            show mac address-table move update

            コントローラ上に MAC アドレス テーブル移動移動を表示します。

            Flex Link の設定例

            Flex Link の設定:例

            この例では、バックアップ インターフェイスでインターフェイスを設定した後に、設定を確認する方法を示します。

            
            Controller# show interface switchport backup
            
            Switch Backup Interface Pairs:
            Active Interface Backup Interface State
            ------------------------------------------------------------------------
            GigabitEthernet1/0/1 GigabitEthernet1/0/2 Active Up/Backup Standby
            
            

            この例では、バックアップ インターフェイス ペアにプリエンプション モードを強制として設定した後に、設定を確認する方法を示します。

            
            Controller# show interface switchport backup detail
            
            Switch Backup Interface Pairs:
            
            Active Interface Backup Interface State
------------------------------------------------------------------------
GigabitEthernet1/0/211 GigabitEthernet1/0/2 Active Up/Backup Standby
            Interface Pair : Gi1/0/1, Gi1/0/2
            Preemption Mode : forced
            Preemption Delay : 50 seconds
            Bandwidth : 100000 Kbit (Gi1/0/1), 100000 Kbit (Gi1/0/2)
            Mac Address Move Update Vlan : auto
            
            
            関連コンセプト

            Flex Link における VLAN ロード バランシングの設定:例

            次の例では、コントローラに VLAN 1 ~ 50、60、および 100 ~ 120 を設定する例を示します。

            
            Controller(config)# interface gigabitethernet 2/0/6
            Controller(config-if)# switchport backup interface gigabitethernet 2/0/8 prefer vlan 60,100-120
            
            

            両方のインターフェイスが起動しているとき、Gi2/0/8 は VLAN 60 および 100 ~ 120 のトラフィックを転送し、Gi2/0/6 は VLAN 1 ~ 50 のトラフィックを転送します。

            
            Controller# show interfaces switchport backup
            
            Switch Backup Interface Pairs:
            
            Active Interface        Backup Interface        State
            ------------------------------------------------------------------------
            GigabitEthernet2/0/6    GigabitEthernet2/0/8    Active Up/Backup Standby
            
            Vlans Preferred on Active Interface: 1-50
            Vlans Preferred on Backup Interface: 60, 100-120
            
            

            Flex Link インターフェイスがダウンすると(LINK_DOWN)、このインターフェイスで優先される VLAN は、Flex Link ペアのピア インターフェイスに移動します。 この例では、インターフェイス Gi2/0/6 がダウンして、Gi2/0/8 が Flex Link ペアのすべての VLAN を引き継ぎます。

            
            Controller# show interfaces switchport backup
            
            Switch Backup Interface Pairs:
            
            Active Interface        Backup Interface        State
            ------------------------------------------------------------------------
            GigabitEthernet2/0/6    GigabitEthernet2/0/8    Active Down/Backup Up
            
            Vlans Preferred on Active Interface: 1-50
            Vlans Preferred on Backup Interface: 60, 100-120
            
            

            FlexLink インターフェイスがアップになると、このインターフェイスで優先される VLAN はピア インターフェイスでブロックされ、アップしたインターフェイスでフォワーディング ステートに移動します。 この例では、インターフェイス Gi2/0/6 がアップになると、このインターフェイスの優先 VLAN は、相手側のインターフェイス Gi2/0/8 でブロックされ、Gi2/0/6 で転送されます。

            
            Controller# show interfaces switchport backup
            
            Switch Backup Interface Pairs:
            
            Active Interface        Backup Interface        State
            ------------------------------------------------------------------------
            GigabitEthernet2/0/6    GigabitEthernet2/0/8    Active Up/Backup Standby
            
            Vlans Preferred on Active Interface: 1-50
            Vlans Preferred on Backup Interface: 60, 100-120
            
            Controller# show interfaces switchport backup detail
            
            Switch Backup Interface Pairs:
            
            Active Interface        Backup Interface        State
            ------------------------------------------------------------------------
            FastEthernet1/0/3       FastEthernet1/0/4       Active Down/Backup Up
            
            Vlans Preferred on Active Interface: 1-2,5-4094
            Vlans Preferred on Backup Interface: 3-4
            Preemption Mode  : off
            Bandwidth : 10000 Kbit (Fa1/0/3), 100000 Kbit (Fa1/0/4)
            Mac Address Move Update Vlan : auto
            
            

            MAC アドレス テーブル移動更新の設定:例

            この例では、MAC アドレス テーブル移動更新を送信するためアクセス コントローラを設定した後に設定を確認する方法を示します。

            
            Controller# show mac address-table move update
            
            Switch-ID : 010b.4630.1780
            Dst mac-address : 0180.c200.0010
            Vlans/Macs supported : 1023/8320
            Default/Current settings: Rcv Off/On, Xmt Off/On
            Max packets per min : Rcv 40, Xmt 60
            Rcv packet count : 5
            Rcv conforming packet count : 5
            Rcv invalid packet count : 0
            Rcv packet count this min : 0
            Rcv threshold exceed count : 0
            Rcv last sequence# this min : 0
            Rcv last interface : Po2
            Rcv last src-mac-address : 000b.462d.c502
            Rcv last switch-ID : 0403.fd6a.8700
            Xmt packet count : 0
            Xmt packet count this min : 0
            Xmt threshold exceed count : 0
            Xmt pak buf unavail cnt : 0
            Xmt last interface : None
            
            

            Flex Link フェールオーバーによるマルチキャスト高速コンバージェンスの設定: 例

            次に、Flex Link を GigabitEthernet1/0/11 および GigabitEthernet1/0/12 に設定したときに他の Flex Link ポートを mrouter ポートとして学習する例と、show interfaces switchport backup コマンドの出力を示します。

            
            Controller# configure terminal
            Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
            Controller(config)# interface GigabitEthernet1/0/11
            Controller(config-if)# switchport trunk encapsulation dot1q
            Controller(config-if)# switchport mode trunk
            Controller(config-if)# switchport backup interface GigabitEthernet1/0/12
            Controller(config-if)# exit
            Controller(config)# interface GigabitEthernet1/0/12
            Controller(config-if)# switchport trunk encapsulation dot1q
            Controller(config-if)# switchport mode trunk
            Controller(config-if)# end
            Controller# show interfaces switchport backup detail
            Switch Backup Interface Pairs:
            Active Interface Backup Interface State
            GigabitEthernet1/0/11 GigabitEthernet1/0/12 Active Up/Backup Standby
            Preemption Mode : off
            Multicast Fast Convergence : Off
            Bandwidth : 100000 Kbit (Gi1/0/11), 100000 Kbit (Gi1/0/12)
            Mac Address Move Update Vlan : auto
            
            

            この出力は、GigabitEthernet1/0/11 を介してコントローラに到達するクエリーのある、VLAN 1 および 401 のクエリアを示します。

            
            Controller# show ip igmp snooping querier
            
            Vlan 		IP Address 				IGMP Version 					Port
            -------------------------------------------------------------
            1 		   1.1.1.1 				   v2 					Gi1/0/11
            401 		 41.41.41.1 				v2 					Gi1/0/11
            
            

            この例では、VLAN 1 および VLAN 401 用の show ip igmp snooping mrouter コマンドの出力を示します。

            
            Controller# show ip igmp snooping mrouter
            
            Vlan 		ports
            ---- 		-----
            1 		  Gi1/0/11(dynamic), Gi1/0/12(dynamic)
            401 		Gi1/0/11(dynamic), Gi1/0/12(dynamic)
            
            

            同様に、両方の Flex Link ポートが学習されたグループに属しています。 次の例では、GigabitEthernet2/0/11 は VLAN 1 のレシーバ/ホストであり、2 つのマルチキャスト グループに関連しています。

            
            Controller# show ip igmp snooping groups
            
            Vlan 		Group 			Type 		Version 			Port List
            -----------------------------------------------------------------------
            1 		228.1.5.1 			igmp 		v2 			Gi1/0/11, Gi1/0/12, Gi2/0/11
            1 		228.1.5.2 			igmp 		v2 			Gi1/0/11, Gi1/0/12, Gi2/0/11
            
            

            ホストが一般クエリーに応答するときに、コントローラはすべてのマルチキャスト ルータ ポートに関するこのレポートを転送します。 次の例では、ホストがグループ 228.1.5.1 のレポートを送信するとき、バックアップ ポート GigabitEthernet1/0/12 はブロックされているので、レポートは GigabitEthernet1/0/11 でだけ送信されます。 アクティブ リンク GigabitEthernet1/0/11 がダウンすると、バックアップ ポート GigabitEthernet1/0/12 が転送を開始します。

            このポートが転送を開始すると、ただちにコントローラがホストに代わり、228.1.5.1 と 228.1.5.2 のグループにプロキシ レポートを送信します。 アップストリーム ルータはグループを学習し、マルチキャスト データの転送を開始します。 これは、Flex Link のデフォルトの動作です。 ユーザが switchport backup interface gigabitEthernet 1/0/12 multicast fast-convergence コマンドを使用して高速コンバージェンスを設定すると、この動作は変更になります。 次に、この機能をオンにする例を示します。

            
            Controller# configure terminal
            Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
            Controller(config)# interface gigabitEthernet 1/0/11
            Controller(config-if)# switchport backup interface gigabitEthernet 1/0/12 multicast fast-convergence
            Controller(config-if)# exit
            Controller# show interfaces switchport backup detail
            
            Switch Backup Interface Pairs:
            Active 						Interface 						Backup Interface State
            ------------------------------------------------------------------------
            GigabitEthernet1/0/11 	GigabitEthernet1/0/12 	Active Up/Backup Standby
            Preemption Mode : off
            Multicast Fast Convergence : On
            Bandwidth : 100000 Kbit (Gi1/0/11), 100000 Kbit (Gi1/0/12)
            Mac Address Move Update Vlan : auto
            
            

            この出力は、GigabitEthernet1/0/11 を介してコントローラに到達するクエリーのある、VLAN 1 および 401 のクエリアを示します。

            
            Controller# show ip igmp snooping querier
            
            Vlan 			IP Address 				IGMP Version 				Port
            -------------------------------------------------------------
            1 			  1.1.1.1 				   v2 				Gi1/0/11
            401 			41.41.41.1 				v2 				Gi1/0/11
            
            

            次に VLAN 1 と 401 に対する show ip igmp snooping mrouter コマンドの出力を示します。

            
            Controller# show ip igmp snooping mrouter
            
            Vlan 			ports
            ---- 			-----
            1 			Gi1/0/11(dynamic), Gi1/0/12(dynamic)
            401 			Gi1/0/11(dynamic), Gi1/0/12(dynamic)
            
            

            同様に、両方の Flex Link ポートが学習されたグループに属しています。 次の例では、GigabitEthernet2/0/11 は VLAN 1 のレシーバ/ホストであり、2 つのマルチキャスト グループに関連しています。

            
            Controller# show ip igmp snooping groups
            
            Vlan 		Group 			Type 		Version 			Port List
            -----------------------------------------------------------------------
            1 		228.1.5.1 			igmp 		v2 			Gi1/0/11, Gi1/0/12, Gi2/0/11
            1 		228.1.5.2 			igmp 		v2 			Gi1/0/11, Gi1/0/12, Gi2/0/11
            
            

            一般クエリーに対してあるホストが応答すると必ず、コントローラがすべての mrouter ポートに関するこのレポートを転送します。 コマンドライン ポートを使用してこの機能をオンにすると、レポートは、GigabitEthernet1/0/11 上のコントローラによって転送されるときにバックアップ ポート GigabitEthernet1/0/12 にも送信されます。 アップストリーム ルータはグループを学習して、マルチキャスト データの転送を開始しますが、GigabitEthernet1/0/12 がブロックされているため、このマルチキャスト データは入力側で廃棄されます。 アクティブ リンク GigabitEthernet1/0/11 がダウンすると、バックアップ ポート GigabitEthernet1/0/12 が転送を開始します。 マルチキャスト データはすでにアップストリーム ルータによって転送されているので、任意のプロキシ レポートを送信する必要はありません。 レポートをバックアップ ポートにリークすると冗長マルチキャスト パスが設定され、マルチキャスト トラフィック コンバージェンス用の時間が最小限になります。

            Flex Link および MAC アドレス テーブル移動更新の追加リファレンス

            関連資料

            関連項目 マニュアル タイトル

            レイヤ 2 コマンド リファレンス

            Layer 2 Command Reference(Cisco WLC 5700 シリーズ)

            switchport backup interface コマンド

            Interface Command Referencec(Cisco WLC 5700 シリーズ)

            エラー メッセージ デコーダ

            説明 Link

            このリリースのシステム エラー メッセージを調査し解決を支援するため、エラー メッセージ デコーダ ツールを使用します。

            https:/​/​www.cisco.com/​cgi-bin/​Support/​Errordecoder/​index.cgi

            標準および RFC

            標準/RFC Title

            なし

            MIB

            MIB MIB のリンク

            本リリースでサポートするすべての MIB

            選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、およびフィーチャ セットに関する MIB を探してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

            http:/​/​www.cisco.com/​go/​mibs

            テクニカル サポート

            説明 Link

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            シスコのサポート Web サイトのツールにアクセスする際は、Cisco.com のユーザ ID およびパスワードが必要です。

            http:/​/​www.cisco.com/​support

            Flex Link および MAC アドレス テーブル移動更新の機能情報

            リリース

            変更内容

            Cisco IOS XE 3.2SE

            この機能が導入されました。

            Cisco IOS XE 3.3SE

            Flex Link フェールオーバーにマルチキャスト高速コンバージェンスのサポートが追加されました。