Cisco ワイヤレス LAN コントローラ構成ガイド リリース 8.1
リンク テストの実行
リンク テストの実行

リンク テストの実行

リンク テストの実行について

リンク テストを使用して、2 つのデバイス間の無線リンクの質を決定します。 リンク テストの際には、要求と応答の 2 種類のリンク テスト パケットを送信します。 リンク テストの要求パケットを受信した無線は、適切なテキスト ボックスを記入して、応答タイプ セットを使用して送信者にパケットを返信します。

クライアントからアクセス ポイント方向への無線リンクの質は、アクセス ポイントからクライアント方向へのものと異なることがあり、それは双方の送信電力と受信感度が非対称であることによるものです。 2 種類のリンク テスト(ping テストおよび CCX リンク テスト)を実行できます。

ping リンク テストでは、コントローラはクライアントからアクセス ポイント方向でのみリンクの質をテストできます。 アクセス ポイントで受信された ping パケットの RF パラメータは、クライアントからアクセス ポイント方向のリンクの質を決定するためにコントローラによりポーリングされます。

CCX リンク テストでは、コントローラはアクセス ポイントからクライアント方向でもリンクの質をテストできます。 コントローラはクライアントにリンク テスト要求を発行し、クライアントは、応答パケットで受信した要求パケットの RF パラメータを記録します(受信信号強度インジケータ [RSSI]、信号対雑音比 [SNR] など)。 リンク テストの要求ロールと応答ロールの両方を、アクセス ポイントとコントローラに実装します。 アクセス ポイントまたはコントローラが CCX v4 クライアントまたは v5 クライアントに対してリンク テストを開始でき、同様に CCX v4 クライアントまたは v5 クライアントもアクセス ポイントまたはコントローラに対してリンク テストを開始できます。

コントローラでは、CCX リンク テストに対する下記のリンクの質のメトリックが両方向で表示されます(アウト:アクセス ポイントからクライアント、イン:クライアントからアクセス ポイント)。

  • RSSI の形式の信号強度(最小、最大、および平均)

  • SNR の形式の信号の質(最小、最大、および平均)

  • 再試行されたパケットの合計数

  • 単一パケットの最大再試行回数

  • 消失パケット数

  • 正常に送信されたパケットのデータ レート

コントローラにより、方向とは無関係に次のメトリックが表示されます。

  • リンク テストの要求/応答の往復時間(最小、最大、および平均)

コントローラ ソフトウェアは、CCX バージョン 1 ~ 5 をサポートします。 CCX サポートは、コントローラ上の各 WLAN について自動的に有効となり、無効にできません。 コントローラでは、クライアント データベースにクライアントの CCX バージョンが格納されます。このクライアントの機能を制限するには、これを使用します。 クライアントが CCX v4 または v5 をサポートしていない場合、コントローラはクライアント上で ping リンク テストを実行します。 クライアントが CCX v4 または v5 をサポートしている場合、コントローラはクライアント上で CCX リンク テストを実行します。 クライアントが CCX リンク テストの間にタイムアウトになった場合、コントローラは ping リンク テストに自動的に切り替わります。

この項の手順に従って、GUI または CLI のいずれかを使用してリンク テストを実行します。

リンク テストの実行(GUI)


    ステップ 1   [Monitor] > [Clients] の順に選択して、[Clients] ページを開きます。
    ステップ 2   カーソルを目的のクライアントの青いドロップダウン矢印の上に置いて、[Link Test] を選択します。 [Link Test] ページが表示されます。
    (注)     

    目的のクライアントの MAC アドレスをクリックしてから、[Clients > Detail] ページの上部にある [Link Test] ボタンをクリックしても、このページにアクセスできます。

    このページには、CCX リンク テストの結果が表示されます。

    (注)     

    クライアントおよびコントローラ(またはそのいずれか)が CCX v4 以降のリリースをサポートしていない場合、コントローラは代わりにクライアント上で ping リンク テストを実行し、さらに制限された [Link Test] ページが表示されます。

    (注)     

    CCX クライアントのリンク テストに失敗すると、クライアントが到達可能である場合は、デフォルトで ping テスト結果に設定されます。

    ステップ 3   [OK] をクリックして、[Link Test] ページを終了します。

    リンク テストの実行(CLI)

    コントローラ CLI を使用してリンク テストを実行するコマンドは、次のとおりです。

    • 次のコマンドを入力して、リンク テストを実行します。

      linktest ap_mac

      コントローラとテストするクライアントの両方で CCX v4 以降のリリースを有効化すると、次のような情報が表示されます。

      
      CCX Link Test to 00:0d:88:c5:8a:d1.
           Link Test Packets Sent...................................... 20
           Link Test Packets Received................................. 10
           Link Test Packets Lost (Total/AP to Client/Client to AP).... 10/5/5
           Link Test Packets round trip time (min/max/average)......... 5ms/20ms/15ms
           RSSI at AP (min/max/average)................................ -60dBm/-50dBm/-55dBm
           RSSI at Client (min/max/average)............................ -50dBm/-40dBm/-45dBm
           SNR at AP (min/max/average)................................. 40dB/30dB/35dB
           SNR at Client (min/max/average)............................. 40dB/30dB/35dB
           Transmit Retries at AP (Total/Maximum)...................... 5/3
           Transmit Retries at Client (Total/Maximum).................. 4/2
           Transmit rate:  1M   2M   5.5M   6M   9M  11M 12M 18M   24M   36M  48M  54M  108M
           Packet Count:   0     0     0    0    0    0   0   0     0     2    0   18     0
           Transmit rate:  1M   2M   5.5M   6M   9M  11M 12M 18M   24M   36M  48M  54M  108M
           Packet Count:   0     0     0    0    0    0   0   0     0     2    0    8     0
      
      

      CCX v4 以降のリリースがコントローラまたはテストするクライアントのいずれかで無効化されている場合には、表示される情報が少なくなります。

      
      Ping Link Test to 00:0d:88:c5:8a:d1.
              Link Test Packets Sent.......................... 20
              Link Test Packets Received...................... 20
              Local Signal Strength........................... -49dBm
              Local Signal to Noise Ratio..................... 39dB
      
      
    • CCX リンク テストおよび ping テストの両方に使用できるリンク テスト パラメータを調整するには、コンフィギュレーション モードから次のコマンドを入力します。

      linktest frame-size size_of_link-test_frames

      linktest num-of-frame number_of_link-test_request_frames_per_test