Cisco ワイヤレス LAN コントローラ構成ガイド リリース 8.1
設定の最適化されたローミング
設定の最適化されたローミング

設定の最適化されたローミング

ローミングの最適化に関する情報

ローミングの最適化は、遠隔地のアクセス ポイントに長時間アソシエートし続けているクライアントや、接続が不安定な Wi-Fi ネットワークに接続を試みるアウトバウンド クライアントの問題を解決します。 この機能は、クライアント データ パケットの RSSI とデータ レートに基づいてクライアントをアソシエート解除します。 クライアントは、RSSI アラーム条件が満たされ、現在のデータ レートが最適化ローミング データ レートのしきい値を下回っている場合にアソシエート解除されます。 データ レート オプションを無効にして、RSSI のみをクライアントのアソシエート解除に使用するようにできます。

ローミングの最適化は、クライアントの RSSI が低いときにもクライアント アソシエーションを阻止します。 この機能は、RSSI しきい値に照らして受信クライアントの RSSI をチェックします。 このチェックで、クライアントに有効な接続がない限り、クライアントの Wi-Fi ネットワークへの接続が阻止されます。 クライアントはビーコンを受信して Wi-Fi ネットワークに接続できても、信号が弱いために安定した接続をサポートできない場合がよくあります。

ローミングの最適化を使用することによって、無線に対してクライアント カバレッジ レポート間隔を設定することもできます。 クライアント カバレッジの統計情報には、データ パケット RSSI、カバレッジ ホールの検出および軽減(CHDM)の事前アラーム障害、再送信要求と現在のデータ レートが含まれます。

ローミングの最適化の制約事項

  • 802.11a/b ネットワークを無効にするまで、ローミングの最適化の間隔を設定できません。

ローミングの最適化の設定(GUI)


    ステップ 1   [Wireless] > [Advanced] > [Optimized Roaming] を選択します。 [Optimized Roaming] ページが表示されます。

    ステップ 2   802.11 帯域のローミングの最適化を有効にするには、[Enable] チェックボックスをオンにします。

    802.11 帯域のローミングの最適化を有効にした後で、ローミングの最適化の間隔、およびデータ レートのしきい値を設定できます。

    ステップ 3   [Optimized Roaming Interval] テキスト ボックスで、アクセス ポイントがコントローラに対してクライアント カバレッジの統計情報をレポートする間隔を入力します。

    クライアント カバレッジの統計情報には、データ パケット RSSI、カバレッジ ホールの検出および軽減(CHDM)の事前アラーム障害、再送信要求と現在のデータ レートが含まれます。 範囲は 5 ~ 90 秒です。 デフォルト値は 90 秒です。

    (注)     

    ローミングの最適化のレポート間隔を設定する前に、802.11a/b ネットワークを無効にする必要があります。 レポートの間隔に対して低い値を設定すると、カバレッジ レポートのメッセージでネットワークが過負荷になることがあります。

    ステップ 4   [Optimized Roaming Data Rate Threshold] テキスト ボックスに、クライアントのしきい値データ レートの値を入力します。
    次のデータ レートが使用可能です。
    • 802.11a:6、9、12、18、24、36、48、および 54。

    • 802.11b:1、2、5.5、11、6、9、12、18、24、36、48、および 54。

    ローミングの最適化は、クライアントのデータ パケットおよびデータ レートの RSSI に基づいてクライアントのアソシエートを解除します。 クライアントの現在のデータ レートが、[Optimized Roaming Data Rate Threshold] よりも小さい値の場合は、クライアントはアソシエート解除されます。


    次の作業

    ローミングの最適化は、アソシエーションのときにクライアント RSSI をチェックします。 この RSSI 値は、設定されている CHDM RSSI に対して 6 db ヒステリシスで検証されます。 カバレッジ ホールの検出に対して設定された RSSI しきい値を検証するには、[Wireless] > [802.11a/n/ac](または [802.11b/g/n])> [RRM] > [Coverage] を選択して、802.11a/ac(または 802.11b/g/n)をオープンし、[RRM] > [Coverage page] を選択します。

    ローミングの最適化の設定(CLI)


      ステップ 1   次のコマンドを入力して、ローミングの最適化を有効または無効にします。

      config advanced{802.11a| 802.11b} optimized-roaming{enable| disable}

      デフォルトでは、ローミングの最適化は無効になっています。

      ステップ 2   次のコマンドを入力して、802.11a/b ネットワークのクライアント カバレッジのレポート間隔を設定します。

      config advanced{802.11a| 802.11b} optimized-roaming intervalseconds

      範囲は 5 ~ 90 秒です。 デフォルト値は 90 秒です。

      (注)     

      ローミングの最適化のレポート間隔を設定する前に、802.11a/b ネットワークを無効にする必要があります。

      ステップ 3   次のコマンドを入力して、802.11a/b ネットワークのしきい値データ レートを設定します。

      config advanced{802.11a| 802.11b} optimized-roaming dataratembps

      802.11a の場合、設定可能なデータ レートは 6、9、12、18、24、36、48、および 54 です。 802.11b の場合、設定可能なデータ レートは、1、2、5.5、11、6、9、12、18、24、36、48、および 54 です。 データ レートを無効にするには 0 を設定します。

      ステップ 4   このコマンドを入力して、各帯域のローミングの最適化の情報を表示します。

      show advanced{802.11a| 802.11b} optimized-roaming

      (Cisco Controller) > show advanced 802.11a optimized-roaming
      OptimizedRoaming
        802.11a OptimizedRoaming Mode.................. Enabled
        802.11a OptimizedRoaming Reporting Interval.... 20 seconds
        802.11a OptimizedRoaming Rate Threshold........ disabled
      
      
      ステップ 5   次のコマンドを入力して、最適なローミング統計に関する情報を表示します。

      show advanced{802.11a| 802.11b} optimized-roaming stats

      (Cisco Controller) > show advanced 802.11a optimized-roaming stats
      OptimizedRoaming Stats
        802.11a OptimizedRoaming Disassociations....... 0
        802.11a OptimizedRoaming Rejections............ 0