Cisco ワイヤレス LAN コントローラ構成ガイド リリース 8.1
UDP Lite の設定
UDP Lite の設定

UDP Lite の設定

UDP Lite について

リリース 8.0 の CAPWAP 機能は IPv4 と IPv6 の両方をカバーします。 CAPWAP の変更はコントローラと AP に及びます。 IPv6 に対応していない古いイメージを実行している AP は、IPv4 アドレスとダウンロード イメージを持っていれば、IPv6 対応コントローラに接続できます。その逆も同様です。

IPv6 の実装には、AP とコントローラのパフォーマンスを低下させる User Datagram Protocol(UDP)の完全なペイロード チェックサムが必須です。 パフォーマンスの影響を最小限に抑える目的で、コントローラと AP は、データグラムのヘッダー チェックサムのみが必須の UDP Lite をサポートしているため、パケット全体のチェックサムが回避されます。 UDP Lite を有効にすると、パケット処理時間が短縮されます。

UDP Lite プロトコルは、IP プロトコル ID 136 を使用して、UDP で使用されるものと同じ CAPWAP ポートを使用します。 UDP Lite を有効にする場合は、ネットワーク ファイアウォールでプロトコル 136 を許可する必要があります。 UDP と UDP Lite を切り替えると、AP が接続解除されてから、再接続されます。 UDP Lite はデータ トラフィックに使用され、UDP は制御トラフィックに使用されます。

UDP Lite が有効になっているコントローラは、IPv4 しかサポートしない既存の AP とともに IPv6 対応 AP とメッセージを交換できます。


(注)  


デュアル スタック コントローラは、IPv4 AP マネージャと IPv6 AP マネージャの両方を使用してディスカバリ要求に応答します。

AP ディスカバリ メカニズムは、AP に割り当てられた IPv4 アドレスと IPv6 アドレスの両方を使用します。 AP は、送信元アドレス選択を使用して、IPv6 コントローラに到達するためのアドレスを決定します。

UDP Lite のグローバル設定(GUI)


    ステップ 1   [Wireless] > [Access Points] > [Global Configuration] の順に選択して、[Global Configuration] ページを開きます。
    ステップ 2   [Global UDP Lite] セクションで、[UDP Lite] チェックボックスをオンにして、UDP Lite をグローバルに有効にします。
    (注)      IPv6 UDP Lite は CAPWAPv4 トンネルを使用して接続された AP には適用されません。 これらは CAPWAPv6 トンネルを使用してコントローラに接続している AP にのみ適用されます。
    ステップ 3   [Apply] をクリックして、グローバル UDP Lite 構成を設定します。
    ステップ 4   必要に応じて、ステップ 2 で説明したグローバル IPv6 UDP Lite を選択解除することによって、グローバル UDP Lite 構成をオーバーライドすることができます。
    (注)      UDP と UDP Lite を切り替えると、AP が接続解除されてから、再接続されます。
    ステップ 5   [Save Configuration] をクリックして変更を保存します。

    AP 上での UDP Lite の設定(GUI)


      ステップ 1   [Wireless] > [Access Points] > [All APs] の順に選択して、[All APs] ページを開きます。
      ステップ 2   IPv6 アドレスを含む [AP Name] を選択して、それをクリックし、選択した AP の [Details] ページを開きます。
      ステップ 3   [Advanced] タブで、[UDP Lite] チェックボックスをオンにして、選択した AP の UDP Lite を有効にします。
      (注)      このフィールドは CAPWAPv6 トンネル経由でコントローラに join している AP の場合にのみ表示されます。 Web UI ページでは、CAPWAPv4 トンネル経由でコントローラに join している AP のこのフィールドが表示されません。
      ステップ 4   [Apply] をクリックして、変更を確定します。
      ステップ 5   [Save Configuration] をクリックして変更を保存します。

      UDP Lite の設定(CLI)


        ステップ 1   UDP Lite をグローバルに有効にするには、次のコマンドを使用します。 config ipv6 capwap udpliteenable all
        ステップ 2   選択した AP 上で UDP Lite を有効にするには、次のコマンドを使用します。 config ipv6 capwap udpliteenable <Cisco AP>
        ステップ 3   UDP Lite をグローバルに無効にするには、次のコマンドを使用します。 config ipv6 capwap udplitedisable all
        ステップ 4   選択した AP 上で UDP Lite を無効にするには、次のコマンドを使用します。 config ipv6 capwap udplitedisable <Cisco AP>
        ステップ 5   コントローラ上の UDP Lite のステータスを表示するには、次のコマンドを使用します。 show ipv6 summary
        (Cisco Controller) >show ipv6 summary
        
        Global Config............................... Disabled
        Reachable-lifetime value.................... 300
        Stale-lifetime value........................ 86400
        Down-lifetime value......................... 30
        RA Throttling............................... Disabled
        RA Throttling allow at-least................ 1
        RA Throttling allow at-most................. 1
        RA Throttling max-through................... 10
        RA Throttling throttle-period............... 600
        RA Throttling interval-option............... passthrough
        NS Mulitcast CacheMiss Forwarding........... Disabled
        NA Mulitcast Forwarding..................... Enabled
        IPv6 Capwap UDP Lite........................ Enabled
        Operating System IPv6 state ................ Disabled
        
        (Cisco Controller) >