Cisco ワイヤレス LAN コントローラ コンフィギュレーション ガイド リリース 7.4(統合版)
RFID タグ追跡の設定
RFID タグ追跡の設定
発行日;2013/06/17   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

RFID タグ追跡の設定

RFID タグ追跡の設定について

コントローラでは、Radio-Frequency Identification(RFID)タグ追跡を設定できます。 RFID タグは、資産の位置をリアルタイムで追跡するために取り付けられる、小型の無線装置です。 タグは、その位置を専用の 802.11 パケットを使用してアドバタイズします。このパケットは、アクセス ポイント、コントローラ、および Mobility Services Engine で処理されます。

コントローラでサポートされるタグの詳細情報は、http:/​/​www.cisco.com/​web/​partners/​pr46/​pr147/​ccx_​wifi_​tags.html に示されています。 Mobility Services Engine は、この CCX 仕様に準拠したタグからテレメトリ情報とチョークポイント情報を受け取ります。

表 1 RFID タグ用 Cisco Compatible Extensions の概要

パートナー

AeroScout

WhereNet

Pango(InnerWireless)

製品名

T2

T3

Wheretag IV

V3

テレメトリ

温度

圧力

湿度

ステータス

燃料

数量

距離

動作検出

パニック ボタンの数

1

2

0

1

改ざん

 

バッテリ情報

複数周波数タグ

 
1 チョークポイント システムでは、このタグは同じベンダー製のチョークポイント以外で機能しないことに注意してください。

(注)  


ネットワーク モビリティ サービス プロトコル(NMSP)は、Mobility Services Engine 上で動作します。 NMSP が機能するためには、コントローラおよび Mobility Services Engine が通信を行う TCP ポート(16113)が、これらの 2 つのデバイス間にあるファイアウォールで開いた(ブロックされていない)状態である必要があります。


シスコ認定タグでは、次の機能がサポートされています。

  • 情報通知:ベンダー固有の情報および緊急情報を表示できます。
  • 情報のポーリング:バッテリのステータスおよびテレメトリ データを監視できます。 さまざまな種類のテレメトリ データにより、知覚ネットワークおよび RFID タグの各種アプリケーションに対するサポートを提供します。
  • 測定の通知:建物やキャンパス内の重要ポイントにチョークポイントを展開できます。 決められたチョークポイントの近くに RFID タグが移動すると、タグはそのチョークポイントに対する自分の位置をアドバタイズするパケットの送信を開始します。

RFID タグ追跡情報は、コントローラ CLI を使用して設定および表示できます。

RFID タグ追跡の設定(CLI)


    ステップ 1   次のコマンドを入力して、RFID タグ追跡を有効または無効にします。

    config rfid status {enable | disable}

    デフォルト値はイネーブルです。

    ステップ 2   次のコマンドを入力して、静的なタイムアウト値(60 ~ 7200 秒)を指定します。

    config rfid timeout seconds

    静的なタイムアウト値は、タグを失効させずにコントローラが保持する期間です。 たとえば、タグが 30 秒ごとにビーコンするよう設定されている場合は、タイムアウト値を 90 秒(ビーコン値の約 3 倍)に設定することをお勧めします。 デフォルト値は 1200 秒です。

    ステップ 3   次のコマンドを入力して、特定のタグに対する RFID タグのモビリティを有効または無効にします。
    • config rfid mobility vendor_name enable:特定のベンダーのタグに対するクライアント モビリティを有効にします。 このコマンドを入力すると、タグが設定を選択またはダウンロードしようとするとき、クライアント モードの DHCP アドレスを取得できなくなります。
    • config rfid mobility vendor_name disable:特定のベンダーのタグに対するクライアント モビリティを無効にします。 このコマンドを入力した場合、タグは DHCP アドレスを取得できます。 タグがあるサブネットから別のサブネットへ移動すると、タグは、アンカー状態を維持するのではなく、新しいアドレスを取得します。
      (注)     

      これらのコマンドは Pango タグに対してのみ使用できます。 したがって、vendor_name に指定できる値は、すべて小文字の「pango」のみとなります。


    RFID タグ追跡情報の表示(CLI)


      ステップ 1   次のコマンドを入力して、RFID タグ追跡の現在の設定を確認します。

      show rfid config

      ステップ 2   次のコマンドを入力して、特定の RFID タグの詳細情報を表示します。

      show rfid detail mac_address

      mac_address は、タグの MAC アドレスです。

      ステップ 3   次のコマンドを入力して、コントローラに現在接続されているすべての RFID タグのリストを表示します。

      show rfid summary

      ステップ 4   次のコマンドを入力して、コントローラにアソシエートされている RFID タグのリストを表示します。

      show rfid client


      RFID タグ追跡問題のデバッグ(CLI)

      RFID タグ追跡に関する問題が発生した場合は、次のデバッグ コマンドを使用します。

      • 次のコマンドを入力して、MAC アドレスのデバッグを設定します。 debug mac addr mac_address

        (注)  


        タグごとにデバッグを実行することをお勧めします。 すべてのタグに対してデバッグを有効にすると、コンソールまたは Telnet 画面に非常にたくさんのメッセージが表示されることになります。


      • 次のコマンドを入力して、802.11 RFID タグ モジュールのデバッグを有効または無効にします。 debug dot11 rfid {enable | disable}
      • 次のコマンドを入力して、RFID デバッグ オプションを有効または無効にします。 debug rfid {all | detail | error | nmsp | receive} {enable | disable} 値は次のとおりです。
        • all:すべての RFID メッセージのデバッグを行います。
        • detail:RFID 詳細メッセージのデバッグを行います。
        • error:RFID エラー メッセージのデバッグを行います。
        • nmsp:RFID NMSP メッセージのデバッグを行います。
        • receive:受信した RFID タグ メッセージのデバッグを行います。