Cisco ワイヤレス LAN コントローラ コンフィギュレーション ガイド リリース 7.4(統合版)
DTIM period の設定
DTIM period の設定
発行日;2013/06/17   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

DTIM period の設定

DTIM period について

802.11a/n ネットワークおよび 802.11b/g/n ネットワークの場合、Lightweight アクセス ポイントは、Delivery Traffic Indication Map(DTIM)と同期する一定間隔でビーコンをブロードキャストします。 アクセス ポイントでビーコンがブロードキャストされると、DTIM period で設定した値に基づいて、バッファされたブロードキャスト フレームおよびマルチキャスト フレームが送信されます。 この機能により、ブロードキャスト データやマルチキャスト データが予想されると、適切なタイミングで省電力クライアントを再起動できます。

通常、DTIM の値は 1(ブロードキャスト フレームおよびマルチキャスト フレームはビーコンのたびに送信)または 2(ビーコン 1 回おきに送信)のいずれかに設定されます。 たとえば、802.11a/n または 802.11b/g/n のネットワークのビーコン期間が 100ms で DTIM 値が 1 に設定されていると、アクセス ポイントは、バッファされたブロードキャスト フレームおよびマルチキャスト フレームを毎秒 10 回送信します。 ビーコン期間が 100ms で DTIM 値が 2 に設定されていると、アクセス ポイントは、バッファされたブロードキャスト フレームおよびマルチキャスト フレームを毎秒 5 回送信します。 ブロードキャスト フレームおよびマルチキャスト フレームの頻度を考慮して、Voice over IP(VoIP)を含むアプリケーションに適したいずれかの設定を使用できます。

ただし、802.11a/n または 802.11b/g/n のすべてのクライアントで省電力モードが有効になっている場合は、DTIM 値を最大 255 まで設定できます(ブロードキャスト フレームおよびマルチキャスト フレームは 255 回のビーコンで 1 回送信)。 クライアントは DTIM 期間に達したときのみリッスンする必要があるため、ブロードキャストとマルチキャストをリッスンする頻度を少なく設定することで、結果的にバッテリ寿命を長くできます。 たとえば、ビーコン期間が 100ms で DTIM 値が 100 に設定されていると、アクセス ポイントは、バッファされたブロードキャスト フレームおよびマルチキャスト フレームを 10 秒ごとに送信します。 このレートにより、省電力クライアントは起動してブロードキャストとマルチキャストをリッスンするまでに、より長い時間スリープ状態を維持できるため、バッテリの寿命を延ばすことができます。


(注)  


ビーコン期間は、コントローラでミリ秒単位で指定され、ソフトウェアによって、802.11 単位時間(TU)(1 TU = 1.024 ミリ秒)に、内部的に変換されます。 Cisco の 802.11n アクセス ポイントでは、この値は直近の 17 TU の倍数に丸められます。 たとえば、設定済みのビーコン周期が 100 ミリ秒である場合、実際のビーコン周期が 104 ミリ秒になります。


多くのアプリケーションでは、ブロードキャスト メッセージとマルチキャスト メッセージとの間隔を長くすると、プロトコルとアプリケーションのパフォーマンスが低下します。 このようなクライアントをサポートしている 802.11a/n ネットワークおよび 802.11b/g/n ネットワークの場合は、DTIM 値を低く設定することを推奨します。

コントローラ ソフトウェア リリース 5.0 以降では、特定の WLAN 上の 802.11a/n および 802.11b/g/n 無線ネットワークの DTIM 期間を設定できます。 以前のソフトウェア リリースでは、DTIM period は無線ネットワークごとにのみ設定され、WLAN ごとに設定できませんでした。 この変更により、各 WLAN に異なる DTIM period を設定できるようになりました。 たとえば、音声 WLAN とデータ WLAN に異なる DTIM 値を設定できます。


(注)  


コントローラ ソフトウェアをリリース 5.0 以降にアップグレードすると、無線ネットワークに対して設定されていた DTIM 期間が、そのコントローラのすべての既存の WLAN にコピーされます。


DTIM period の設定(GUI)


    ステップ 1   [WLANs] を選択して、[WLANs] ページを開きます。
    ステップ 2   DTIM period を設定する WLAN の ID 番号をクリックします。
    ステップ 3   [Status] チェックボックスをオフにしてこの WLAN を無効にします。
    ステップ 4   [Apply] をクリックして、変更を確定します。
    ステップ 5   [Advanced] タブを選択して、[WLANs > Edit]([Advanced])ページを開きます。
    ステップ 6   DTIM Period の下の 802.11a/n テキスト ボックスと 802.11b/g/n テキスト ボックスに 1 ~ 255 までの値を入力します。 デフォルト値は 1(ブロードキャスト フレームおよびマルチキャスト フレームはビーコンのたびに送信)です。
    ステップ 7   [Apply] をクリックして、変更を確定します。
    ステップ 8   [General] タブを選択して、[WLANs > Edit]([General])ページを開きます。
    ステップ 9   [Status] チェックボックスをオンにして、この WLAN を再び有効にします。
    ステップ 10   [Save Configuration] をクリックして、変更を保存します。

    DTIM period の設定(CLI)


      ステップ 1   次のコマンドを入力して、WLAN を無効にします。

      config wlan disable wlan_id

      ステップ 2   次のコマンドを入力して、特定の WLAN 上の 802.11a/n または 802.11b/g/n の無線ネットワークのいずれかに DTIM period を設定します。

      config wlan dtim {802.11a | 802.11b} dtim wlan_id

      dtim の値は、1 ~ 255(両端の値を含む)です。 デフォルト値は 1(ブロードキャスト フレームおよびマルチキャスト フレームはビーコンのたびに送信)です。

      ステップ 3   次のコマンドを入力して、WLAN を再び有効にします。

      config wlan enable wlan_id

      ステップ 4   次のコマンドを入力して、変更を保存します。

      save config

      ステップ 5   次のコマンドを入力して、DTIM period を確認します。

      show wlan wlan_id

      以下に類似した情報が表示されます。

      
      WLAN Identifier.................................. 1
      Profile Name..................................... employee1
      Network Name (SSID).............................. employee
      Status........................................... Enabled
      ...
      DTIM period for 802.11a radio.................... 1
      DTIM period for 802.11b radio.................... 1
      Local EAP Authentication...................... Disabled
...