Cisco Aironet 1530 シリーズ屋外アクセス ポイント ハードウェア インストレーション ガイド
概要
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発行日;2014/04/07 | 英語版ドキュメント(2013/12/02 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

概要

1532 アクセス ポイントについて

ハードウェア モデル

規制ドメイン

ハードウェア機能

コネクタ

1532I/1532E コネクタ

1532I/E コネクタ

アンテナ ポートの場所

無線動作

AP1532I(内部アンテナ)

AP1532E(外部アンテナ)

複数の電源

パワー インジェクタ

イーサネット(PoE)ポート

オプションのハードウェア

ネットワーク配置の例

無線バックホール

ポイントツーポイント ブリッジング

ポイントツーマルチポイント ブリッジング

ポイントツー マルチポイント メッシュ ネットワーク

レイヤ 3 ネットワーク動作

概要

Cisco Aironet 1530 シリーズ屋外アクセス ポイント(以降アクセス ポイントまたは AP)はワイヤレス屋外アクセス ポイントで、各種のネットワーク構成での使用に対して設計されています。このアクセス ポイントは、ワイヤレス クライアント アクセス、ポイントツーポイント ブリッジング、ポイントツーマルチポイント ブリッジング、ポイントツーマルチポイント メッシュ ワイヤレス接続をサポートしています。

1532 アクセス ポイントについて

1532 アクセス ポイントは 2 種類の無線(2.4 GHz および 5 GHz)をサポートし、ライセンス不要の RF Wi-Fi スペクトラムを使用してクライアント アクセスを提供します。2.4 GHz の無線はクライアント アクセスに使用され、5 GHz の無線はバックホール トラフィック専用にすることも、バックホールおよびクライアント アクセスに使用することもできます。無線の種類に応じて、アクセス ポイントは 1 ~ 300 Mb/s データ レートをサポートします(具体的なデータ レートについては、 付録 D「アクセス ポイントのデータ シート」 を参照してください)。

このアクセス ポイントはスタンドアロン型の装置で、壁、柱またはタワーに取り付けることができます。アクセス ポイントは、有線ネットワークに直接接続されていない他のアクセス ポイントのリレー ノードとしても動作します。インテリジェントな無線ルーティングは、特許取得済みの Adaptive Wireless Path Protocol(AWPP)によって実現されます。これを使用することで、各アクセス ポイントはネイバー アクセス ポイントを識別し、パスごとに信号の強度とコントローラへのアクセスに必要なホップ カウントについてコストを計算して、有線ネットワークまでの最適なパスをインテリジェントに選択できるようになります。

アクセス ポイントの設定、監視、および操作には、Cisco ワイヤレス LAN コントローラ(以下、コントローラ)を使用します。コントローラを使った作業については『 Cisco Wireless LAN Controller Configuration Guide 』で説明します。 『 Cisco Wireless Mesh Access Points, Design and Deployment Guide, Release 7.6 』では、Cisco メッシュ ネットワークの計画および初期構成方法について説明します。Cisco メッシュ ネットワークは、ワイヤレス ポイントツーポイント、ポイントツーマルチポイント、およびメッシュ展開をサポートします。コントローラでは、ブラウザベースの管理システム、コマンドライン インターフェイス(CLI)、または Cisco Prime Infrastructure(PI)ネットワーク管理システムを使用して、コントローラおよびアソシエートされたアクセス ポイントが管理されます。アクセス ポイントは、ハードウェアに基づく高度な暗号化標準(AES)による暗号化を無線ノードとの間でサポートし、エンドツーエンドのセキュリティを提供します。アクセス ポイントは Autonomous モードで配置され、CLI で設定できます。

この章では、次の項目について説明します。

「ハードウェア モデル」

「ハードウェア機能」

「ネットワーク配置の例」

ハードウェア モデル

表 1-1 に、Cisco Aironet 1532 屋外アクセス ポイントのモデル番号(あるいは部品番号)および設定を示します。

1532 アクセス ポイントの適合宣言および規制情報の詳細については、 付録 B「適合宣言および規制情報」 を参照してください。

表 1-1 1532 アクセス ポイント モデル番号および説明

モデル(または部品番号)
設定

AIR-CAP1532I-x-K9

AP 1532I は統合アンテナを持ち、中央集中型の Flexconnect、またはメッシュ モードの設定オプションを持つ、2.4 GHz および 5 GHz の無線が含まれます。これはスタンドアロン型の装置で、壁、柱またはタワーに取り付けることができます。有線ネットワークに直接接続されていない他のアクセス ポイントのリレー ノードとしても動作します。

AIR-CAP1532E- x -K9

AP1532E には 4 台の外部アンテナ ポートがあり、中央集中型の Flexconnect、またはメッシュ モードの設定オプションを持つ、2.4 GHz および 5 GHz の無線が含まれます。これはスタンドアロン型の装置で、壁、柱またはタワーに取り付けることができます。有線ネットワークに直接接続されていない他のアクセス ポイントのリレー ノードとしても動作します。

規制ドメイン

1532 モデル番号の「-x」はドメインを表しています。たとえば、AIR-CAP1532I-x-K9 の場合、-x は特定の国の規制地域を表します。

各 1532 アクセス ポイント モデルがサポートする特定の規制地域については、次の URL から Wireless LAN Compliance Status(ワイヤレス LAN の適合準拠ステータス)を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/prod/collateral/wireless/ps5679/ps5861/product_data_sheet0900aecd80537b6a.html

1532 アクセス ポイント モデルを検索するには、[802.11abgn Outdoor Access Points] をクリックします。

ハードウェア機能

この項では、1532 アクセス ポイント モデルのハードウェア機能について説明します。次のハードウェア機能について説明します。

「コネクタ」

「アンテナ ポートの場所」

「複数の電源」

「イーサネット(PoE)ポート」

「オプションのハードウェア」

コネクタ

図 1-4 および図 1-5 は、すべてのモデルのアクセス ポイントのコネクタを示しています。図 1-1 は、内部アンテナ モデル用の一番下のコネクタを示しています。また、図 1-2 および図 1-3 は、外部アンテナ タイプ N コネクタを示しています。


) このマニュアルの図では、アクセス ポイントで使用可能なすべての接続を示してあります。未使用の接続はコネクタ プラグを装着して密閉し、アクセス ポイントの防水構造を保ってください。コネクタの開口部には、アクセス ポイントの配置前でも配置後でも取り付けることが可能な Liquid-Tight アダプタが用意されています。


1532I/1532E コネクタ

図 1-1 アクセス ポイント モデル AIR-CAP1532I-x-K9 の底面にあるコネクタ

 

 

1

LAN ポート

2

POE 入力ポート

図 1-2 アクセス ポイント モデル AIR-CAP1532E-x-K9 の底面にあるコネクタ

 

 

1

アンテナ 1 ポート

2

アンテナ 2 ポート

3

LAN ポート

4

POE 入力ポート

図 1-3 アクセス ポイント モデル AIR-CAP1532E-x-K9 の最上部にあるコネクタ

 

1

アンテナ ポート 4

2

アンテナ ポート 3


) AIR-CAP1532I-x-K9 には最上部のコネクタはありません。


1532I/E コネクタ

図 1-4 アクセス ポイント モデル AIR-CAP1532I-x-K9 および AIR-CAP1532E-x-K9 の左側にあるコネクタ

 

1

コンソール ポートおよびリセット ボタン(カバー付き)

図 1-5 アクセス ポイント モデル AIR-CAP1532I-x-K9 および AIR-CAP1532E-x-K9 の右側にあるコネクタ

 

 

1

アース パッド

2

DC 電源(カバー付き)

アンテナ ポートの場所

図 1-6 に、モデル AIR-CAP1532E-x-K9 のアンテナ ポートの位置を示します。使用されるポートは発注したオプション アンテナによって異なります。

図 1-6 アクセス ポイント モデル AIR-CAP1532E-x-K9 の外部アンテナ ポートの位置

 

 

1

アンテナ ポート 1:タイプ N コネクタ

2

アンテナ ポート 2:タイプ N コネクタ

3

アンテナ ポート 3:タイプ N コネクタ(キャップ付き)

4

アンテナ ポート 4:タイプ N コネクタ(キャップ付き)

無線動作


警告 無線周波数(RF)被曝の限界値に準拠するために、アンテナは人体から 20cm 以上離して配置してください。ステートメント 339



警告 送電線またはその他の電灯/電力回線に近い場所や、これらの回線に接触する可能性のある場所に、アンテナを設置しないでください。アンテナを設置するときには、死傷事故のおそれがあるので、これらの回線に絶対に接触しないよう十分に注意する必要があります。アンテナの適切な設置およびアース接続の手順については、国および地域の規定を参照してください(たとえば、米国の場合は NFPA 70、National Electric Code、Article 180。カナダの場合は Canadian Electrical Code、Section 54)。ステートメント 1052



警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030


AP1532I(内部アンテナ)

1532I アクセス ポイントの 802.11b/g/n 無線はローカル アクセスに主に使用され、その 802.11a/n 無線はメッシュでワイヤレス バックホールに使用されます。

2 GHz b/g/n 無線は 2.4 GHz ISM 帯域で動作します。米国ではチャネル 1 ~ 11、ヨーロッパでは 1 ~ 13、日本では 1 ~ 13 をサポートします。このアクセス ポイントは 3 つのトランスミッタを搭載し、802.11b/g/n で稼働時の最大合計出力パワーは 29 dBm です。出力パワーは、3 dB 幅で 8 段階の電力レベルに設定できます。3 つの受信機が搭載され、最大比合成(MRC)に対応できます。

5 GHz a/n 無線は UNII-2 帯域(5.25 ~ 5.35 GHz)、UNII-2 Extended/ETSI 帯域(5.47 ~ 5.725 GHz)、および上層 ISM 帯域(5.725 ~ 5.850 GHz)で動作します。規制ドメインによって、最大合計出力電力が 27 dBm の 2 つのトランスミッタがあります。A ドメインの上層 ISM 帯域の最大総出力電力は 27 dBm です。Tx 電力設定は規制区域によって変わります。出力電力は 3 dB 幅で設定できます。3 つの受信機により、最大比合成(MRC)に対応できます。

1532I アクセス ポイントは 2 GHz で 3 dBi のゲインおよび 5 GHz で 5 dBi のゲインの 3 つの統合デュアルバンド アンテナを搭載しています。

AP1532E(外部アンテナ)

1532E アクセス ポイントには 4 台の N 型 RF コネクタが装備されています。1532E はソフトウェアを使用して、デュアル バンドまたはシングル バンド アンテナをサポートするように設定できます。デュアル バンド アンテナに対して設定された場合、装置底部のアンテナ ポート 1 および 2(図 1-2)が、2.4 および 5 GHz 無線で MIMO 操作をサポートするために使用されます。Cisco Aironet AIR-ANT2547V-N または AIR-ANT2547VG-N の全方向性アンテナを使用すると、アンテナは、アクセス ポイントに直接接続できます(図 2-16)。アンテナがリモートに設置されている場合は、適切な低損失 RF ケーブルを使用する必要があります。


) 1532E アクセス ポイントをインストールする前に、アンテナの帯域モードが設定されていることを確認します。


単一帯域アンテナ用に設定されている場合、アンテナ ポート 1 およびアンテナ ポート 2 は 2.4 GHz 無線の MIMO 操作をサポートし、ポート 3 および 4(図 1-3)は 5 GHz 無線で MIMO をサポートします。ソフトウェア設定の詳細については、『Cisco Wireless LAN Controller Configuration Guide』を参照してください。

複数の電源

1530 シリーズ アクセス ポイントでは、次の電源を使用できます。

DC 電源:24-57 VDC

Power over Ethernet (PoE):詳細は「アクセス ポイントへの電源供給」を参照してください。


警告 装置は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。ステートメント 1074



警告 本機器は、電力を供給する前に、お客様が準備した地線を使用して外部接地する必要があります。アースが適切かどうかはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技術者に確認してください。ステートメント 366



警告 雷が発生しているときには、システムに手を加えたり、ケーブルの接続や取り外しを行ったりしないでください。ステートメント 1001



警告 装置は、必ず、IEC 60950 に基づいた安全基準の安全超低電圧(SELV)の要件に準拠する DC 電源に接続してください。ステートメント 1033



警告 火災の危険性を抑えるため、必ず 26 AWG 以上の太さの電話線コードを使用してください。ステートメント 1023



注意 PoE の複数の形式がサポートされます。PoE オプションおよび操作の対応するモードに関しては、表 2-7 を参照してください。


注意 保護されていない屋外環境にパワー インジェクタを配置しないでください。水分がパワー インジェクタに侵入し、短絡および火災の原因になることが考えられます。


注意 アクセス ポイントを屋外または水に濡れたり湿度の多い場所に設置する場合は、National Electrical Code(NEC)の Article 210 で要求されているように、漏電遮断器(GFCI)付きで、アクセス ポイントに電力を供給する AC 分岐回路をアクセス ポイントに装備する必要があります。

パワー インジェクタ

1530 シリーズ アクセス ポイントは、以下のパワー インジェクタをサポートします。

AIR-PWRINJ1500-2=:100~240 VAC 入力、屋内使用のみ

AIR-PWRINJ4=:100~240 VAC 入力、屋内使用のみ


警告 火災の危険性を抑えるため、必ず 26 AWG 以上の太さの電話線コードを使用してください。ステートメント 1023



注意 パワー インジェクタ(AIR-PWRINJR4- および AIR-PWRINJ1500-2=)は、屋内環境のみで使用してください。


注意 アクセス ポイントを屋外または水に濡れたり湿度の多い場所に設置する場合は、National Electrical Code(NEC)の Article 210 で要求されているように、漏電遮断器(GFCI)付きで、アクセス ポイントに電力を供給する AC 分岐回路をアクセス ポイントに装備する必要があります。

イーサネット(PoE)ポート

アクセス ポイントはイーサネット アップリンク ポートをサポートします(PoE-In)。アクセス ポイントのイーサネット アップリンク ポートは、RJ-45 コネクタ(耐候性)を使用してアクセス ポイントを 10BASE-T、100BASE-T、または 1000BASE-T ネットワークにリンクします。イーサネット ケーブルは、イーサネット データの送受信のほか、必要に応じてパワー インジェクタまたは適切に電源が供給されるスイッチ ポートからのオプションのインライン電源の供給に使用します。


ヒント アクセス ポイントはイーサネットと電源の信号を感知して、ケーブル接続に合った内部回路に自動的に切り替わります。


警告 火災の危険性を抑えるため、必ず 26 AWG 以上の太さの電話線コードを使用してください。ステートメント 1023


イーサネット ケーブルには、シールド付きの屋外用カテゴリ 5e(CAT5e)以上の定格のものを使用してください。アクセス ポイントはイーサネットと電源の信号を感知して、ケーブル接続に合った内部回路に自動的に切り替わります。

オプションのハードウェア

発注内容によっては、次のオプションのアクセス ポイント ハードウェアが付属品として出荷されます。

購入製品によっては外部アンテナ(使用可能な外部アンテナの情報については「AP1532E(外部アンテナ)」を参照してください)。

壁/ポールのマウント ブラケット(AIR-ACC1530-PMK1 [=])

チルト機能がある壁面/柱マウント ブラケット、スペアのみ(AIR-ACC1530-PMK2=)

街路灯電源タップ(AIR-PWR-ST-LT-R3P=)、AC/DC 電源アダプタとのみ機能します。

パワー インジェクタ(AIR-PWRINJ1500-2=、AIR-PWRINJ4=)

1532 用 AP カバー/ソーラー シールド、スペアのみ(AIR-ACC1530-CVR=)

AC/DC 電源アダプタ、スペアのみ(AIR-PWRADPT-1530=)

追加のケーブル グランド、電源コネクタ、アース ラグなどを含むスペア部品キット(AIR-ACC1530-KIT1=)

ネットワーク配置の例

アクセス ポイントは、無線クライアント アクセスと、ポイントツーポイント ブリッジング、ポイントツーマルチポイント ブリッジング、およびポイントツーマルチポイント メッシュ無線接続に対応するよう設計された無線デバイスです。アクセス ポイントは、別のアクセス ポイントにリンクして有線ネットワーク接続にアクセスしたり、他のアクセス ポイントのリピータ動作を提供したりするための 5 GHz のバックホール機能を備えています。

アクセス ポイントには、ルート アクセス ポイント(以下、RAP)、またはすべてのアクセス ポイントのデフォルトの役割であるメッシュ(非ルート)アクセス ポイント(以下、MAP)という、無線が持つ 2 つの主要な役割があります。アクセス ポイントがファイバまたは有線イーサネットで(スイッチを経由して)コントローラに接続されている場合、その無線の役割は RAP と呼ばれます。RAP であると見なすには、アクセス ポイントが RAP として設定されている必要があります。RAP は、ブリッジングまたはメッシュ ネットワークへの親ノードとなります。コントローラは、1 つ以上の RAP をサポートでき、それぞれの RAP が同じ無線ネットワークまたは異なる無線ネットワークの親として機能します。同じメッシュ ネットワークに複数の RAP を配備して、冗長性を確保することもできます。RAP と MAP のどちらのアクセス ポイントも、2.4 GHz および 5 GHz 無線を使用して無線クライアントをサポートできます。5 GHz のクライアント アクセスはユニバーサル クライアント アクセスと呼ばれます。

アクセス ポイントが有線イーサネットで(スイッチ経由で)コントローラに接続されていない場合、その無線の役割は MAP と呼ばれます。MAP は、バックホール インターフェイスを介して他の MAP に無線接続され、最終的には、スイッチを経由してイーサネットでコントローラに接続された RAP に接続されます。MAP は、ローカル LAN に有線イーサネットで接続して、その LAN のブリッジエンド ポイントとして機能することもできます(ポイントツーポイント ブリッジ接続またはポイントツーマルチポイント ブリッジ接続を使用)。

無線バックホール

アクセス ポイントは、5 GHz の無線を使用する無線バックホール機能をサポートすることで、別のアクセス ポイントをブリッジして、コントローラとの有線ネットワーク接続にアクセスします(図 1-7 を参照)。この構成では、有線ネットワークに接続されているアクセス ポイントは、RAP と見なされます。リモート アクセス ポイントは MAP と見なされ、無線クライアント トラフィックを RAP に転送して、有線ネットワークへの転送を実現します。Control And Provisioning of Wireless Access Points(CAPWAP)で制御されているトラフィックも、このブリッジ リンクを介して転送されます。

図 1-7 アクセス ポイントのバックホールの例

 

 

ポイントツーポイント ブリッジング

アクセス ポイントを使用すると、リモートネットワークを延長できます。それには、図 1-8 に示すように、5GHz のバックホール無線を使用して、2 つのネットワーク セグメントをブリッジングします。イーサネット ブリッジングをサポートするには、コントローラで各アクセス ポイントのブリッジングを有効にする必要があります。デフォルトでは、この機能はすべてのアクセス ポイントでオフになっています。

無線クライアント アクセスもサポートされますが、高層ビル間をブリッジングする場合、2.4 GHz では無線範囲が制限されることがあるため、直接的な無線クライアント アクセスには適さない場合があります。

図 1-8 アクセス ポイントのポイントツーポイント ブリッジングの例

 

 

アクセス ポイントは、Autonomous モードでポイントツーポイント ブリッジングをサポートできます。この Autonomous モードでは、ブリッジングは 2.4 または 5 GHz 無線で実行できますが、両方では実行できません。このモードでは、1 台のアクセス ポイントは、ルートとして指定され、もう一方は非ルート ブリッジとして指定されます。

図 1-9 Autonomous モードのアクセス ポイントのポイントツーポイント ブリッジング

 

ポイントツーマルチポイント ブリッジング

アクセス ポイントを RAP として使用すると、複数のリモート MAP を、それらにアソシエートされた有線ネットワークに接続することができます。デフォルトでは、この機能はすべてのアクセス ポイントでオフになっています。イーサネット ブリッジングをサポートするには、コントローラで各アクセス ポイントのブリッジングを有効にする必要があります。無線クライアント アクセスもブリッジリンクを介して提供できますが、高層ビル間をブリッジングする場合、2.4 GHz では無線範囲が制限されることがあるため、直接的な無線クライアント アクセスには適さない場合があります。図 1-10 に、アクセス ポイントのポイントツーマルチポイント ブリッジングの例を示します。

図 1-10 アクセス ポイントツー マルチポイント ブリッジングの例

 

 

アクセス ポイントは、Autonomous モードでポイントツーマルチポイント ブリッジングをサポートできます。この Autonomous モードでは、ブリッジングは 2.4 または 5 GHz 無線で実行できますが、両方では実行できません。このモードでは、1 台のアクセス ポイントは、ルートとして指定され、もう一方は非ルート ブリッジとして指定されます。

図 1-11 Autonomous モードのアクセス ポイントツー マルチポイント ブリッジング

 

ポイントツー マルチポイント メッシュ ネットワーク

アクセス ポイントは、一般的にメッシュ ネットワーク構成に配置されます。一般的なメッシュ配置では、1 つ以上の RAP が、スイッチ経由でコントローラに有線ネットワーク接続されます。有線ネットワーク接続されない他のリモート MAP は、バックホール機能を使用して、有線ネットワークに接続されている RAP への最適なリンクを選択します。メッシュ ネットワークでは、アクセス ポイント間のリンクがバックホール リンクと呼ばれます。

インテリジェントな無線ルーティングは Adaptive Wireless Path Protocol(AWPP)によって提供されます。このプロトコルを使用することで、各 MAP はネイバー MAP を識別し、パスごとに信号の強度とコントローラへのアクセスに必要なホップ数についてコストを計算して、有線ネットワークに接続されている RAP までの最適なパスをインテリジェントに選択できるようになります。信号の強度でバックホールで使用できるデータ レートが決まるため、信号の強度にはプライオリティが設定されています。

図 1-12 は、MAP および RAP を使用した一般的なメッシュ構成を示しています。

図 1-12 アクセス ポイントを使用した一般的なメッシュ構成

 

 

レイヤ 3 ネットワーク動作

アクセス ポイントは、レイヤ 3 ネットワーク動作をサポートします。レイヤ 3 構成のアクセス ポイントとコントローラは IP アドレスおよび UDP パケットを使用し、大規模なネットワークでルーティングが可能です。レイヤ 3 オペレーションは、拡張可能であり、シスコによって推奨されています。

図 1-13 は、アクセス ポイントやコントローラを含む一般的なレイヤ 3 無線ネットワーク構成を示しています。

図 1-13 レイヤ 3 アクセス ポイントの一般的なネットワーク構成