Cisco Aironet 1300 シリーズ ワイヤレス 屋外 アクセス ポイント/ブリッジ ハードウェア インストレーション ガイド
概要
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目次

概要

本製品で使用する用語

Autonomous アクセス ポイント/ブリッジ

Lightweight アクセス ポイント

Lightweight アクセス ポイント/ブリッジの使用に関するガイドライン

主な特長

電力

一体型アンテナ

外部アンテナ

イーサネット ポート

格納装置

コネクタ

LED

Autonomous アクセス ポイント/ブリッジの動作上の役割

Autonomous アクセス ポイント/ブリッジを用いたネットワークの例

無線範囲を拡大するリピータ ユニット

有線 LAN 上のルート アクセス ポイント

完全な無線ネットワークでのセントラル ユニット

ブリッジ ネットワークと無線クライアント

ポイントツーポイント ブリッジ構成

ワークグループ ブリッジ ネットワーク

Lightweight アクセス ポイントを用いたネットワークの例

概要

Cisco Aironet 1300 シリーズ屋外アクセス ポイント/ブリッジ は、Autonomous 製品および Lightweight 製品で利用可能です。Autonomous 製品は、すべての設定をユニットで維持するスタンドアロン ネットワーク構成をサポートできます。Autonomous 製品は、アクセス ポイント、ブリッジ、およびワークグループ ブリッジなど、複数の動作上の役割を担うように構成できます。Lightweight 製品は、すべての設定情報を維持する Cisco Wireless LAN Controller とともに動作します。Lightweight 製品は、アクセス ポイントとしてのみ構成できます。

本製品で使用する用語

次の用語は、Autonomous 製品と Lightweight 製品を表します。

アクセス ポイント/ブリッジは、Autonomous および Lightweight 製品の両方を表します。

Autonomous アクセス ポイント/ブリッジは、Autonomous 製品のみを表します。

Lightweight アクセス ポイントという用語は、Lightweight 製品だけを表します。

アクセス ポイントという用語は、アクセス ポイントとして動作するように設定されている製品を表します。

ブリッジという用語は、ブリッジとして動作するように設定されている製品を表します。

Autonomous アクセス ポイント/ブリッジ

Autonomous アクセス ポイント/ブリッジ(モデル:AIR-BR1310G)は、Cisco IOS ソフトウェアをベースとする管理システムをサポートします。アクセス ポイント/ブリッジは、Wi-Fi 認定済みの無線 LAN トランシーバです。Autonomous アクセス ポイント/ブリッジは、今後の無線技術へのアップグレードが可能な mini-PCI 無線(IEEE 802.11b 準拠または IEEE 802.11g 準拠)を単独で使用します。

Autonomous アクセス ポイント/ブリッジは、無線ネットワークと有線ネットワーク間の接続ポイントとして、またはスタンドアロン 無線ネットワークのセントラル ポイントとして機能します。大規模な導入環境では、アクセス ポイントの無線範囲内であれば、無線ユーザは構内をローミングしながら、遮断されることのないネットワーク アクセスを維持できます。

Autonomous アクセス ポイント/ブリッジは、command-line interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)、ブラウザベースの管理システム、または Simple Network Management Protocol(SNMP)を使用して設定および監視できます。

Lightweight アクセス ポイント

Lightweight アクセス ポイント(モデル:AIR-LAP1310G)は、Cisco 統合ワイヤレス ネットワーク ソリューションの一部であり、設置前の手動設定は必要ありません。Lightweight アクセス ポイントは、Lightweight Access Point Protocol(LWAPP)を使用して、Cisco Wireless LAN Controller(これ以降、コントローラとします)により自動設定されます。

Lightweight アクセス ポイントは、1 つの統合無線、2.4 GHz 無線(IEEE 802.11g)を使用します。無線は、コントローラを使用して設定できます。

Cisco Centralized Wireless LAN アーキテクチャでは、アクセス ポイントは Autonomous モードではなく Lightweight モードで動作します。Lightweight アクセス ポイントは、コントローラにアソシエートします。コントローラでは、設定およびファームウェアが管理され、802.1x 認証などのトランザクションが制御されます。また、無線データ トラフィックのトンネリングは、すべてコントローラを介して行われます。

LWAPP は、設定とパス認証の制御メッセージ、およびランタイム動作を定義する Internet Engineering Task Force(IETF)のドラフト プロトコルです。LWAPP には、データ トラフィックのトンネリング メカニズムについても定義されています。

LWAPP 環境では、Lightweight アクセス ポイントが LWAPP 検出方式によってコントローラを検出し、コントローラに LWAPP 接続要求を送信します。コントローラは、Lightweight アクセス ポイントに LWAPP 加入応答を送信し、アクセス ポイントがコントローラとアソシエートできるようにします。Lightweight アクセス ポイントはアソシエートされると、Lightweight アクセス ポイント上とコントローラ上のソフトウェアのバージョンが一致しない場合、そのソフトウェアをダウンロードします。Lightweight アクセス ポイントがコントローラとアソシエートされた後、ネットワーク上のコントローラに再び割り当てることができます。

LWAPP は、Lightweight アクセス ポイントとコントローラの両方で X.509 証明書を利用した安全なキー配布を用いて、Lightweight アクセス ポイントとコントローラ間の制御通信を保護します。

この章では、次の項目について説明します。

「主な特長」

「Autonomous アクセス ポイント/ブリッジを用いたネットワークの例」

「Lightweight アクセス ポイントを用いたネットワークの例」

Lightweight アクセス ポイント/ブリッジの使用に関するガイドライン

Lightweight アクセス ポイント/ブリッジを使用する際は、次のガイドラインに従ってください。

Lightweight アクセス ポイント/ブリッジは、Cisco 2006 シリーズ無線 LAN コントローラ、または 4400 シリーズ コントローラとのみ通信できます。Cisco IOS ソフトウェアを実行するアクセス ポイントをサポートするのに必要なメモリが足りないため、Cisco 4100 シリーズ、Airespace 4012 シリーズ、および Airespace 4024 シリーズ コントローラはサポートされません。

Lightweight アクセス ポイント/ブリッジは、Wireless Domain Services(WDS; 無線ドメイン サービス)をサポートしないため、WDS デバイスとは通信できません。ただし、アクセス ポイントがコントローラにアソシエートする際、コントローラは WDS に相当する機能を提供します。

Lightweight アクセス ポイント/ブリッジは、1 無線あたり 8 個の BSSID、1 アクセス ポイントあたり合計 8 個の無線 LAN をサポートします。Lightweight アクセス ポイントがコントローラにアソシエートすると、1 ~ 8 の ID を持つ無線 LAN のみがアクセス ポイントにプッシュされます。

Lightweight アクセス ポイント/ブリッジは、レイヤ 2 の LWAPP をサポートしていません。DHCP、DNS、または IP サブネット ブロードキャストを使用して IP アドレスを取得し、コントローラを検出する必要があります。

Lightweight アクセス ポイントのコンソール ポートは、監視およびデバッグの目的で使用できます(アクセス ポイントがコントローラにアソシエートされている場合、設定コマンドはいずれも使用できません)。

主な特長

アクセス ポイント/ブリッジの主な特長は、次のとおりです。

ライセンス不要の IEEE 802.11g 準拠 2.4GHz での無線動作

格納装置の使用による屋内または屋外での設置のサポート

二重同軸 100Mbps イーサネット ポート

4 個の LED

二重同軸ケーブルによるインライン電力供給

パワー インジェクタのコンソール シリアル インターフェイス

一体型アンテナまたは外部アンテナ構成(図1-1 を参照)

Autonomous アクセス ポイント/ブリッジ は、次の追加機能をサポートします。

アンテナの位置合わせを容易にする Receive Signal Strength Indicator(RSSI; 受信信号強度表示)の LED パターン

Cisco IOS コマンド、インターネット ブラウザ、SNMP、またはシリアル インターフェイスを使用した制御

動作モード:

ルート ブリッジと非ルート ブリッジ

アクセス ポイント

ワークグループ ブリッジ

自動インストール モード

Lightweight アクセス ポイントは、次の追加機能をサポートします。

コントローラによる中央集中型制御

アクセス ポイント動作 モード

図1-1 は、2 種類の屋外アクセス ポイント/ブリッジ構成を示しています。

図1-1 アクセス ポイント 構成

 

 

1

一体型アンテナ アクセス ポイント/ブリッジ構成

2

外部アンテナ コネクタを使用した外部アンテナ アクセス ポイント/ブリッジ構成


) アンテナ コネクタは、外部アンテナ アクセス ポイント/ブリッジ構成の場合にだけ使用できます。



) 外部アンテナ アクセス ポイント/ブリッジ構成には、外部アンテナが含まれていません。外部アンテナは、別途購入してください。


電力

アクセス ポイント/ブリッジは、Cisco Aironet パワー インジェクタ(これ以降、パワー インジェクタとします)からインライン電力を受け取ります。パワー インジェクタからアクセス ポイント/ブリッジへのイーサネット データと電力の提供には、二重同軸ケーブルが使用されます。パワー インジェクタは、ビル内や車両内など、風雨の影響を受けない環境で動作するように設計された外部ユニットです。また、パワー インジェクタは、カテゴリ 5 LAN バックボーンに接続して、二重同軸ケーブル インターフェイスをアクセス ポイント/ブリッジに使用すると、イーサネット リピータとしても機能します。

パワー インジェクタには、次の 2 つのモデルがあります。

Cisco Aironet パワー インジェクタ LR2:標準バージョン(アクセス ポイント/ブリッジに同梱)

48VDC 入力電源

48VDC 電源モジュールを使用(アクセス ポイント/ブリッジに同梱)

Cisco Aironet パワー インジェクタ LR2T:オプションの移動用バージョン

12 ~ 40VDC 入力電源


) パワー インジェクタと電源モジュールは、屋外の保護されていない環境には設置しないでください。電源モジュールは、吊り天井の上など、ビル内の空間には設置しないでください。


一体型アンテナ

アクセス ポイント/ブリッジは、一体型 13dBi パッチ アレイ アンテナで使用できます。アンテナは、環境要素からの保護用レードームで覆われています。この一体型アンテナは垂直偏波です。


) 海外の規制地域によっては、一体型アンテナ アクセス ポイント/ブリッジ構成が制限される場合があります。


外部アンテナ

アクセス ポイント/ブリッジは、Cisco Aironet 2.4GHz アンテナを使用する外部アンテナ構成で使用できます(図1-1 を参照)。シングル アンテナ構成またはダイバーシティ アンテナ構成をサポートする、2 つの逆 TNC 型 RF コネクタがユニットの端に装備されています。アンテナは、同軸ケーブルを使用してアクセス ポイント/ブリッジのアンテナ コネクタに接続します。 表1-1 は、アクセス ポイント/ブリッジのサポートする外部アンテナのリストです。

 

表1-1 サポートされる外部アンテナ

アンテナ
説明

AIR-ANT2506

垂直偏波の 5.2dBi 全方向性アンテナ

AIR-ANT3549

9dBi 壁取り付け型パッチ アンテナ

AIR-ANT2410Y-R

10dBi 八木アンテナ

AIR-ANT2012 1

垂直偏波の 12dBi 全方向性アンテナ

AIR-ANT1949 1

13.5dBi 八木アンテナ

AIR-ANT2414S-R 1

垂直偏波の 14dBi セクター アンテナ

AIR-ANT3338 1

21dBi パラボラ アンテナ

1.Lightweight アクセス ポイント(AIR-LAP1310G)ではサポートされません。


) 規制の制約事項を満たすには、専門の担当者が外部アンテナ アクセス ポイント/ブリッジ ユニットと外部アンテナを設置する必要があります。専門の設置担当者として適しているのは、ユニットのインストールおよび設定を担当するネットワーク管理者などの IT 専門技術者です。設置後、ネットワーク管理者がユニットへのアクセスをパスワードで保護して、規制に適合した状態を維持する必要があります。


イーサネット ポート

アクセス ポイント/ブリッジの二重同軸イーサネット ポートは 1 組の 75Ω F 型コネクタで、パワー インジェクタを介してユニットを 100BASE-T イーサネット LAN にリンクします。二重同軸ケーブルは、イーサネット データの送受信と、パワー インジェクタからアクセス ポイント/ブリッジへの 48VDC インライン電力の供給に使用されます。ポートの位置については、図1-3 を参照してください。

格納装置

アクセス ポイント/ブリッジは、屋内または屋外の動作環境をサポートする格納装置を使用します(「アクセス ポイントの仕様」を参照)。

コネクタ

アクセス ポイント/ブリッジ構成によって、装備されているコネクタ(図1-2 を参照)が異なります。

一体型アンテナ アクセス ポイント/ブリッジ構成

二重同軸イーサネット コネクタ:イーサネット信号とインライン電力の提供に使用されます。

外部アンテナ アクセス ポイント/ブリッジ構成

二重同軸イーサネット コネクタ:イーサネット信号とインライン電力の提供に使用されます。

デュアル アンテナ コネクタ:シングル アンテナまたはデュアル ダイバーシティ アンテナのサポートに使用されます。

図1-2 アクセス ポイント コネクタの位置

 

 

1

アース ラグ取り付けネジ

3

支柱

2

左側のアンテナ コネクタ(外部アンテナ アクセス ポイント/ブリッジ構成の場合だけ)

4

LED

右側のプライマリ アンテナ コネクタ(外部アンテナ アクセス ポイント/ブリッジ構成の場合だけ)

5

二重同軸イーサネット ポート(F 型コネクタ)

LED

筐体背面にある 4 つの LED により、無線アクティビティ、ステータス、およびイーサネット アクティビティが通知されます(図1-3 を参照)。

図1-3 LED

 

 

R

無線 LED(R)

E

イーサネット LED(E)

S

ステータス LED(S)

I

インストール LED(I)

インストール LED は、インストール モードがアクティブであることを示します。インストール モード中、他の LED により信号強度の読み取りを行い、これをアンテナの位置合わせに利用します。


) インストール LED は、Lightweight アクセス ポイントでは使用されません。


無線 LED が緑色に点滅している場合は、無線トラフィックが送受信されていることを示します。このランプは通常は消えていますが、無線リンクを介してパケットの送受信が行われると、緑色に点滅します。この LED は、インストール モード中の信号強度の読み取りにも利用します。Autonomous アクセス ポイントではこの LED を、インストール モード中の信号強度の読み取りにも利用します。

ステータス LED は、アソシエーションのステータスを示します。緑色に点滅している場合は、アクセス ポイント/ブリッジが他のブリッジにアソシエートされていないことを示します。緑色に点灯している場合は、ブリッジが少なくとも 1 つの他のブリッジにアソシエートされていることを示します。Autonomous アクセス ポイントではこの LED を、インストール モード中の信号強度の読み取りにも利用します。

イーサネット LED は、イーサネット トラフィックが送受信されていることを示します。この LED は、イーサネット インフラストラクチャ上でパケットが送受信されていると、緑色に点滅します。イーサネット リンクが機能していないか、またはポートがシャットダウンしているときは、この LED はオフになります。Autonomous アクセス ポイントではこの LED を、インストール モード中の信号強度の読み取りにも利用します。

Lightweight アクセス ポイントがコントローラを検出しているときは、無線、ステータス、およびイーサネット LED は、緑色、赤色、そして黄色と順に点滅します。

LED の詳細は、「Autonomous アクセス ポイント/ブリッジの LED のチェック」または「Lightweight アクセス ポイントの LED のチェック」を参照してください。

Autonomous アクセス ポイント/ブリッジの動作上の役割

Autonomous アクセス ポイント/ブリッジ ユニットは、Express Setup ページの 7 つの動作上の役割のいずれかを担うように構成できます。


) Lightweight アクセス ポイントは、アクセス ポイントの動作上の役割のみサポートします。


インストール自動:ブリッジのインストールおよび位置合わせモードをアクティブにします。自動的にネットワークの役割を判別するように指定します。他の Cisco Aironet ルート ブリッジに 60 秒以内にアソシエートできるときは、非ルート ブリッジの役割を担当します。60 秒以内に他の Cisco Aironet ルート ブリッジにアソシエートできないときは、ルート ブリッジの役割を担当します。

ユニットをルート ブリッジ モードや非ルート ブリッジ モードにあらかじめ構成して、60 秒間の自動検出フェーズを省くこともできます。

インストール ルート ブリッジ:ルート ブリッジのインストールおよび位置合わせモードをアクティブにします。ルート ブリッジとして構成するように指定し、非ルート ブリッジとのアソシエーションを受け入れます。

インストール 非ルート ブリッジ:非ルート ブリッジのインストールおよび位置合わせモードをアクティブにします。非ルート ブリッジとして構成するように指定し、ルート ブリッジとのアソシエートを試みます。

ルート ブリッジ:ルート ブリッジとして動作するように指定し、メインのイーサネット LAN ネットワークに直接接続します。このモードでは、他の Cisco Aironet ブリッジと無線クライアント デバイスからのアソシエーションを受け入れます。

非ルート ブリッジ:非ルート ブリッジとして動作し、リモート LAN ネットワークに接続し、無線インターフェイスを使用して Cisco Aironet ルート ブリッジとアソシエートするように指定します。

無線クライアントとのルート ブリッジ:ルート ブリッジとして動作することを指定し、無線クライアントのアソシエーションを受け入れます。

無線クライアントとの非ルート ブリッジ:非ルート ブリッジとして動作することを指定し、無線クライアントのアソシエーションを受け入れます。

アクセス ポイント:メイン イーサネット LAN ネットワークに接続されているアクセス ポイントとして動作するように指定します。このモードでは、無線クライアント デバイスからユニットへのアソシエートが許可されます。

リピータ:リピータ(非ルート リピータとも呼ばれる)として動作し、有線 LAN に接続しないように指定し、無線クライアントをサポートします。

ワークグループ ブリッジ:イーサネット ハブまたはスイッチを介して、小規模有線イーサネット LAN ネットワークに接続されたワークグループ ブリッジとして動作するように指定します。ワークグループ ブリッジは、Cisco Aironet アクセス ポイントまたは Cisco Aironet ブリッジにアソシエートしなければなりません。

スキャナ:この設定は、無線データ トラフィックを監視するために製品が Cisco WLSE で使用されている場合、有効になります。


) 初めて電源を入れたとき、Cisco IOS Release 12.3(2)JA2 以前を実行する Autonomous アクセス ポイント/ブリッジは、デフォルトでは Install-Mode ロールに設定されています。初めて電源を入れたとき、Cisco IOS Release 12.3(4)JA 以降を実行する Autonomous アクセス ポイント/ブリッジは、デフォルトでは Root AP ロールに設定されています。


ユニットでサポートされる動作モードの詳細は、『Cisco IOS Software Configuration Guide for Access Points』および『Cisco IOS Software Configuration Guide for Cisco Aironet Access Points』を参照してください。

Autonomous アクセス ポイント/ブリッジを用いたネットワークの例

この項では、3 つの一般的な無線ネットワーク構成での Autonomous アクセス ポイント/ブリッジの役割について説明します。ユニットのデフォルト構成はアクセス ポイントです。

Autonomous 1300 シリーズアクセス ポイント/ブリッジは、アクセス ポイント、リピータ、ブリッジ、およびワークグループ ブリッジの無線動作モードに設定できます。

無線範囲を拡大するリピータ ユニット

Autonomous アクセス ポイントは、インフラストラクチャの範囲を拡大したり、無線通信を妨げる障害物を回避したりするためのスタンドアロン リピータとして設定できます。リピータは、別のリピータや、有線 LAN に接続されているアクセス ポイントにパケットを送信することによって、無線ユーザと有線 LAN との間でトラフィックを転送します。データは、クライアントに最高のパフォーマンスを提供するルートを経由して送信されます。図1-4 は、リピータとして機能する Autonomous アクセス ポイントを示しています。アクセス ポイントをリピータとして設定する方法については、『Cisco IOS Software Configuration Guide for Access Points』を参照してください。


) シスコ以外のクライアント デバイスを使用すると、リピータ アクセス ポイントとの通信に問題が生じる恐れがあります。


図1-4 リピータとして機能するアクセス ポイント

 

有線 LAN 上のルート アクセス ポイント

有線 LAN に直接接続される Autonomous アクセス ポイントは、無線ユーザへの接続点として機能します。LAN に複数の Autonomous アクセス ポイントが接続されている場合、ユーザはネットワークへの接続を維持したまま構内のエリアをローミングできます。あるアクセス ポイントの範囲外にユーザが移動すると、そのユーザは別のアクセス ポイントを介して自動的にネットワークに接続(アソシエート)されます。ローミング プロセスは、ユーザにとってシームレスかつ透過的に行われます。図1-5 は、有線 LAN 上でルート ユニットとして機能するアクセス ポイントを示しています。

図1-5 有線 LAN 上でルート ユニットとして機能するアクセス ポイント

 

完全な無線ネットワークでのセントラル ユニット

完全な無線ネットワークでは、Autonomous アクセス ポイントはスタンドアロン型ルート ユニットとして機能します。この場合の Autonomous アクセス ポイントは、有線 LAN には接続されず、すべてのステーションをまとめてリンクするハブとして機能します。アクセス ポイントは通信の中心として機能し、無線ユーザの通信範囲を拡張します。図1-6 は、完全な無線ネットワークでの Autonomous アクセス ポイントを示しています。

図1-6 完全な無線ネットワークでセントラル ユニットとして機能するアクセス ポイント

 

ブリッジ ネットワークと無線クライアント

アクセス ポイントは、リモート LAN のメイン LAN への相互接続に使用するルート ブリッジと非ルート ブリッジの役割をサポートします(図1-7 を参照)。ブリッジには、無線クライアントも接続できます。

図1-7 ルート ブリッジおよび非ルート ブリッジと通信しているクライアント

 

ポイントツーポイント ブリッジ構成

ポイントツーポイント ブリッジでは、2 つのブリッジが、無線通信リンクを使用して 2 つの LAN ネットワークに相互接続されます(図1-8 を参照)。基幹 LAN ネットワークに接続されるブリッジはルート ブリッジと見なされ、それ以外のブリッジは非ルート ブリッジと見なされます。

図1-8 ポイントツーポイント ブリッジの設定

 

ワークグループ ブリッジ ネットワーク

アクセス ポイントは、リモート イーサネット ワークステーションを基幹 LAN に相互接続するワークグループ ブリッジとしての役割を果たします。ワークグループ ブリッジは、アクセス ポイント(図1-9 参照)またはブリッジ(図1-10 参照)との通信が可能です。

図1-9 ワークグループ ブリッジのアクセス ポイントとの通信

 

図1-10 ワークグループ ブリッジのブリッジとの通信

 

Lightweight アクセス ポイントを用いたネットワークの例

Lightweight アクセス ポイントは、レイヤ 3 のネットワーク動作をサポートします。レイヤ 3 の設定における Lightweight アクセス ポイントとコントローラでは、大規模ネットワークを介してルーティングできる IP アドレスと UDP パケットを使用します。レイヤ 3 は、スケーラブルであり、シスコでも推奨しています。

この項では、Lightweight アクセス ポイントと Cisco Wireless LAN Controller を含む一般的な無線ネットワーク構成を図に示します(図1-11 参照)。

図1-11 一般的な Lightweight アクセス ポイント ネットワーク構成の例