Cisco Aironet 1300 シリーズ屋外アクセス ポイント/ブリッジ Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 12.3(4)JA
無線の設定
無線の設定
発行日;2012/02/04 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

無線の設定

無線インターフェイスの有効化

無線ネットワークの役割の設定

無線データ レートの設定

無線伝送の電力の設定

アソシエートされたクライアント デバイスの電力レベルの制限

無線チャネルの設定

ワールド モードの有効化と無効化

短い無線プリアンブルの有効化と無効化

送受信アンテナの設定

Aironet の拡張機能

イーサネット カプセル化変換方式の設定

連結の無効化と有効化

無線距離の設定の実行

ワークグループ ブリッジへの信頼性のあるマルチキャストの有効化と無効化

Public Secure Packet Forwarding の有効化と無効化

プロテクテッド ポートの設定

短いスロット時間の有効化

ビーコン間隔と DTIM の設定

RTS しきい値とリトライの設定

最大データ リトライの設定

フラグメンテーションしきい値の設定

ルートの親のタイムアウト値の設定

ルートの親の MAC の設定

キャリア話中検査の実行

無線の設定

この章では、アクセス ポイント/ブリッジに無線を設定する手順について説明します。この章の内容は、次のとおりです。

「無線インターフェイスの有効化」

「無線ネットワークの役割の設定」

「無線データ レートの設定」

「無線伝送の電力の設定」

「無線チャネルの設定」

「ワールド モードの有効化と無効化」

「短い無線プリアンブルの有効化と無効化」

「送受信アンテナの設定」

「Aironet の拡張機能」

「イーサネット カプセル化変換方式の設定」

「連結の無効化と有効化」

「無線距離の設定の実行」

「ワークグループ ブリッジへの信頼性のあるマルチキャストの有効化と無効化」

「Public Secure Packet Forwarding の有効化と無効化」

「短いスロット時間の有効化」

「ビーコン間隔と DTIM の設定」

「RTS しきい値とリトライの設定」

「最大データ リトライの設定」

「フラグメンテーションしきい値の設定」

「ルートの親のタイムアウト値の設定」

「ルートの親の MAC の設定」

「キャリア話中検査の実行」

無線インターフェイスの有効化

アクセス ポイント/ブリッジは、設定は行われず、無線は無効にされている状態で出荷されます。無線を有効にするためには、少なくとも 1 つの SSID を割り当てる必要があります。特権 EXEC モードからアクセス ポイント/ブリッジの無線を有効にする手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface dot11radio 0

無線インターフェイスのインターフェイス設定モードを開始します。

ステップ 3

ssid string

SSID の無線インターフェイスへの割り当て。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(オプション)コンフィギュレーション ファイルに入力内容を保存します。

SSID を設定すると、無線が有効になります。

無線ネットワークの役割の設定

アクセス ポイント/ブリッジは、ルート ブリッジ、非ルート ブリッジ、アクセス ポイント、またはワークグループ ブリッジとして設定できます。図6-1 は、ポイントツーポイント設定で非ルート ブリッジと通信するルート ブリッジを示しています。

図6-1 ポイントツーポイント ブリッジの設定

 

図6-2 は、ブリッジがアクセス ポイントとして機能する一般的な設定を示しています。

図6-2 アクセス ポイントの設定

 

図6-3 は、ワークグループ ブリッジとして設定した場合にブリッジがどのように機能するか示しています。

図6-3 ワークグループ ブリッジの設定

 

特権 EXEC モードからアクセス ポイント/ブリッジの無線ネットワークでの役割を設定する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface dot11radio 0

無線インターフェイスのインターフェイス設定モードを開始します。

ステップ 3

station-role {install [automatic | non-root | root] |
non-root [wireless-clients] |
repeater |
root [ap-only] |
scanner |
workgroup-bridge}

アクセス ポイント/ブリッジの役割を設定します。

install:アンテナ調整のため、アクセス ポイント/ブリッジをブリッジ リンク セットアップ モードにします。自動オプションは、アクセス ポイント/ブリッジが他のアクセス ポイント/ブリッジへのリンクを自動的に検索するように設定します。ルートおよび非ルート オプションにより、アクセス ポイント/ブリッジを手動で設定できます。

non-root:アクセス ポイント/ブリッジを非ルート ブリッジ モードにします。wireless-clients オプションにより、クライアントは非ルート ブリッジ モードで非ルート アクセス ポイント/ブリッジにアソシエートできます。

root:アクセス ポイント/ブリッジをルート ブリッジ モードにします。ap-only オプションにより、アクセス ポイント/ブリッジはルート アクセス ブリッジとして動作します。

scanner:アクセス ポイント/ブリッジはスキャナのみとして動作し、クライアント デバイスからのアソシエーションを受け入れません。スキャナとしてアクセス ポイント/ブリッジは無線データを収集し、ネットワーク上の WDS サーバに送信します。


) このオプションは、ネットワーク上の WLSE デバイスと使用する場合にのみサポートされます。


Workgroup bridge:アクセス ポイント/ブリッジはワークグループ ブリッジとして動作します。ワークグループ ブリッジとして、アクセス ポイント/ブリッジはクライアントとしてのアクセス ポイントまたはブリッジにアソシエートし、そのイーサネット ポートに接続されたデバイスに無線 LAN 接続を提供します。

ステップ 4

モバイル ステーション

(オプション)このコマンドは、非ルート ブリッジをモバイル ステーションとして設定する場合に使用します。この機能を有効にすると、Received Signal Strength Indicator(RSSI)が弱い、電波干渉が多い、またはフレーム損失率が高いことが検出された場合に、非ルート ブリッジは新しい親アソシエーションをスキャンします。アクセス ポイント/ブリッジは、これらの基準を使用して新しいルート アソシエーションを検索し、現在のアソシエーションを失う前に新しいルート ブリッジにローミングします。モバイル ステーションの設定が無効な場合(デフォルト設定)、ブリッジは現在のアソシエーションを失うまで新しいアソシエーションを検索しません。

ステップ 5

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(オプション)コンフィギュレーション ファイルに入力内容を保存します。


) アクセス ポイント/ブリッジをアクセス ポイントまたはワークグループ ブリッジとして設定する方法の詳細は、「リピータ/スタンバイ アクセス ポイントおよびワークグループ ブリッジ モードの設定」を参照してください。


無線データ レートの設定

データ レート設定を使用して、アクセス ポイント/ブリッジのデータ転送に使用されるデータ レートを選択します。レートの単位は Megabits per second(Mbps; メガビット/秒)です。アクセス ポイント/ブリッジは常に Basic に設定された最大データ レートで伝送を試みます。これはブラウザベースのインターフェイスでは Require とも呼ばれます。障害や干渉などがある場合は、アクセス ポイント/ブリッジはデータ送信が可能な範囲での最速レートまで減速されます。各データ レートを設定して、次の 3 つの状態の 1 つに設定できます。

Basic(すべてのデータ レートでデフォルトの状態):ユニキャストとマルチキャストのすべてのパケットをこのレートで転送します。少なくともアクセス ポイント/ブリッジのデータ レートの 1 つは、Basic に設定する必要があります。

Enabled:アクセス ポイント/ブリッジは、ユニキャスト パケットだけをこのレートで送信し、マルチキャスト パケットを Basic に設定されているいずれかのデータ レートで送信します。

Disabled:アクセス ポイント/ブリッジは、データをこのレートで送信しません。


) 少なくともデータ レートの 1 つは Basic に設定してください。


データ レート設定を使用すると、特定のデータ レートで動作するようにアクセス ポイント/ブリッジを設定できます。たとえば、11 メガビット/秒(Mbps)サービスのみに 2.4Mbps 無線を設定する場合は、11Mbps レートを Basic に設定し、その他のデータ レートを Disabled. に設定します。1Mbps および 2Mbps で動作しているクライアント デバイスのみに対応するように無線デバイスを設定するには、1 および 2 を Basic に設定し、その他のデータ レートを Disabled に設定します。802.11g クライアント デバイスにのみ対応するように 2.4GHz 802.11g 無線を設定するには、Orthogonal Frequency Division Multiplexing(OFDM)データ レート(6、9、12、18、24、36、48、54)を Basic に設定します。

また通信範囲またはスループットが最適になるように、アクセス ポイント/ブリッジがデータ レートを自動的に設定する指定も可能です。データ レート設定に Range を入力すると、アクセス ポイント/ブリッジは 6Mbps レートを Basic に設定し、他のレートを Enabled に設定します。データ レート設定に throughput を入力した場合、アクセス ポイント/ブリッジはすべてのデータ レートを Basic に設定します。default を入力すると、データ レートはデフォルトの設定になります。

特権 EXEC モードから、次の手順に従って無線データ レートを設定します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface dot11radio 0

無線インターフェイスのインターフェイス設定モードを開始します。

ステップ 3

speed

{[1.0] [2.0] [5.5] [6.0] [9.0] [11.0] [12.0] [18.0] [24.0] [36.0] [48.0] [54.0] [basic-1.0] [basic-2.0] [basic-5.5] [basic-6.0] [basic-9.0] [basic-11.0] [basic-12.0] [basic-18.0] [basic-24.0] [basic-36.0] [basic-48.0] [basic-54.0] | range |
throughput [ofdm] | default }

各データ レートを Basic または Enabled に設定するか、range を入力して範囲を最適化するか、あるいは throughput を入力してスループットを最適化します。

1.0、2.0、5.5、6.0、9.0、11.0、12.0、18.0、24.0、36.0、48.0、および 54.0 を入力すると、これらのデータ レートは 802.11g 2.4GHz 無線で Enabled に設定されます。

basic-1.0、basic-2.0、 basic-5.5、 basic-6.0、basic-9.0、basic-11.0、basic-12.0、basic-18.0、basic-24.0、basic-36.0、basic-48.0、および basic-54.0 を入力すると、これらのデータ レートは 802.11g 2.4GHz 無線で Basic に設定されます。


) 選択した Basic レートをクライアントがサポートしている必要があります。そうでないと、クライアントは無線デバイスにアソシエートできません。802.11g 無線の Basic データ レートに 12Mbps 以上を選択した場合、802.11b クライアント デバイスは、無線デバイスの 802.11g 無線にアソシエートできません。


(オプション)range または throughput または
ofdm-throughput (ERP 保護なし)を入力すると、無線の範囲またはスループットが自動的に最適化されます。range を入力すると 、無線デバイスは最も遅いデータ レートを Basic に設定し、他のレートを Enabled に設定します。throughput を入力すると、無線デバイスはすべてのデータ レートを Basic に設定します。

(オプション)speed throughput ofdm を入力し、すべての OFDM レート(6、9、12、18、24、36、および 48)を Basic(必須)に設定し、すべての CCK レート(1、2、5.5、および 11)を無効に設定します。この設定により、802.11b 保護メカニズムが無効になり、802.11g クライアントに最大スループットが提供されます。ただし、802.11b クライアントはアクセス ポイントにアソシエートできません。

(オプション)default を入力し、データ レートをデフォルト値(802.11b 無線ではサポートされません)に設定します。

802.11g 無線で、default オプションによって、データ レート 1、2、5.5、および 11 は Basic に、データ レート 6、9、12、18、24、36、48、および 54 は Enabled に設定されます。これらのデータ レート設定によって、802.11b および 802.11g の両方のクライアント デバイスは、無線デバイスの 802.11g 無線にアソシエートできます。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(オプション)コンフィギュレーション ファイルに入力内容を保存します。

データ レートを無効にする場合は、speed コマンドの no フォームを使用します。コマンドで no フォームを使用した場合、コマンドで指定したレートを除くすべてのデータ レートが無効になります。次の例は、データ レート 6.0 を無効にする手順を示しています。

ap# configure terminal
ap(config)# interface dot11radio 0
ap(config-if)# no speed basic-9.0 basic-12.0 basic-18.0 basic-24.0 basic-36.0 basic-48.0 basic-54.0
ap(config-if)# end

データ レート 6 は無効になり、他のレートは Basic に設定されます。

次の例は、54Mbps サービスにのみ対応するアクセス ポイント/ブリッジを設定する方法を示しています。

ap# configure terminal
ap(config)# interface dot11radio 0
ap(config-if)# speed basic-54.0
ap(config-if)# end
 

データ レート 54 は Basic に設定され、他のレートは Enabled に設定されます。

無線伝送の電力の設定

特権 EXEC モードからアクセス ポイント/ブリッジの無線の伝送電力を設定する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface dot11radio 0

無線インターフェイスのインターフェイス設定モードを開始します。

ステップ 3

power local cck

{1 | 5 | 10 | 20 | 30 | 50 | 100 |
maximum }

802.11g 無線の伝送電力を、現在の規制地域で許可される電力レベルのいずれかに設定します。設定はすべて mW で指定します。

Orthogonal Frequency Division Multiplexing(OFDM; 直交周波数分割多重方式)と Complementary Code Keying(CCK)のいずれかの電力レベルを設定できます。CCK 変調は、802.11b デバイスおよび 802.11g デバイスによってサポートされています。OFDM 変調は、802.11g デバイスによってサポートされています。


) 規制地域で許容される設定は、ここでとりあげる設定と異なる場合があります。



) 802.11g の無線では、データ レートが 1Mbps 、2Mbps 、5.5Mbps、および 11Mbps の場合、最大 100mW でデータが送信されます。ただし、6、9、12、18、24、36、48、および 54Mbps のデータ レートの場合、802.11g 無線の最大送信電力は 30mW です。


ステップ 4

power local ofdm

{1 | 5 | 10 | 20 | 30 | maximum}

ステップ 5

power local client

{1 | 5 | 10 | 20 | 30 | 50 | 100 | maximum }

アクセス ポイント モードでアクセス ポイント/ブリッジにアソシエートするクライアント デバイスに、最大許可電力レベルを設定します。設定はすべて mW で指定します。


) 規制地域で許容される設定は、ここでとりあげる設定と異なる場合があります。


ステップ 6

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 7

copy running-config startup-config

(オプション)コンフィギュレーション ファイルに入力内容を保存します。

power コマンドの no フォームを使用して、電力設定をデフォルトの Maximum に戻します。

アソシエートされたクライアント デバイスの電力レベルの制限

アクセス ポイント/ブリッジにアソシエートするクライアント デバイスの電力レベルを制限できます。クライアント デバイスがアクセス ポイント/ブリッジにアソシエートすると、アクセス ポイント/ブリッジは最大電力レベルをクライアントに送信します。

特権 EXEC モードからアクセス ポイント/ブリッジにアソシエートするすべてのクライアント デバイスに最大許容電力設定を指定する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface dot11radio { slot / port }

無線インターフェイスのインターフェイス設定モードを開始します。

ステップ 3

電力クライアント

これらのオプションは 802.11g 2.4GHz クライアントに使用可能です(mW)。

[ 1 | 5 | 10 | 20 | 30 | 50 | 100 | maximum ] |

local [cck | ofdm

これらの cck 電力レベル オプションが使用可能です(mW)。

[ 1 | 5 | 10 | 20 | 30 | 50 | 100 | maximum ] |

これらの ofdm 電力レベル オプションが使用可能です(mW)。

[ 1 | 5 | 10 | 20 | 30 | maximum]

無線デバイスにアソシエートするクライアント デバイスに、最大許可電力レベルを設定します。


) 規制地域で許容される設定は、ここでとりあげる設定と異なる場合があります。


アクセス ポイント/ブリッジの無線電力レベルを設定する場合は、power local コマンドを使用します。Complementary Code Keying(CCK; 相補コードキー入力)またはOrthogonal Frequency Division Multiplexing(OFDM; 直交周波数分割多重方式)電力レベルを設定できます。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(オプション)コンフィギュレーション ファイルに入力内容を保存します。


) アソシエートしたクライアント デバイスの電力レベルを制限する場合は、Aironet 拡張機能を有効にする必要があります。Aironet 拡張機能はデフォルトでは有効に設定されています。


無線チャネルの設定

無線デバイスの無線のデフォルト チャネル設定は、least-congested です。起動時に、無線デバイスは最も輻輳の少ないチャネルをスキャンして選択します。ただし、サイト調査の後も一貫したパフォーマンスが維持されるように、各アクセス ポイントにスタティック チャネル設定を指定してください。無線デバイスのチャネル設定は、規制区域で使用できる周波数に対応します。各地域で許可されている周波数は、 付録A「チャネルおよびアンテナ設定」 を参照してください。

各 2.4GHz チャネルは、22megahertz(MHz;メガヘルツ)をカバーします。チャネル 1、6、および 11 の帯域幅はオーバーラップしないので、干渉することなく同じ周囲に複数のアクセス ポイントを設定できます。802.11b と 802.11g 2.4GHz 無線の両方は同じチャネルと周波数を使用します。


) 同じ周囲にアクセス ポイントが多すぎる場合、無線の輻輳が発生し、スループットが低下することがあります。慎重なサイトの調査により、アクセス ポイントを最適に配置し、無線カバレッジとスループットを最大限に高めることができます。


特権 EXEC モードから無線デバイスの無線チャネルを設定する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface dot11radio { slot / port }

無線インターフェイスのインターフェイス設定モードを開始します。

ステップ 3

チャネル
frequency | least-congested

無線デバイスの無線のデフォルト チャネルを設定します。 表6-1 は、チャネルと周波数を示しています。起動時に最も輻輳の少ないチャネルを探す場合は、
least-congested を入力します。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(オプション)コンフィギュレーション ファイルに入力内容を保存します。

表6-1 は、2.4GHz 無線の使用可能な周波数を示しています。

 

表6-1 2.4GHz 無線帯域

チャネル
周波数(MHz)
地理的位置

チャネル 1

2412

南・北・中央アメリカ、EMEA、日本、および中国

チャネル 2

2417

南・北・中央アメリカ、EMEA、日本、および中国

チャネル 3

2422

南・北・中央アメリカ、EMEA、日本、および中国

チャネル 4

2427

南・北・中央アメリカ、EMEA、日本、および中国

チャネル 5

2432

南・北・中央アメリカ、EMEA、日本、および中国

チャネル 6

2437

南・北・中央アメリカ、EMEA、日本、および中国

チャネル 7

2442

南・北・中央アメリカ、EMEA、日本、イスラエル、および中国

チャネル 8

2447

南・北・中央アメリカ、EMEA、日本、イスラエル、および、中国

チャネル 9

2452

南・北・中央アメリカ、EMEA、日本、イスラエル、および中国

チャネル 10

2457

南・北・中央アメリカ、EMEA、日本、および中国

チャネル 11

2462

南・北・中央アメリカ、EMEA、日本、および中国

チャネル 12

2467

EMEA および日本のみ

チャネル 13

2472

EMEA および日本のみ

ワールド モードの有効化と無効化

アクセス ポイント/ブリッジは、802.11d ワールド モードまたはシスコ従来のワールド モードをサポートするように設定できます。ワールド モードを有効にすると、アクセス ポイント/ブリッジはそのビーコンにチャネル キャリア設定情報を追加します。ワールドモードが有効になっているクライアント デバイスは、キャリア セット情報を受信して、それぞれの設定を自動的に調整します。たとえば、主に日本で使用されるクライアント デバイスは、イタリアに移動し、現地のネットワークに加入したときに、ワールド モードを基準にしてチャネルと電力レベルを自動的に設定します。バージョン 5.30.17 以降のファームウェアを実行するシスコのクライアント デバイスは、アクセス ポイント/ブリッジが 802.11d とシスコ従来のいずれのワールド モードを使用しているかを検出し、アクセス ポイント/ブリッジが使用するモードと一致するワールド モードを自動的に使用します。ワールド モードはデフォルトでは無効に設定されています。

特権 EXEC モードからアクセス ポイント/ブリッジにアソシエートするすべてのクライアント デバイスに最大許容電力設定を指定する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface dot11radio 0

無線インターフェイスのインターフェイス設定モードを開始します。

ステップ 3

電力クライアント

これらのオプションは 802.11b 2.4GHz クライアントに使用可能です(mW)。

{ 1 | 5 | 20 | 30 | 50 | 100 | maximum}

これらのオプションは 802.11g 2.4GHz クライアントに使用可能です(mW)。

{ 1 | 5 | 10 | 20 | 30 | 50 | 100 | maximum }

world-mode
dot11d country_code code
{ both | indoor | outdoor }
| legacy

アクセス ポイント/ブリッジにアソシエートするクライアント デバイスに、最大許可電力レベルを設定します。


) 規制地域で許容される設定は、ここでとりあげる設定と異なる場合があります。


ワールド モードを有効にします。

dot11d オプションを入力すると、802.11d ワールド モードが有効になります。

dot11d オプションを入力した場合、2 文字の International Organization for Standardization(ISO;国際標準化機構)国番号を入力する必要があります(たとえば米国の ISO 国番号は US です)。ISO 国番号のリストは ISO の Web サイトで参照してください。

国番号の後には、indoor、outdoor、または both を入力してアクセス ポイント/ブリッジの設置場所を示す必要があります。

legacy オプションを入力すると、シスコ従来のワールド モードが有効になります。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(オプション)コンフィギュレーション ファイルに入力内容を保存します。

ワールド モードを無効にする場合は、コマンドの no フォームを使用します。

ワールド モードで動作する場合、Aironet 拡張機能を有効にする必要があります。Aironet 拡張機能は、デフォルトでは有効に設定されています。

短い無線プリアンブルの有効化と無効化

無線プリアンブル(ヘッダーと呼ばれる場合もある)は、パケットの先頭にあるデータのセクションです。ここには、アクセス ポイントとクライアント デバイスのパケットの送受信に必要な情報が含まれています。無線プリアンブルを Long または Short に設定できます。

Short:短いプリアンブルを使用すると、スループットのパフォーマンスが向上します。Cisco Aironet 無線 LAN クライアント アダプタは、短いプリアンブルをサポートします。Cisco Aironet の初期の無線 LAN アダプタ(PC4800-J および PC4800A-J)には、長いプリアンブルが必要です。

Long:長いプリアンブルを使用すると、アクセス ポイント/ブリッジと Cisco Aironet 無線 LAN アダプタのすべての初期モデル(PC4800-J および PC4800A-J)との互換性が保証されます。これらのクライアント デバイスがアクセス ポイント/ブリッジにアソシエートしない場合、短いプリアンブルを使用する必要があります。

5GHz 無線では、無線プリアンブルに Short と Long を設定できません。

特権 EXEC モードから、次の手順に従って短い無線プリアンブルを無効にします。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface dot11radio 0

無線インターフェイスのインターフェイス設定モードを開始します。

ステップ 3

no preamble-short

短いプリアンブルを無効にし、長いプリアンブルを有効にします。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(オプション)コンフィギュレーション ファイルに入力内容を保存します。

デフォルトでは短いプリアンブルが有効に設定されています。短いプリアンブルが無効になっている場合、有効にするには preamble-short コマンドを使用します。

送受信アンテナの設定

アクセス ポイント/ブリッジがデータの送受信に使用するアンテナを選択できます。受信と送信でそれぞれ 3 つのオプションがあります。

Diversity:デフォルト設定。最適な信号を受信するアンテナがアクセス ポイント/ブリッジで使用されます。アクセス ポイント/ブリッジに 2 つの固定(取り外し不能)アンテナが使用されている場合は、受信と送信の両方にこの設定を使用する必要があります。

Right:アクセス ポイント/ブリッジに取り外し可能なアンテナが使用されていて、高ゲイン アンテナがアクセス ポイント/ブリッジの右側のコネクタに取り付けられている場合は、受信と送信の両方にこの設定を使用する必要があります。アクセス ポイント/ブリッジの背面パネルに向かって右にあるのが、右側のアンテナになります。

Left:アクセス ポイント/ブリッジに取り外し可能なアンテナが使用されていて、高ゲイン アンテナがアクセス ポイント/ブリッジの左側のコネクタに取り付けられている場合は、受信と送信の両方にこの設定を使用する必要があります。アクセス ポイント/ブリッジの背面パネルに向かって左にあるのが、左側のアンテナになります。


) antenna コマンドは、固定(内蔵)アンテナ搭載のアクセス ポイント/ブリッジには使用できません。


特権 EXEC モードから、次の手順に従ってアクセス ポイントがデータの送受信に使用するアンテナを選択します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface dot11radio 0

無線インターフェイスのインターフェイス設定モードを開始します。

ステップ 3

アンテナ ゲイン
{<-128 - 128>

接続されたアンテナのアンテナ ゲイン(decibel(dB;デシベル))を指定します。アクセス ポイント/ブリッジに接続されたアンテナのゲインを整数(-128 -128 dBi)で入力します。


) この設定はアンテナ ゲインを変更せず、設置されたアンテナのゲインを識別するために使用されます。



) アンテナ ゲイン値は、アンテナに付属しているユーザ文書にリストされています。


ステップ 4

antenna receive
{diversity | left | right}

受信アンテナを Diversity、Left、Right のいずれかに設定します。


) パフォーマンスを最適にするには、受信アンテナの設定にデフォルトの Diversity を使用します。


ステップ 5

antenna transmit
{diversity | left | right}

送信アンテナを Diversity、Left、Right のいずれかに設定します。


) パフォーマンスを最適にするには、送信アンテナの設定にデフォルトの Diversity を使用します。


ステップ 6

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 7

copy running-config startup-config

(オプション)コンフィギュレーション ファイルに入力内容を保存します。

Aironet の拡張機能


) Aironet 拡張機能はアクセス ポイント/ブリッジに必要です。無効にはできません。


デフォルトでは、アクセス ポイント/ブリッジは Cisco Aironet 802.11 拡張機能を使用して Cisco Aironet クライアント デバイスの機能を検出し、アクセス ポイント/ブリッジとアソシエートしたクライアント デバイス間での特定の相互作用に必要な機能をサポートします。Aironet の拡張機能では、次の機能のサポートが必要になります。

ロード バランシング:アクセス ポイント/ブリッジは Aironet 拡張機能を使用して、クライアント デバイスをネットワークへの最適な接続性を確保できるアクセス ポイントに自動的に誘導します。これは、ユーザ数、ビット エラー レート、信号強度などの要因に基づいて行われます。

Message Integrity Check(MIC):暗号化されたパケットへの攻撃(ビットフリップ攻撃)を阻止するために新しく追加された WEP セキュリティ機能。MIC は、アクセス ポイント/ブリッジと、そのブリッジにアソシエートされたすべてのクライアント デバイスに実装され、数バイトを各パケットに付加することによって、パケットの不正な変更を防ぎます。

Temporal Key Integrity Protocol(TKIP):WEP キー ハッシュとも呼ばれる追加 WEP セキュリティ機能。暗号化されたパケットに含まれる初期設定ベクトル(IV)という非暗号化セグメントを使用した、不正侵入者による WEP キー割り出しを防ぎます。

リピータ モード:Aironet 拡張機能はリピータ アクセス ポイントと、それらがアソシエートするルート アクセス ポイントで有効に設定される必要があります。

ワールド モード:ワールドモードが有効になっているクライアント デバイスは、アクセス ポイントからキャリア セット情報を受信して、それぞれの設定を自動的に調整します。

アソシエートされたクライアント デバイスの電力レベルの制限:クライアント デバイスがアクセス ポイント/ブリッジにアソシエートしている場合、アクセス ポイント/ブリッジは最大許可電力レベル設定をクライアントに送信します。

イーサネット カプセル化変換方式の設定

アクセス ポイント/ブリッジが 802.3 パケット以外のデータ パケットを受信する場合、アクセス ポイント/ブリッジはカプセル化変換方式を使用してパケットを 802.3 にフォーマットする必要があります。この変換方式には、次の 2 種類があります。

802.1H:Cisco Aironet ワイヤレス製品に最適なパフォーマンスを提供します。これはデフォルト設定です。

RFC1042:Cisco Aironet 以外の無線機器との相互運用性を確保するには、この設定を使用します。RFC1042 は、802.1H ほどの相互運用性は保証されませんが、他の製造メーカーの無線機器で使用されています。

特権 EXEC モードから、次の手順に従ってカプセル化変換方式を設定します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface dot11radio 0

無線インターフェイスのインターフェイス設定モードを開始します。

ステップ 3

payload-encapsulation

dot1h | rfc1042

カプセル化変換方式を RFC1042(rfc1042)または 802.1h(dot1h、デフォルト設定)に設定します。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(オプション)コンフィギュレーション ファイルに入力内容を保存します。


アクセス ポイント/ブリッジ リンクで最適なパフォーマンスを得るために、各ルート アクセス ポイント/ブリッジにアソシエートされている非ルート アクセス ポイント/ブリッジの数に従って CW 最小および CW 最大コンテンション ウィンドウの設定を調整します。これらの設定を調整する方法の詳細は、「ポイントツーポイントおよびポイントツーマルチポイント ブリッジ リンクに対する CW 最小と CW 最大の設定」を参照してください。


連結の無効化と有効化

concatenation コマンドは、アクセス ポイント/ブリッジ無線でパケットの連結を有効にする場合に使用します。連結を使用すると、アクセス ポイント/ブリッジは複数のパケットを 1 つのパケットに結合し、パケットのオーバーヘッドと全体的な遅延を低減し、伝送の効率を高めます。

特権 EXEC モードから、次の手順に従って連結を有効にし、連結の最大長を設定します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface dot11radio 0

無線インターフェイスのインターフェイス設定モードを開始します。

ステップ 3

concatenation bytes

(オプション)bytes には連結パケットの最大サイズをバイト数で指定します。1600 ~ 4000 の範囲の値を入力します。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(オプション)コンフィギュレーション ファイルに入力内容を保存します。

無線距離の設定の実行

distance コマンドは、アクセス ポイント/ブリッジがルート ブリッジとして設定されている場合にのみアクティブです。このコマンドは、ルート アクセス ポイント/ブリッジから、そのルート ブリッジが通信する非ルート アクセス ポイント/ブリッジまでの距離を指定する場合に使用します。距離の設定は、無線信号がアクセス ポイント/ブリッジ間を移動する上で必要な時間を確保できる程度にアクセス ポイント/ブリッジのタイムアウト値を調整する場合に使用します。複数の非ルート アクセス ポイント/ブリッジがルート アクセス ポイント/ブリッジと通信する場合は、ルート アクセス ポイント/ブリッジから最も遠い非ルート アクセス ポイント/ブリッジまでの距離を入力します。値は 0 ~ 99km の範囲で入力します。非ルート アクセス ポイント/ブリッジでは、この設定を調整する必要はありません。

インストール モードで、デフォルトの距離設定は 99km です。他のモードでは、デフォルトの距離設定は 0km です。

特権 EXEC モードから、アクセス ポイント/ブリッジの距離を設定する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface dot11radio 0

無線インターフェイスのインターフェイス設定モードを開始します。

ステップ 3

distance kilometers

0 ~ 99km の範囲の距離設定を入力します。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(オプション)コンフィギュレーション ファイルに入力内容を保存します。

デフォルトの距離を設定する場合は、distance コマンドの no フォームを使用します。

ワークグループ ブリッジへの信頼性のあるマルチキャストの有効化と無効化

Reliable multicast messages from the access point to workgroup bridges 設定は、マルチキャスト メッセージの信頼できる送信を、アクセス ポイントにアソシエートしている約 20 の Cisco Aironet ワークグループ ブリッジに制限します。デフォルト設定の disabled は、マルチキャスト送信の信頼性を下げて、より多くのワークグループ ブリッジがアクセス ポイントにアソシエートできるようにします。

通常、アクセス ポイントやブリッジでは、ワークグループ ブリッジはクライアント デバイスとしてではなく、アクセス ポイントやブリッジと同じインフラストラクチャ デバイスとして扱われます。ワークグループ ブリッジがインフラストラクチャ デバイスとして扱われる場合、アクセス ポイントは Address Resolution Protocol(ARP)パケットなどのマルチキャスト パケットを、確実にワークグループ ブリッジに配信します。

信頼性の高いマルチキャスト配信のパフォーマンス コストのため(マルチキャスト パケットが各ワークグループ ブリッジに二重に送信されるので)、ワークグループ ブリッジなどアクセス ポイントにアソシエートできるインフラストラクチャ デバイスの数は制限されます。アクセス ポイントへの無線リンクを維持できるワークグループ ブリッジの数を 21 以上にするには、アクセス ポイントがマルチキャスト パケットをワークグループ ブリッジに配信するときの信頼性を低くする必要があります。信頼性が低くなると、アクセス ポイントはマルチキャスト パケットが目的のワークグループ ブリッジに到達したかどうかを確認できなくなるため、アクセス ポイントのカバレッジ領域の端にあるワークグループ ブリッジでは、IP 接続が失われる可能性があります。ワークグループ ブリッジをクライアント デバイスとして扱うと、パフォーマンスは向上しますが、信頼性は低くなります。


) この機能は、固定型のワークグループ ブリッジでの使用に最適です。モバイル型のワークグループ ブリッジの場合、アクセス ポイントのカバレッジ領域内でマルチキャスト パケットを受信できないスポットに入る可能性があり、この場合、アクセス ポイントにアソシエートされていても接続が失われてしまいます。


Cisco Aironet ワークグループ ブリッジでは、最大 8 つのイーサネット対応デバイスとの無線 LAN 接続を提供します。

特権 EXEC モードから、次の手順に従ってカプセル化変換方式を設定します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface dot11radio 0

無線インターフェイスのインターフェイス設定モードを開始します。

ステップ 3

infrastructure-client

ワークグループ ブリッジへの信頼性のあるマルチキャスト メッセージを有効にします。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(オプション)コンフィギュレーション ファイルに入力内容を保存します。

ワークグループ ブリッジへの信頼性のあるマルチキャスト メッセージを無効にする場合は、コマンドの no フォームを使用します。

Public Secure Packet Forwarding の有効化と無効化

Public Secure Packet Forwarding(PSPF)を使用すると、アクセス ポイントにアソシエートされているクライアント デバイスと、同じアクセス ポイントにアソシエートする他のクライアント デバイスとの偶発的なファイル共有や通信を防ぐことができます。PSPF は、クライアント デバイスに LAN におけるインターネット アクセスだけを許可し、その他の権限は与えません。この機能は、空港や大学の構内などに敷設されている公衆無線ネットワークに有用です。


) 異なるアクセス ポイントにアソシエートするクライアント間での通信を防ぐために、アクセス ポイントを接続するスイッチにプロテクテッド ポートを設定する必要があります。プロテクテッド ポートの設定方法は、「プロテクテッド ポートの設定」を参照してください。


アクセス ポイントで Command-Line Interface(CLI;コマンドライン インターフェイス)コマンドを使用して PSPF を有効または無効にする場合は、ブリッジ グループを使用します。次の文書では、ブリッジ グループに関する詳細な説明と、ブリッジ グループを実装する手順を収めています。

リリース 12.2 の『Cisco IOS Bridging and IBM Networking Configuration Guide』。次のリンクをクリックすると、「Configuring Transparent Bridging」の章を参照できます。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122cgcr/fibm_c/bcfpart1/bcftb.htm

PSPF は、Web ブラウザ インターフェイスを使用して有効および無効にできます。PSPF 設定は Radio Settings ページで行います。

PSPF は、デフォルトで無効に設定されています。特権 EXEC モードから、次の手順に従って PSPF を有効にします。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface dot11radio 0

無線インターフェイスのインターフェイス設定モードを開始します。

ステップ 3

bridge-group group port-protected

PSPF を有効にします。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(オプション)コンフィギュレーション ファイルに入力内容を保存します。

PSPF を無効にする場合は、コマンドの no フォームを使用します。

プロテクテッド ポートの設定

無線 LAN の異なるアクセス ポイントにアソシエートするクライアント デバイス間での通信を防ぐために、アクセス ポイントを接続するスイッチにプロテクテッド ポートを設定する必要があります。

特権 EXEC モードから、スイッチ上のポートをプロテクテッド ポートとして定義する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

インターフェイス設定モードを開始し、設定するスイッチポート インターフェイスのタイプと番号を gigabitethernet0/1 のように入力します。

ステップ 3

switchport protected

プロテクテッド ポートとしてインターフェイスを設定します。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

show interfaces interface-id switchport

入力内容を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(オプション)コンフィギュレーション ファイルに入力内容を保存します。

プロテクテッドポートを無効にする場合は、インターフェイス設定コマンド no switchport protected を使用します。

プロテクテッド ポートとポート ブロッキングの詳細は、『Catalyst 3550 Multilayer Switch Software Configuration Guide, 12.1(12c)EA1』の「Configuring Port-Based Traffic Control」の章を参照してください。次のリンクをクリックすると、上記のガイドを参照できます。

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/switches/ps646/products_configuration_guide_book09186a008011591c.html

短いスロット時間の有効化

802.11g 2.4GHz 無線のスループットは、短いスロット時間を有効にすることで向上します。スロット時間を標準の 20 マイクロ秒から 9 マイクロ秒の短いスロット時間まで短縮すると、全体のバックオフ時間が減少し、スループットが向上します。バックオフ時間は、スロット時間の倍数であり、LAN 上にパケットを送信するまでにステーションが待機するランダムな長さの時間です。

多くの 802.11g 無線は短いスロット時間をサポートしますが、サポートしない無線もあります。短いスロット時間を有効にした場合、無線デバイスは、802.11g 2.4GHz 無線にアソシエートされたすべてのクライアントが短いスロット時間をサポートしている場合にのみこれを使用します。

無線インターフェイス モードで、次のコマンドを入力して短いスロット時間を有効にします。

ap(config-if)# slot-time-short

短いスロット時間を無効にする場合は、no slot-time-short と入力します。

ビーコン間隔と DTIM の設定

ビーコン間隔は、アクセス ポイントのビーコン間の時間(キロマイクロ秒)です。1Kusec は 1,024 マイクロ秒です。データ ビーコン レートは、常にビーコン間隔の倍数であり、ビーコンがDelivery Traffic Indication Message(DTIM)をどれくらいの頻度で含むかを決定します。DTIM はパケットが待っていることを節電クライアント デバイスに通知します。

たとえば、ビーコン間隔がデフォルト設定の 100 に設定され、データ ビーコンレートが 2 に設定された場合、無線デバイスは 200 Kusec おきに DTIM を含むビーコンを送信します。

特権 EXEC モードからビーコン間隔を設定する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface dot11radio 0

無線インターフェイスのインターフェイス設定モードを開始します。

ステップ 3

beacon period value

ビーコン間隔を設定します。値は 20 ~ 4000Kusecs の範囲で入力します。

ステップ 4

beacon dtim-period value

DTIM を設定します。値は 1 ~ 100 キロマイクロ秒の範囲で入力します。

ステップ 5

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(オプション)コンフィギュレーション ファイルに入力内容を保存します。

RTS しきい値とリトライの設定

RTS しきい値は、パケットの送信前にアクセス ポイント/ブリッジが送信要求(RTS)を発行するときのパケット サイズを決定します。多数のクライアント デバイスがアクセス ポイント/ブリッジにアソシエートされるエリアや、クライアントが遠く分散しているために、アクセス ポイント/ブリッジは検知できても、クライアント同士が互いに検知できないエリアでは、RTS Threshold を低く設定すると効果的です。設定値は 0 ~ 23472347 バイトの範囲で入力します。


) 連結を有効にすると、RTS とフラグメンテーションのしきい値は 4000 に設定されます。これらをより低い値に変更すると、アクセス ポイント/ブリッジのパフォーマンスが低下する場合があります。


最大 RTS リトライは、アクセス ポイント/ブリッジが無線を介したパケット送信の試行を中止するまでに RTS を発行する最大回数です。1 ~ 128 の範囲の値を入力します。

デフォルトの RTS しきい値は 2312、デフォルトの最大 RTS リトライは 32 に設定されています。特権 EXEC モードから、次の手順に従って RTS しきい値と最大 RTS リトライ回数を設定します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface dot11radio 0

無線インターフェイスのインターフェイス設定モードを開始します。

ステップ 3

rts threshold value

RTS しきい値を設定します。0 ~ 4000 の範囲の値を入力します。

ステップ 4

rts retries value

最大 RTS リトライ回数を設定します。1 ~ 128 の範囲の値を入力します。

ステップ 5

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(オプション)コンフィギュレーション ファイルに入力内容を保存します。

RTS 設定をデフォルトにリセットする場合は、コマンドの no フォームを使用します。

最大データ リトライの設定

最大データ リトライ設定は、アクセス ポイント/ブリッジがパケット送信を放棄し、そのパケットを廃棄するまでに行うパケット送信の最大再送回数です。

デフォルト設定は 32 です。特権 EXEC モードから、次の手順に従って最大データ リトライ回数を設定します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface dot11radio 0

無線インターフェイスのインターフェイス設定モードを開始します。

ステップ 3

packet retries value | drop-packet

最大データ リトライ回数を設定します。1 ~ 128 の範囲の値を入力します。

最大リトライ値に達したときにアソシエーションを維持し、パケットを廃棄する場合は、drop-packet コマンドを使用します。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(オプション)コンフィギュレーション ファイルに入力内容を保存します。

設定をデフォルトにリセットする場合は、コマンドの no フォームを使用します。

フラグメンテーションしきい値の設定

フラグメンテーションしきい値は、パケットが断片化される(1 つのブロックではなく、複数の断片として送信される)サイズを決定します。通信状態の悪いエリアや電波干渉が非常に多いエリアでは、低い数値を設定します。


) 連結を有効にすると、RTS とフラグメンテーションのしきい値は 4000 に設定されます。これらをより低い値に変更すると、アクセス ポイント/ブリッジのパフォーマンスが低下する場合があります。


デフォルト設定は 2338 バイトです。特権 EXEC モードから、次の手順に従ってフラグメンテーションしきい値を設定します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface dot11radio 0

無線インターフェイスのインターフェイス設定モードを開始します。

ステップ 3

fragment-threshold value

フラグメンテーションしきい値を設定します。2.4GHz 無線に対して 256 ~ 2346 バイトの範囲で設定を入力します。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(オプション)コンフィギュレーション ファイルに入力内容を保存します。

設定をデフォルトにリセットする場合は、コマンドの no フォームを使用します。

ルートの親のタイムアウト値の設定

parent timeout コマンドは、非ルート アクセス ポイント/ブリッジまたはワークグループ ブリッジが親アクセス ポイントとのアソシエートを試みる時間を定義する場合に使用します。このコマンドは、アクセス ポイント/ブリッジまたはワークグループ ブリッジが親リストの親とのアソシエーションを試みる時間を定義します。タイムアウト値以内にアソシエーションが確立されない場合は、許容される別の親が使用されます。親リストは parent コマンドを使用して設定します。タイムアウトを無効にしていると、親リストから親を取得する必要があります。

特権 EXEC モードから、次の手順に従ってルートの親のタイムアウト値を設定します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface dot11radio 0

無線インターフェイスのインターフェイス設定モードを開始します。

ステップ 3

parent timeout seconds

seconds 値には、非ルート アクセス ポイント/ブリッジまたはワークグループ ブリッジが指定された親とのアソシエートを試みる時間を秒数で指定します。値は 0 ~ 65535 秒の範囲で入力します。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(オプション)コンフィギュレーション ファイルに入力内容を保存します。

設定をデフォルトにリセットする場合は、コマンドの no フォームを使用します。

ルートの親の MAC の設定

parent コマンドは、有効な親アクセス ポイントのリストに親を追加する場合に使用します。このコマンドは有効な親アクセス ポイントのリストに親を追加します。このコマンドを連続的に使用し、最大 4 つの有効な親を定義できます。リピータ アクセス ポイントは、有線 LAN に接続された特定のルート アクセス ポイントにアソシエートするように設定された場合に最適に動作します。

特権 EXEC モードから、次の手順に従ってフラグメンテーションしきい値を設定します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface dot11radio 0

無線インターフェイスのインターフェイス設定モードを開始します。

ステップ 3

parent 1-4 mac-address

1 ~ 4 の値は、親ルートのアクセス ポイント番号を指定します。mac-address には親アクセス ポイントの MAC アドレス(xxxx.xxxx.xxxx 形式)を指定します。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(オプション)コンフィギュレーション ファイルに入力内容を保存します。

設定をデフォルトにリセットする場合は、コマンドの no フォームを使用します。

キャリア話中検査の実行

キャリア話中検査を実行して、アクセス ポイント/ブリッジ チャネルでの無線アクティビティをチェックします。キャリア話中検査時に、キャリア検査を実行しテスト結果を表示する間の約 4 秒間、アクセス ポイント/ブリッジは無線ネットワーキング装置との全アソシエーションを停止します。

特権 EXEC モードで、次のコマンドを入力して、キャリア話中検査を実行します。

dot11 interface-number carrier busy

interface-number については、dot11radio 0 を入力して、2.4GHz 無線上の検査を実行するか、dot11radio 1 を入力して、5GHz 無線上の検査を実行します。

show dot11 carrier busy コマンドを入力して、キャリア話中検査結果を再表示します。