Cisco 3350 モビリティ サービス エンジン ス タートアップ ガイド
設置および初期設定
設置および初期設定
発行日;2015/06/15 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 4MB) | フィードバック

目次

設置および初期設定

必要なツールと情報

必要なハードウェア

CLI コンソールの要件

システム設定パラメータ

Cisco 3350 の物理的な場所の選択

一般的な注意事項

レーザー デバイス

スペースおよびエアーフロー要件

温度要件

電力要件

Mobility Services Engine の電源装置

バッテリ

アース要件

ラックに関する警告

Mobility Services Engine の開梱

パッケージの内容

ラックへの Cisco 3350 の取り付け

ネジ穴、四角穴または丸穴のラックへのレール キットの取り付け

前面パネルと背面パネル

前面パネル

診断カード

背面パネル

CLI コンソールの接続と使用

Mobility Services Engine の電源投入

Mobility Services Engine の設定

自動インストール スクリプト

NTP サーバの設定

Mobility Services Engine の起動

Mobility Services Engine ソフトウェアの状態の確認

Mobility Services Engine ソフトウェアの手動停止

Mobility Services Engine ソフトウェアの更新

シスコ WCS の使用によるソフトウェアのダウンロード

ソフトウェアの手動ダウンロード

失われたルート パスワードの回復

設置および初期設定

この章では、最初に Cisco 3350 Mobility Services Engine を設置および設定する方法について説明します。

この章で説明する内容は、次のとおりです。

「必要なツールと情報」

「Cisco 3350 の物理的な場所の選択」

「Mobility Services Engine の開梱」

「ラックへの Cisco 3350 の取り付け」

「前面パネルと背面パネル」

「CLI コンソールの接続と使用」

「Mobility Services Engine の電源投入」

「Mobility Services Engine の設定」

「NTP サーバの設定」

「Mobility Services Engine の起動」

「Mobility Services Engine ソフトウェアの状態の確認」

「Mobility Services Engine ソフトウェアの手動停止」

「Mobility Services Engine ソフトウェアの更新」

「失われたルート パスワードの回復」


) 初期設置以降の設定の詳細については、次の URL にある適切なモビリティ サービス コンフィギュレーション ガイドを参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/ps9742/tsd_products_support_series_home.html


 

必要なツールと情報

この項では、Mobility Services Engine の設置と設定に必要な必須のハードウェア、ソフトウェア、およびその他の情報を示します。

必要なハードウェア

EIA ラックに Mobility Services Engine を設置するには次の装置が必要です。

Mobility Services Engine

ネットワーク ケーブル

標準の EIA ラック内の 1 ラック ユニット(RU)

ラック マウント キット(製品に同梱)


) この装置をネジ穴ラックに設置する場合は、ネジ穴ラックに合ったネジと、それらのネジに適したドライバまたはトルクス ドライバを使用する必要があります。


CLI コンソールの要件

Mobility Services Engine コンソールに接続するには、次の装置が必要です。

CLI コンソール ラップトップ、デスクトップ、またはパームトップ上の VT-100 ターミナル エミュレータ


) ラップトップ、デスクトップ、またはパームトップへの接続を提供するヌル モデム シリアル ケーブルは、Mobility Services Engine に付属しています。



) Mobility Services Engine、シスコ WCS、およびコントローラのリリース間の互換性については、次の URL で入手できる Cisco 3300 Mobility Services Engine の最新のリリース ノートを参照してください。http://www.cisco.com/en/US/products/ps9742/prod_release_notes_list.html


システム設定パラメータ

次のパラメータをネットワーク管理者から取得します。

Mobility Services Engine のホスト名

イーサネット 0(eth0)ポート(Mobility Services Engine の背面パネル)の IP アドレス

eth0 IP アドレスのネット マスク

eth0 デフォルト ゲートウェイの IP アドレス

イーサネット 1(eth1)ポート(Mobility Services Engine の背面パネル)の IP アドレス(インストール オプション)

eth1 IP アドレスのネット マスク(eth1 がインストールされている場合のみ必須)

eth1 デフォルト ゲートウェイの IP アドレス(eth1 がインストールされている場合のみ必須)


) イーサネット 0 またはイーサネット 1 ポートは、いずれもロケーション更新のシスコ WCS への送信に使用できます。ただし、イーサネット 0 ポートは、一般的に Cisco WCS と通信するように設定され、イーサネット 1 ポートは、一般的にアウトオブバンド管理用に使用されます。ポートは両方とも、「Mobility Services Engine の設定」に記載されているインストール スクリプトの一部として設定されます。


Cisco 3350 の物理的な場所の選択

最大限の安全性と確実性を確保するため、次のガイドラインに従って Mobility Services Engine を取り付けてください。

一般的な注意事項

怪我や Mobility Services Engine の破損を防止するため、次の点に注意してください。

製品は、ラジエータ、ヒート レジスタ、ストーブ、アンプ、またはその他の熱を発する製品から離れた場所に配置してださい。

湿気の多い場所では、製品を使用しないでください。

製品の開口部から異物を入れないでください。

感電による怪我を防止するため、製品のラックを開けないでください。

レーザー デバイス

レーザー デバイスは、Mobility Services Engine の DVD 内で使用されます。お客様のサイトでの DVD の使用法は定義されていません。

危険な放射線の被爆リスクを軽減するために、次に従ってください。

レーザー デバイスのラックを開けようとしないでください。ユーザが保守できるコンポーネントは収納されていません。

レーザー デバイスに対して、ここに指定されている以外の制御、調整、および手順を行わないでください。

レーザー デバイスを修理できるのは、シスコ認定のサービス技術者だけです。

スペースおよびエアーフロー要件

EIA 標準ラックに Mobility Services Engine を設置します。Mobility Services Engine ごとに 1 ラック ユニットが必要です。

Mobility Services Engine およびすべてのケーブルに手が届くことを確認します。

Mobility Services Engine が 10/100/1000BASE-T ポートに接続された機器に対して 328 フィート(100 m)相当の距離以内にあることを確認します。

電源コードが、アースされている 110 または 220 VAC のコンセントに届くことを確認します。

Mobility Services Engine の後ろ側にすべてのケーブルおよびコネクタが収まる十分なスペースがあることを確認します。

ラックの前側に 63.5 cm(25 インチ)以上の空間を確保します。

ラックの後ろ側に 76.2 cm(30 インチ)以上の空間を確保します。

ラックの背面から、別のラックまたはラックの列の背面まで、121.9 cm(48 インチ)以上の空間を確保します。


注意 不十分な冷却や装置の損傷を防止するため、通気口を塞がないでください。


注意 ラック内の縦の空きスペースを埋めるため、必ずブランク パネルを使用します。これにより、適切なエアーフローを確保できます。ブランク パネルなしでラックを使用すると、冷却が不十分になり、温熱損傷を引き起こすおそれがあります。


注意 使用するラックを選択するときは、十分なエアーフローを確保し、装置の損傷を防ぐため、次の要件に従ってください。(1)前面扉および背面扉:42U ラックの前面および背面に閉扉がある場合は、 十分なエアーフロー (通気に必要な 64 % の開放域に相当)を可能にするために 5,350 sq.cm(830 平方インチ)の穴を上部から下部まで均等に配置する必要があります。(2)側面:設置したラック コンポーネントとラックのサイド パネルの間は、7 cm(2.75 インチ)以上空けてください。

温度要件

装置が安全で正常に動作するように、通気がよく温度管理の行き届いた場所にシステムを設置または配置してください。

装置をラックに設置した場合の温度上昇を考慮に入れて、動作温度が 0 ~ 40 °C(32 ~ 104 °F)であることを確認してください。


注意 他社製オプションを設置する場合は、装置の損傷を防止するために、次の点に注意してください。(1) オプションの装置によって、Mobility Services Engine のエアーフローを妨げたり、ラック内部の温度が最大値を超えたりしないようにしてください。(2) メーカーの TMRA を超えないようにしてください。

電力要件

この装置は、情報テクノロジー装置の設置について規定した、ご使用の地域の電気規格に従って資格のある電気技師が設置する必要があります。この装置は、NFPA 70、1999 Edition(National Electric Code)、および NFPA 75、1992(Code for Protection of Electronic Computer/Data Processing Equipment)で規定されているシステム構成で動作するように設計されています。オプションの電気定格については、製品の定格ラベルまたはそのオプションに付属のユーザ マニュアルを参照してください。


注意 Mobility Services Engine を不安定な電源および一時的な停電から保護するために、規定の無停電電源装置(UPS)を使用してください。UPS は、電源サージや電圧スパイクによって発生する損傷からハードウェアを保護し、停電中でもシステムが動作を継続できるようにします。

複数の Mobility Services Engine を設置すると、すべてのデバイスに安全に電力を供給するために追加の配電デバイス(PDU)が必要になる場合があります。次のガイドラインに従ってください。

使用可能な AC 電源の分岐回路間で、Mobility Services Engine の電力負荷のバランスを取る必要があります。

システムの AC 電流全体の負荷が、分岐回路 AC 定格電流の 80 % を超えないように注意してください。

この装置に共通の電源出力ストリップを使用しないでください。

Mobility Services Engine 用の独立した電気回路を用意してください。

Mobility Services Engine の電源装置

Mobility Services Engine には電源装置が 2 台搭載されています。


警告 この装置には複数の電源装置接続が存在する場合があります。すべての接続を取り外し、装置の電源を遮断する必要があります。ステートメント 1028



注意 Mobility Services Engine に接続された外部電源が、電気定格ラベルに示されている電源のタイプと一致することを確認します。必要な電源の種類が不明な場合は、シスコ認定リセラーまたは現地の電力会社にお問い合わせください。

バッテリ

Mobility Services Engine には、過塩素酸塩が含まれているリアルタイム クロック バッテリまたはコイン セル バッテリが搭載されている可能性があり、カリフォルニア州でリサイクルまたは廃棄処分にするときは特別な取り扱いが必要になる場合があります。

廃棄処分の情報については、次のリンクを参照してください。

http://www.dtsc.ca.gov/hazardouswaste/perchlorate


注意 バッテリを一般の家庭ごみと一緒に廃棄しないでください。バッテリのリサイクルには、公共の回収システムを使用してください。

アース要件

Mobility Services Engine は、正常な動作と安全を確保するため、適切にアースする必要があります。米国では、NFPA 70、1999 Edition(National Electric Code)、Article 250 のほか、地域の建築基準法に従って装置を設置する必要があります。カナダでは、カナダ規格協会の CSA C22.1、Canadian Electrical Code に従って装置を設置する必要があります。その他のすべての国では、国際電気標準会議(IEC)Code 364、Part 1 ~ 7 など、地域または国内の電気配線規制に従って装置を設置する必要があります。

さらに、設置に使用する分岐配線やコンセントなどのすべての配電デバイスが、記載された、または認証されたアースタイプ デバイスであることを確認してください。同一電源に複数のシステムを接続すると、高い漏れ電流が発生するため、シスコでは、建物の分岐回路に恒久的に配線されている PDU、または工業用プラグに配線される切り離し不可能なコードが装着された PDU を使用することを推奨しています。NEMA ロック式プラグや、IEC 60309 に準拠したプラグは、この目的に適合していると見なされます。Mobility Services Engine に共通の電源出力ストリップの使用は推奨されません。

ラックに関する警告


警告 ラックへのユニットの設置や、ラック内のユニットの保守作業を行う場合は、負傷事故を防ぐため、システムが安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。次のガイドラインは、安全に作業を行ってもらうために用意してあります。(1)ユニットは、ラックに 1 つだけの場合は、一番下に搭載するようにしてください。(2)ラックに複数のユニットを設置する場合は、最も重いユニットを一番下に設置して、下から順番に取り付けます。 (3)ラックにスタビライザが付いている場合は、まずスタビライザを取り付けてから、ユニットの設置や保守を行ってください。 ステートメント 1006



注意 ラックを荷降ろしするときは、怪我や装置の破損を防止するため、2 人以上で安全にパレットからラックを降ろす必要があります。


注意 破損防止のため、水分や過度の湿気が Mobility Services Engine に入り込まないようにしてください。

Mobility Services Engine の開梱

Mobility Services Engine を開梱するには、次の手順に従います。


ステップ 1 梱包箱を開いて、中味を慎重に取り出します。

ステップ 2 梱包資材をすべて箱に戻して保管しておきます。

ステップ 3 「パッケージの内容」の項に記載されているすべての品目が揃っていることを確認します。

ステップ 4 各品目に破損がないことを確認します。内容物が破損または不足している場合は、シスコの営業担当者にご連絡ください。


 

パッケージの内容

各 Mobility Services Engine パッケージには次のアイテムが含まれています。

1 台の Cisco 3350 Mobility Services Engine

1 台のラック マウント キット

電源コード

コンソール接続用の DB9-RJ45 ケーブル

RJ45-DB9 アダプタ

本書(『 Cisco 3350 Mobility Services Engine スタートアップ ガイド 』)

ラックへの Cisco 3350 の取り付け


警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030



注意 この Mobility Services Engine は非常に重量があります(17 kg、37 ポンド)。

怪我や装置の破損を防止するため、次の点に注意してください。

資材の取り扱いについては、地域の職業安全衛生要件およびガイドラインに従ってください。

設置や取り外しの際に Mobility Services Engine を持ち上げ、安定させるために手助けを受けることが推奨されます(特にシステムがレールに固定されていないとき)。

Mobility Services Engine のラックへの設置やラックからの取り外しは、慎重に行ってください。レールに固定されていないと、装置は不安定になります。

必ず、最も重い品目がラックの一番下になるように、ラックの設置を計画してください。最も重い品目を最初に設置して、下から順番に取り付けていきます。


) • Mobility Services Engine には、四角穴ラック、丸穴ラック、またはネジ穴ラックに取り付けることのできる、ユニバーサル ラック マウント キットが付属しています。

取り付けレールをラックに固定するためのネジ穴用のネジを用意する必要があります。ネジ穴用のネジは、システムに付属していません。


 

ネジ穴、四角穴または丸穴のラックへのレール キットの取り付け


ステップ 1 取り付けレールのインナー スライドを解放し、Mobility Services Engine の側面に取り付けます(図 2-1)。図内の番号は、作業の順番を示しています。

図 2-1 Mobility Services Engine にインナー スライド レールを取り付ける

 

ステップ 2 Mobility Services Engine が設置されるラック構造の前面にアウター レールを取り付けます(図 2-2)。図内の番号は、作業の順番を示しています。

図 2-2 ラックの前面にアウター レールを取り付ける

 

ステップ 3 Mobility Services Engine がインストールされるラック構造の前面にアウター レールを取り付けます(図 2-3)。図内の番号は、作業の順番を示しています。

図 2-3 ラックの背面にアウター レールを取り付ける

 

ステップ 4 ラックに取り付けられているアウター レールに Mobility Services Engine を搭載したインナー スライド レールを取り付けます(図 2-4)。

図 2-4 アウター レールにインナー レールを取り付ける

 

ステップ 5 取り付けたインナー レールと Mobility Services Engine をラックの背面にスライドします(図 2-5)。図内の番号は、作業の順番を示しています。

図 2-5 システムおよびインナー レールをラックの背面にスライドさせる

 


 

前面パネルと背面パネル

前面パネル

図 2-6 に、Cisco 3350 Mobility Services Engine の前面パネルの全体を示します。

図 2-7 には、Cisco 3350 の前面パネルの詳細を示します。

表 2-1 に、Cisco 3350 の前面パネルのコンポーネントと機能の説明を示します。

図 2-6 Cisco 3350 の前面パネル

 

図 2-7 Cisco 3350 の前面パネルのクローズ アップ

 

表 2-1 前面パネルのコンポーネント

番号
コンポーネント
説明または LED ステータス

1

DVD ドライブ

カスタマーの使用はありません。すべてのシステム ソフトウェアは Cisco WCS を使用してダウンロードされます。

2

システム LED

グリーンはシステム状態が正常であることを意味します。

オレンジは、システム状態が低下していることを意味します。特定のシステム情報については、前面パネルから診断カードを引き出します。「診断カード」を参照してください。

レッドは、システム状態がクリティカルであることを意味します。クリティカル状態のコンポーネントを識別するには、前面パネルから診断カードを引き出します。「診断カード」を参照してください。

消灯は、システム状態が正常であることを意味します(スタンバイ モードの場合)。

3

電源モジュール LED

グリーンは電源の配置が正常であることを意味します。

オレンジは、電源の冗長性に障害が発生したことを示します。

消灯は、スタンバイ モードの場合に、電源装置が正常なことを示します。

4

USB スロット

将来的な使用のために予約されています。

5

NIC 1 リンク/アクティビティ LED

グリーンはネットワーク リンクがあることを意味します。

(注) NIC1 は自動インストール スクリプトでイーサネット 0 として識別されます。

グリーンの点滅は、ネットワーク リンクおよびアクティビティがあることを意味します。

消灯は、ネットワークへのリンクがないことを意味します。

(注) 電源がオフの場合、前面パネルの LED はアクティブではありません。背面パネルの NIC1 LED を確認します。「背面パネル」を参照してください。

6

NIC 2 リンク/アクティビティ LED

グリーンはネットワーク リンクがあることを意味します。

(注) NIC2 は自動インストール スクリプトでイーサネット 1 として識別されます。

グリーンの点滅は、ネットワーク リンクおよびアクティビティがあることを意味します。

消灯は、ネットワークへのリンクがないことを意味します。

(注) 電源がオフの場合、前面パネルの LED はアクティブではありません。背面パネルの NIC2 LED を確認します。「背面パネル」を参照してください。

7

UID

ブルーは、識別がアクティブになっていることを意味します。

ブルーの点滅は、システムがリモートで管理されていることを意味します。

消灯は、識別が非アクティブであることを意味します。

8

電源オン/スタンバイ ボタンおよびシステム電源 LED

グリーンはシステムの電源が入っていることを意味します。

オレンジは、システムはシャット ダウンしているが電源は入ったままになっていることを意味します。

消灯は、電源コードが接続されていない、電源障害が発生した、電源装置が設置されていない、設備の電源が利用できない、または電源ボタン ケーブルが接続されていない状態です。

9

ビデオ コネクタ(DB-15)

シリアル接続することをお勧めします。このポートに装置を接続しないでください。

10

診断カード

電源、内部プロセッサ、DIMM、メモリ、温度、およびアラームに関するステータスを提供します。詳細については、「診断カード」を参照してください。

11

ハード ドライブ ベイ(4 の 1)

ハード ドライブは、故障した場合や、シスコのテクニカル サポートからの取り外しの指示がない限り、取り外さないでください。

診断カード

図 2-8 には、前面パネルにある診断カードの細部を示します。

表 2-2 には、診断カードによって追跡されている Mobility Services Engine の内部コンポーネントの概要を示します。これらのコンポーネントについて、LED 状態の各定義も集約されます。


) この情報は、現在 Cisco WCS 内で集約されていません。


図 2-8 診断カード

表 2-2 診断カードの LED

コンポーネント
LED ステータス

電源 1 または 2 LED はオレンジまたはレッドになります。

レッドは次の状態の 1 つ以上がある可能性があることを意味します。

ソケット X のプロセッサが失敗している。

プロセッサ X は必須だが、ソケットに取り付けられていない。

プロセッサ X がサポートされていない。

オレンジは、ソケット X のプロセッサがすでに障害状態であることを意味します。

電源 1 および 2 の LED がレッドになっている。

レッドはプロセッサ タイプが一致しないことを意味します。

連結

レッドは PCI ライザー ボードのアセンブリが適切に装着していないことを意味します。

DIMM、1 スロット

レッドは次の状態の 1 つ以上がある可能性があることを意味します。

スロット X の FBDIMM が失敗している。

スロット X の FBDIMM はサポートされていないタイプであり、別のバンクに有効なメモリがない。

オレンジは、次の 1 つ以上の条件が存在する場合があることを意味します。

スロット X の FBDIMM が単一ビットの修正可能なエラーのしきい値に到達した。

スロット X の FBDIMM がすでに障害状態である。

スロット X の FBDIMM はサポートされていないタイプであるが、別のバンクに有効なメモリがある。

DIMM、すべてのスロット

レッドは有効なメモリまたは使用可能なメモリがシステムに取り付けられていないことを意味します。

PPM

レッドは統合プロセッサの電源モジュール(PPM)が破損していることを意味します。

オンラインのスペア

グリーンは、保護がイネーブルであることを示します。

オレンジの点滅は、メモリの設定エラーを意味します。

オレンジはメモリ障害が発生したことを示します。

消灯は、保護がないことを意味します。

Proc 1 または Proc 2 はオレンジまたはレッドになります

レッドは次の状態の 1 つ以上がある可能性があることを意味します。

プロセッサが破損している。

プロセッサは必須だが、ソケットに取り付けられていない。

プロセッサがサポートされていない。

オレンジは、ソケット X のプロセッサがすでに障害状態であることを意味します。

Proc 1 および Proc 2 はオレンジまたはレッドになります

プロセッサ タイプが一致していない。

温度超過

オレンジは、ヘルス ドライバがそのアラートの温度レベルを検出したことを示します。

レッドはシステムが臨界温度レベルを検出したことを示します。

ミラー

グリーンは保護がメモリでイネーブルであることを示します。

オレンジの点滅はメモリの設定エラーがあることを示します。

オレンジはメモリ障害が発生したことを示します。

消灯は保護が設定されていないことを意味します。

ファン 1、2、または 3

オレンジは冗長ファンが故障していることを意味します。

レッドは最小ファン要件がファン モジュールの 1 つ以上で満たされていないことを意味します。1 つ以上のファンが故障しているか見つかりません。

背面パネル

図 2-9 に、Cisco 3350 Mobility Services Engine の背面パネルの細部を示します。

表 2-3 で、Cisco 3350 の背面パネルのコンポーネントと機能を識別します。

表 2-4 には、DB9 ケーブルのピン割り当ての概要を示します。


図 2-9 でラベルのない項目は、現在システムのアクティブな役割は割り当てられていません。


図 2-9 Cisco 3350 Mobility Services Engine の背面パネル

 

表 2-3 背面パネルのコンポーネント

番号
説明

1

コンソールの DB9 シリアル コネクタ。 表 2-4 のピン割り当てを参照してください。

2

DB15 コネクタ。

3

マウス コネクタ。

4

キーボード コネクタ。

5

NIC 1(Ethernet 0)コネクタと LED。

LED がグリーンの場合、リンクがあることを示します。

LED が消灯の(点灯していない)場合、リンクがないことを示します。

6

NIC 2(Ethernet 1)コネクタと LED。

LED がグリーンの場合、リンクがあることを示します。

LED が消灯の(点灯していない)場合、リンクがないことを示します。

7

NIC 2 リンク ステータス LED(NIC 1 の LED と同じ機能)

8

UID ボタンと LED。

ブルーは、識別がアクティブになっていることを意味します。

ブルーの点滅は、システムがリモートで管理されていることを意味します。

消灯の(点灯していない)場合、識別が非アクティブであることを意味します。

9

電源 2。

グリーンは通常の動作を示します。

消灯は、システムが消灯しているか、または電源装置が故障していることを示します。

警告 この装置には複数の電源装置接続が存在する場合があります。すべての接続を取り外し、装置の電源を遮断する必要があります。 ステートメント 1028

10

電源 1。

グリーンは通常の動作を示します。

消灯は、システムが消灯しているか、または電源装置が故障していることを示します。

警告 この装置には複数の電源装置接続が存在する場合があります。すべての接続を取り外し、装置の電源を遮断する必要があります。 ステートメント 1028

 

表 2-4 DB9 のピン割り当て

ピン
割り当て
説明

1

DCD

データ キャリア検出

2

RD

受信データ

3

TD

送信データ

4

DTR

データ端末レディ

5

SG

信号用接地

6

DSR

データ セット レディ

7

RTS

送信要求

8

CTS

送信可

9

Ring

リング インジケータ

CLI コンソールの接続と使用

初期のシステム設定では、コマンドライン インターフェイス(CLI)コンソールを使用します。CLI コンソールは、Mobility Services Engine の背面パネルにある DB9 コンソール ポートに接続します。図 2-9 に、Mobility Services Engine の背面パネルにあるコンソール ポートを示します。背面パネルのコンポーネントについては、 表 2-3 で説明しています。コンソール ポートのピン割り当てを 表 2-4 に示します。


) コンソール ポートを接続するには、クロスオーバー シリアル ケーブルまたはヌル モデム ケーブルを使用します。


CLI コンソール セッションに対して、これらのターミナル エミュレータ設定を使用します。

9600 ボー

8 データ ビット

フロー制御なし

1 ストップ ビット

パリティなし

Mobility Services Engine の電源投入

Mobility Services Engine に AC 電源を適用すると、起動スクリプトによってオペレーティング システムと保存済みの設定が初期化されます。ユーザ ID とパスワードの入力と、キー設定の詳細の入力を要求するプロンプトが表示されます。

Mobility Services Engine に電源を投入するには、次の手順に従います。


ステップ 1 AC 電源コードを Mobility Services Engine の電源の背面(図 2-9)に差し込み、もう一方の端をアース付きの 100~240 VAC 50/60 Hz 電源コンセントに接続します。

Mobility Services Engine に差し込む側の電源コードは、IEC 320 標準に準拠しています。

ステップ 2 前面パネルの電源オン/スタンバイ ボタンを使用して、Mobility Services Engine の電源を入れます(図 2-7)。

ステップ 3 ログイン プロンプトで、Mobility Services Engine のユーザ ID とパスワードを入力します。デフォルトのユーザ ID は root、デフォルトのパスワードは password です。

ユーザ ID とパスワードは、大文字と小文字が区別されます。

これで、Mobility Services Engine のオペレーティング システムにログインできます。

「Mobility Services Engine の設定」に進みます。


 

Mobility Services Engine の設定

Mobility Services Engine の最小限の設定は、コンソールを使用したインストールの一環として実行されます。自動インストールを使用した初期設定以外のすべての設定は、Cisco WCS で実行されます。自動インストールの詳細については、「自動インストール スクリプト」を参照してください。


) 最適なネットワーク セキュリティを確保するために、Mobility Services Engine の初期設定時にデフォルトの root パスワードを変更する必要があります。

自動セットアップ スクリプト中にパスワードを変更するように要求されます。

Linux コマンド passwd を使用してパスワードを変更することもできます。


 

自動インストール スクリプト


) ネットワーク内で Mobility Services Engine が最適に動作するように、すべての関連項目を初期セットアップ時に設定することを推奨します。ホスト名と、イーサネット 0(eth0)またはイーサネット 1(eth1)のポートは、自動インストール中に必ず設定する必要があります。



) 自動インストール スクリプトは、パラメータを追加または変更するためにいつでも再実行できます。これらの更新のいずれかで変更しない値を再入力する要件はありません。



) ある項目を設定しない場合は、skip を入力すると次の設定手順のプロンプトが表示されます。スキップされた設定は保持され、変更されません。


自動インストール スクリプトは、説明文とともに次のように画面に表示されます。

Example text: Indicates the installation script that displays to the console.

本文:スクリプト内の手順についてユーザに追加情報を提供します。


 

ログイン root を入力します。

localhost.localdomain login:
 

パスワード password を入力します。

Password:
 
Setup parameters via Setup Wizard (yes/no) [yes]:
 

セットアップ ウィザードを使用する場合は yes と入力し、手動でパラメータを設定する場合は No と入力します。経験豊な Linux システム管理者だけが、セットアップ スクリプトを使用してシステムを設定することを選択できます。角カッコ内のオプションは、デフォルトです。デフォルトを選択するには、Enter キーを押します。

Yes と入力すると、コンソールに次の情報が表示されます。

Welcome to the mobility services engine setup.
Please enter the requested information.At any prompt,
enter ^ to go back to the previous prompt.You may exit at
any time by typing <Ctrl+C>.
 
You will be prompted to choose whether you wish to configure a
parameter, skip it, or reset it to its initial default value.
Skipping a parameter will leave it unchanged from its current
含まれています。
Changes made will only be applied to the system once all the
information is entered and verified.
 
Current hostname=[localhost]
Configure hostname?(Y)es/(S)kip/(U)se default [Yes]:Y
 

ホスト名は、ネットワーク上のデバイスを識別できる一意の名前にしてください。ホスト名は、文字で開始し、文字または数字で終了し、文字、数字、およびダッシュだけを含みます。

 
Enter a host name [localhost]: mse-nyc
 

このデバイスが属するネットワーク ドメインのドメイン名を入力します。ドメイン名は、文字で開始し、 .com などの有効なドメイン名の拡張子で終了します。ドメイン名には、文字、数字、ダッシュ、ピリオドを使用できます。

 
Current domain=[localdomain]
Configure domain name?(Y)es/(S)kip/(U)se default [Yes]: Y
 
Enter a domain name [localdomain]: cisco.com
 
Current IP address=[209.165.201.25]
Current eth0 netmask=[255.255.255.224]
Current gateway address=[209.165.201.1]
Enter eth0 IP address [209.165.201.25]:
Configure eth0 interface parameters?(Y)es/(S)kip/(U)se default [Skip]: Y
 
Ethernet-0(eth0)インターフェイスの情報を入力する場合は、Yes と入力します。
 

) ネットワーク管理者は、後続のプロンプトに IP アドレス、ネットワーク マスク、およびデフォルト ゲートウェイ アドレスを指定できます。


Enter an IP address for the first ethernet interface of this machine.
 
Enter eth0 IP address [209.165.201.25]:
Enter the network mask for IP address 209.165.201.25.
Enter network mask [255.255.255.224]:
 
Enter a default gateway address for this machine.
Note that the default gateway must be reachable from the first ethernet interface
 
Enter default gateway address [209.165.201.1]:
 
The second ethernet interface is currently disabled for this machine.
Configure eth1 interface parameters?(Y)es/(S)kip/(U)se default [Skip]:
 

2 番めのイーサネット(eth1)インターフェイスの情報を入力する場合は、Yes と入力します。


) 2 番めのイーサネット インターフェイス(eth1)は、skip と入力してスキップすることもできます。


このマシンの 2 番目のイーサネット インターフェイス(eth1)の IP アドレスを入力します。
Enter eth1 IP address [none]:
 

指定した IP アドレスのネットワーク マスクを入力します。

Enter network mask [255.0.0.0]:
 

) このマシンの 2 番目のインターフェイス(eth1)の IP アドレスおよびマスクを入力した場合は、このインターフェイスのスタティック ルーティング エントリを 2 つまで定義することもできます。スタティック ルートは通常、アウトオブバンド ネットワークを模倣するためにラボ環境で使用されるもので、幅広い使用経験がない場合は、ネットワーク内の実装には推奨されません。



) スタティック ルートを設定しない場合は、次に示すネットワーク アドレスのプロンプトで none と入力します。ネットワーク マスクとゲートウェイ アドレスを入力する必要はありません。



) 1 つのルートだけを設定する場合は、2 番目のネットワーク アドレスを入力するよう求められたら none と入力できます。2 番目のルートのネットワークマスク、ゲートウェイ アドレスを入力する必要はありません。


eth1 のスタティック ルートを定義するネットワーク アドレスを入力します。
 
Enter network [none]:
 

上記で入力したネットワーク アドレスのネットワーク マスクを入力します。

Enter network mask [255.0.0.0]:
 

入力したネットワーク アドレスおよびネットワーク マスクのゲートウェイ アドレスを入力します。

Enter gateway address:
 

DNS 情報を入力します。

Domain Name Service (DNS) Setup
DNS is currently enabled.
No DNS servers currently defined
Configure DNS related parameters?(Y)es/(S)kip/(U)se default [Skip]:Y
 
Enable DNS (yes/no) [yes]: Yes
Enter primary DNS server IP address: 209.165.201.20
Enter backup DNS server IP address (or none) [none]:
 
タイム ゾーン情報を入力します。

) Mobility Services Engine、Cisco WCS とコントローラ間の通信は Universal Time Code(UTC)内にあります。Mobility Services Engine にはローカル タイム ゾーンが設定されています。これにより、ネットワーク オペレーション センターの担当者によるログ内のイベントの検索をサポートします。各システムで NTP を設定すると、デバイスに UTC 時刻が提供されます。


Current timezone=[America/Los_Angeles]
Configure timezone?(Y)es/(S)kip/(U)se default [Skip]:
 
NTP サーバ情報を入力します。

) Mobility Services Engine とその関連コントローラは、同一 NTP サーバと同一 シスコ WCS サーバにマップする必要があります。NTP サーバは、コントローラ、Cisco WCS、および Mobility Services Engine 間で時刻を自動的に同期する必要があります。


Network Time Protocol (NTP) Setup.
If you choose to enable NTP, the system time will be configured from NTP servers that you select.Otherwise, you will be prompted to enter the current date and time.
 
NTP is currently disabled.
Configure NTP related parameters?(Y)es/(S)kip/(U)se default [Skip]: Y
 
Enter whether or not you would like to set up the Network Time Protocol (NTP) for this machine.
 
If you choose to enable NTP, the system time will be configured from NTP servers that you select.Otherwise, you will be prompted to enter the current date and time.
 
Enable NTP (yes/no) [no]: yes
Enter NTP server name or address: 1.ntp.esl.cisco.com
Enter another NTP server IP address (or none) [none]:
 

ユーザがコンソールまたは SSH 経由でログインした場合は、ログイン バナーが表示されます。次に、デフォルトのバナーの例を示します。次の手順に従って、このバナーに表示されるテキストを変更できます。バナーは通常、ユーザがプライベート システムを開始していることを警告するために使用されます。

 
Current Login Banner = [Warning!]
Configure login banner (Y)es/(S)kip/(U)se default [Skip]:
 
Enter text to be displayed as login banner.Enter a single period on a line to terminate.
 
Login banner [Warning!]:
 
Cisco Mobility Service Engine.
 
Remote root login is currently disabled.
 

コンソールからリモート ルート ログイン(アクセス)を設定しイネーブルにするには、次の手順に Y を入力します。


リモート ルート アクセスをイネーブルにした場合、シリアルおよび SSH 接続がサポートされます。 ローカル モニタとキーボード アクセスは拒否されます。



リモート ルート アクセスをディセーブルにすると、ローカル モニタとキーボードの両方がシリアル接続と共に動作します。SSH アクセスはディセーブルになります。


 
Configure remote root access?(Y)es/(S)kip/(U)se default [Skip]: N
 
Enter whether or not you would like to allow
remote root login via secure shell for this machine.
 
Enable remote root login (yes/no) [no]: N
 
SSH root access is currently enabled.
Configure ssh access for root (Y)es/(S)kip/(U)se default [Skip]: N
 
Enter whether or not you would like to enable ssh
root login.If you disable this option, only console
root login will be possible.
 

コンソール ログインと SSH v2(ssh root ログイン)を使用してリモート ログインができるようにするには、yes と入力します。コンソールからの root ログインだけを許可するには、[no] を選択します。

Enable ssh root access (yes/no): yes

ssh root ログイン パスワードを忘れた場合、単一ユーザ モードを開始し、パスワードを変更できます。不正アクセスを防止するには、単一ユーザ モードのパスワードを定義できます。


Single user mode password check is currently enabled.
Configure single user mode password check (Y)es/(S)kip/(U)se default [Skip]: Y
The single user mode is usually used for recovery
operations.For example, when the root password is
forgotten, you can log into single user mode and reset
the root password.
*******************************************************
!!WARNING!!
-----------
If single user mode password check is enabled and
the root password is forgotten, the appliance
will be unusable as it cannot be logged into
successfully.Do not enable this option unless it
is required.(Press ^ to go back to previous step.)
*******************************************************

注意 単一ユーザ モードのパスワードを忘れた場合はログインできず、RMA を準備するために TAC に連絡する必要があります。

Enable password check for single user mode login (yes/no) [yes]: yes
 

パスワード パラメータの目的の値を入力するか、デフォルトのパラメータ値を受け入れるように Enter キーを押します。


) これらのパラメータは、設置スクリプト時にイネーブルにし、設定するすべてのパスワードに適用されます。


Login and password strength related parameter setup
Maximum number of days a password may be used : 60
Minimum number of days allowed between password changes : 1
Minimum acceptable password length : 9
Login delay after failed login : 5
Checking for strong passwords is currently enabled.
Configure login/password related parameters?(Y)es/(S)kip/(U)se default [Skip]: Y
 
Enter login and password related parameters.
 
Maximum number of days a password may be used(1-99999, 99999 means no expiry) [60]:
Minimum number of days a password may be used(0-99999, 0 means no minimum) [1]:
Minimum acceptable password length(8-10) [9]:
Login delay in seconds after failed login(0-15) [5]
Enable strong password checking?[yes/no] [yes]:
 

ルート (スーパー ユーザ)パスワードをイネーブルにし、定義するには Y と入力します。この手順をスキップするには、Enter キーを押します。

Configure root password?(Y)es/(S)kip/(U)se default [Skip]: Y
 
Enter a password for the superuser.
 

スーパーユーザのパスワードを入力し、再度入力して確認します。入力は表示されません。

Enter root password:
Confirm root password:

強力な (GRand Unified Bootloader(GRUB))パスワードを設定することもできます。強力なパスワードは 9 文字以上とし、2 個の小文字、2 桁の数字および 2 個の特殊文字($ や # など)を使用している必要があります。条件を満たしていないパスワードを入力すると、エラー メッセージが表示されます。


注意 GRUB パスワードを忘れた場合は、ログインできません。また、RMA を準備するために TAC に連絡する必要があります。


強力なパスワードがイネーブルでない場合は、パスワードを任意の長さにすることができます。



) 強力なパスワードが設定される前に定義されたパスワードは、強力なパスワードの設定に影響されません。強力なパスワードが設定された後に設定されたパスワードだけが影響を受けます。たとえば、Cisco WCS 通信パスワード(次の例で示す)やパスワードの有効期限など、このスクリプトの後半で設定するパスワードには強力なパスワードが必要になります。


GRUB password is not currently configured.
Configure GRUB password (Y)es/(D)isable/(S)kip/(U)se default [Skip]: Y
GRUB is the Linux bootloader.Setting a password for
the GRUB loader means that each time the appliance is
powered up, you will be prompted for the GRUB password
you configure here.
*******************************************************
!!WARNING!!
-----------
If the GRUB password is forgotten, the appliance
will be unusable as it cannot be booted up
successfully.Do not configure this option unless it
is required.(Press ^ to go back to previous step.)
*******************************************************
 
Enter a password for the grub menu.
 
Enter GRUB Password:
Verify GRUB Password:
 
Password must be 9 characters long.もう一度試行します。
 
Enter GRUB Password:
Verify GRUB Password:
UP = 2, LO = 6, DIGIT = 3, PUNCT = 0
Password must contain 2 uppercase, 2 lowercase letters,
2 digits and 2 special characters.もう一度試行します。
 
Enter GRUB Password:
Verify GRUB Password:
 

シスコ WCS 通信 パスワードを有効にして定義するには Y と入力します。


) このパスワードは、シスコ WCS GUI にアクセスするための個々のユーザ パスワードは定義しません。このパスワードは、システム(Mobility Services Engine など)とシスコ WCS 間の SOAP/XML 認証に使用されます。


Configure WCS communication password?(Y)es/(S)kip/(U)se default [Skip]: Y
 
Enter a password for the admin user.
The admin user is used by the WCS and other northbound systems
to authenticate their SOAP/XML session with the server.
Once this password is updated, it must correspondingly be updated
on the WCS page for MSE General Parameters so that the WCS can
communicate with the MSE.

Cisco WCS 通信のパスワードを入力し、再度入力することによって確認します。入力は表示されません。

 
Enter WCS communication password:
Confirm WCS communication password:
 

) BIOS への不正なアクセスを防止するために、BIOS パスワードを設定することを推奨します。


インストール スクリプトに入力されたすべての情報が画面に表示されます。

Please verify the following setup information.
---------------------------------------------------------------------------
Host name= mse-nyc
Domain=cisco.com
Eth0 IP address=209.165.201.25, Eth0 network mask=255.255.255.224
Default gateway=209.165.201.1
Enable DNS=yes, DNS servers=209.165.201.20
Enable NTP=yes, NTP servers=1.ntp.esl.cisco.com
Login banner =
Cisco Mobility Service Engine.
Enable Remote Root Login=no
Enable SSH root access=yes
Enable Single User Mode Password Check=no
Password/Login parameters :
Password min length=9
Password min days =1
Password max days =60
Failed login delay =5
Strong password checking=yes
Root password is changed.
GRUB password is changed.
WCS password is changed.
---------------------------------------------------------------------------
You may enter "yes" to proceed with configuration, "no" to make
more changes, or "^" to go back to the previous step.
Is the above information correct (yes, no, or ^): yes
------------------------------------------------------------
Setup will now attempt to apply the configuration.
Applying hostname related parameters...
Generating /etc/hosts
Running hostname mse-nyc.cisco.com
Generating /etc/sysconfig/network
Updating /proc/sys/kernel/hostname
Applying eth0 related parameters...
Generating /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
Applying DNS related parameters...
Generating /etc/resolv.conf
Restarting network services with new settings.
Shutting down interface eth0:
Shutting down loopback interface:
Setting network parameters:
Bringing up loopback interface:
Bringing up interface eth0:
Applying NTP related parameters...
Generating /etc/ntp.conf and /etc/ntp/step-tickers
Setting system clock from NTP.
11 Apr 15:56:59 ntpdate[15176]: step time server 209.165.201.22 offset -37.556823 sec
Synchronizing hardware clock
Generating /etc/sysconfig/clock
Applying remote root login related parameters...
Disabling single user mode login password check...

Setting password/login parameters....
Setting root password.
Changing password for user root.
passwd: all authentication tokens updated successfully.
Setting grub password...
Setting wcs password.
***Configuration successful***
We recommend you reboot the system to ensure changes are operational.
Reboot now?(yes/no) [yes]: yes
Some of your changes will only take effect after the next reboot.
Exiting setup script...
[root@sanity-lbs setup]#
Script done on Wed 30 Sept 2008 03:58:12 PM PDT

スクリプトの設定が画面に表示されたら、入力したすべてのセットアップ情報を確認するように求められます。 Yes を入力して設定を進めるか、 No を入力してさらに変更するか、または ^ を入力して前の手順に戻ることができます。

Is the above information correct (yes, no, or ^):
 

yes を入力すると、設定情報が適用されます。変更が適用されたことを確認するプロンプトが表示された場合は、システムをリブートすることをお勧めします。


) 設定が完了すると、***Configuration successful*** というメッセージが画面に表示されます。


次回のログイン時に root を使用すると、Linux シェル プロンプトだけが表示され、セットアップ スクリプトは表示されません。root としてログインし、 /opt/mse/setup/setup.sh を実行すれば、いつでもセットアップ スクリプトを再実行して設定を変更できます。

セットアップ スクリプトは /opt/mse/setup/setup . log で参照できるログ ファイルを生成します。


 

NTP サーバの設定

NTP サーバを設定して、Mobility Services Engine の時刻と日付を設定できます。


) 自動インストール スクリプトの一環として、NTP をイネーブルにし、NTP サーバ IP アドレスを入力するように求めるプロンプトが自動的に表示されます。自動インストール スクリプトの詳細については、「Mobility Services Engine の設定」を参照してください。



) Mobility Services Engine のインストール後に NTP サーバのインストールを追加または変更する必要がある場合、自動インストール スクリプトを再実行します。スクリプトから移動するだけで、他の値を調整せずに、NTP サーバを設定できます。自動スクリプトを再実行するには、root としてログインし、/opt/mse/setup/setup.sh を実行します。



) NTP 設定の詳細については、Linux の設定ガイドを参照してください。


Mobility Services Engine の起動

ブート後に Mobility Services Engine を自動的に起動するように設定するには、次の手順を実行します。

[root@mse-server1]# chkconfig msed on
 

イメージを手動で開始するには、/etc/init.d/msed start を入力します。

Mobility Services Engine ソフトウェアの状態の確認

Mobility Services Engine ソフトウェアの状態はいつでも確認できます。Mobility Services Engine の CLI インターフェイスでは、/etc/init.d/msed status と入力します

Mobility Services Engine が動作している場合、コマンド出力は次の例のようになります。

-------------
Server Config
-------------
Product name: Cisco Mobility Service Engine
Version: x.x.x.x
Hw Version: none
Hw Product Identifier: none
Hw Serial Number: none
Use HTTPS: true
HTTPS Port: 443
Use HTTP: false
HTTP Port: 80
Legacy HTTPS: false
Legacy Port: 8001
Session timeout in mins: 30
DB backup in days: 0

--------------
Server Monitor
--------------
Start time: Wed Sept 30 15:24:36 EDT 2008
Server current time: Fri May 30 19:08:15 EDT 2008
Server timezone: America/New_York
Server timezone offset: -18000000
--------------
Service Engine (1):
--------------
NAME: Location Service
VERSION: x.x.x.x
--------------
Location Service Monitor
--------------
Log Modules: 262143
Log Level: INFO
Days to keep events: 2
Keep absent data in mins: 1440
Restarts: 1
Used Memory (bytes): 129851856
Allocated Memory (bytes): 3087007744
Max Memory (bytes): 3087007744
DB virtual memory (kbytes): 0
DB virtual memory limit (bytes): 256000000
DB disk memory (bytes): 4128768
DB free size (kbytes): 2856
Active Elements: 0
Active Clients: 0
Active Tags: 0
Active Rogues: 0
Active Elements Limit: 18000
Active Sessions: 0
Clients Not Tracked due to the limiting: 0
Tags Not Tracked due to the limiting: 0
Rogues Not Tracked due to the limiting: 0
Total Elements Not Tracked due to the limiting: 0

Mobility Services Engine が動作していない場合、コマンド出力は次の例のようになります。

 
com.aes.common.util.AesException: Failed to connect to server: http://localhost:8001
        at com.aes.client.AesClient.connect(AesClient.java:218)
        at com.aes.location.test.AesAbstractTest.init(AesAbstractTest.java:181)
        at
com.aes.location.test.admin.AesTestGetServerInfo.main(AesTestGetServerInfo.java:75)
        at sun.reflect.NativeMethodAccessorImpl.invoke0(Native Method)
        at sun.reflect.NativeMethodAccessorImpl.invoke(Unknown Source)
        at sun.reflect.DelegatingMethodAccessorImpl.invoke(Unknown Source)
        at java.lang.reflect.Method.invoke(Unknown Source)
        at com.zerog.lax.LAX.launch(DashoA8113)
        at com.zerog.lax.LAX.main(DashoA8113)
#

Mobility Services Engine ソフトウェアの手動停止

Mobility Services Engine ソフトウェアは、初期設定後と各リブート後に自動的に実行されます。

ソフトウェアを手動で停止し、再起動するには、次の手順に従います


ステップ 1 ソフトウェアを停止するには、 /etc/init.d/msed stop を入力します。

ステップ 2 / etc/init.d/msed status と入力してステータスを確認します。

ステップ 3 / etc/init.d/msed start と入力してソフトウェアを開始します。


 

Mobility Services Engine ソフトウェアの更新

Mobility Services Engine の更新は、シスコ WCS を使用するか、または Mobility Services Engine に接続されたコンソール ポートを使用して手動でソフトウェアをダウンロードして実行できます。


最新のシスコ WCS、Mobility Services Engine の互換性、および特定のリリースのインストレーション ノートについては、次の URL にある適切なリリース ノートを参照してください。http://www.cisco.com/en/US/products/ps9742/tsd_products_support_series_home.html


Mobility Services Engine のソフトウェアをダウンロードし、更新を行う前に、次のことに注意してください。

Mobility Services Engine(サーバ)イメージは圧縮されています。ソフトウェア イメージは、シスコ WCS からのダウンロード中に自動的に解凍されます。

新たにロードされた Mobility Services Engine ソフトウェアのバージョンが [Cisco WCS Mobility] > [Mobility Service Engines] ウィンドウ(リリース 5.x)に表示されるには約 5 分が必要です。


) リリース 6.0 では、パスは、[Services] > [Mobility Services] です。



) シスコ WCS は、Mobility Services Engine の接続およびデータベースの更新について、デフォルトで 5 分ごとにクエリーを実行します。


シスコ WCS の使用によるソフトウェアのダウンロード

シスコ WCS を使用してソフトウェアを Mobility Services Engine にダウンロードするには、次の手順に従います。


ステップ 1 イメージのダウンロードに使用するシスコ WCS または外部 FTP サーバから、Mobility Services Engine に対して ping を実行できることを確認します。

ステップ 2 Cisco WCS で、[Mobility] > [Mobility Service Engines](リリース 5.x)を選択します。


) リリース 6.0 では、パスは、[Services] > [Mobility Services] です。


ステップ 3 ソフトウェアをダウンロードする Mobility Services Engine の名前をクリックします。

ステップ 4 [Maintenance] を選択します(左側のパネル)。

ステップ 5 [Download Software] を選択します。

ステップ 6 ソフトウェアをダウンロードするには、次のいずれかを実行します。

シスコ WCS のディレクトリにリストされているソフトウェアをダウンロードするには、[Select from uploaded images to transfer into the Server] チェックボックスをオンにします。次に、ドロップダウン メニューからバイナリ イメージを選択します。

シスコ WCS により、ドロップダウン メニューにリストされているバイナリ イメージが、シスコ WCS のインストール時に指定した FTP サーバ ディレクトリにダウンロードされます。

ローカルまたはネットワーク経由で使用可能なダウンロード済みソフトウェアを使用するには、[Browse a new software image to transfer into the Server] チェックボックスをオンにし、[Browse] をクリックします。ファイルを見つけ、[Open] をクリックします。

ステップ 7 ソフトウェア ダウンロードがタイムアウトになるまでの時間(秒単位、1 ~ 1800)を入力します。


) このタイムアウト設定は、Mobility Services Engine へのソフトウェア ダウンロードが期限切れになる前に許容される合計時間を表します。これは、FTP のパケットのタイムアウト設定ではありません。


ステップ 8 [Download] をクリックし、ソフトウェアを Mobility Services Engine の /opt/installers ディレクトリにダウンロードします。

ステップ 9 イメージが Mobility Services Engine に転送されたら、Mobility Services Engine の CLI にログインして /opt/installers ディレクトリから ./image-name コマンドを入力してインストーラ イメージを実行します。

ステップ 10 ソフトウェアを実行するには、 /etc/init.d/msed start を入力します。

ステップ 11 ソフトウェアを停止するには、 /etc/init.d/msed stop を入力します。ステータスを確認するには /etc/init.d/msed status と入力します。


 

ソフトウェアの手動ダウンロード

シスコ WCS を使用して自動的に Mobility Services Engine ソフトウェアを更新しない場合は、ローカル(コンソール)またはリモート(SSH)接続を使用して、次の手順に従ってソフトウェアを手動でアップグレードします。


ステップ 1 新しい Mobility Services Engine イメージをハード ドライブに転送します。

a. root としてログインし、バイナリ設定を使用して、外部 FTP サーバの root ディレクトリからソフトウェア イメージを送信します。

サンプルのソフトウェア イメージのファイルの名前 CISCO-MSE-L-K9-x-x-x-x-64bit.bin.gz で、各リリース で変わります。


) この時点では、Mobility Services Engine イメージは圧縮されています。



) FTP サーバのデフォルトのログイン名は、ftp-user です。


たとえば、次のようなエントリになります。
 
# cd /opt/installers
# ftp <FTP Server IP address>
Name: <login>
Password: <password>
binary
get CISCO-MSE-L-K9-x-x-x-x-64bit.bin.gz
<CTRL-Z>
#
 

b. イメージ( CISCO-MSE-L-K9-x-x-x-x-64bit.bin.gz )が Mobility Services Engine の /opt/installers ディレクトリにあることを確認します。

c. イメージ ファイルを解凍するには、次を入力します。

gunzip CISCO-MSE-L-K9-x-x-x-x-64bit.bin.gz
 

圧縮解除すると、 bin ファイルが生成されます。

 

d. root ユーザに対して CISCO-MSE-L-K9-x-x-x-x.bin ファイルの実行が許可されていることを確認します。そうでない場合は、次を入力します。

chmod 755 CISCO-MSE-L-K9-x-x-x-x.bin

ステップ 2 手動で Mobility Services Engine を停止するには、 root としてログインし、次を入力します。

/etc/init.d/msed stop.
 

ステップ 3 新しい Mobility Services Engine のイメージをインストールするには、次を入力します。

/opt/installers/CISCO-MSE-L-K9-x-x-x-x.bin
 

ステップ 4 新しいモビリティ サービス ソフトウェアを起動するには、次を入力します。

/etc/init.d/msed start

注意 次の手順ではスクリプト ファイルをアンインストールしますが、システムからの指示がない限り実行しないでください。ファイルを削除すると、履歴データが不必要に消去されます。

ステップ 5 Mobility Services Engine のスクリプト ファイルをアンインストールするには、次を入力します。

/opt/mse/uninstall


 

失われたルート パスワードの回復

Mobility Services Engine の root パスワードを忘れた場合、次の手順を実行します。


ステップ 1 GRUB 画面が表示されたら、Esc を押してブート メニューを開始します。


注意 GRUB パスワードを忘れた場合は、ログインできません。また、RMA を準備するために TAC に連絡する必要があります。


) キーボード、マウス、モニタはユニットに接続するのではなく、コンソール ポートを使って接続する必要があります。


ステップ 2 e を押して編集します。

ステップ 3 「kernel」 で始まる行に移動し、e を押します。

行の終わりにスペースと数字の 1 を入力します。Enter を押してこの変更を保存します。

ステップ 4 b を押してブート シーケンスを開始します。

ブート シーケンスの最後にシェル プロンプトが表示されます。


) 単一ユーザ モードのパスワードを設定した場合は、シェル プロンプトは表示されません。


ステップ 5 passwd コマンドを入力すると、ルート パスワードを変更できます。

ステップ 6 新しいパスワードを入力して確定します。

ステップ 7 マシンを再起動します。