Cisco CMX 分析コンフィギュレーション ガイド
CMX 分析について
CMX 分析について
発行日;2015/04/05 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 4MB) | フィードバック

目次

CMX 分析について

Cisco Unified Wireless Network での CMX 分析

ネットワーク情報の取得

CMX 分析について

CMX 分析は、Mobility Services Engine(MSE)からの Wi-Fi デバイス ロケーションを分析するためにパッケージ化されたデータ分析ツールを提供するシステムです。CMX 分析サービスは、MSE リリース 7.4 で初めて統合された高度なロケーション サービスです。

ネットワーク内でワイヤレス デバイスが有効化されている場合、そのワイヤレス デバイスはプローブ要求パケットを送信して、その近隣のワイヤレス ネットワークを識別します。ワイヤレス LAN(WLAN)のアクセス ポイントに接続した後でも、クライアント デバイスは、より良い QoS を得るために、他のアクセス ポイントを特定するためのプローブ要求パケットを送信し続けます。アクセス ポイントは、各種のワイヤレス デバイスからこの要求と関連する受信信号強度インジケータ(RSSI)を収集し、それらをワイヤレス LAN コントローラ(WLC)に送信します。コントローラは、この情報を分析のために MSE に送信します

各種 AP から収集された基本データを分析すると、建物内で Wi-Fi デバイスを使用しているユーザの移動および行動パターンについて情報や知識を得ることができます。建物としては、空港、ショッピング モール、シティ センターなどが考えられます。

CMX 分析システムは、次の内容を実行します。

ビジター数、費やす時間、敷地内部に訪れる頻度を推定します。

敷地内部を移動し、対話する人々の行動パターンに対する詳細な洞察を提供します。

敷地内部のマーケティングを測定して、ビジネス パフォーマンスを分析します。

ピーク時に十分な人員を配置すること、適切な信号、十分に活用されていない領域に変更を加えることで、顧客満足度を向上させます。

CMX 分析により、組織は WiFi およびロケーション テクノロジーから、多くの有用なビジネス インテリジェンスを得ることができます。ロケーション テクノロジーが機能するためには、正確なマップと、少なくとも 3 個のアクセス ポイント(AP)からの三角測量による計算が必要です。多くの導入環境では、AP が 2 個しかなく、三角測量によるロケーション計算を実行できません。プレゼンス分析を使用すると、1 ~ 2 個の AP だけを導入している組織でも WiFi テクノロジーを使って顧客のパターンと振る舞いを把握できます。プレゼンス分析の詳細については、「プレゼンス分析」を参照してください。

CMX 分析サービスは、次のモードを使用するように設定されています。

ロケーション専用モード:ロケーション対応ゾーンのデータを収集するには、Prime Infrastructure(PI)からゾーンをインポートする必要があります。

プレゼンス専用モード:プレゼンス対応サイトのデータだけを収集するには、プレゼンス サイトを作成する必要があります。PI からゾーンをインポートする必要はありません。

混在モード:ロケーション ゾーンとプレゼンス サイトの両方のデータを収集するには、PI からゾーンをインポートし、プレゼンス サイトを作成する必要があります。

この章は次のセクションで構成されています。この章は次のセクションで構成されています。

「CMX 分析システムのセット アップのワークフロー」

「Cisco Unified Wireless Network での CMX 分析」

「ネットワーク情報の取得」

Cisco Unified Wireless Network での CMX 分析

Cisco Unified Wireless Network (CUWN) ソリューションは、ビジネスのための非常に高いレベルのネットワーク セキュリティと多用途性を実現します。Cisco UWN ソリューションでは、オフィス内でのモビリティ向上やオフィス ビルディング間の接続のための安全なワイヤレス ネットワークを提供して、ご使用のネットワークを強化できます。次に、CUWN のコンポーネントを示します。

アクセス ポイント:アクセス ポイントはワイヤレス アクセスを提供するネットワーク側のエンド ポイントです。

ワイヤレス LAN コントローラ:WLAN コントローラは、高い拡張性と柔軟性を備えたプラットフォームで、中大規模企業やキャンパス環境でのミッションクリティカルなワイヤレス通信のためのシステム全体のサービスを実現します。802.11n と 802.11 ac パフォーマンスと最大限の拡張性を重点に置いて設計された WLAN コントローラは、5000 個から 250 個のアクセス ポイントまでを同時に管理する能力により強化された稼働時間、信頼性の高いストリーミング ビデオや有料レベルの音声品質を可能にする優れたパフォーマンス、そして要求が非常に高い環境での安定したモビリティ経験を実現する進んだディザスタ リカバリ性能を備えています。ワイヤレス LAN コントローラは、AP がどのチャネルを操作しているか、クライアントはどのように AP に接続するか、どのセキュリティ タイプがサポートされているかなどについて、AP を積極的に管理します。

Cisco Prime Infrastructure:Prime Infrastructure はネットワーク管理者に、RF 予測、ポリシー プロビジョニング、ネットワーク最適化、トラブルシューティング、ユーザ トラッキング、セキュリティ モニタリング、および有線/無線 LAN システム管理の統一ソリューションを提供します。堅固なグラフィカル インターフェイスで、有線/無線 LAN の展開や操作はシンプルでコスト効率の高いものになります。詳細なトレンド分析および分析レポートにより、Prime Infrastructure は現行のネットワーク操作に不可欠なものになります。

Mobility Services Engine:Cisco Mobility Services Engine(MSE)は、モビリティ サービスおよびアプリケーションの配信に新たなアプローチを提供する、オープン プラットフォームです。MSE は、Prime Infrastructure によって管理され、さまざまなサービスをサポートします。次の 2 種類の MSE モデルが使用可能です。

Cisco 3355 Mobility Services Engine

Mobility Service Engine 仮想アプライアンス

次の図は、CMX 分析システムに組み込まれるアーキテクチャ全体を示します。CMX 分析システムは、次のコンポーネントで構成されます。

分析

レポート

管理機能

図 1-1 CMX 分析アーキテクチャ

ネットワーク情報の取得

デバイスまたはパス情報データベースのダウンロードおよび作成プロセスは自動的に行われます。新たにインストールした場合、データの収集はただちに開始され、15 分ごとにデータの増分をダウンロードし続けます。データを収集している既存の MSE へアップグレードする場合、システムは 15 分ごとのダウンロードを続ける前に、過去 3 日間または正常終了した最終のダウンロード(最短であるものすべて)からのデータをダウンロードします。分析は、データがデータベースに存在する場合すぐに利用できます。


) 分析は、分析データベースに保存されている現在利用可能なデータで実行されます。未加工のデータ量には制限があり、MSE の使用可能なディスク容量に基づいています。最新の状態にデータを維持するには、いずれかの時点で、ロール オーバーまたはプルーニングが必要です。そのため、分析に使用できる日数は、保存できるポイントの量に左右されます。現在のデフォルトは 800 万ポイントで、790 万ポイントに切り下げられます。しかし、分析データベースに比べてかなり小さい集約データベースまたはサマリー データベースからレポートが実行されます。これは、より長い期間データを保持するため、結果的に分析より広範囲の日数をレポートに使用できることを意味します。