Cisco Context-Aware Service コンフィギュレーション ガイド リリース 7.2.103.0
Context-Aware Service の計画および検証
Context-Aware Service の計画および検証
発行日;2013/05/14 | 英語版ドキュメント(2012/11/14 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

Context-Aware Service の計画および検証

ライセンス要件

注意事項と制約事項

データ、音声、およびロケーションの展開についての計画

注意事項と制約事項

アクセス ポイントの配置の計算

キャリブレーション モデル

キャリブレーション モデルの情報

注意事項と制約事項

データ ポイントおよびキャリブレーション モデルの作成および適用

位置の準備状態と品質の調査

注意事項と制約事項

アクセス ポイント データを使用したロケーションの準備状態の確認

キャリブレーション データを使用した位置の品質の調査

ロケーション精度の確認

スケジュール設定された精度テストを使用した現在のロケーション精度の検証

オンデマンドのロケーション精度テストの使用

チョークポイントを使用したタグの位置報告の精度の向上

注意事項と制約事項

NCS へのチョークポイントの追加

NCS からのチョークポイントの削除

Wi-Fi TDOA レシーバを使用したタグ ロケーション レポートの強化

Cisco Unified Wireless Network 内で TDOA レシーバを使用するための前提条件

NCS への Wi-Fi TDOA レシーバの追加

NCS からの Wi-Fi TDOA レシーバの削除

最適化モニタ モードを使用したタグ ロケーション レポートの強化

注意事項と制約事項

タグのモニタリングとロケーション計算の最適化

フロア上の包含リージョンと除外リージョンの定義

注意事項と制約事項

フロア上の包含リージョンの定義

フロア上の除外リージョンの定義

フロアでのレール ラインの定義

注意事項と制約事項

フロアでのレールの定義

Context-Aware Service パラメータの変更

ライセンス要件

注意事項と制約事項

追跡パラメータの変更

注意事項と制約事項

Mobility Services Engine の追跡パラメータの設定

フィルタリング パラメータの変更

注意事項と制約事項

Mobility Services Engine のフィルタリング パラメータの設定

履歴パラメータの変更

Mobility Services Engine の履歴設定

ロケーション プレゼンスの有効化

注意事項と制約事項

Mobility Services Engine でのロケーション プレゼンスの有効化と設定

アセット情報のインポートとエクスポート

アセット情報のインポート

アセット情報のエクスポート

ロケーション パラメータの変更

注意事項と制約事項

ロケーション パラメータの設定

通知の有効化および通知パラメータの設定

注意事項と制約事項

通知の有効化

通知パラメータの設定

通知統計情報の表示

コントローラのロケーション テンプレート

コントローラの新しいロケーション テンプレートの設定

有線スイッチおよび有線クライアントでのロケーション サービス

有線クライアントのロケーション サービスをサポートするための前提条件

注意事項と制約事項

CLI を使用した Catalyst スイッチの設定

NCS への Catalyst スイッチの追加

Mobility Services Engine への Catalyst スイッチの割り当ておよび同期

Mobility Services Engine への NMSP 接続の確認

Context-Aware Service の計画および検証

この章では、屋内または屋外領域内の要素(クライアント、タグ、不正クライアント、および不正アクセス ポイント)のロケーション精度を高めるために使用できる多数のツールと設定について説明します。

この章の内容は、次のとおりです。

「ライセンス要件」

「注意事項と制約事項」

「データ、音声、およびロケーションの展開についての計画」

「キャリブレーション モデル」

「位置の準備状態と品質の調査」

「ロケーション精度の確認」

「チョークポイントを使用したタグの位置報告の精度の向上」

「Wi-Fi TDOA レシーバを使用したタグ ロケーション レポートの強化」

「最適化モニタ モードを使用したタグ ロケーション レポートの強化」

「フロア上の包含リージョンと除外リージョンの定義」

「フロアでのレール ラインの定義」

「Context-Aware Service パラメータの変更」

「通知の有効化および通知パラメータの設定」

「コントローラのロケーション テンプレート」

「有線スイッチおよび有線クライアントでのロケーション サービス」

「Mobility Services Engine への NMSP 接続の確認」

ライセンス要件

アクセス ポイントからタグおよびクライアントに関する状況依存情報を取得するには、シスコからライセンスを購入する必要があります。タグとクライアントのライセンスはそれぞれ個別に提供されます。(クライアントのライセンスには、不正クライアントと不正アクセス ポイントのトラッキングも含まれます)。

詳細については、 http://www.cisco.com/en/US/products/ps9742/products_data_sheets_list.html で『 Cisco 3300 Series Mobility Services Engine Licensing and Ordering Guide』を参照してください。

Mobility Services Engine へのクライアントとタグのライセンスの追加に関する詳細については、「モビリティ サービス エンジンとライセンスの追加および削除」を参照してください。

注意事項と制約事項

Mobility Services Engine にインストールされている Context-Aware Service(CAS)は、ロケーション情報、およびアクセス ポイントからクライアントまたはタグ(Cisco CX バージョン 1 以降)に関する状況依存情報(温度やアセットの可用性など)を取得します。

非 Cisco CX タグは NCS で追跡されないか、マッピングされません。

Context-Aware Service は、以前はシスコの位置情報サービスと呼ばれていました。

データ、音声、およびロケーションの展開についての計画

アクティブなサービス(データ、音声、ロケーション、またはその組み合わせ)に基づいてアクセス ポイントの推奨される数およびロケーションを計算できます。

ここでは、次の内容について説明します。

「注意事項と制約事項」

「アクセス ポイントの配置の計算」

注意事項と制約事項

マップに表示するには、アクセス ポイント、クライアント、およびタグを [Monitor] > [Site Maps] ページの [Floor Settings] メニューで選択する必要があります。

推奨される計算では、常に強い信号が必要であると見なされます。場合によっては、推奨未満のアクセス ポイントが必要になることがあります。

推奨されるアクセス ポイントにおいて、少なくとも 90 % の確率で、7 m 以内にある要素の真のロケーションが提供されるようにするには、[Location Services] を選択する必要があります。

アクセス ポイントの配置の計算

フロア上のアクセス ポイントの推奨される数および配置を計算する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 [Monitor] > [Site Maps] を選択します。

[Site Map] ページが表示されます。

ステップ 2 表示される概要リストの適切なマップ名のリンクをクリックします。

ビルディングのマップを選択した場合は、[Building View] ページでフロア マップを選択します(図 9-1 を参照)。

図 9-1 [Floor View] ページ

 

インストールされているすべての要素(アクセス ポイント、クライアント、タグ)の配置および相対的な信号強度を示した、色分けされたマップが表示されます。


) マップに表示するには、[Access Points]、[Clients]、および [802.11 Tags] チェックボックスを [Monitor] > [Site Maps] ページの [Floor Settings] ダイアログボックスで選択する必要があります(図 9-1 を参照)。


ステップ 3 [Select a command] ドロップダウン リスト(右上)から、[Planning Mode] を選択し、[Go] をクリックします。

マップがページ上部に [Planning Mode] オプションとともに示されます。

ステップ 4 [Add APs] をクリックします。

表示されるページで、破線の四角形を、推奨されるアクセス ポイントを計算するマップ ロケーションにドラッグします。


) 四角形の端を選択し、Shift キーを押したままにして、四角形のサイズまたは配置を調整します。必要に応じてマウスを動かし、目的の位置の輪郭を描きます。


ステップ 5 フロアで使用されるサービスの隣の [Select] チェックボックスをオンにします。オプションには、[Data/Coverage (default)]、[Voice]、[Location]、および [Location with Monitor Mode APs] があります。[Calculate] をクリックします。

推奨されるアクセス ポイント数が表示されます。


) 各サービス オプションには、そのオプションの上に示されているすべてのサービスが含まれます。たとえば、[Location] チェックボックスをオンにした場合、計算では、必要なアクセス ポイント数を決定する際に、データ/カバレッジ、音声、およびロケーションが考慮されます。


ステップ 6 [Apply] をクリックして、選択した領域のアクセス ポイントの推奨数および提案された配置に基づいてマップを生成します。


 

キャリブレーション モデル

キャリブレーション モデルの情報

指定した RF モデルがフロアのレイアウトを十分に表していない場合、減衰特性をより正確に表すキャリブレーション モデルを作成し、フロアに適用できます。一般的な減衰特性を多くのフロアで共有している環境(図書館など)では、キャリブレーション モデルを 1 つ作成して、同一の物理レイアウトおよび同一の展開を持つフロアに適用できます。

2 つの方法のいずれかを使用してキャリブレーションのデータを収集できます。

データ ポイント収集:キャリブレーション ポイントを選択し、カバレッジ領域のロケーションを一度に 1 つ計算します。

リニア ポイント収集:一連のリニア パスを選択して、パスを経由する際にカバレッジ領域を計算します。通常、このアプローチはデータ ポイント収集よりも速く計算できます。また、データ ポイント収集を使用すると、リニア パスで見つからないロケーション データを増やすことができます。

この項では、次のトピックについて取り上げます。

「注意事項と制約事項」

「データ ポイントおよびキャリブレーション モデルの作成および適用」

注意事項と制約事項

キャリブレーション モデルは、クライアント、不正なクライアント、および不正なアクセス ポイントのみに適用できます。タグのキャリブレーションには、 AeroScout システム マネージャ を使用します。タグのキャリブレーションの詳細については、URL http://support.aeroscout.com にあるマニュアルを参照してください。

802.11a/n 無線と 802.11b/g/n 無線の両方をサポートするクライアント デバイスを使用して、両方の周波数帯のキャリブレーションを迅速に処理することを推奨します。

ラップトップまたはその他の無線デバイスを使用してブラウザを開いて NCS にアクセスし、キャリブレーション プロセスを実行します。

キャリブレーション データの収集には関連付けられたクライアントのみを使用します。

近辺にあるすべてのアクセス ポイントでクライアントが均等に検出されるように、データ収集中のキャリブレーション クライアント ラップトップを回転させます。

データ収集バーが完了を示したとしても、終了ポイントに到達するまでデータ収集を中止しないでください。

通常、ポイント キャリブレーションでは、リニア キャリブレーションよりも正確なキャリブレーションが行われることが明らかになっています。

データ ポイントおよびキャリブレーション モデルの作成および適用

データ ポイントとリニア キャリブレーション モデルを作成して適用するには、次の手順に従ってください。


ステップ 1 [Monitor] > [Site Maps] を選択します。

ステップ 2 [Select a command] ドロップダウン リストから、[RF Calibration Models] を選択します。[Go] をクリックします。

ステップ 3 [Select a command] ドロップダウン リストから、[Create New Model] を選択します。[Go] をクリックします。

ステップ 4 [Model Name] テキスト ボックスでモデルに名前を割り当てます。[OK] をクリックします。

新しいモデルは、他の RF キャリブレーション モデルとともに表示されますが、そのステータスは [Not yet calibrated] として表示されます。

ステップ 5 キャリブレーション プロセスを開始するには、[Model Name] リンクをクリックします。新しいモデルの詳細が示された新しいページが表示されます。


) このページでは、[Select a command list] ドロップダウン リストから適切なオプションを選択して、キャリブレーション モデルの名前変更と削除を行うことができます。モデルの名前を変更する場合は、[Rename Model] を選択する前に新しい名前を入力します。


ステップ 6 [Select a command] ドロップダウン リストから、[Add Data Points] を選択し、[Go] をクリックします。

ステップ 7 Cisco Centralized アーキテクチャを介して NCS に接続されたモバイル デバイスからこのプロセスを実行すると、[MAC address] テキスト ボックスに自動的にデバイスのアドレスが読み込まれます。キャリブレーションの実行に使用しているデバイスの MAC アドレスを手動で入力することもできます。手動で入力する MAC アドレスはコロンで区切る必要があります(例:FF:FF:FF:FF:FF:FF)。


) このプロセスが Cisco Centralized アーキテクチャを介して NCS に接続されたモバイル デバイスから実行されている場合は、MAC アドレス テキスト ボックスに自動的にデバイスのアドレスが読み込まれます。


ステップ 8 キャリブレーションを実行する適切なキャンパス、ビルディング、フロア、または屋外領域を選択します(図 9-2 を参照)。[Next] をクリックします。


) 屋外領域のキャリブレーションはリリース 7.0.200.x 以降でサポートされています。このオプションを使用して、キャリブレーション データ ポイントを屋外領域に追加できます。キャリブレーションと同様の手順を使用して、データ ポイントを屋外領域に追加できます。


図 9-2 キャリブレーションの開始

 

ステップ 9 選択したフロア マップおよびアクセス ポイントのロケーションが表示されるときには、キャリブレーションのためにデータが収集されたロケーションがプラス マーク(+)のグリッドで表されます。

これらのロケーションをガイドラインとして使用して、[Calibration Point] ポップアップ(ポイント収集の場合)または [Start]/[Finish] ポップアップ(リニア収集の場合)のいずれかを適切に配置することにより、データのポイント収集またはリニア収集のいずれかを実行できます。これらのポップアップは、それぞれのオプションが表示されるとマップ上に表示されます。

a. ポイント収集を実行するには、次の手順を実行します。

1. [Collection Method] ドロップダウン リストから [Point] を選択し、[Show Data Points] チェックボックスがまだオンになっていない場合にはオンにします。マップ上に [Calibration Point] ポップアップが表示されます。

2. データ ポイント(+)に [Calibration Point] ポップアップの先端を配置し、[Go] をクリックします。データ収集の進捗を示すページが表示されます。

3. 選択したデータ ポイントでデータ収集が完了し、カバレッジ領域がマップ上に表示されたら、[Calibration Point] ポップアップを別のデータ ポイントに移動して [Go] をクリックします。


) マップ上に表示されたカバレッジ領域は色分けされ、そのデータを収集するために使用した特定の無線 LAN 規格に対応します。色分けに関する情報は、左側のサイドバー メニューの凡例内に表示されます。また、キャリブレーション処理の進捗は、凡例の上の 2 つのステータス バーに示されます。1 つは 802.11a/n 用、もう 1 つは 802.11b/g/n 用です。



) データ ポイントを削除するには、[Delete] をクリックして適切なデータ ポイント上に表示される黒の四角形を移動します。必要に応じて、Ctrl キーを押しながらマウスを移動し、四角形のサイズを変更します。


4. 関連する周波数帯(802.11a/n、802.11b/g/n)のキャリブレーション ステータス バーに [done] と表示されるまで、ポイント収集のステップ a1 ~ a3 を繰り返します。


) キャリブレーション ステータス バーは、少なくとも 50 か所の異なるロケーションと 150 個の測定結果を収集すると、キャリブレーションのデータ収集の完了を表示します。キャリブレーション プロセスで保存されたそれぞれの位置で、複数のデータ ポイントが収集されます。キャリブレーション処理の進捗は、凡例の上の 2 つのステータス バーに示されます。1 つは 802.11b/g/n 用、もう 1 つは 802.11a/n 用です。


b. リニア収集を実行するには、次の手順を実行します。

1. [Collection Method] ドロップダウン リストから [Linear] を選択し、[Show Data points] チェックボックスがまだオンになっていない場合にはオンにします。[Start] ポップアップと [Finish] ポップアップの両方と共に、マップ上に線が表示されます。

2. 開始データ ポイントに [Start] ポップアップの先端を配置します。

3. 終了データ ポイントに [Finish] ポップアップを配置します。

4. 開始データ ポイントにラップトップを持って立ち、[Go] をクリックします。定義されたパスに沿って終了ポイントに向かって一定のペースで歩きます。データ収集が処理中であることを示すダイアログボックスが表示されます。


) データ収集バーが完了を示したとしても、終了ポイントに到達するまでデータ収集を中止しないでください。


5. 終了ポイントに到達したら、スペース バー(またはデータ収集ページ上の [Done])を押します。収集ダイアログボックスには、収集したサンプル数が表示されます。収集ダイアログボックスが閉じると、マップが表示されます。マップには、データが収集されたすべてのカバレッジ領域が表示されます。


) 誤って選択したデータ ポイントを削除するには、[Delete] をクリックして適切なデータ ポイント上に表示される黒の四角形を移動します。必要に応じて、Ctrl キーを押しながらマウスを移動し、四角形のサイズを変更します。



) カバレッジ領域は色分けされ、そのデータの収集に使用される特定のワイヤレス LAN の規格(802.11a/n、802.11b/g/n、802.11a/b/g/n)に対応します(左ペインの凡例を参照してください)。


6. 各周波数帯のステータス バーが [complete] になるまで、ステップ b2 ~ b5 を繰り返します。


) リニア収集に加えてデータ ポイント収集を実行すると、見つからないカバレッジ領域に対応できます。ステップ 9 a. を参照してください。


ステップ 10 データ ポイントのキャリブレーションを行うには、ページ上部のキャリブレーション モデル名をクリックします。このモデルのメイン ページが表示されます。

ステップ 11 [Select a command] ドロップダウン リストから、[Calibrate] を選択し、[Go] をクリックします。

ステップ 12 キャリブレーションが完了したら、[Inspect Location Quality] をクリックします。RSSI 測定値を示すマップが表示されます。

ステップ 13 新しく作成されたキャリブレーション モデルを使用するには、それが作成されたフロアにそのモデル適用する必要があります(また、類似する減衰特性を持つその他のフロアについても同様)。[Monitor] > [Site Maps] を選択して、フロアを見つけます。フロア マップのインターフェイスで、ドロップダウン リストから [Edit Floor Area] を選択し、[Go] をクリックします。

ステップ 14 [Floor Type (RF Model)] ドロップダウン リストから、新たに作成したキャリブレーション モデルを選択します。[OK] をクリックして、フロアにモデルを適用します。


) このプロセスを、必要なモデルとフロアの数に応じて繰り返します。モデルをフロアに適用すると、すべてのロケーションは、キャリブレーション モデルからの収集された減衰データを使用して決定されます。



 

位置の準備状態と品質の調査

NCS を設定することで、既存のアクセス ポイント配置の能力を確認し、少なくとも 90 % の確率で、7 m 以内にあるクライアント、不正クライアント、不正アクセス ポイント、またはタグの真のロケーションを推定できます。ロケーションの準備状態の計算は、アクセス ポイントの数と配置によって決定されます。

ここでは、次の内容について説明します。

「注意事項と制約事項」

「アクセス ポイント データを使用したロケーションの準備状態の確認」

「キャリブレーション データを使用した位置の品質の調査」

注意事項と制約事項

アクセス ポイント データを使用したロケーションの準備状態の確認

物理的な検査およびキャリブレーション中に収集されるデータ ポイントを使用して、ロケーションがロケーション仕様(7 m、90 %)を満たしていることを確認できます。

アクセス ポイント データを使用したロケーションの準備状態の確認

アクセス ポイント データを使用してロケーションの準備状態を調べるには、次の手順に従ってください。


ステップ 1 [Monitor] > [Site Maps] を選択します

ステップ 2 リストから適切なフロア ロケーションのリンクを選択します。

インストールされているすべてのアクセス ポイント、クライアント、およびタグの配置およびその相対的な信号強度を示すマップが表示されます。


) RSSI が表示されない場合は、左側のサイドバー メニューの [AP Heatmaps] チェックボックスをオンにして、AP ヒートマップを有効にできます。



) クライアント、802.11 タグ、アクセス ポイント、および干渉が表示されない場合は、左側のサイドバー メニューでそれぞれのチェックボックスがオンになっていることを確認します。また、クライアントとタグをそれぞれ追跡するには、クライアントとタグの両方のライセンスを購入済みである必要があります。詳細については、http://www.cisco.com/en/US/products/ps9742/products_data_sheets_list.html で『Cisco 3300 Series Mobility Services Engine Licensing and Ordering Guide』を参照してください。



) クライアントとタグのライセンスのインストールの詳細については、「モビリティ サービス エンジンとライセンスの追加および削除」を参照してください。


ステップ 3 [Select a command] ドロップダウン リストから、[Inspect Location Readiness] を選択し、[Go] をクリックします。

10 m、90 % のロケーション仕様を満たす領域([Yes] で示される)と満たさない領域([No] で示される)を示す、色分けされたマップが表示されます。


 

キャリブレーション データを使用した位置の品質の調査

領域を実際に調査する際に生成されたデータ ポイントに基づくキャリブレーション モデルが完了すると、アクセス ポイントの位置品質を調査できます。

キャリブレーションに基づき位置品質を調査するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [Monitor] > [Site Maps] を選択します

ステップ 2 [Select a command] ドロップダウン リストから、[RF Calibration Model] を選択します。[Go] をクリックします

定義されたキャリブレーション モデルの一覧が表示されます。

ステップ 3 適切なキャリブレーション モデルをクリックします。

最後のキャリブレーションの日付、キャリブレーションに使用される信号タイプ別(802.11a、802.11 b/g)のデータ ポイントの数、位置、およびカバレッジを含むキャリブレーションの詳細が表示されます。

ステップ 4 [Inspect Location Quality] リンクをクリックします。

ロケーション エラーの割合を示す、色分けされたマップが表示されます。


) 選択されている距離を変更して、位置エラーへの影響を確認できます。



 

ロケーション精度の確認

ロケーション精度を確認することによって、既存のアクセス ポイントの配置が配置のロケーション精度を予測できることを確認します。

Location Accuracy Tool を使用すると、不正ではないクライアントと不正クライアント、アセット タグ、および干渉のロケーション精度を分析できます。

Location Accuracy Tool では、スケジュール設定済みまたはオンデマンドのいずれかのロケーション精度テストを実行できます。両方とも、シングル ウィンドウで設定および実行されます。

Location Accuracy Tool を使用してロケーション精度をテストするには 2 種類の方法があります。

Scheduled Accuracy Testing:クライアントとタグがすでに展開されており、無線 LAN にアソシエートされている場合に使用します。テストが定期的なスケジュール設定済みベースで実行できるようにクライアントとタグがすでに事前に配置されている場合は、定期テストを設定して保存できます。

オン デマンド精度テスト:要素はアソシエートされているが、事前に配置されていない場合に使用します。オンデマンド テストを使用すると、多数のさまざまな位置のクライアント、タグ、および干渉源の位置精度をテストできます。通常は、少数のクライアント、タグ、干渉源のロケーション精度をテストするために使用します。


) Accuracy Tool では、スケジュール設定済みまたはオンデマンドのいずれかのロケーション精度テストを実行できます。両方のテストとも、1 つのページで設定および実行されます。


ここでは、次の内容について説明します。

「スケジュール設定された精度テストを使用した現在のロケーション精度の検証」

「オンデマンドのロケーション精度テストの使用」

スケジュール設定された精度テストを使用した現在のロケーション精度の検証

スケジュール設定された精度テストを設定するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [Tools] > [Location Accuracy Tool] の順に選択します。

ステップ 2 [Select a command] ドロップダウン リストから、[New Scheduled Accuracy Test] を選択します。

ステップ 3 テスト名を入力します。

ステップ 4 ドロップダウン リストから領域タイプを選択します。

ステップ 5 [Campus] はデフォルトでシステムのキャンパスとして設定されます。この設定を変更する必要はありません。

ステップ 6 ドロップダウン リストからビルディングを選択します。

ステップ 7 ドロップダウン リストからフロアを選択します。

ステップ 8 日、時、分を入力して、テストの開始時間および終了時間を選択します。時間は、24 時間表記です。


) テストの開始時間を入力する場合は、テストの開始前にマップ上にテストポイントを配置するのに十分な時間を確保します。


ステップ 9 テスト結果の宛先を選択します。ユーザに電子メールで送信するレポートを使用することも、[Accuracy Tests] > [Results] ページからテスト結果をダウンロードすることもできます。レポートは PDF 形式で示されます。


) [Email] オプションを選択する場合は、目的の電子メール アドレスに対して SMTP メール サーバを定義しておく必要があります。[Administrator] > [Settings] > [Mail Server Configuration] の順に選択して、適切な情報を入力します。


ステップ 10 [Position Testpoints] をクリックします。MAC アドレスを持つフロア上のクライアントおよびタグすべてのリストと共にフロア マップが表示されます。

ステップ 11 ロケーション精度を確認する各クライアントおよびタグの隣のチェックボックスをオンにします。

クライアントまたはタグの MAC アドレスのチェックボックスを選択すると、2 つの重複したアイコンがその要素のマップに表示されます。

一方のアイコンは実際の位置を表し、もう一方のアイコンは報告された位置を表しています。


) 一覧表示されないクライアントまたはタグの MAC アドレスを入力するには、[Add New MAC] チェックボックスをオンにして MAC アドレスを入力し、[GO] をクリックします。その要素のアイコンがマップに表示されます。新しく追加された要素が Mobility Services Engine の別のフロアにある場合は、アイコンの左隅(0,0)位置に表示されます。


ステップ 12 要素の実際の位置が報告された位置と同じではない場合、その要素の実際の位置アイコンをマップ上の正しい位置にドラッグします。


) 実際の位置のアイコンだけをドラッグできます。


ステップ 13 すべての要素が配置されたら [Save] をクリックします。正常な精度テストを確認するダイアログボックスが表示されます。

ステップ 14 [OK] をクリックして、確認ページを閉じます。[Accuracy Tests] 概要ページに戻ります。


) テストの実行直前には、精度テスト ステータスは [Scheduled] と表示されます。テストが実行中であると、ステータスに [In Progress] が表示され、テストが終了すると [Idle] が表示されます。テストが正常に終了しないと [Failure] ステータスが表示されます。


ステップ 15 ロケーション精度テストの結果を表示するには、[Test name] をクリックして表示されるページの [Results] タブをクリックします。

ステップ 16 [Results] ページで、 [Saved Report] 見出しの下の [Download] リンクをクリックしてレポートを表示します。

Scheduled Location Accuracy Report に表示される情報は、次のとおりです。

さまざまなエラー範囲内の要素の割合を説明する概要のロケーション精度レポート

エラー距離ヒストグラム

累積エラー分散グラフ

エラー距離経時グラフ

ロケーション精度がテストされた各 MAC アドレスの概要(実際のロケーションとエラー距離の記載付き)、および各 MAC の空間精度(実際のロケーション対計算されたロケーション)と経時的エラー距離を示すマップの概要が表示されます。


 

オンデマンドのロケーション精度テストの使用

オンデマンド精度テストは、要素がアソシエートされているが、事前に配置されていない場合に実行します。オンデマンド精度テストを使用すると、多数のさまざまな位置のクライアントとタグの位置精度をテストできます。通常は、少数のクライアントとタグのロケーション精度をテストするのに使用します。

オンデマンド精度テストを実行するには、次の手順に従ってください。


ステップ 1 [Tools] > [Location Accuracy Tool] の順に選択します。

ステップ 2 [Select a command] ドロップダウン リストから、[New On demand Accuracy Test] を選択します。

ステップ 3 テスト名を入力します。

ステップ 4 ドロップダウン リストから領域タイプを選択します。

ステップ 5 [Campus] はデフォルトでシステムのキャンパスとして設定されます。この設定を変更する必要はありません。

ステップ 6 ドロップダウン リストからビルディングを選択します。

ステップ 7 ドロップダウン リストからフロアを選択します。

ステップ 8 [Accuracy Tests] > [Results] ページのテスト結果を参照します。レポートは PDF 形式で示されます。

ステップ 9 [Position Testpoints] をクリックします。座標(0,0)に赤色の十字線が付いたフロア マップが表示されます。

ステップ 10 ロケーション精度とロケーションの RSSI をテストするには、左側のドロップダウン リストから [client] または [tag] のいずれかを選択します。選択したオプション([client] または [tag])のすべての MAC アドレスのリストが、右側のドロップダウン リストに表示されます。

ステップ 11 ドロップダウン リストから MAC アドレスを選択し、赤色の十字線をマップ ロケーションに移動して、マウスをクリックして配置します。

ステップ 12 精度データの収集を開始するには、[Start] をクリックします。

ステップ 13 データの収集を終了するには、[Stop] をクリックします。[Stop] をクリックする前に少なくとも 2 分間テストを実行してください。

ステップ 14 マップを描画する各テストポイントでステップ 10ステップ 13 を繰り返します。

ステップ 15 テストポイントのマッピングが終了したら、[Analyze] をクリックします。

ステップ 16 表示されるページで [Results] タブをクリックします。

[On-demand Accuracy Report] に表示される概要は、次のとおりです。

さまざまなエラー範囲内の要素の割合を説明する概要のロケーション精度レポート

エラー距離ヒストグラム

累積エラー分散グラフ

ステップ 17 [Accuracy Tests] 概要ページから精度テスト ログをダウンロードするには、次の手順を実行します。

a. [listed test] チェックボックスをオンにし、[Select a command] ドロップダウン リストから [Download Logs] または [Download Logs for Last Run] を選択します。

b. [Go] をクリックします。

[Download Logs] オプションは、選択したテストのすべての精度テストのログをダウンロードします。

[Download Logs for Last Run] オプションは、選択したテストの最新のテスト実行のログのみをダウンロードします。


 

チョークポイントを使用したタグの位置報告の精度の向上

チョークポイント(別名 Exciter )をインストールすると、アクティブな RFID タグの精度の高いロケーション情報が提供されます。アクティブな Cisco CX バージョン 1 準拠の RFID タグがチョークポイントの範囲に入ると、チョークポイントにより誘導されます。その後、このチョークポイントの MAC アドレスが、誘導されたタグにより送信される次のビーコンに含められます。このタグ ビーコンを検出したすべてのアクセス ポイントはその後、情報をコントローラと Mobility Services Engine に転送します。

アクティブな Cisco CX 準拠のタグと一緒にチョークポイントを使用すると、タグとそのアセットに関するロケーション情報が即座に提供されます。Cisco CX タグがチョークポイントの範囲外に出ると、後続のビーコン フレームには、チョークポイントの識別情報が何も含まれません。タグのロケーションはデフォルトで、タグに関連付けられたアクセス ポイントにより報告される RSSI に基づいた標準の計算方法で決定されます。


) チョークポイントの設置、設定、および管理の詳細については、URL http://support.aeroscout.com にある『AeroScout Context-Aware Engine for Tags, for Cisco Mobility Services Engine Users Guide』を参照してください。


ここでは、次の内容について説明します。

「注意事項と制約事項」

「NCS へのチョークポイントの追加」

「NCS からのチョークポイントの削除」

注意事項と制約事項

チョークポイントの範囲は製品固有であり、チョークポイントのベンダーにより供給されます。

一般に出口の近くに配置されるチョークポイントは、Entry/Exit(境界)チョークポイントとして機能できます。クライアントまたはタグが 2 つのフロアで強力な RSSI を表示する場合、そのタグまたはクライアントが通過した最後の境界チョークポイントを調べて、そのクライアントまたはタグの現在のフロアのロケーションを判別できます。

チョークポイントの周囲の輪は、カバレッジ領域を示しています。Cisco CX タグとそのアセットがカバレッジ領域内を通過すると、ロケーションの詳細がブロードキャストされ、タグはチョークポイント カバレッジ円上に自動的にマップされます。タグがチョークポイントの範囲外に出ると、そのロケーションは以前と同様に計算されるため、チョークポイントの輪の上にはマップされなくなります。

NCS へのチョークポイントの追加

AeroScout システム マネージャを使用してチョークポイントを設置して設定したら、 NCS マップ上に配置することにより、チョークポイントを MSE に追加できます。

NCS にチョークポイントを追加するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 メイン メニューから、[Configure] > [Chokepoints] の順に選択します。

[Chokepoints] 概要ページが表示されます。

ステップ 2 [Select a command] ドロップダウン リストから、[Add Chokepoint] を選択し、[Go] をクリックします。

[Add Chokepoint] ページが表示されます(図 9-3 を参照)。

図 9-3 [Add Chokepoint] ページ

 

ステップ 3 チョークポイントの MAC アドレス、名前、カバレッジ範囲、およびスタティック IP アドレスを入力します。


) チョークポイントの範囲は製品固有であり、チョークポイントのベンダーにより供給されます。


ステップ 4 チョークポイントを境界チョークポイントとして動作させる場合は、[Entry/Exit Chokepoint] チェックボックスをオンにします。この機能は、領域またはフロアからのクライアントおよびタグの入口と出口を追跡するためのものです。

ステップ 5 [OK] をクリックして、チョークポイント エントリをデータベースに保存します。

新しいチョークポイントのエントリが一覧表示された状態で、[Chokepoints] 概要ページが表示されます(図 9-4 を参照)。

図 9-4 [Chokepoints] 概要ページ

 


) チョークポイントをデータベースに追加したら、適切な NCS フロア マップにチョークポイントを配置できます。


ステップ 6 チョークポイントをマップに追加するには、[Monitor] > [Site Maps] を選択します(図 9-5 を参照)。

図 9-5 [Monitor] > [Site Maps] ページ

 

ステップ 7 [Site Maps] ページで、チョークポイントのフロアのロケーションに対応するリンク([Build1] > [Floor2] など)を選択します。フロア マップが表示されます(図 9-6 を参照)。

図 9-6 選択された [Floor Map] ページ

 

ステップ 8 [Select a command] ドロップダウン リストから、[Add Chokepoints] を選択し、[Go] をクリックします。

[Add Chokepoints] 概要ページが表示されます(図 9-7 を参照)。


) [Add Chokepoints] 概要ページには、データベースに追加されていてもまだマップされていない、最近追加されたチョークポイントがすべて一覧表示されます。


図 9-7 [Add Chokepoints] 概要ページ

 

ステップ 9 マップに追加するチョークポイントの隣にあるチェックボックスをオンにします。[OK] をクリックします。

[chokepoint] アイコンが左上角に配置されたマップが表示されます。これで、マップ上にチョークポイントを配置できます。

ステップ 10 チョークポイント アイコンを左クリックし、適切な位置までドラッグします。


) [chokepoint] アイコンを配置するためにクリックすると、左側のサイドバーのメニューにチョークポイントの MAC アドレス、名前、およびカバレッジ範囲が表示されます。


ステップ 11 アイコンが正しくマップに配置されたら、[Save] をクリックします。

チョークポイントが追加されたフロア マップが再表示されます((注) を参照)。


) チョークポイントがマップ上に表示されない場合は、[Floor Settings] メニューにある [Chokepoints] チェックボックスを選択します。すべてのマップについてこの表示基準を保存する場合を除き、[Floor Settings] メニューから [Save Settings] を選択しないでください。



) [map] アイコンにマウスを移動すると、名前、範囲、Entry/Exit チョークポイント([yes] または [no])、およびチョークポイントのスタティック IP アドレスが表示されます。



 

NCS からのチョークポイントの削除

一度に 1 つ以上のチョークポイントを削除できます。

チョークポイントを削除するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [Configure] > [Chokepoints] を選択します。[Chokepoints] ページが表示されます。

ステップ 2 削除するチョークポイントの隣のチェックボックスをオンにします。

ステップ 3 [Select a command] ドロップダウン リストから、[Remove Chokepoints] を選択し、[Go] をクリックします(図 9-8 を参照)。

図 9-8 チョークポイントの削除

 

ステップ 4 チョークポイントの削除を確認するには、表示されるダイアログボックスで [OK] をクリックします。

[Chokepoints] ページが再度表示され、チョークポイントの削除を確認します。削除されたチョークポイントはページには表示されなくなります。


 

Wi-Fi TDOA レシーバを使用したタグ ロケーション レポートの強化

Wi-Fi TDOA レシーバは、追跡対象のタグ付き資産から送信される信号を受信するように設計された外部システムです。これらの信号はタグ付きアセットのロケーションの計算で使用するために Mobility Services Engine に転送されます。TDOA レシーバは、到達時間差(TDOA)の方法を使用して、タグのロケーションを計算します。TDOA はタグ付きアセットのロケーションを生成するために、最低 3 つの TDOA レシーバのデータを使用します。


) TDOA レシーバが使用されていない場合、タグのロケーション計算は、アクセス ポイントからの RSSI 測定値を使用して生成されます。


ここでは、次の内容について説明します。

「Cisco Unified Wireless Network 内で TDOA レシーバを使用するための前提条件」

「NCS への Wi-Fi TDOA レシーバの追加」

「NCS からの Wi-Fi TDOA レシーバの削除」

Cisco Unified Wireless Network 内で TDOA レシーバを使用するための前提条件

Cisco Unified Wireless Network 内で TDOA レシーバを使用する前に、次の手順を実行する必要があります。

1. ネットワークでモビリティ サービス エンジンをアクティブにします。

Mobility Services Engine の追加の詳細については、「モビリティ サービス エンジンとライセンスの追加および削除」を参照してください。

2. TDOA レシーバを NCS データベースとマップに追加します。

NCS への TDOA レシーバの追加の詳細については、「NCS への Wi-Fi TDOA レシーバの追加」を参照してください。

3. NCS とモビリティ サービス エンジンを同期します。

同期の詳細は、 「モビリティ サービス エンジンの同期」 を参照してください。

4. AeroScout システム マネージャ を使用して TDOA レシーバを設定します。


設定の詳細については、URL http://support.aeroscout.com にある『AeroScout Context-Aware Engine for Tags, for Cisco Mobility Services Engine Users Guide』を参照してください。



 

NCS への Wi-Fi TDOA レシーバの追加

NCS マップに TDOA レシーバを追加して同期した後で、TDOA レシーバ設定を変更するには、NCS ではなく AeroScout システム マネージャ アプリケーションを使用します。


設定オプションの詳細については、URL http://support.aeroscout.com にある『AeroScout Context-Aware Engine for Tags, for Cisco Mobility Services Engine User Guide』を参照してください。


TDOA レシーバを NCS データベースと適切なマップに追加するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [Configure] > [WiFi TDOA Receivers] を選択します。[WiFi TDOA Receivers] 概要ページが表示されます。

ステップ 2 [Select a command] ドロップダウン リストから、[Add WiFi TDOA Receivers] を選択し、[Go] をクリックします。

ステップ 3 TDOA レシーバの MAC アドレス、名前、およびスタティック IP アドレスを入力します。

ステップ 4 [OK] をクリックして、TDOA レシーバ エントリをデータベースに保存します。新規 TDOA レシーバ エントリがリストされた [WiFi TDOA Receivers] 概要ページが表示されます。


) TDOA レシーバをデータベースに追加したら、適切な NCS フロア マップに TDOA レシーバを配置できます。マップに TDOA レシーバを追加するには、ステップ 5 に進みます。


ステップ 5 マップに TDOA レシーバを追加するには、[p9ttds] を選択します。

ステップ 6 [Site Maps] ページで、TDOA レシーバのフロアのロケーションに対応するリンクを選択します。フロア マップが表示されます。

ステップ 7 まだオンになっていない場合、[Floor Settings] メニューの [WiFi TDOA Receivers] チェックボックスをオンにします。これによって、TDOA レシーバがマップに表示されます(図 9-9 を参照)。


) すべてのマップで TDOA レシーバを表示する(デフォルト設定)には、[Save Settings] をクリックします。


 

ステップ 8 [Select a command] ドロップダウン リストから、[Add WiFi TDOA receivers] を選択し、[Go] をクリックします。

[Add WiFi TDOA Receivers] 概要ページが表示されます。


) [WiFi TDOA Receivers] 概要ページに、データベースには追加されていても、まだマップされていない、最近追加したすべての TDOA レシーバがリストされます。


ステップ 9 マップに追加するには、各 TDOA レシーバの横にあるチェックボックスを選択します。[OK] をクリックします。

[TDOA receiver] アイコンが左上隅に配置されたマップが表示されます。これで、マップ上に TDOA レシーバを配置する準備ができました(図 9-9 を参照)。

図 9-9 マップでの WiFi TDOA レシーバの配置

 

ステップ 10 [TDOA receiver] アイコンを左クリックして、フロア マップ上の適切な場所にドラッグして配置します。


) また、宛先のロケーションの水平方向([Horz])および垂直方向([Vert])の座標を入力して、レシーバを配置することもできます。



) [TDOA receiver] アイコンを配置のためにクリックすると、TDOA レシーバの MAC アドレスと名前が左側のサイドバーのメニューに表示されます。


ステップ 11 TDOA レシーバを配置した後で、[Sensor Height] テキスト ボックスにレシーバの高さを入力します。

ステップ 12 アイコンが正しくマップに配置されたら、[Save] をクリックします。

追加された TDOA レシーバとともにフロア ヒート マップが再表示されます。


) マップの更新は、設定されたバックグラウンド ポーリング間隔によって決定されるため、マップの更新は即時に行われないことがあります。



 

NCS からの Wi-Fi TDOA レシーバの削除

1 つ以上の Wi-Fi TDOA レシーバを同時に削除できます。マップから TDOA レシーバを削除すると、NCS データベース内には残りますが、未割り当てのラベルが付けられます。

NCS から TDOA レシーバを削除するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [Configure] > [WiFi TDOA Receivers] を選択します。[WiFi TDOA Receivers] 概要ページが表示されます。

ステップ 2 削除する各 TDOA レシーバの横にあるチェックボックスを選択します。

ステップ 3 [Select a command] ドロップダウン リストから、[Remove WiFi TDOA Receivers] を選択し、[Go] をクリックします。

ステップ 4 TDOA レシーバの削除を確認するには、表示されるポップアップ ダイアログボックスで [OK] をクリックします。

[All WiFi TDOA Receivers] ページが表示されます。TDOA レシーバの削除を確認するメッセージが表示されます。削除された TDOA レシーバは、ページにリストされなくなります。


 

最適化モニタ モードを使用したタグ ロケーション レポートの強化

タグのモニタリングとロケーション計算を最適化するには、アクセス ポイントの 2.4GHz 帯(802.11b/g 無線)内で、最高 4 つのチャネルに対して TOMM(追跡最適化モニタ モード)を有効にできます。これによって、タグが機能するようにプログラミングされているチャネルだけを対象にチャネル スキャンを実行できます(チャネル 1、チャネル 6、チャネル 11 など)。

TOMM を有効にして、アクセス ポイントの 802.11 b/g 無線にモニタリング チャネルを割り当てる前に、アクセス ポイント レベルでモニタ モードを有効にする必要があります。

この項では、次のトピックについて取り上げます。

「注意事項と制約事項」

「タグのモニタリングとロケーション計算の最適化」

注意事項と制約事項

モニタ対象として 4 つすべてのチャネルを選択する必要はありません。

タグのモニタリングとロケーション計算の最適化

タグのモニタリングとロケーション計算を最適化するには、次の手順に従ってください。


ステップ 1 次の手順に従って、アクセス ポイントでモニタ モードを有効にします。

a. [Configure] > [Access Point] > [AP Name] を選択します。

b. AP モードとして [Monitor] を選択します。


) 詳細については、URL http://www.cisco.com/en/US/products/ps6305/products_installation_and_configuration_guides_list.html にある『Cisco Wireless Control System Configuration Guide, Release 7.0』を参照してください。


ステップ 2 次の手順を実行して、アクセス ポイント無線で TOMM を有効にして、モニタリング チャネルを割り当てます。

a. アクセス ポイント レベルでモニタ モードを有効にした後、[Configure] > [Access Points] の順に選択します。

b. [Access Points] 概要ページで、モニタ モードが有効になっているアクセス ポイントの [802.11 b/g Radio] リンクをクリックします。

c. [Radio details] ページで、チェックボックスを選択解除して [Admin Status] を無効にします。無線が無効になります。

d. [Enable TOMM] チェックボックスをオンにします。

e. アクセス ポイントでタグをモニタする最大 4 つのチャネル([Channel 1]、[Channel 2]、[Channel 3]、[Channel 4])を選択します。


) モニタ チャネルを削除するには、チャネルのドロップダウン リストから [None] を選択します。


f. [Save] をクリックします。

g. [Radio] パラメータ ページで、[Admin Status] チェックボックスを選択して無線を再度有効にします。

h. [Save] をクリックします。これで、アクセス ポイントが TOMM アクセス ポイントとして設定されました。

[Monitor] > [Access Points] ページに、AP モードが [Monitor] と表示されます。


 

フロア上の包含リージョンと除外リージョンの定義

フロア上のロケーション計算の精度をさらに高めるために、計算に含めるリージョン(包含領域)と計算に含めないリージョン(除外リージョン)を定義できます。

たとえば、ビルディング内のアトリウムや階段の吹き抜けなどのリージョンを除外して、作業領域(小個室、研究室、製造現場など)を含めることができます。

ここでは、次の内容について説明します。

「注意事項と制約事項」

「フロア上の包含リージョンの定義」

「フロア上の除外リージョンの定義」

注意事項と制約事項

除外領域と包含領域設定の設定時には、次のことを考慮してください。

NCS では、包含領域と除外領域はクライアントについてのみ計算されます。

包含領域と除外領域は多角形で表され、最低 3 点で構成される必要があります。

フロア上の包含リージョンを 1 つだけ定義できます。デフォルトでは、各フロアの包含リージョンは、そのリージョンが NCS に追加されるときに定義されます。包含リージョンは水色の実線で示され、通常はリージョンの輪郭を描きます。

フロア上の除外リージョンを複数定義できます。

新たに定義された包含リージョンと除外リージョンは、モビリティ サービス エンジンによってロケーションが再計算された後にヒートマップ上に表示されます。

これによって、ロケーションが再計算されるまで、このデバイスの一部が包含リージョンまたは除外リージョン外に配置される場合があります。

包含リージョンと除外リージョンをマップに表示するには、[Monitor] > [Site Maps] ページの [Floor Settings] メニューで [Location Regions] オプションを選択する必要があります。

フロア上の包含リージョンの定義

包含リージョンを定義するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [Monitor] > [Site Maps] を選択します。

ステップ 2 該当するフロアの名前をクリックします。

ステップ 3 [Select a command] ドロップダウン リストから、[Map Editor] を選択し、[Go] をクリックします。

ステップ 4 マップで、ツールバーの水色のボックスをクリックします。

一度に 1 つの包含リージョンのみ定義できることを示すメッセージ ボックスが表示されます。新しい包含リージョンを定義すると、以前に定義されていた包含リージョンは自動的に削除されます。デフォルトでは、各フロアの包含リージョンは、そのリージョンが NCS に追加されるときに定義されます。

ステップ 5 表示されるダイアログボックスで [OK] をクリックします。包含領域の輪郭を描画するための描画アイコンが表示されます。

ステップ 6 包含領域の定義を開始するには、描画アイコンをマップ上の開始ポイントに移動して、1 回クリックします。

ステップ 7 含める領域の境界に沿ってマウス カーソルを移動させ、クリックして境界線を終了します。再びクリックすると、次の境界線を定義できます。

ステップ 8 領域の輪郭が描画されるまでステップ 7 を繰り返したら、描画アイコンをダブルクリックします。水色の実線によって包含領域が定義されます(図 9-10 を参照)。

図 9-10 定義された包含領域

 

ステップ 9 [Command] > [Save] を選択するか、ツールバーの [disk] アイコンをクリックして、包含リージョンを保存します。


) 包含領域を誤って定義した場合は、領域をクリックします。選択された領域の輪郭が水色の破線で描かれます。次に、ツールバーの [X] アイコンをクリックします。領域がフロア マップから削除されます。


ステップ 10 フロア マップに戻って、ヒートマップで包含領域を有効にするには、[Command] > [Exit] を選択します。

ステップ 11 [Monitor] > [Site Maps] > [Floor] を選択します。

ステップ 12 [Floor Settings] メニューで、まだ選択していない場合は [Location Regions] チェックボックスをオンにます。これをすべてのフロア マップに適用する場合は、[Save settings] をクリックします。

定義した包含リージョンがマップに表示されます。

ステップ 13 NCS データベースとロケーション データベースを再同期するには、[Services] > [Synchronize Services] を選択します。

ステップ 14 [Synchronize NCS and MSE(s)] ページで、[Network Designs] タブをクリックし、[Synchronize] をクリックします。

[Sync. Status] 列で、同期が正常に行われた(2 つの緑色の矢印は成功を示します)ことを確認します。


) • フロアが以前 Mobility Services Engine にすでに割り当てられていた場合、フロアの変更は、Mobility Services Engine に自動的に同期されます。

要素のロケーション計算では、ロケーションが再計算された後のみレールとリージョンが有効になります。

包含リージョン設定はタグには適用されません。


 

フロア上の除外リージョンの定義

フロア上のロケーション計算の精度をさらに高めるために、計算に含めないリージョン(除外リージョン)を定義できます。除外リージョンは通常、包含リージョンの境界内で定義されます。


) 除外リージョン設定はタグには適用されません。


除外リージョンを定義するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [Monitor] > [Site Maps] を選択します。

ステップ 2 該当するフロア領域の名前をクリックします。

ステップ 3 [Select a command] ドロップダウン リストから、[Map Editor] を選択し、[Go] をクリックします。

ステップ 4 マップで、ツールバーの紫色のボックスをクリックします。

ステップ 5 表示されるダイアログボックスで [OK] をクリックします。除外領域の輪郭を描画するための描画アイコンが表示されます。

ステップ 6 除外領域の定義を開始するには、描画アイコンをマップ上の開始ポイントに移動して、1 回クリックします。

ステップ 7 除外する領域の境界に沿って描画アイコンを移動します。境界線を開始するには一度クリックし、境界線を終了するには再度クリックします。

ステップ 8 領域の輪郭が描画されるまでステップ 7 を繰り返したら、描画アイコンをダブルクリックします。定義された除外領域は紫色で網掛けされます。領域が完全に定義されると、 除外された領域は紫色で網掛けされます。

ステップ 9 追加の除外リージョンを定義するには、ステップ 4ステップ 8 を繰り返します。

ステップ 10 すべての除外領域を定義したら、[Command] メニューから [Save] を選択するか、ツールバーの [disk] アイコンをクリックして、除外リージョンを保存します。


) 除外領域を削除するには、削除する領域をクリックします。選択された領域の輪郭が紫色の破線で描かれます。次に、ツールバーの [X] アイコンをクリックします。領域がフロア マップから削除されます。


ステップ 11 フロア マップに戻ってヒートマップ上で除外リージョンを有効にするには、[Command] メニューから [Exit] を選択します。

ステップ 12 フロア マップ上で、まだ選択していない場合は [Location Regions] チェックボックスをオンにます。除外リージョンがマップに表示されます。

ステップ 13 NCS データベースとロケーション データベースを再同期するには、[Services] > [Synchronize Services] を選択します。

ステップ 14 [Synchronize] ページで、[Synchronize] ドロップダウン リストから [Network Designs] を選択して、[Synchronize] をクリックします。

[Sync. Status] 列で、同期が正常に行われた(2 つの緑色の矢印は成功を示します)ことを確認します。


) • 除外リージョンは、フロアが Mobility Services Engine とすでに同期されている場合、Mobility Services Engine と自動同期します。

包含リージョン内に複数の除外リージョンを描画できます。

要素のロケーション計算では、ロケーションが再計算された後のみレールとリージョンが有効になります。


 

フロアでのレール ラインの定義

クライアントがいると予測される領域を示すフロアのレール ライン(コンベヤ ベルトなど)を定義できます。

また、クライアントが入ると予測される領域を拡張するレール領域(西と東、または北と南)を定義できます。これは、 スナップ幅 として知られ、ロケーション計算をさらに支援します。スナップ幅の領域内に配置されたクライアントは、レール ライン上に表示されるか(多数)、スナップ幅領域の外側に表示されます(少数)。

この項では、次のトピックについて取り上げます。

「注意事項と制約事項」

「フロアでのレールの定義」

注意事項と制約事項

レール ラインの設定はタグには適用されません。

レールは、フロアが Mobility Services Engine とすでに同期されている場合、Mobility Services Engine と自動同期します。

要素のロケーション計算では、ロケーションが再計算された後のみレールとリージョンが有効になります。

フロアでのレールの定義

スナップ幅領域はフィートまたはメートル(ユーザ定義)で定義されます。

フロアでレールを定義するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 [Monitor] > [Site Maps] を選択します。

ステップ 2 該当するフロア領域の名前をクリックします。

ステップ 3 [Select a command] ドロップダウン リストから、[Map Editor] を選択し、[Go] をクリックします。

ステップ 4 ツールバーの [rail] アイコン(紫色の除外アイコンの右側)をクリックします(図 9-11 を参照)。

図 9-11 Map Editor ツールバーの [Rail] アイコン

 

ステップ 5 表示されるダイアログボックスで、レールのスナップ幅(フィートまたはメートル)を入力し、[OK] をクリックします( 図 9-12を参照)。

図 9-12 レール幅の定義

 

ステップ 6 描画アイコンが表示されたら、レール ラインの開始ポイントの描画アイコンをクリックします。ラインの描画を停止するときやラインの方向を変えるときは、再びクリックします。

ステップ 7 フロア マップ上にレール ラインを完全に描画したら、描画アイコンを 2 回クリックします。レール ラインはマップ上に表示され、両側が定義されたスナップ幅リージョンに接します(図 9-13 を参照)。

図 9-13 Map Editor でのレール ラインの定義

 


) レール ラインを削除するには、削除する領域をクリックします。選択された領域の輪郭が紫色の破線で描かれます。次に、ツールバーの [X] アイコンをクリックします。領域がフロア マップから削除されます。


ステップ 8 フロア マップに戻ってヒートマップ上でレールを有効にするには、[Command] メニューから [Exit] を選択します。

ステップ 9 フロア マップで、まだ選択していない場合は [Floor Settings] メニューで [Rails] チェックボックスをオンにします。レールがマップに表示されます。

ステップ 10 NCS とモビリティ サービス エンジンを再同期するには、[Services] > [Synchronize Services] を選択します。

ステップ 11 [Synchronize Services] ページの [Synchronize] ドロップダウン リストから、[Network Designs] を選択し、[Synchronize] をクリックします。

[Sync. Status] 列で、同期が正常に行われた(2 つの緑色の矢印は成功を示します)ことを確認します。


 

Context-Aware Service パラメータの変更

追跡対象のクライアントまたはタグのタイプと数と、クライアントもしくはタグのロケーションを計算するかどうかを指定できます。

クライアントとタグのロケーション計算(Receiver Signal Strength Indicator(RSSI)測定など)に影響するパラメータも変更できます。アドホックの不正クライアントと不正アクセス ポイントの追跡解除とレポート解除

ここでは、次の内容について説明します。

「ライセンス要件」

「注意事項と制約事項」

「追跡パラメータの変更」

「フィルタリング パラメータの変更」

「履歴パラメータの変更」

「ロケーション プレゼンスの有効化」

「アセット情報のインポート」

「アセット情報のエクスポート」

「ロケーション パラメータの変更」

ライセンス要件

アクセス ポイントからタグとクライアントに関する状況依存情報を取得するには、ライセンスが必要です。クライアントのライセンスには、不正クライアントおよび不正アクセス ポイントの追跡も含まれます。タグとクライアントのライセンスは個別に提供され、3,000 ~ 12,000 単位の数量の範囲で提供されます。詳細については、 http://www.cisco.com/en/US/products/ps9742/products_data_sheets_list.html で『 Cisco 3300 Series Mobility Services Engine Licensing and Ordering Guide 』を参照してください。

注意事項と制約事項

Cisco 3310 Mobility Services Engine は、最大 2,000 個のクライアントとタグをサポートし、Cisco 3350 Mobility Services Engine は最大 18,000 個のクライアントとタグをサポートします。

追跡パラメータの変更

Mobility Services Engine は、最大 18,000 個のクライアント(不正クライアント、不正アクセス ポイント、有線クライアント、および干渉を含む)と、適切なライセンスを購入し、Mobility Services Engine のあるタグ(合計数)を追跡できます。追跡中のタグ、クライアント、および干渉のロケーションに関する更新情報は、コントローラから Mobility Services Engine に送信されます。

コントローラが追跡しているタグ、クライアント、および干渉のみが、NCS マップ、クエリー、およびレポートに表示されます。追跡対象外の要素のイベントとアラームは一切収集されず、クライアントまたはタグの 18,000 個の要素上限にはカウントされません。

NCS を使用して変更できる追跡パラメータには、次のようなものがあります。

ロケーションをアクティブに追跡する有線クライアント ステーションとワイヤレス クライアント ステーション、アクティブなアセット タグ、不正クライアント、干渉、およびアクセス ポイントを有効および無効にします。

有線クライアント ロケーションの追跡により、データセンターのサーバはネットワーク上の有線クライアントを容易に検出できるようになります。サーバにはネットワーク上の有線スイッチ ポートが関連付けられています。

追跡対象とする特定要素の個数上限を設定します。

たとえば、12,000 の追跡対象ユニットのクライアント ライセンスで、追跡できるクライアント ステーションの数の制限として 8,000 を設定できます(この場合残りの 4,000 ユニット分は、不正クライアントと不正アクセス ポイント間の割り当てに使用できます)。特定の要素の追跡上限に達すると、追跡されていない要素の合計数が [Tracking Parameters] ページに表示されます。

ここでは、次の内容について説明します。

「注意事項と制約事項」

「Mobility Services Engine の追跡パラメータの設定」

注意事項と制約事項

Mobility Services Engine をリリース 6.0 から 7.0 にアップグレードすると、ワイヤレス クライアントまたは不正の制限が設定されている場合、この制限はリセットされます。これは、リリース 7.0 では有線クライアントの制限が変更されているためです。

追跡対象クライアントの実際の数は、購入ライセンスによって決まります。

追跡対象のアクティブ RFID タグの実際の数は、購入ライセンスによって決まります。

より適切な遅延と正確性を確保するために、リリース 4.2 以降のコントローラを使用することを推奨します。

Mobility Services Engine の追跡パラメータの設定

モビリティ サービス エンジンの追跡パラメータを設定するには、次の手順に従います。


ステップ 1 [Services] > [Mobility Services Engine] の順に選択します。[Mobility Services] ページが表示されます。

ステップ 2 プロパティを編集するモビリティ サービス エンジンの名前をクリックします。[General Properties] ページが表示されます。

ステップ 3 設定オプションを表示するには、[Context Aware Service] > [Administration] > [Tracking Parameters] を選択します。

ステップ 4 必要に応じて、追跡パラメータを変更します。 表 9-1 に、追跡パラメータを示します。

 

表 9-1 Tracking Parameters

フィールド
設定オプション

Tracking Parameters

Wired Clients

1. モビリティ サービス エンジンによるクライアント ステーションの追跡を有効にするには、[Enable] チェックボックスをオンにします。

リリース 7.0 では、クライアント ライセンスはすべてのネットワーク ロケーション サービス要素を対象としており、有線クライアント、ワイヤレス クライアント、不正クライアント、不正アクセス ポイント、および干渉の間で共有されます。

有線クライアント数の制限は、Mobility Services Engine 7.0 および NCS Release 7.0 以降でサポートされています。つまり、有線クライアントの数を一定数(例:500)に制限できます。この制限を設定することで、ライセンスで許可されているデバイスの数が有線クライアントによって使い切ることがなく、一部のライセンスがワイヤレス クライアントに対して使用可能になります。


注意 Mobility Services Engine をリリース 6.0 から 7.0 にアップグレードすると、ワイヤレス クライアントまたは不正クライアント/アクセス ポイントの制限が設定されている場合、この制限はリセットされます。これは、リリース 7.0 では有線クライアントの制限が変更されているためです。

(注) [Active Value](表示のみ):現在追跡されている有線クライアント ステーションの数を示します。

(注) [Not Tracked](表示のみ):上限を超えている有線クライアント ステーションの数を示します。

Wireless Clients

1. モビリティ サービス エンジンによるクライアント ステーションの追跡を有効にするには、[Enable] チェックボックスをオンにします。

2. 追跡対象クライアント ステーションの数の上限を設定するには、[Enable Limiting] チェックボックスをオンにします。

3. 上限が有効になっている場合は、上限値を入力します。入力できる上限値は、18,000(モビリティ サービス エンジンで追跡できるクライアントの最大数)までの正の値です。

(注) [Active Value](表示のみ):現在追跡されているクライアント ステーションの数を示します。

(注) [Not Tracked](表示のみ):上限を超えているクライアント ステーションの数を示します。

Rogue Access Points

1. Mobility Services Engine による不正アクセス ポイントの追跡を有効にするには、[Enable] チェックボックスをオンにします。

2. 追跡対象不正アクセス ポイントの数の制限を設定するには、[Enable Limiting] チェックボックスをオンにします。

3. 上限が有効になっている場合は、上限値を入力します。入力できる制限は、18,000(Mobility Services Engine で追跡できる不正アクセス ポイントの最大数)までの正の値です。

(注) [Active Value](表示のみ):現在追跡している不正アクセス ポイントの数を示します。

(注) [Not Tracked](表示のみ):制限を超えた不正アクセス ポイントの数を示します。

Exclude Ad-Hoc Rogues

ネットワーク内のアドホックの不正クライアント/アクセス ポイントの追跡と報告を無効にするには、このチェックボックスをオンにします。このように設定すると、NCS マップにアドホック不正クライアント/アクセス ポイントが表示されず、イベントとアラームが報告されません。

Rogue Clients

1. モビリティ サービス エンジンによる不正クライアントの追跡を有効にするには、[Enable] チェックボックスをオンにします。

2. 追跡対象不正クライアントの数の上限を設定するには、[Enable Limiting] チェックボックスをオンにします。

3. 上限が有効になっている場合は、上限値を入力します。入力できる上限値は、18,000(モビリティ サービス エンジンで追跡できる不正クライアントの最大数)までの正の値です。

(注) [Active Value](表示のみ):追跡されている不正クライアントの数を示します。

(注) [Not Tracked](表示のみ):上限を超えている不正クライアントの数を示します。

Interferers

1. モビリティ サービス エンジンによる干渉の追跡を有効にするには、[Enable] チェックボックスをオンにします。

2. 追跡対象干渉の数の制限を設定するには、[Enable Limiting] チェックボックスをオンにします。

3. 上限が有効になっている場合は、上限値を入力します。

リリース 7.0 では、クライアント ライセンスはすべてのネットワーク ロケーション サービス要素を対象としており、有線クライアント、ワイヤレス クライアント、不正クライアント、不正アクセス ポイント、および干渉の間で共有されます。

リリース 7.0.200.x では、クライアント ライセンスはすべてのネットワーク ロケーション サービス要素を対象としており、有線クライアント、ワイヤレス クライアント、不正クライアント、不正アクセス ポイント、干渉、およびゲストの間で共有されます。

(注) [Active Value](表示のみ):現在追跡されている干渉の数を示します。

(注) [Not Tracked](表示のみ):上限を超えている干渉の数を示します。

Asset Tracking Elements

Active RFID Tags

モビリティ サービス エンジンによるアクティブ RFID タグの追跡を有効にするには、[Enable] チェックボックスをオンにします。

(注) 追跡対象のアクティブ RFID タグの実際の数は、購入ライセンスによって決まります。

(注) [Active Value](表示のみ):現在追跡されているアクティブ RFID タグの数を示します。

(注) [Not Tracked](表示のみ):上限を超えているアクティブ RFID タグの数を示します。

[SNMP Parameters]:コントローラ リリース 4.2 以前では適用されません。また、MSE 7.0.105.0 以降のリリースには適用できません。

SNMP Retry Count

ポーリング サイクルの再試行回数を入力します。デフォルト値は 3 です。有効値は 1 ~ 99999 です。(コントローラ リリース 4.1 以前とロケーション サーバ リリース 3.0 以前のみで設定可能)。

SNMP Timeout

ポーリング サイクルがタイム アウトになるまでの秒数を入力します。デフォルト値は 5 です。有効値は 1 ~ 99999 です。(コントローラ リリース 4.1 以前とロケーション サーバ リリース 3.0 以前のみで設定可能)。

[SNMP Polling Interval]:MSE Release 7.0.105.0 以降には適用できません。

Client Stations

クライアント ステーションのポーリングを有効にし、ポーリング間隔(秒数)を入力するには、[Enable] チェックボックスをオンにします。デフォルト値は 300 です。有効値は 1 ~ 99999 です。(コントローラ リリース 4.1 以前とロケーション サーバ リリース 3.0 以前のみで設定可能)。

Active RFID Tags

アクティブ RFID タグのポーリングを有効にし、ポーリング間隔(秒数)を入力するには、[Enable] チェックボックスをオンにします。有効値は 1 ~ 99999 です。


) モビリティ サービスがコントローラからアセット タグ データを収集する前に、コントローラで config rfid status enable コマンドを使用して、アクティブ RFID タグの検出を有効にする必要があります。


Rogue Clients and Access Points

不正アクセス ポイントのポーリングを有効にし、ポーリング間隔(秒数)を入力するには、[Enable] チェックボックスをオンにします。デフォルト値は 600 です。指定できる値は 1 ~ 99999 です(コントローラ リリース 4.1 以前とロケーション サーバ リリース 3.0 以前のみで設定可能)。

Statistics

モビリティ サービスの統計ポーリングを有効にし、ポーリング間隔(秒数)を入力するには、[Enable] チェックボックスをオンにします。デフォルト値は 900 です。指定できる値は 1 ~ 99999 です(コントローラ リリース 4.1 以前とロケーション サーバ リリース 3.0 以前のみで設定可能)。

ステップ 5 [Save] をクリックし、モビリティ サービス エンジン データベースに新しい設定を保存します。


 

フィルタリング パラメータの変更

追跡パラメータに加えて、フィルタリングを使用して、ロケーションを追跡するクライアント、アセット タグ、有線クライアント、不正クライアント、干渉、およびアクセス ポイントの数を制限できます。MAC アドレスおよびプローブ クライアントによってフィルタできます。

MAC アドレス

特定の MAC アドレスを入力し、ロケーション追跡での許可または不許可を設定できます。許可または不許可にする MAC アドレスを記述したファイルをインポートするか、または NCS に個々の MAC アドレスを入力することができます。

MAC アドレスの入力形式は xx:xx:xx:xx:xx:xx です。MAC アドレスのファイルをインポートする場合、ファイルは次の特定の形式に従っている必要があります。

各 MAC アドレスを 1 行ずつ記述する必要があります。

最初に許可 MAC アドレスを最初にリストする必要があります。この際、許可 MAC アドレスの前に「[Allowed]」行項目を記述します。「[Disallowed]」の後に不許可 MAC アドレスをリストする必要があります。

ワイルドカードを使用して MAC アドレスの範囲を指定できます。たとえば、次の [Allowed] リストの 1 番目のエントリ「00:11:22:33:*」はワイルドカードです。


) 許可 MAC アドレスの形式は、[Filtering Parameters] 設定ページに表示されます。詳細については、表 9-2を参照してください。


ファイルの記述例:

[Allowed]
00:11:22:33:*
22:cd:34:ae:56:45
02:23:23:34:*
[Disallowed]
00:10:*
ae:bc:de:ea:45:23

プローブ クライアント

プローブ クライアントは、あるコントローラに関連付けられているが、プロービング アクティビティによって別のコントローラから認識され、そのプライマリ コントローラとともに プローブ済み コントローラの要素としてカウントされるクライアントです。

この項では、次のトピックについて取り上げます。

「注意事項と制約事項」

「Mobility Services Engine のフィルタリング パラメータの設定」

注意事項と制約事項

プローブ クライアントを除外すると、関連付けられたクライアントのライセンスを解放できます。

Mobility Services Engine のフィルタリング パラメータの設定

モビリティ サービス エンジンのフィルタリング パラメータを設定するには、次の手順に従います。


ステップ 1 [Services] > [Mobility Services Engines] の順に選択します。[Mobility Services] ページが表示されます。

ステップ 2 プロパティを編集するモビリティ サービス エンジンの名前をクリックします。[General Properties] ページが表示されます。

ステップ 3 設定オプションを表示するには、[Context Aware Service] > [Administration] > [Filtering Parameters] を選択します。

ステップ 4 必要に応じて、フィルタリング パラメータを変更します。 表 9-2 に、フィルタリング パラメータをリストします。

 

表 9-2 Filtering Parameters

フィールド
設定オプション

Exclude Probing Clients

プローブ クライアントのロケーション計算を実行しないようにするには、このチェックボックスをオンにします。

Enable Location MAC Filtering

1. MAC アドレスによる特定要素のフィルタリングを有効にするには、このチェックボックスをオンにします。

2. MAC アドレスのファイルをインポートするには([Upload a file for Location MAC Filtering] テキスト ボックス)、ファイル名を検索して選択し、[Save] をクリックしてファイルをロードします。リストの MAC アドレスが、ファイルの指定に基づいて [Allowed List] と [Disallowed List] に自動的に読み込まれます。

テキスト ボックスの横にある赤色の疑問符をクリックします。

3. 個々の MAC アドレスを追加するには、MAC アドレス(形式:xx:xx:xx:xx:xx:xx)を入力して [Allow] または [Disallow] をクリックします。該当する列にアドレスが表示されます。

(注) [Allow] 列と [Disallow] 列の間でアドレスを移動するには、MAC アドレス項目を選択し、該当する列の下にあるボタンをクリックします。

をクリックします。

(注) MAC アドレスが [Allow] 列と [Disallow] 列のいずれにもリストされていない場合、デフォルトでは [Blocked MACs] 列に表示されます。[Unblock] ボタンをクリックすると、MAC アドレスは自動的に [Allow] 列に移動します。[Disallow] 列に移動するには、[Allow] 列の下にある [Disallow] ボタンをクリックします。

ステップ 5 [Save] をクリックし、モビリティ サービス エンジン データベースに新しい設定を保存します。


 

履歴パラメータの変更

クライアント ステーション、アセット タグ、不正クライアント、有線クライアント、干渉、およびアクセス ポイントに関する履歴を保存(アーカイブ)する期間を指定するには、NCS を使用できます。

また、定期的に履歴ファイルから重複したデータをプルーニング(削除)するように Mobility Services Engine をプログラミングすることもできます。これによって、最新の履歴情報を保存するために使用可能なメモリ量が増えます。これは、ディスク スペースの不足が原因で最新の履歴情報が失われないようにするために重要です。

Mobility Services Engine の履歴設定

Mobility Services Engine の履歴を設定するには、次の手順に従ってください。


ステップ 1 [Services] > [Mobility Services Engines] の順に選択します。

ステップ 2 プロパティを編集するモビリティ サービス エンジンの名前をクリックします。

ステップ 3 [Context Aware Service] > [Administration] > [History Parameters] を選択します。

ステップ 4 次に示す履歴パラメータを必要に応じて変更します。 表 9-3 に、履歴パラメータを示します。

 

表 9-3 History Parameters

フィールド
説明

Archive for

ロケーション サーバで有効な各カテゴリの履歴を維持する日数を入力します。デフォルト値は 30 です。有効値は 1 ~ 365 です。

Prune data starting at

ロケーション サーバがデータ プルーニングを開始する時刻(時間と分)を入力します(時間は 0 ~ 23、分は 1 ~ 59)。

データ プルーニングを再び開始するまでの間隔(分)を入力します(1 ~ 99900000)。デフォルトの開始時刻は 23 時間 50 分、デフォルトの間隔は 1440 分です。

(注) パフォーマンスを高めるには、デフォルトの制限を入力します。

Client Stations

クライアント ステーションの履歴データの収集をオンにするには、[Enable] チェックボックスをオンにします。

Wired Stations

有線ステーションの履歴データの収集をオンにするには、[Enable] チェックボックスをオンにします。

Asset Tags

履歴データの収集をオンにするには、[Enable] チェックボックスをオンにします。


) モビリティ サービスがコントローラからアセット タグ データを収集する前に、config rfid status enable コマンドを使用して、RFID タグの検出を有効にする必要があります。


Rogue Clients and Access Points

履歴データの収集をオンにするには、[Enable] チェックボックスをオンにします。

Interferers

履歴データの収集をオンにするには、[Enable] チェックボックスをオンにします。

ステップ 5 Mobility Services Engine データベースに選択を保存するには、[Save] をクリックします。


 

ロケーション プレゼンスの有効化

Mobility Services Engine でロケーション プレゼンスを有効にすると、シスコのデフォルト設定(キャンパス、ビルディング、フロア、XY 座標)以外の都市ロケーション情報(市町村、州、郵便番号、国)および地理的なロケーション情報(経度、緯度)を拡張できます。ロケーション ベースのサービスおよびアプリケーションで使用するために、ワイヤレス クライアントと有線クライアントに関するにこの情報をオンデマンドで要求できます。

また、拡張ロケーション情報(有線クライアントの MAC アドレス、有線クライアントが接続している有線スイッチのスロットおよびポートなど)をインポートできます。

新しいキャンパス、ビルディング、フロア、または屋外領域を後で追加または設定するときに、ロケーション プレゼンスを設定できます。

有効にすると、Mobility Services Engine は要求 Cisco CX v5 クライアントに対しそのクライアントのロケーションを示すことができます。


) この機能を有効にする前に、モビリティ サービス エンジンを同期してください。


この項では、次のトピックについて取り上げます。

「注意事項と制約事項」

「Mobility Services Engine でのロケーション プレゼンスの有効化と設定」

注意事項と制約事項

新しいキャンパス、ビルディング、フロア、または屋外領域の追加時にロケーション プレゼンスを設定する方法の詳細については、『 Cisco Wireless Control System Configuration Guide , Release 6.0』の第 6 章「Configuring Maps」を参照してください。

ロケーション プレゼンスを有効にする前に、Mobility Services Engine を同期してください。

Mobility Services Engine でのロケーション プレゼンスの有効化と設定

モビリティ サービス エンジンでロケーション表示を有効化および設定するには、次の手順に従います。


ステップ 1 [Services] > [Mobility Services Engines] の順に選択します。キャンパス、ビルディング、またはフロアが割り当てられているモビリティ サービス エンジンを選択します。

ステップ 2 [Context Aware Service] > [Administration] > [Presence Parameters] を選択します。[Presence] ページが表示されます。

ステップ 3 [Service Type On Demand] チェックボックスをオンにし、Cisco CX クライアント v5 のロケーション プレゼンスを有効にします。

ステップ 4 次のロケーション解決オプションのいずれかを選択します。

a. [Building] が選択されている場合、Mobility Services Engine は要求クライアントに対し、そのクライアントのロケーションをビルディングで示します。

たとえば、Building A に配置されているクライアントがそのロケーションを要求している場合、モビリティ サービス エンジンはクライアント アドレスとして Building A を返します。

b. [AP] が選択されている場合、Mobility Services Engine は要求クライアントに対し、そのクライアントのロケーションを、関連付けられているアクセス ポイントで示します。アクセス ポイントの MAC アドレスが表示されます。

たとえば、MAC アドレス 3034:00hh:0adg のアクセス ポイントに関連付けられているクライアントがそのロケーションを要求している場合、モビリティ サービス エンジンはクライアントにアドレス 3034:00hh:0adg を返します。

c. [X,Y] が選択されている場合、Mobility Services Engine は要求クライアントに対し、そのクライアントのロケーションを XY 座標で示します。

たとえば、(50, 200)に位置しているクライアントがそのロケーションを要求している場合、Mobility Services Engine はクライアントにアドレス 50, 200 を返します。

ステップ 5 必要なロケーション形式のチェックボックスをオンにします。

a. [Cisco] チェックボックスをオンにすると、ロケーションがキャンパス、ビルディング、フロア、および XY 座標で示されます。これがデフォルト設定です。

b. [Civic] チェックボックスをオンにすると、キャンパス、ビルディング、フロア、または屋外領域の名前とアドレス(通り、市、州、郵便番号、国)が示されます。

c. [GEO] チェックボックスをオンにすると、緯度と経度による座標が示されます。

ステップ 6 デフォルトでは、[Location Response Encoding] の [Text] チェックボックスがオンになっています。これは、クライアントが受信する情報の形式を示しています。この設定を変更する必要はありません。

ステップ 7 受信側クライアントが受信した情報を別の相手へ再送信できるようにするには、[Retransmission Rule] の [Enable] チェックボックスをオンにします。

ステップ 8 [Retention Expiration] 値を分単位で入力します。これにより、クライアントで格納される受信情報が上書きされるまでの時間を決定します。デフォルト値は 24 時間(1440 分)です。

ステップ 9 [Save] をクリックします。


 

アセット情報のインポートとエクスポート

ここでは、次の内容について説明します。

「アセット情報のインポート」

「アセット情報のエクスポート」

アセット情報のインポート

NCS を使用して Mobility Services Engine のアセット、チョークポイント、および TDOA レシーバの情報をインポートするには、次の手順に従います。


ステップ 1 [Services] > [Mobility Services Engines] の順に選択します。

ステップ 2 アセット情報のインポート先モビリティ サービス エンジンの名前をクリックします。

ステップ 3 [Context Aware Service] > [Administration] > [Import Asset Information] の順に選択します。

ステップ 4 テキスト ファイル名を入力するか、ファイル名を参照して選択します。

インポート ファイルの情報を次の形式で指定します。

タグ形式:# タグ、00:00:00:00:00:00、カテゴリ名、グループ名、アセット名

ステーション形式:# ステーション、00:00:00:00:00:00、カテゴリ名、グループ名、アセット名

ステップ 5 [Import] をクリックします。


 

アセット情報のエクスポート

NCS を使用してアセット、チェックポイント、および TDOA レシーバ情報をモビリティ サービス エンジンからファイルにエクスポートするには、次の手順に従います。


ステップ 1 [Services] > [Mobility Services Engines] の順に選択します。

ステップ 2 情報のエクスポート元 Mobility Services Engine の名前をクリックします。

ステップ 3 [Context Aware Service] > [Administration] > [Export Asset Information] の順に選択します。

エクスポート ファイルの情報を次の形式で指定します。

タグ形式:# タグ、00:00:00:00:00:00、カテゴリ名、グループ名、アセット名

ステーション形式:# ステーション、00:00:00:00:00:00、カテゴリ名、グループ名、アセット名

ステップ 4 [Export] をクリックします

ステップ 5 [Open](ページに表示)、[Save](外部 PC またはサーバに表示) 、または [Cancel] をクリックします。


) [Save] をクリックすると、アセット ファイルの宛先と名前を選択するよう求められます。デフォルトのファイル名は assets.out です。ダウンロードが完了したら、ダイアログボックスから [Close] をクリックします。



 

ロケーション パラメータの変更

クライアントのレシーバ信号強度インジケータ(RSSI)の測定などのロケーション計算に影響するパラメータを変更するために NCS を使用できます。

クライアントのロケーション移動を管理するため、さまざまなスムージング レートを適用できます。

この項では、次のトピックについて取り上げます。

「注意事項と制約事項」

「ロケーション パラメータの設定」

注意事項と制約事項

ロケーション パラメータはクライアントのみに適用されます。

全体的なロケーション計算が遅くなるため、Cisco TAC 担当者の指導の下でのみ [Calculation time] パラメータを有効にしてください。

Cisco TAC 担当者の指導の下でのみ [RSSI Cutoff] パラメータを変更してください。この値を変更すると、ロケーション計算の精度が低下する可能性があります。

ロケーション パラメータの設定

ロケーション パラメータを設定するには、次の手順に従います。


ステップ 1 [Services] > [Mobility Services Engines] の順に選択します。

ステップ 2 プロパティを変更する Mobility Services Engine の名前をクリックします。

ステップ 3 [Context Aware Service] > [Advanced] > [Location Parameters] を選択します。設定オプションが表示されます。

ステップ 4 必要に応じて、ロケーション パラメータを変更します。 表 9-4 に、ロケーション パラメータを示します。

 

表 9-4 Location Parameters

フィールド
設定オプション

Enable Calculation time

ロケーション計算に要する時間の計算を開始するには、[Enable] チェックボックスをオンにします。

(注) このパラメータは、クライアント、不正アクセス ポイント、不正クライアント、および干渉のみに適用されます。


注意 全体的なロケーション計算が遅くなるため、Cisco TAC 担当者の指導の下でのみこのパラメータを有効にしてください。

Enable OW Location

ロケーション計算の一部として外壁(OW)計算を含めるには、[Enable] チェックボックスをオンにします。

(注) このパラメータは、Mobility Services Engine によって無視されます。

Relative discard RSSI time

最新の RSSI サンプルから、RSSI 測定が廃棄されるまでの経過時間を分単位で入力します。たとえば、このパラメータを 3 分に設定し、Mobility Services Engine は、10 ~ 12 分で 2 つのサンプルを受信する場合、両方のサンプルが保持されます。15 分で受信されたその他のサンプルは廃棄されます。デフォルト値は 3 です。有効値の範囲は 0 ~ 99999 です。 3 未満の値を指定することは推奨されません。

(注) このパラメータは、クライアント、不正アクセス ポイント、不正クライアント、および干渉のみに適用されます。

Absolute discard RSSI time

最新のサンプルに関係なく、RSSI 測定が古いものと見なされ廃棄されるまでの経過時間を分単位で入力します。デフォルト値は 60 です。有効値の範囲は 0 ~ 99999 です。 60 未満の値を指定することは推奨されません。

(注) このパラメータは、クライアントだけに適用されます。

RSSI Cutoff

1 mW(dBm)に基づく RSSI の遮断の値をデシベル(dBs)単位で入力します。この値を超えると、Mobility Services Engine は常にアクセス ポイント測定を使用します。デフォルト値は -75 です。

(注) RSSI の遮断値を上回る 3 つ以上の測定が使用可能な場合、Mobility Services Engine では計算には最も強力な 3 つ(またはこれ以上)の測定が使用され、それ以外の弱い値(RSSI の遮断値を下回る値)はすべて廃棄されます。ただし、RSSI の遮断値を下回る弱い測定のみが使用可能な場合は、これらの値が計算に使用されます。

(注) このパラメータは、クライアントだけに適用されます。


注意 変更は、シスコ TAC 担当者の指示がある場合にだけ行ってください。この値を変更すると、ロケーション計算の精度が低下する可能性があります。

Enable Location Filtering

計算されるロケーションのジッターを抑えるために、ロケーションのフィルタリングが使用されます。これは、配置されたデバイスがフロア マップ上の 2 つの異なるポイント間で割り込みを行うことを防ぎます。

Chokepoint Usage

チョークポイントがシスコ互換のタグを追跡できるようにするには、[Enable] チェックボックスをオンにします。

Use Chokepoints for Interfloor conflicts

境界チョークポイントまたは重み付けロケーションの測定値を使用して、シスコ互換のタグを見つけることができます。

オプション:

[Never]:選択すると、シスコ互換のタグを見つけるために、境界チョークポイントは使用されません。

[Always]:選択すると、シスコ互換のタグを見つけるために、境界ポイントが使用されます。

[Floor Ambiguity]:選択すると、シスコ互換のタグを見つけるために、重み付けされロケーションの測定値と境界チョークポイントの両方が使用されます。類似するロケーションが 2 つの方法で計算される場合、境界チョークポイント値がデフォルトで使用されます。

Chokepoint Out of Range timeout

シスコ互換のタグがチョークポイントの範囲外になる場合、入力したタイムアウト期間は、ロケーションの決定に RSSI 値が再度使用されるまでに経過した期間です。

Absent Data cleanup interval

不在 のモバイル ステーションに関するデータを保持する分数を入力します。 不在 のモバイル ステーションは、検出されたがネットワークに表示されないステーションです。デフォルト値は 1440 です。

Use Default Heatmaps for Non Cisco Antennas

ロケーション計算中にシスコ以外のアンテナにデフォルトのヒートマップを使用可能にするには、このチェックボックスをオンにします。このオプションは、デフォルトで無効です。

Movement Detection

Individual RSSI change threshold

このパラメータには、個別 RSSI 移動再計算トリガーしきい値を指定します。

0 ~ 127 dBm の範囲内のしきい値を入力します。

変更は、シスコ TAC 担当者の指示がある場合にだけ行ってください。

Aggregated RSSI change threshold

このパラメータには、集約 RSSI 移動再計算しきい値を指定します。

0 ~ 127 dBm の範囲内のしきい値を入力します。

変更は、シスコ TAC 担当者の指示がある場合にだけ行ってください。

Many new RSSI change percentage threshold

このパラメータには、多数の新規 RSSI 移動再計算トリガーしきい値(パーセンテージ)を指定します。

変更は、シスコ TAC 担当者の指示がある場合にだけ行ってください。

Many missing RSSI percentage threshold

このパラメータには、多数の RSSI 移動再計算トリガーしきい値(パーセンテージ)を指定します。

変更は、シスコ TAC 担当者の指示がある場合にだけ行ってください。

ステップ 5 [Save] をクリックします。


 

通知の有効化および通知パラメータの設定

通知を有効にし、通知パラメータを設定するには、NCS を使用できます。

ここでは、次の内容について説明します。

「注意事項と制約事項」

「通知の有効化」

「通知パラメータの設定」

「通知統計情報の表示」

注意事項と制約事項

通知パラメータを変更するのは、Mobility Services Engine が大量の通知を送信する場合、または通知を受信しない場合だけにしてください。

通知の有効化

ユーザ設定の条件付き通知およびノースバウンド通知を定義して有効にするには、NCS を使用できます。

ユーザ設定の条件付き通知によって、NCS、または Mobility Services Engine の通知との互換性があるサードパーティの宛先に Mobility Services Engine が送信する通知が管理されます。「イベント定義の追加、削除、およびテスト」を参照してください。

ノースバウンド通知は、Mobility Services Engine がサードパーティのアプリケーションに送信するタグ通知を定義します。クライアントの通知は転送されません。NCS でノースバウンド通知を有効にすると、チョークポイント、テレメトリ、緊急、電池、ベンダー データの 5 つのイベント通知が送信されます。タグのロケーションを送信するには、その通知を別に有効にする必要があります。

Mobility Services Engine は、決まった形式ですべてのノースバウンド通知を送信します。詳細については、次の URL のシスコ開発者向けサポート ポータルを参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/svcs/ps3034/ps5408/ps5418/serv_home.html

通知パラメータの設定

Mobility Services Engine が通知を生成し、通知の最大キュー サイズを設定し、特定の期間の通知の再試行制限を設定するレートを制限できます。

通知パラメータ設定は、 表 9-5 に記載されている場合を除き、ユーザが設定可能な条件付き通知およびノースバウンド通知に適用されます。


) 通知パラメータを変更するのは、Mobility Services Engine が大量の通知を送信する場合、または通知を受信しない場合だけにしてください。


ノースバウンド通知を有効にし、通知パラメータを設定するには、次の手順に従ってください。


ステップ 1 [Services] > [Mobility Services Engines] の順に選択します。

ステップ 2 設定するモビリティ サービス エンジンの名前をクリックします。

ステップ 3 設定オプションを表示するには、[Context Aware Service] > [Advanced] > [Notification Parameters] を選択します。

ステップ 4 [Enable Northbound Notifications] チェックボックスをオンにし、この機能を有効にします。

ステップ 5 通知をサードパーティアプリケーションに送信するため(ノースバウンド)、[Notification Contents] チェックボックスをオンにします。

ステップ 6 次の [Notification Contents] チェックボックスを 1 つ以上オンにします。

Chokepoints

Telemetry

Emergency

Battery Level

Vendor Data

Location

ステップ 7 [Notification Triggers] チェックボックスをオンにします。

ステップ 8 次の [Notification Triggers] チェックボックスを 1 つ以上オンにします。

Chokepoints

Telemetry

Emergency

Battery Level

Vendor Data

Location Recalculation

ステップ 9 ノースバウンド通知を受信するシステムの IP アドレスまたはホスト名とポートを入力します。

ステップ 10 ドロップダウン リストからトランスポート タイプを選択します。

ステップ 11 宛先システムに安全にアクセスするために HTTPS プロトコルを使用する場合は、[HTTPS] チェックボックスをオンにします。

ステップ 12 通知パラメータの設定を変更するには、このページの [Advanced] タブの該当するテキスト ボックスに新しい値を入力します。 表 9-5 を参照してください。

 

表 9-5 ユーザが設定可能な条件付き通知とノースバウンド通知のフィールド

フィールド
設定オプション

Rate Limit

Mobility Services Engine が通知を生成するレートをミリ秒単位で入力します。値 0(デフォルト)を指定すると、モビリティ サービス エンジンは可能な限り迅速に通知を生成します(ノースバウンド通知のみ)。

Queue Limit

通知送信のイベント キュー制限を入力します。Mobility Services Engine は、この制限を上回るイベントをすべてドロップします。デフォルト値:Cisco 3350(30000)、Cisco 3310(5,000)、および Cisco 2710(10,000)。

Retry Count

リフレッシュ時間の終わりまでにイベント通知を生成する回数を入力します。このパラメータは非同期トランスポート タイプの場合にだけ使用されます。非同期トランスポート タイプでは通知受信が確認されないため、通知が送信中に失われる可能性があります。デフォルト値は 1 です。

(注) モビリティ サービス エンジン データベースにイベントが保存されません。

Refresh Time

通知を再送信するまで待機する必要がある時間を分単位で入力します。たとえば In Coverage Area 通知の対象としてデバイスが設定されており、このデバイスがカバレッジ エリア内で頻繁に検出されるとします。この通知は、リフレッシュ時間ごとに 1 回送信されます。デフォルト値は 0 分です。

Drop Oldest Entry on Queue Overflow

(読み取り専用)。起動時以降にキューからドロップされたイベント通知の数。

Serialize Events per Mac address per Destination

同じ MAC アドレスの連続するイベントを、連続して 1 つの宛先に送信するには、このオプションを選択します。

ステップ 13 [Save] をクリックします。


 

通知統計情報の表示

特定のモビリティ エンジンの通知統計情報を表示できます。固有の Mobility Services Engine の通知の統計情報を表示するには、次の手順に従ってください。


ステップ 1 [Services] > [Mobility Services Engines] の順に選択します。

ステップ 2 設定するモビリティ サービス エンジンの名前をクリックします。

ステップ 3 設定オプションを表示するには、[Context Aware Service] > [Advanced] > [Notification Parameters] を選択します。

特定のモビリティ サービス エンジンの通知統計情報を表示できます。通知パラメータを表示するには、[Services] > [Mobility Services Engines] > [MSE-name] > [Context Aware Service] > [Notification Statistics] を選択します。

MSE-name は、モビリティ サービス エンジンの名前です。

表 9-6 で、[Notification Statistics] ページのフィールドについて説明します。

 

表 9-6 [Notification Statistics] ページのフィールド

フィールド
説明

Summary

Destinations

Total

宛先の合計数。

Unreachable

到達不能の宛先数。

Notification Statistics Summary

Track Definition Status

トラック定義のステータス。トラック通知ステータスは [Enabled] または [Disabled] のいずれかです。

Track Definition

トラック定義は、[Northbound] または [CAS event notification] です。

Destination IP Address

通知送信先の宛先 IP アドレス。

Destination Port

通知送信先の宛先ポート。

Destination Type

宛先のタイプ。例:SOAP_XML。

Destination Status

宛先デバイスのステータス。ステータスは [Up] または [Down] です。

Last Sent

最終通知が宛先デバイスに送信された日時。

Last Failed

通知に失敗した日時。

Total Count

宛先に送信された通知の合計数。宛先デバイスの通知統計詳細情報を表示するには、カウント リンクをクリックします。

コントローラのロケーション テンプレート

複数のコントローラにダウンロードできるコントローラのロケーション テンプレートを定義できます。

ロケーション テンプレートでは、次の一般パラメータと詳細パラメータを設定できます。

[General] パラメータ:RFID タグの収集の有効化、調整クライアントまたは通常の(非調整)クライアントのロケーション パス損失の設定、クライアント、タグ、および不正アクセス ポイントの測定通知の設定、クライアント、タグ、および不正アクセス ポイントの RSSI 有効期限タイムアウト値の設定を行います。

[Advanced] パラメータ:RFID タグ データ タイムアウト値の設定、調整クライアントのマルチバンドのロケーション パス損失設定の有効化を行います。

コントローラの新しいロケーション テンプレートの設定

コントローラの新しいロケーション テンプレートを設定するには、次の手順に従ってください。


ステップ 1 [Configure] > [Controller Template Launch Pad] を選択します。

ステップ 2 新しいロケーション テンプレートを作成するには、[Location] 見出しの下にある [New (Location Configuration)] リンクを選択します(図 9-14 を参照)。

図 9-14 [Configure] > [Controller Template Launch Pad] ページ

 

ステップ 3 [New Controller Template] ページで、[General] タブにロケーション テンプレートの名前を入力します。

ステップ 4 [General] タブで、必要に応じてパラメータを変更します。 表 9-7 に、各フィールドを示します。

 

表 9-7 [General] タブのフィールド

パラメータ
設定オプション

RFID Tag Data Collection

タグのデータを収集するには、[Enabled] チェックボックスをオンにします。

Location Path Loss Configuration

Calibrating Client

調整クライアントを使用するには、[Enabled] チェックボックスをオンにします。コントローラは、アクセス ポイントから校正クライアントに通常の S36 または S60 要求を送信します(クライアント機能に異なります)。パケットは、すべてのチャネルで送信されます。チャネルに関係なくすべてのアクセス ポイント(チャネル変更なし)が、RSSI データを各位置のクライアントから収集します。これらの追加送信およびチャネル変更は、同時に発生する音声またはビデオ トラフィックの質が低下する場合があります。

使用可能なすべての無線(802.11a/b/g/n)を使用するには、[Advanced] タブでマルチバンドを有効にする必要があります。

Normal Client

非調整クライアントを使用するには、[Enabled] チェックボックスをオンにします。S36 または S60 要求はクライアントに送信されません。

Measurement Notification Interval

Tags, Clients and Rogue APs/Clients

クライアント、タグ、および不正アクセス ポイントとクライアントの NMSP 測定通知間隔を設定するには、値を入力します。この値は、テンプレートによって選択したコントローラに適用できます。コントローラでこの値を設定すると、[Services] > [Synchronize Services] ページで表示できる同期外れ通知が生成されます。コントローラと Mobility Services Engine に 2 個の異なる測定間隔がある場合、これら 2 つのうち最大の間隔設定が Mobility Services Engine によって採用されます。

このコントローラがモビリティ サービス エンジンと同期されると、モビリティ サービス エンジンで新しい値が設定されます。

RSSI Expiry Timeout

RSSI Expiry Timeout for Clients

通常の(非調整)クライアントの RSSI タイムアウト値を設定するには、値を入力します。

RSSI Expiry Timeout for Calibrating Clients

調整クライアントの RSSI タイムアウト値を設定するには、値を入力します。

RSSI Expiry Timeout for Tags

タグの RSSI タイムアウト値を設定するには、値を入力します。

RSSI Expiry Timeout for Rogue APs

不正アクセス ポイントの RSSI タイムアウト値を設定するには、値を入力します。

ステップ 5 [Advanced] タブで、必要に応じてパラメータを変更します。

表 9-8 に、[Advanced] タブの各フィールドについて説明します。

 

 

表 9-8 [Advanced Location] フィールド

フィールド
設定オプション

RFID Tag Data Timeout

RFID タグのデータ タイムアウト値を入力します。

Location Path Loss Configuration

Calibrating Client Multiband

すべてのチャネルで S36 および S60 パケット(該当する場合)を送信するには、[Enabled] チェックボックスをオンにします。調整クライアントは、[General] タブで有効にする必要があります。

ステップ 6 [Save] をクリックします。


 

有線スイッチおよび有線クライアントでのロケーション サービス

有線 Catalyst スタッカブル スイッチ(2960、IE-3000、3560、3750、3750-E、スイッチ)、スイッチ ブレード(3020、3030、3040、3110、3120、3130)、およびスイッチ ポートのロケーションを Mobility Services Engine にインポートできます。

有線スイッチを定義し、Mobility Services Engine と同期すると、有線スイッチに接続された有線クライアントの詳細が、NMSP 接続経由で Mobility Services Engine にダウンロードされます。その後、NCS を使用して、有線スイッチおよび有線クライアントを表示できます。

都市および緊急ロケーション識別番号(ELIN)のインポートと表示は、URL http://tools.ietf.org/html/rfc4776#section-3.4 で概説されている RFC 4776 の仕様を満たしています

ここでは、次の内容について説明します。

「有線クライアントのロケーション サービスをサポートするための前提条件」

「注意事項と制約事項」

「CLI を使用した Catalyst スイッチの設定」

「NCS への Catalyst スイッチの追加」

「Mobility Services Engine への Catalyst スイッチの割り当ておよび同期」

有線クライアントのロケーション サービスをサポートするための前提条件

有線クライアントおよび Catalyst 有線スイッチのロケーション サービスをサポートするには、次の手順に従ってください。

Catalyst スイッチを設定します。

Catalyst スイッチを NCS に追加します。

Catalyst スタッカブル スイッチとスイッチ ブレードは、Cisco IOS Release 12.2(52) SG 以降を実行している必要があります。

Catalyst スイッチを Mobility Services Engine に割り当てて、同期化します。

注意事項と制約事項

次の Catalyst 4000 シリーズ スイッチもサポートされます。

WS-C4948、WS-C4948-10GE、ME-4924-10GE、WS-4928-10GE、WS-C4900M、WS-X4515、WS-X4516、WS-X4013+、WS-X4013+TS、WS-X4516-10GE、WS-X4013+10GE、WS-X45-SUP6-E、および WS-X45-SUP6-LE

スイッチは、1 つの Mobility Services Engine とだけ同期できます。ただし、Mobility Services Engine には複数のスイッチを接続できます。

CLI を使用した Catalyst スイッチの設定

有線スイッチまたは有線クライアントのロケーション サービスを設定し、インターフェイスに適用するには、次の手順を実行します。


) すべてのコマンドは、コマンドライン インターフェイスの特権 EXEC モードで実行されます。



ステップ 1 スイッチのコマンドライン インターフェイスにログインします。

Switch > en
Switch#
Switch# Configure terminal
 

ステップ 2 NMSP を有効にします。

Switch(Config)# nmsp
Switch(config-nmsp)# enable
 

ステップ 3 SNMP コミュニティを設定します。

Switch(config)# snmp-server community wired-location
 

ステップ 4 スイッチでの IP デバイスのトラッキングを有効にします。

Switch(config)# ip device tracking
 

ステップ 5 (任意)スイッチの都市ロケーションを設定します。


) 特定のロケーションの都市および緊急ロケーション識別番号(ELIN)を定義できます。この ID は、スイッチまたはスイッチ上の複数のポートに割り当てて、そのロケーションを表すことができます。このロケーション ID は、6 などの単一の番号(1 ~ 4095)で表されます。これによって、同じ場所にある複数のスイッチまたはポートを設定する際にタイマーが保存されます。


Enter configuration commands, one per line.Ctrl-Z を押して、終了します。

次に、都市ロケーションの設定例を示します。

Switch(config)# location civic-location identifier 6
Switch(config-civic)# name "switch-loc4"
Switch(config-civic)# seat "ws-3"
Switch(config-civic)# additional code "1e3f0034c092"
Switch(config-civic)# building "SJ-14"
Switch(config-civic)# floor "4"
Switch(config-civic)# street-group "Cisco Way"
Switch(config-civic)# number "3625"
Switch(config-civic)# type-of-place "Lab"
Switch(config-civic)# postal-community-name "Cisco Systems, Inc."
Switch(config-civic)# postal-code "95134"
Switch(config-civic)# city "San Jose"
Switch(config-civic)# state "CA"
Switch(config-civic)# country "US"
Switch(config-civic)# end
 

ステップ 6 スイッチの ELIN ロケーションを設定します。


) ELIN ロケーションの長さは、10 ~ 25 文字にする必要があります。次の例では、4084084000 がその仕様を満たしています。この数は、408-408-4000 として入力することもできます。また、800-CISCO-WAY や 800CISCOWAY など、数字とテキストを組み合わせた値を入力することもできます。ただし、ハイフンなしで数字またはテキストの間にスペースを入れる場合は、"800 CISCO WAY" のように引用符を使用する必要があります。


Switch(config)# location elin-location "4084084000" identifier 6
Switch(config)# end

 

ステップ 7 スイッチ上のポートのロケーションを設定します。

スイッチには、指定された数のスイッチ ポートがあり、クライアントおよびホストはこれらのポートで接続されます。特定のスイッチ ポートのロケーションを設定した場合、そのポートに接続されているクライアントのロケーションは、そのポート ロケーションであると見なされます。

スイッチ( switch2 )が別のスイッチ( switch1 )のポート(port1 など)に接続されている場合は、 port1 に設定されているロケーションが、 switch2 に接続されているすべてクライアントに割り当てられます。

ポートを定義するための構文は interface {GigabitEthernet | FastEthernet} slot/module/port です

1 行に 1 つのロケーション定義だけを入力し、Ctrl-Z を押して行を終了します。

Switch(config)# interface GigabitEthernet 1/0/10
Switch(config-if)# location civic-location-id 6
Switch(config-if)# location elin-location-id 6
Switch(config-if)# end

 

ステップ 8 スイッチ自体にロケーションを割り当てます。

次のポート ロケーションが、スイッチの FastEthernet ネットワーク管理ポートで設定されます。

Enter configuration commands, one per line.Ctrl-Z を押して、終了します。

Switch(config)# interface FastEthernet 0
Switch(config-if)# location civic-location-id 6
Switch(config-if)# location elin-location-id 6
Switch(config-if)# end
 


 

NCS への Catalyst スイッチの追加

すべての Catalyst スイッチは、NCS に追加する前にロケーション サービスで設定する必要があります。詳細については、「CLI を使用した Catalyst スイッチの設定」を参照してください。

有線ロケーション サービスに対して設定された Catalyst スイッチを NCS に追加するには、次の手順に従ってください。


ステップ 1 [Configure] > [Switches] を選択します。

ステップ 2 [Select a command] ドロップダウン リストから [Add Switches] を選択します。[Add Switches] ページが表示されます(図 9-15 を参照)。

図 9-15 [Configure] > [Switches] > [Add Ethernet Switches]

 

ステップ 3 [Add Format Type] ドロップダウン リストから [Device Info] または [File] を選択します。


) 手動で 1 つ以上のスイッチ IP アドレスを入力するには、[Device Info] を選択します。複数の Catalyst スイッチ IP アドレスが定義されたファイルをインポートするには、[File] を選択します。ファイルを選択すると、インポートされたファイルの許容される形式を定義するダイアログボックスが表示されます。


ステップ 4 1 つ以上の IP アドレスを入力します。

ステップ 5 [License Level] ドロップダウン リストから、ライセンス レベルを選択します。

ステップ 6 [Version] ドロップダウン リストから、デフォルトと異なる場合は SNMP のバージョンを選択します。

ステップ 7 [Retries] テキスト ボックスと [SNMP Timeout] テキスト ボックスを変更する必要はありません。

ステップ 8 [Community] テキスト ボックスに SNMP コミュニティ ストリングとして wired-location を入力します。


) この手順で入力する SNMP コミュニティ ストリングは、「CLI を使用した Catalyst スイッチの設定」ステップ 3 で Catalyst スイッチに割り当てた値に一致する必要があります。


ステップ 9 [Add] をクリックします。NCS への正常な追加を確認するページが表示されます。

ステップ 10 [Add Switches Result] ページで [OK] をクリックします。新しく追加されたスイッチが [Ethernet Switches] ページに表示されます。


 

Mobility Services Engine への Catalyst スイッチの割り当ておよび同期

NCS に Catalyst スイッチを追加した後で、Mobility Services Engine に割り当てて、2 台のシステムを同期する必要があります。これらを同期すると、コントローラと Mobility Services Engine 間の NMSP 接続が確立されます。

有線スイッチ、およびこれらのスイッチに接続されている有線クライアントに関するすべての情報が、Mobility Services Engine にダウンロードされます。


) スイッチは、1 つの Mobility Services Engine とだけ同期できます。ただし、Mobility Services Engine には複数のスイッチを接続できます。


Mobility Services Engine に Catalyst スイッチを割り当てて同期するには、次の手順に従ってください。


ステップ 1 [Services] > [Synchronize Services] の順に選択します。

ステップ 2 Mobility Services Engine にスイッチを割り当てるには、[Wired Switches] タブをクリックします。

ステップ 3 Mobility Services Engine と同期する 1 つ以上のスイッチを選択します。

ステップ 4 [Change MSE Assignment] をクリックします。

ステップ 5 スイッチと同期化する Mobility Services Engine を選択します。

ステップ 6 [Synchronize] をクリックし、モビリティ サービス エンジン データベースを更新します。

項目が同期されると、緑色の 2 つの矢印アイコンが同期化された各エントリの [Sync. Status] 列に表示されます。

ステップ 7 スイッチと Mobility Services Engine 間の NMSP 接続を確認するには、「Mobility Services Engine への NMSP 接続の確認」を参照してください。


) 有線スイッチのモニタリングの詳細については、「システムとサービスのモニタリング」を参照してください。



 

Mobility Services Engine への NMSP 接続の確認

NMSP は、Mobility Services Engine とコントローラまたはロケーション対応 Catalyst スイッチ間の通信を管理します。Mobility Services Engine とコントローラまたはロケーション対応 Catalyst スイッチ間のテレメトリ、緊急、およびチョークポイント情報の転送は、このプロトコルによって管理されます。

Mobility Services Engine とコントローラまたはロケーション対応 Catalyst スイッチ間の NMSP 接続を確認するには、次の手順に従ってください。


ステップ 1 [Services] > [Mobility Services Engines] の順に選択します。

ステップ 2 [Mobility Services] ページで、該当する Catalyst スイッチまたはコントローラのデバイス名リンクをクリックします。

ステップ 3 [System] > [Status] > [NMSP Connection Status] を選択します(図 9-16 を参照)。

図 9-16 NMSP 接続ステータス

 

ステップ 4 [NMSP Status] が [ACTIVE] であることを確認します。

アクティブではない場合、Catalyst スイッチまたはコントローラと Mobility Services Engine を再同期します。


) NMSP 接続を確認するには、Catalyst 有線スイッチで、sh nmsp status コマンドを入力します。