Cisco Aironet 350/CB20A ワイヤレス LAN クライアント アダプタ インストレーション コンフィギュレーション ガイド Windows 版
Aironet Client Monitor(ACM)の使用 方法
Aironet Client Monitor(ACM)の使用方法
発行日;2012/01/11 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

Aironet Client Monitor(ACM)の使用方法

ACM の概要

ACM アイコン

Tool Tip ウィンドウ

ポップアップ メニュー

About

Exit

Launch Aironet Client Utility

Troubleshooting

Preferences

Turn Radio On/Off

Reauthenticate

Select Profile

Show Connection Status

Aironet Client Monitor(ACM)の使用方法

この章では、Aironet Client Monitor(ACM)を使用してクライアント アダプタに関するステータス情報にアクセスし、基本的な作業を実行する手順を説明します。

この章では、次の項目について説明します。

「ACM の概要」

「ACM アイコン」

「Tool Tip ウィンドウ」

「ポップアップ メニュー」

ACM の概要

ACM は、ACU で使用できる機能の一部をまとめたオプション アプリケーションです。具体的には、使用しているクライアント アダプタのステータス情報の確認、および基本的な作業の実行が可能です。ACM には Windows システム トレイのアイコンからアクセスできるため、アクセスしやすく使いやすくなっています。

ACM のアイコンは、クライアント アダプタがコンピュータにインストールされていて、そのインストールの際に ACM を無効にしなかった場合に表示されます。複数のクライアント アダプタがインストールされている場合、各アダプタのシステム トレイに ACM アイコンが表示されます。

ACM は次の方法で情報とオプションを提供します。

アイコン自体の表示

カーソルをアイコンの上に置いたときに表示されるツール チップ ウィンドウ

アイコンを右クリックしたときに表示されるポップアップ メニュー

ACM アイコン

ACM アイコンの外観は、クライアント アダプタの接続ステータスを表します。ACM はクライアント アダプタのステータスを読み込み、2 秒おきにアイコンを更新します。 表 8-1 に ACM アイコンのそれぞれの意味を示します。


) Windows 2000 および XP では、システム トレイに独自の無線ネットワーク接続のステータス アイコンが表示される場合があります。Windows のアイコンをオフにして、ACM アイコンから無線接続を監視することをお勧めします。


 

表 8-1 ACM アイコンの意味

アイコン
説明

 

無線がオフになっている。

 

アクセス ポイントにアソシエートされている。

 

アクセス ポイントにアソシエートされているが、ユーザが認証されていない。

 

アクセス ポイントにアソシエートされ、リンクの品質は Excellent、または Good である。

 

アクセス ポイントにアソシエートされ、リンクの品質は Fair である。

 

アクセス ポイントにアソシエートされ、リンクの品質は Poor である。

Tool Tip ウィンドウ

ACM アイコンの上にカーソルを置くと、Tool Tip ウィンドウが表示されます(図 8-1 を参照)。

図 8-1 Tool Tip ウィンドウ

 

このウィンドウに、クライアント アダプタの現在のステータス情報が示されます。 表 8-2 に、Tool Tip ウィンドウの各要素と説明を示します。

 

表 8-2 Tool Tip ウィンドウの要素

ステータス要素
説明

アクティブなプロファイル

クライアント アダプタが現在使用しているネットワーク設定(またはプロファイル)。


) 自動プロファイル設定が有効になっている場合、「Auto」という語の前にプロファイル名が表示されます。



) ACU 以外のアプリケーションを使用してクライアント アダプタを設定した場合は、「Other Configuration Application」が表示されます。


SSID

クライアント アダプタが現在アソシエートしているネットワークの名前。


) クライアント アダプタの SSID の設定手順については、表 5-2 の SSID1 パラメータを参照してください。


接続のステータス

クライアント アダプタの動作モード。

値: Radio Off、Not Associated、Associated、Authenticating、Authenticated、または Authentication Failed

Connection Status
説明

Radio Off

無線がオフになっている。

Not Associated

アクセス ポイントへの接続が確立されていない。

Associated

アクセス ポイントへの接続が確立されている。

Authenticating

アクセス ポイントにアソシエートされ、認証プロセスが開始されたが、まだ成功していない。

Authenticated

アクセス ポイントにアソシエートされ、ユーザが認証されている。

Authentication Failed

アクセス ポイントにアソシエートされているが、ユーザの認証の試行に失敗した。


) このステータスは表示されてすぐに消えますが、認証の失敗により最終的にクライアント アダプタのアソシエーションが解除された場合は、まったく表示されません。この場合、ステータスは「Not Associated」と表示されます。


リンクの品質

クライアント アダプタがアクセス ポイントと通信する能力。これは、アダプタの信号強度と信号品質の組み合わせで決まります。

値: Excellent、Good、Fair、Poor

リンク速度

クライアント アダプタが現在データ パケットの送信に使用している速度。

値: 1、2、5.5、または 11Mbps(2.4GHz クライアント アダプタの場合)、 6、9、12、18、24、36、48、または 54Mbps(5GHz クライアント アダプタの場合)

クライアント アダプタのタイプ

クライアント アダプタについての記述。

クライアント アダプタの IP アドレス

クライアント アダプタの IP アドレス。

ポップアップ メニュー

ACM アイコンを右クリックすると、ACM ポップアップ メニューが表示されます(図 8-2 を参照)。

図 8-2 ACM ポップアップ メニュー

 

次の項で ACM ポップアップ メニューの各オプションを説明します。


) Aironet Client Monitor Preferences 画面を使用している場合、またはシステム管理者が管理ツールを使って特定の ACM メニューのオプションを無効にしている場合、次のオプションはメニューに表示されず、選択できません。


About

このオプションを選択すると、About 画面が表示されます(図 8-3 を参照)。

図 8-3 ACM の About 画面

 

About 画面にはコンピュータで動作中の ACM のバージョンが表示されるほか、この画面からオンライン ヘルプにアクセスすることもできます。オンライン ヘルプにアクセスするには、Help ボタンをクリックします。ACM の概要が表示されます。

Exit

このオプションはすべてのクライアント アダプタで ACM を終了します。


) ACM を再度有効にするには、Windows エクスプローラを使用して ACM ソフトウェアがインストールされているパスを探します(デフォルトの場所は、C:¥Program Files¥Cisco Systems¥Aironet Client Monitor です)。ACUMon.exe をダブルクリックします。


Launch Aironet Client Utility

ACU を起動します。ACU がインストールされている場合にだけ使用できます。Windows システム トレイに複数の ACM アイコンが表示されている場合、ACU は起動に使われたアイコンに関連付けられているクライアント アダプタを使用するように自動的に初期化されます。

Troubleshooting

Cisco Wireless LAN Adapter Troubleshooting Utility を起動し、クライアント アダプタで発生した設定とアソシエーションに関する問題を特定し、解決できるようにします。このユーティリティの使用方法の詳細は、「トラブルシューティング ユーティリティの使い方」を参照してください。

Preferences

このオプションを選択すると、Aironet Client Monitor Preferences 画面が表示されます(図 8-4 を参照)。

図 8-4 Aironet Client Monitor Preferences 画面

 

この画面を使用すると、ACM を実行する条件を指定し、ACM ポップアップ メニューに表示されるオプションを選択できます。選択項目は、ACM のすべてのインスタンスに適用されます。たとえば、Troubleshooting オプションの選択を解除すると、ACM アイコンのポップアップ メニューに表示されなくなります。

選択する手順は次のとおりです。


ステップ 1 Windows が起動したときに ACM が自動的に実行されるようにするには、Run the program automatically when Windows starts チェックボックスがオンになっていることを確認します。それ以外の場合、このチェックボックスをオフにします。


) このオプションを選択せず、後で ACM を実行する場合は、Windows エクスプローラを使用して ACM ソフトウェアがインストールされているパスを探す必要があります(デフォルトの場所は、C:¥Program Files¥Cisco Systems¥Aironet Client Monitor です)。ACUMon.exe をダブルクリックします。


ステップ 2 画面の Menu Options 部分で、ACM ポップアップ メニューに表示するオプションのチェックボックスがすべてオンになっていることを確認します。オフになっているオプションは、メニューに表示されません。


) Preferences オプションはオフにできません。これは常に ACM ポップアップ メニューに表示されます。


ステップ 3 OK をクリックして、変更を保存します。


 

Turn Radio On/Off

このオプションを使用すると、クライアント アダプタの無線のオンとオフを切り替えることができます。 無線をオフにすると、アダプタの RF エネルギーの放出を防げます。次のような状況では、クライアント アダプタの無線をオフにする必要があります。

データを送信していないときに、バッテリ電源を節約する。

EAP-SIM 認証が透過的に発生するように設定されている状態(SIM カードがリーダーに差し込まれたままで、PIN がコンピュータに保存されている状態)で、クライアントが認証を実行できるエリアに入ったときに、エアタイムに課金されないようにする。

飛行機内でラップトップ PC を使用しているときに、アダプタの送信が特定のデバイスの動作に干渉することを防止する。

無線がオンの間は、アクセス ポイントにアソシエートされていなくても、定期的にプローブが送信されます。これは、802.11 規格で要求されている動作です。したがって、RF 妨害を受けやすいデバイスの周囲では、無線をオフにしておくことが重要です。


) 無線がオフの間、クライアント アダプタはアソシエートされません。



) コンピュータをスタンバイ モードまたは休止モードにする前、またはコンピュータをリブートする前に、クライアント アダプタの無線をオフにした場合、コンピュータが通常動作に復帰しても無線はオフのままです。無線をオンに戻して動作を再開させる必要があります。


無線がオンの場合、無線をオフにするには Turn Radio Off を選択します。

無線がオフの場合、無線をオンにするには Turn Radio On を選択します。

Reauthenticate

クライアント アダプタが現在のプロファイルで使用されている名前とパスワードを使用して再認証を試みるように指定します。

指定されたユーザ名とパスワードを使用してもクライアント アダプタが認証されずにリトライ制限を超えると(たとえば、LEAP および EAP-FAST 認証では、ユーザがシステムからロックアウトされずに認証を試すことができるのは 1 度だけです)、ユーザ名またはパスワードを変更するか、コンピュータをリブートするか、クライアント アダプタをいったん取り出して挿入し直すか、または Reauthenticate オプションを選択するまで現在のプロファイルは無効になります。

Select Profile

クライアント アダプタで有効なプロファイルを選択できます。


) EAP-TLS、PEAP、および EAP-SIM がオペレーティング システムで有効になっているため、単に ACM でプロファイルを切り替えてもこれらの認証タイプを切り替えることはできません。ホストベース EAP を使用するプロファイルを ACM で選択できますが、Windows で特定の認証タイプを有効にしなければなりません(Windows で Microsoft 802.1X サプリカントを使用していることが条件です)。また Windows で一度に設定できるのは 1 つの認証タイプだけです。このため、ホストベース EAP を使用する複数のプロファイルが ACM にある状態で、別の認証タイプを使用する場合は、ACM でプロファイルを切り替えた後で Windows で認証タイプを変更する必要があります。


ACM ポップアップ メニューから Select Profile を選択すると、プロファイルのサブメニューが表示されます(図 8-5 を参照)。

図 8-5 プロファイル サブメニュー

 

このメニューでは、次のオプションから選択できます。

Use Other Configuration Application:ACU 以外のアプリケーションでクライアント アダプタを設定できるようにします。このようなアプリケーションの例として、Windows XP および Boingo があります。

Use Auto Profile Selection:自動プロファイル選択の対象となるように ACU で設定されているプロファイルのリストから、クライアント アダプタのドライバにより、プロファイルが自動的に選択されます。

クライアント アダプタのアソシエーションが失われている時間が 10 秒間(または、LEAP が有効な場合は LEAP Settings 画面、EAP-FAST が有効な場合は EAP-FAST Settings 画面の認証タイムアウト値で指定された時間)を超えると、プロファイルは、自動プロファイル選択の対象となっている別のプロファイルに自動的に切り替わります。アダプタは、アクセス ポイントにアソシエートされている間、または 10 秒以内(または認証タイムアウト値で指定された時間内)に再アソシエートした場合は、プロファイルを切り替えません。クライアント アダプタを強制的に別のアクセス ポイントにアソシエートするには、新しいプロファイルを選択する必要があります。


) このオプションが使用できるのは、自動プロファイル選択に複数のプロファイルが含まれている場合だけです。



) 自動プロファイル選択を LEAP または EAP-FAST で使用する場合は、ログイン スクリプトは信頼性に欠けます。コンピュータにログインする前またはログインと同時に認証を実行し、ネットワーク接続を正常に確立すると、ログイン スクリプトが実行されます。しかし、コンピュータにログインした後に認証を実行し、ネットワーク接続を正常に確立した場合は、ログイン スクリプトが実行されません。


A specific profile:使用可能なプロファイルのリストからプロファイルを選択すると、クライアント アダプタはそのプロファイルに設定されているパラメータを使用してアクセス ポイントとの接続を設定しようとします。

選択されたプロファイルを使用して、アクセス ポイントへのアソシエーションに失敗したり、アソシエーションが失われたりした場合でも、クライアント アダプタは別のプロファイルを使用してアソシエートし直そうとはしません。アソシエートするには、別のプロファイルを選択するか、Use Auto Profile Selection を選択する必要があります。

目的のプロファイルをクリックして選択します。プロファイルの横にチェック マークが表示され、クライアント アダプタは選択されたプロファイルで接続を設定しようと試みます。

Show Connection Status

このオプションを選択すると、Connections Status 画面が表示されます(図 8-6 を参照)。

図 8-6 Connection Status 画面

 

この画面にはクライアント アダプタの現在のステータスに関する情報が示されます。 表 8-3 に Connections Status 画面の各要素の意味を示します。


) ACM アイコンをダブルクリックしても、Connections Status 画面にアクセスできます。


 

表 8-3 Connection Status 画面の要素

ステータス要素
説明

Active Profiles

クライアント アダプタが現在使用しているネットワーク設定(またはプロファイル)。

Auto Profile Selection

クライアント アダプタが自動プロファイル選択を使用しているかどうかを示します。

値: Enabled または Disabled

Other Configuration Application

ACU 以外のアプリケーションがクライアント アダプタの設定に使用されているかどうかを示します。

値: Enabled または Disabled

Connection Status

クライアント アダプタの動作モード。

値: Radio Off、Not Associated、Associated、Authenticating、Authenticated、または Authentication Failed

接続のステータス
説明

Radio Off

無線がオフになっている。

Not Associated

アクセス ポイントへの接続が確立されていない。

Associated

アクセス ポイントへの接続が確立されている。

Authenticating

アクセス ポイントにアソシエートされ、認証プロセスが開始されたが、まだ成功していない。

Authenticated

アクセス ポイントにアソシエートされ、ユーザが認証されている。

Authentication Failed

アクセス ポイントにアソシエートされているが、ユーザの認証の試行に失敗した。


) このステータスは表示されてすぐに消えますが、認証の失敗により最終的にクライアント アダプタのアソシエーションが解除された場合は、まったく表示されません。この場合、ステータスは「Not Associated」と表示されます。


Link Quality

クライアント アダプタがアクセス ポイントと通信する能力。これは、アダプタの信号強度と信号品質の組み合わせで決まります。

値: Excellent、Good、Fair、Poor

SSID

クライアント アダプタが現在アソシエートしているネットワークの名前。


) クライアント アダプタの SSID の設定手順については、表 5-2 の SSID1 パラメータを参照してください。


Access Point Name

クライアント アダプタがアソシエートしているアクセス ポイントの名前。このフィールドが表示されるのは、クライアント アダプタがインフラストラクチャ モードで動作し、アクセス ポイントに名前が設定され、Aironet Extensions が有効になっている場合だけです(アクセス ポイントでは Cisco IOS リリース 12.2(4)JA 以降が実行されていること)。


) アクセス ポイント名が 15 文字を超えている場合でも、このフィールドには 15 文字までしか表示されません。


Access Point IP Address

クライアント アダプタのアソシエート先のアクセス ポイントの IP アドレス。このフィールドが表示されるのは、クライアント アダプタがインフラストラクチャ モードで動作し、アクセス ポイントに IP アドレスが設定され、Aironet Extensions が有効になっている場合だけです(アクセス ポイントでは Cisco IOS リリース 12.2(4)JA 以降が実行されていること)。


) Aironet Extensions が無効になっている場合、アソシエートされたアクセス ポイントの IP アドレスは 0.0.0.0 と表示されます。


Link Speed

クライアント アダプタが現在データ パケットを送信している速度。

値: 1、2、5.5、または 11Mbps(2.4GHz クライアント アダプタの場合)、 6、9、12、18、24、36、48、または 54Mbps(5GHz クライアント アダプタの場合)

Client Adapter IP Address

クライアント アダプタの IP アドレス。