ワイヤレス : Cisco Aironet アンテナとアクセサリ

Cisco Aironet 全方向性マスト マウント アンテナ(AIR-ANT2506)

Cisco Aironet 全方向性マスト マウント アンテナ(AIR-ANT2506)
発行日;2012/01/21 | 英語版ドキュメント(2010/08/17 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

Cisco Aironet 全方向性マスト マウント

概要

技術仕様

システム要件

取り付けに関する注意事項

マスト マウント アンテナの一般的な取り付け手順

アンテナのアース

取り付け場所の選択

場所の選択

必要な工具と備品

アンテナの取り付け

推奨ケーブル

安全に関する注意事項

シスコ資料へのアクセス

テクニカル サポート

Cisco.com

Technical Assistance Center

Cisco TAC Web サイト

Japan TAC Web サイト

Cisco TAC Escalation Center

Cisco Aironet 全方向性マスト マウント
アンテナ(AIR-ANT2506)

概要

このマニュアルでは、全方向性マスト マウント アンテナの仕様、概要、および取り付け手順について説明します。2.4 ~ 2.5GHz の周波数範囲で動作する WLAN アプリケーション用に設計されたこのアンテナの公称ゲインは、5.2dBi です。このアンテナは通常、屋内外のマストに取り付けます。このアンテナは、Reverse Polarity-Threaded Naval Connector(RP-TNC)コネクタを使用する Cisco Aironet 無線製品と互換性があります。

技術仕様

アンテナのタイプ

ダイポール

 

動作周波数範囲

2.4 ~ 2.84GHz

環境

屋内/屋外

VSWR

2:1 未満(公称 1.5:1)

ゲイン

5.2dBi

偏波

直線、垂直

E - 平面(3dB 帯域幅)

全方向性

H - 平面(3dB 帯域幅)

40 度

ケーブルの長さとタイプ

3 フィート(0.91m)
プレナム認定 RG-58

寸法(高さ×幅)

11.5 インチ× 1.125 インチ
(29.2cm × 2.8cm)

取り付け

マスト

 

E - 平面パターン
H - 平面パターン

 

 

システム要件

このアンテナは、RP-TNC コネクタを使用する 2.4GHz の Cisco Aironet 無線デバイスと互換性があります。

取り付けに関する注意事項

マスト マウント アンテナの一般的な取り付け手順

次の手順は、ほとんどのマスト マウント アンテナを取り付ける場合に共通です。

1. 地上の取り付け場所で新しいアンテナを組み立てます。

2. 地上でマストにアンテナを取り付けて、同軸ケーブルを接続します。

3. マストを上げ下げするときにコントロールを失っても、マストが「誤った方向」に倒れないようにします。マストを上げるときは、耐久性のある非伝導性ロープを使用し、2 フィートごとに固定します。ロープがもつれないよう他の人に見てもらい、マストが倒れそうになっても、マストを引っ張って危険なもの(電力線など)から遠ざけられるようにします。

4. アンテナに同梱されたマウント ブラケットを使用します。

5. 取り付けにステー ワイヤを使用する場合は、次の手順も実行します。

a. ステー アンカー ボルトを取り付けます。

b. マストを上げる前に、ステー ワイヤの長さを予測して、ステー ワイヤを切ります。

c. ステー リングを使用して、マストにステー ワイヤを取り付けます。

6. 組み立てたアンテナとマストを、注意しながらマウント ブラケットに接続し、クランプ ボルトを締めます。

a. ステー ワイヤを使用して取り付ける場合、マストを直立させたまま、アンカー ボルトにステー ワイヤを固定して、しっかりと締め付けるために、他の人の助けが必要です。

7. マストの目の高さに、付属の粘着性「DANGER」ラベルを貼り付けます。

8. 蓄積された静電気を放電するためのアース棒を取り付けて、アース線をマストとアース棒に接続します。予備のパイプではなく、静電気の放電用に設計されたアース棒を使用します。

アンテナのアース

次のガイドラインに従い、国内の電気関連法規に基づいてアンテナをアースします。

1. 10 番の AWG 銅線、8 番以上の銅被鋼線、または青銅線を、マストと引き込み線用のアース線として使用します。マストの下部にしっかりとアース線を固定します。

2. 避雷器に引き込み線を固定し、4 フィート(1.2m)~ 8 フィート(1.8m)離れた場所に絶縁体がある建物に、マストのアース線を固定します。

3. 建物への引き込み線の入り口にできるだけ近い場所に、避雷器を取り付けます。

4. 建物の壁の、引き込みケーブルを接続する装置にできるだけ近い場所に穴を開けます。


注意 壁にはワイヤが通っていることがあります。穴を開ける場所には、障害物や危険性がないことを確認してください。

5. 穴からケーブルを引き出して、建物へのケーブルの入リ口付近にドリップ ループを作ります。

6. 引き込み口の周囲を完全に防水処理します。

7. 静電気放電装置を取り付けます。

8. 装置に引き込みケーブルを接続します。

取り付け場所の選択

アンテナの取り付け場所は重要です。金属製の柱、壁などの物体があると、アンテナの感度が悪くなります。送信アンテナと受信アンテナが同じ高さに取り付けられ、その間に障害物がない場合に、最大限の性能が得られます。このような条件を満たすことができず、受信感度が悪い場合は、別の場所に取り付けてみて、受信感度が最大になるようにする必要があります。

アンテナは、全方向性ブロードキャスト パターンを実現するように設計されています。このパターンを実現するには、放射素子の側に障害物がないようにアンテナを取り付ける必要があります。取り付け場所が建物や塔の近くの場合、その建物や塔でのアンテナ パターンが悪化します。

場所の選択

アンテナを取り付ける前に、安全性と性能の面で最適なアンテナの取り付け場所を考えます。

次の手順に従って、ワイヤ、電力線、木などからの安全な距離を判断します。


ステップ 1 アンテナの高さを測定します。

ステップ 2 この高さをタワーまたはマストの高さに足して、その合計を 2 倍にすると、推奨される最短の安全な距離になります。


注意 この安全な距離を確保できない場合は、取り付けを中止して専門家に相談してください。


 

一般に、アンテナの高さが地面から高くなるほど、パフォーマンスが向上します。屋根より 5 ~ 10 フィート(1.5 ~ 3m)の高さに、電力線や障害物をすべて避けてアンテナを取り付けることをお勧めします。可能であれば、無線デバイスの真上に取り付けて、引き込みケーブルをできるだけ直接接続できるようにします。

必要な工具と備品

アンテナの取り付けには、次の工具と備品が必要です。

標準のドライバ

標準のホース クランプ(アンテナに同梱)


) このリストには、アンテナを取り付けるタワー、マスト、またはその他の建造物の組み立てや建築に必要な工具や備品は含まれていません。


次の項では、アンテナの取り付け手順について説明します。状況に応じた手順を選択してください。図 1 も参照してください。

アンテナの取り付け

アンテナには、マウント ブラケットとホース クランプが含まれたマウント キットが付属しています。このキットを使用すると、1.25 インチ(3.2cm)~ 2 インチ(5.1cm)のマストにアンテナを取り付けられます。1.5 インチ(3.8cm)以上の管マストを使用することをお勧めします。

このアンテナは、垂直偏波用です。このアンテナは垂直方向のゲインがあるので、最大限の性能を得るためには、垂直に(傾かないように)アンテナを取り付けることが大切です。

次の手順に従って、マストにアンテナを取り付けます。


ステップ 1 図 1 に示すように、マストにアンテナ、マウント ブラケット、ホース クランプを配置します。

図1 アンテナの取り付けの詳細

 

 

1

アンテナ

2

マウント ブラケット

3

ホース クランプ

4

マスト

ステップ 2 金属ベースがマストの管の高さ以上になるように、アンテナの位置を合わせます。

ステップ 3 ホース クランプを締めて、マストにアンテナを固定します。

ステップ 4 引き込みケーブルにアンテナの同軸ケーブルを接続します。

ステップ 5 屋外に取り付ける場合は、アンテナの接続部に耐候加工を施します。


アンテナは、DC アースされていません。雷保護用のデバイスを取り付けることをお勧めします。『Installation Instructions for Cisco Aironet Lightning Arrestors』を参照してください。このドキュメントは、Web 上の次の URL で入手できます。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/wireless/aironet/miscell/ltng_arr.htm



 

推奨ケーブル

このアンテナには、高品質で損失の少ないケーブルを使用することをお勧めします。


) 周波数が高いほど、ケーブルでの損失が大きくなります。また、ケーブル長が長くなるほど、損失が大きくなります。


このアンテナの終端には、3 フィート(91.4cm)の短いケーブルに続く特別なコネクタ(逆極性 TNC プラグ)が付いています。このアンテナの相手側のコネクタには、使用する機器に応じた適切な逆極性 TNC ジャック コネクタを使用します。

アンテナにケーブルを接続したら、湿気や風雨などが性能に影響しないように、接続部を覆います(屋外の場合)。


) アンテナ ベースの底(ケーブルがアンテナから出る場所)にある穴は、覆わないでください。この穴は、アンテナ内部の結露を減少させるためのものです。


屋外の接続部には同軸シール(CoaxSeal など)を使用することをお勧めします。シリコン シールや電気テープを使用して屋外の接続部を覆うことは、お勧めしません。

安全に関する注意事項


警告 このアンテナを電力線の近くに取り付けるのは、危険です。安全のため、次の指示に従って取り付けてください。


アンテナを取り付けようとして、毎年多くの方が亡くなったり怪我をしています。事故に遭われた方の多くは感電の危険を認識していましたが、事故を避けるための適切な手順を踏んでいませんでした。

安全を確保しながら適切に取り付けるために、以下の安全に関する注意事項を読み、その指示に従ってください。そのことが事故の防止につながります。

1. 初めてアンテナを取り付けるときは、自分自身の安全だけでなく周囲の人々の安全を確保するためにも、専門家に相談してください。シスコの販売担当者にお問い合わせいただければ、取り付けるアンテナのサイズとタイプに応じた取り付け方法を説明いたします。

2. アンテナの性能だけでなく安全も考慮して取り付け場所を選択してください。電力線と電話回線は似ていることを忘れないでください。安全のため、架空送電線は感電死を招く恐れがあることを念頭に置いて作業をしてください。

3. 電力会社に連絡してください。計画を知らせて、取り付けの案を実際に見て確認してもらうよう依頼してください。生命にかかわる危険を防ぐために、この程度の手間をかけることは必要です。

4. 慎重に取り付けの計画を立てて、計画が完成してから実行に移ってください。マストやタワーをきちんと取り付けられるかどうかは、連携作業がうまくいくかどうかに大きく依存します。担当者はそれぞれ特定の作業を受け持ち、作業内容と作業の時期を認識している必要があります。1 人の担当者が責任を持って指示を出し、トラブルの兆候がないかを監視します。

5. アンテナの取り付け時には、次のことを忘れないでください。

a. 金属製のはしごを使用しない。

b. 雨の日または風の強い日に作業しない。

c. ゴム底の靴をはき、ゴム手袋をして、長袖のシャツまたはジャケットを着用する。

6. 組み立て中の部品が落下しかけたら、その部品を取ろうとせずにそのまま落としてください。アンテナ、マスト、ケーブル、および金属製のステー ワイヤはいずれも電流伝導に優れていることに注意してください。これらの部品がわずかでも電力線に接触すると、アンテナから流れる電流に感電します。

7. アンテナ システムの部品が電力線に接触した場合には、その部品に触ったり、自分で取り除こうとしないでください。地域の電力会社に連絡してください。電力会社の担当者がその部品を安全に取り除きます。

8. 電力線に関するアクシデントが発生した場合には、すぐに有資格者の支援を受けてください。

シスコ資料へのアクセス

WWW 上の次の URL で、シスコの最新資料にアクセスできます。

http://www.cisco.com/univercd/home/home.htm

次の URL のシスコの Web サイトも利用できます。

http://www.cisco.com

また、次の URL から世界中のシスコの Web サイトにアクセスできます。

http://www.cisco.com/public/countries_languages.shtml

テクニカル サポート

Cisco.com は、あらゆる技術支援のための窓口です。お客様とパートナーは、Cisco Technical Assistance Center(TAC)Web サイトで、オンライン ツールからドキュメンテーション、トラブルシューティングのヒント、およびサンプルの設定を入手できます。 Cisco.com の登録ユーザは、Cisco TAC Web サイトにあるすべてのテクニカル サポート リソースにアクセスできます。

Cisco.com

Cisco.com は、対話型のネットワーク サービスの基盤であり、お客様は、シスコの情報、ネットワーキング ソリューション、サービス、プログラム、およびリソースにいつでも、世界中のどこからでも即座にアクセスできます。

Cisco.com は、高度に統合されたインターネット アプリケーションです。また、次のことを目的として幅広い機能とサービスを提供する、強力で使いやすいツールです。

ビジネス プロセスの効率化と、生産性の向上

オンライン サポートによる技術的問題の解決

ソフトウェア パッケージのダウンロードとテスト

シスコの学習用教材および製品の注文

オンラインの技能評価プログラム、トレーニング プログラム、および認定プログラムへの登録

Cisco.com に自動登録すると、カスタマイズされた情報とサービスを入手できます。Cisco.com を利用するには、次の URL にアクセスしてください。

http://www.cisco.com

Technical Assistance Center

Cisco TAC は、シスコの製品、テクノロジー、またはソリューションに関してテクニカル サポートを必要とされるお客様なら、どなたでもご利用いただけます。Cisco TAC では、Cisco TAC Web サイトおよび Cisco TAC Escalation Center という 2 つのタイプのサポートがご利用いただけます。

Cisco TAC へのお問い合わせは、問題の緊急度によって分類されます。

優先レベル 4(P4):Cisco 製品の機能、製品のインストール、または基本的な製品構成に関する情報またはサポートが必要な場合。

優先レベル 3(P3):使用しているネットワークの処理能力が低下している場合。ネットワークの機能が著しく損なわれていても、ほとんどの業務は継続できる状態です。

優先レベル 2(P2):実稼動環境のネットワークの処理能力が大幅に低下し、業務の遂行に関わる重要な部分への影響が大きい場合。現場では、問題を回避する方法が見つからない状態です。

優先レベル1(P1):実稼動環境のネットワークがダウンしており、すぐにサービスを復旧しないと、業務の遂行に重大な影響がある場合。現場では、問題を回避する方法が見つからない状態です。

どの Cisco TAC リソースを選択するかは、問題の優先順位と、サービス契約に記載された条件が該当する場合は、その条件によって異なります。

Cisco TAC Web サイト

Cisco TAC Web サイトを利用すると、P3 および P4 の問題をご自身で解決して、コストと時間を節約できます。このサイトでは、オンライン ツール、ナレッジ ベース、ソフトウェアに 24 時間アクセスできます。Cisco TAC Web サイトを利用するには、次の URL にアクセスしてください。

http://www.cisco.com/tac

シスコと有効なサービス契約を結んでいるお客様、パートナ、販売代理店は、Cisco TAC Web サイト上にあるすべてのテクニカル サポート リソースにアクセスできます。Cisco TAC Web サイトを利用するには、Cisco.com のログイン ID とパスワードが必要です。有効なサービス契約を結んでいても、ログイン ID またはパスワードをお持ちでない場合は、次の URL でご登録ください。

http://www.cisco.com/register/

Cisco TAC Web サイトを利用しても技術的な問題を解決できない場合は、Cisco.com の登録ユーザであれば、次の URL で TAC Case Open ツールを使用して、オンラインで問題を解決できます。

http://www.cisco.com/tac/caseopen

インターネットにアクセスできる場合は、Cisco TAC Web サイトで P3 および P4 の問題を解決することをお勧めします。

Japan TAC Web サイト

Japan TAC Web サイトでは、利用頻度の高いTAC Web サイト(http://www.cisco.com/tac)の資料を日本語で提供しています。Japan TAC Web サイトには、次のURL からアクセスしてください。

http://www.cisco.com/jp/go/tac

サポート契約を結んでいない方は、「ゲスト」としてご登録いただくだけで、Japan TAC Web サイトの資料にアクセスできます。

Japan TAC Web サイトにアクセスするには、cisco.com のログインID とパスワードが必要です。ログインID とパスワードを取得していない場合は、次のURL にアクセスして登録手続きを行ってください。

http://www.cisco.com/jp/register

Cisco TAC Escalation Center

Cisco TAC Escalation Center は、優先レベル 1 または優先レベル 2 に分類された問題に対処します。これらのレベルに分類されるのは、ネットワーク処理能力の大幅な低下によって業務の遂行に大きな影響がある場合です。P1 または P2 の問題で TAC Escalation Center にアクセスすると、Cisco TAC のエンジニアが自動的にその問題を解決します。

お住まいの地域で使用できる通話無料の Cisco TAC の電話番号のリストを入手するには、次の URL にアクセスしてください。

http://www.cisco.com/warp/public/687/Directory/DirTAC.shtml

電話をおかけになる前に、ネットワークの運営を担当する部署に問い合わせて、お受けになれる Cisco サポート サービスのレベルを確認してください。SMARTnet、SMARTnet Onsite、または Network Supported Accounts(NSA)などのレベルがあります。また、サービス契約番号と製品シリアル番号をご用意ください。