Cisco Aironet 1250 シリーズ アクセス ポイント ハードウェア インストレーション ガイド
概要
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発行日;2012/02/02 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

概要

本製品で使用する用語

Autonomous アクセス ポイント

アクセス ポイント

Cisco Aironet アクセス ポイントの使用に関するガイドライン

ハードウェア機能

無線モジュール スロット

シングルまたはデュアル無線動作

動作モード

空間多重方式

最大比合成

サポートされているアンテナ

LED

イーサネット ポート

コンソール ポート

電源

UL 2043 への適合性

盗難防止機能

Autonomous アクセス ポイントを使用したネットワーク例

有線 LAN 上のルート ユニット

無線範囲を拡大するリピータ ユニット

完全に無線化されたネットワークでのセントラル ユニット

ブリッジ ネットワークと無線クライアント

ワークグループ ブリッジ ネットワーク

ポイントツーポイント ブリッジ構成

アクセス ポイントを使用したネットワーク例

概要

Cisco Aironet 1250 シリーズ アクセス ポイントは、Autonomous 設定と Lightweight 設定で使用できます。Autonomous アクセス ポイントは、スタンドアロン型ネットワーク構成で使用できます。設定情報は、すべてアクセス ポイントに保持されます。Lightweight アクセス ポイントは、Cisco Wireless LAN Controller と連係動作します。設定情報は、すべてコントローラに保持されます。

1250 シリーズのアクセス ポイントは、Wi-Fi に認定された無線 LAN トランシーバです。アクセス ポイントでは、2.4GHz 無線および 5GHz 無線の 2 つの(ドラフト IEEE 802.11n バージョン 2.0)無線モジュールをサポートしています。

各無線を、異なる設定値で個別に設定することができます。アクセス ポイントは、無線ネットワークおよび有線ネットワークに接続するか、またはスタンドアロン無線ネットワークの中心点として機能します。大規模な導入環境では、アクセス ポイントの無線範囲内であれば、無線ユーザはシームレスなネットワーク アクセスを維持しながら構内を移動することができます。

本製品で使用する用語

次の用語は、Autonomous 製品と Lightweight 製品を表します。

アクセス ポイントという用語は、Autonomous 製品と Lightweight 製品を表します。

Autonomous アクセス ポイントという用語は、Autonomous 製品だけを表します。

Lightweight アクセス ポイントという用語は、Lightweight 製品だけを表します。

アクセス ポイントという用語は、アクセス ポイントとして動作するように設定された製品を表します。

ブリッジという用語は、ブリッジとして動作するように設定された製品を表します。

Autonomous アクセス ポイント

Autonomous アクセス ポイント(モデル:AIR-AP1252)は、Cisco IOS ソフトウェアに基づく管理システムをサポートしています。このアクセス ポイントは、無線ネットワークと有線ネットワーク間の接続点として、またはスタンドアロン無線ネットワークの中心点として機能します。大規模な導入環境では、アクセス ポイントの無線範囲内であれば、無線ユーザはシームレスなネットワーク アクセスを維持しながら構内を移動することができます。アクセス ポイントの設定と監視には、Command Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)、ブラウザベースの管理システム、または Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)を使用します。

Lightweight アクセス ポイント

Lightweight アクセス ポイント(モデル:AIR-LAP1252)は、Cisco 統合ワイヤレス ネットワーク ソリューションの一部であり、取り付け前に手動による設定は一切必要ありません。Lightweight アクセス ポイントは、Lightweight Access Point Protocol(LWAPP; Lightweight アクセス ポイント プロトコル)を使用した Cisco Wireless LAN Controller(以降、コントローラ)によって自動的に設定されます。

Cisco Centralized Wireless LAN アーキテクチャでは、アクセス ポイントは Autonomous モードではなく Lightweight モードで動作します。Lightweight アクセス ポイントは、コントローラにアソシエートされます。802.1x 認証などの設定、ファームウェア、および制御トランザクションは、コントローラによって管理されます。さらに無線トラフィックはすべて、コントローラを通じてトンネルされます。

LWAPP とは、Internet Engineering Task Force(IETF; インターネット技術特別調査委員会)のドラフト プロトコルで、セットアップ時とパス認証時の制御メッセージとランタイム動作を指定するものです。またデータ トラフィックのトンネリング方式も、この LWAPP によって指定されます。

LWAPP 環境では、Lightweight アクセス ポイントが LWAPP 検出方式によってコントローラを検出し、コントローラに LWAPP 接続要求を送信します。これに対し、コントローラは Lightweight アクセス ポイントに LWAPP 接続応答を返し、アクセス ポイントはコントローラに接続できるようになります。これでアクセス ポイントが接続されますが、アクセス ポイントとコントローラのソフトウェアのバージョンが一致しなければ、アクセス ポイントは新しいソフトウェアをダウンロードします。アクセス ポイントは、1 つのコントローラに接続されていれば、ネットワーク上の別のコントローラに割り当て直すことができます。

LWAPP では、アクセス ポイントとコントローラの両方での、X.509 証明書を使用したセキュアな鍵の配布によって、Lightweight アクセス ポイントとコントローラ間の制御通信を保護します。

この章では、次の項目について説明します。

「Cisco Aironet Lightweight アクセス ポイントの使用に関するガイドライン」

「ハードウェア機能」

「Autonomous アクセス ポイントを使用したネットワーク例」

Cisco Aironet Lightweight アクセス ポイントの使用に関するガイドライン

Lightweight アクセス ポイントをご使用の際は、このガイドラインに留意していただく必要があります。

Lightweight アクセス ポイントは、Cisco 2106 シリーズ コントローラ、または 4400 シリーズ コントローラなどの Cisco 製コントローラとだけ通信できます。その他のコントローラについては、コントローラのマニュアルでご使用の Lightweight アクセス ポイントがサポートされているかご確認ください。

Lightweight アクセス ポイントは、Wireless Domain Services (WDS; 無線ドメイン サービス)をサポートしていないので、WDS デバイスとは通信できません。ただし、アクセス ポイントがコントローラとアソシエートされると、コントローラが WDS に相当する機能を果たします。

Lightweight アクセス ポイントは、レイヤ 2 の LWAPP をサポートしていません。アクセス ポイントでは、DHCP、DNS、または IP サブネットのブロードキャストを使用して IP アドレスを取得し、コントローラを検出する必要があります。

Lightweight アクセス ポイントのコンソール ポートは、監視とデバッグの目的で使用できます(アクセス ポイントがコントローラにアソシエートされると、すべての設定コマンドが使用できなくなります)。

ハードウェア機能

アクセス ポイント のハードウェアの主な機能は、次のとおりです。

シングルまたはデュアル無線動作用の 2 つの無線モジュール スロット(無線モジュール スロット を参照)

イーサネット ポート(LED を参照)およびコンソール ポート(コンソール ポート を参照)

LED(電源 を参照)

複数の電源(電源 を参照)

UL 2043 への適合性(UL 2043 への適合性 を参照)

盗難防止機能(盗難防止機能 を参照)

図1-1 は、2 つの無線モジュールを搭載したアクセス ポイントを示しています。

図1-1 2.4GHz と 5GHz の無線ムジュールを搭載したアクセス ポイント

 

 

1

2.4GHz 無線アンテナ

4

5GHz 無線アンテナ

2

モジュール スロット 0(2.4GHz 無線モジュール)

5

モジュール スロット 1(5GHz 無線モジュール)

3

LED

6

コンピュータ ケーブル用セキュリティ スロット

図1-2 は、無線モジュールを示しています。アクセス ポイントでは、次の 3 タイプのモジュールを使用できます。

2.4GHz 無線モジュール:2.4GHz(ドラフト IEEE 802.11n バージョン 2.0)無線および 3 つのアンテナ コネクタを搭載しています。

5GHz 無線モジュール:5GHz(ドラフト IEEE 802.11n バージョン 2.0)無線および 3 つのアンテナ コネクタ(青いラベルで識別)を搭載しています。

ブランク モジュール:無線またはアンテナ コネクタを搭載していません。

図1-2 無線モジュール

 

 

1

無線アンテナ コネクタ(A-Tx/Rx)

3

無線アンテナ コネクタ(B-Tx/Rx)

2

無線アンテナ コネクタ(C-Rx)


) 5GHz アンテナには青い点または青いラベルが付いており、5GHz 無線モジュールのアンテナ コネクタに付けられた青いラベルと対応しています。


無線モジュール スロット

アクセス ポイント には、スロット 0 とスロット 1 の 2 つの無線モジュールが搭載されています(図1-1 を参照)。無線パラメータがデフォルトのうちは、無線モジュールをどのスロットにも装着することができます。無線モジュールを装着したモジュール スロットに応じて、自動的に無線設定が変更されます。

デフォルトの無線設定が変更された後は、無線モジュールを別のスロットに移動しないでください。設定が変更された後に無線モジュールを別のモジュール スロットに移動する場合には、新しいスロットに合わせてマニュアルで無線設定を変更する必要があります。

シングルまたはデュアル無線動作

アクセス ポイント は、シングル無線動作または2.4GHz および 5GHz の無線モジュールを使用する同時デュアル無線(ドラフト IEEE 802.11n バージョン 2.0)動作をサポートしています。それぞれの無線モジュールには、3 つのアンテナ コネクタを持つ統合無線が搭載されています。シングル無線アクセス ポイント設定では、ブランク モジュールが使用できます。

2.4GHz 無線は、802.11b、802.11g、および 802.11n モードで動作することができます。また、2.4GHz 無線で、1 つまたは 2 つの送信アンテナ、および最大 3 つの受信アンテナが使用できます。

5GHz 無線は、802.11a および 802.11n モードで動作することができます。この無線は、Unlicensed National Information Infrastructure(UNII-1、UNII-2、およびUNII-3)ならびに European Telecommunications Standards Institute の工業、科学、医療用(ETSI/ISM)周波数帯をサポートしています。また、5GHz 無線で、1 つまたは 2 つの送信アンテナ、および最大 3 つの受信アンテナが使用できます。

動作モード

2.4GHz 無線モジュールは、次の 4 つの動作モードで使用できます。

802.11b 送信アンテナ 1 基

802.11g 送信アンテナ 1 基

802.11n HT、20MHzで、送信アンテナ 2 基

802.11n HT、40MHzで、送信アンテナ 2 基

5GHz 無線モジュールは、次の 3 つの動作モードで使用できます。

802.11a 送信アンテナ 1 基

802.11n HT、20MHzで、送信アンテナ 2 基

802.11n HT、40MHzで、送信アンテナ 2 基

空間多重方式

無線モジュールは、特定の帯域幅でデータ レートを向上するために 2 つのトランスミッタを使用できます。この技術は、Multiple Input Multiple Output(MIMO; 多重入出力)と呼ばれ、マルチ パスを利用して 2 つの送信信号が異なるパスを通ってレシーバに送信される屋内環境を前提にした技術です。特別なデータ パケット機能を使用することで、レシーバは送信された 2 つの信号を区別することができ、アクセス ポイントのデータ レートが向上します。

最大比合成

無線モジュールは、3 つのレシーバを使用して、レシーバのパフォーマンスを高める Maximum Ratio Combining (MRC; 最大比合成)をサポートします。MRC は、複数のレシーバで得た信号を、その信号が最適化されるように合成する技術です。すべてのモードの動作において、最大 3dB の受信信号強度の増加が得られます。

サポートされているアンテナ

表1-1 は、サポートされているアクセス ポイントのアンテナを示しています。


警告 アクセス ポイント、アンテナ、および相互接続された機器はすべて、アソシエートされる LAN 接続も含め、同じ建物の屋内に設置する必要があります。ステートメント 375



) アクセス ポイントは、以下の表にあるアンテナを使用して、2.4GHz で 10dBi、5GHz で 6 dBi の最大ゲインで動作するように設計されています。この表にないアンテナの使用や、この最大ゲインを超えるゲインでの動作は、厳しく禁じられています。アンテナに要求されるインピーダンスは 50 Ωです。



) 他のユーザに対する無線妨害発生の可能性を低くするには、正常な通信に必要な電力を超えない Equivalent Isotropically Radiated Power(EIRP; 等価等方輻射電力)となるようにアンテナのタイプとゲインを選択する必要があります。


 

表1-1 サポートされているアンテナ

2.4GHz アンテナ
ゲイン(dBi)
5GHz アンテナ
ゲイン(dBi)

AIR-ANT5959 1 ダイバーシティ天井全方向性

2

AIR-ANT5135DG-R 非連接型全方向性

3.5

AIR-ANT2422DG-R 非連接型ダイポール

2.2

AIR-ANT5135D-R 連接型ダイポール

3.5

AIR-ANT4941 連接型ダイポール

2.2

AIR-ANT5140V-R 全方向性

4

AIR-ANT2430V-R 全方向性

3

AIR-ANT5145V-R 1 ダイバーシティ天井全方向性

4.5

AIR-ANT1728 天井全方向性

5.2

AIR-ANT5160V-R 1 全方向性

6

AIR-ANT2506 マスト マウント全方向性

5.2

AIR-ANT3213 ダイバーシティ柱全方向性

5.2

AIR-ANT2460P-R 1 天井全方向性

6

AIR-ANT2465P-R 1 ダイバーシティ パッチ指向性

6.5

AIR-ANT2485P-R 1 パッチ指向性

8.5

AIR-ANT2410Y-R 八木指向性

10

1.アンテナには、UL2043 定格のアンテナ ケーブルが取り付けられています。

LED

アクセス ポイントには 3 つの LED があり(図1-1 を参照)、それぞれイーサネット アクティビティ、無線アクティビティ、およびステータスを示します(詳細は、「Autonomous アクセス ポイントの LED の確認」または「Lightweight アクセス ポイントの LED の確認」を参照)。

ステータス LED は、一般的な動作状態とエラー状況を示します。

イーサネット LED は、有線イーサネット LAN 上のイーサネット トラフィックおよびイーサネットのエラー状況を示します。

無線 LED は、無線パケットが無線インターフェイス上を送受信されている状態と無線のエラー状況を示します。

イーサネット ポート

イーサネット ポートは、ユニット底面の アクセス ポイント コネクタ付近にあります(図1-3 を参照)。自動認識イーサネット ポートには、アクセス ポイント を 10BASE-T、100BASE-T、または 1000BASE-T イーサネット LAN に接続するための RJ-45 コネクタを接続できます。イーサネット インターフェイスは、自動 Media Dependent Interface crossover(MDIX; メディア依存型インターフェイス クロスオーバー)の検出機能をサポートしており、必要なケーブル接続タイプ(ストレートまたはクロス)を自動的に検出し、適切に内部接続を設定します。また、このインターフェイスは、接続されたケーブル上の受信データ レートを自動的に検出します。

アクセス ポイント には、イーサネット ケーブルを使用して1250 シリーズ パワー インジェクタから給電できます。イーサネット MAC アドレスは、アクセス ポイントの底面ラベルに記載されています。

図1-3 アクセス ポイントのコネクタ付近

 

 

1

DC 電源コネクタ(+56 VDC)

3

コンソール ポート(RJ-45)

2

イーサネット ポート(RJ-45)

4

MODE ボタン

コンソール ポート

コンソール ポートは、ユニット底面の アクセス ポイント コネクタ付近にあります(図1-3 を参照)。コンソール ポートは、ターミナル エミュレータ プログラムを使用して、アクセス ポイントのコマンドライン インターフェイス(CLI)へのアクセスを提供します。RJ-45 to DB-9 シリアル ケーブルを使用して、コンピュータの COM ポートとアクセス ポイントのシリアル コンソール ポートを接続します管理システムのページを開くには、ターミナル エミュレータのポートを次のように設定します。回線速度 9600 ボー、データ ビット 8、パリティなし、ストップ ビット 1、およびフロー制御なしにします。


) 設定の変更が完了したら、シリアル ケーブルをアクセス ポイントから取り外す必要があります。


シリアル ケーブルは、シスコから購入するか(製品番号 AIR-CONCAB1200)、 付録 E 「コンソール ケーブルのピン割り当て」 のピン割り当てを参照して自作できます。

電源

アクセス ポイントには、1250 シリーズ DC 電源モジュールから、またはイーサネット ケーブルを使用してインライン電源から給電できます。アクセス ポイントは、IEEE 802.3af インライン電源規格および Cisco CDP 電源ネゴシエーションに対応しています。インライン電源を使用する場合、電力はイーサネット ケーブルを介して供給されるため、アクセス ポイントに電源コードを接続する必要はありません。

アクセス ポイントでは、次の電源を使用できます。

Cisco Aironet 1250 シリーズ DC 電源モジュール(AIR-PWR-SPLY1)

インライン電源:

Cisco Aironet 1250 シリーズ パワー インジェクタ(AIR-PWRINJ4)

IEEE 802.3af 電源(無線モジュールが 1 つだけ搭載されたアクセス ポイント)


) 電流スイッチおよびパッチ パネルからは、2.4GHz および 5GHz 無線を両方搭載したアクセス ポイントが動作することのできる十分な電源は供給されません。電源投入時に、アクセス ポイントで電源が十分な電力を供給できることが確認できない場合、アクセス ポイントは、過電流状態を防ぐために両方の無線を自動的に無効にします。また、アクセス ポイントは、ステータス LED による低電力エラーの表示を有効にし、エラー ログ エントリを作成します(「Autonomous アクセス ポイントの LED の確認」または「Lightweight アクセス ポイントの LED の確認」を参照)。


UL 2043 への適合性

アクセス ポイントは、NEC の 300-22(c) 項、ならびにCanadian Electrical Code、Part 1、C22.1 の
2-128、12-010(3)、および 12-100 の各項目に準拠しており、耐火性が高く、発煙性が低いという特性を備えているので、吊り天井の上など、建物の空間での動作に適しています。


注意 1250 シリーズ パワー インジェクタ(AIR-PWRINJ4)、1250 シリーズ DC 電源モジュール(AIR-PWR-SPLY1)、およびそれらのアンテナは、UL 2043 規格への適合性がテストされていないので、吊り天井の上など、建物の空間には設置しないでください。

盗難防止機能

アクセス ポイント は、次の 2 つの方法による盗難防止対策が施されています。

パッドロック:パッドロックにより、アクセス ポイントをマウンティング プレートに固定できます(図1-4 を参照)。これにより、無線モジュールが取り外されるのを防ぎ、アクセス ポイントのコネクタ付近へのアクセスを阻止します。使用可能なパッドロックは、マスタ ロック モジュール 120T、121T、または同等品です。詳細は、「アクセス ポイントの固定」を参照してください。

セキュリティ ケーブル キーホール:セキュリティ ケーブル スロット(図1-1 を参照)を使用すると、ラップトップ コンピュータで使用されているような標準のセキュリティ ケーブルを使用してアクセス ポイントを保護できます(「アクセス ポイントの固定」を参照)。


) マウンティング プレートおよびパッドロックは、無線モジュールの盗難を防ぐために必要です。


図1-4 パッドロックを取り付けたアクセス ポイント

 

Autonomous アクセス ポイントを使用したネットワーク

この項では、3 つの一般的な無線ネットワーク設定でのアクセス ポイントの役割について説明します。デフォルトでは、アクセス ポイントは有線 LAN に接続されたルート ユニット、または完全に無線化されたネットワーク内のセントラル ユニットとして設定されます。リピータとして使用するには、特定の設定が要求されます。

有線 LAN 上のルート ユニット

有線 LAN に直接接続されるアクセス ポイントは、無線ユーザへの接続点として機能します。LAN に複数のアクセス ポイントが接続されている場合、ユーザはネットワークへの接続を維持したまま、1 つのアクセス ポイントの範囲から別のアクセス ポイントの範囲にローミングできます。図1-5 は、有線 LAN 上でルート ユニットとして機能するアクセス ポイントを示しています。

図1-5 有線 LAN 上のルート ユニットとして機能するアクセス ポイント

 

無線範囲を拡大するリピータ ユニット

アクセス ポイントは、インフラストラクチャの範囲を拡大したり、無線通信を妨げる障害物を回避したりするためのスタンドアロン リピータとして設定できます。リピータは、別のリピータや、有線 LAN に接続されているアクセス ポイントにパケットを送信することによって、無線ユーザと有線 LAN との間でトラフィックを転送します。データは、クライアントに最高のパフォーマンスを提供するルートを経由して送信されます。図1-6 は、リピータとして機能するアクセス ポイントを示しています。アクセス ポイントの役割を設定する手順については、『Cisco IOS Software Configuration Guide for Cisco Aironet Access Points』を参照してください。


) シスコ以外のクライアント デバイスを使用すると、リピータ アクセス ポイントとの通信に問題が生じる恐れがあります。


図1-6 リピータとして機能するアクセス ポイント

 

完全に無線化されたネットワークでのセントラル ユニット

完全に無線化されたネットワークでは、アクセス ポイントはスタンドアロン型ルート ユニットとして機能します。この場合のアクセス ポイントは、有線 LAN には接続されず、すべてのステーションをまとめてリンクするハブとして機能します。つまり、アクセス ポイントは通信の拠点としての機能を果たし、無線ユーザの通信範囲を拡大します。図1-7 は、完全に無線化されたネットワーク内の アクセス ポイントを示しています。

図1-7 完全に無線化されたネットワークでセントラル ユニットとして機能するアクセス ポイント

 

ブリッジ ネットワークと無線クライアント

アクセス ポイントは、リモート LAN を基幹 LAN に相互接続するために使用されるルート ブリッジと非ルート ブリッジの役割を果たします(図1-8 を参照)。ブリッジには、無線クライアントも接続できます。

図1-8 ルート ブリッジおよび非ルート ブリッジとクライアント

 

ワークグループ ブリッジ ネットワーク

アクセス ポイントは、リモート イーサネット ワークステーションを基幹 LAN に相互接続するワークグループ ブリッジとしての役割を果たします。ワークグループ ブリッジは、アクセス ポイント(図1-9 を参照)またはブリッジ(図1-10 を参照)と通信できます。

図1-9 アクセス ポイントと通信するワークグループ ブリッジ

 

図1-10 ブリッジと通信するワークグループ ブリッジ

 

ポイントツーポイント ブリッジ構成

ポイントツーポイント ブリッジ構成では、2 つのブリッジが 2 つの LAN ネットワークを無線通信リンクによって相互接続します(図1-11 を参照)。基幹 LAN ネットワークに接続されるブリッジはルート ブリッジと見なされ、それ以外のブリッジは非ルート ブリッジと見なされます。

図1-11 ポイントツーポイント ブリッジ構成

 

Lightweight アクセス ポイントを使用したネットワーク例

Lightweight アクセス ポイントは、レイヤ 3 ネットワークで使用できます。レイヤ 3 構成での Lightweight アクセス ポイントとコントローラでは、IP アドレスと UDP パケットが使用され、それらのアドレスやパケットは大規模ネットワーク全体にルーティングされます。レイヤ 3 構成はスケーラブルなので、Cisco ではこちらをお勧めしています。

ここでは、Lightweight アクセス ポイントと Cisco Wireless LAN Controller を含めた典型的な無線ネットワーク構成の例を示します(図1-12 を参照)。Lightweight アクセス ポイントを設定する手順については、『Cisco Wireless LAN Controller Configuration Guide』を参照してください。

図1-12 Lightweight アクセス ポイントを使用した典型的なネットワーク構成の例