Cisco Aironet 1200 シリーズ アクセス ポイント ハードウェア インストレーション ガイド
Lightweight アクセス ポイントのトラ ブルシューティング
Lightweight アクセス ポイントのトラブルシューティング
発行日;2012/02/04 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

Lightweight アクセス ポイントのトラブルシューティング

1200 シリーズ アクセス ポイントの使用に関するガイドライン

DHCP オプション 43 の使用方法

トップ パネル LED の確認

アクセス ポイントの CLI を使用した手動によるコントローラの情報の設定方法

コントローラの情報の設定方法

手動で入力したコントローラの情報の消去方法

アクセス ポイントをデフォルト設定に手動でリセットする方法

アクセス ポイントを Autonomous モードに戻す方法

コントローラからアクセス ポイントを Autonomous モードに戻す方法

MODE ボタンを使用してアクセス ポイントを Autonomous モードに戻す方法

MODE ボタンの設定

Autonomous アクセス ポイントのイメージ ファイルの入手

TFTP サーバ ソフトウェアの入手

アクセス ポイントへのローカル接続

Lightweight アクセス ポイントのトラブルシューティング

この章では、1200 シリーズ Lightweight アクセス ポイント(モデル:AIR-LAP1231G および
AIR-LAP1232AG)で発生する可能性のある基本的な問題に対するトラブルシューティングの手順を説明します。最新の詳細なトラブルシューティングの情報については、シスコのテクニカル サポートおよびドキュメンテーション Web サイトを参照してください。URL は、次のとおりです。

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/wireless/tsd_products_support_category_home.html

この章の内容は、次のとおりです。

「1200 シリーズ Lightweight アクセス ポイントの使用に関するガイドライン」

「トップ パネル LED の確認」

「アクセス ポイントを Autonomous モードに戻す方法」

「アクセス ポイントを Autonomous モードに戻す方法」

「Autonomous アクセス ポイントのイメージ ファイルの入手」

「TFTP サーバ ソフトウェアの入手」

「アクセス ポイントへのローカル接続」

1200 シリーズ Lightweight アクセス ポイントの使用に関するガイドライン

1200 シリーズ Lightweight アクセス ポイントをご使用の際は、このガイドラインに留意していただく必要があります。

このアクセス ポイントは、2006 シリーズ コントローラ、または 4400 シリーズ コントローラとだけ通信できます。


) Cisco 4100 シリーズ、Airespace 4012 シリーズ、および Airespace 4024 シリーズのコントローラとは通信できません。これらのコントローラは、Cisco IOS ソフトウェアを実行するアクセス ポイントと通信できるだけのメモリを備えていないためです。


アクセス ポイントは、無線ドメイン サービス(WDS)をサポートしていないので、WDS デバイスとは通信できません。ただし、アクセス ポイントがコントローラにアソシエートされると、コントローラが WDS に相当する機能を果たします。

アクセス ポイントは、無線ごとに 8 つの基本サービス セット ID(BSSID)を使用でき、アクセス ポイント 1 台あたり合計で 8 つの無線 LAN に接続できます。Lightweight アクセス ポイントがコントローラにアソシエートされると、1 から 8 までの ID を持った無線 LAN だけがアクセス ポイントにプッシュされます。

アクセス ポイントは、レイヤ 2 の LWAPP をサポートしていません。アクセス ポイントでは、DHCP、DNS、または IP サブネットのブロードキャストを使用して IP アドレスを取得し、コントローラを検出する必要があります。

アクセス ポイントのコンソール ポートは、監視とデバッグの目的で使用できます(コントローラとアソシエートされると、すべての設定コマンドが使用できなくなります)。

DHCP オプション 43 の使用方法

DHCP オプション 43 を使用すると、コントローラの IP アドレスのリストがアクセス ポイントに提供されるため、アクセス ポイントがコントローラを検出し、コントローラに接続できるようになります。詳細は、 付録 G「Lightweight アクセス ポイント用の DHCP オプション 43 の設定方法」 を参照してください。

トップ パネル LED の確認

アクセス ポイントで通信が行われない場合は、トップ パネルの 3 つの LED を確認します。これらの LED により、装置の状態がすぐわかります。図7-1 は、LED を示しています。

図7-1 アクセス ポイント LED

 

 

LED 信号には次の意味があります(詳細は、 表7-1 を参照)。

イーサネット LED は、有線 LAN 上、またはイーサネット インフラストラクチャ上のトラフィックを示します。イーサネット ケーブルが接続されているときは、通常、この LED が緑色になっています。イーサネット インフラストラクチャでパケットが送受信されると緑色に点滅します。イーサネット ケーブルが接続されていないときは、消えています。

ステータス LED は、動作状態を示します。緑色に点灯しているときは、アクセス ポイントが少なくとも 1 つの無線クライアントにアソシエートされています。緑色に点滅しているときは、アクセス ポイントは正常に動作していますが、どの無線デバイスにもアソシエートされていません。

無線 LED が緑色に点滅している場合は、無線トラフィックが送受信されていることを示しています。このランプは通常は消えていますが、アクセス ポイントの無線を介してパケットの送受信が行われると、緑色に点滅します。

 

表7-1 トップ パネルの LED 信号

メッセージタイプ
イーサネット
LED
ステータス
LED
無線
LED
意味

ブート ローダの状態

緑色

緑色

DRAM メモリ テスト

オレンジ

赤色

ボードの初期化テスト

緑色に点滅

緑色に点滅

フラッシュ メモリのテスト

オレンジ

緑色

イーサネットの初期化テスト

緑色

緑色

緑色

Cisco IOS の起動

アソシエーションの状態

緑色

少なくとも 1 台の無線クライアント デバイスが装置にアソシエートされている。

緑色に点滅

クライアント デバイスがアソシエートされていない。装置の SSID および WEP 設定を確認してください。

動作状態

緑色

緑色に点滅

無線パケットの送受信中

緑色

イーサネット リンクが稼動中

緑色に点滅

イーサネット パケットの送受信中

ブート ローダ エラー

赤色

赤色

DRAM メモリ テストの失敗

赤色

赤色

ファイル システムの障害

赤色

赤色

イメージ復元中のイーサネットの障害

オレンジ

緑色

オレンジ

ブート環境エラー

赤色

緑色

赤色

Cisco IOS イメージ ファイルなし

オレンジ

オレンジ

オレンジ

ブートの失敗

動作エラー

緑色

オレンジに
点滅

無線ポートにおける最大再試行回数の超過、またはバッファ フルが発生

オレンジに点滅

イーサネットの送受信エラー

オレンジに点滅

一般的な警告

設定のリセット

オレンジ

設定オプションを工場出荷時のデフォルトにリセット

障害

赤色

赤色

赤色

ファームウェアの障害。装置の電源を切断し、再接続してみてください。

ファームウェアのアップグレード

赤色

新しいファームウェア イメージのロード

コントローラのステータス

緑色、赤色、オレンジ色に交互に変わる 1

ワイヤレス LAN コントローラに接続中


) アクセス ポイントが 5 分を超えてもこのモードのままの場合は、アクセス ポイントはコントローラを検出できていません。DHCP サーバが使用可能な状態であるかどうか、またはアクセス ポイントにそのコントローラの情報が設定されているかどうかを確認してください。


1.この LED で示されるステータスは、その他のステータスよりも優先的に確認する必要があります。

アクセス ポイントの CLI を使用した手動によるコントローラの情報の設定方法

アクセス ポイントを初めて設置する際に、アクセス ポイントから DHCP サーバに接続できないときには、アクセス ポイントの CLI を使用して、コントローラについて必要とされる情報を手動で設定できます。コンソール ポートへの接続方法については、「アクセス ポイントへのローカル接続」を参照してください。


) ここで説明する CLI コマンドは、コントローラにアソシエートされていないアクセス ポイントだけで使用できます。


CLI コマンドで設定した固定情報は、アクセス ポイントでコントローラに接続するために使用されます。アクセス ポイントがコントローラに接続した後、コントローラはコントローラの新しい情報を使用して、アクセス ポイントを再設定しますが、アクセス ポイントの静的 IP アドレスやデフォルトのゲートウェイはそのまま使用されます。

コントローラの情報の設定方法

箱から出したばかりの新しいアクセス ポイントに、アクセス ポイントの CLI インターフェイスを使用してコントローラの情報を手動で設定するには、次の EXEC モードの CLI コマンドを使用してください。

AP# lwapp ap ip address <IP アドレス> <サブネット マスク>
AP# lwapp ip default-gateway <IP アドレス>
AP# lwapp controller ip address <IP アドレス>
AP# lwapp ap hostname <名前>
<名前> とは、コントローラに接続されているアクセス ポイント名のことです。

) デフォルトのイネーブル パスワードは、Cisco です。


手動で入力したコントローラの情報の消去方法

アクセス ポイントをネットワークの別の場所に移動する場合、アクセス ポイントが別のコントローラとアソシエートできるよう、手動で入力したコントローラの情報を消去する必要があります。


) このコマンドには、CLI を EXEC モードで使用するためにコントローラで設定されたイネーブル パスワードが必要です。


手動で入力したコントローラの情報を消去するには、次の EXEC モードの CLI コマンドを使用してください。

clear lwapp ap ip address
clear lwapp ip default-gateway
clear lwapp controller ip address
clear lwapp ap hostname
 

アクセス ポイントをデフォルト設定に手動でリセットする方法

アクセス ポイントをデフォルト設定に手動でリセットするには、EXEC モードの CLI コマンドを使用します。


) このコマンドには、CLI を EXEC モードで使用するためにコントローラで設定されたイネーブル パスワードが必要です。


clear lwapp private-config
 

アクセス ポイントを Autonomous モードに戻す方法

Cisco IOS は、Cisco IOS Release 12.3(8)JA 以前のバージョンなどで Autonomous モードをサポートしており、それらをロードすれば Lightweight アクセス ポイントを Autonomous モードに戻すことができます。アクセス ポイントがコントローラにアソシエートされている場合は、そのコントローラから Cisco IOS をロードできます。アクセス ポイントがコントローラにアソシエートされていない場合は、TFTP 経由で Cisco IOS をロードできます。

コントローラからアクセス ポイントを Autonomous モードに戻す方法

コントローラから Lightweight アクセス ポイントを Autonomous モードに戻す手順は、次のとおりです。


ステップ 1 アクセス ポイントがアソシエートされているコントローラの CLI にログインし、次のコマンドを入力します。

config ap tftp-downgrade <TFTP サーバの IP アドレス> <ファイル名> <アクセス ポイント名>
 
ここで、
a) <TFTP サーバの IP アドレス> には、TFTP サーバの IP アドレスを入力します。
b) <ファイル名> には、アクセス ポイントのイメージ ファイルのフル パスとファイル名を入力します。たとえば D:/Images/c1200-k9w7-tar.123-8.JA.tar です。
c) <アクセス ポイント名> には、アクセス ポイントを識別する名前を入力します。
 

ステップ 2 アクセス ポイントのリブートが完了するまで待ちます。クライアントがアソシエートされればステータス LED が緑色に点灯し、クライアントがアソシエートされなければステータス LED が緑色に点滅します。

ステップ 3 アクセス ポイントのリブート後、アクセス ポイントの GUI または CLI を使用してアクセス ポイントを再設定します。


 

MODE ボタンを使用してアクセス ポイントを Autonomous モードに戻す方法

アクセス ポイントの MODE ボタンと TFTP サーバを使用して Lightweight アクセス ポイントを Autonomous モードに戻す手順は、次のとおりです。


) アクセス ポイントの MODE ボタンはデフォルトで有効に設定されているはずですが、MODE ボタンが有効に設定されているかどうかを再確認してください(「MODE ボタンの設定」を参照)。



ステップ 1 TFTP サーバ ソフトウェアを実行しているコンピュータの静的 IP アドレスを、10.0.0.2 ~ 10.0.0.30 に設定します。

ステップ 2 コンピュータの TFTP サーバ フォルダにアクセス ポイントのイメージ ファイル(たとえば、1200 シリーズ アクセス ポイントの場合は c1200-k9w7-tar.123-8.JA.tar)に存在すること、およびその TFTP サーバがアクティブであることを確認します。

ステップ 3 TFTP サーバ フォルダ内のアクセス ポイントのイメージ ファイルの名前を c1200-k9w7-tar.default に変更します。

ステップ 4 Category 5(CAT 5)のイーサネット ケーブルを使用して PC をアクセス ポイントに接続します。

ステップ 5 アクセス ポイントの電源を切断します。

ステップ 6 MODE ボタンを押しながら、アクセス ポイントに電源を再接続します。

ステップ 7 MODE ボタンを押し続けて、無線 LED が赤色に変わったら(約 20 ~ 30 秒かかります)、このボタンを放します。

ステップ 8 アクセス ポイントがリブートしてすべての LED が緑色に変わった後、ステータス LED が緑色に点滅するまで待ちます。

ステップ 9 アクセス ポイントがリブートした後、アクセス ポイント GUI または CLI を使用して再設定します。


 

MODE ボタンの設定

アクセス ポイントの MODE ボタンは、コントローラから設定します。次のような、コントローラの CLI コマンドを使用して、MODE ボタンを表示および設定します。

1) config ap rst-button enable <アクセス ポイント名>/all
2) config ap rst-button disable <アクセス ポイント名>/all
3) show ap config general <アクセス ポイント名>
(ここで、アクセス ポイント名には、コントローラに接続されているアクセス ポイントの名前を入力します。)
 

Autonomous アクセス ポイントのイメージ ファイルの入手

Autonomous アクセス ポイントのイメージ ファイルは、次の手順に従って Cisco.com のソフトウェア センターから入手できます。


) Cisco.com のソフトウェア センターからソフトウェアをダウンロードするには、登録ユーザになる必要があります。次の URL で Cisco.com のメイン Web ページから登録できます。http://cisco.com



ステップ 1 インターネット ブラウザを使用して、Cisco Software Center にアクセスします。URL は、次のとおりです。

http://tools.cisco.com/support/downloads/pub/MDFTree.x?butype=wireless

ステップ 2 Wireless LAN Access > Aironet Access Points > Cisco Aironet 1200 Series > Cisco Aironet 1200 Access Point の順にクリックします。Enter Password 画面が表示されます。

ステップ 3 ユーザ名とパスワードをそれぞれのフィールドに入力して、OK をクリックします。
Select a Software Type ページが表示されます。

ステップ 4 IOS をクリックします。Select a Release ページが表示されます。

ステップ 5 使用するアクセス ポイントのイメージ ファイルに適した IOS のバージョン(12.3(8)JA など)をクリックします。

ステップ 6 Wireless LAN をクリックします。Enter Password 画面が表示されます。

ステップ 7 ユーザ名とパスワードをそれぞれのフィールドに入力して、OK をクリックします。

ステップ 8 Do you want to display the nonsecure items? というメッセージが表示されたら、Yes をクリックします。

ステップ 9 Encryption Software Export Distribution Authorization Form の説明を読んで、該当するボックスをクリックします。

ステップ 10 Submit をクリックします。

ステップ 11 他の人または会社をソフトウェアのユーザとして指定した場合は、次の手順を実行してください。

a. Do you want to display the nonsecure items? というメッセージが表示されたら、Yes をクリックします。Encryption Software Export Distribution Authorization ウィンドウが表示されます。

b. 説明をよく読んで、Cisco.com のユーザ プロフィールを入力するか、このソフトウェア イメージのエンド ユーザについての詳細情報を所定のフィールドに入力します。

c. Submit をクリックします。

ステップ 12 Do you wish to continue? というセキュリティ警報メッセージが表示されたら、Yes をクリックして先に進みます。

ステップ 13 Download をクリックします。

ステップ 14 Software Download Rules をよく読み、Agree をクリックして、イメージ ファイルをダウンロードします。Enter Password 画面が表示されます。

ステップ 15 ユーザ名とパスワードをそれぞれのフィールドに入力して、OK をクリックします。

ステップ 16 イメージ ファイルをハード ドライブにダウンロードして保存した後、インターネット ブラウザを終了します。


 

TFTP サーバ ソフトウェアの入手

TFTP サーバ ソフトウェアはいくつかの Web サイトからダウンロードできます。次の URL から入手できるシェアウェアの TFTP ユーティリティをお勧めします。

http://tftpd32.jounin.net

ユーティリティのインストール方法と使い方については、Web サイトの指示に従ってください。

アクセス ポイントへのローカル接続

コンソール ポートは、診断と監視を目的として電源投入時に有効に設定されます。このことは、アクセス ポイントがコントローラにアソシエートできない場合に役立ちます。DB-9 to RJ-45 シリアル ケーブルを使用して、コンピュータをコンソール ポートに接続できます。


ステップ 1 9 ピンのメスの DB-9 to RJ-45 シリアル ケーブルを、アクセス ポイントの RJ-45 シリアル ポートとコンピュータの COM ポートに接続します。図7-2 は、シリアル ポート接続を示しています。

図7-2 シリアル ケーブルの接続

 


) DB-9 to RJ-45 シリアル ケーブルの Cisco 製品番号は、AIR-CONCAB1200 です。シリアル ケーブルを注文する場合は、http://www.cisco.com/go/marketplace を参照してください。


ステップ 2 アクセス ポイントと通信できるようにターミナル エミュレータを設定します。ターミナル エミュレータの接続は、回線速度 9600 ボー、データ ビット 8、パリティなし、ストップ ビット 1、フロー制御なしに設定します。


) 監視作業および診断作業が終わったら、シリアル ケーブルをアクセス ポイントから取り外しておく必要があります。