Cisco Aironet 1200 シリーズ アクセス ポイント インストレーション コンフィギュレーション ガイド, 12.2(8)JA
トラブルシューティング
トラブルシューティング
発行日;2012/01/12 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

トラブルシューティング

トップ パネル インジケータのチェック

基本設定の確認

SSID

WEP キー

セキュリティ設定

デフォルト設定へのリセット

MODE ボタンの使用

Web ブラウザ インターフェイスの使用方法

アクセス ポイントのイメージの再ロード

MODE ボタンの使用

Web ブラウザ インターフェイス

ブラウザ HTTP インターフェイス

ブラウザ TFTP インターフェイス

アクセス ポイントのイメージ ファイルの取得

TFTP サーバ ソフトウェアの取得

TFTP サーバの起動と設定

トラブルシューティング

この章では、アクセス ポイントに発生する可能性のある基本的な問題に対するトラブルシューティング手順を説明します。 トラブルシューティングに関する最新の詳細情報については、シスコの TAC Web サイトを参照してください([Top Issues]、[Wireless Technologies]の順に選択します)。URL は次のとおりです。

http://www.cisco.com/tac

この章では、次の項目について説明します。

「トップ パネル インジケータのチェック」

「基本設定の確認」

「デフォルト設定へのリセット」

「アクセス ポイントのイメージの再ロード」

トップ パネル インジケータのチェック

アクセス ポイントが通信を行わない場合は、トップ パネルの 3 つの LED インジケータを確認します。 これらのインジケータ(下の 図 21-1 を参照)により、ユニットのステータスがすぐにわかります。

図 21-1 アクセス ポイント インジケータ

 

 

インジケータ信号には次の意味があります(詳細については 表 21-1 を参照)。

イーサネット インジケータは、ワイヤード LAN またはイーサネット インフラストラクチャ上のトラフィックを示します。 このインジケータは、通常は緑色でイーサネット ケーブルが接続されていることを表し、イーサネット インフラストラクチャでパケットが受信または伝送されると緑色に点滅します。 イーサネット ケーブルが接続されていないときは、消えています。

ステータス インジケータは、動作状態を示します。 緑色で点灯している場合は、アクセス ポイントが少なくとも 1 つのワイヤレス クライアント デバイスに結合されていることを示します。 緑色で点滅している場合は、アクセス ポイントが正常に動作しているが、ワイヤレス デバイスとは結合されていないことを示します。

無線インジケータは緑色で点滅して、無線トラフィック アクティビティを示します。 このランプは通常は消えていますが、アクセス ポイントの無線を介してパケットの送受信が行われると、緑色で点滅します。

 

表 21-1 トップ パネル インジケータの信号

メッセージ
タイプ
イーサネット インジケータ
ステータス
インジケータ
無線
インジケータ
意味

ブート ローダのステータス

緑色

-

緑色

DRAM メモリ テスト。

-

橙色

赤色

ボード初期化テスト。

-

緑色の点滅

緑色の点滅

フラッシュ メモリのテスト。

橙色

緑色

-

イーサネット初期化テスト。

緑色

緑色

緑色

IOS の起動。

結合ステータス

-

緑色

-

少なくとも 1 台のワイヤレス クライアント デバイスがユニットに結合されている。

-

緑色の点滅

-

クライアント デバイスが結合されていない。ユニットの SSID および WEP 設定を確認してください。

動作状態

-

緑色

緑色の点滅

無線パケットを送信中/受信中。

緑色

-

-

イーサネット リンクが稼動中。

緑色の点滅

-

-

イーサネット パケットを送信または受信中。

ブート ローダ エラー

赤色

-

赤色

DRAM メモリ テストの失敗。

-

赤色

赤色

ファイル システムの失敗。

赤色

赤色

-

イメージ復元中のイーサネットの故障。

橙色

緑色

橙色

ブート環境エラー。

赤色

緑色

赤色

IOS イメージ ファイルなし。

橙色

橙色

橙色

ブートの失敗。

動作エラー

-

緑色

オレンジ色の点滅

無線ポートにおける最大再試行回数の超過、またはバッファ フルが発生。

オレンジ色の点滅

-

-

イーサネットの送信または受信エラー。

-

オレンジ色の点滅

-

一般的な警告。

設定のリセット

-

橙色

-

設定オプションを工場出荷時のデフォルトにリセット。

障害

赤色

赤色

赤色

ファームウェアの障害。装置電源の切断と再接続を行ってみてください。

ファームウェアのアップグレード

-

赤色

-

新しいファームウェア イメージのロード。

アクセス ポイントは点滅コードを使用してさまざまなエラー状況を知らせます。 コード シーケンスは 2 桁の診断コードを使用し、まず長い休止でコードを区切った後、インジケータが赤く点滅して最初の数値をカウントします。次に短い休止が入り、インジケータが赤く点滅し 2 番目の数値をカウントします( 表 21-2 を参照)。

 

表 21-2 インジケータ点滅コード

インジケータ
点滅コード
説明
1 桁目の数値
2 桁目の数値

イーサネット

2

1

イーサネット ケーブルの問題:ケーブルが正しく接続され故障していないことを確認します。 このエラーはイーサネット リンクの障害を表している場合があります。 ケーブルが正しく接続され故障していない場合は、技術サポートに連絡してください。

無線

1

2

無線が検出されない:技術サポートに連絡してください。

1

3

無線が稼動可能な状態にない:技術サポートに連絡してください。

1

4

無線が起動しない:技術サポートに連絡してください。

1

5

無線の障害:技術サポートに連絡してください。

1

6

無線がファームウェアをフラッシュしない:技術サポートに連絡してください。

基本設定の確認

ワイヤレス クライアントとの接続性が失われる最も一般的な原因は、基本設定の不一致です。 アクセス ポイントでクライアント デバイスとの通信が行われない場合は、次の点を確認します。

SSID

アクセス ポイントに結合しようとするワイヤレス クライアントは、アクセス ポイントと同じ SSID を使用している必要があります。 クライアント デバイスの SSID が無線範囲のアクセス ポイントの SSID と一致しない場合、クライアント デバイスは結合しません。 アクセス ポイントのデフォルトの SSID は tsunami です。

WEP キー

データの転送に使用する WEP キーが、アクセス ポイントと、それに結合されるすべてのワイヤレス デバイスで同じ値に設定されている必要があります。 たとえば、クライアント アダプタ上の WEP キー 3 を 0987654321 に設定し、それを送信キーとして選択する場合、アクセス・ポイント上の WEP キー 3 もまったく同じ値に設定する必要があります。 ただし、アクセス ポイントでは、キー 3 を転送キーとして使用する必要はありません。

アクセス ポイントの WEP キーの設定については、 第9章「WEP と WEP 機能の設定」 を参照してください。

セキュリティ設定

アクセス ポイントによる認証を求めるワイヤレス クライアントは、そのアクセス ポイントで設定されているのと同じセキュリティ オプションをサポートする必要があります。たとえば、EAP または LEAP、Mac アドレス認証、メッセージ完全性チェック(MIC)、WEP キー ハッシュ、および 802.1X プロトコル バージョンなどです。

ワイヤレス クライアントがアクセス ポイントから認証されない場合には、クライアント アダプタの適切なセキュリティ設定、および現在の設定のアクセス ポイントで使用可能なクライアントのアダプタ ドライバおよびファームウェアのバージョンをシステム管理者にお問い合わせください。


) Aironet Client Utility(ACU)で[Status]ページに表示されるアクセス ポイントの MAC アドレスは、アクセス ポイントの無線ポートの MAC アドレスです。 アクセス ポイントのイーサネット ポートの MAC アドレスは、アクセス ポイントの背面のラベルに記載されています。


デフォルト設定へのリセット

アクセス ポイントを設定するのに必要なパスワードを忘れてしまった場合は、設定を完全にリセットしなければならないことがあります。 アクセス ポイントの[MODE]ボタンまたは Web ブラウザ インターフェイスを使用できます。


) 次の手順では、パスワード、WEP キー、IP アドレス、SSID を含むすべての設定を、工場出荷時のデフォルトにリセットします。


MODE ボタンの使用

次の手順に従って現在の設定を削除し、[MODE]ボタンを使用してアクセス ポイントのすべての設定を工場出荷時のデフォルトに戻します。


ステップ 1 アクセス ポイントから電源を切断します(外部電源用の電源ジャックまたはインライン電源用のイーサネット ケーブル)。

ステップ 2 [MODE]ボタンを押さえながら、アクセス ポイントに電源を再接続します。

ステップ 3 [MODE]ボタンを押さえ続け、ステータス LED が橙色に変わったら(約 1 ~ 2 秒)ボタンを離します。

ステップ 4 アクセス ポイントをリブートした後で、Web ブランザ インターフェイス、Telnet インターフェイス、IOS コマンドのいずれかを使用してアクセス ポイントを再設定する必要があります。


) アクセス ポイントは IP アドレス(DHCP を使用して IP アドレスを受信するようにセッテイ)も含めて工場出荷時のデフォルト値に設定されます。



 

Web ブラウザ インターフェイスの使用方法

次の手順に従って現在の設定を削除し、Web ブラウザ インターフェイスを使用してアクセス ポイントのすべての設定を工場出荷時のデフォルトに戻します。


ステップ 1 インターネット ブラウザを開きます。 Microsoft Internet Explorer(バージョン 5.x 以降)または Netscape Navigator(バージョン 4.x)を使用してください。

ステップ 2 ブラウザのアドレス入力フィールドにアクセス ポイントの IP アドレスを入力し、Enter キーを押します。[Enter Network Password]画面が表示されます。

ステップ 3 [User Name]フィールドにユーザ名を入力します。

ステップ 4 [Password]フィールドにアクセス ポイントのパスワードを入力し、Enter キーを押します。[Summary Status]ページが表示されます。

ステップ 5 [System Software]をクリックし、[System Software]画面を表示します。

ステップ 6 [System Configuration]をクリックして、[System Configuration]画面を表示します。

ステップ 7 [Reset to Defaults]ボタンをクリックします。


) 静的な IP アドレスでアクセス ポイントを設定した場合、IP アドレスは変わりません。


ステップ 8 アクセス ポイントをリブートした後で、Web ブランザ インターフェイス、Telnet インターフェイス、IOS コマンドのいずれかを使用してアクセス ポイントを再設定する必要があります。


 

アクセス ポイントのイメージの再ロード

アクセス ポイントでファームウェアの障害が発生した場合、アクセス ポイントのイメージ ファイルを完全に再ロードする必要があります。これにはWeb ブラウザ インターフェイスを使用するか、[MODE]ボタンを 30 秒間押し続けます。 アクセス ポイントのファームウェアが完全に稼動状態の間にファームウェア イメージをアップグレードする場合は、ブラウザ インターフェイスを使用します。 ただし、アクセス ポイントのファームウェア イメージが壊れている場合は[MODE]ボタンを使用します。

MODE ボタンの使用

アクセス ポイントの[MODE]ボタンを使用すると、ネットワークまたはアクセス ポイントのイーサネット ポートに接続した PC でアクティブな Trivial File Transfer Protocol(TFTP;簡易ファイル転送プロトコル)からアクセス ポイントのイメージ ファイルを再ロードできます。


) アクセス ポイントの 3 つの LED インジケータでファームウェア障害、またはファームウェア イメージの破壊が確認された場合、接続した TFTP サーバからイメージを再ロードする必要があります。



) このプロセスでは、パスワード、WEP キー、アクセス ポイント IP アドレス、SSID を含むすべての設定を、工場出荷時のデフォルトにリセットします。


アクセス ポイントのイメージ ファイルを再ロードする手順は次のとおりです。


ステップ 1 使用する PC は、静的 IP アドレスが 10.0.0.2 ~ 10.0.0.30 の範囲で設定されていなければなりません。

ステップ 2 PC の TFTP サーバ フォルダにアクセス ポイントのイメージ ファイル(c1100-k9w7-tar.default)が格納され、TFTP サーバが起動していることを確認します。 詳細については、「アクセス ポイントのイメージ ファイルの取得」「TFTP サーバ ソフトウェアの取得」の各項を参照してください。

ステップ 3 Category 5(CAT 5)イーサネット ケーブルを使用して PC をアクセス ポイントに接続します。

ステップ 4 アクセス ポイントから電源を切断します(外部電源用の電源ジャックまたはインライン電源用のイーサネット ケーブル)。

ステップ 5 [MODE]ボタンを押さえながら、アクセス ポイントに電源を再接続します。

ステップ 6 [MODE]ボタンを押さえ続け、ステータス LED が赤色に変わったら(約 20 ~ 30 秒)ボタンを離します。

ステップ 7 アクセス ポイントをリブートし、すべての LED が緑色に変わりステータス LED が緑色に点滅するまで待ちます。

ステップ 8 アクセス ポイントをリブートした後で、Web ブランザ インターフェイス、Telnet インターフェイス、IOS コマンドのいずれかを使用してアクセス ポイントを再設定する必要があります。


 

Web ブラウザ インターフェイス

アクセス ポイントのイメージ ファイルの再ロードに Web ブラウザ インターフェイスを使用できます。 Web ブラウザ インターフェイスは、HTTP または TFTP インターフェイスを使用したイメージ ファイルのローディングをサポートします。


) ブラウザを使用してイメージ ファイルを再ロードする場合、アクセス ポイントの設定は変更されません。


ブラウザ HTTP インターフェイス

HTTP インターフェイスを使用すると、PC のアクセス ポイント イメージ ファイルを参照し、アクセス ポイントにイメージをダウンロードできます。 HTTP インターフェイスを使用する手順は次のとおりです。


ステップ 1 インターネット ブラウザを開きます。 Microsoft Internet Explorer(バージョン 5.x 以降)または Netscape Navigator(バージョン 4.x)を使用してください。

ステップ 2 ブラウザのアドレス入力フィールドにアクセス ポイントの IP アドレスを入力し、Enter キーを押します。[Enter Network Password]画面が表示されます。

ステップ 3 [User Name]フィールドにユーザ名を入力します。

ステップ 4 [Password]フィールドにアクセス ポイントのパスワードを入力し、Enter キーを押します。[Summary Status]ページが表示されます。

ステップ 5 [System Software]タブをクリックし、[Software Upgrade]をクリックします。[HTTP Upgrade]画面が表示されます。

ステップ 6 [Browse]ボタンをクリックして PC のイメージ ファイルを探します。

ステップ 7 [Upload]ボタンをクリックします。

詳細については、[Software Upgrade]画面で[Help]アイコンをクリックします。


 

ブラウザ TFTP インターフェイス

TFTP インターフェイスを使用すると、ネットワーク デバイスの TFTP サーバを使用してアクセス ポイントのイメージ ファイルをロードできます。 TFTP サーバを使用する手順は次のとおりです。


ステップ 1 インターネット ブラウザを開きます。 Microsoft Internet Explorer(バージョン 5.x 以降)または Netscape Navigator(バージョン 4.x)を使用してください。

ステップ 2 ブラウザのアドレス入力フィールドにアクセス ポイントの IP アドレスを入力し、Enter キーを押します。[Enter Network Password]画面が表示されます。

ステップ 3 [User Name]フィールドにユーザ名を入力します。

ステップ 4 [Password]フィールドにアクセス ポイントのパスワードを入力し、Enter キーを押します。[Summary Status]ページが表示されます。

ステップ 5 [System Software]タブをクリックし、[Software Upgrade]をクリックします。[HTTP Upgrade]画面が表示されます。

ステップ 6 [TFTP Upgrade]タブをクリックします。

ステップ 7 [TFTP Server]フィールドに TFTP サーバの IP アドレスを入力します。

ステップ 8 [Upload New System Image Tar File]フィールドに、アクセス ポイントのイメージ ファイルのファイル名を入力します。 ファイルが TFTP サーバのルート ディレクトリのサブディレクトリ内にある場合、TFTP サーバ ルート ディレクトリの相対パスとファイル名を指定します。 ファイルが TFTP ルート ディレクトリにある場合、ファイル名のみを入力します。

ステップ 9 [Upload]ボタンをクリックします。

詳細については、[Software Upgrade]画面で[Help]アイコンをクリックします。


 

アクセス ポイントのイメージ ファイルの取得

アクセス ポイントのイメージ ファイルは、次の手順に従って Cisco.com ソフトウェア センターから取得できます。


ステップ 1 インターネット ブラウザを使用して、シスコ ソフトウェア センターにアクセスします。URL は次のとおりです。

http://www.cisco.com/public/sw-center/sw-wireless.shtml

ステップ 2 アクセス ポイントのファームウェアとユーティリティ セクションを探し、1100 シリーズ アクセス ポイントのリンクをクリックします。

ステップ 3 最新のファームウェア イメージ ファイル(c1100-k9w7-tar.122-4.JA)をダブルクリックします。

ステップ 4 アクセス ポイントのイメージ ファイルを PC のハード ドライブのディレクトリにダウンロードします。


 

TFTP サーバ ソフトウェアの取得

TFTP サーバ ソフトウェア(自己解凍、自己インストール ファイル)は、次の URL の Cisco.com ソフトウェア センターから取得できます。

http://www.cisco.com/public/sw-center/sw-web.shtml

ファイルを PC ハード ドライブの一時ディレクトリにダウンロードします。 TFTP サーバをインストールする場合は、ダウンロードされたファイルをダブルクリックし、インストーラ プログラムの指示に従います。

TFTP サーバの起動と設定

TFTP サーバを起動し、アクセス ポイントのイメージ ファイルの場所を指定する手順は次のとおりです。


ステップ 1 PC のデスクトップの Cisco TFTP サーバ アイコンをダブルクリックし、サーバ プログラムを起動します。

ステップ 2 [View]ドロップダウン メニューから[Options]を選択します。[Options]画面が表示されます。

ステップ 3 TFTP サーバのルート ディレクトリ フィールドの[Browse]ボタンをクリックし、アクセス ポイントのイメージ ファイルを探します。

ステップ 4 [OK]をクリックします。