Cisco Virtualization Experience Client Manager 5.0 インストレーション ガイド
Cisco VXC Manager のハイ アベイラビリティデータベース クラスタリングの設定
Cisco VXC Manager のハイ アベイラビリティデータベース クラスタリングの設定

目次

Cisco VXC Manager のハイ アベイラビリティデータベース クラスタリングの設定

ハイ アベイラビリティ クラスタ

ハイ アベイラビリティ クラスタ(別名 HA クラスタまたはフェールオーバー クラスタ)とは、サーバ アプリケーションのダウンタイムを最小限に抑え、信頼性を確保することによってサーバ アプリケーションをサポートするコンピュータ グループです。 グループつまりクラスタ内の余剰コンピュータを利用することにより、システム コンポーネントで障害が発生してもサービスを継続できます。

特定のアプリケーションを実行中のサーバがクラッシュした場合、クラスタを使用していなければ、クラッシュしたサーバが修正れるまで、そのアプリケーションを使用できなくなります。 HA クラスタはこのような状況を是正する手段として、ハードウェア/ソフトウェア障害を検出すると、直ちに別のシステム上でアプリケーションを再起動します。このプロセスに管理者の介入は必要ありません。 このプロセスをフェールオーバーといいます。

HA クラスタは、通常、プライベート ネットワーク接続のハートビートを使用して、クラスタ内の各ノードの正常性と状態をモニタします。

最も一般的な規模の HA クラスタは、2 ノードからなる Two-Node クラスタです。

図 1. Two-Node クラスタ



ここでは、Cisco VXC Manager バージョン 5.0 以降でのハイ アベイラビリティ(HA)クラスタを構成する手順を説明します。

データベース クラスタリングに必要なコンポーネント

Cisco VXC Manager のハイ アベイラビリティ環境は、以下のコンポーネントで構成されます。

  • プライマリ サーバまたはプライマリ ノード:4 つの仮想マシン(VM)のうちのいずれか 1 つです。このマシンに、Microsoft SQL Server 2012 データベースをインストールする必要があります。 プライマリには、パブリック用、プライベート用にそれぞれ設定された 2 つのネットワーク アダプタが必要です。

  • セカンダリ サーバまたはセカンダリ ノード:この 2 番目の VM は、プライマリ サーバで障害が発生したときにハイ アベイラビリティを確保します。 セカンダリにも、パブリック用、プライベート用にそれぞれ設定された 2 つのネットワーク アダプタが必要です。

  • Quorum フォルダのサーバ:4 つの VM のうち、この 3 番目の VM は、Quorum フィルダを作成するために必要となります。

  • Cisco VXC Manager サーバ:この 4 番目の VM に、Cisco VXC Manager をインストールする必要があります。

データベース クラスタリングの前提条件

データベース クラスタリングの前提条件は以下のとおりです。

  • 4 台の VMware 仮想マシン(VM)。そのうち 2 台の VM には、それぞれ 2 つのネットワーク アダプタが含まれていること。

  • Microsoft SQL Server 2012 Enterprise Edition データベース(スタンドアロン バージョン)。

  • すべての VM が Active Directory(AD)ドメインに接続されていること。

  • 4 台すべての VM 4 に、Windows Server 2008 R2 Enterprise がインストールされていること。


    (注)  


    データベース クラスタリングに SQL Server Express を使用することはできません。


関連資料

プライマリおよびセカンダリ VM の設定

サーバ上に VM を作成した後、クラスタリングをサポートするように VM を設定する必要があります。 以下の説明に従って、プライマリ ノートとセカンダリの両方のノードを設定します。

プライマリおよびセカンダリ VM を設定する手順は以下のとおりです。

手順
    ステップ 1   ネットワーク上の任意のシステムで vSphere クライアントを起動し、VM を選択します。
    ステップ 2   右クリックして [設定の編集(Edit Settings)] を選択します。 [追加(Add)] をクリックし、ネットワーク アダプタ(ノードともいう)をもう 1 つ追加します。
    ステップ 3   [ハードウェアの追加(Add Hardware)] セクションで、[イーサネットアダプタ(Ethernet Adapter)] を選択し、[次へ(Next)] をクリックします。
    ステップ 4   [ネットワークラベル(Network label)] ドロップダウン リストから [サブネット(Subnet)] を選択し、[Next] をクリックします。
    ステップ 5   [終了(Finish)] をクリックします。
    ステップ 6   [VMのプロパティ(VM Properties)] 画面で、2 つのノードがあることを確認します。
    ステップ 7   [ネットワーク接続(Network Connections)] 画面を起動し([コントロールパネル(Control Panel)] > [ネットワークとインターネット(Network and Internet)] > [ネットワーク接続(Network Connections)])、ネットワーク接続の名前をそれぞれ [プライベート(Private)] 、[パブリック(Public)] に変更します。
    (注)     

    2 つのネットワーク カードには、それぞれ異なるサブネットを指定する必要があります。つまり 1 つのサブネットをパブリック ネットワーク用に、別のサブネットをプライベート ネットワーク用に指定します。 この要件は、プライマリ ノードとセカンダリ ノードの両方に当てはまります。 ベスト プラクティスとして、セカンダリ ノードで使用する 2 つのサブネットは、プライマリ ノードで使用する 2 つのサブネットと異なるようにしてください。

    ステップ 8   [拡張設定(Advanced Settings)] ウィンドウで、[パブリックネットワーク(Public Network)] オプションが最初にリストされていることを確認します。
    ステップ 9   [拡張設定(Advanced Settings)] ウィンドウを起動するには、[Alt] ボタンを押して [ネットワーク接続(Network Connections)] 画面の [拡張(Advanced)] メニューにアクセスし、[拡張設定(Advanced Settings)] オプションを選択します。
    ステップ 10   [ネットワーク接続(Network Connections)] 画面で、[パブリック(Public)] を選択し、右クリックして [プロパティ(Properties)] を選択します。
    ステップ 11   [拡張設定(Advanced Settings)] ウィンドウで、[IPv4] を選択して [プロパティ(Properties)] をクリックします。
    ステップ 12   [IPアドレス(IP address)]、[サブネットマスク(Subnet mask)]、[デフォルトゲートウェイ(Default gateway)]、および [優先されるDNSサーバ(Preferred DNS server)] に値を入力します。 [OK] をクリックします。
    ステップ 13   プライベート ネットワークについて、手順 10 と 11 を繰り返します。
    ステップ 14   ただし、プライベート ネットワークには IP アドレスとサブネットだけを指定します。 デフォルト ゲートウェイと DNS サーバは定義しないでください。
    ステップ 15   ノードがネットワークを介して相互に通信できるように、サーバがこのネットワークで通信できることを確認します。
    ステップ 16   サーバ マネージャを起動します([スタート(Start)] > [管理ツール(Administrative Tools))。 [機能(Features)] を選択します。
    ステップ 17   [機能の追加(Add Features)] をクリックして、[機能の追加(Add Features)] ウィザードを起動します。
    ステップ 18   [フェールオーバー クラスタリング(Failover Clustering)] を選択し、[次へ(Next)] をクリックします。
    ステップ 19   [インストール オプションの確認(Confirm Installation Selections)] 画面に、[フェールオーバー クラスタリング(Failover Clustering)] オプションが表示されていることを確認します。 [Install(インストール)] をクリックします。 インストールの進行状況が表示されます。
    ステップ 20   インストールが完了したら、インストール結果を確認し、[閉じる(Close)] をクリックします。

    次の作業

    フェールオーバー クラスタリングのインストールが完了したら、サーバを再起動します。

    設定の検証

    フェールオーバー クラスタリングをインストールした後、プライマリ ノードで設定を検証する必要があります。 設定を検証する手順は以下のとおりです。

    手順
      ステップ 1   プライマリ ノードのサーバ マネージャを起動します([スタート(Start)] > [管理ツール(Administrative Tools)])。
      ステップ 2   [機能(Features)] で、[フェールオーバークラスタマネージャ(Failover Cluster Manager)] を選択します。
      ステップ 3   [構成の検証(Validate a Configuration)] をクリックしてウィザードを起動します。
      ステップ 4   [次へ(Next)] をクリックして、プライマリ ノードとセカンダリ ノードを追加します。
      ステップ 5   プライマリ ノードのホスト名を入力します。
      ステップ 6   [追加(Add)] をクリックして、サーバを選択します。 サーバの追加プロセス中に、「操作は予想以上に時間かかっています(The operation is taking longer than expected)」というメッセージが画面に表示されます。 サーバが追加されるまで、数分待つ必要があります。
      ステップ 7   サーバを選択すると、そのサーバが [選択されたサーバ(Selected Servers)] に表示されます。 [Next] をクリックします。
      ステップ 8   マルチサイト クラスタは、ストレージの検証に合格する必要はありません。 ストレージの検証プロセスをスキップするには、[選択したテストのみを実行する(Run only the tests I select)] をクリックし、[次へ(Next)] をクリックします。
      ステップ 9   [テストの選択(Test Selection)] 画面で、[ストレージ(Storage)] オプションをオフにしてから、[次へ(Next)] をクリックします。

      [確認(Confirmation)] 画面が表示されます。

      ステップ 10   [次へ(Next)] をクリックして、プライマリ ノードとセカンダリ ノード(この場合は cluster1 と cluster2)の検証テストの実行を開始します。 検証テストのステータスが画面に表示されます。
      ステップ 11   検証サマリーを確認して、[終了(Finish)] をクリックします。

      プライマリ ノードでのクラスタの作成

      プライマリ ノードにフェールオーバー クラスタ マネージャ機能をインストールして検証した後は、クラスタを作成できます。

      プライマリ ノードでクラスタを作成する手順は以下のとおりです。

      手順
        ステップ 1   プライマリ ノードでサーバ マネージャを起動します。[機能(Features)] から [フェールオーバークラスタマネージャ(Failover Cluster Manager)] を選択し、[クラスタの作成(Create a Cluster)] をクリックします。
        ステップ 2   ウィザードで [Next(次へ)] をクリックします。
        ステップ 3   [次へ(Next)] をクリックして [サーバの選択(Select Servers)] 画面に進みます。この画面で、プライマリ ノードのホスト名を入力し、 [追加(Add)] をクリックしてサーバを追加します。
        ステップ 4   セカンダリ ノードの名前を入力し、[追加(Add)] をクリックします。
        ステップ 5   サーバを追加した後、[次へ(Next)] をクリックします。 クラスタの検証を求めるプロンプトが出されます。 クラスタは検証済みなので、[いいえ(No)] を選択します。
        ステップ 6   画面で 2 番目のオプションを選択し、[次へ(Next)] をクリックして続けます。
        ステップ 7   クラスタの名前とクラスタ管理用の IP を指定します。 ここで指定する名前は、クラスタを管理するために使用されます。 あとで作成する SQL クラスタ リソースの名前は、これとは別の名前にしてください。 クラスタの名前として WINCLUSTER と入力し、IP アドレスを入力します。 [次へ(Next)] をクリックして続行します。
        (注)     

        また、この名前は、ファイル共有マジョリティ クォーラムのアクセス権限を与える必要があるコンピュータの名前でもあります。

        ステップ 8   確認して、[次へ(Next)] をクリックします。

        画面にクラスタ作成プロセスの進行状況が表示されます。 ここまですべての手順を正しく行っていれば、クラスタが正常に作成されるはずです。 画面に黄色の警告記号が表示される場合、クラスタの作成が成功したものの、警告を伴っていることを意味します。

        ステップ 9   クラスタ作成中の警告を表示するには、[レポートの表示(View Report)] をクリックします。 レポートには、警告メッセージが黄色でハイライト表示されます。
        ステップ 10   警告メッセージを無視し、[終了(Finish)] をクリックしてクラスタの作成プロセスを完了します。

        ノードおよびファイル共有マジョリティ クォーラムの実装

        クオーラムは、クラスタ ノード セット間で通信の問題が発生した状況に対処するために設計されており、2 つのサーバが同時に 1 つのリソース グループをホストして同じディスクに同時に書き込もうとするのを防ぎます。 クォーラムの概念に従い、クラスタはいずれかのノード サブセットでクラスタ サービスを強制的に停止し、特定のリソース グループの実際の所有者が 1 つだけになるようにします。 ノードおよびファイル共有マジョリティ クォーラムの設定は、通常、マルチサイト クラスタで使用されます。 この設定はクラスタ内のノードが偶数の場合に使用され、ノードおよびディスク マジョリティ クォーラム モードの代替としてこれを使用できます。 この設定では各ノードに 1 票が割り当てられ、さらに 1 つのリモート ファイル共有に 1 票が割り当てられます。

        ノードおよびファイル共有マジョリティ クォーラムを設定する方法は以下のとおりです。

        手順
          ステップ 1   クォーラム フォルダの作成対象として特定した VM を選択し、Quorum という名前のフォルダを作成して、フォルダの場所を共有します。
          ステップ 2   Quorum フォルダを右クリックし、[共有(Share with)] > [特定のユーザ(Specific people)] を選択します。
          ステップ 3   [ファイル共有(File Sharing)] ウィンドウで、[全員(Everyone)] を選択します。 [読み取り/書き込みのアクセス許可(Read/Write permission)] を選択し、[共有(Share)] をクリックします。

          フォルダは \\<VM の名前>\Quorum として共有されます。

          ステップ 4   次に、クォーラム タイプを変更する必要があります。 プライマリ ノードでサーバ マネージャを起動し、[機能(Features)] から [フェールオーバークラスタマネージャ(Failover Cluster Manager)] を選択します。
          ステップ 5   クラスタを右クリックして、[追加操作(More Actions)] > [クラスタクォーラム設定の構成(Configure Cluster Quorum Settings)] を選択します。
          ステップ 6   [ノードおよびファイル共有マジョリティ(特殊な構成を持つクラスタ用)(Node and File Share Majority (for clusters with special configurations))] オプションを選択し、[次へ(Next)] をクリックします。
          ステップ 7   3 番目の VM で作成した共有フォルダのパスを入力し、[次へ(Next)] をクリックします。
          ステップ 8   共有フォルダの場所を確認し、[次へ(Next)] をクリックします。

          これで、クラスタのクォーラム設定が正常に構成されました。

          ステップ 9   [終了(Finish)] をクリックしてプロセスを完了し、クラスタのクォーラム設定を表示します。

          プライマリおよびセカンダリ ノードでの .NET Framework のインストール

          Microsoft .NET Framework は、プライマリ ノードとセカンダリ ノードで SQL Server 2012 Enterprise スタンドアロンをインストールするための前提条件です。

          .NET Framework をインストールする手順は以下のとおりです。

          手順
            ステップ 1   プライマリ ノードおよびセカンダリ ノードとして特定した VM で、サーバ マネージャを起動します。
            ステップ 2   [サーバマネージャ(Server Manager)] の下にある [機能(Features)] をクリックして [機能の追加ウィザード(Add Features Wizard)] を起動し、[.NET Framework 3.5.1機能(.NET Framework 3.5.1 Features)] を選択します。
            ステップ 3   [次へ(Next)] をクリックすると、.NET Framework 3.5.1 機能のインストールに必要な役割サービスと機能をインストールするよう求めるプロンプトが出されます。
            ステップ 4   [必要な役割サービスを追加(Add Required Role Services)] をクリックします。 デフォルトでは、[.NET拡張機能(.NET Extensibility)] が選択されています。 [次へ(Next)] をクリックして続行します。
            ステップ 5   インストールの選択内容を確認し、[インストール(Install)] をクリックします。
            ステップ 6   選択したコンポーネントのインストールが完了すると、インストール結果が表示されます。
            ステップ 7   [閉じる(Close)] をクリックして、.NET Framework のインストールを完了します。

            プライマリおよびセカンダリ ノードでの SQL Server Enterprise のインストール

            ハイ アベイラビリティデータベース クラスタをセットアップするうえで重要な手順は、SQL Server Enterprise を両方のノードにインストールして、クラスタで機能するように設定することです。 ここでは、両方のノードに SQL Server 2012 Enterprise スタンドアロンをインストールして構成するため手順を説明します。


            (注)  


            SQL Server のインストール中に Windows ファイアウォールの警告が出された場合、この警告を無視してインストールを続行してかまいません。 必要に応じて、SQL Server ファイアウォール例外にポート 1433 を追加してください。


            SQL Server 2012 Enterprise のスタンドアロン バージョンを両方のノードにインストールする手順は以下のとおりです。

            手順
              ステップ 1   SQL Server 2012 Enterprise インストール メディアを起動します。
              ステップ 2   [インストール(Installation)] をクリックし、[SQL Serverの新規スタンドアロンインストールまたは既存のインストールへの機能の追加(New SQL Server stand-alone installation or add features to an existing installation)] を選択します。
              ステップ 3   [セットアップサポートルール(Setup Support Rules)] にエラーが表示されていないことを確認します。 [次へ(Next)] をクリックして続行します。
              ステップ 4   プロダクト キーを入力し、[次へ(Next)] をクリックします。
              ステップ 5   製品のアップデートを確認し、[次へ(Next)] をクリックします。
              ステップ 6   使用許諾契約に同意して、[次へ(Next)] をクリックします。
              ステップ 7   [SQL Server機能のインストール(SQL Server Feature Installation)] オプションを選択し、[次へ(Next)] をクリックします。
              ステップ 8   [機能の選択(Feature Selection)] 画面で、[データベースエンジンサービス(Database Engine Services)] 機能とその下にあるすべての機能を選択します。
              ステップ 9   [管理ツール-基本(Management Tools – Basic)] 機能とその下にある機能を選択します。 [Next] をクリックします。
              ステップ 10   [インストールルール(Installation Rules)] 画面にエラーが表示されていないことを確認します。 [Next] をクリックします。
              ステップ 11   [インスタンスの構成(Instance Configuration)] 画面で、[デフォルトインスタンス(Default instance)] オプションがオンになっていることを確認します。
              ステップ 12   [次へ(Next)] をクリックし、[必要なディスク領域(Disk Space Requirements)] を確認します。
              ステップ 13   [次へ(Next)] をクリックして [サーバの設定(Server Configuration)] を表示します。
              ステップ 14   サーバ設定にドメイン資格情報を入力し、[次へ(Next)] をクリックします。
              ステップ 15   [データベースエンジンの構成(Database Engine Configuration)] 画面で、[混合モード(Mixed Mode)] を選択し、SQL 管理者パスワードを入力した後、[現在のユーザの追加(Add Current User)] をクリックします。
              ステップ 16   [エラー報告(Error Reporting)] ウィンドウで [次へ(Next)] をクリックします。
              ステップ 17   [次へ(Next)] をクリックし、インストール設定ルールにエラーが表示されないことを確認します。
              ステップ 18   [インストール(Install)] をクリックして、インストール プロセスを開始します。
              ステップ 19   インストールが完了すると、インストールのステータスが表示されます。 ステータスを確認し、[閉じる(Close)] をクリックしてインストールを完了します。

              プライマリ ノードでの SQL Server フェールオーバー クラスタのインストール

              プライマリ ノードとセカンダリ ノードの両方で SQL Server 2012 Enterprise のインストールが完了したら、フェールオーバー クラスタリングをサポートするように両方のノードを設定する必要があります。

              プライマリ ノードに SQL Server 2012 Enterprise フェールオーバー クラスタをインストールする手順は以下のとおりです。

              手順
                ステップ 1   SQL Server 2012 Enterprise サーバ インストール メディアを起動します。
                ステップ 2   [インストール(Installation)] をクリックし、[SQL Serverフェールオーバークラスタの新規インストール(New SQL Server failover cluster installation)] を選択します。
                ステップ 3   [セットアップサポートルール(Setup Support Rules)] 画面にエラーが表示されていないことを確認します。 [OK] をクリックします。
                ステップ 4   [セットアップサポートルール(Setup Support Rules)] 画面に障害やエラーが表示されていないことを確認します。 警告は無視して差し支えありません。[次へ(Next)] をクリックします。
                ステップ 5   プロダクト キーを入力し、[次へ(Next)] をクリックします。
                ステップ 6   ライセンス条項に同意し、[次へ(Next)] をクリックします。
                ステップ 7   製品のアップデートを確認し、[次へ(Next)] をクリックします。
                ステップ 8   [機能の選択(Feature Selection)] 画面で、[インスタンス機能(Instance Features)] > [データベースエンジンサービス(Database Engine Services)]、および [共有機能(Shared Features)] > [クライアントツール接続(Client Tools Connectivity)] のすべてのオプションを選択します。 [Next] をクリックします。
                ステップ 9   [機能ルール(Feature Rules)] 画面にエラーが表示されていないことを確認します。 [Next] をクリックします。
                ステップ 10   [インスタンスの構成設定(Instance Configuration)] 画面で、以下の情報を入力します。
                • [SQLサーバネットワーク名(SQL Server Network Name)]:VXCMCLUSTER

                • [名前付きインスタンス(Named Instance)]:VXCMCLUST

                • [インスタンスID(Instance ID)]:VXCMCLUST

                [Next] をクリックします。

                ステップ 11   [ディスク空き容量(Disk Space Requirements)] を確認し、[次へ(Next)] をクリックします。
                ステップ 12   [クラスタリソースグループ(Cluster Resource Group)] 画面では、デフォルト設定のままにして [次へ(Next)] をクリックします。
                ステップ 13   [ファイル共有マジョリティ(File Share Majority)] クラスタリングを設定した場合、ディスクを選択する必要はありません。 [クラスタディスクの選択(Cluster Disk Selection)] 画面で [次へ(Next)] をクリックします。
                ステップ 14   [クラスタネットワークの構成(Cluster Network Configuration)] 画面で、[Ip4] を有効にし、SQL フェールオーバー クラスタの IP アドレスを指定した後、[次へ(Next)] をクリックして [サーバの設定(Server Configuration)] 画面に進みます。
                ステップ 15   SQL Server エージェントと SQL Server データベース エンジンのドメイン資格情報を入力し、[次へ(Next)] をクリックします。
                ステップ 16   [データベースエンジンの構成(Database Engine Configuration)] 画面で、[混合モード(Mixed Mode)](SQL Server 認証と Windows 認証)オプションを選択し、SQL 管理者パスワードを入力します。
                ステップ 17   [現在のユーザの追加(Add Current User)] をクリックして管理者ユーザを追加し、[次へ(Next)] をクリックします。
                ステップ 18   SQL フェールオーバー クラスタのインストールを求めるプロンプトが出されます。 プロンプトで [OK] をクリックします。
                ステップ 19   [データベースエンジンの構成(Database Engine Configuration)] 画面で、[データディレクトリ(Data Directories)] タブをクリックします。 データ ルート ディレクトリの場所として、\<Quorum VM の名前>\quorum と入力します。 [Next] をクリックします。

                [SQL Serverフェールオーバークラスタのインストール(Install a SQL Server Failover Cluster)] ダイアログボックスが表示されます。

                ステップ 20   [はい(Yes)] をクリックして、必要な共有アクセス権が SQL Server に与えられていることを確認します。
                ステップ 21   [エラーレポート(Error Reporting)] 画面を確認し、[次へ(Next)] をクリックします。 警告は無視して差し支えありません。
                ステップ 22   [クラスタのインストールルール(Cluster Installation Rules)] 画面にエラーが表示されていないことを確認します。 [Next] をクリックします。
                ステップ 23   [インストール(Install)] をクリックして、インストールを開始します。
                ステップ 24   [インストールの進行状況(Installation Progress)] 画面に、インストールの進行状況が表示されます。 インストールが完了したら、[次へ(Next)] をクリックします。
                ステップ 25   [閉じる(Close)] をクリックしてインストールを完了します。 [サーバマネージャ(Server Manager)] の [機能(Features)] に、[フェールオーバークラスタマネージャ(Failover Cluster Manager)] が表示されるはずです。

                SQL Server フェールオーバー クラスタへのセカンダリ ノードの追加

                プライマリ ノードでの SQL Server フェールオーバー クラスタのインストールが完了したら、次はセカンダリ ノードをフェールオーバー クラスタに追加する必要があります。

                セカンダリ ノードを SQL Server フェールオーバー クラスタに追加する方法は、以下のとおりです。

                手順
                  ステップ 1   セカンダリ ノードで SQL Server 2012 Enterprise インストール メディアを起動します。
                  ステップ 2   [インストール(Installation)] をクリックし、[ノードをSQL Serverフェールオーバークラスタに追加(Add node to a SQL Server failover cluster)] を選択します。
                  ステップ 3   [セットアップサポートルール(Setup Support Rules)] 画面にエラーが表示されていないことを確認します。 [OK] をクリックします。
                  ステップ 4   エラーが表示される場合は、エラーを解決してから続行します。 警告が表示される場合は、警告を無視して [次へ(Next)] をクリックします。
                  ステップ 5   プロダクト キーを入力し、[次へ(Next)] をクリックします。
                  ステップ 6   ライセンス条項に同意し、[次へ(Next)] をクリックします。
                  ステップ 7   作成したクラスタに現在のノードを追加し、[次へ(Next)] をクリックします。
                  ステップ 8   [クラスタノード設定(Cluster Node Configuration)] 画面で、仮想クラスタ IP を選択します。 [Next] をクリックします。
                  ステップ 9   SQL Server データベース エンジンと SQL Server Agent のドメイン パスワードを入力します。 [Next] をクリックします。
                  ステップ 10   [エラーレポート(Error Reporting)] オプションをオンにして、[次へ(Next)] をクリックします。
                  ステップ 11   [ノードルールの追加(Add Node Rules)] で、エラーが表示されていないことを確認します。 [Next] をクリックします。
                  ステップ 12   [インストール(Install)] をクリックして、セカンダリ ノードをクラスタに追加します。
                  ステップ 13   インストールの進行状況が画面に表示されます。 インストールが完了したら、[次へ(Next)] をクリックします。 インストール サマリー画面が表示されます。
                  ステップ 14   [閉じる(Close)] をクリックして、クラスタへのノードの追加を完了します。 サーバ マネージャの [フェールオーバークラスタマネージャ(Failover Cluster Manager)] には、2 つのノード(クラスタ 1 とクラスタ 2) が表示されるはずです。

                  クラスタリング後の手順

                  ここでは、クラスタの設定が完了した後に実行する必要があるさまざまな手順について説明します。 これらの手順により、クラスタが問題なく円滑に機能できるようになります。

                  以下の手順に従ってください。

                  手順
                    ステップ 1   両方のクラスタ ノードで、SQL サーバ サービスがドメイン資格情報を使って開始済みになっていることを確認します。
                    ステップ 2   SQL Server 構成マネージャを起動し、[SQL Serverサービス(SQL Server Services)] > [SQL Server] を選択します。 右クリックして [プロパティ(Properties)] を選択します。
                    ステップ 3   ドメイン資格情報を確認し、[OK] をクリックします。
                    ステップ 4   両方のノードで、[ハイ アベイラビリティを常にオン(AlwaysOn High Availability)] タブをクリックして、[アベイラビリティグループを常にオンを有効にする(Enable AlwaysOn Availability Groups)] をオンにします。 [OK] をクリックします。
                    ステップ 5   クラスタのプライマリ ノードおよびセカンダリ ノードとして特定した VM のうちの 1 つ(優先される場所がプライマリ ノードです)に、Ciso VXC Manager データベースをインストールします。
                    ステップ 6   データベースで以下のスクリプトを実行します。
                    Use RapportDB
                    GO
                    Update Install set ServerName='NEWCLUSTER01' where Module='Rapport4DB'
                    ステップ 7   (プライマリ、セカンダリ、クォーラム ノード以外のノード上に)データベースなしで Cisco VXC Manager コンポーネントをインストールする場合、[データベースの構成(Configure Database)] 画面の [サーバIPアドレス(Server IP Address)] フィールドに、SQL データベー クラスタの名前(VXCMCLUSTER)を入力する必要があります。
                    ステップ 8   プライマリ ノードとセカンダリ ノードの両方で、データベースの場所を指す同じディレクトリ構造を作成します。 たとえば、プライマリ ノードでデータベースが C:\Program Files (x86)\Cisco\VXC-M\Database にある場合、セカンダリ サーバでも同じ構造を作成します。
                    ステップ 9   プライマリ ノードで SQL Server Management Studio を起動します。 デフォルト SQL ユーザ名とパスワードを使ってログインします。
                    ステップ 10   [RapportDB] データベースを右クリックし、[プロパティ(Properties)] を選択します。
                    ステップ 11   [データベースのプロパティ(Database Properties)] 画面で、[復旧モデル(Recovery Model)] を [完全(Full)] に変更します。
                    ステップ 12   [RapportDB] を右クリックし、[タスク(Tasks)] > [バックアップ(Backup)] を選択して、RapportDB のバックアップを作成します。
                    ステップ 13   [データベースのバックアップ(Backup Database)] 画面はデフォルト設定のままにして、[OK] をクリックします。
                    ステップ 14   [オブジェクトエクスプローラー(Object Explorer)] パネルで [ハイ アベイラビリティを常にオン(AlwaysOn High Availability)] を右クリックし、[新しいアベイラビリティ グループウィザード(New Availability Group Wizard)] を選択します。
                    ステップ 15   [新しいアベイラビリティ グループ(New Availability Group)] ウィザードが表示されます。 [次へ(Next)] をクリックします。
                    ステップ 16   ハイ アベイラビリティグループの名前(例えば、Rapport_cluster など)を指定し、[次へ(Next)] をクリックします。
                    ステップ 17   データベースを選択し、[次へ(Next)] をクリックします。
                    ステップ 18   [レプリカの追加(Add Replica)] をクリックし、[自動フェールオーバー(最大2)(Automatic Failover (up to 2))] および [同期コミット(最大3)(Synchronous commit (up to 3))] チェックボックスをオンにします。

                    セカンダリ ノードについて、この手順を繰り返します。

                    ステップ 19   [次へ(Next)] をクリックします。
                    ステップ 20   [完全(Full)] オプションを選択し、共有フォルダの場所として \\<Name of the Quorum Machine>\quorum を指定します。 [次へ(Next)] をクリックします。
                    ステップ 21   [検証(Validation)] 画面にエラーが表示されていないことを確認します。 [次へ(Next)] をクリックします。
                    ステップ 22   画面に警告が表示されている場合は、無視してインストールを続行して差し支えありません。
                    ステップ 23   新しいアベイラビリティ グループのインストールを完了するために、[終了(Finish)] をクリックします。
                    ステップ 24   進行状況ウィンドウに、インストールの進行状況が表示されます。 インストールが完了したら、[次へ(Next)] をクリックします。
                    ステップ 25   結果を確認し、[閉じる(Close)] をクリックします。
                    ステップ 26   SQL Server Management Studio にプライマリ ノードおよびセカンダリ ノードが表示されます。
                    ステップ 27   セカンダリ ノードをシャットダウンして、プライマリ ノードがクラスタ内で実行していることを確認します。
                    ステップ 28   プライマリ ノードで SQL Server Management Studio を起動します。 デフォルト SQL ユーザ名とパスワードを使ってログインします。
                    ステップ 29   [セキュリティ(Security)] ノードをクリックし、[ログイン(Login)] を選択してから右クリックし、[新しいログイン(New Login)] を選択して Rapport ユーザを作成します。 [ユーザは次のログイン時に変更する必要があります(User must change password at next login)] チェックボックスはオフのままにします。

                    この手順は、SQL Server 認証ユーザを作成する際に Cisco VXC Manager を機能させるために重要です。

                    ステップ 30   [サーバの役割(Server Roles)] を選択し、[sysadmin] チェックボックスをオンにしてから、[OK] をクリックします。
                    ステップ 31   SQL Server Management Studio で Rapport ユーザを確認します。
                    ステップ 32   セカンダリ ノードで、ステップ 28 ~ 31 を繰り返します。


                    (注)  


                    プライマリ データベースからセカンダリ データベースへのフェールオーバーが発生すると、Cisco VXC Manager GUI に接続エラーが表示され、プライマリ データベースとの接続を失ったことが通知されます。 この場合、Cisco VXC Manager GUI を再起動して セカンダリ データベースに接続し、操作を再開します。


                    データベース ライセンス エントリの削除

                    HA を Cisco VXC Manager で正しく機能させるには、以下の手順に従って、データベース ライセンス エントリ A を削除する必要があります。

                    手順
                      ステップ 1   SQL Server Management Studio を使用してプライマリ データベースにアクセスします。
                      ステップ 2   以下の順に選択して移動します。[データベース(Databases)] > [RapportDB] > [テーブル(Tables)] > [dbo.License]
                      ステップ 3   [最初の200行を編集(Edit Top 200 Rows)] を右クリックします。
                      ステップ 4   テーブルから [LicenseID] A を削除します。

                      HA Configuration Utility の実行

                      Cisco VXC Manager をクラスタ内で機能させて、ダウンタイムをゼロにするには、クラスタに接続する必要があります。

                      データベースが含まれない Cisco VXC Manager コンポーネントをノードにインストールした後、High Availability Configuration Utility が使用可能になります。

                      手順
                        ステップ 1   Cisco VXC Manager をインストールしたシステムにログインします。
                        ステップ 2   次に、[スタート(Start)] > [すべてのプログラム(All Programs)] > [Cisco VXC Manager] > [ユーティリティ(Utilities)] から、HAConfigureUtility を起動します。
                        ステップ 3   次の詳細を入力します。
                        • [設定するセットアップのタイプ(Configure Setup As)]:ドロップダウン リストから [クラスタ(Cluster)] を選択します。

                        • [データベース名(Database Name)]:デフォルトのデータベース名が表示され、これを編集することはできません。

                        • [データベースサーバ(Database Server)]:データベース クラスタのホスト名 VXCMCLUSTER を指定します。

                        • [データベースユーザ名(Database User Name)]:データベース ユーザとして [rapport] を指定します。

                        • [データベースパスワード(Database Password)]:rapport ユーザのパスワードを指定します。

                        ステップ 4   [構成] をクリックします。

                        設定の詳細が、ユーティリティの下部ペインに表示されます。