Cisco Virtualization Experience Client Manager 5.0 インストレーション ガイド
前提条件
前提条件

前提条件

ここでは、Cisco VXC Manager をインストールして設定する環境を準備するために満たしておかなければならない前提条件、ハードウェア要件、およびソフトウェア要件を記載します。

インストール前のチェックリスト

Cisco VXC Manager のインストールを開始する前に、次の要件を満たしていることを確認してください。

  • Cisco VXC Manager をインストールするサーバは Cisco VXC Manager サービス専用でなければなりません。別の機能を実行しているサーバは使用しないでください。 たとえば、ドメイン コントローラ、バックアップ コントローラ、メール サーバ、実動 Web サーバ、DHCP サーバ、MSMQ サーバ、またはアプリケーション サーバとして機能しているサーバを使用することはできません。

  • Cisco VXC Manager のインストール場所となるサーバに、サポートされるオペレーティング システムをインストールします。

  • すべてのシステムに Microsoft Internet Explorer バージョン 6.0 以降をインストールします。

  • Windows Server 2008 SP1 で IIS 7.0 を実行している場合、あるいは Windows Server 2008 R2 または Windows 7 で IIS 7.5 を実行している場合は、デバイス上の HAgent を最新の Cisco VXC Manager エージェントに更新します。

  • Cisco VXC Manager のインストール場所となるシステムで、IIS を必要とする他のアプリケーションが実行されていないことを確認します。

  • 必要なすべての通信ポートが使用可能であり、サーバ、ルータ、スイッチの間の通信用に開いていることを確認します。

  • オペレーティング システムの CD-ROM および Microsoft Windows システム ファイルに、インストール中にアクセスできることを確認します。 Cisco VXC Manager インストーラはシステムを検査して、すべての必須ソフトウェアの有無を確認します。 必要なソフトウェアがインストールされていない場合、インストーラはその必須ソフトウェアをインストールするよう求めるプロンプトを出します。 したがって、オペレーティング システム CD-ROM へのアクセス、または Microsoft Windows システム ファイルにアクセス可能なネットワーク場所へのアクセスが必要となります。

  • エンドユーザ ライセンス契約(EULA)とインストール ガイドを表示するために使用する Adobe Acrobat Reader をインストールします。

  • サポートされているバージョンの SQL Server をインストールします。 Cisco VXC Manager インストーラでは Microsoft SQL Server 2008 R2 Express がデフォルトとして選択されますが、サポートされる別のバージョンの SQL Server を選択することもできます。

  • FTP を使用する予定の場合は、FTP サービスが実行されている必要があります。 PCoIP(ThreadX)デバイスのファームウェア アップグレード機能を使用する場合は、FTP を設定します。


    (注)  


    PCoIP(ThreadX)を使用する場合は、DNS サービス ロケーション(SRV)リソース レコードを作成し、設定します。


インストールの前提条件の詳細については、以下の項を参照してください。

ハードウェア要件

Cisco VXC Manager をインストールするシステムは、少なくとも最小システム要件を満たす必要があります。また、インストールするオペレーティング システムにも依存します。 実際に必要となる空き容量は、登録するパッケージの数とサイズ、さらに管理するデバイスの数によっても左右されます。

表 1 32 ビット OS の場合のサーバのハードウェア要件
カテゴリ(Category) 最小要件 推奨設定
CPU 2.5 GHz デュアル コア Intel または AMD クアッド コア Intel または AMD
RAM

4 GB

仮想マシンの場合は、最初に 2 GB を割り振る必要があります。

4 GB
最小空き容量 40 GB 40 GB
表 2 64 ビット OS の場合のサーバのハードウェア要件
カテゴリ(Category) 最小要件 推奨設定
CPU 2.5 GHz Intel または AMD クアッド コア Intel または AMD
RAM 6 GB 8 GB
最小空き容量 40 GB 40 GB

ソフトウェア要件

Cisco VXC Manager 5.0 でサポートしているソフトウェアは英語版です。 各ソフトウェア パッケージの最新バージョンをインストールすることを強く推奨します。

表 3 サーバ ソフトウェア要件
コンポーネント ソフトウェア要件
オペレーティング システム(Operating System)

次のいずれかのオペレーティング システムを選択できます。

  • Windows 2008 R2 SP1 Enterprise

  • Windows 2008 SP2 32 ビット

  • Windows 2012 Standard

  • Windows 2012 Standard R2

  • Windows 7(32 ビット)

  • Windows 7(64 ビット)

データベース サーバ

データベース サーバには、次のいずれかのパッケージを選択できます。

  • Microsoft SQL Server 2005

  • Microsoft SQL Server 2008

  • Microsoft SQL Server 2008 R2(英語版)

  • Microsoft SQL Server 2008 R2 Express 英語版(デフォルト、インストーラの組み込みオプション)

  • Microsoft SQL Server 2008 Enterprise(32 ビット)

  • Microsoft SQL Server 2012 Enterprise(ハイ アベイラビリティ、CIFS、および PAD 機能に必須)


(注)  


いずれかのバージョンの SQL Express をインストールする場合は、拡張設定/管理タスクを行うために SQL などの管理ツールもインストールすることをお勧めします。 これらのタスクは、頻繁に必要となるものではありませんが、状況によっては必須のタスクとなります。


通信ポートの要件

Cisco VXC Manager のソフトウェア コンポーネントの要件として、サーバ、ルータ、およびスイッチ上で特定の通信ポートが開いたままになっている必要があります。 たとえば、Cisco VXC Manager によって開始されてデバイスにプッシュされる操作には、HTTP/HTTPS 通信ポートが必要です。

プッシュ操作は次のとおりです。

  • クイック デバイス コマンドの発行(デバイス情報の更新、リブート、デバイスまたはネットワーク情報の変更、デバイス設定の取得など)。

  • 指定の時間でのパッケージ配布。

通常、デフォルト HTTP ポートはポート 80、デフォルト HTTPS ポートはポート 443 です。 これらのポートのいずれかが閉じていると、Cisco VXC Manager は更新やクイック コマンドをデバイスにプッシュできません。


(注)  


Cisco VXC Manager インストーラは Cisco VXC Manager コンポーネントのインストール先サーバで必要なポートを開きますが、ルータ、スイッチ、およびファイアウォールを含めて、ネットワーク内の他のデバイスで必要な通信ポートが開いていることを確認する必要があります。 Cisco VXC Manager のいずれかの通信ポートをデフォルト値から変更した場合は、そのデフォルト以外のポートを Cisco VXC Manager サーバとネットワークで開く必要があります。 さらに、クライアントがファイアウォールまたは Cisco Virtual Office ルータの背後に配置されている場合は、これらのデバイスでも同じポートが開かれている必要があります。


表 4 通信ポート
Cisco VXC Manager コンポーネント プロトコルおよび対応するポート [ポート(Port)] 機能

GUI

HTTP

80

280

Web サービスおよび標準サービスと通信します。

FTP

21

新しいパッケージをマスター ソフトウェア リポジトリに登録します。 1

OLE DB

1433(デフォルト)

インストール時に設定可能

Cisco VXC Manager データベースと通信します。

VNC

5800

5900

リモート シャドウ デバイス。

Web サービス

HTTP

80

280

Web エージェント、GUI、および標準サービスと通信します。

HTTPS

443

8443

Web エージェント、GUI、および標準サービスとのセキュア通信。

OLE DB

1433(デフォルト)

インストール時に設定可能

Cisco VXC Manager データベースと通信します。

Web エージェント

HTTP

80

280

Web サービスと通信します。

FTP

21

マスターおよびリモートのソフトウェア リポジトリに対してファイルの読み取りと書き込みを行います。 1

DHCP プロキシ、TFTP サービス

OLE DB

1433(デフォルト)

インストール時に設定可能

Cisco VXC Manager データベースと通信します。

HTTP

8008

GUI および Web サービスと通信します。

DHCP プロキシ、TFTP サービス、PXE

DHCP

67

68

4011

PXE 対応デバイスから標準サービスへの UDP 要求を処理します。

TFTP

69

管理処理を可能にするブート可能なイメージをダウンロードします。

HTTP

80

現在のタスクの処理とステータスに関して Web サービスと通信します。

FTP

21

マスターおよびリモートのソフトウェア リポジトリに対してファイルのダウンロードとアップロードを行います。 1

DHCP プロキシおよび TFTP サービス、古い Cisco VXC Manager エージェントのレガシー サポート

UDP

44956

44957

以前の Cisco VXC Manager Agent(5.0.0.x 以前)がインストールされているデバイスを、サブネット ディレクテッド ブロードキャストを使用して検出します。

[TCP]

44955

IP 範囲ウォーキングを使用してデバイスを検出します。 以前の Cisco VXC Manager Agent(5.0.0.x 以前)がインストールされているデバイスをアップグレードします。

ThreadX マネージャ サービス

[TCP]

9880

50000

ThreadX デバイスと通信します。

1

FTP はポート 21 を制御ポートとして使用しますが、デフォルトではデータの転送のために他のエフェメラル ポートも使用します。 ファイアウォールまたは Cisco Virtual Office ルータの背後に配置されたクライアントにデータを転送できるようにするには、ファイアウォールまたは Cisco Virtual Office ルータでこれらの追加ポートを開く必要があります。 この要件は FTP 接続の規格であり、Cisco VXC Manager の実装に特有のものではありません。