Cisco UCS Director VMware vSphere 管理ガイド、リリース 5.2
VMware Distributed Resource Scheduler の管理
VMware Distributed Resource Scheduler の管理

VMware Distributed Resource Scheduler の管理

この章は、次の内容で構成されています。

VMware Distributed Resource Scheduler について

VMware Distributed Resource Scheduler(DRS)は、仮想化された環境で使用できるリソースを使用して、コンピューティングの負荷バランスを調整するユーティリティです。 DRS は、VM アフィニティ ルールと呼ばれる、事前に定義されたルールに基づいて、VM 間で有効なリソースを動的に割り当てます。 これらのルールはクラスタ レベルで定義されます。 VM で負荷が増加すると、DRS はリソース プール内の物理サーバ間で VM を再配布して、追加のリソースを動的に割り当てます。 クラスタ間での VM の配置は、VM アフィニティ ルールだけでなく vMotion の互換性にも基づいています。 vMotion には、ホスト全体で VM を移動するための独自の要件があります。 たとえば、(どの物理アダプタにも接続されていない)ローカル ネットワークを備えている VM は、VMotion を使用して移動することはできません。

DRS のアフィニティ ルールの使用

アフィニティ ルールを使用して、クラスタ内のホスト上にある仮想マシンの配置を制御できます。
アフィニティ ルール

アフィニティ ルールは、同じホスト上で実行する必要がある一連の VM を定義します。 このルールは、特定のホストに VM をまとめて保持するうえで有用です。このルールはクラスタ内でもあてはまります。

アンチアフィニティ ルール

アンチアフィニティ ルールは、異なるホスト上で実行する必要がある一連の VM を定義します。 このルールは、複数の VM を分離して、同じホスト内に配置しないようにする場合に有用です。

VM-Host ルール

VM-Host ルールは、VM とホスト間でのアフィニティおよびアンチアフィニティの関係を定義します。 このルールは、VM を 1 つのグループとして保持する、または分離させる場合に有用です。

DRS ルールの表示


    ステップ 1   メニュー バーで [仮想] > [コンピューティング] の順に選択します。
    ステップ 2   [クラスタ] タブをクリックします。
    ステップ 3   [クラスタ] をダブルクリックします。
    ステップ 4   [DRS ルール] タブをクリックします。

    DRS ルールの追加


      ステップ 1   メニュー バーで [仮想] > [コンピューティング] の順に選択します。
      ステップ 2   [クラスタ] タブをクリックします。
      ステップ 3   [クラスタ] をダブルクリックします。
      ステップ 4   [DRS ルール] タブを選択します。
      ステップ 5   [追加] をクリックします。
      ステップ 6   [ルールの追加] 画面で、次のフィールドに入力します。
      名前 説明

      [ルール名] フィールド

      ルールの名前。

      [規則のタイプ] ドロップダウン リスト

      規則のタイプを選択します。 この属性の種類は次のとおりです。
      • [仮想マシンを一緒に保持する]: アフィニティ ルールを追加する場合は、このオプションを選択します。

      • [別の仮想マシン]: アンチアフィニティ ルールを追加する場合は、このオプションを選択します。

      • [ホストに対する仮想マシン]: VM-Host アフィニティ ルールを追加する場合は、このオプションを選択します。

      [ルールステータス] ドロップダウン リスト

      ルールのステータスを選択します。 この属性の種類は次のとおりです。
      • イネーブル

      • ディセーブル

      [VM の選択] ボタン

      [VM] を選択します。

      ステップ 7   [送信] をクリックします。

      DRS 自動化レベルの使用

      DRS クラスタの作成後に、個々の VM の自動化レベルをカスタマイズして、クラスタのデフォルトの自動化レベルをオーバーライドできます。 自動化レベルは、次のいずれかに設定できます。

      • 手動:手動に設定された DRS 対応のクラスタは、管理者に推奨事項を提示しますが、処理は実行しません。 管理者が推奨事項を確認し、実行する必要があります。

      • 一部自動化:VM の電源がオンになっている場合、DRS の推奨されるホスト上に自動的に配置されます。 リソースの不均衡による VM の移行は DRS では推奨されますが、VM は自動的には移動されません。

      • 完全な自動化:DRS は、VM の電源がオンになっている場合、および DRS が推奨するホストでリソースが不均衡になっている場合に、VM を自動的に配置します。

      DRS 自動化レベルの編集


        ステップ 1   メニュー バーで [仮想] > [コンピューティング] の順に選択します。
        ステップ 2   [クラスタ] タブをクリックします。
        ステップ 3   DRS を有効または無効にするクラスタを選択します。
        ステップ 4   [DRS 自動化レベルの編集] をクリックします。
        ステップ 5   [DRS 自動化レベルの編集] 画面で、次のフィールドに入力します。
        名前 説明

        [DRS 自動化レベル] ラジオ ボタン

        DRS 自動化レベルのタイプを選択します。 この属性の種類は次のとおりです。
        • 手動

        • 一部自動化

        • 完全に自動化

        ステップ 6   [送信] をクリックします。

        DRS の有効化または無効化


          ステップ 1   メニュー バーで [仮想] > [コンピューティング] の順に選択します。
          ステップ 2   [クラスタ] タブをクリックします。
          ステップ 3   DRS を有効または無効にするクラスタを選択します。
          ステップ 4   [DRS の有効化/無効化] をクリックします。
          ステップ 5   [DRS の有効化/無効化] 画面で、次のフィールドに入力します。
          名前 説明

          [DRSの有効化] チェックボックス

          DRS 有効にする場合にチェックボックスをオンにします。

          [DRS 自動化レベル] ラジオ ボタン

          DRS 自動化レベルのタイプを選択します。 この属性の種類は次のとおりです。
          • 手動

          • 一部自動化

          • 完全に自動化

          ステップ 6   [送信] をクリックします。

          DRS グループ マネージャについて

          Cisco UCS Director の DRS グループ マネージャの機能により、複数の VM または ホストを一括で移行するためにグループ化することができます。 これらのグループは、VM ホストのアフィニティ ルールが適用されている場合に使用できます。

          DRS グループ マネージャの使用


            ステップ 1   メニュー バーで [仮想] > [コンピューティング] の順に選択します。
            ステップ 2   [クラスタ] タブをクリックします。
            ステップ 3   [クラスタ] をダブルクリックします。
            ステップ 4   [DRS グループ マネージャ] タブを選択します。
            ステップ 5   [追加] をクリックします。
            ステップ 6   [グループ]画面で、次のフィールドに入力します。
            名前 説明

            [名前] フィールド

            DRS グループの名前。

            [タイプ] ドロップダウン リスト

            グループのタイプ。 この属性の種類は次のとおりです。
            • VM グループ

            • ホスト グループ

            [VM の選択] ボタン

            [VM] を選択します。
            (注)     

            このボタンは、[タイプ] ドロップダウン リストで上記の [VM グループ] を選択した場合に表示されます。

            [ホストの選択] ボタン

            一連のホストをグループ化するには、このボタンをクリックします。
            (注)     

            このボタンは、[タイプ] ドロップダウン リストで上記の [ホスト グループ] を選択した場合に表示されます。

            ステップ 7   [送信] をクリックします。

            VM アフィニティ ルールのマッピングについて

            Cisco UCS Director では、DRS ルールをコンピューティング ポリシーの一部として含めることができます。 コンピューティング ポリシーを作成する場合に、VM アフィニティ ルールをマップするよう選択できます。 VM アフィニティ ルールをマップしてコンピューティング ポリシーを作成すると、コンピューティング ポリシーを使用してプロビジョニングする VM は、それらの VM アフィニティ ルール セットを使用して追加されます。

            VM アフィニティ ルールのマッピング


              ステップ 1   メニュー バーで、[ポリシー] > [仮想/ハイパーバイザポリシー] > [コンピューティング] を選択します。
              ステップ 2   [VMwareコンピューティングポリシー] タブをクリックします。
              ステップ 3   編集するコンピューティング ポリシーを選択します。
              ステップ 4   [編集] をクリックします。
              ステップ 5   [コンピューティング ポリシーの編集] 画面で、次のフィールドに入力します。
              名前 説明

              選択したクラスタ

              [選択したクラスタを含める] オプションを選択します。

              [VM アフィニティ ルールのマップ] チェックボックス

              VM アフィニティ ルールをマップするには、チェックボックスをオンにします。

              (任意)[アフィニティ ルール]

              プロビジョニング後に VM をマップする必要があるアフィニティ ルールを選択します。

              ステップ 6   [保存] をクリックします。