Cisco UCS Director VMware vSphere 管理ガイド、リリース 5.2
VMware vMotion の管理
VMware vMotion の管理

VMware vMotion の管理

この章は、次の内容で構成されています。

VMware vMotion と vCenter Storage vMotion について

VMware vMotion(vMotion)テクノロジーを使用すると、互換性のある物理サーバ間で、ダウンタイムなしのサービス可用性および完全なトランザクションの整合性を保持したまま、実行中の仮想マシンを移行できます。 VM 全体の状態は、共有ストレージに保存されたファイル セットでカプセル化されます。VMware の VMFS クラスタ ファイル システムを使用すると、ソースおよびターゲットの両方の ESX Server が VM ファイルに同時にアクセスできるようになります。 アクティブなメモリと VM の正確な実行状態を、高速ネットワークを介して迅速に送信することができます。 ネットワークも ESX Server によって仮想化されているため、VM はネットワーク ID と接続を保持し、シームレスな移行プロセスを保証します。

VMware vCenter の Storage vMotion(Storage vMotion)では、VM およびそのディスク ファイルを、VM の実行中にデータストア間で移行できます。 これらのデータストアは、同じストレージ アレイに配置することも、別のストレージ アレイに配置することもできます。 次の用語は、vMotion テクノロジーを理解するうえで重要です。

Host

VMware インフラストラクチャのハードウェア リソース プールの一部である物理サーバ。

コールド マイグレーション

送信元ホストで電源をオフした VM の移行。 VM は、VM の転送が完了した後、宛先ホストでもう一度電源オンになります。

ホット マイグレーション

電源がオンになっている VM の移行。 送信元ホストで実行していた VM(アプリケーション)は、ホット マイグレーションの完了後、変更を検出せずに、宛先ホストで実行を継続します。

移行オプション

VM の実行状態に基づき、ユーザが使用できる移行オプションにはわずかな違いがあります。 電源がオフになっている VM では、すべての移行オプションを提供することが可能で、これらのオプションは同時に実行できます。一方、電源がオンになっている VM では、同じジョブ内のリソースまたはデータのみ移行できます。

表 1 移行オプション
オプション 説明 タイプ VM 状態

ホストの変更

VM を別の ESX/ESXi ホストへ移動します。

vMotion

電源オフ(コールド)または電源オン(ホット)

データストアの変更

VM 構成ファイルと仮想ディスクを移動します。

Storage vMotion

電源オフ(コールド)または電源オン(ホット)

ホストとデータストアの両方の変更

VM を別の ESX/ESXi ホストに移動し、構成ファイルと仮想ディスクを移動します。

結合された vMotion と Storage vMotion

電源オフ(コールド)

(注)      実行中の VM では、vMotion と Storage vMotion を同時に実行できません。

[VM の移行] ウィザードを使用した移行

vMotion または Storage vMotion を実行するには、次の手順を実行します。


    ステップ 1   メニュー バーで、[仮想] > [コンピューティング] の順に選択します。
    ステップ 2   [VM] タブをクリックします。
    ステップ 3   移行する VM を選択し、紫色の下向き矢印のアイコンをクリックします。 [VM の移行] を選択します。
    ステップ 4   [VM の移行] 画面で、次のように入力します。
    名前 説明

    [移行タイプ] ドロップダウン リスト

    移行のタイプを選択します。 この属性の種類は次のとおりです。
    • ホストの変更

    • データストアの変更

    • ホストとデータストアの両方の変更

    [ホスト ノード] フィールド

    移行する VM のホスト ノードを選択します。

    すでに使用できる状態になっているホスト ノードのリストを表示するには [選択] をクリックし、新しいホスト ノードを作成するには + アイコンをクリックします。

    [データストア] フィールド

    移行する VM のデータストアを選択します。

    すでに使用できる状態になっているデータストアのリストを表示するには [選択] をクリックし、新しいデータストアを作成するには + アイコンをクリックします。

    ステップ 5   [送信] をクリックします。

    VM の移行ワークフロー タスクを使用した移行

    Cisco UCS Director タスク ライブラリから移行用のワークフローへ、VM の移行タスクを追加することができます。


    (注)  


    VM の移行タスクは、移行オプション のセクションで説明している 3 つのオプションすべてについて VM の移行をサポートしています。



      ステップ 1   メニュー バーで、[ポリシー] > [オーケストレーション] を選択します。
      ステップ 2   [ワークフロー] タブをクリックします。
      ステップ 3   [ワークフローデザイナ] でワークフローを開きます。
      ステップ 4   [使用できるタスク] ペインで、Virtualization Taks/VMware Tasks/VMware VM Tasks フォルダへナビゲートします。
      ステップ 5   Migrate VM フォルダを [ワークフローデザイナ] ペインへドラッグ アンド ドロップします。
      ステップ 6   [タスクの追加(VM の移行)] ダイアログボックスで、以下のフィールドに入力します。
      名前 説明

      [タスク名] フィールド

      タスクの名前。

      [タスクカテゴリ] フィールド

      タスクのカテゴリ。

      [タスクタイプ] ドロップダウン リスト

      タスクのタイプ。

      [コメント] フィールド。

      タスクについてのコメント。

      [再試行の実行] チェックボックス

      オンにした場合は、[再試行回数] および [再試行頻度] を選択します。

      [再試行回数] ドロップダウン リスト

      タスクの実行を再試行する回数。

      ステップ 7   [ユーザ入力マッピング] ダイアログボックスで、次のように入力します。
      名前 説明

      [ワークフローのユーザ入力の管理] ボタン

      ワークフローのユーザ入力。

      [アカウント名 (必須)] ペイン

      ワークフローの実行中にユーザに入力を指示するプロンプトを表示するには、[ユーザ入力のマップ] チェックボックスをオンにします。

      [VM (必須)] ペイン

      ワークフローの実行中にユーザに入力を指示するプロンプトを表示するには、[ユーザ入力のマップ] チェックボックスをオンにします。

      [移行のタイプ (必須)] ペイン

      ワークフローの実行中にユーザに入力を指示するプロンプトを表示するには、[ユーザ入力のマップ] チェックボックスをオンにします。

      [ホスト ノード (必須)] ペイン

      ワークフローの実行中にユーザに入力を指示するプロンプトを表示するには、[ユーザ入力のマップ] チェックボックスをオンにします。

      [データストア (必須)] ペイン

      ワークフローの実行中にユーザに入力を指示するプロンプトを表示するには、[ユーザ入力のマップ] チェックボックスをオンにします。

      ステップ 8   [タスクの入力] ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。
      名前 説明

      [アカウント名] ドロップダウン リスト

      VM を移行するクラウドの名前。

      [VM の選択] ボタン

      移行される VM の名前。 VM を追加する場合は [選択] をクリックします。

      [移行タイプ] ドロップダウン リスト

      移行のタイプ。 次のいずれかを使用できます。

      [ホスト ノード] ボタン

      VM を移行するホスト ノード。 ホスト ノードを追加する場合は [選択] をクリックします。

      ステップ 9   [ユーザ出力マッピング] ダイアログボックスで、ワークフローの出力で使用するタスクの出力属性に対して、[ユーザ出力のマップ] チェックボックスをオンにします。
      ステップ 10   [送信] をクリックします。