Cisco Unified Communications System の解説 Release 7.0(1)
配置方法
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発行日;2012/02/04 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 891KB) | フィードバック

目次

配置方法

手順 1: 要件の判別

手順 2: ソリューションの要件の判別

手順 3:ネットワークおよびインフラストラクチャの準備状況の査定

手順 4:運用上の準備状況の査定

手順 5:サイト要件の検討

手順 6:詳細設計の検討

手順 7:実装計画の検討

手順 8:ソリューションのステージングと構成

手順 9:ソリューションの導入

配置方法

Cisco Unified Communications Systemを配置するには、一連を作業を実行します。これらの作業には、要件の分析、システムの設計、Cisco Unified Communications コンポーネントの実装が含まれます。ほとんどの場合、企業の業務運用担当者や技術者、シスコの代理店および技術者の協力が必要になります。

この章では、Cisco Unified Communications Systemを配置する際に必要となる主要な手順の概要を示します。

この章の内容は、次のとおりです。

「手順 1: 要件の判別」

「手順 2: ソリューションの要件の判別」

「手順 3:ネットワークおよびインフラストラクチャの準備状況の査定」

「手順 4:運用上の準備状況の査定」

「手順 5:サイト要件の検討」

「手順 6:詳細設計の検討」

「手順 7:実装計画の検討」

「手順 8:ソリューションのステージングと構成」

「手順 9:ソリューションの導入」

手順 1: 要件の判別

Cisco Unified Communications Systemの配置における最初の手順は、配置環境の要件の判別です。この手順では、次の作業を行います。

業務の運用状態を分析して、必要な特性および機能を判別する。たとえば、 表5-1 に記載されているような要件を考慮します。

 

表5-1 主要なシステム要件

要件
考慮事項の例

業務上の必要性

カスタマー サービスへの問い合わせを各地のエージェントに配信する必要があるのか

音声メッセージを録音する必要があるか

社内の短縮ダイヤルが必要か

サイトの要件

システムのサービスの提供先はどこか

システムのコンポーネットをどのように複数のサイトに分散するか

可用性

1 日 24 時間利用できるようにするか、通常業務時間内だけ利用できればよいか

障害発生後から復旧までに必要な時間はどのくらいか

容量

何人のユーザをサポートする必要があるか

いくつの同時通話をサポートする必要があるか

統合

Cisco Unified Communications Systemを既存のアプリケーションや電話と統合するか

維持する必要がある従来型コンポーネントがあるか

配置スケジュール

いつまでにシステムを導入し、運用する必要があるか

システムをどのように段階的に導入するか

オプションを検討して、各項目の影響を判別する。

要件に適合するコンポーネントを決定する。

手順 2: ソリューションの要件の判別

配置環境の要件を判別したら、要件に適合するソリューションを明確にします。この手順では、業務および運用の要件を満たすことができるコンポーネントとオプションを判別します。

ソリューションには、アーキテクチャを構成する Cisco Unified Communications プラットフォームとシステムが含まれます。これには、必要なサービスを提供するための特性、機能、アプリケーションも含まれます。

また、ソリューションにサードパーティ製品が含まれることもあります。

手順 3:ネットワークおよびインフラストラクチャの準備状況の査定

ネットワークおよびインフラストラクチャの準備ができているかどうかを査定するには、配置に関連するすべてのネットワーク インフラストラクチャの審査と監査を行います。この査定は、Cisco Unified Communications を配置する各サイトで行ってください。次の項目について、査定を行います。

ネットワーク設計(ルーティングとスイッチング ネットワーク)

ソフトウェア

ハードウェア

電力/環境

ネットワーク リンク

ネットワーク サービス

手順 4:運用上の準備状況の査定

運用上の準備状況の査定では、Cisco Unified Communications の管理能力を判別します。この査定に基づいて、システムの配置時に、一時的または長期的に追加の製品およびサービスが必要になるかどうかを判別します。

次の運用領域について考慮します。

システム設定

システムの監視

システムのアップグレード

手順 5:サイト要件の検討

サイト要件の検討では、このソリューションを配置する各場所について、Cisco Unified
Communications Systemの実装と運用に関連するハードウェア、ソフトウェア、物理的および環境的な要件を判別します。

このプロセスでは、設計ドキュメントの概要を確認し、各場所のソリューションに必要なコンポーネントを理解しておいてください。次の問題について考慮します。

ソリューションに必要なハードウェア コンポーネント

ソリューションに必要なソフトウェア レベル

電話会社の回線

WAN 接続

ソリューションに含まれる装置の電気要件

ソリューションの環境的/物理的なスペース要件

ソリューションに含まれる装置のラックおよびキャビネットの設置場所と配置

手順 6:詳細設計の検討

サイト要件を検討したら、判別した要件に基づいて、Cisco Unified Communications Systemの詳細設計を検討します。

詳細設計では、実装する各 Cisco Unified Communications のコンポーネントに関連する広範囲の問題について考慮します。たとえば、次のような問題です。

ネットワーク インフラストラクチャ

相互運用性の要件

呼処理システムの要件

アプリケーション ソフトウェアの要件

顧客とのモニュニケーションの要件

企業ディレクトリのアーキテクチャおよび要件

メッセージング システムのアーキテクチャおよび要件

会議の要件

音声メッセージング システムの現在の使用状況、統合計画、移行戦略

企業ディレクトリおよびメッセージングのセキュリティ要件

手順 7:実装計画の検討

実装計画の検討では、Cisco Unified Communications Systemを実装する際に必要となるプロセスを定義します。この手順では、次の事項について検討します。

実装前に必要なサイト固有の作業の正確なスケジュール

機器の配送およびステージング

サードパーティのサポート要件を含む、ネットワークおよびサイト固有の実装に必要なリソース

プロジェクトの各段階および期限

プロジェクトの各段階の受入基準

トレーニング

手順 8:ソリューションのステージングと構成

Cisco Unified Communications Systemのステージングと構成を行うことで、最終的な導入作業をより効率的に行うことができます。この手順では、次のいずれか、またはすべての作業を実行します。

各サイトに導入するコンポーネントを整理する

ハードウェアおよびソフトウェアの基本的なテストを実行する

必要に応じて、デバイスを事前設定する

手順 9:ソリューションの導入

Cisco Unified Communications Systemの導入作業では、ネットワーク インフラストラクチャとシステム コンポーネットの導入と設定を行います。装置の準備ができていることを確認してから、次の一般的な手順に従って、ソリューションを導入します。

システム コンポーネットのリストを作成する

データ ラックに装置を設置する

ケーブル接続などの物理的な接続を実行する

ワークスペースに電話機を設置する

すべての機器が正常に起動することを確認する

設置環境の固有情報を確認する

ラックのレイアウト

電話機の配置

サーバの配置および構成

ルータおよびスイッチの主要接続の詳細

各ポートの詳細