Cisco Unity Express 7.1 以降のソフトウェア アクティベーション
Cisco Software Activation の概念に関する概要
Cisco Software Activation の概念に関する概要
発行日;2013/11/21 | 英語版ドキュメント(2012/11/07 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 846KB) | フィードバック

目次

Cisco Software Activation の概念に関する概要

内容

シスコ ソフトウェア ライセンシング プロセスに関する情報

シスコ ソフトウェア ライセンシングの概念

Cisco Product Licensing Registration Portal

製品認証キー

一意のデバイス ID

シスコ機能のソフトウェア ライセンスの検証

Cisco License Manager

エンド ユーザ ライセンス契約書

ライセンスのタイプ

恒久ライセンス

一時ライセンス

ソフトウェア アクティベーション

製造時にプレインストールされるライセンス

Cisco License Manager を使用したソフトウェア アクティベーションの自動化

EXEC コマンドを使用したライセンス ソフトウェア アクティベーション

ライセンスの移動

2 つの稼働中のデバイス間でのライセンス移動

RMA ライセンスの移動

Cisco Software Activation の概念に関する概要

Cisco Software Activation の機能は、シスコ ソフトウェア ライセンスを取得および検証してシスコ機能のソフトウェア セットをアクティブにするための、プロセスおよびコンポーネントの統合コレクションです。この機能はシスコ ソフトウェア ライセンシング(CSL)と呼ばれます。この機能を使用すると、ライセンスを取得した機能の有効化とライセンスの登録を次の方法で行うことができます。

Cisco Product License Registration Portal を使用する

デバイスで CLI コマンドを直接使用する

Cisco License Manager を使用して、ネットワーク全体にわたる配置を対象にライセンスを一括して登録、取得、およびインストールする

この章では、CSL の概念およびプロセスの概要について説明します。

このマニュアルの機能情報の検索

ご使用の Cisco Unity Express ソフトウェアのリリースによっては、このマニュアルに記載されている機能の一部がサポートされない場合があります。 ご使用のリリースでサポートされる機能を確認するには、『 Cisco Unity Express Voice-Mail and Auto-Attendant CLI Administrators's Guide for 3.0 and later versions 』の機能マップ テーブルを参照してください。

ライセンスに関する最新の情報については、ご使用のプラットフォームのマニュアルも参照してください。

プラットフォームのサポート情報の検索

ご使用の Cisco Unity Express のリリースをサポートするプラットフォームを確認するには、 http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/unity_exp/compatibility/cuecomp.htm にあるサポート マトリクスを参照してください。

シスコ ソフトウェア ライセンシング プロセスに関する情報

Cisco Software Activation ソリューションを使用するには、次の概念について理解する必要があります。

「シスコ ソフトウェア ライセンシングの概念」

「ライセンスのタイプ」

「ソフトウェア アクティベーション」

「ライセンスの移動」

シスコ ソフトウェア ライセンシングの概念

次の各項では、理解する必要がある、シスコ ソフトウェア ライセンシングに関する概念について説明します。

「Cisco Product Licensing Registration Portal」

「製品認証キー」

「一意のデバイス ID」

「シスコ機能のソフトウェア ライセンスの検証」

「Cisco License Manager」

「エンド ユーザ ライセンス契約書」

Cisco Product Licensing Registration Portal

http://www.cisco.com/go/license にあるライセンシング ポータル(Cisco.com アカウントが必要)では、次のサービスが提供されます。

ライセンスの取得および製品認証キー(PAK)の登録

返品許可(RMA)交換ライセンス

ライセンスの再送信操作

ライセンスの取り消しおよび移動操作

ライセンスの再ホスト

ライセンスの移行

製品認証キー

シスコ ライセンシング ポータルを使用するには、PAK が必要になる場合があります。PAK は、特定のプラットフォーム向けのフィーチャ セットの使用権を注文して購入すると提供されます。PAK は受領書の代わりになるもので、ライセンスの取得およびアップグレードにおける重要なコンポーネントです。

バルク PAK を購入して、デバイスのライセンスを複数取得することもできます。

一意のデバイス ID

シスコ ソフトウェアは、保存されている一意のデバイス ID(UDI)(すべてのシスコ ハードウェア デバイスに割り当てられている一意の固定 ID)とデバイスの UDI を比較することにより、ライセンスの検証チェックを実行します。UDI の主要なコンポーネントは、製品 ID(PID)とシリアル番号(SN)の 2 つです。UDI は、ほとんどのシスコ ハードウェア デバイスの背面のラベルに印刷されており、ソフトウェアを使用して確認できます。


) ライセンスを登録するときには、正しい UDI を使用する必要があります。


シスコ機能のソフトウェア ライセンスの検証

シスコ機能のソフトウェア ライセンシングは、検証キーのシステムを使用して、新しいフィーチャ セットを配置するための簡単なメカニズムを提供します。これにより、ソフトウェアをアップグレードおよび保守するための高度な機能がシスコのお客様に提供されます。

シスコ ルータまたはスイッチの一部のフィーチャ セットでは、有効にするためにライセンス キーが必要である場合があります。シスコ ライセンシング ポータル、EXEC コマンド、または Cisco License Manager アプリケーションを使用してライセンス キーを取得できます。ライセンス キーは、特定のシスコ フィーチャ セットに対して発行され、デバイスの UDI に固定されます。これはノード固定ライセンスと呼ばれます。

Cisco License Manager

Cisco License Manager は、シスコのお客様に無料で提供されるクライアント ベースまたはサーバ ベースのアプリケーションで、ネットワーク上のシスコ デバイスを自動的に検出し、ライセンス キーの収集タスクを簡素化します。このアプリケーションの詳細情報については、『 User Guide for Cisco License Manager 』を参照してください。

エンド ユーザ ライセンス契約書

ライセンシング プロセスの一部として、エンド ユーザ ライセンス契約に記載されている条件に同意する必要があります。この契約は、新しいデバイスを最初に使用するときに暗黙的に受け入れられます。ただし、評価用の一時ライセンスおよび拡張一時ライセンスでフィーチャ セットをアクティブにするには、明示的に同意する必要があります。

エンド ユーザ ライセンス契約 の条件は、 http://www.cisco.com/en/US/docs/general/warranty/English/EU1KEN_.html でオンラインで確認できます。

ライセンスのタイプ

Cisco Unity Express では、次のタイプのライセンスが使用されます。この項では、これらのライセンスについて説明します。

「恒久ライセンス」

「一時ライセンス」

恒久ライセンス

恒久ライセンスは、使用期間が定められていない永続的なライセンスです。恒久ライセンスをインストールすると、ソフトウェア イメージの機能にアクセスするために必要なすべての権限が提供されます。恒久ライセンスはすべてノード固定で、ソフトウェアのインストール中にライセンシング インフラストラクチャによって検証されます。また、一度インストールしたら、それ以降のリリースにアップグレードする必要はありません。

シスコの製造部門では、購入されたフィーチャ セットに対応する恒久ライセンスを、注文されたデバイスにプレインストールしています。Cisco Software Activation プロセスを使用して新しいデバイスのライセンスを有効にする必要はありません。詳細については、「ソフトウェア アクティベーション」を参照してください。

一時ライセンス

一時ライセンスは、使用期間が特定の期間(60 日など)に制限されているライセンスです。一時ライセンスをアクティブにするには、エンド ユーザ ライセンス契約に同意する必要があります。

一時ライセンスには、シスコ イメージに組み込まれているライセンスと Cisco TAC から取得する拡張ライセンスの 2 つのタイプがあります。


) 一時ライセンスをアクティブにする前に、シスコのエンド ユーザ ライセンス契約に同意する必要があります。


次の各項では、一時ライセンスのタイプを詳しく定義します。

「緊急ライセンス」

「評価ライセンス」

「拡張ライセンス」

緊急ライセンス

デバイスで障害が発生し、交換したデバイスと障害が発生したデバイスのライセンスが異なる場合、ネットワーク ダウン タイムの発生を防ぐためにソフトウェア イメージに組み込まれている評価ライセンスを使用できます。これにより、必要な機能の設定をライセンス キーなしで行うことができます。ただし、この場合でも、エンド ユーザ ライセンス契約に同意する必要があります。また、このタイプのライセンスには 60 日の使用期限があることを認識する必要があります。


) シスコ ライセンシング ポータルにアクセスして恒久的な RMA 交換ライセンスを取得する必要があります。


評価ライセンス

評価ライセンスもまた一時ライセンスで、新しいハードウェアのフィーチャ セットを評価するために使用されます。

組み込みライセンスも評価目的に使用できますが、組み込みライセンスは緊急時だけ使用することをお勧めします。


) 評価ライセンスの期限が切れる前に、シスコ ライセンシング ポータルにアクセスしてライセンスのステータスをアップグレードする必要があります。


拡張ライセンス

評価ライセンスの期限が切れた場合、TAC に連絡して拡張ライセンスを取得できます。拡張ライセンスは、評価ライセンスと同様にノード固定で、使用方法に応じて有効期間が特定の期間(60 日など)に制限されます。


) 拡張ライセンスの使用許可を取得する必要があります。


ソフトウェア アクティベーション

ソフトウェア アクティベーションでは、ライセンス キーを使用して、デバイスのさまざまなフィーチャ セットを有効にします。


) お客様は、ソフトウェアに機能またはメンテナンス アップグレードをいつでも適用できます。メンテナンス アップグレードでは、Cisco Software Activation プロセスを使用する必要はありません。


この項では、次のソフトウェア アクティベーション プロセスについて説明します。

「製造時にプレインストールされるライセンス」

「Cisco License Manager を使用したソフトウェア アクティベーションの自動化」

「EXEC コマンドを使用したライセンス ソフトウェア アクティベーション」

製造時にプレインストールされるライセンス

図 1 に、製造時にプレインストールされるライセンスの全体的なライセンス ワークフローを示します。

図 1 製造時にプレインストールされるライセンスのワークフロー

 

製造時にプレインストールされるライセンスのワークフローを次に示します。

1. お客様がシスコの販売注文ツールを使用してシスコのデバイスを注文します。

2. 注文が注文システムに入力されます。製造部門が情報技術システムを使用して注文情報を取得し、デバイスを製造します。また、製造部門はライセンス サーバにアクセスして製造中のデバイスのライセンス キーを取得し、デバイスにコードをインストールします。デバイスがテストされ、お客様に発送されます。

3. お客様がデバイスを取り付けて設定し、デバイスの運用を開始します。ソフトウェアを使用前にアクティブ化または登録する必要はありません。新しいデバイスは、細かい設定なしにすぐに導入できます。

Cisco License Manager を使用したソフトウェア アクティベーションの自動化

Cisco License Manager(CLM)は、さまざまなデバイスに代わって Cisco Product License Registration Portal と透過的に連携します。Cisco License Manager アプリケーションを導入すると、ソフトウェア ライセンスをアップグレードおよび登録する手順の多くを自動化できます。たとえば、PAK を入力して、ライセンスをインストールするデバイスを選択できます。

ネットワーク全体にわたる配置の場合、Cisco License Manager は、セキュリティで保護された方法で Cisco.com のバックエンド ライセンス取得システムと通信し、取得したライセンスをネットワーク全体の管理対象デバイスに配置することで、ライセンスに関連するすべてのワークフローを自動化できます。また、このアプリケーションは、配置したライセンスのインベントリを保持し、ライセンス レポートを生成します。

図 2 に、Cisco License Manager を使用して自動化したアップグレードのライセンス アップグレード プロセスのワークフローを示します。

図 2 Cisco License Manager を使用したライセンス アップグレードのワークフロー

 

自動化されたライセンス移動プロセスの手順を次に示します。

1. 移動元デバイス、移動先デバイスおよび移動する在庫保管単位(SKU)を特定します。

2. CLM が自動的に移動元デバイスのデバイス認定証を特定します。

3. CLM が自動的に Cisco.com と通信して権限チケットを取得し、それを移動元デバイスに適用して再ホスト チケットを取得します。

4. CLM が自動的に再ホスト チケットと移動先デバイスの UDI を送信してライセンス キーを取得します。

5. CLM が自動的に移動先デバイスにライセンス キーをインストールします。

Cisco License Manager の詳細については、『 User Guide for Cisco License Manager 』を参照してください。

EXEC コマンドを使用したライセンス ソフトウェア アクティベーション

Cisco Software Activation の機能には、次に示す基本的なライセンシング タスクをコマンドラインから実行できる EXEC コマンドが用意されています。

ライセンス ファイルの格納

ライセンスのインストール

評価ライセンスの追加

ライセンスへのコメントの追加

ライセンス認定証の保存

ライセンスのバックアップ

使用されていないライセンスの削除

ライセンスの再ホスト(取り消しおよび移動)

ライセンス メッセージのトラブルシューティング

ソフトウェア イメージのフィーチャ セットの確認

コマンドを使用してライセンスを取得する場合、PAK をコマンドの一部として入力します。これにより、PAK に関連付けられている SKU が取得されます。SKU を選択し、ライセンスをインストールするデバイスの UDI を入力します。その後、ライセンス キーが電子メールまたは郵便で送信されます。ライセンス キーを受け取った後、EXEC コマンドを使用してライセンスをインストールできます。

図 3 に、手動によるライセンスの取得のライセンス アップグレード プロセスのワークフローを示します。

図 3 ライセンスの手動アップグレードのワークフロー

 

製造時にインストールされるライセンスのワークフローを次に示します。

1. 必要な PAK(製品認証キー)を購入します。

2. UDI がデバイスから取得されます。

3. UDI と PAK がシスコ ライセンシング ポータルに入力されます。

4. ライセンス ファイルが電子メールで送信されます。

5. デバイスにライセンスをインストールします。

次の章では、Cisco Software Activation のコマンドライン インターフェイスについて説明します。

ライセンスの移動

シスコでは、デバイス間でのライセンスの移動シナリオとして次の 2 つをサポートしています。

1. 最初のシナリオでは、移動元デバイスと移動先デバイスの両方がアクティブになっていて正常に動作しています。このシナリオでは、移動元デバイスのライセンスを取り消して、移動先デバイスに対して新しい恒久ライセンスを発行します。

2. 2 番目のシナリオは、いずれかのデバイスが使用できない障害シナリオです。このシナリオでは、RMA ライセンス移動ポータルを使用して、障害が発生したデバイスから RMA デバイスまたは交換したデバイスにライセンスを移動します。

2 つの稼働中のデバイス間でのライセンス移動

シスコでは CUE ライセンスの移動を制限付きでサポートします。転送は、RMA 用またはライセンスが正しくインストールされていない場合に、同じタイプの CUE デバイスでサポートされています。このプロセスは、ある世代から別の世代への(NM-CUE から NME-CUE、NME-CUE から SRE デバイスなど)ライセンスの移動を想定していません。ライセンスの転送は、 再ホスト とよばれるプロセスを使用して行います。再ホスト プロセスでは、移動元デバイスのライセンスを取り消して、新しいデバイスにライセンスをインストールすることで、ある UDI から別の UDI にライセンスを移動します。

次の方法を使用してライセンスの移動(再ホスト)を実行します。

Cisco Product License Registration Portal を使用する

Cisco License Manager アプリケーションを使用する

図 4 に、ライセンスの再ホスト(移動)のプロセスを示します。

図 4 ライセンスの移動のワークフロー

 

Cisco Product License Registration Portal を使用したライセンスの移動プロセスの概要を次に示します。

1. CLI コマンドを使用して、移動元デバイスと移動先デバイスから UDI とデバイス認定証を取得します (詳細については、『 Cisco Unity Express Command Reference for 3.0 and later versions 』を参照してください)。

2. Cisco.com の製品ライセンス登録ページにアクセスし、ライセンス移動ポータル ツールに移動元デバイスのデバイス認定証と UDI を入力します。

3. 移動元デバイスから移動できるライセンスがポータルに表示されます。

移動するライセンスを選択します。権限チケットが発行されます。この権限チケットを使用すると、Cisco CLI コマンドで再ホスト プロセスを開始することができます。

4. Cisco Unity Express Command Reference for 3.0 and later versions 』の説明に従って、 license revoke コマンドを使用して移動元デバイスに権限チケットを適用します。取り消しの証拠となる再ホスト チケットが移動元デバイスから発行されます。デバイスには、60 日の猶予期間付きのライセンスもインストールされます。これにより、移動先デバイスへのライセンスの移動に必要な時間が確保されます。

5. Cisco.com のライセンス移動ポータル ツールに、再ホスト チケットと移動先デバイスの UDI を入力します。

6. ライセンス キーを電子メールで受け取ります。

7. 移動先デバイスにライセンス キーをインストールします。

Cisco License Manager を使用すると、プロセスが自動化され、お客様は GUI ウィザードから移動元デバイスと移動先デバイスを選択するだけで済みます。

RMA ライセンスの移動

障害が発生したデバイスから新しいデバイスにソフトウェア ライセンスを移動する必要が生じた場合、シスコ ライセンシング ポータル( https://tools.cisco.com/SWIFT/Licensing/LicenseAdminServlet/rmaLicenseTransfer )にアクセスして RMA 交換ライセンスを取得する必要があります。ライセンスの取得にサポートが必要な場合は、 http://www.cisco.com/techsupport からシスコ テクニカル サポートに連絡できます。

図 5 に、RMA 交換ライセンスのプロセスを示します。

図 5 RMA 交換ライセンスのワークフロー

 

RMA 交換ライセンスのプロセスの手順を次に示します。

1. 欠陥のあるデバイスと RMA デバイスの UDI を特定します。

2. cisco.com の RMA ライセンス ポータル ツールに UDI を入力します。

3. 欠陥のあるデバイスに関連付けられているライセンスがライセンス ポータルによって特定されます。

4. 交換ライセンスが発行されます。

5. 新しいデバイスに新しいライセンスをインストールします。