Cisco Unity Express 3.1 コマンドリファレンス
Cisco Unity Express ソフトウェアの 使用方法
Cisco Unity Express ソフトウェアの使用方法
発行日;2012/02/06 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

Cisco Unity Express ソフトウェアの使用方法

コマンド モードの説明

コマンド環境の開始

前提条件

ヘルプの利用方法

コマンドの no 形式および default 形式の使用方法

コンフィギュレーションの変更の保存

サポートされるプラットフォームの確認

Feature Navigator の使用方法

Cisco Unity Express ソフトウェアの使用方法

Last Updated: May 1, 2006

この章では、Cisco Unity Express ソフトウェアを理解し、Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)を使用して設定する際に役立つヒントを示します。この章は、次の項で構成されています。

「コマンド モードの説明」

「コマンド環境の開始」

「ヘルプの利用方法」

「コマンドの no 形式および default 形式の使用方法」

「コンフィギュレーションの変更の保存」

「サポートされるプラットフォームの確認」

コマンド モードの説明

Cisco Unity Express の CLI コマンドの構造は、Cisco IOS の CLI コマンドの構造と非常に似ています。ただし、Cisco Unity Express の CLI コマンドは Cisco IOS の構成に影響しません。Cisco Unity Express モジュールにログインすると、コマンド環境は Cisco IOS 環境ではなくなります。

Cisco Unity Express のコマンド環境は、次の 2 つのモードに分けられます。

EXEC:Cisco Unity Express コマンド環境にログインした後のモードです。Cisco Unity Express の EXEC コマンドは、さまざまな点でシステムのパラメータに影響を与えます。パラメータ値の表示またはクリア、システム全体の停止または起動、あるいはトラブルシューティング手順の開始だけを行うコマンドもあります。しかし、Cisco IOS の EXEC モードとは異なり、Cisco Unity Express の EXEC モードにはパラメータ値を変更するコマンドがいくつかあります。これらの変更は、スタートアップ コンフィギュレーションではなくモジュールのフラッシュ メモリに保存されます。これによって、電力障害やディスク破損などの深刻なイベントが発生した場合に利用できる最小限の情報がシステムに保持されます。

設定:システム コンフィギュレーションへの変更を許可するモードです。変更は実行コンフィギュレーションに保存されます。実行コンフィギュレーションを後でスタートアップ コンフィギュレーションに保存すると、設定コマンドを使用して行った変更はソフトウェアの再起動時に復元されます。

Cisco Unity Express の設定モードには、サブ設定レベルがいくつかあります。グローバル設定モードは、コマンド環境を EXEC モードから設定モードに変更します。このレベルでは、数多くのソフトウェア パラメータを変更できます。しかし、特定の設定コマンドを使用すると、環境がより限定された設定モードに変更され、システムに対する変更をこのモードで入力できます。たとえば、 ccn application コマンドを使用して、環境を config から config-application に変更します。この時点で、アプリケーション パラメータ値を入力したり変更することができます。

ユーザが任意の時点で使用できるコマンドは、そのときのモードによって異なります。CLI プロンプトで疑問符( ? )を入力すると、それぞれのコマンド モードで使用できるコマンドのリストが表示されます。このコマンド リファレンスの説明には、各コマンドの環境モードが示されています。

表1 に、Cisco Unity Express ソフトウェアの一般的な各種コマンド モードにアクセスする方法および終了する方法を示します。各モードで表示されるプロンプトの例も示します。

表1 コマンド モードへのアクセスおよび終了

コマンド モード
アクセス方法
プロンプト
終了方法

Cisco Unity Express EXEC

Cisco Unity Express ソフトウェアのプロンプトが表示されたら、 enable コマンドを入力します。

se-10-0-0-0#

Ctrl+Shift+6 キーを押してから、 x を入力します。

Cisco Unity Express 設定

EXEC モードで configure terminal コマンドを使用します。

se-10-0-0-0(config)#

設定モードから EXEC モードに戻るには、 end コマンドまたは exit コマンドを使用します。

メールボックス

Cisco Unity Express 設定モードで、 voice mailbox owner コマンドを使用します。

se-10-0-0-0(config-mailbox)#

Cisco Unity Express 設定モードに戻るには、 end コマンドまたは exit コマンドを使用します。

SIP

Cisco Unity Express 設定モードで、 ccn subsystem sip コマンドを使用します。

se-10-0-0-0(config-sip)#

Cisco Unity Express 設定モードに戻るには、 end コマンドまたは exit コマンドを使用します。

エンジン

Cisco Unity Express 設定モードで、 ccn engine コマンドを使用します。

se-10-0-0-0(config-engine)#

Cisco Unity Express 設定モードに戻るには、 end コマンドまたは exit コマンドを使用します。

アプリケーション autoattendant

Cisco Unity Express 設定モードで、 ccn application AutoAttendant コマンドを使用します。

se-10-0-0-0(config-application)#

Cisco Unity Express 設定モードに戻るには、 end コマンドまたは exit コマンドを使用します。

JTAPI 設定 1

Cisco Unity Express 設定モードで、 ccn subsystem jtapi コマンドを使用します。

se-10-0-0-0(config-jtapi)#

Cisco Unity Express 設定モードに戻るには、 end コマンドまたは exit コマンドを使用します。

トリガー設定

Cisco Unity Express 設定モードで、 ccn trigger sip phonenumber number コマンドを使用します。

se-10-0-0-0(config-trigger)#

Cisco Unity Express 設定モードに戻るには、 end コマンドまたは exit コマンドを使用します。

ネットワーク
ロケーション

Cisco Unity Express 設定モードで、 network location コマンドを使用します。

se-10-0-0-0(config-location)#

Cisco Unity Express 設定モードに戻るには、 end コマンドまたは exit コマンドを使用します。

ビジネス
スケジュール

Cisco Unity Express 設定モードで、 calendar biz-schedule コマンドを使用します。

se-10-0-0-0(config-business)#

Cisco Unity Express 設定モードに戻るには、 end コマンドまたは exit コマンドを使用します。

1.この設定モードがサポートされるのは Cisco Unified Communications Manager(旧称 Cisco Unified CallManager)対応の Cisco Unity Express ライセンスだけです。

コマンド環境の開始

コマンド環境を開始するには、この手順を使用します。

前提条件

コマンド環境の開始に必要な情報は次のとおりです。

Cisco Unity Express モジュールが格納されているルータの IP アドレス

ルータにログインするためのユーザ名とパスワード

モジュールのスロット番号

概略手順

1. telnet セッションを開きます。

2. telnet ip-address

3. ルータのユーザ ID とパスワードを入力します。

4. service-module service-engine slot/port session

5. enable

詳細手順

 

コマンドまたは操作
目的

ステップ 1

telnet セッションを開きます。

DOS ウィンドウ、セキュア シェル、またはソフトウェア エミュレーション ツール(Reflection など)を使用します。

ステップ 2

telnet ip-address
 
C:\> telnet 172.16.231.195

Cisco Unified Communications Manager ルータの IP アドレスを指定します。

ステップ 3

Username:
Password:

ルータに対するユーザ ID とパスワードを入力します。

ステップ 4

service-module service-engine slot/port session
 
Router# service-module service-engine 1/0 session

指定のスロットとポートに配置されているモジュールを使用して、Cisco Unity Express コマンド環境を開始します。プロンプトが「se」に変わり、Cisco Unity Express モジュールの IP アドレスが表示されます。


) メッセージ「Trying ip-address slot/port ...Connection refused by remote host」が表示された場合は、
service-module service-engine slot/port session clear コマンドを入力し、ステップ 4 を再実行します。


ステップ 5

enable
 
se-10-0-0-0# enable

Cisco Unity Express EXEC モードを開始します。これで、設定タスクを開始できます。

ヘルプの利用方法

CLI プロンプトで疑問符( ? )を入力すると、それぞれのコマンド モードで使用できるコマンドのリストが表示されます。文脈依存ヘルプ機能を使用して、コマンドに関連付けられたキーワードと引数のリストを表示することもできます。

コマンド モード、コマンド、キーワード、または引数に固有のヘルプを利用するには、次のいずれかのコマンドを使用します。

 

コマンド
目的
help

コマンド モードでのヘルプ システムの簡単な説明を提供します。

abbreviated-command-entry ?

特定の文字列で始まるコマンドのリストを提供します(コマンドと疑問符の間にスペースは不要)。

abbreviated-command-entry < Tab >

不完全なコマンド名を補完します。

?

特定のコマンド モードで使用できるすべてのコマンドのリストを表示します。

command ?

コマンドラインで次に入力する必要があるキーワードまたは引数のリストを表示します(コマンドと疑問符の間にスペースが必要)。

コマンドの no 形式および default 形式の使用方法

コマンドの no 形式を使用できる場合は、この形式によって機能を無効にします。 no キーワードを指定せずにこのコマンドを使用すると、無効になっている機能を再度有効にしたり、デフォルトで無効になっている機能を有効にすることができます。各コマンドのコマンド リファレンス項目には、設定コマンドの完全なシンタックスが示され、コマンドの no 形式の実行内容についての説明があります。

設定コマンドには、コマンド設定をデフォルト値に戻す default 形式が備わっていることがあります。コマンドがデフォルトで無効になっている場合に default 形式を使用すると、コマンドの no 形式を使用した場合と同じ結果になります。ただし、デフォルトで有効になっていて、変数が特定のデフォルト値に設定されているコマンドもあります。このようなコマンドで default 形式を使用すると、コマンドは有効になり、変数はデフォルト値に設定されます。コマンドの default 形式が使用可能で、この形式を実行したときの動作が no 形式の動作と異なる場合、コマンド リファレンス項目には、 default 形式の結果の説明が示されます。

コンフィギュレーションの変更の保存

Cisco Unity Express EXEC モードで開始し、次のコマンドを使用して、フラッシュ メモリ内の実行コンフィギュレーションを別のロケーションにコピーします。

copy running-config { ftp: user-id : password @ ftp-server-address [/ directory ] |
startup-config | tftp: tftp-server-address } filename

 

キーワードまたは引数
説明

ftp: user-id : password @

FTP サーバのユーザ ID およびパスワード。エントリに、コロン(:)とアット マーク(@)を含めます。

ftp-server-address

FTP サーバの IP アドレス。

/ directory

(オプション)コピーされたファイルが常駐する FTP サーバ上のディレクトリ。使用する場合は、スラッシュ(/)の前に名前を入力します。

startup-config

フラッシュ メモリ内のスタートアップ コンフィギュレーション。

tftp: tftp-server-address

TFTP サーバの IP アドレス。

filename

コピーされた実行コンフィギュレーションを格納するコピー先ファイルの名前。

実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーするときは、コマンドを 1 行で入力します。次の例で、実行コンフィギュレーションは start ファイルとしてスタートアップ コンフィギュレーションにコピーされます。この例では、次のコマンドを 1 行で入力します。

se-10-0-0-0# copy running-config startup-config start

FTP サーバまたは TFTP サーバにコピーする場合、このコマンドは対話形式になり、ユーザに情報の入力を求めます。パラメータを 1 行で入力することはできません。次の例は、このプロセスを示しています。次の例では、実行コンフィギュレーションが FTP サーバにコピーされます。FTP サーバは、ユーザ ID とパスワードを要求します。FTP サーバの IP アドレスは 172.16.231.193 です。実行コンフィギュレーションは、configs ディレクトリに saved_start ファイルとしてコピーされます。

se-10-0-0-0# copy running-config ftp:
Address or name of remote host? admin:voice@172.16.231.193/configs
Source filename? saved_start

サポートされるプラットフォームの確認

Cisco IOS ソフトウェアは、特定のプラットフォームをサポートするソフトウェア イメージで構成されるフィーチャ セットにパッケージ化されています。Cisco Unity Express ネットワーク モジュールまたは Advanced Integration Module(AIM; 拡張統合モジュール)ハードウェアをサポートするには、特定のソフトウェア イメージが必要です。特定のプラットフォームで使用可能なフィーチャ セットは、リリースに含まれる Cisco IOS ソフトウェア イメージによって異なります。特定のリリースで使用できる一連のソフトウェア イメージを確認する、または機能が所定の Cisco IOS ソフトウェア イメージで使用できるかどうかを確認するには、次の項を参照してください。

Feature Navigator の使用方法

Feature Navigator は Web ベースのツールで、これを使用すると、特定のフィーチャ セットをサポートする Cisco IOS ソフトウェア イメージ、および特定の Cisco IOS イメージがサポートする機能を迅速に判別できます。

Feature Navigator は、24 時間 365 日、いつでも利用可能です。Feature Navigator にアクセスするためには Cisco.com のアカウントが必要です。アカウント情報を忘れたり紛失した場合は、電子メールで Contact Database Administration グループ(cdbadmin@cisco.com)までお問い合せください。Cisco.com のアカウントを取得していない場合は、http://www.cisco.com/register にアクセスし、手順に従ってアカウントを作成してください。

Feature Navigator を使用するには、Netscape 3.0 以降、Internet Explorer 4.0 以降などの JavaScript 対応ブラウザが必要です。Internet Explorer 4.0 では JavaScript が常に有効です。Netscape 3.x または Netscape 4.x で JavaScript を有効にするには、該当のブラウザにおける手順に従ってください。他のブラウザでの JavaScript のサポートおよび有効化手順については、ブラウザのベンダーに問い合せてください。

Feature Navigator は、Cisco IOS ソフトウェアのメジャー リリースおよびテクノロジー リリースの際にアップデートされます。Feature Navigator には、次の URL からアクセスしてください。

http://www.cisco.com/go/fn