Cisco Unity トラブルシューティング ガイド(Lotus Domino版)Release 4.0(5)
オーディオ品質
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発行日;2012/01/10 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

オーディオ品質

オーディオ品質に関する問題

Cisco Unity でのオーディオ品質の問題

グリーティングおよび録音された名前のボリューム レベルの設定

システム プロンプトの速度レベルの設定

ユーザ メッセージの速度レベルの設定

Cisco Unity での高度なオーディオ品質トラブルシューティング

Cisco Unity システムで使用されているコーデックの表示と変更

Cisco Unity-CM TSP Wave Gain

自動利得制御

Cisco Unity の自動利得制御とレジストリ設定

Dialogic ボイス カードの自動利得制御とレジストリ設定

コンフォート ノイズ

オーディオ トラブルシューティング ユーティリティ

AudioStat

CAP Ripper

RTP Parser

オーディオ品質

オーディオ品質に関する問題

オーディオ品質に関する問題はさまざまな形で現れるため、診断と解決が難しい場合があります。たとえば、ユーザから、メッセージとシステム プロンプトの間で音量に差があることや、メッセージが歪んでいることが報告されることがあります。オーディオ品質の症状は、すべてのユーザに対して現れるわけでも、すべてのメッセージまたはシステム プロンプトに一貫して現れるわけでもありません。

Cisco Unity の制御の内外を問わずデバイス トポロジ全体がオーディオ品質に影響を与える可能性があります。Cisco Unity が制御する機能としては、Automatic Gain Control (AGC; 自動利得制御)、Cisco Unity-CM TSP Wave Gain、およびメッセージの格納のために選択するオーディオ コーデックがあります。Cisco CallManager は、オーディオ コーデックのリージョン設定を制御します。最後に、Cisco ゲートウェイの利得と減衰の設定もオーディオ品質に影響を与える場合があります。

Cisco Unity でのオーディオ品質の問題

Cisco Unity におけるオーディオ品質の問題で最も一般的な症状を次に示します。

グリーティングとボイス名の音量が Cisco Unity システム プロンプトの音量と異なる(大きいか小さい)。

一部のユーザにとって、Cisco Unity システム プロンプト、メッセージ、ボイス名、およびグリーティングの速度が速すぎる、または遅すぎる。Cisco Unity がメニュー、ボイス名、グリーティング、およびメッセージを再生する速度が一定でない。

ボイス名またはグリーティングで、最初または最後の無音時間が長すぎる。

基本的な修正処置は、 表7-1 を参照してください。

 

表7-1 Cisco Unityでの基本的なオーディオ品質トラブルシューティング

症状
一般的な状態
修正処置

グリーティングとボイス名の音量が Cisco Unity システム プロンプトの音量と異なる(大きいか小さい)。

この問題は、特定のグリーティングとボイス名だけに現れる場合もあります。

アップグレード後に問題が発生する場合もあります。

1. Cisco Unity-CM TSP Wave Gain の再生と録音がどちらも 0 に設定されていることを確認します。

2. Set Volume Level ユーティリティを実行して、アップグレード前のグリーティングとボイス名を正しい dB レベルにします。

3. 必要に応じて、Cisco Unity AGC 設定を確認および調整します(デフォルト値は -26 dB です)。

4. 必要に応じて、Cisco Unity-CM TSP Wave Gain の再生の設定を確認および調整します。

詳細な手順については、「グリーティングおよび録音された名前のボリューム レベルの設定」を参照してください。

一部のユーザにとって、
Cisco Unity システム プロンプト、メッセージ、ボイス名、およびグリーティングの速度が速すぎる、または遅すぎる。

他のユーザとは異なる速さでの
Cisco Unity のメニューやメッセージの再生を必要とするユーザがいる可能性もあります。

個々のユーザごとにシステム プロンプトの速度を調整するか、調整方法をユーザに伝えてください。ユーザは、メッセージの再生速度を自分で調整できます。

詳細については、「システム プロンプトの速度レベルの設定」および 「ユーザ メッセージの速度レベルの設定」を参照してください。

Cisco Unity がメニュー、ボイス名、グリーティング、およびメッセージを再生する速度が一定でない。

たとえば、ユーザがメッセージを聞いたときに、そのメッセージを残したユーザのボイス名やメッセージ プロパティ(タイムスタンプやメッセージ番号)の再生速度とメッセージの再生速度が異なっていると感じる場合があります。

このような不一致は生じる可能性があります。次のことを検討してください。

Cisco Unity は、録音されたボイス名とグリーティングを、録音時の速度で再生します。管理者もユーザもボイス名とグリーティングの再生速度を変更することはできません。

管理者またはユーザがシステム プロンプト(メッセージ プロパティのプロンプトなど、Cisco Unity に付属の標準録音)に対して設定した速度は、メッセージの再生速度には適用されません。

ユーザがメッセージの再生に対して設定した速度は、システム プロンプトには適用されません。

システム プロンプトとメッセージの速度が同じになるように調整します。すべてのユーザまたは単一のユーザのシステム プロンプトの速度を調整できます。ユーザは、システム プロンプトとメッセージの速度を自分で調整できます。

詳細については、「システム プロンプトの速度レベルの設定」および 「ユーザ メッセージの速度レベルの設定」を参照してください。

グリーティングや音声名で、最初または最後の無音時間が長すぎる。

音声名が外部システムと同期している可能性があります。

Tools Depot にある Silence Trimmer ツールを実行します。Silence Trimmer の使用方法は、ツールのヘルプを参照してください。

グリーティングおよび録音された名前のボリューム レベルの設定

Set Volume Level ユーティリティを使用すると、Cisco Unity サーバ上の全 WAV ファイルを同じ値にそろえてから必要に応じて再生レベルを調整することができます。

Cisco Unity バージョン 3.1(2c) 以降、および Cisco CallManager とデュアル連動バージョン 4.0(3)以降では AGC がデフォルトで使用可能になっているので、システムをアップグレードした場合は、既存のグリーティングや名前の音量が、アップグレード後に録音した新しいグリーティングや名前の音量よりも大きくなることがあります。

Cisco Unity のレジストリ設定 AGCminimumThreshold は、Cisco Unity が調整しようとする着信録音の最小 dB レベルを制御します。この設定によって、メッセージ内の無音や背景ヒス音が調整されるのを回避することができます。AGCminimumThreshold のデフォルト設定は -45 dB で、許容範囲は -35 dB ~ -55 dB です。

次の手順では、Cisco Unity サーバ上の全 WAV ファイルを同じ値にそろえてから、必要に応じて再生レベルを調整する手順を示します。


) Cisco Unity フェールオーバーでは、一方の Cisco Unity サーバのレジストリを変更した場合、レジストリの変更は複製されないため、フェールオーバーのペアのもう一方の Cisco Unity サーバのレジストリは手動で作成する必要があります。


Set Volume ユーティリティを使用してグリーティングと名前の録音を調整する


ステップ 1 Cisco Unity サーバのデスクトップ上で、 [Cisco Unity Tools Depot] アイコンをダブルクリックします。

ステップ 2 Cisco CallManager 連動がない場合は、ステップ 4 にスキップします。

Cisco CallManager 連動があり、Cisco CallManager リージョンが G.711 コーデックを使用するように設定されている場合は、左側領域で[Administrative Tools]の下の [WaveGain] をダブルクリックします。

ステップ 3 [Record Gain in dB]と[Playback Gain in dB]がどちらも 0 に設定されていることを確認します。

ステップ 4 [Tools Depot]ウィンドウの左側領域で、[Audio Management Tools]を参照して [Set Volume] をダブルクリックします。

ステップ 5 [調整するグリーティングとボイス名の選択]ウィンドウで、 [すべて選択] をクリックします。

ステップ 6 [オリジナル ファイルの保存先]チェックボックスがオンになっていることを確認して、録音された元の名前とグリーティングのファイルのバックアップ コピーを保存するロケーションを入力します。

ステップ 7 [オプション]セクションで、次の表に示されている値と一致していることを確認します。

 

新規 dB レベル

-26

サンプル サイズ

8000

最大 dB 調整レベル

5

最小 dB スレッショウルド

-45

ステップ 8 [既存のグリーティングとボイス名に適用した後で、レジストリへボリューム(音量)オプションを保存する(推奨)。]チェックボックスがオンになっていることを確認します。[新規 dB レベル]を 0 以外の値に設定すると、AGC がオンになります。

ステップ 9 [ボリューム レベルの設定] をクリックします。

ステップ 10 [ボリューム設定]ウィンドウに「完了」と表示されれば、既存のグリーティングと名前の録音がすべて[新規 dB レベル]のレベルに調整されました。 [OK] をクリックし、 [終了] をクリックします。

ステップ 11 Cisco CallManager 連動がない場合、この手順で必要な作業はすべて完了しました。

Cisco CallManager 連動があり、Cisco CallManager のリージョンが G.711 コーデックを使用するように設定されている場合は、Cisco Unity システム管理を起動します。

ステップ 12 Cisco Unity システム管理で、Media Master コントロール バーのある任意のページに移動し、再生デバイスとして電話が選択されていることを確認します。


) 録音デバイスおよび再生デバイスとして電話を使用するには、Cisco Unity で、[システム] >[ポート]ページのセッションそれぞれに少なくとも 1 つのポートが[TRAP 接続]に割り当てられている必要があります。詳細については、『Cisco Unity システム アドミニストレーション ガイド』の「システム設定」の章の「ボイスメール ポート設定」の項を参照してください。このマニュアルは、
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_unity/unity40/sag/sag405/dom/index.htm から入手可能です。


ステップ 13 Media Master コントロール バーで [再生] をクリックして、録音(たとえば、ユーザのグリーティング)を電話で聞きます。

録音の音量がそれでよければ、この手順で必要な作業はすべて完了しました。

録音の音量が小さすぎる場合は、ステップ 14 に進みます。

ステップ 14 [Tools Depot]ウィンドウの左側領域で、[Audio Management Tools]の下にある [WaveGain] をダブルクリックします。

ステップ 15 [Playback Gain in dB] 値の dB を 1 つか 2 つ増やします。録音の音量を聞きます。

録音の音量がそれでよければ、[Playback Gain in dB]値を書きとめてステップ 16 に進みます。

録音の音量がまだ小さすぎる場合は、このステップを繰り返します。

ステップ 16 [Tools Depot]ウィンドウの左側領域で、[Administrative Tools]の下の [Advanced Settings Tool] をダブルクリックします。

ステップ 17 [Unity Settings]領域で、 [Set Wave Gain dB Adjustment for Playback] をクリックします。

ステップ 18 ステップ 15 で決めた新しい値を入力して、 [Set] をクリックします。

ステップ 19 プロンプトが表示されたら、 [OK] をクリックします。Cisco Unity サーバを再起動しなくても、レジストリの変更は有効になります。

ステップ 20 [Exit] をクリックします。

ステップ 21 Cisco Unity システムにフェールオーバーが設定されている場合は、フェールオーバー ペアのセカンダリ サーバでステップ 1 からステップ 20 を繰り返します。


 

システム プロンプトの速度レベルの設定

次に示す 2 つの方法を使用して、Cisco Unity がすべてのシステム プロンプトを再生する速度を指定することができます。


) システム プロンプトに対して指定する速度は、録音されたボイス名、グリーティング、またはメッセージの再生速度には影響しません。


Set Prompt Speed ユーティリティを実行して、Cisco Unity サーバですべてのユーザに対して Cisco Unity がシステム プロンプトを再生する速度を設定します。手順については、Set Prompt Speed ユーティリティのヘルプを参照してください。特に、ユーティリティを実行する前に、「必要条件/特記事項」の項を参照してください。

ユーザ テンプレートの適切な[ガイダンス]ページの各ユーザまたは Cisco Unity システム管理の個々のユーザに対して、あるいは Bulk Edit ユーティリティを使用して、該当するプロンプトの速度を指定することもできます。『 Cisco Unity システム アドミニストレーション ガイド 』の「ユーザ テンプレート メッセージの聞き取り設定」および「ユーザ メッセージの聞き取りの設定」の項を参照してください。このマニュアルは、
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_unity/unity40/sag/sag405/dom/index.htm から入手可能です。

さらに、ユーザは Cisco Unity Assistant を使用してプロンプトの速度を自分で調整することもできます。 http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps2237/products_user_guide_list.html にある
Cisco Unity ユーザ ガイド 』の「概要:録音設定と再生設定の変更」の章を参照するようユーザに指示してください。

ユーザ メッセージの速度レベルの設定

Cisco Unity ですべてのユーザ メッセージの再生速度を指定することはできません。その代わり、電話システムの連動にサポートされている場合、ユーザは電話でメッセージを聞くときにメッセージの再生速度を調整できます(すべての電話システムの連動が電話による速度の制御をサポートしているわけではありません)。

メッセージの再生速度の調整手順は、『 Cisco Unity ユーザ ガイド 』の「概要:録音設定と再生設定の変更」の章を参照してください。このマニュアルは、
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps2237/products_user_guide_list.html から入手可能です。

Cisco Unity での高度なオーディオ品質トラブルシューティング

次の症状に対する高度な修正処置と他のトラブルシューティング手順および情報へのリンクは、 表7-2 を参照してください。

メッセージや Cisco Unity システム プロンプトの音が歪んでいる。

Cisco Unity からのオーディオがない場合に、ヒス音が聞こえる。

特定の場合に、メッセージの再生音量が Cisco Unity システム プロンプトの音量と異なる(大きいか小さい)。

TTY 文字が文字化けしているか欠落している。

発信者には Cisco Unity システム プロンプトが聞こえるが、発信者が話しても Cisco Unity がオーディオを転送しない。

その他の高度なオーディオ トラブルシューティング ツールについては、「オーディオ トラブルシューティング ユーティリティ」を参照してください。

 

表7-2 高度なオーディオ品質トラブルシューティング

症状
一般的な状態
修正処置

メッセージや Cisco Unity システム プロンプトの音が歪んでいる。

メッセージの格納および取得のために
G729a コーデックを使用しています。

1. Cisco Unity サーバ上のメッセージ録音に G.729a コーデックが使用されていることを確認します。「メッセージの録音および保存のコーデックを表示する」を参照してください。

2. Cisco CallManager リージョンが G.729a に設定されていることを確認します。『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_callmg/index.htm から入手可能です。

3. グリーティング、システム プロンプト、および名前の録音が
G.729a 形式であることを確認します。 「既存のグリーティング、録音された名前、およびシステム プロンプトのコーデック形式を表示する」 を参照してください。

ユーザがコンピュータに保存されている WAV ファイルを Media Master コントロール バーにペーストすることによって名前とグリーティングを録音した場合、ファイルは変換され、これが Cisco Unity サーバに対して指定された録音および保存コーデックではない場合でも、G.711 形式で Cisco Unity サーバに保存されます。

メッセージの格納および取得のために
G.711 コーデックを使用しています。

1. Cisco Unity 上のメッセージ録音に G.711 コーデックが使用されていることを確認します。「メッセージの録音および保存のコーデックを表示する」を参照してください。

2. Cisco CallManager リージョンが G.711 に設定されていることを確認します。『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_callmg/index.htm から入手可能です。

3. グリーティング、システム プロンプト、および録音された名前が G.711 形式であることを確認します。 「既存のグリーティング、録音された名前、およびシステム プロンプトのコーデック形式を表示する」 を参照してください。

身元不明発信者からのメッセージだけが影響を受けます。

Cisco ゲートウェイの利得と減衰のレベルを確認します。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_access/index.htm から入手可能なゲートウェイに関するマニュアルを参照してください。

システム プロンプトの間や転送中など、
Cisco Unity からのオーディオがないときにヒス音が聞こえる。

この問題は、複数のユーザの電話で再現可能です。

Cisco Unity コンフォート ノイズ レジストリ設定を確認します。
「Cisco Unity コンフォート ノイズのレジストリ設定を表示および調整する」を参照してください。

TTY 文字が文字化けしているか欠落している。

この問題は、TTY 電話を使用している場合に発声します。

1. Cisco Unity コンフォート ノイズ レジストリ設定を無効にします。「Cisco Unity コンフォート ノイズのレジストリ設定を表示および調整する」を参照してください。

2. Cisco Unity 上のメッセージ録音に G.711 コーデックが使用されていることを確認します。「メッセージの録音および保存のコーデックを表示する」を参照してください。Cisco Unity TTY 言語を使用している場合は、メッセージ録音および保存コーデックとして G.711 MuLaw を選択する必要があります。Cisco Unity TTY は、G.729a および他のどのメッセージ録音および保存コーデックとも互換性がありません。

特別な場合に、メッセージの再生音量が
Cisco Unity プロンプトの音量と異なる(大きいか小さい)。

身元不明発信者からのメッセージだけが影響を受けます。

1. Cisco ゲートウェイの利得と減衰のレベルを確認します。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_access/index.htm から入手可能なゲートウェイに関するマニュアルを参照してください。

2. Cisco Unity-CM TSP Wave Gain の再生と録音の設定を確認します。「Cisco Unity-CM TSP Wave Gain」を参照してください。

ユーザのメッセージと身元不明発信者のメッセージの両方が影響を受けます。

Cisco Unity-CM TSP Wave Gain の再生と録音の設定を確認します。「Cisco Unity-CM TSP Wave Gain」を参照してください。

Cisco Unity が、システム プロンプトを再生するが、音声を転送しない。

Cisco Unity サーバに、デュアル NIC があります。

「Cisco Unity が、システム プロンプトを再生するが、音声を転送しない」を参照してください。

Cisco Unity システムで使用されているコーデックの表示と変更

しばらく実行していた Cisco Unity システム上の録音コーデックが変更された場合は、グリーティング、ボイス名、プロンプト、およびメッセージが 2 種類以上の形式で保存されることがあります。Cisco Unity は、形式間のトランスコーディングを行いますが、非常に混雑したシステム上に複数の形式が混在する状況はお勧めできません。

この問題をトラブルシューティングするには、必要に応じて次の手順を実行します。

現在メッセージの録音と保存に使用されているコーデックを表示するには、「メッセージの録音および保存のコーデックを表示する」を実行します。

既存のグリーティング、ボイス名、およびシステム プロンプトのコーデック情報を表示するには、 「既存のグリーティング、録音された名前、およびシステム プロンプトのコーデック形式を表示する」 を実行します。

メッセージの録音および保存のコーデックの形式を変更するには、 「メッセージの録音および保存のコーデックを変更する」 を実行します。

既存のグリーティングおよびボイス名のコーデックの形式を変更するには、「既存のグリーティングおよび録音された名前のコーデック形式を変更する」を実行します。

システム プロンプトのコーデックの形式を変更するには、「Cisco Unity インストールおよびコンフィギュレーション アシスタントを実行してシステム プロンプトのコーデック形式を変更する」を実行します。


) Cisco Unity フェールオーバーでは、一方の Cisco Unity サーバのコーデックを変更した場合、コーデックの変更は複製されないため、フェールオーバーのペアのもう一方の Cisco Unity サーバのコーデックは手動で作成する必要があります。


コーデックの選択と実装の詳細については、
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_unity/whitpapr/codecs.htm から入手可能な
White Paper : Audio Codecs and Cisco Unity 』を参照してください。

メッセージの録音および保存のコーデックを表示する


ステップ 1 Cisco Unity デスクトップで、 [Cisco Unity Tools Depot] アイコンをダブルクリックします。

ステップ 2 左側領域で、[Audio Management Tools]の下の [Set Record Format] をダブルクリックします。

ステップ 3 Cisco Unity メッセージの録音および保存に使用されるコーデックが[形式]フィールドに表示されます。


 

既存のグリーティング、録音された名前、およびシステム プロンプトのコーデック形式を表示する


ステップ 1 Cisco Unity デスクトップで、 [Cisco Unity Tools Depot] アイコンをダブルクリックします。

ステップ 2 左側領域で、[Audio Management Tools]の下の [Codec Checker] をダブルクリックします。コーデック情報は、[Codec Checker]ウィンドウで、[グリーティングとボイス名]テーブルおよび[プロンプト ファイル]テーブルの最初の列に表示されます。

ステップ 3 必要に応じて、Codec Checker によって表示された情報の CSV コピーをエクスポートします。

ステップ 4 [終了] をクリックします。


 

 

メッセージの録音および保存のコーデックを変更する


ステップ 1 Cisco Unity を終了します(システム トレイの [Cisco Unity] アイコンを右クリックしてから、 [Unity 停止] をクリックします)。

ステップ 2 G.711 mu-law または A-law、G729a、G.726、あるいは GSM 6.10 コーデックを使用する場合は、ステップ 3 にスキップします。

オプションの OKI ADPCM コーデック(6 kHz or 8 kHz)のいずれかを使用する

a. http://www.cisco.com/cgi-bin/tablebuild.pl/unity の[Other Cisco Unity Components Software Download]ページに移動します。


) ソフトウェア ダウンロード ページにアクセスするには、登録ユーザとして Cisco.com にログオンする必要があります。


b. CiscoUnityDialogicCodec.exe をクリックして、Cisco Unity サーバ上の任意のディレクトリにファイルをダウンロードします。

c. CiscoUnityDialogicCodec.exe ファイルを任意のディレクトリに解凍します。

d. Avvox_setup.exe をダブルクリックして、画面のプロンプトに従います。

ステップ 3 Cisco Unity デスクトップで、 [Cisco Unity Tools Depot] アイコンをダブルクリックします。

ステップ 4 左側領域で、[Audio Management Tools]の下の [Set Record Format] をダブルクリックします。

ステップ 5 [形式]リストで、該当するコーデックを選択して、 [OK] をクリックします。

ステップ 6 Cisco Unity サーバを再起動します。

ステップ 7 Cisco Unity システムにフェールオーバーが設定されている場合は、セカンダリ サーバでステップ 1 からステップ 6 を繰り返します。


 

 

既存のグリーティングおよび録音された名前のコーデック形式を変更する


ステップ 1 Cisco Unity デスクトップで、 [Cisco Unity Tools Depot] アイコンをダブルクリックします。

ステップ 2 左側領域で、[Audio Management Tools]の下の [Set Wav Format] をダブルクリックします。

ステップ 3 [調整するグリーティングとボイス名の選択]で、 [すべて選択] をクリックします。

ステップ 4 [オリジナルのボイス名とグリーティングのバックアップ]で、[オリジナル ファイルの保存先]チェックボックスをオンにして、元のファイルを保存するロケーションを入力します。

ステップ 5 [新しい WAV ファイル形式]リストで、新規コーデックをクリックします。

ステップ 6 [WAV 形式の設定] をクリックします。

ステップ 7 [WAV 形式の設定]ダイアログボックスに「終了」と表示されたら、 [OK] をクリックします。更新されたグリーティングおよび録音された名前を示すログ ファイルが表示されます。

ステップ 8 ログ ファイルを閉じ、 [終了] をクリックします。

ステップ 9 Cisco Unity システムにフェールオーバーが設定されている場合は、セカンダリ サーバでステップ 1 からステップ 8 を繰り返します。


 

 

Cisco Unity インストールおよびコンフィギュレーション アシスタントを実行してシステム プロンプトのコーデック形式を変更する

バージョン 4.0(1) 以降を実行している Cisco Unity システムでは、インストールまたはアップグレード時に G.711 または G.729a システム プロンプト コーデック形式を選択します。それ以外のときに形式を変更するには、次の手順を実行します。システム プロンプトの形式を G.711 から G.729a へ変更する場合は、「録音発信音プロンプトのコーデック形式を変更する」も実行します。

Cisco Unity インストレーションおよびコンフィギュレーション アシスタントを実行して機能を追加または変更すると、アシスタントによって Cisco Unity ファイルが除去または再コピーされるため、場合によっては、Cisco Unity に加える変更とは直接関係のないウィザードを実行する必要があります。

 


ステップ 1 Cisco Unity インストール アカウントを使用して Windows にログオンします。


) サーバのウィルススキャン サービスと Cisco Security Agent サービスをまだ無効にしていない場合は、無効にします。無効にしないと、インストールが失敗する可能性があります。


ステップ 2 Cisco Unity DVD 1 または CD 1、あるいはダウンロードした Cisco Unity CD 1 イメージ ファイルを保存した場所から、ルート ディレクトリを参照して Setup.exe をダブルクリックします。

ステップ 3 Cisco Unity が SSL を使用するようセットアップされていない場合は、[Cisco Personal Communications Assistant の SSL 使用設定]ページが表示されます。 [Cisco Personal Communications Assistant SSL 使用設定を行わない] をクリックして、 [次へ] をクリックします。


) Cisco Unity が SSL を使用するように設定する場合は、
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps2237/prod_installation_guides_list.html にある適切な『Cisco Unity インストレーション ガイド』の「SSL を使用するための Cisco Unity の設定を手動で行う手順」の章を参照してください。


ステップ 4 [要約]画面で、 [Cisco Unity 機能を追加もしくは変更したい場合は、次をクリックしてください。] をクリックします。

ステップ 5 [ Cisco Unity のインストール]画面で、 [Cisco Unity セットアップ プログラムを実行します。] をクリックします。


) Cisco Unity セットアップ プログラムを実行することによって、ディスク上の Cisco Unity バージョンが再インストールされます。


ステップ 6 [セットアップ]ダイアログボックスで、 [次へ] をクリックします。

ステップ 7 [機能の選択]ダイアログボックスが表示されるまで、画面の指示に従います。

ステップ 8 [機能の選択]ダイアログボックスで、次の手順を実行します。

a. [アップグレード Cisco Unity] チェックボックスをオンにします。

b. Cisco Unity ライセンスにテキスト/スピーチが含まれている場合は、 [TTS を使用する] チェックボックスをオンにします。

そうでない場合は、 [TTS を使用する] チェックボックスをオフにします。

c. [ボイス カード ソフトウェアのインストール] チェックボックスをオフにします。

ステップ 9 [システム プロンプト セットの選択]ダイアログボックスが表示されるまで、画面の指示に従います。

ステップ 10 [システム プロンプト セットの選択]ダイアログボックスで、 G.711 または G.729a プロンプト セット形式を選択します。

ステップ 11 Cisco Unity サーバを再起動するよう要求されるまで、画面のプロンプトに従います。

ステップ 12 [コンピュータを再起動する] チェックボックスをオンにして、 [完了] をクリックします。

ステップ 13 Cisco Unity インストレーションおよびコンフィギュレーション アシスタントのメイン ウィンドウで、 [Cisco Unity サービス コンフィギュレーション ウィザードを実行します。] をクリックします(Windows には Cisco Unity インストール アカウントでログオンする必要があります)。

ステップ 14 [セットアップへようこそ]画面で、 [次へ] をクリックします。

ステップ 15 画面のプロンプトに従ってサービス コンフィギュレーションを実行します。

ステップ 16 アシスタントのメイン ウィンドウで、 [Cisco Unity メッセージ ストア コンフィギュレーション ウィザードの実行] をクリックします(Windows には Cisco Unity インストール アカウントでログオンする必要があります)。

ステップ 17 [セットアップへようこそ]画面で、 [次へ] をクリックします。

ステップ 18 画面のプロンプトに従ってメッセージ ストア コンフィギュレーションを実行します。

ステップ 19 [完了] をクリックします。

ステップ 20 [要約]画面で、 [閉じる] をクリックします。

ステップ 21 Cisco Unity システムにフェールオーバーが設定されている場合は、セカンダリ サーバでステップ 1 からステップ 20 を繰り返します。


 

次の手順は、システム プロンプトのコーデック形式を G.711 から G.729a へ変更した場合だけ実行してください。

 

録音発信音プロンプトのコーデック形式を変更する


ステップ 1 Cisco Unity サーバで、Windows の[スタート]メニューから [プログラム] >[アクセサリ] >[エンターテイメント] >[サウンド レコーダー] をクリックします。

ステップ 2 [Sound - サウンド レコーダー]ダイアログボックスで、[ファイル]メニューから [開く] をクリックします。

ステップ 3 ディレクトリ CommServer\Support を参照します。

ステップ 4 Recordbeep.wav ファイルをダブルクリックします。

ステップ 5 [Recordbeep.wav - サウンド レコーダー]ダイアログボックスで、[ファイル]メニューから [プロパティ] をクリックします。

ステップ 6 [Recordbeep.wav のプロパティ]ダイアログボックスで、 [変換] をクリックします。

ステップ 7 [サウンドの選択]ダイアログボックスで、[形式]リストから [G.729a] をクリックします。

ステップ 8 [OK] を 2 回クリックして[サウンドの選択]ダイアログボックスと[Recordbeep.wav のプロパティ]ダイアログボックスを閉じます。

ステップ 9 [Recordbeep.wav ñ サウンド レコーダー]ダイアログボックスで、[ファイル]メニューから [上書き保存] をクリックします。

ステップ 10 [ファイル]メニューで、 [終了] をクリックします。

ステップ 11 Cisco Unityシステムにフェールオーバーが設定されている場合は、セカンダリ サーバでステップ 1 からステップ 10 を繰り返します。


 

Cisco Unity-CM TSP Wave Gain

表7-3 に示されているレジストリ キーは、Cisco Unity が組み込まれ G.711 コーデックを使用するように設定されている Cisco CallManager リージョン内の IP デバイスに対して、Cisco Unity-CM TSP がすべての録音(メッセージ、プロンプト、ボイス名、グリーティング)の録音と再生の音量をどのように調整するかを決定します。

これらのレジストリ設定は、Cisco CallManager 連動でのみ適用できます。Dialogic ボイス カードを使用する PBX 連動がある場合は、「Dialogic ボイス カードの自動利得制御とレジストリ設定」を参照してください。

 

表7-3 Cisco Unity-CM TSP Wave Gain レジストリ設定

Key Name
目的
推奨設定

WaveDBGainPlayback

システム全体における全録音の再生レベルに対する Wave ドライバ増幅または減衰を制御します。

0

WaveDBGainRecord

システム全体の録音に対する Wave ドライバ増幅または減衰を制御します。

0

Cisco Unity-CM TSP Wave Gain の録音と再生のレベルが Tools Depot の Audio Management セクションで利用できる Wave Gain ユーティリティを使用して、どちらも 0 に設定されていることを確認します。

まだ実行していない場合は、「Set Volume ユーティリティを使用してグリーティングと名前の録音を調整する」を実行してください。

自動利得制御

Cisco Unity の自動利得制御とレジストリ設定

Cisco Unity の自動利得制御(AGC)は、録音メッセージを標準化してユーザに一貫したメッセージの再生レベルを提供します。AGC の影響を受けるのは録音だけです。AGC は、シングル レガシー PBX 連動がある場合を除き、デフォルトではオンであり、レジストリ設定によって制御され、すべての外部ハードウェアを通過したボイス サンプルに適用されます。

AGC は録音の品質を向上させるわけではなく、音量の問題に対処するだけです。たとえば、着信メッセージの歪みを改善することはできません。

システムを 3.1(2c) やそれ以前のバージョンからアップグレードした場合、既存のグリーティングや名前の録音の音量が、アップグレード後に録音した新しいグリーティングや名前の音量よりも大きくなるという問題が発生する場合があります。アップグレード後に生じるこの問題を回避または解決するには、Set Volume ユーティリティを使用して、既存のグリーティングと名前の録音をアップグレード後の Cisco Unity の利得レベルに合わせます。レジストリ設定のデフォルト値は、Cisco Unity のアップグレードすべてに対して使用されます。まだ実行していない場合は、「グリーティングおよび録音された名前のボリューム レベルの設定」の手順を実行してください。

表7-4 に示されているレジストリ キーによって、Cisco Unity の AGC による録音メッセージの標準化方法が決まります。

シングル レガシー PBX 連動のある Dialogic ボイス カードを使用している場合、Cisco Unity AGC はすべてのアップグレードと、新規バージョンの 4.0(3) 以降のインストールをデフォルトで使用不可にしています。以前のバージョンでは、オーディオの品質問題が発生したら、Cisco Unity AGC を手動で無効にできました。「Cisco Unity AGC (シングル レガシー PBX 連動のみ)を使用不可にする」を参照してください。

デュアル連動を備えた Dialogic ボイス カードを使用している場合、レガシー PBX 連動に割り当てられているポート上の Cisco Unity AGC を無効にするようお勧めします。「Cisco Unity AGC (デュアル連動内のレガシー PBX のみ)を使用不可にする」を参照してください。

 

表7-4 AGC のレジストリ キー

Key Name
目的
推奨設定

AGCtargetDB

すべての録音メッセージを目標の 2 乗平均(RMS)電力に標準化する。

設定はシステム全体です。

-26 dB

許容範囲は、-18dB ~ -30dB です。

0(ゼロ)に設定すると、AGC は使用不能になります。

AGCsampleSize

平均 RMS 電力レベルの計算に使用されるバッファのサンプル サイズ。

8000

AGCuseCompression

利得調整が適用される場合にサンプルを振幅制限するかどうかを判別します。値 1 はサンプルを振幅制限しません。0 は最小値/最大値にサンプルを振幅制限します。

1

(0 = 振幅制限したサンプル、圧縮を無効にします)。

AGCgainThreshold

最大 dB 利得(+/-)で、目標の dB レベルにするためにサンプルに適用されます。

5 dB

AGCminimumThreshold

Cisco Unity が調整しようとする着信録音の最小 dB レベルを制御します。この設定によって、メッセージ内の無音や背景ヒス音が調整されるのを回避することができます。

-45 dB

許容範囲は、-35 dB ~ -55 dB です。

Cisco Unity AGC (シングル レガシー PBX 連動のみ)を使用不可にする


ステップ 1 Cisco Unity システム管理を終了します。

ステップ 2 Cisco Unity サーバのデスクトップ上で、 [Cisco Unity Tools Depot] アイコンをダブルクリックします。

ステップ 3 [Tools Depot]ウィンドウの左側領域で、[Audio Management Tools]を参照して [Set Volume] をダブルクリックします。

ステップ 4 [調整するグリーティングとボイス名の選択]ウィンドウで、 [すべて選択] をクリックします。

ステップ 5 [オリジナル ファイルの保存先]チェックボックスがオンになっていることを確認して、録音された元の名前とグリーティングのファイルのバックアップ コピーを保存するロケーションを入力します。

ステップ 6 [オプション]セクションで、[新規 dB レベル]を 0 (ゼロ)に設定します。

ステップ 7 [既存のグリーティングとボイス名に適用した後で、レジストリへボリューム(音量)オプションを保存する(推奨)。]チェックボックスがオンになっていることを確認します。[新規 dB レベル]を 0 以外の値に設定すると、AGC がオンになります。

ステップ 8 [ボリューム レベルの設定] をクリックします。

ステップ 9 [ボリューム設定]ウィンドウに「完了」と表示されれば、既存のグリーティングと名前の録音がすべて[新規 dB レベル]に調整され、AGC は使用不可になりました。

ステップ 10 [OK] をクリックし、 [終了] をクリックします。

ステップ 11 フェールオーバーを使用している場合は、この手順を繰り返してセカンダリ サーバにこの設定を適用します。


 

Cisco Unity AGC (デュアル連動内のレガシー PBX のみ)を使用不可にする


ステップ 1 Cisco Unity サーバで、 [プログラム] >[Unity] >[Manage Integrations] をクリックします。Cisco Unity Telephony Integration Manager (UTIM) が表示されます。

ステップ 2 左側領域で、Dialogic ボイス カードを使用している連動に対して、 [連動方式] >[プロパティ] をクリックします。

ステップ 3 [コントロールの取得] タブをクリックします。

ステップ 4 [この連動方式に自動コントロール取得を使用する] チェックボックスをオフにします。

ステップ 5 UTIM ウィンドウで、 [保存] をクリックします。

ステップ 6 フェールオーバーを使用している場合は、フェールオーバー ペアのセカンダリ サーバでこの手順を繰り返します。


 

Dialogic ボイス カードの自動利得制御とレジストリ設定

Dialogic ボイス カードは、独自のオンボード AGC を使用して、録音されたメッセージの音量を調整します。Dialogic ボイス カードを備えたシステム上の録音すべての再生音量を調整するには、Median Volume レジストリ設定を変更します。この設定は、デュアル連動で、Cisco CallManager 側に影響を与えずに PBX 側の出力音量レベルを変更する場合にも使用されます。

シングル スイッチ連動のある Dialogic ボイス カードを使用する場合、Cisco Unity AGC はすべてのアップグレードと新規バージョンである 4.0(3) 以降のインストールをデフォルトで使用不可にしています。以前のバージョンの場合、オーディオの問題が発生したら、手動で使用不可にできます。「Cisco Unity AGC (シングル レガシー PBX 連動のみ)を使用不可にする」を参照してください。

デュアル連動を備えた Dialogic ボイス カードを使用している場合、レガシー PBX 連動に割り当てられているポート上の Cisco Unity AGC を無効にするようお勧めします。「Cisco Unity AGC (デュアル連動内のレガシー PBX のみ)を使用不可にする」を参照してください。

Dialogic ボイス カードを備えた Cisco Unity システムの録音の再生音量を調整する


ステップ 1 Regedit を起動します。


注意 違うレジストリ キーを変更したり、誤った値を入力したりすると、サーバが機能不良を起こすことがあります。レジストリを編集する前に、問題が起きた場合の復元方法を確認してください(レジストリ エディタのヘルプの「復元」トピックを参照してください)。Cisco Unity フェールオーバー システムでは、一方の Cisco Unity サーバのレジストリを変更した場合、レジストリの変更は複製されないため、その他の Cisco Unity サーバのレジストリは手動で変更する必要があります。レジストリ キー設定の変更について質問があるときは、Cisco TAC に問い合せてください。

ステップ 2 レジストリの最新のバックアップがない場合は、 [レジストリ] >[レジストリ ファイルの書き出し] をクリックし、レジストリの設定をファイルに保存します。

ステップ 3 Regedit を使用して、次のレジストリ キーを展開します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Active Voice\Miu\1.0.\Initialization\Service Provider <n>

ここで、<n> は、1 桁の数字です(システムによっては、Service Provider キーが 2 つ以上ある場合があります)。Service Provider Name が D41MT.TSP の Service Provider キーを探します。

ステップ 4 MedianVolume キーを展開します。

ステップ 5 [ベース]ウィンドウで、 [10 進] をクリックします。

アナログ ボイス カードのデフォルト設定は 50 で、許容範囲は 0 ~ 100 です。この設定の単位はデシベルではありません。また、数値は線形ではありません。たとえば、100 に設定すると音量は大きくなりますが、50 に設定した場合の 2 倍の音量になるわけではありません。この設定は、強弱 10 単位未満で微調整してください。

ステップ 6 テキスト/スピーチ録音(TTS)の再生音量を調整するには、 Median TTS Volume キーを参照します。

ステップ 7 [ベース]ウィンドウで、 [10 進] をクリックします。

アナログ ボイス カードのデフォルト設定は 50 で、許容範囲は 0 ~ 100 です。Median Volume キーと同様に、この設定の単位はデシベルではありません。また、調整は線形ではありません。この設定は、強弱 10 単位未満で微調整してください。

ステップ 8 Cisco Unity サーバを再起動します。

ステップ 9 いくつかの録音の再生レベルをテストします。音量レベルがそれでよければ、この手順で必要な作業はすべて完了しました。音量レベルが高すぎる場合や低すぎる場合は、満足の行く結果が得られるまでステップ 3 からステップ 8 を繰り返して再テストします。

ステップ 10 フェールオーバーを使用している場合は、フェールオーバー ペアのセカンダリ サーバでこの手順を繰り返します。


 

コンフォート ノイズ

コンフォート ノイズは、IP デバイスで生成される低レベルの背景雑音です。この目的は、回線交換接続で生成されるヒス音をシミュレートすることです。これは、たとえば転送中やシステム プロンプトの間など、Cisco Unity からのオーディオがないときに発信者を安心させるために生成されます。

コンフォート ノイズは、ネットワークでは送信されず、コンフォート ノイズ生成パケットを受信する IP デバイスでしか聞くことができません。コンフォート ノイズ生成パケットは、Cisco Unity が Cisco CallManager と連動している場合、および、
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Avaudio\Parameters\ComfortNoise レジストリ設定が有効になっている場合に、Cisco Unity によって送信されます。

Cisco Unity ComfortNoise レジストリ設定は、システム全体に設定され、IP 電話や、コンフォート ノイズ生成パケットを受信しそれに反応するようになっているゲートウェイへコンフォート ノイズ生成パケットを送信する Cisco Unity の機能を制御します。このレジストリ設定は、2 台の IP 電話間の通話におけるコンフォート ノイズ生成には影響しません。また、Cisco Unity は、他のデバイスによって送信されたコンフォート ノイズ生成パケットには反応しません。これらのパケットは、Wave ドライバ レベルでは無音として処理されます。

Cisco Unity からのオーディオがないときにユーザに可聴ヒス音が聞こえ、それが雑音として大きすぎると判断される場合は、Cisco Unity コンフォート ノイズ レジストリ設定が有効になっている(値が 128 以外に設定されている)ことを確認してから、必要に応じて設定値を下げます。
Cisco Unity-CM TSP のインストールで設定されるデフォルト値は -50 dB です。

ユーザから、Cisco Unity のプロンプトによっては、電話で再生したときにサウンドが機械的またはコンピュータ的であるという報告がある場合、これは、ゲートウェイ誘導のジッタ バッファに問題があります。Cisco Unity のコンフォート ノイズを使用不可にすれば、この問題は解決します。

Cisco Unity TTY(ENX)言語と TTY 電話を使用していて、FXS ポート(CCM3.3(2) への H.323 または MGCP)への直接接続モードを使用している場合、TTY ユーザは、TTY 文字の欠落または文字化けにときどき遭遇することがあります。Cisco Unity コンフォート ノイズ設定を使用不可にすることで、この問題は解決します。


) Cisco Unity コンフォート ノイズのレジストリ設定では負の符号が反映されないので、レジストリ設定の 「50」 は実際には -50 dB になります。


プロンプトの間には常にいくらかのヒス音が生じます。Cisco Unity ComfortNoise のレジストリ設定は、IP 電話またはゲートウェイにヒス音の音量を指定するにすぎません。値を 128 にすると、IP 電話またはゲートウェイはデフォルトのヒス レベルを使用します。

Cisco Unity コンフォート ノイズのレジストリ設定を表示および調整する


ステップ 1 Regedit を起動します。


注意 違うレジストリ キーを変更したり、誤った値を入力したりすると、サーバが機能不良を起こすことがあります。レジストリを編集する前に、問題が起きた場合の復元方法を確認してください(レジストリ エディタのヘルプの「復元」トピックを参照してください)。Cisco Unity フェールオーバー システムでは、一方の Cisco Unity サーバのレジストリを変更した場合、レジストリの変更は複製されないため、その他の Cisco Unity サーバのレジストリは手動で変更する必要があります。レジストリ キー設定の変更について質問があるときは、Cisco TAC に問い合せてください。

ステップ 2 レジストリの最新のバックアップがない場合は、 [レジストリ] >[レジストリ ファイルの書き出し] をクリックし、レジストリの設定をファイルに保存します。

ステップ 3 次のレジストリ キーを展開します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Avaudio\Parameters\ComfortNoise

ステップ 4 [DWORD 値の編集]ウィンドウで、 [10 進] をクリックします。

ステップ 5 必要に応じて Cisco Unity コンフォート ノイズの設定を変更します(有効な値は、0 ~ 128)。

プロンプトやその他のオーディオの間の雑音の音量を下げるには、設定を上げます(たとえば、60 dB にする)。この設定は、10 単位未満で微調整してください。

雑音の音量を上げるには、設定を下げます(たとえば、40 dB にする)。この設定は、10 単位未満で微調整してください。

Cisco Unity コンフォート ノイズを使用不可にするには、値を 128 に設定します。

ステップ 6 [OK] をクリックします。

ステップ 7 Cisco Unity サーバを再起動します。

ステップ 8 フェールオーバーを使用している場合は、フェールオーバー ペアのセカンダリ サーバでこの手順を繰り返します。


 

オーディオ トラブルシューティング ユーティリティ

次に示す高度なオーディオ ユーティリティは、オーディオの問題をトラブルシュートするために使用できます。


注意 これらのツールは、Cisco TAC からの指示があった場合に限って使用することをお勧めします。

AudioStat

Tools Depot にある AudioStat ユーティリティを使用すると、オーディオ ドライバの統計をリアルタイムで表示できます。AudioStat ユーティリティが提供する情報は、パケット遅延の問題とコーデック関連の問題によって発生するオーディオ品質の問題を切り分けるのに役立ちます。

AudioStat ユーティリティでオーディオの情報を正しく表示するには、Cisco Unity-CM TSP のバージョン 7.0(3) 以降が必要です。

[グローバル]タブは、送受信するパケットの数、RTP ヘッダー エラー、再生と録音の回数、間違ったシーケンスのパケット数、および無音が挿入された回数についての情報を表示します。 表7-5 を参照してください。

 

表7-5 AudioStat ユーティリティの[グローバル]タブ

フィールド名
説明

G711 パケット

G729 パケット

着信および発信の G.711 および G.729a Real-Time Transport Protocol(RTP)パケットの数。

録音が進行中でない場合も、パケットは常に受信されています。

その他のパケット

送信および受信されるその他のタイプの RTP パケットの数(受信される AVT トーンや不明なオーディオ形式など)。

シーケンス使用不能

間違ったシーケンスで受信されたパケットの数。

RTP ヘッダー エラー

無効な RTP ヘッダーの数。

無音スレッド超過

通常は、パケットの欠落のため、オーディオ ドライバによって無音が挿入されたことを示します。

パケットの欠落は、ネットワークに問題があることを必ずしも意味しません。IP デバイスによっては、送信されるオーディオが無音である場合に、オーディオ パケットを送信しないものもあります。

再生数および録音数

再生と録音の数。

[デバイス]タブは、各デバイスの現在の状態を表示します。[デバイス]カラムの赤色のアイコンは、録音が進行中であることを示します。録音が終了したら、録音したデータは[録音ログ]タブに表示されます。カラムでソートするには、カラムのヘッダーをクリックします。 表7-6 を参照してください。

 

表7-6 AudioStat ユーティリティの[デバイス]タブ

フィールド名
説明

デバイス

録音に使用されるオーディオ デバイス番号。赤色のアイコンは、録音が進行中であることを示します。

状態

現在の動作。

開始時刻

録音が開始された時刻。

平均(ミリ秒)

パケット間の平均時間(ミリ秒単位)。

Src IP アドレス

録音のソース IP アドレス(IP 電話やゲートウェイなど)。

Src ポート

録音のソース ポート。

ローカル ポート

Cisco Unity が録音に使用する UDP ポート番号。

コーデック

録音形式。

期間

録音の長さ(秒単位)。

挿入した無音時間

録音に挿入された無音(秒単位)。

[録音ログ]タブは、録音セッションのログを表示します。デフォルトでは、このログは録音の終了時刻でソートされます。カラムでソートするには、カラムのヘッダーをクリックします。録音ログの設定メニューには、データの収集と表示を行う次のオプションがあります。

[録音ログ]ウィンドウに表示される最大行数を変更するには、[設定] >[オプション]をクリックします。

[録音ログ]ウィンドウのデータを出力ファイルに保存するには、[設定] >[ログ]をクリックして、ファイル名と場所を指定します。

表7-7 を参照してください。

 

表7-7 AudioStat ユーティリティの[録音ログ]タブ

フィールド名
説明

デバイス

録音に使用されるオーディオ デバイス番号。

開始時刻

録音が開始された時刻。

終了時刻

録音が終了した時刻。

平均(ミリ秒)

パケット間の平均時間(ミリ秒単位)。

Src IP アドレス

録音のソース IP アドレス(IP 電話やゲートウェイなど)。

Src ポート

録音のソース ポート。

ローカル ポート

Cisco Unity が録音に使用するユーザ データグラム プロトコル(UDP)ポート番号。

コーデック

録音形式。

期間

録音の長さ(秒単位)。

無音の挿入

録音に挿入された無音(秒単位)。

CAP Ripper

CAP Ripper ユーティリティは、Sniffer Pro または Network Monitor によって作成された .cap ファイルから RTP オーディオを抽出します。

Network Monitor(NetMon とも呼ばれます)は、Microsoft Systems Management Server および Microsoft Windows 2000 Server に付属しているユーティリティです。NetMon を使用すると、ネットワーク トラフィックのパターンおよび問題を取得し観察することができます。NetMon の使用法については、Microsoft Product Support Web サイトから入手可能な Microsoft Knowledge Base Article Q294818 を参照してください。

CAP Ripper ユーティリティは、固有の IP ソースと宛先ごとに WAV ファイルを作成します。

CAP Ripper ユーティリティを使用してオーディオを抽出する


ステップ 1 NetMon または Sniffer Pro を使用して、RTP オーディオを含む .cap ファイルを作成します。

ステップ 2 Cisco Unity サーバ上の \CommServer\Utilities\Audio ディレクトリに .cap ファイルをコピーします。

ステップ 3 コマンド プロンプトで、\CommServer\Utilities\Audio ディレクトリに移動し、 capripper <.cap ファイル名> と入力します。

たとえば、 capripper capture1.cap と入力します。

固有の IP ソースと宛先の組み合わせごとに、WAV ファイル出力が生成されます。次の例を参考にしてください。

Creating 10.93.248.235(31640) to 10.93.248.227(22818).wav

Creating 10.93.248.227(22816) to 10.93.248.235(31640).wav

ステップ 4 -s オプションを使用すると、タイミングの遅れやパケットのシーケンスに関するその他のトラブルシューティング情報が出力されます。たとえば、 capripper -s capture1.cap と入力します。

出力には、各 WAV ファイルの詳細情報が表示されます。次の例を参考にしてください。

10.93.248.235(31640) to 10.93.248.227(22818).wav
RTP packets processed 275
Start seq 4881 End seq 5155
Format g729a
No packets out of sequence
Avg. time between packets 20.03ms
Longest packet delay 20ms
Total frames in .cap file 1433

ステップ 5 .cap ファイルからオーディオを抽出しようとして「No voice RTP packets found」というエラー メッセージを受信した場合は、処理中のキャプチャ ファイルに RTP パケットが含まれていることを確認します。

NetMon キャプチャを使用していて、ファイルに RTP データが確実に含まれている場合は、キャプチャ データの開始オフセットを判別できなかった可能性があります。-d オプションを使用して、バイナリ データを表示してください。たとえば、 capripper -d netmon.cap と入力します。

出力のサンプル セクションに、次の情報が示されます。

000000A0 98 05 00 00 8D 7F 02 00 00 00 00 00 CE 01 00 00 ................
000000B0 00 00 00 00 00 00 00 00 29 04 00 00 00 00 00 00 ........).......
000000C0 FF FF FF FF FF FF FF FF 00 00 00 00 FF FF FF FF ................
000000D0 FF FF FF FF 00 00 00 00 C8 4A 02 00 00 00 00 00 .........J......
000000E0 3C 00 00 00 3C 00 00 00 FF FF FF FF FF FF 00 02 <...<...........
000000F0 A5 07 2A 18 08 06 00 01 08 00 ..*.......

ステップ 6 開始オフセットを判別するには、.cap ファイル内で最初に二度繰り返されている DWORD 値から 8 バイトを引きます。前の例では、 E0 の行で 3C 値が繰り返されています。ファイル内の数値が 16 進数であることと、各行に 16 バイトずつ表示されていることに注意してください。最初に繰り返されている DWORD 値 0x3C から 8 バイト戻ります。0x3C がある場所は、0x000000E0 です。したがって、最初のパケットの開始オフセットは次のようになります。
0xE0 - 8 = 0xD8 または 216

ステップ 7 -o オプションを使用して、ステップ 6 で取得した開始オフセットを指定します。たとえば、 capripper -o 216 netmon.cap と入力します。

出力に、遅延とパケットのシーケンスに関する情報が表示されます。


 

RTP Parser

RTP Parser アドオンは、NetMon の機能を拡張して、キャプチャ ファイルをリアルタイムで表示するときや保存された .cap ファイルを表示するときに RTP パケットをデコードするために使用できます。

Network Monitor(NetMon とも呼ばれます)は、Microsoft Systems Management Server および Microsoft Windows 2000 Server に付属しているユーティリティです。NetMon を使用すると、ネットワーク トラフィックのパターンおよび問題を取得し観察することができます。NetMon の使用法については、Microsoft Product Support Web サイトから入手可能な Microsoft Knowledge Base Article Q294818 を参照してください。

RTP Parser をインストールする


ステップ 1 RtpParser.dll ファイルを、Cisco Unity サーバ上の CommServer\Utilities\Audio ディレクトリから Winnt\System32\Netmon\Parsers ディレクトリへコピーします。

ステップ 2 NetMon を再起動します。


 

RTP Parser を使用してキャプチャ ファイルを表示する


ステップ 1 NetMon を使用して、RTP オーディオを含む .cap ファイルを作成します。

ステップ 2 [NetMon Capture Summary View]を使用して、.cap ファイルを表示します。

ステップ 3 [Summary View]でフレーム列をダブルクリックして、[RTP Parser View]を表示します。