Cisco Unity トラブルシューティング ガイド (Microsoft Exchange版) Release 4.0(3)
ログとトレース
ログとトレース
発行日;2012/01/13 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

ログとトレース

Cisco Unity およびサードパーティのログとトレース

Dr.Watson ログ

イベント ログ トレース

Miu 診断

TSP トレース

Exchange 5.5 ディレクトリ モニタの診断トレース

Active Directory モニタの診断トレース

AMIS 診断トレース

Basic Incoming and Outgoing AMIS Message Trace

General Incoming AMIS Message Trace

Extensive Incoming AMIS Message Trace

General Outgoing AMIS Message Trace

Extensive Outgoing AMIS Message Trace

Cisco Unity ボイス コネクタのログ

パフォーマンス ログ

ボイス コネクタ ログ プロパティの変更

発信 VPIM、Bridge、および SMTP メッセージの一時保存

ログとトレース

この章では、Cisco Unity のトラブルシューティング時のログとトレースの収集に役立つ情報を説明します。

Cisco Unity およびサードパーティのログとトレース

Miu または TSP で問題が起きた場合、Cisco TAC は、ログとトレースを要求した後でないと、問題を診断して解決できない場合があります。イベント ログや Dr.Watson ログとともに Miu 診断ログがあれば、通常は問題の診断の初期段階としては十分です。


注意 Cisco Unity ソフトウェア アップグレードの前に設定される診断トレースは、保存されず、アップグレードの後に必ずリセットされます。

サードパーティのログとトレースの詳細については、次の各項を参照してください。

「Dr.Watson ログ」

「イベント ログ トレース」

Miu、Arbiter、Notifier、Conversations、Cisco Unity システム管理(「SA」または「システム管理者」とも呼ばれます)など、ほとんどの Cisco Unity コンポーネントは、診断情報をログ ファイルに書き込むことができます。発生した問題の診断出力は、問題の原因を確かめるのに重要です。問題が日に一度などたまにしか発生しない場合は、問題が実際に発生したのを診断ログの中に見つけるのが難しいことがあります。

Cisco Unity 診断トレースの詳細については、次の各項を参照してください。

「Miu 診断」

「TSP トレース」

Dr.Watson ログ

Dr.Watson は、Cisco Unity では処理されない重大な問題が発生すると Windows 2000 によって呼び出されるプログラムです。Dr.Watson が呼び出されると、ダイアログボックスが現れ、そこにエラー メッセージ、たとえば「Dr.Watson encountering an error in the AvCsMgr.exe process.」が表示されます。Dr.Watson のエラーは、Tapisrv.exe や Dlgc_srv.exe など他の処理で発生する場合があります。

Dr.Watson ログを取得する


ステップ 1 Dr.Watson のエラーが発生した場合は、 Winnt\Drwtsn32.log ファイルのコピーを作成します。

ステップ 2 問題を再現させる前に、コマンド プロンプトから drwtsn32 と入力し、 Enter キーを押します。

ステップ 3 [インストラクションの数] フィールドに、 50 と入力します。

ステップ 4 [保存するエラー数] フィールドに、記録するエラー数を入力します。デフォルトは 10 です。

ステップ 5 [オプション] の下で、 [すべてのスレッド コンテキストをダンプ] [既存のログ ファイルに追加] [メッセージ ボックスによる通知] 、および[ クラッシュ ダンプ ファイルの作成] チェックボックスがオンになっていることを確認します。

ステップ 6 [OK] をクリックしてダイアログボックスを閉じます。

ステップ 7 問題を再現させます。

ステップ 8 Winnt\Drwtsn32.log ファイルのコピーを作成します。


 

イベント ログ トレース

イベント ログは、エラーや警告をレポートするために Windows アプリケーションで使用されます。Miu は、重大なエラー、たとえば、「コンポーネント Miu: スレッド <XXX> が AvWav のポート <YYY> で失敗しました。」をイベント ログにレポートします。

イベント ログ トレースを取得する


ステップ 1 Windows の[スタート] メニューで、 [プログラム] >[管理ツール] >[イベント ビューア] をクリックします。

ステップ 2 [ツリー] 領域で、 [アプリケーション ログ] をクリックします。

ステップ 3 [アプリケーション ログ] でエラー メッセージを探します。これには、Miu や AvWav のエラーの他に、他の Cisco Unity コンポーネントや Exchange のエラーが含まれる場合があります。

ステップ 4 [アプリケーション ログ] にエラー メッセージがある場合は、[ツリー] 領域で[ アプリケーション ログ] をクリックします。次に、[操作] メニューの[ ログ ファイルの名前を付けて保存] をクリックします。

ステップ 5 [ファイルの種類] フィールドで[ CSV(カンマ区切り)(*.csv)] をクリックし、 [保存] をクリックします。生のイベント ログ データを *.evt ファイルに保存しないでください。


 

Miu 診断

Miu 問題のトレースを取得するときは、Miu 診断を使用可能にします。たとえば、イベント ログに AvWav エラーがある場合は、AvWav 診断を使用可能にします。ただし、追加診断を実行すると、システムのパフォーマンスやハード ドライブ領域に影響を与える場合があることに留意してください。

マイクロ トレースを使用して、選択した MUI トレースの個々のレベルを設定することも、マクロ トレースを使用して、トレースの事前設定の組み合せを選択することもできます。

マイクロ トレース Miu 診断を取得する


ステップ 1 Windows の[スタート] メニューで、 [プログラム] >[Unity] >[Unity Diagnostic Tool] をクリックします。

ステップ 2 [Cisco Unity Diagnostic Viewer] 画面で、 [Micro Traces のコンフィギュレーション] アイコンをクリックします。Micro Traces のコンフィギュレーション ウィザードが表示されます。

ステップ 3 [ようこそ] ページで、 [次へ] をクリックします。

ステップ 4 [Micro Traces のコンフィギュレーション] ページで、 Miu で始まるコンポーネントについて選択したトレースのチェックボックスをオンにします。

ステップ 5 [次へ] をクリックします。

ステップ 6 [Completing] ページで、 [完了] をクリックします。

ステップ 7 [Cisco Unity Diagnostic Viewer] 画面で、 [新規ログ ファイル開始] アイコンをクリックします。

ステップ 8 問題を再現させます。

ステップ 9 ログ ファイルを表示するには、[ツリー] 領域で[ Processes] >[AvCsMgr] をクリックし、次に[ 使用中] カラムに×印が表示されているログ ファイルをクリックします。

ステップ 10 選択したログ ファイルが右側領域に表示されます。

ステップ 11 ログ ファイルのコピーをエクスポートまたは保存するには、[操作] メニューの[ 一覧のエクスポート] をクリックします。

ステップ 12 ファイルに名前を付け、選択したロケーションに .txt または .csv 形式で保存し、 [保存] をクリックします。

ステップ 13 ステップ 4 でオンにしたトレースをオフにするには、[Cisco Unity Diagnostic Viewer] 画面で、 [すべてのトレース使用不能] アイコンをクリックします。

ステップ 14 [Disable All Traces Wizard] 画面で、 [すべてのトレース使用不能] チェックボックスをオンにし、 [完了] をクリックします。


 

マクロ トレース Miu 診断を取得する


ステップ 1 Windows の[スタート] メニューで、 [プログラム] >[Unity] >[Unity Diagnostic Tool] をクリックします。

ステップ 2 [Cisco Unity Diagnostic Viewer] 画面で、 [Macro Traces のコンフィギュレーション] アイコンをクリックします。Macro Traces のコンフィギュレーション ウィザードが表示されます。

ステップ 3 [ようこそ] ページで、 [次へ] をクリックします。

ステップ 4 [Macro Traces のコンフィギュレーション] ページで、選択したトレースのチェックボックスをオンにします。

ステップ 5 [次へ] をクリックします。

ステップ 6 [Completing] ページで、 [完了] をクリックします。

ステップ 7 [Cisco Unity Diagnostic Viewer] 画面で、 [新規ログ ファイル開始] アイコンをクリックします。

ステップ 8 問題を再現させます。

ステップ 9 ログ ファイルを表示するには、[ツリー] 領域で[ Processes] >[AvCsMgr] をクリックし、次に[ 使用中] カラムに×印が表示されているログ ファイルをクリックします。

ステップ 10 選択したログ ファイルが右側領域に表示されます。

ステップ 11 ログ ファイルのコピーをエクスポートまたは保存するには、[操作] メニューの[ 一覧のエクスポート] をクリックします。

ステップ 12 ファイルに名前を付け、選択したロケーションに .txt または .csv 形式で保存し、 [保存] をクリックします。

ステップ 13 ステップ 4 でオンにしたトレースをオフにするには、[Cisco Unity Diagnostic Viewer] 画面で、 [すべてのトレース使用不能] アイコンをクリックします。

ステップ 14 [Disable All Traces Wizard] 画面で、 [すべてのトレース使用不能] チェックボックスをオンにし、 [完了] をクリックします。


 

TSP トレース

Cisco TAC が TSP トレースを必要と決定した場合は、TSP トレースを提供するように求めてきます。TSP トレースを取得する方法は TSP によって異なります。

Dialogic TSP トレースを取得する


ステップ 1 Cisco Unity ソフトウェアが動作中の場合は終了します。

ステップ 2 コマンド プロンプトに移動します。 kill tapisrv と入力し、 Enter キーを押します。

ステップ 3 \TSPSetup\Debug ディレクトリを参照し、D41mt.tsp (デバッグ TSP)ファイルと Dlgwave.dll (Wave ドライバ)ファイルを探します。

ステップ 4 ステップ 3 で見つけたファイルを Winnt\System32 ディレクトリにコピーします。

ステップ 5 Windows の[スタート] メニューで、 [プログラム] >[管理ツール] >[サービス] をクリックします。

ステップ 6 [AvCsGateway] を右クリックし、 [プロパティ] をクリックします。

ステップ 7 [スタートアップの種類] フィールドで、 [手動] をクリックして[ OK] をクリックします。

ステップ 8 Cisco Unity サーバを再起動します。

ステップ 9 Cisco TAC が提供するユーティリティ Dbmon.exe を Cisco Unity サーバのハード ディスクにコピーします。

ステップ 10 ログオンしてコマンド プロンプトに移動します。

ステップ 11 コマンド プロンプトで dbmon > dbmon.txt と入力して、TSP のトレースを開始します。Dbmon.txt ファイルに出力されます。

ステップ 12 Windows の[スタート] メニューで、 [プログラム] >[管理ツール] >[サービス] をクリックします。

ステップ 13 AvCsGateway を右クリックし、 [開始] をクリックします。

ステップ 14 問題を再現させます。

ステップ 15 問題が再現したら、 Ctrl-C キーを押して Dbmon を停止します。

ステップ 16 Cisco TAC が提供するユーティリティ TimeTick.exe を Cisco Unity サーバのハード ディスクにコピーします。

ステップ 17 コマンド プロンプトで timetick > tick.txt と入力して、Enter キーを押します。

ステップ 18 dbmon.txt および tick.txt ファイルをコピーします。これらのファイルを Cisco TAC へ送信します。

ステップ 19 TSP と Wave ドライバのデバッグ バージョンを、ステップ 4 で Winnt\System32 ディレクトリにコピーした元のファイルと置換します。

ステップ 20 Windows の[スタート] メニューで、 [プログラム] >[管理ツール] >[サービス] をクリックします。

ステップ 21 [AvCsGateway] を右クリックし、 [プロパティ] をクリックします。

ステップ 22 [スタートアップの種類] フィールドで、 [自動] をクリックして[ OK] をクリックします。

ステップ 23 Cisco Unity サーバを再起動し、変更を有効にします。


 

Cisco Unity-CM TSP トレースを取得する


ステップ 1 Cisco Unity のクロックと Cisco CallManager のクロックが同期しているのを確認します。

ステップ 2 Cisco CallManager システムでトレースを使用可能にします。

ステップ 3 Windows の[スタート] メニューで、 [プログラム] >[Unity] >[Unity Diagnostic Tool] をクリックします。

ステップ 4 [Cisco Unity Diagnostic Viewer] 画面で、 [Macro Traces のコンフィギュレーション] アイコンをクリックします。Macro Traces のコンフィギュレーション ウィザードが表示されます。

ステップ 5 [ようこそ] ページで、 [次へ] をクリックします。

ステップ 6 [Macro Traces のコンフィギュレーション] ページで、 [Skinny TSP] チェックボックスをオンにします。

ステップ 7 [次へ] をクリックします。

ステップ 8 [Completing] ページで、 [完了] をクリックします。

ステップ 9 [Cisco Unity Diagnostic Viewer] 画面で、 [新規ログ ファイル開始] をクリックします。

ステップ 10 問題を再現させます。

ステップ 11 ログ ファイルを表示するには、[ツリー] 領域で[ Processes] >[AvSkinnyTsp] をクリックし、次に[ 使用中] カラムに×印が表示されているログ ファイルをクリックします。

ステップ 12 選択したログ ファイルが右側領域に表示されます。

ステップ 13 ログ ファイルのコピーをエクスポートまたは保存するには、[操作] メニューの[ 一覧のエクスポート] をクリックします。

ステップ 14 ファイルに名前を付け、選択したロケーションに .txt または .csv 形式で保存し、 [保存] をクリックします。

ステップ 15 ステップ 6 でオンにしたトレースをオフにするには、[Cisco Unity Diagnostic Viewer] 画面で、 [すべてのトレース使用不能] アイコンをクリックします。

ステップ 16 [Disable All Traces Wizard] 画面で、 [すべてのトレース使用不能] チェックボックスをオンにし、 [完了] をクリックします。


 

Exchange 5.5 ディレクトリ モニタの診断トレース

Unity Diagnostic Tool を使用して、Exchange 5.5 ディレクトリ モニタのマイクロ トレースを設定します。使用可能にするマイクロ トレースは DSEx55 グループ内にあります。

使用可能にするフラグ

Cisco Unity システム管理でユーザ アカウント、同報リスト、ロケーション オブジェクトの作成、修正、削除が失敗した場合は、フラグ 00 および 10 を使用可能にします。LDAP でディレクトリにアクセスしたときに診断にエラーが示された場合は、フラグ 13 も使用可能にして詳細を取得します。

Exchange 5.5 ディレクトリで行った変更が Cisco Unity に反映されない場合は、フラグ 10、11、および 12 を使用可能にします。同報リスト メンバーの不一致に関するエラーの場合は、フラグ 17 も使用可能にします。

例外が発生したというエラーがディレクトリ モニタ サービスによって Windows イベント ログに記録される場合は、フラグ 00、01、10 を使用可能にします。

表2-1 に、診断フラグの説明を示します。

 

表2-1 Exchange 5.5 ディレクトリ モニタの診断フラグ

診断フラグ
説明

00:High Level, Method Entry and Exit, and Parameter Values

ユーザ、同報リスト、ロケーションを作成、修正、削除、検索するための Cisco Unity システム管理コールをトレースします。また、システム構成パラメータを取得および設定するコールもトレースします。

01:Low Level, Method Entry and Exit, and Parameter Values

内部メソッドへのコールをトレースします。

このフラグを使用可能にすると、非常に大きい診断ファイルが生成されるので注意してください。

02:Memory

メモリの割り当てと割り当て解除のトレース。このフラグを使用可能にする必要はほとんどありません。

10:General

メイン イベントとそれに関連するすべてのエラーをトレースします。診断ファイルが必要な場合は常にこのフラグを使用可能にしてください。

11:Synchronization Start and End

同期サイクルの開始と終了の時刻を記録します。

12:Objects Queued for Change App

検出され Cisco Unity に送られた全オブジェクトの変更または削除をトレースします。

13:LDAP

Exchange 5.5 モニタは、LDAP を使用して Exchange 5.5 ディレクトリにアクセスします。このフラグを使用可能にすると、すべての LDAP 操作がトレースされます。

このフラグを使用可能にすると、非常に大きい診断ファイルが生成されるので注意してください。

14:Initialization

ディレクトリ モニタ サービスに対する初期化アクティビティをすべてトレースします。

15:Shutdown

ディレクトリ モニタ サービスに対するシャットダウン アクティビティをすべてトレースします。

16:Configuration

レジストリの読み取りと書き込み、初期化時のデフォルト設定、実行時の内部構成へのアクセスなど、すべての構成アクティビティをトレースします。

17:Database Access

パフォーマンス上の理由から、ディレクトリ モニタは SQL データベース内に一部の情報を保持しています。保持される情報は、すべての同報リストおよびそのメンバーの名前と、すべての Cisco Unity オブジェクトおよびそのドメインのリストです。この領域内のエラーを調査する場合は、このフラグを使用可能にします。

18:Import Directory Connector

インポート ディレクトリ コネクタ(IDC)は、Cisco Unity システム管理および Cisco Unity Import ユーティリティが、Cisco Unity にインポートされていないディレクトリ ユーザ オブジェクトのリストを取得するために使用します。たとえば、Cisco Unity システム管理からユーザをインポートする場合、生成されるディレクトリ オブジェクトのリストは IDC から取得されます。

IDC は、インポートされていないユーザに関するプロパティとして、Cisco Unity システム管理および Cisco Unity Import ユーティリティが、名、姓、電話番号などを記録する方法を返します。フラグ 18 を有効にすると、検出された属性の名前と値を示すトレースが得られます。

インポートの問題をトラブルシュートするには、このフラグを有効にします。たとえば、Cisco Unity システム管理のインポート リストにユーザの名が表示されない場合にこのフラグを有効にすると、インポート ディレクトリ コンポーネントが通話アプリケーションに値を正しく返しているかどうかを確認できます。

Active Directory モニタの診断トレース

Unity Diagnostic Tool を使用して、Active Directory モニタのマイクロ トレースを設定します。DC モニタの診断は DSAD グループ内にあります。GC モニタの診断は DSGlobalCatalog グループ内にあります。使用可能にできるフラグは、どちらのモニタも同じです。

使用可能にするフラグ

Cisco Unity システム管理でユーザ アカウント、同報リスト、ロケーション オブジェクトの作成、修正、削除が失敗した場合は、フラグ 00 および 10 を使用可能にします。Active Directory にアクセスしたときに診断にエラーが示された場合は、フラグ 12 も使用可能にして詳細を取得します。

Active Directory で行った変更が Cisco Unity に反映されない場合は、フラグ 10、11、および 17 を使用可能にします。同報リスト メンバーの不一致に関するエラーの場合は、フラグ 16 も使用可能にします。

例外が発生したというエラーがディレクトリ モニタ サービスによって Windows イベント ログに記録される場合は、フラグ 00、01、10 を使用可能にします。

表2-2 に、診断フラグの説明を示します。

 

表2-2 Active Directory モニタの診断フラグ

診断フラグ
説明

00:High Level, Method Entry and Exit, and Parameter Values

ユーザ、同報リスト、ロケーションを作成、修正、削除、検索するための Cisco Unity システム管理コールをトレースします。また、システム構成パラメータを取得および設定するコールもトレースします。

01:Low Level, Method Entry and Exit, and Parameter Values

内部メソッドへのコールをトレースします。

このフラグを使用可能にすると、非常に大きい診断ファイルが生成されるので注意してください。

02:Memory

メモリの割り当てと割り当て解除のトレース。このフラグを使用可能にする必要はほとんどありません。

10:General

メイン イベントとそれに関連するすべてのエラーをトレースします。診断ファイルが必要な場合は常にこのフラグを使用可能にしてください。

11:Changes Queued

検出され Cisco Unity に送られた全オブジェクトの変更または削除をトレースします。

12:ADSI Operations

このモニタは ADSI(Active Directory Services Interface)を使用して Active Directory にアクセスします。このフラグを使用可能にすると、すべての ADSI 操作がトレースされます。

このフラグを使用可能にすると、非常に大きい診断ファイルが生成されるので注意してください。

13:Initialization

ディレクトリ モニタ サービスに対する初期化アクティビティをすべてトレースします。

14:Shutdown

ディレクトリ モニタ サービスに対するシャットダウン アクティビティをすべてトレースします。

15:Configuration

レジストリの読み取りと書き込み、初期化時のデフォルト設定、実行時の内部構成へのアクセスなど、すべての構成アクティビティをトレースします。

16:Database Access

パフォーマンス上の理由から、このモニタは SQL データベース内に一部の情報を保持しています。保持される情報は、すべての同報リストおよびそのメンバーの名前とすべての Cisco Unity オブジェクトおよびそのドメインのリストです。この領域内のエラーを調査する場合は、このフラグを使用可能にします。

17:Synchronization Start and End

同期サイクルの開始と終了の時刻を記録します。また、各単一ドメインの同期の開始と終了の時刻も記録します(DSAD グループで使用可能な場合)。

18:Import Directory Connector

(DSGlobalCatalog のみ)

インポート ディレクトリ コネクタ(IDC)は、Cisco Unity システム管理および Cisco Unity Import ユーティリティが、Cisco Unity にインポートされていないディレクトリ ユーザ オブジェクトのリストを取得するために使用します。たとえば、Cisco Unity システム管理からユーザをインポートする場合、生成されるディレクトリ オブジェクトのリストは IDC から取得されます。

IDC は、インポートされていないユーザに関するプロパティとして、Cisco Unity システム管理および Cisco Unity Import ユーティリティが、名、姓、電話番号などを記録する方法を返します。フラグ 18 を有効にすると、検出された属性の名前と値を示すトレースが得られます。

インポートの問題をトラブルシュートするには、このフラグを有効にします。たとえば、Cisco Unity システム管理のインポート リストにユーザの名が表示されない場合にこのフラグを有効にすると、インポート ディレクトリ コンポーネントが通話アプリケーションに値を正しく返しているかどうかを確認できます。

18:Input Property Lists

(DSAD のみ)

低レベルの診断トレース。Cisco TAC によって要求されないかぎり、使用可能にしないでください。

19:Output Property Lists

(DSAD のみ)

低レベルの診断トレース。Cisco TAC によって要求されないかぎり、使用可能にしないでください。

AMIS 診断トレース

Unity Diagnostic Tool には、AMIS メッセージ送信の問題のトラブルシューティングに役立つマクロ トレースとマイクロ トレースが用意されています。Unity Diagnostic Tool の使用方法の詳細については、を参照してください。状況に応じて適切な AMIS マクロ トレースを設定する方法の詳細については、次の各項を参照してください。

「Basic Incoming and Outgoing AMIS Message Trace」:これらのトレースは、Cisco Unity が AMIS メッセージを送受信できることを確認する上で役立ちます。これらのトレースを使用可能にしてテスト メッセージを送信すると、AMIS コンフィギュレーションが適切にセットアップされていることを確認できます。

「General Incoming AMIS Message Trace」:これらのトレースは、問題を特定の Cisco Unity コンポーネントに絞り込む上で役立ちます。着信メッセージの問題をトラブルシュートする場合は、まずこのトレースを設定します。

「Extensive Incoming AMIS Message Trace」:これらのトレースには、一般的なトレースより多くの Cisco Unity コンポーネントが含まれているので、広範なログの記録が可能になります。一般的なトレースのセットで問題を判別できない場合は、この項に指定されているトレースを使用可能にします。

「General Outgoing AMIS Message Trace」:これらのトレースは、問題を特定の Cisco Unity コンポーネントに絞り込む上で役立ちます。発信メッセージの問題をトラブルシュートする場合は、まずこのトレースを設定します。

「Extensive Outgoing AMIS Message Trace」:これらのトレースには追加の Cisco Unity コンポーネントが含まれているので、広範なログの記録が可能になります。一般的なトレースのセットで問題を判別できない場合は、この項に指定されているトレースを使用可能にします。

Basic Incoming and Outgoing AMIS Message Trace

Basic Incoming and Outgoing AMIS Message マクロ トレースは、次のマイクロ トレースを設定します。これらのマイクロ トレースは、Cisco Unity が AMIS メッセージを送受信できることを確認する上で役立ちます。

Conv AMIS:28

Notifier:28

General Incoming AMIS Message Trace

General Incoming AMIS Message マクロ トレースは、次のマイクロ トレースを設定します。これらのマイクロ トレースは、問題を特定の Cisco Unity コンポーネントに絞り込む上で役立ちます。

CDE:10、14、18

AlCommon:10

DalDb:10

DalEx:10

Doh:10

MALEx:10

MALLn:10

Conv AMIS:28

Extensive Incoming AMIS Message Trace

Extensive Incoming AMIS Message マクロ トレースは、次のマイクロ トレースを設定します。これらのマイクロ トレースには追加の Cisco Unity コンポーネントが含まれているので、広範なログの記録が可能になります。

CDE:10、11、12、13、14、18、19

AlCommon:10

DalDb:10

DalEx:10

Doh:10

MALEx:10

MALLn:10

FailureConv:11

PhraseServer:12

Conv AMIS:13、14、15、17、20、23、25、26、27、28

Miu General:13、14

General Outgoing AMIS Message Trace

General Outgoing AMIS Message マクロ トレースは、次のマイクロ トレースを設定します。これらのマイクロ トレースは、問題を特定の Cisco Unity コンポーネントに絞り込む上で役立ちます。

CDE:10、14、18

AlCommon:10

DalDb:10

DalEx:10

Doh:10

MALEx:10

MALLn:10

Conv AMIS:28

Notifier:13、19、24、26、28

ExchangeMonitor:13 (Exchange モニタ 13 トレースからの情報のログがない場合は、問題があることを意味します)

Extensive Outgoing AMIS Message Trace

Extensive Outgoing AMIS Message マクロ トレースは、次のマイクロ トレースを設定します。これらのマイクロ トレースには追加の Cisco Unity コンポーネントが含まれているので、広範なログの記録が可能になります。

CDE:10、11、12、13、14、18、19

AlCommon:10

DalDb:10

DalEx:10

Doh:10

MALEx:10

MALLn:10

Conv AMIS:13、14、15、17、20、23、25、26、27、28

FailureConv:11

PhraseServer:12

Notifier:13、19、20、21、24、26、28

ExchangeMonitor:13 (Exchange モニタ 13 トレースからの情報のログがない場合は、問題があることを意味します)

Cisco Unity ボイス コネクタのログ

ボイス コネクタ バージョン 10.0(1) 以降を使用すると、デフォルトで警告レベルのログの記録が可能になります。デフォルトでは、ログ ファイルは 14 日間保存されてから削除されます。ログ ファイルのデフォルトのロケーションは、ボイス コネクタがインストールされている Exchange サーバ上の次のディレクトリ内です。

Exchange 2000:<Exchange サーバ パス>\VoiceGateway\logFiles

Exchange 5.5:<Exchange サーバ パス>\IvcData\logFiles

ボイス コネクタに用意されているいくつかのログ レベルを使用して、ファイルに記録する詳細のレベルを制御することができます。ログ レベルは次のとおりです。

機能(レベル 5)

情報(レベル 4)

警告(レベル 3)

エラー(レベル 2)

コア(レベル 1)

ログなし(レベル 0)

高いレベルほど詳細になります。各レベルには、それより低いレベルの内容がすべて含まれます。たとえば、情報レベルには警告、エラー、およびコアが含まれます。いずれかのレベルのログが使用可能になっている場合は、パフォーマンス データが別のファイルに記録されます(詳細については、「パフォーマンス ログ」を参照してください)。ログ レベルを変更しても、パフォーマンス ログに書き込まれるデータは変わりません。

ボイス コネクタを使用すると、ログ レベル、ログ ファイルを保存する日数、およびログ ファイルのロケーションを設定できます。Voice Connector for Exchange 2000 のログ プロパティは、Exchange システム マネージャで修正できます。「ボイス コネクタのログ設定を変更する(Exchange 2000)」の手順を参照してください。

Voice Connector for Exchange 5.5 のログ プロパティは、レジストリで変更する必要があります。レジストリでログ レベルを変更する場合は、上記のログ レベル番号を使用します。「ボイス コネクタのログ設定を変更する(Exchange 5.5)」の手順を参照してください。

ログの変更を有効にするには、ボイス コネクタ サービスを再起動する必要があります。

毎日 2 つのログ ファイルが作成されます。

ボイス コネクタ ログ ファイルには GwIvc_YyMmDd.log という名前が付けられます。ここで、Yy は年、Mm は月、Dd は日です。

ボイス コネクタ パフォーマンス ログ ファイルには GwIvc_perf_ YyMmDd.log という名前が付けられます。ここで、Yy は年、Mm は月、Dd は日です。

パフォーマンス ログ

パフォーマンス ログを調べる(またはデータを抽出するツールを記述する)ことによって、次の情報が取得できます。

受け取った受信メッセージの総数。

送信した発信メッセージの総数。

受信メッセージの受信速度(メッセージ/秒)。

発信メッセージの送信速度(メッセージ/秒)。

送信したバイトの総数。

受け取ったバイトの総数。

バイトの受信速度(バイト/秒)。

バイトの送信速度(バイト/秒)。

生成された NDR の数。

ボイス コネクタのメッセージ送信所要時間。

パフォーマンス ログの形式は次のとおりです。

Date Time ThreadId Address Type=<タイプ> Message Status=<ステータス> Size=<サイズ KB> Time In Queue=(秒単位)

次の表に、フィールドの定義を示します。

 

フィールド
説明

Type

メッセージ アドレスのタイプを示します。

AMIS

VOICE

VPIM

Bridge

Status

次のように、メッセージのステータスを示します。

Incoming

Outgoing

NDR for Incoming

NDR for Outgoing

Time in Queue

Time in Queue(秒単位で測定)の内容は、メッセージ ステータスによって異なります。

発信メッセージ:現在の時刻と、電話ユーザ インターフェイス(TUI)、ViewMail または Cisco Unity Inbox によってメッセージが送信された時刻との差。この差には、Exchange MTA がメッセージを処理してボイス コネクタのキューに送信するのにかかる時間が含まれています。

着信メッセージ:現在の時刻と、Exchange がメッセージを受信した時刻との差。

NDR メッセージ:現在の時刻と、元のメッセージが処理された(NDR が生成された)時刻との差。通常、これは 0 または 0 に近い数値になります。

ボイス コネクタ ログ プロパティの変更

適切な手順で、ボイス コネクタのログを変更します。

「ボイス コネクタのログ設定を変更する(Exchange 2000)」

「ボイス コネクタのログ設定を変更する(Exchange 5.5)」

ボイス コネクタのログ設定を変更する(Exchange 2000)


ステップ 1 ボイス コネクタがインストールされている Exchange サーバにログインします。

ステップ 2 Windows の[スタート] メニューで、 [プログラム] >[Microsoft Exchange] >[システム マネージャ] をクリックします。

ステップ 3 左側領域の[ コネクタ] コンテナを展開します。

ステップ 4 [Exchange 2000 ボイス コネクタ(<サーバ名>)] を右クリックし、 [プロパティ] を選択します。

ステップ 5 [詳細設定] タブをクリックします。

ステップ 6 必要に応じて、ログ レベルおよびその他の設定を調整します。ログ ファイルを作成するディレクトリを変更する場合は、パスの最後にバックスラッシュ(「\」)を入れてください。

ログ レベル(デフォルトでは警告)を上げると、ログ ファイルのサイズが大きくなります。ハード ディスク領域が足りないと、これが問題になる場合があります。

ステップ 7 [OK] をクリックして、Exchange システム マネージャを終了します。

ステップ 8 Windows サービス アプレットを開きます。

ステップ 9 [Exchange 2000 - ボイス コネクタ] を右クリックして、 [再起動] を選択します。

ステップ 10 Windows サービス アプレットを終了します。


 

ボイス コネクタのログ設定を変更する(Exchange 5.5)


ステップ 1 ボイス コネクタがインストールされている Exchange サーバにログインして、Regedit を起動します。


注意 正しくないレジストリ キーを変更したり、誤った値を入力したりすると、サーバが機能不良を起こすことがあります。レジストリを編集する前に、問題が起きた場合の復旧方法を確認してください(レジストリ エディタのヘルプの「復元」トピックを参照してください)。Cisco Unity フェールオーバーでは、ある Cisco Unity サーバのレジストリを変更した場合、レジストリの変更は複製されないため、もう一方の Cisco Unity サーバのレジストリは手動で作成する必要があります。レジストリ キー設定の変更について質問があるときは、Cisco TAC に問い合せてください。

ステップ 2 レジストリの最新のバックアップがない場合は、 [レジストリ] >[レジストリ ファイルの書き出し] をクリックし、レジストリの設定をファイルに保存します。

ステップ 3 ログ ファイルを削除するまでの保存日数を変更する。

a. HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\ActiveVoice\AvIVC キーを展開します。

b. [LogCycleDays] をダブルクリックして、[DWORD 値の編集] ダイアログボックスを表示します。

c. [16 進] または[ 10 進] を選択して、入力する値の基数を示します。

d. 数値を入力し、 [OK] をクリックします。

ステップ 4 ログ レベルを変更する。

a. HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\ActiveVoice\AvIVC キーを展開します。

b. [LogLevel] をダブルクリックして、[DWORD 値の編集] ダイアログボックスを表示します。

c. 0 ~ 5 の数値を入力します。0 はログがないことを示し、5 は最高のログ レベルを示します。次に、 [OK] をクリックします。

ステップ 5 ログ ファイルのロケーションを変更する。

a. HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\ActiveVoice\AvIVC キーを展開します。

b. [LoggingPath] をダブルクリックして、[文字列の編集] ダイアログボックスを表示します。

c. ログ ファイルの作成場所のフル ディレクトリ パスを入力します。パスの最後にはバックスラッシュ(「\」)を入れてください。

ステップ 6 [OK] をクリックして、Regedit を閉じます。

ステップ 7 Windows サービス アプレットを開きます。

ステップ 8 [Exchange 2000 - ボイス コネクタ] を右クリックして、 [再起動] を選択します。

ステップ 9 Windows サービス アプレットを閉じます。


 

発信 VPIM、Bridge、および SMTP メッセージの一時保存

メッセージ送信の問題のトラブルシューティングに必要であれば、レジストリ設定を変更して、ボイス コネクタによって処理される発信 VPIM、Bridge、および SMTP メッセージを指定したディレクトリにテキスト ファイルとしてコピーすることができます。この設定は、発信 AMIS メッセージには適用されません。

ボイス コネクタによって処理された発信 VPIM、Bridge、および SMTP メッセージを保存する


ステップ 1 ボイス コネクタがインストールされている Exchange サーバにログインして、Regedit を起動します。


注意 正しくないレジストリ キーを変更したり、誤った値を入力したりすると、サーバが機能不良を起こすことがあります。レジストリを編集する前に、問題が起きた場合の復旧方法を確認してください(レジストリ エディタのヘルプの「復元」トピックを参照してください)。Cisco Unity フェールオーバーでは、ある Cisco Unity サーバのレジストリを変更した場合、レジストリの変更は複製されないため、もう一方の Cisco Unity サーバのレジストリは手動で作成する必要があります。レジストリ キー設定の変更について質問があるときは、Cisco TAC に問い合せてください。

ステップ 2 レジストリの最新のバックアップがない場合は、 [レジストリ] >[レジストリ ファイルの書き出し] をクリックし、レジストリの設定をファイルに保存します。

ステップ 3 HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\ActiveVoice\AvIVC キーを展開します。

ステップ 4 [編集] >[新規] >[文字列] をクリックします。

ステップ 5 名前として StoreFiles と入力します。

ステップ 6 StoreFiles をダブルクリックして、[文字列の編集] ダイアログボックスを表示します。

ステップ 7 ログ ファイルの作成場所のフル ディレクトリ パスを入力します。パスの最後にはバックスラッシュ(「\」)を入れてください。

ステップ 8 [OK] をクリックして、Regedit を閉じます。

ステップ 9 Windows サービス アプレットを開きます。

ステップ 10 [Exchange 2000 - ボイス コネクタ] を右クリックして、 [再起動] を選択します。

ステップ 11 Windows サービス アプレットを閉じます。


) トラブルシューティングを終了したら、レジストリに作成した StoreFiles キーを削除してから、ボイス コネクタ サービスを再起動します。