Cisco Unity トラブルシューティング ガイド(Lotus Domino版) Release 4.0(2)
ログとトレース
ログとトレース
発行日;2012/02/03 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

ログとトレース

およびサードパーティのログとトレース

Dr.Watson ログ

イベント ログ トレース

Miu 診断

TSP トレース

Domino ディレクトリ モニタの診断トレース

使用可能にするフラグ

ログとトレース

この章では、Cisco Unity のトラブルシューティング時のログとトレースの収集に役立つ情報を説明します。

次の各項を参照してください。

「Dr.Watson ログ」

「イベント ログ トレース」

「Miu 診断」

「TSP トレース」

「Domino ディレクトリ モニタの診断トレース」

Cisco Unity およびサードパーティのログとトレース

Miu または TSP で問題が起きた場合、Cisco TAC は、ログとトレースを要求した後でないと、問題を診断して解決できない場合があります。イベント ログや Dr.Watson ログとともに Miu 診断ログがあれば、通常は問題の診断の初期段階としては十分です。


注意 Cisco Unity ソフトウェア アップグレードの前に設定される診断トレースは、保存されず、アップグレードの後に必ずリセットされます。

サードパーティのログとトレースの詳細については、次の各項を参照してください。

「Dr.Watson ログ」

「イベント ログ トレース」

Miu、Arbiter、Notifier、Conversations、Cisco Unity システム管理(「SA」または「システム管理者」とも呼ばれます)など、ほとんどの Cisco Unity コンポーネントは、診断情報をログ ファイルに書き込むことができます。発生した問題の診断出力は、問題の原因を確かめるのに重要です。問題が日に一度などたまにしか発生しない場合は、問題が実際に発生したのを診断ログの中に見つけるのが難しいことがあります。

Cisco Unity 診断トレースの詳細については、次の各項を参照してください。

「Miu 診断」

「TSP トレース」

Dr.Watson ログ

Dr.Watson は、Cisco Unity では処理されない重大な問題が発生すると Windows 2000 によって呼び出されるプログラムです。Dr.Watson が呼び出されると、ダイアログボックスが現れ、そこにエラー メッセージ、たとえば「Dr.Watson encountering an error in the AvCsMgr.exe process.」が表示されます。Dr.Watson のエラーは、Tapisrv.exe や Dlgc_srv.exe など他の処理で発生する場合があります。

Dr.Watson ログを取得する


ステップ 1 Dr.Watson のエラーが発生した場合は、 Winnt\Drwtsn32.log ファイルのコピーを作成します。

ステップ 2 問題を再現させる前に、コマンド プロンプトから drwtsn32 と入力し、 Enter キーを押します。

ステップ 3 [インストラクションの数] フィールドに、 50 と入力します。

ステップ 4 [保存するエラー数] フィールドに、記録するエラー数を入力します。デフォルトは 10 です。

ステップ 5 [オプション]の下で、 [すべてのスレッド コンテキストをダンプ] [既存のログ ファイルに追加] [メッセージ ボックスによる通知] 、および [クラッシュ ダンプ ファイルの作成] チェックボックスがオンになっていることを確認します。

ステップ 6 [OK] をクリックしてダイアログボックスを閉じます。

ステップ 7 問題を再現させます。

ステップ 8 Winnt\Drwtsn32.log ファイルのコピーを作成します。


 

イベント ログ トレース

イベント ログは、エラーや警告をレポートするために Windows アプリケーションで使用されます。Miu は、重大なエラー、たとえば、「コンポーネント Miu: スレッド <XXX> が AvWav のポート <YYY> で失敗しました。」をイベント ログにレポートします。

イベント ログ トレースを取得する


ステップ 1 Windows の [スタート]メニューで、 [プログラム] > [管理ツール] > [イベント ビューア] をクリックします。

ステップ 2 [ツリー]領域で、 [アプリケーション ログ] をクリックします。

ステップ 3 [アプリケーション ログ]でエラー メッセージを探します。これには、Miu や AvWav のエラーの他に、他の Cisco Unity コンポーネントのエラーが含まれる場合があります。

ステップ 4 [アプリケーション ログ]にエラー メッセージがある場合は、[ツリー]領域で [アプリケーション ログ] をクリックします。次に、[操作]メニューの [ログ ファイルの名前を付けて保存] をクリックします。

ステップ 5 [ファイルの種類]フィールドで [CSV(カンマ区切り)(*.csv)] をクリックし、 [保存] をクリックします。生のイベント ログ データを *.evt ファイルに保存しないでください。


 

Miu 診断

Miu 問題のトレースを取得するときは、Miu 診断を使用可能にします。たとえば、イベント ログに AvWav エラーがある場合は、AvWav 診断を使用可能にします。ただし、追加診断を実行すると、システムのパフォーマンスやハード ドライブ領域に影響を与える場合があることに留意してください。

マイクロ トレースを使用して、選択した MUI トレースの個々のレベルを設定することも、マクロ トレースを使用して、トレースの事前設定の組み合せを選択することもできます。

マイクロ トレース Miu 診断を取得する


ステップ 1 Windows の [スタート]メニューで、 [プログラム] > [Unity] > [Unity Diagnostic Tool] をクリックします。

ステップ 2 [Cisco Unity Diagnostic Viewer]画面で、 [Micro Traces のコンフィギュレーション] アイコンをクリックします。Micro Traces のコンフィギュレーション ウィザードが表示されます。

ステップ 3 [ようこそ]ページで、 [次へ] をクリックします。

ステップ 4 [Micro Traces のコンフィギュレーション]ページで、 Miu で始まるコンポーネントについて選択したトレースのチェックボックスをオンにします。

ステップ 5 [次へ] をクリックします。

ステップ 6 [Completing]ページで、 [完了] をクリックします。

ステップ 7 [Cisco Unity Diagnostic Viewer]画面で、 [新規ログ ファイル開始] アイコンをクリックします。

ステップ 8 問題を再現させます。

ステップ 9 ログ ファイルを表示するには、[ツリー]領域で [Processes] > [AvCsMgr] をクリックし、次に [使用中] カラムに×印が表示されているログ ファイルをクリックします。

ステップ 10 選択したログ ファイルが右側領域に表示されます。

ステップ 11 ログ ファイルのコピーをエクスポートまたは保存するには、[操作]メニューの [一覧のエクスポート] をクリックします。

ステップ 12 ファイルに名前を付け、選択したロケーションに .txt または .csv 形式で保存し、 [保存] をクリックします。

ステップ 13 ステップ 4でオンにしたトレースをオフにするには、[Cisco Unity Diagnostic Viewer]画面で、 [すべてのトレース使用不能] アイコンをクリックします。

ステップ 14 [Disable All Traces Wizard]画面で、 [すべてのトレース使用不能] チェックボックスをオンにし、 [完了] をクリックします。


 

マクロ トレース Miu 診断を取得する


ステップ 1 Windows の [スタート]メニューで、 [プログラム] > [Unity] > [Unity Diagnostic Tool] をクリックします。

ステップ 2 [Cisco Unity Diagnostic Viewer]画面で、 [Macro Traces のコンフィギュレーション] アイコンをクリックします。Macro Traces のコンフィギュレーション ウィザードが表示されます。

ステップ 3 [ようこそ]ページで、 [次へ] をクリックします。

ステップ 4 [Macro Traces のコンフィギュレーション]ページで、選択したトレースのチェックボックスをオンにします。

ステップ 5 [次へ] をクリックします。

ステップ 6 [Completing]ページで、 [完了] をクリックします。

ステップ 7 [Cisco Unity Diagnostic Viewer]画面で、 [新規ログ ファイル開始] アイコンをクリックします。

ステップ 8 問題を再現させます。

ステップ 9 ログ ファイルを表示するには、[ツリー]領域で [Processes] > [AvCsMgr] をクリックし、次に [使用中] カラムに×印が表示されているログ ファイルをクリックします。

ステップ 10 選択したログ ファイルが右側領域に表示されます。

ステップ 11 ログ ファイルのコピーをエクスポートまたは保存するには、[操作]メニューの [一覧のエクスポート] をクリックします。

ステップ 12 ファイルに名前を付け、選択したロケーションに .txt または .csv 形式で保存し、 [保存] をクリックします。

ステップ 13 ステップ 4でオンにしたトレースをオフにするには、[Cisco Unity Diagnostic Viewer]画面で、 [すべてのトレース使用不能] アイコンをクリックします。

ステップ 14 [Disable All Traces Wizard]画面で、 [すべてのトレース使用不能] チェックボックスをオンにし、 [完了] をクリックします。


 

TSP トレース

Cisco TAC が TSP トレースを必要と決定した場合は、TSP トレースを提供するように求めてきます。TSP トレースを取得する方法は TSP によって異なります。

Dialogic TSP トレースを取得する


ステップ 1 Cisco Unity ソフトウェアが動作中の場合は終了します。

ステップ 2 コマンド プロンプトに移動します。 kill tapisrv と入力し、 Enter キーを押します。

ステップ 3 \TSPSetup\Debug ディレクトリを参照し、D41mt.tsp (デバッグ TSP)ファイルと Dlgwave.dll (Wave ドライバ)ファイルを探します。

ステップ 4 ステップ 3で見つけたファイルを Winnt\System32 ディレクトリにコピーします。

ステップ 5 Windows の [スタート]メニューで、 [プログラム] > [管理ツール] > [サービス] をクリックします。

ステップ 6 [AvCsGateway] を右クリックし、 [プロパティ] をクリックします。

ステップ 7 [スタートアップの種類]フィールドで、 [手動] をクリックして [OK] をクリックします。

ステップ 8 Cisco Unity サーバを再起動します。

ステップ 9 Cisco TAC が提供するユーティリティ Dbmon.exe を Cisco Unity サーバのハード ディスクにコピーします。

ステップ 10 ログオンしてコマンド プロンプトに移動します。

ステップ 11 コマンド プロンプトで dbmon > dbmon.txt と入力して、TSP のトレースを開始します。Dbmon.txt ファイルに出力されます。

ステップ 12 Windows の [スタート]メニューで、 [プログラム] > [管理ツール] > [サービス] をクリックします。

ステップ 13 AvCsGateway を右クリックし、 [開始] をクリックします。

ステップ 14 問題を再現させます。

ステップ 15 問題が再現したら、 Ctrl-C キーを押して Dbmon を停止します。

ステップ 16 Cisco TAC が提供するユーティリティ TimeTick.exe を Cisco Unity サーバのハード ディスクにコピーします。

ステップ 17 コマンド プロンプトで timetick > tick.txt と入力して、Enter キーを押します。

ステップ 18 dbmon.txt および tick.txt ファイルをコピーします。これらのファイルを Cisco TAC へ送信します。

ステップ 19 TSP と Wave ドライバのデバッグ バージョンを、ステップ 4で Winnt\System32 ディレクトリにコピーした元のファイルと置換します。

ステップ 20 Windows の [スタート]メニューで、 [プログラム] > [管理ツール] > [サービス] をクリックします。

ステップ 21 [AvCsGateway] を右クリックし、 [プロパティ] をクリックします。

ステップ 22 [スタートアップの種類]フィールドで、 [自動] をクリックして [OK] をクリックします。

ステップ 23 Cisco Unity サーバを再起動し、変更を有効にします。


 

Cisco Unity-CM TSP トレースを取得する


ステップ 1 Cisco Unity のクロックと Cisco CallManager のクロックが同期しているのを確認します。

ステップ 2 Cisco CallManager システムでトレースを使用可能にします。

ステップ 3 Windows の [スタート]メニューで、 [プログラム] > [Unity] > [Unity Diagnostic Tool] をクリックします。

ステップ 4 [Cisco Unity Diagnostic Viewer]画面で、 [Macro Traces のコンフィギュレーション] アイコンをクリックします。Macro Traces のコンフィギュレーション ウィザードが表示されます。

ステップ 5 [ようこそ]ページで、 [次へ] をクリックします。

ステップ 6 [Macro Traces のコンフィギュレーション]ページで、 [Skinny TSP] チェックボックスをオンにします。

ステップ 7 [次へ] をクリックします。

ステップ 8 [Completing]ページで、 [完了] をクリックします。

ステップ 9 [Cisco Unity Diagnostic Viewer]画面で、 [新規ログ ファイル開始] をクリックします。

ステップ 10 問題を再現させます。

ステップ 11 ログ ファイルを表示するには、[ツリー]領域で [Processes] > [AvSkinnyTsp] をクリックし、次に [使用中] カラムに×印が表示されているログ ファイルをクリックします。

ステップ 12 選択したログ ファイルが右側領域に表示されます。

ステップ 13 ログ ファイルのコピーをエクスポートまたは保存するには、[操作]メニューの [一覧のエクスポート] をクリックします。

ステップ 14 ファイルに名前を付け、選択したロケーションに .txt または .csv 形式で保存し、 [保存] をクリックします。

ステップ 15 ステップ 6でオンにしたトレースをオフにするには、[Cisco Unity Diagnostic Viewer]画面で、 [すべてのトレース使用不能] アイコンをクリックします。

ステップ 16 [Disable All Traces Wizard]画面で、 [すべてのトレース使用不能] チェックボックスをオンにし、 [完了] をクリックします。


 

Domino ディレクトリ モニタの診断トレース

Unity 診断ツールを使用して、Domino ディレクトリ モニタのマイクロ トレースを設定します。使用可能にするマイクロ トレースは DSDomino グループ内にあります。

使用可能にするフラグ

Cisco Unity システム管理でユーザ アカウント、同報リスト、ロケーション オブジェクトの作成、修正、削除が失敗した場合は、フラグ 00、11、12、および 17 を使用可能にします。

Domino ディレクトリで行った変更が Cisco Unity に反映されない場合は、フラグ 15、16、および 17 を使用可能にします。

例外が発生したというエラーがディレクトリ モニタ サービスによって Windows イベントログに記録される場合は、フラグ 00、01、18 を使用可能にします。

表 2-1 に、診断フラグの説明を示します。

 

表 2-1 Domino ディレクトリ モニタの診断フラグ

診断フラグ
説明

00:High Level, Method Entry and Exit, and Parameter Values

ユーザ、同報リスト、ロケーションを作成、修正、削除、検索するための
Cisco Unity システム管理コールをトレースします。また、システム構成パラメータを取得および設定するコールもトレースします。

01:Low Level, Method Entry and Exit, and Parameter Values

内部メソッドへのコールをトレースします。

このフラグを使用可能にすると、非常に大きい診断ファイルが生成されるので注意してください。

02:Memory

メモリの割り当てと割り当て解除のトレース。このフラグを使用可能にする必要はほとんどありません。

10:Password Crypt

Notes ユーザ ID およびパスワードの処理をトレースします。

11:CallProgress

ユーザ、同報リスト、ロケーション オブジェクトのインポート、更新、削除に使用される内部メソッドのマイルストーンをトレースします。

12:Method Parameters

ユーザ、同報リスト、ロケーション オブジェクトのインポート、更新、削除に使用される内部メソッドのパラメータをトレースします。

13:Sync Start End

同期の初期化をトレースします。

14:Monitor Initialization

ディレクトリ モニタ サービスの初期化をトレースします

15:DB Access

Cisco Unity サーバでの SQL データベースへのアクセスをトレースします。

16:Sync Progress

同期中のマイルストーンをトレースします。同期は 1 分ごとに行われます。

17:Errors

内部 API エラーをトレースします。

18:Notes API Errors

Notes API からのエラーをトレースします。

19:Notes Fields Read and Write

Notes の読み取りと書き込みをトレースします。

このフラグを使用可能にすると、非常に大きい診断ファイルが生成されるので注意してください。