Cisco Unity トラブルシューティング ガイド
Cisco Unity 8.x のオーディオ品質のトラブ ルシューティング
Cisco Unity 8.x のオーディオ品質のトラブルシューティング
発行日;2012/02/03 | 英語版ドキュメント(2010/02/02 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

Cisco Unity 8.x のオーディオ品質のトラブルシューティング

8.x のオーディオ品質に関する問題

8.x でのオーディオ品質の問題の一般的な症状

8x でのグリーティングと名前の録音の音量レベルの設定

8.x でのシステム プロンプトの速度レベルの設定

8.x でのユーザのメッセージの速度レベルの設定

8.x での高度なオーディオ品質のトラブルシューティング

8.x の録音/再生用の Wave Gain

8.x での自動ゲイン コントロール

8.x のコンフォート ノイズ

8.x のオーディオ トラブルシューティング ユーティリティ

CAP Ripper

RTP Parser

Cisco Unity 8.x のオーディオ品質のトラブルシューティング

Cisco Unity 8.x のオーディオ品質に関する問題

オーディオ品質に関する問題はさまざまな形で現れるため、診断と訂正が難しくなりがちです。たとえば、ユーザから、メッセージとシステム プロンプト間の音量の差や、メッセージの歪みがレポートされることがあります。オーディオ品質の症状は、すべてのユーザに対して現れるわけではなく、すべてのメッセージまたはすべてのシステム プロンプトに一貫して発生するわけでもありません。

Cisco Unity の制御の内外を問わずデバイス トポロジ全体がオーディオ品質に影響を与える可能性があります。Cisco Unity が制御する機能としては、Automatic Gain Control(AGC; 自動ゲイン コントロール)、Wave Gain(WAV ドライバによるオーディオ レベルの増減)、およびメッセージ保存のために選択するオーディオ コーデックがあります。Cisco Unified Communications Manager は、オーディオ コーデックのリージョン設定を制御します。また、Cisco ゲートウェイのゲインと減衰の設定もオーディオ品質に影響を与える場合があります。

次の項を参照してください。

「Cisco Unity 8.x でのオーディオ品質の問題の一般的な症状」

「Cisco Unity 8x でのグリーティングと名前の録音の音量レベルの設定」

「Cisco Unity 8.x でのシステム プロンプトの速度レベルの設定」

「Cisco Unity 8.x でのユーザのメッセージの速度レベルの設定」

「Cisco Unity 8.x での高度なオーディオ品質のトラブルシューティング」

「Cisco Unity 8.x の録音/再生用の Wave Gain」

「Cisco Unity 8.x での自動ゲイン コントロール」

「Cisco Unity 8.x のコンフォート ノイズ」

「Cisco Unity 8.x のオーディオ トラブルシューティング ユーティリティ」

Cisco Unity 8.x でのオーディオ品質の問題の一般的な症状

Cisco Unityでのオーディオ品質の問題として最も一般的な症状は次のとおりです。

グリーティングとボイス名の音量が Cisco Unity システム プロンプトの音量より大きいまたは小さい。

一部のユーザにとって、Cisco Unity システム プロンプト、メッセージ、ボイス名、およびグリーティングの速度が速すぎる、または遅すぎる。

Cisco Unity によるメニュー、ボイス名、グリーティング、メッセージの再生速度が一定しない。

メッセージの再生時に音声が途切れる。

基本的な対処方法については、 表 7-1 を参照してください。

 

表 7-1 Cisco Unity での基本的なオーディオ品質のトラブルシューティング

症状
症状が発生する一般的な状態
対処方法

グリーティングとボイス名の音量が Cisco Unity システム プロンプトの音量より大きいまたは小さい。

特定のグリーティングとボイス名だけが影響を受ける。

またはアップグレード後のみ問題が発生する。

1. Wave Gain の再生と録音の設定が、どちらも 0 に設定されていることを確認します。

2. [ボリューム レベルの設定(Set Volume Level)] ユーティリティを実行して、アップグレード前のグリーティングとボイス名を正しい dB のレベルにします。

3. 必要に応じて、Cisco Unity AGC 設定を確認して調整します(デフォルト値は -26dB)。

4. 必要に応じて、Wave Gain の再生設定を確認して調整します。

詳細な手順については、「Cisco Unity 8x でのグリーティングと名前の録音の音量レベルの設定」を参照してください。

一部のユーザにとって、Cisco Unity システム プロンプト、メッセージ、ボイス名、およびグリーティングの速度が速すぎる、または遅すぎる。

一部のユーザが、Cisco Unity のメニューやメッセージを他のユーザとは異なる速度で再生することを希望している。

個別のユーザ向けにシステム プロンプトの速度を調整するか、自分で調整できるように調整方法を説明してください。ユーザは、メッセージ再生の速度を自ら調整できます。

詳細については、「Cisco Unity 8.x でのシステム プロンプトの速度レベルの設定」および 「Cisco Unity 8.x でのユーザのメッセージの速度レベルの設定」を参照してください。

Cisco Unity によるメニュー、ボイス名、グリーティング、メッセージの再生速度が一定しない。

たとえばユーザから、メッセージを再生すると、メッセージを残したユーザのボイス名やメッセージのプロパティ(タイムスタンプやメッセージ番号など)と、メッセージの再生速度が違うとレポートされる。

このような不一致は、想定の範囲内です。次のことに注意してください。

Cisco Unity では、名前の録音とグリーティングが、録音時の速度で再生されます。ボイス名とグリーティングは、担当の技術者もユーザも変更できません。

技術者またはユーザがシステム プロンプト(メッセージのプロパティのプロンプトなど、Cisco Unity システムに付属の標準の録音)に対して速度を指定しても、メッセージの再生速度には影響を与えません。

ユーザがメッセージ再生に対して指定する速度は、システム プロンプトには影響を与えません。

システム プロンプトとメッセージの速度が近くなるように調整を行います。システム プロンプトの速度は、すべてのユーザに対して調整することも、1 人のユーザだけについて調整することもできます。ユーザは、システム プロンプトとメッセージの速度を自ら調整できます。

詳細については、「Cisco Unity 8.x でのシステム プロンプトの速度レベルの設定」および 「Cisco Unity 8.x でのユーザのメッセージの速度レベルの設定」を参照してください。

ユーザがメッセージを再生すると、オーディオ ストリームが途切れる。

メディア マスターにより、使用しているコンピュータのスピーカーが、優先される再生デバイスとして設定されるようになっている。また Cisco Unity ViewMail for Microsoft Outlook または Cisco Unity Inbox あるいはその両方を低帯域幅環境(支店など)で使用している。

必要に応じて、ViewMail for Outlook や Cisco Unity Inbox がメッセージをダウンロードしてから再生するように設定します。

詳細については、『 System Administration Guide for Cisco Unity Release 8.x 』の 「Setting Up Subscriber Workstations in Cisco Unity 8.x」 の章で、 「Customizing ViewMail for Optimal Performance」 「Customizing Cisco Unity Inbox for Low Bandwidth Deployments」 を参照してください。このガイドは、 http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/unity/8x/administration/guide/8xcusagx.html から入手可能です。

Cisco Unity 8x でのグリーティングと名前の録音の音量レベルの設定

Set Volume Level ユーティリティを使用すると、Cisco Unity サーバ上の全 WAV ファイルを同じ値にそろえてから必要に応じて再生レベルを調整することができます。

自動ゲイン コントロール(AGC)機能はデフォルトで有効なので、アップグレード後に、それまでのグリーティングや録音された名前が、アップグレード後のグリーティングや名前より大きいという問題が生じることがあります。

Cisco Unity のレジストリ設定、AGCminimumThreshold は、Cisco Unity が調整しようとする着信録音の最小 dB レベルを制御します。この設定によって、メッセージ内の無音や背景ヒス音が調整されるのを回避することができます。AGCminimumThreshold のデフォルト設定は -45dB で、許容範囲は -35 ~ -55dB です。

次の手順では、Cisco Unity サーバ上の全 WAV ファイルを同じ値にそろえてから、必要に応じて再生レベルを調整する手順を示します。


) Cisco Unity フェールオーバーでは、レジストリの変更がレプリケートされないので、1 つの Cisco Unity サーバのレジストリを変更した場合、フェールオーバー ペアの他方の Cisco Unity サーバに対しても手動で同じレジストリ変更を行う必要があります。


[ボリューム設定(Set Volume)] ユーティリティを使用してグリーティングおよび名前の録音を調整する


ステップ 1 Cisco Unity サーバ デスクトップで、[Cisco Unity Tools Depot] アイコンをダブルクリックします。

ステップ 2 Cisco Unified Communications Manager 連動がない場合は、ステップ 8 に進みます。

Cisco Unified CM 連動があり、Cisco Unified CM リージョンが G.711 コーデックを使用するように設定されている場合は、左ペインの [管理ツール(Administration Tools)] で [拡張設定ツール(Advanced Settings Tool)] をダブルクリックします。

ステップ 3 [Unity 詳細設定(Unity Advanced Settings)] ウィンドウで、[オーディオ - 再生用の WaveGain dB 調整値の設定(Audio - Set WaveGain dB Adjustment Value for Playback)] をクリックします。

ステップ 4 [Unity 詳細設定(Unity Advanced Settings)] ウィンドウの右ペインで、[現在の値(Current Value)] フィールドが 0 に設定されていることを確認します。

ステップ 5 [Unity 詳細設定(Unity Advanced Settings)] ウィンドウで、[オーディオ - 録音用の WaveGain dB 調整値の設定(Audio - Set WaveGain dB Adjustment Value for Recordings)] をクリックします。

ステップ 6 [Unity 詳細設定(Unity Advanced Settings)] ウィンドウの右ペインで、[現在の値(Current Value)] フィールドが 0 に設定されていることを確認します。

ステップ 7 [終了(Exit)] をクリックします。

ステップ 8 [Tools Depot] ウィンドウの左ペインで、[オーディオ管理ツール(Audio Management Tools)] を参照し、[ボリューム設定(Set Volume)] をダブルクリックします。

ステップ 9 [調整するグリーティングとボイス名の選択(Select Greetings and Voice Names to Adjust)] で、[すべて選択(Select Al)] をクリックします。

ステップ 10 [オリジナル ファイルの保存先(Save Original Files To)] チェック ボックスがオンであることを確認し、元の名前の録音とグリーティングのファイルのバックアップ コピーを保存する場所を入力します。

ステップ 11 [オプション(Options)] で、各値が次の表に示す値と一致していることを確認します。

 

[新規 dB レベル(New Target dB Level)]

-26

[サンプル サイズ(Sample Size)]

8000

[最大 dB 調整レベル(Max dB Adjustment)]

5

[最小 dB スレッショウルド(Min dB Threshold)]

-45

ステップ 12 [~ボリューム(音量)オプションを保存する(Save Above Volume Options...)] チェック ボックスがオンであることを確認します。[新規 dB レベル(New Target dB Level)] を 0 以外に設定すると、自動コントロール取得がオンになります。

ステップ 13 [ボリューム レベルの設定(Set Volume Level)] をクリックします。

ステップ 14 [ボリューム レベルの設定(Set Volume Level)] ウィンドウに [完了(Done)] と表示されます。これで、既存のグリーティングと名前の録音がすべて[新規 dB レベル(New Target dB Level)] のレベルに調整されました。[OK] をクリックし、[終了(Exit)] をクリックします。

ステップ 15 Cisco Unified CM 連動がない場合、この手順で必要な作業はすべて完了です。

Cisco Unified CM 連動があり、Cisco Unified CM リージョンが G.711 コーデックを使用するように設定されている場合は、Cisco Unity Administratorを起動します。

ステップ 16 Cisco Unity Administratorで、Media Master のある任意のページに移動し、再生デバイスとして電話が選択されていることを確認します。


) 録音デバイスおよび再生デバイスとして電話を使用するには、Cisco Unity で、[システム(System)] > [ポート(Ports)] ページの各セッションに少なくとも 1 つのポートが [TRAP 接続(TRAP Connection)] に割り当てられている必要があります。詳細については、『System Administration Guide for Cisco Unity Release 8.x』の「Managing Systemwide Settings in Cisco Unity 8.x」の章の「Voice Messaging Port Settings in Cisco Unity 8.x」の項を参照してください。このガイドは、http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/unity/8x/administration/guide/8xcusagx.html から入手可能です。


ステップ 17 Media Master で [再生(Play)] をクリックして、録音(たとえば、ユーザのグリーティング)を電話で聞きます。

録音の音量が適切であれば、この手順で必要な作業はすべて完了です。

録音の音量がまだ小さすぎる場合は、ステップ 18 に進みます。

ステップ 18 [Tools Depot] ウィンドウの左ペインで、[オーディオ管理ツール(Audio Management Tools)] の下にある [詳細設定ツール(Advanced Settings Tool)] をダブルクリックします。

ステップ 19 [Unity 詳細設定(Unity Advanced Settings)] ウィンドウで、[オーディオ - 再生用の WaveGain dB 調整値の設定(Audio - Set WaveGain dB Adjustment Value for Playback)] をクリックします。

ステップ 20 Unity の [詳細設定(Advanced Settings)] ウィンドウで、[現在の値(Current Value)] フィールドの値を 1 または 2dB 増やして [設定(Set)] をクリックします。

ステップ 21 録音の音量を聞きます。

録音の音量が適切であれば、[現在の値(Current Value)] フィールドの設定値を書き留めて ステップ 22 に進みます。

録音の音量がまだ小さすぎる場合は、ステップ 20 およびステップ 21 に進みます。

ステップ 22 [終了(Exit)] をクリックします。

ステップ 23 Cisco Unity システムがフェールオーバーするように設定されている場合は、フェールオーバーのペアのセカンダリ サーバで、ステップ 1ステップ 22 を繰り返します。


 

Cisco Unity 8.x でのシステム プロンプトの速度レベルの設定

Cisco Unity Administrator のユーザ テンプレートまたは個別のユーザの適切な [ガイダンス(Conversation)] ページで、各ユーザに対し、システム プロンプトの速度を指定できます。ここで指定した速度は、録音ボイス名、プロンプトと電話メニュー、メッセージ ヘッダーとフッター、およびユーザのグリーティングに反映されます。

またユーザは、Cisco Unity Assistant を使用してプロンプトの速度を自分で調整できます。ユーザに『 User Guide for the Cisco Unity Assistant Web Tool 』( http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps2237/products_user_guide_list.html )の「Working with the Media Master」の章を照会してください。

Cisco Unity 8.x でのユーザのメッセージの速度レベルの設定

Cisco Unity Administrator のユーザ テンプレートまたは個別のユーザの適切な [ガイダンス(Conversation)] ページで、または Bulk Edit ユーティリティを使用して、各ユーザに対し、メッセージ再生の速度を指定できます。

ユーザは、Cisco Unity Assistant の [電話メニュー設定(Phone Menu Preferences)] を使用して、自分で設定値を調整できます。

ユーザはまた、電話機または Media Master からメッセージの再生速度をメッセージごとに調整することもできます(すべての電話システム連動が、電話による速度制御をサポートしているわけではありません)。

メッセージの再生速度を調整する手順については、『 User Guide for the Cisco Unity Phone Interface 』の「Changing Recording and Playback Settings」を参照してください。このガイドは、 http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps2237/products_user_guide_list.html から入手可能です。

Cisco Unity 8.x での高度なオーディオ品質のトラブルシューティング

次の症状に対する高度な修正処置と他のトラブルシューティング手順および情報へのリンクは、 表 7-2 を参照してください。

メッセージや Cisco Unity システムのプロンプトの音が歪んでいる。

Cisco Unity からのオーディオがない場合に、ヒス音が聞こえる。

特定の場合に、メッセージの再生音量が Cisco Unity システム プロンプトの音量より大きいまたは小さい。

TTY 文字が文字化けしているか欠落している。

発信者には Cisco Unity プロンプトが聞こえるが、発信者が話しても Cisco Unity がオーディオを転送しない。

その他の高度なオーディオ トラブルシューティング ツールについては、「Cisco Unity 8.x のオーディオ トラブルシューティング ユーティリティ」を参照してください。

 

表 7-2 高度なオーディオ品質のトラブルシューティング

症状
症状が発生する一般的な状態
対処方法

メッセージや Cisco Unity システムのプロンプトの音が歪んでいる。

メッセージの録音および再生のために G729a オーディオ コーデック形式を使用している。

1. Cisco Unity サーバ上のメッセージ録音に G.729a オーディオ コーデック形式が使用されていることを確認します。

ユーザが、Cisco Unity ViewMail for Microsoft Outlook および Cisco Unity Inbox でコンピュータのマイクを録音デバイスとして使用する場合、Cisco Unity サーバで指定されている録音用オーディオ コーデック形式にかかわらず、録音内容は G.711 オーディオ コーデック形式として Cisco Unity サーバに保存されます。

2. Cisco Unified Communications Manager リージョンが G.729a オーディオ コーデック形式を使用するように設定されていることを確認します。 http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/tsd_products_support_series_home.html から入手可能なマニュアルの中から、適切な『 Cisco Unified Communications Manager Administration Guide 』を参照してください。

3. グリーティング、システム プロンプト、および名前の録音が G.729a オーディオ コーデック形式であることを確認します。

ユーザが、コンピュータ上に保存されている WAV ファイルを Media Master に張り付けることで、名前とグリーティングを録音した場合、Cisco Unity サーバで指定されている録音オーディオ コーデック形式にかかわらず、ファイルは G.711 オーディオ コーデック形式に返還されて Cisco Unity サーバに保存されます。

メッセージの録音および再生のために G.711 オーディオ コーデック形式を使用している。

1. Cisco Unity サーバ上のメッセージ録音に G.711 オーディオ コーデック形式が使用されていることを確認します。

2. Cisco Unified Communications Manager リージョンが G.711 オーディオ コーデック形式に設定されていることを確認します。 http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/tsd_products_support_series_home.html から入手可能なマニュアルの中から、適切な『 Cisco Unified Communications Manager Administration Guide 』を参照してください。

3. グリーティング、システム プロンプト、および名前の録音が G.711 オーディオ コーデック形式であることを確認します。

宛先不明発信者からのメッセージのみが影響を受ける。

Cisco ゲートウェイのゲインと減衰のレベルを確認します。 http://www.cisco.com/web/psa/products/index.html から入手可能なゲートウェイに関するマニュアルを参照してください。

システム プロンプトの間や転送中など、Cisco Unity からのオーディオがないときにヒス音が聞こえる。

この問題は、複数のユーザの電話で再現可能である。

Cisco Unity コンフォート ノイズ レジストリ設定を確認します。「Cisco Unityコンフォート ノイズのレジストリ設定を表示および調整する」を参照してください。

TTY 文字が文字化けしているか欠落している。

TTY 電話を使用している場合に問題が発生する。

1. Cisco Unity コンフォート ノイズ レジストリ設定を無効にします。「Cisco Unityコンフォート ノイズのレジストリ設定を表示および調整する」を参照してください。

2. Cisco Unity サーバ上のメッセージ録音に G.711 オーディオ コーデック形式が使用されていることを確認します。Cisco Unity TTY 言語を使用している場合、メッセージの録音および保存用コーデックとして、G.711 mu-law オーディオ コーデック形式を選択する必要があります。Cisco Unity TTY は、G.729a オーディオ コーデック形式または他のいずれのメッセージ録音オーディオ コーデックとも互換性がありません。

特定の場合に、メッセージの再生音量が Cisco Unity プロンプトの音量より大きいまたは小さい。

身元不明の発信者からのメッセージのみが影響を受ける。

1. Cisco ゲートウェイのゲインと減衰のレベルを確認します。 http://www.cisco.com/web/psa/products/index.html から入手可能なゲートウェイに関するマニュアルを参照してください。

2. Wave Gain の再生および録音の設定を確認します。「Cisco Unity 8.x の録音/再生用の Wave Gain」を参照してください。

ユーザのメッセージと身元不明の発信者からのメッセージの両方が影響を受ける。

Wave Gain の再生および録音の設定を確認します。「Cisco Unity 8.x の録音/再生用の Wave Gain」を参照してください。

Cisco Unity が、システム プロンプトは再生するが、音声を転送しない。

Cisco Unity サーバに、デュアル NIC がある。

「Cisco Unity によってシステム プロンプトを再生するが、音声を転送しない」を参照してください。

Cisco Unity 8.x の録音/再生用の Wave Gain

Wave Gain の設定に従って、すべての録音(メッセージ、プロンプト、ボイス名、およびグリーティング)の録音および再生の音量が調整されます。

[Tools Depot] の [管理ツール(Administrative Tools)] セクションで [詳細設定ツール(Advanced Settings Tool)] を使用して、録音レベルと再生レベルがいずれも 0 に設定されていることを確認します。手順については、「[ボリューム設定(Set Volume)] ユーティリティを使用してグリーティングおよび名前の録音を調整する」を参照してください。

Cisco Unity 8.x での自動ゲイン コントロール

自動ゲイン コントロール(AGC)は、録音を標準化してユーザに一貫したメッセージの再生レベルを提供します。AGC が制御できるのは録音だけです。AGC は、デフォルトでオンの状態であり、[Tools Depot(Tools Depot)] の [詳細設定ツール(Advanced Settings Tool)] にある AGC 設定によって制御され、すべての外部ハードウェアを通過した後ボイス サンプルに適用されます。

AGC は録音の品質を向上させるわけではなく、音量の問題に対処するだけです。たとえば、着信メッセージの歪みは改善できません。

表 7-3 に示されているレジストリ キーによって、Cisco Unity の AGC による録音メッセージの標準化方法が決まります。

 

表 7-3 [Tools Depot] の [詳細設定ツール(Advanced Settings Tool)] での自動ゲイン コントロールの設定

設定
目的
推奨値

[オーディオ - AGC:新規録音の音量ターゲット レベルを調整(Audio - AGC: Adjust Volume Target Level for New Recordings)]

Cisco Unity が、すべての録音の音量を標準化するためのターゲットとする dB レベル。

設定は、システム全体に適用されます。

-26dB

有効範囲は、-18 ~ -30dB です。

0(ゼロ)に設定すると、AGC が無効になります。

[オーディオ - AGC:サンプル サイズ(Audio - AGC: Sample Size)]

Cisco Unity が録音の音量の計算に使用するバッファ サンプル サイズ。

8000

この値を変更すると、録音音質が低下し、Cisco Unity サーバのパフォーマンスが悪化することがあります。

[オーディオ - AGC:利得スレッショウルド(Audio - AGC: Gain Threshold)]

Cisco Unity が音量の標準化を行う場合の録音に適用する dB レベルの変化量

5dB

この値を変更すると、録音音質が低下し、Cisco Unity サーバのパフォーマンスが悪化することがあります。

[オーディオ - AGC:最小 dB スレッショウルド(Audio - AGC: Minimum dB Threshold)]

Cisco Unity が標準化を試みる録音の最小 dB レベル。この設定によって、メッセージ内の無音や背景ヒス音が標準化されるのを回避することができます。

-45dB

設定値が正の数を表示していても、値は負の数になります。

有効範囲は、-35 ~ -55dB です。

Cisco Unity 8.x のコンフォート ノイズ

コンフォート ノイズは、IP デバイスで生成される低レベルの背景雑音です。コンフォート ノイズの目的は、回線交換電話システムで生成されるヒス音をシミュレートすることです。たとえば転送中やシステム プロンプトの間など、Cisco Unity からのオーディオがないときに発信者を安心させるために生成されます。

コンフォート ノイズは、ネットワークでは送信されず、コンフォート ノイズ生成パケットを受信する IP デバイスでしか聞くことができません。コンフォート ノイズ生成パケットは、Cisco Unity Cisco CallManager と連動され、HKEY_LOCAL_MACHINE¥System¥CurrentControlSet¥Services¥Avaudio¥Parameters¥ComfortNoise レジストリ設定が有効になっている場合に、Cisco Unified Communications Manager によって送信されます。

Cisco Unity ComfortNoise レジストリ設定は、システム全体に適用され、Cisco Unity が、IP 電話や、コンフォート ノイズ生成パケットの受信とそれに対する反応が可能なゲートウェイにコンフォート ノイズ生成パケットを送信する機能を制御します。このレジストリ設定は、2 台の IP 電話間の通話におけるコンフォート ノイズ生成には影響を与えません。Cisco Unity はまた、他のデバイスによって送信されたコンフォート ノイズ生成パケットには反応しません。これらのパケットは、WAV ドライバ では無音として処理されます。

Cisco Unity からのオーディオがないときにユーザに可聴ヒス音が聞こえ、それが雑音として大きすぎると判断される場合は、Cisco Unity コンフォート ノイズ レジストリ設定が有効になっている(値が 128 以外に設定されている)ことを確認してから、必要に応じて設定値を下げます。Cisco Unity-CM TSP のインストール時に設定されるデフォルト値は -50dB です。

ユーザから、電話再生時に一部の Cisco Unity のプロンプトのサウンドが機械的またはコンピュータ的であると報告される場合は、ゲートウェイ誘導のジッタ バッファに問題があります。Cisco Unity のコンフォート ノイズを使用不可にすれば、この問題は解決します。

Cisco Unity TTY(ENX)言語と TTY 電話を使用し、FXS ポート(H.323 または MGCP から CCM3.3(2))への直接接続モードを使用している場合、TTY ユーザが、時として TTY 文字の欠落または文字化けが発生することがあります。Cisco Unity コンフォート ノイズ設定を使用不可にすれば、この問題は修正されます。


) Cisco Unity コンフォート ノイズのレジストリ設定では負の符号が反映されないので、レジストリ設定の「50」は実際には -50dB になります。


プロンプトの間には常にいくらかのヒス音が生じます。Cisco Unity ComfortNoise のレジストリ設定は、IP 電話またはゲートウェイに対してヒス音の音量を指定するにすぎません。値を 128(10 進数)にすると、IP 電話またはゲートウェイはデフォルトのヒス レベルを使用します。

Cisco Unityコンフォート ノイズのレジストリ設定を表示および調整する


ステップ 1 Cisco Unity サーバで、[スタート(Start)] メニューから [ファイル名を指定して実行(Run)] をクリックします。

ステップ 2 [ファイル名を指定して実行(Run)] ダイアログ ボックスで、 regedit と入力し、[OK] をクリックします。


注意 間違ったレジストリ キーを変更したり、誤った値を入力したりすると、サーバが不具合を起こすおそれがあります。レジストリを編集する前に、問題が起きた場合の復元方法を確認してください(レジストリ エディタのヘルプの「復元」トピックを参照してください)。Cisco Unity フェールオーバー システムの場合は、レジストリの変更が複製されないため、一方の Cisco Unity サーバのレジストリを変更したら、もう一方の Cisco Unity サーバのレジストリを手動で変更する必要があることに注意してください。レジストリ キー設定の変更に関する質問は、Cisco TAC にお問い合せください。

ステップ 3 レジストリの現在のバックアップがない場合は、[ファイル(File)] > [エクスポート(Export)] をクリックし、レジストリ設定をファイルに保存します。

ステップ 4 次のレジストリ キーを展開します。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥System¥CurrentControlSet¥Services¥Avaudio¥Parameters
右ペインで ComfortNoise という値をダブルクリックします。

ステップ 5 [DWORD 値の編集(Edit DWORD Value)] ダイアログ ボックスの [表記(Base)] の下で [10 進(Decimal)] をクリックします。

ステップ 6 [値のデータ(Value Data)] フィールドで、必要に応じて Cisco Unity コンフォート ノイズの設定を変更します(有効な値は、0 ~ 128)。

プロンプトやその他のオーディオの間の背景雑音の音量を下げるには、設定値を上げます(たとえば、60 dB にする)。この設定は、10 単位未満で微調整してください。

雑音の音量を上げるには、設定値を下げます(たとえば、40 dB にする)。この設定は、10 単位未満で微調整してください。

Cisco Unity コンフォート ノイズを使用不可にするには、値を 128 に設定します。

ステップ 7 [OK] をクリックします。

ステップ 8 レジストリ エディタを終了します。

ステップ 9 Cisco Unity サーバを再起動します。

ステップ 10 フェールオーバーを使用している場合、セカンダリ Cisco Unity サーバでこの手順を繰り返します。


 

Cisco Unity 8.x のオーディオ トラブルシューティング ユーティリティ

次に示す高度なオーディオ ユーティリティは、オーディオの問題をトラブルシュートするために使用できます。


注意 これらのツールは、Cisco TAC の指示がある場合に限って使用することをお勧めします。

CAP Ripper

CAP Ripper ユーティリティは、Sniffer Pro または Network Monitor によって作成された .cap ファイルから RTP オーディオを抽出します。

Network Monitor(別名、NetMon)は、Microsoft Systems Management Server および Microsoft Windows に付属しているユーティリティです。NetMon を使用すると、ネットワーク トラフィックのパターンおよび問題を把握し観察することができます。NetMon の使用法については、Microsoft Product Support Web サイトから入手可能な Microsoft Knowledge Base Article Q294818 を参照してください。

CAP Ripper ユーティリティは、固有の IP ソースと宛先ごとに WAV ファイルを作成します。

CAP Ripper ユーティリティを使用してオーディオを抽出する


ステップ 1 NetMon または Sniffer Pro を使用して、RTP オーディオを含む .cap ファイルを作成します。

ステップ 2 Cisco Unity サーバ上の ¥CommServer¥Utilities¥Audio ディレクトリに .cap ファイルをコピーします。

ステップ 3 コマンド プロンプトで ¥CommServer¥Utilities¥Audio ディレクトリを参照し、 capripper <.cap ファイル名> を入力します。

たとえば、 capripper capture1.cap と入力します。

固有の IP ソースと宛先の組み合わせごとに、WAV ファイル出力が生成されます。次に例を示します。

Creating 10.93.248.235(31640) to 10.93.248.227(22818).wav

Creating 10.93.248.227(22816) to 10.93.248.235(31640).wav

ステップ 4 -s オプションを使用すると、タイミングの遅れやパケットのシーケンスに関するその他のトラブルシューティング情報が出力されます。たとえば、 capripper -s capture1.cap と入力します。

出力には、各 WAV ファイルの詳細情報が表示されます。次に例を示します。

10.93.248.235(31640) to 10.93.248.227(22818).wav
RTP packets processed 275
Start seq 4881 End seq 5155
Format g729a
No packets out of sequence
Avg. time between packets 20.03ms
Longest packet delay 20ms
Total frames in .cap file 1433
 

ステップ 5 cap ファイルからオーディオを抽出しようとして「No voice RTP packets found」というエラー メッセージを受信した場合は、処理中のキャプチャ ファイルに RTP パケットが含まれていることを確認します。

NetMon キャプチャを使用していて、ファイルに RTP データが確実に含まれている場合は、キャプチャ データの開始オフセットを判別できなかった可能性があります。-d オプションを使用して、バイナリ データを表示してください。たとえば、 capripper -d netmon.cap と入力します。

出力のサンプル セクションに、次の情報が示されます。

000000A0 98 05 00 00 8D 7F 02 00 00 00 00 00 CE 01 00 00 ................
000000B0 00 00 00 00 00 00 00 00 29 04 00 00 00 00 00 00 ........).......
000000C0 FF FF FF FF FF FF FF FF 00 00 00 00 FF FF FF FF ................
000000D0 FF FF FF FF 00 00 00 00 C8 4A 02 00 00 00 00 00 .........J......
000000E0 3C 00 00 00 3C 00 00 00 FF FF FF FF FF FF 00 02 <...<...........
000000F0 A5 07 2A 18 08 06 00 01 08 00 ..*.............
 

ステップ 6 開始オフセットを判別するには、.cap ファイル内で 2 回繰り返されている DWORD 値の内最初の値から 8 バイトを引きます。前の例では、E0 の行で 3C という値が繰り返されています。ファイル内の数値が 16 進数であることと、各行に 16 バイトずつ表示されていることに注意してください。最初に繰り返されている DWORD 値 0x3C から 8 バイト戻ると、0x000000E0 です。したがって、最初のパケットの開始オフセットは、
0xE0 - 8 = 0xD8 つまり 216 です。

ステップ 7 -o オプションを使用して、ステップ 6 で取得した開始オフセットを指定します。たとえば、 capripper -o 216 netmon.cap と入力します。

出力に、遅延とパケットのシーケンスに関する情報が表示されます。


 

RTP Parser

RTP Parser アドオンは、NetMon の機能を拡張して、キャプチャ ファイルをリアルタイムで表示するときや保存された .cap ファイルを表示するときに RTP パケットをデコードするために使用します。

Network Monitor(別名、NetMon)は、Microsoft Systems Management Server および Microsoft Windows に付属しているユーティリティです。NetMon を使用すると、ネットワーク トラフィックのパターンおよび問題を把握し観察することができます。NetMon の使用法については、Microsoft Product Support Web サイトから入手可能な Microsoft Knowledge Base Article Q294818 を参照してください。

RTP Parser をインストールする


ステップ 1 RtpParser.dll ファイルを、Cisco Unity サーバ上の CommServer¥Utilities¥Audio ディレクトリから Windows¥System32¥Netmon¥Parser ディレクトリにコピーします。

ステップ 2 NetMon を再起動します。


 

RTP Parser を使用してキャプチャ ファイルを表示する


ステップ 1 NetMon を使用して、RTP オーディオを含む .cap ファイルを作成します。

ステップ 2 NetMon のキャプチャ概要ビューを使用して、.cap ファイルを表示します。

ステップ 3 概要ビューでフレーム行をダブルクリックして、RTP Parser ビューを表示します。