Cisco Unity メンテナンス ガイド
Cisco Unity 8.x 用に Exchange を管理する ためのベスト プラクティス
Cisco Unity 8.x 用に Exchange を管理するためのベスト プラクティス
発行日;2012/02/03 | 英語版ドキュメント(2010/02/02 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 1MB) | フィードバック

目次

Cisco Unity 8.x 用に Exchange を管理するためのベスト プラクティス

8.x 用 Exchange メールボックスの最大サイズの設定

8.x ボイス メッセージ設定でのメールボックス制限電子メールの抑制

8.x のユーザ メールボックスのサイズを管理する

8.x でサイズ制限を超えたメールボックスがないかどうかを確認する

8.x で Message Store Manager ユーティリティを使用する

Subscriber Message Store Status レポートを使用する

Exchange の循環ログを設定する

Cisco Unity 8.x 用に Exchange を管理するためのベスト プラクティス

Cisco Unity ユーザが保存されている任意の Exchange サーバで、この章で説明するベスト プラクティスを実行することを推奨します。

「Cisco Unity 8.x 用 Exchange メールボックスの最大サイズの設定」

「Cisco Unity 8.x ボイス メッセージ設定でのメールボックス制限電子メールの抑制」

「Cisco Unity 8.x のユーザ メールボックスのサイズを管理する」

「Cisco Unity 8.x でサイズ制限を超えたメールボックスがないかどうかを確認する」

「Cisco Unity 8.x で Message Store Manager ユーティリティを使用する」

「Exchange の循環ログを設定する」

Microsoft 製品の保守に関するベスト プラクティスについては、この章の手順に加えて、Microsoft 社の Web サイトを参照してください。

Cisco Unity 8.x 用 Exchange メールボックスの最大サイズの設定

ボイス メッセージは、大量のディスク領域を消費する可能性があります。たとえば、G.711 コーデックを使用して録音されたボイス メッセージは 1 分あたり 480 KB を消費します。Cisco Unity ユーザが、受信、送信、または削除した多くのボイス メッセージを保存する場合、メッセージを格納するサーバのハードディスクがすぐに領域不足になる可能性があります。ハードディスクが一杯にならないようにするには、ユーザの Exchange メールボックスのサイズに適切な制限を設定します。

ユーザ メールボックスのサイズを表示および設定するには、Tools Depot から利用可能な Message Store Manager ユーティリティを使用できます(詳細については、「Cisco Unity 8.x で Message Store Manager ユーティリティを使用する」を参照してください)。

または、次のうち適切な手順を使用することもできます。

「Exchange 2007 のすべてのユーザに対する制限を設定する」

「Exchange 2007 の個々のユーザに対する制限を設定する」

「Exchange 2003 のすべてのユーザに対する制限を設定する」

「Exchange 2003 の個々のユーザに対する制限を設定する」

メールボックスのサイズを管理できるその他の方法については、「Cisco Unity 8.x のユーザ メールボックスのサイズを管理する」を参照してください。

Exchange の格納域制限の詳細については、Microsoft Exchange のマニュアルを参照してください。

メールボックスが一杯になったユーザを Cisco Unity が処理する方法の詳細については、『 System Administration Guide for Cisco Unity Release 8.x の「 Messaging and Default Accounts Overview 」の章にある「How Cisco Unity Handles Full Mailboxes」を参照してください。このマニュアルは http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/unity/8x/administration/guide/8xcusagx.html から入手できます。

メールボックスのサイズおよび Cisco Unity のパフォーマンスについては、「Cisco Unity 8.x のパフォーマンスに関する監視のガイドライン」を参照してください。

Exchange 2007 のすべてのユーザに対する制限を設定する


ステップ 1 Windows の [スタート(Start)] メニューで、[すべてのプログラム(Programs)] > [Microsoft Exchange] > [Exchange 管理コンソール(Exchange Management Console)] をクリックします。

ステップ 2 [サーバ コンフィギュレーション(Server Configuration)] を展開し、[メールボックス(Mailbox)] をクリックします。

ステップ 3 結果のペインで、適切なサーバを選択し、該当する格納域グループを展開します。

ステップ 4 [メールボックス データベース(Mailbox Database)] を右クリックし、[プロパティ(Properties)] をクリックします。

ステップ 5 [制限(Limits)] タブをクリックします。

ステップ 6 [格納域の制限(Storage Limits)] セクションで、適切な値を指定します。

ステップ 7 [OK] をクリックして [メールボックス ストアのプロパティ(Mailbox Store Properties)] ダイアログボックスを閉じます。

ステップ 8 Cisco Unity ユーザのメールボックスがホームとしている他のサーバおよびメールボックス データベースに対して、必要に応じてステップ 1ステップ 7 を繰り返します。


 

Exchange 2007 の個々のユーザに対する制限を設定する

個々のユーザに異なる制限を設定する場合(たとえば、会社の社長には制限を設定しない場合)、この手順を使用します。


ステップ 1 Windows の [スタート(Start)] メニューで、[すべてのプログラム(Programs)] > [Microsoft Exchange] > [Exchange 管理コンソール(Exchange Management Console)] をクリックします。

ステップ 2 コンソール ツリーで、[受信者の構成(Recipient Configuration)] をクリックします。

ステップ 3 結果のペインで、制限を変更するユーザを右クリックし、[プロパティ(Properties)] をクリックします。

ステップ 4 [<ユーザ名> のプロパティ(<username> Properties)] ダイアログボックスで、[メールボックスの設定(Mailbox Settings)] タブをクリックします。

ステップ 5 [格納域のクォータ(Storage Quotas)] をダブルクリックします。

ステップ 6 [格納域のクォータ(Storage Quotas)] ダイアログボックスの [格納域のクォータ(Storage Quotas)] セクションで、[メールボックス データベースの既定値を使用する(Use Mailbox Database Defaults)] チェックボックスをオンにします。

ステップ 7 適切な値を指定します。

ステップ 8 [OK] をクリックして [格納域のクォータ(Storage Quotas)] ダイアログボックスを閉じます。

ステップ 9 [OK] をクリックして [<ユーザ名> のプロパティ(<username> Properties)] ダイアログボックスを閉じます。


 

Exchange 2003 のすべてのユーザに対する制限を設定する


ステップ 1 Windows の [スタート(Start)] メニューで、[すべてのプログラム(Programs)] > [Microsoft Exchange] > [システム マネージャ(System Manager)] をクリックします。

ステップ 2 左ペインで、[サーバ(Servers)] を展開し、適切なサーバを展開して、該当する格納域グループを展開します。

ステップ 3 [メールボックス ストア(Mailbox Store)] を右クリックし、[プロパティ(Properties)] をクリックします。

ステップ 4 [制限(Limits)] タブをクリックします。

ステップ 5 [格納域の制限(Storage Limits)] セクションで、適切な値を指定します。

ステップ 6 [OK] をクリックして [メールボックス ストアのプロパティ(Mailbox Store Properties)] ダイアログボックスを閉じます。


 

Exchange 2003 の個々のユーザに対する制限を設定する

個々のユーザに異なる制限を設定する場合(たとえば、会社の社長には制限を設定しない場合)、この手順を使用します。


ステップ 1 Windows の [スタート(Start)] メニューで、[すべてのプログラム(Programs)] > [Microsoft Exchange] > [Active Directory ユーザとコンピュータ(Active Directory Users and Computers)] をクリックします。

ステップ 2 左ペインで、サーバを展開します。

ステップ 3 左ペインで、ユーザが含まれているディレクトリをクリックします(デフォルトでは、このディレクトリは Users という名前です)。

ステップ 4 右ペインで、ユーザ名を右クリックし、[プロパティ(Properties)] をクリックします。

ステップ 5 [Exchange 全般(Exchange General)] タブをクリックします。

ステップ 6 [格納域の制限(Storage Limits)] をクリックします。

ステップ 7 [格納域の制限(Storage Limits)] ダイアログボックスで、[メールボックス ストアの既定値を使用する(Use Mailbox Store Defaults)] チェックボックスをオフにします。

ステップ 8 適切な値を指定します。

ステップ 9 [OK] をクリックして [格納域の制限(Storage Limits)] ダイアログボックスを閉じます。

ステップ 10 [OK] をクリックして [ユーザのプロパティ(User Properties)] ダイアログボックスを閉じます。


 

Cisco Unity 8.x ボイス メッセージ設定でのメールボックス制限電子メールの抑制

Exchange メールボックスの最大サイズを設定すると(「Cisco Unity 8.x 用 Exchange メールボックスの最大サイズの設定」で推奨)、Exchange はサイズ制限に近づいたユーザに自動的に電子メールで警告を送信します。ただし、Cisco Unity がボイス メッセージ設定でインストールされている場合、テキスト/スピーチで電子メール メッセージにアクセスできないユーザは、Cisco Unity ボイス メッセージを含む Exchange メールボックスに送信された電子メールを削除できません。

Exchange でメールボックスのサイズ制限を適用するが、警告の電子メールが送信されないようにして、削除不能なメッセージでユーザ メールボックスが一杯にならないようにするには、次の手順を実行します。

Exchange 2007 のメールボックス データベースのすべてのユーザに対して、メールボックス制限電子メールが送信されないようにする


ステップ 1 Windows の [スタート(Start)] メニューで、[すべてのプログラム(Programs)] > [Microsoft Exchange Server 2007] > [Exchange 管理コンソール(Exchange Management Console)] をクリックします。

ステップ 2 左ペインで、[サーバ コンフィギュレーション(Server Configuration)] を展開し、[メールボックス(Mailbox)] をクリックします。

ステップ 3 中央下部にあるペインにある [データベース管理(Database Management)] タブで次の手順を実行します。

a. 最初のメールボックス データベースを右クリックし、[プロパティ(Properties)] をクリックします。

b. [制限(Limits)] タブをクリックします。

c. [警告メッセージの発行間隔(Warning Message Interval)] リストで、[カスタム スケジュールを使用する(Use Custom Schedule)] をクリックします。

d. [カスタマイズ(Customize)] をクリックします。

e. [スケジュール(Schedule)] ダイアログボックスで、強調表示されている領域をすべてクリアし、Exchange が警告メッセージを送信しないようにします。

f. [OK] をクリックして [スケジュール(Schedule)] ダイアログボックスを閉じます。

g. [OK] をクリックして [メールボックス データベースのプロパティ(Mailbox Database Properties)] ダイアログボックスを閉じます。

ステップ 4 メールボックス制限電子メールを抑制するメールボックス データベースごとに、ステップ 3 を繰り返します。


 

Exchange 2003 のすべてのユーザに対して、メールボックス制限電子メールが送信されないようにする


ステップ 1 Windows の [スタート(Start)] メニューで、[すべてのプログラム(Programs)] > [Microsoft Exchange] > [システム マネージャ(System Manager)] をクリックします。

ステップ 2 左ペインで、[サーバ(Servers)] を展開し、適切なサーバを展開して、該当する格納域グループを展開します。

ステップ 3 [メールボックス ストア(Mailbox Store)] を右クリックし、[プロパティ(Properties)] をクリックします。

ステップ 4 [制限(Limits)] タブをクリックします。

ステップ 5 [警告メッセージの発行間隔(Warning Message Interval)] リストで、[カスタム スケジュールを使用する(Use Custom Schedule)] をクリックします。

ステップ 6 [カスタマイズ(Customize)] をクリックします。

ステップ 7 [スケジュール(Schedule)] ダイアログボックスで、強調表示されている領域をすべてクリアし、Exchange が警告メッセージを送信しないようにします。

ステップ 8 [OK] をクリックして [スケジュール(Schedule)] ダイアログボックスを閉じます。

ステップ 9 [OK] をクリックして [メールボックス ストアのプロパティ(Mailbox Store Properties)] ダイアログボックスを閉じます。


 

Cisco Unity 8.x のユーザ メールボックスのサイズを管理する

ユーザ メールボックスのサイズは、次の方法で管理できます。

一杯になったメールボックスを Cisco Unity が処理する方法、およびメールボックス サイズがパフォーマンスに及ぼす影響を理解する

メールボックスが一杯になったユーザを Cisco Unity が処理する方法の詳細については、『 System Administration Guide for Cisco Unity Release 8.x の「 Messaging and Default Accounts Overview 」章にある「How Cisco Unity Handles Full Mailboxes」を参照してください。このマニュアルは http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/unity/8x/administration/guide/8xcusagx.html で入手できます。

ユーザがログオンしてメッセージを確認するときにメッセージがリアルタイムで処理されるため、メールボックスのサイズが Cisco Unity カンバセーションのパフォーマンスに直接影響します。メールボックスの推奨サイズおよびパフォーマンス上のその他の考慮点については、「Cisco Unity 8.x のパフォーマンスに関する監視のガイドライン」を参照してください。

コーデックの選択がメッセージのファイル サイズに影響することを理解する

表 3-1 に示すように、ボイス メッセージの録音に使用するコーデックは、メッセージのファイル サイズに影響を及ぼします。G.711 Mu-Law および A-Law コーデックで録音されたメッセージを格納するには、最大のディスク領域が必要です。一方、G.729a コーデックは最小のファイル サイズを実現します。

格納されたボイス メッセージは、大量のディスク領域を消費する可能性があります。WAV ファイルが使用する格納域の量は、コーデックが使用する圧縮の種類(存在する場合)によって異なります。圧縮率が高いほど、ファイルが小さくなり、データベースおよびユーザ ワークステーションのディスク領域に及ぼす影響が小さくなります。ただし、録音中に圧縮したメッセージを再生時に圧縮解除すると、音質が低下したり、CPU 処理のオーバーヘッドが発生したりすることがあります。


) 音質は主観的なものであるため、ここでは完全にサポートされているさまざまなコーデックの基本的な比較だけを示します。


 

 

表 3-1 ボイス メッセージのファイル サイズと音質

オーディオ コーデック
ファイル サイズの概算値
(1 分間のメッセージ)
音質

G.711 Mu-Law および A-Law

480 KB

最優良

G.726 32 Kbps

240 KB

優良

GSM 6.10

98 KB

G.729a

60 KB

オーディオ コーデックの選択と実装の詳細については、「 Audio Codecs 」および Cisco Unity ホワイトペーパー( http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps2237/prod_white_papers_list.html )を参照してください。

ボイス メッセージの録音に使用するオーディオ コーデックを変更するには、Tools Depot にある Set Record Format ツールを使用します。

ユーザ メールボックスに適切なサイズ制限を設定する

ユーザ メールボックスのサイズ制限を小さく設定すると、メッセージが格納されるサーバのハードディスクの領域不足を防ぐために役立ちます。Message Store Manager ユーティリティを使用して、メールボックスのサイズ制限を表示および設定できます(「Cisco Unity 8.x で Message Store Manager ユーティリティを使用する」を参照してください)。この操作は、「Cisco Unity 8.x 用 Exchange メールボックスの最大サイズの設定」の手順を使用して Exchange で行うこともできます

Exchange の格納域制限の詳細については、Microsoft Exchange のマニュアルを参照してください。

メッセージ保持ポリシーを適用する

組織のメッセージ保持ポリシーで説明されている基準に基づいて、メッセージをメールボックスから自動的に削除することで、ユーザ メールボックスのサイズを管理できます。たとえば、メッセージ保持ポリシーで、メッセージが 30 日後、3 か月後、または別の期間後にメッセージ ストア サーバから完全に削除されるように指定されている場合があります (組織のメッセージ保持ポリシーの定義については、組織内の法務および情報システムの部署に確認してください)。

ユーザ メールボックスからメッセージを定期的に削除すると、メッセージが格納されているサーバのハードディスクが一杯になるのを防ぐことができます。この処理は、組織のユーザが削除済みメッセージを保存および管理するためのサービス クラス権限を持っていても、メッセージを完全に削除するのを忘れることが多い場合、特に重要です。

Message Store Manager ユーティリティを使用すると、指定するスケジュールに従ってユーザ メッセージを自動的に消去できます(「Cisco Unity 8.x で Message Store Manager ユーティリティを使用する」を参照してください)。この機能を設定する方法については、Message Store Manager ユーティリティのヘルプを参照してください。組織のメッセージ保持ポリシーを適用する準備ができたら、ユーザに通知します。保存済み、送信済み、および削除済みのメッセージが(必要に応じて)一定期間しかサーバに格納されないことをユーザが認識していると、ユーザは自分でメッセージのアーカイブ保存または移動を計画できるため、サポート デスクに対する「失われた」メッセージの要求を減らすことができます。

ユーザの休暇中または長期不在中にメールボックスが一杯にならないようにする

ユーザのオプション グリーティングが有効である限り、発信者がユーザにメッセージを残せないように Cisco Unity を指定できます。この指定により、ユーザが不在でメッセージを定期的に確認する予定がない場合に、メールボックスのサイズが増加しないようにすることができます。また、発信者がグリーティングをスキップできないように Cisco Unity を指定することにより、発信者にユーザの不在をより明確に認識させることができます。

ユーザのオプション グリーティングの発信者オプションを設定する方法については、『 System Administration Guide for Cisco Unity 』 Release 8.x の「 Setting Up Features That Are Controlled by Subscriber or Subscriber Template Settings 」の章にある「Specifying Subscriber Greetings Settings」を参照してください。このマニュアルは、 http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/unity/8x/administration/guide/8xcusagx.html から入手できます。

自分のメールボックスのサイズをしっかり管理するようにユーザを訓練する

ユーザは、メッセージ(必要に応じて、Microsoft Outlook または Cisco Unity Assistant の送信済みアイテム フォルダおよび削除済みアイテム フォルダのメッセージを含む)を削除することにより、メールボックスにスペースを確保できます。メッセージを削除する前にアーカイブ保存するために、ユーザは Media Master コントロール バーの [オプション(Options)] メニューから利用可能な [ファイルにコピー(Copy to File)] オプションを使用して、ファイルをハード ドライブに保存できます。ユニファイド メッセージ ユーザは、Outlook を使用して、ハード ドライブに設定したプライベート フォルダにメッセージを移動できます。

これらの処理および詳細なヒントについては、『 User Guide for the Cisco Unity Phone Interface Release 8.x の「 Managing the Size of Your Mailbox 」の章を参照するようにユーザに勧めてください。このマニュアルは、 http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/unity/8x/user/guide/phone/8xcuugphonex.html から入手できます。

Cisco Unity 8.x でサイズ制限を超えたメールボックスがないかどうかを確認する

ユーザ メールボックスの最大サイズ制限を設定した場合は(「Cisco Unity 8.x 用 Exchange メールボックスの最大サイズの設定」で推奨)、メールボックスが一杯になったことを知らせる警告がいつ生成されたかに注意しながら、ユーザ メールボックスのサイズも監視して、メールボックスのサイズがユーザのニーズに合うように正しく設定されているかどうかを確認することを推奨します。メールボックスのサイズを監視するには、Tools Depot から利用可能な Message Store Manager ユーティリティで Subscriber Message Store Status レポートをスケジューリングします。詳細については、「Cisco Unity 8.x で Message Store Manager ユーティリティを使用する」を参照してください。

Cisco Unity 8.x で Message Store Manager ユーティリティを使用する

Tools Depot にある Message Store Manager ユーティリティは、設定可能なスケジュールに従って、ユーザ メッセージ ストアのさまざまな保守タスク(ユーザ プロパティの更新、メッセージのアーカイブ保存、メッセージの削除、詳細なメールボックス ステータス レポートの実行など)に使用できます。

Message Store Manager ユーティリティでは、管理者がユーザ グループ(エージェントと呼ばれる)を設定できます。管理者が Message Store Manager ユーティリティを設定して行う各操作は、エージェントに対して、またはエージェントのメンバーの特定のサブセットに対して実行されます。エージェントは、Cisco Unity の同報リスト、サービス クラス、内線番号範囲、インポートされた CSV ファイル、またはホーム メール サーバを使用して設定します。Cisco Unity Administratorを使用してこれらのグループのメンバーシップに加える変更はすべて、Message Store Manager のエージェントに自動的に反映されます。

エージェントの設定後、サイトの必要性に応じてタスクを設定し、タスクが毎日、毎週、または毎月実行されるようにスケジューリングできます。

エージェントの設定方法および Message Store Manager ユーティリティの使用方法の詳細については、ユーティリティのヘルプを参照してください。

Subscriber Message Store Status レポートを使用する

Subscriber Message Store Status レポートは、Message Store Manager ユーティリティに用意されています。このレポートは、指定された各ユーザ メールボックスについての詳細なデータを含む CSV ファイルです。このレポートには、各メールボックスの容量、メールボックスが一杯になったことを知らせる警告が生成されたかどうか、メールボックス内のすべてのメッセージの件数とサイズ、メッセージ タイプに固有のその他の情報などが記載されます。

Subscriber Message Store Status レポートは、エージェントとレポート生成開始時刻に固有のファイルに書き込まれます。たとえば、「Sales」エージェントに関するレポートのファイル名は、Sales_MailboxDump_<mmddyy>_<hhmmss>.csv のようになります。レポート ファイルは、レポートの実行に使用されるアカウントの Temp ディレクトリに保存されます。保管のためにレポート ファイルを別の場所に移動することもできます。ディスク領域を節約するため、不要になったレポート ファイルを定期的に削除してください。

Exchange の循環ログを設定する

ログの設定では、ハードディスクの空き領域が少なくなった場合に既存のログが上書きされるようにすることも、既存のログが上書きされないようにすることもできます。

Exchange は、データベースにデータを格納します。最新のトランザクションは、Edb.log ファイルに格納されます。Edb.lg ファイルのサイズが 5 MB に達すると、Exchange はファイル内の最も古いトランザクションがデータベースにコミットされているかどうかを確認します。コミットされている場合、古いトランザクションを新しいトランザクションで上書きし、ログ ファイルの合計サイズが 25 ~ 30 MB を超えないようにします。ただし、Exchange はデータベースにコミットされていないトランザクションを上書きしません。このプロセスは、循環ログと呼ばれます。循環ログが有効である場合は、常に Exchange のフル バックアップが必要になります。システムをバックアップするたびにフル バックアップを実行するように計画しない場合は、循環ログをオフにして、バックアップ スケジュールでの柔軟性を高めます。

循環ログが無効である場合は、Edb.lg ファイルのサイズが 5 MB に達すると、Exchange は同じ名前の新しいログ ファイルを作成し、非アクティブなファイルの名前を変更します。ログに記録されるトランザクションの数が増えるにつれて、ログ ファイルの数も増えていきます。システムは、バックアップが完了するまで新しいログ ファイルを作成し続けます。循環ログを無効にする場合は、フル バックアップを定期的に実行し、それ以外は増分バックアップを実行するようにバックアップ スケジュールを設定することを推奨します。

Exchange-aware バックアップ ソフトウェアを使用してメッセージ ストアをバックアップすると、バックアップ ソフトウェアによってトランザクション ログが消去されます。その時点で、バックアップはメッセージ ストアの現在の状態を反映するため、メッセージ ストアの復元にトランザクション ログが必要でなくなります (バックアップのタイプによっては、バックアップ後にトランザクション ログが消去されない場合もあります。詳細については、バックアップ アプリケーションのマニュアルを参照してください)。


注意 循環ログが有効である場合は、ハードディスクの空き領域が少なくなると、最新のトランザクション ログ エントリ(最新のメッセージを含む)によって最も古いログ エントリ(最も古いメッセージ)が上書きされます。ログ エントリが上書きされると、最後のバックアップ以降に受信したメッセージをトランザクション ログで復元できなくなります。ディスクの空き領域が非常に少なく、システムが非常にビジーである場合は、古いエントリが 1 日も経たないうちに上書きされてしまうことがあります。

循環ログを無効にする場合は、スケジューリングされた増分バックアップとフル バックアップが実行され続け、何らかの理由で失敗したり動作を停止したりしないことを確認してください。バックアップが完了しないと、トランザクション ログがハードディスクを一杯にして、Exchange が動作を停止し、その後 Cisco Unity も動作を停止する可能性があります。

次の作業を行うことを強く推奨します。

Exchange-aware バックアップ ソフトウェアを使用して、メッセージ ストアをバックアップします。

ログが格納されるハードディスクまたはパーティションの使用可能容量を注意深く監視し、使用可能容量が非常に少なくなった場合は、ディスク領域を解放します。