Cisco Unity メンテナンス ガイド Microsoft Exchange版 Release 5.x
保守タスクのための Exchange の設定
保守タスクのための Exchange の設定
発行日;2012/02/03 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 1MB) | フィードバック

目次

保守タスクのための Exchange の設定

Exchange メールボックスの最大サイズの設定

ボイス メッセージ設定でのメールボックス制限電子メールの抑制

Exchange の循環ログ

保守タスクのための Exchange の設定

Cisco Unity ユーザのホーム サーバになっている任意の Exchange サーバで、次の各項のタスクを実行します。

「Exchange メールボックスの最大サイズの設定」

「ボイス メッセージ設定でのメールボックス制限電子メールの抑制」

「Exchange の循環ログ」

Microsoft 製品の保守に関するベスト プラクティスについては、この章の手順に加えて、Microsoft の Web サイトを参照してください。

Exchange メールボックスの最大サイズの設定

ボイス メッセージは、大量のディスク領域を消費する可能性があります。たとえば、G.711 コーデックを使用して録音されたボイス メッセージは 1 分あたり 480 KB を消費します。Cisco Unity ユーザが、受信、送信、または削除した多くのボイス メッセージを保存する場合、メッセージを格納するサーバのハードディスクがすぐに領域不足になる可能性があります。ハードディスクが一杯にならないようにするには、ユーザの Exchange メールボックスのサイズに適切な制限を設定します。

ユーザ メールボックスのサイズを表示および設定するには、Tools Depot から利用可能な Message Store Manager ユーティリティを使用できます(詳細については、「Message Store Manager ユーティリティ」を参照してください)。または、次のうち適切な手順を使用することもできます。

「Exchange 2000 および Exchange 2003 のすべてのユーザに対する制限を設定する」

「Exchange 2000 および Exchange 2003 の個々のユーザに対する制限を設定する」

「Exchange 2007 のすべてのユーザに対する制限を設定する」

「Exchange 2007 の個々のユーザに対する制限を設定する」

ユーザ メールボックスのサイズを管理できるその他の方法については、「ユーザ メールボックスのサイズを管理するためのベスト プラクティス」を参照してください。

Exchange の格納域制限の詳細については、Microsoft Exchange のマニュアルを参照してください。また、『 White Paper: Understanding How Exchange 2000 Storage Limits Work with Cisco Unity 』を参照することもできます。この文書は、
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps2237/prod_white_papers_list.html から入手可能です。

メールボックスが一杯になったユーザを Cisco Unity が処理する方法の詳細については、『 Cisco Unity システム アドミニストレーション ガイド 』の「メッセージ処理とデフォルト アカウントの概要」の章にある「一杯になったメールボックスに対する Cisco Unity の処理」の項を参照してください(このマニュアルは、
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps2237/prod_maintenance_guides_list.html から入手可能です)。

メールボックスのサイズおよび Cisco Unity のパフォーマンスについては、「Cisco Unity のパフォーマンスに関する管理上の監視のガイドライン」を参照してください。

Exchange 2000 および Exchange 2003 のすべてのユーザに対する制限を設定する


ステップ 1 Windows の[スタート]メニューで、 [プログラム] >[Microsoft Exchange] >[システム マネージャ] をクリックします。

ステップ 2 左ペインで、 [サーバー] を展開し、適切なサーバを展開して、格納域グループを展開します。

ステップ 3 [メールボックス ストア] を右クリックし、 [プロパティ] をクリックします。

ステップ 4 [制限] タブをクリックします。

ステップ 5 [格納域の制限]セクションで、適切な値を指定します。

ステップ 6 [OK] をクリックして[メールボックス ストアのプロパティ]ダイアログボックスを閉じます。


 

Exchange 2000 および Exchange 2003 の個々のユーザに対する制限を設定する

個々のユーザに異なる制限を設定する場合(たとえば、会社の社長には制限を設定しない場合)、この手順を使用します。


ステップ 1 Windows の[スタート]メニューで、 [プログラム] >[Microsoft Exchange] >[Active Directory ユーザーとコンピュータ] をクリックします。

ステップ 2 左ペインで、サーバを展開します。

ステップ 3 左ペインで、ユーザが含まれているディレクトリをクリックします(デフォルトでは、このディレクトリは Users という名前です)。

ステップ 4 右ペインで、ユーザ名を右クリックし、 [プロパティ] をクリックします。

ステップ 5 [Exchange 全般] タブをクリックします。

ステップ 6 [格納域の制限] をクリックします。

ステップ 7 [格納域の制限]ダイアログボックスで、 [メールボックス ストアの既定値を使用する] チェックボックスをオフにします。

ステップ 8 適切な値を指定します。

ステップ 9 [OK] をクリックして[格納域の制限]ダイアログボックスを閉じます。

ステップ 10 [OK] をクリックして[ユーザのプロパティ]ダイアログボックスを閉じます。


 

Exchange 2007 のすべてのユーザに対する制限を設定する


ステップ 1 Windows の[スタート]メニューで、 [プログラム] >[Microsoft Exchange] >[Exchange 管理コンソール] をクリックします。

ステップ 2 コンソール ツリーで、 [サーバーの構成] を展開し、 [メールボックス] をクリックします。

ステップ 3 結果のペインで、適切なサーバを選択し、適切な格納域グループを展開します。

ステップ 4 [メールボックス データベース] を右クリックし、 [プロパティ] をクリックします。

ステップ 5 [制限] タブをクリックします。

ステップ 6 [格納域の制限]セクションで、適切な値を指定します。

ステップ 7 [OK] をクリックして[メールボックス ストアのプロパティ]ダイアログボックスを閉じます。

ステップ 8 Cisco Unity ユーザのメールボックスがホームとしている他のサーバおよびメールボックス データベースに対して、必要に応じてステップ 1ステップ 7 を繰り返します。


 

Exchange 2007 の個々のユーザに対する制限を設定する

個々のユーザに異なる制限を設定する場合(たとえば、会社の社長には制限を設定しない場合)、この手順を使用します。


ステップ 1 Windows の[スタート]メニューで、 [プログラム] >[Microsoft Exchange] >[Exchange 管理コンソール] をクリックします。

ステップ 2 コンソール ツリーで、 [受信者の構成] をクリックします。

ステップ 3 結果のペインで、制限を変更するユーザを右クリックし、 [プロパティ] をクリックします。

ステップ 4 [<ユーザ名> のプロパティ]ダイアログボックスで、 [メールボックスの設定] タブをクリックします。

ステップ 5 [格納域の制限] をダブルクリックします。

ステップ 6 [格納域の制限]ダイアログボックスの[格納域の制限]セクションで、 [メールボックス データベースの既定値を使う] チェックボックスをオフにします。

ステップ 7 適切な値を指定します。

ステップ 8 [OK] をクリックして[格納域の制限]ダイアログボックスを閉じます。

ステップ 9 [OK] をクリックして[<ユーザ名> のプロパティ]ダイアログボックスを閉じます。


 

ボイス メッセージ設定でのメールボックス制限電子メールの抑制

Exchange メールボックスの最大サイズを設定すると(「Exchange メールボックスの最大サイズの設定」で推奨)、Exchange はサイズ制限に近づいたユーザに自動的に電子メールで警告を送信します。ただし、Cisco Unity がボイス メッセージ設定でインストールされている場合、テキスト/スピーチで電子メール メッセージにアクセスできないユーザは、Cisco Unity ボイス メッセージを含む Exchange メールボックスに送信された電子メールを削除できません。Exchange でメールボックスのサイズ制限を適用するが、警告の電子メールが送信されないようにして、削除不能なメッセージでユーザ メールボックスが一杯にならないようにするには、次の手順を実行します。

Exchange 2000 および Exchange 2003 のすべてのユーザに対して、使用割当量に関する電子メールが送信されないようにする


ステップ 1 Windows の[スタート]メニューで、 [プログラム] >[Microsoft Exchange] >[システム マネージャ] をクリックします。

ステップ 2 左ペインで、 [サーバー] を展開し、適切なサーバを展開して、格納域グループを展開します。

ステップ 3 [メールボックス ストア] を右クリックし、 [プロパティ] をクリックします。

ステップ 4 [制限] タブをクリックします。

ステップ 5 [警告メッセージの発行間隔]リストで、 [カスタム スケジュールを使用する] をクリックします。

ステップ 6 [カスタマイズ] をクリックします。

ステップ 7 [スケジュール]ダイアログボックスで、強調表示されている領域をすべてクリアし、Exchange が警告メッセージを送信しないようにします。

ステップ 8 [OK] をクリックして[スケジュール]ダイアログボックスを閉じます。

ステップ 9 [OK] をクリックして[メールボックス ストアのプロパティ]ダイアログボックスを閉じます。


 

Exchange の循環ログ

ログの設定では、ハードディスクの空き領域が少なくなった場合に既存のログが上書きされるようにすることも、既存のログが上書きされないようにすることもできます。

Exchange は、Jet データベースにデータを格納します。最新のトランザクションは、Edb.log ファイルに格納されます。Edb.lg ファイルのサイズが 5 MB に達すると、Exchange はファイル内の最も古いトランザクションがデータベースにコミットされているかどうかを確認します。コミットされている場合、古いトランザクションを新しいトランザクションで上書きし、ログ ファイルの合計サイズが 25 ~ 30 MB を超えないようにします。ただし、Exchange はデータベースにコミットされていないトランザクションを上書きしません。このプロセスは、循環ログと呼ばれます。循環ログが有効である場合は、常に Exchange のフル バックアップが必要になります。システムをバックアップするたびにフル バックアップを実行するように計画しない場合は、循環ログをオフにして、バックアップ スケジュールでの柔軟性を高めます。

循環ログが無効である場合は、Edb.lg ファイルのサイズが 5 MB に達すると、Exchange は同じ名前の新しいログ ファイルを作成し、非アクティブなファイルの名前を変更します。ログに記録されるトランザクションの数が増えるにつれて、ログ ファイルの数も増えていきます。システムは、バックアップが完了するまで新しいログ ファイルを作成し続けます。循環ログを無効にする場合は、フル バックアップを定期的に実行し、それ以外は増分バックアップを実行するようにバックアップ スケジュールを設定することをお勧めします。

Exchange-aware バックアップ ソフトウェアを使用してメッセージ ストアをバックアップすると、バックアップ ソフトウェアによってトランザクション ログが消去されます。その時点で、バックアップはメッセージ ストアの現在の状態を反映するため、メッセージ ストアの復元にトランザクション ログが必要でなくなります(バックアップのタイプによっては、バックアップ後にトランザクション ログが消去されない場合もあります。詳細については、バックアップ アプリケーションのマニュアルを参照してください)。


注意 循環ログが有効である場合は、ハードディスクの空き領域が少なくなると、最新のトランザクション ログ エントリ(最新のメッセージを含む)によって最も古いログ エントリ(最も古いメッセージ)が上書きされます。ログ エントリが上書きされると、最後のバックアップ以降に受信したメッセージをトランザクション ログで復元できなくなります。ディスクの空き領域が非常に少なく、システムが非常にビジーである場合は、古いエントリが 1 日も経たないうちに上書きされてしまうことがあります。

循環ログを無効にする場合は、スケジューリングされた増分バックアップとフル バックアップが実行され続け、何らかの理由で失敗したり動作を停止したりしないことを確認してください。バックアップが完了しないと、トランザクション ログがハードディスクを一杯にして、Exchange が動作を停止し、その後 Cisco Unity も動作を停止する可能性があります。

次の作業を行うことを強くお勧めします。

Exchange-aware バックアップ ソフトウェアを使用して、メッセージ ストアをバックアップします。

ログが格納されるハードディスクまたはパーティションの使用可能容量を注意深く監視し、使用可能容量が非常に少なくなった場合は、ディスク領域を解放します。