Cisco Unity 設計ガイド Release 4.0
ディレクトリおよびメッセージ ストア としての Domino の使用方法
ディレクトリおよびメッセージ ストアとしての Domino の使用方法
発行日;2012/02/06 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

ディレクトリおよびメッセージ ストアとしての Domino の使用方法

Cisco Unity、Domino、および Notes

Domino アドレス帳に関する用語

Domino サーバおよびクライアント ワークステーション上の DUCS for Cisco Unity

DUCS による Domino アドレス帳の変更内容

DUCS クライアントによるメール ファイルの変更内容

Cisco Unity と接続する Domino サーバ(パートナー Domino サーバ)

Windows ドメイン、Domino ドメイン、およびサーバの配置

Windows のアカウントと許可

認証

Domino 許可

Cisco Unity ユーザと Domino ユーザ

Domino クラスタ

メッセージの転送

Cisco Unity サーバ上の Notes クライアント

クライアント アクセス ライセンス

データのバックアップと復元

Cisco Unity と Domino アドレス帳

サポートされるコンフィギュレーションとサポートされないコンフィギュレーション

ボイスメール専用コンフィギュレーション

ユニファイド メッセージ コンフィギュレーション

ユニファイド メッセージ(Domino クラスタなし)

ユニファイド メッセージ(Domino クラスタ)

サポートされるコンフィギュレーションの基準

Cisco Unity(Lotus Domino 版)の配置

管理アクセスと制御

サポート ポリシーの策定

ネットワーク サービス

ユニファイド メッセージ コンフィギュレーションでの配置作業

運用作業

Cisco Unity(Domino 版)と Cisco Unity(Exchange 版)の機能比較

ディレクトリおよびメッセージ ストアとしての Domino の使用方法

この章では、Lotus Domino をメッセージ ストアとして使用し、Domino アドレス帳を Cisco Unity 用のディレクトリとして使用する方法について詳しく説明します。

この章には、次の項があります。

「Cisco Unity、Domino、および Notes」

「Cisco Unity と Domino アドレス帳」

「サポートされるコンフィギュレーションとサポートされないコンフィギュレーション」

「Cisco Unity(Lotus Domino 版)の配置」

「Cisco Unity(Domino 版)と Cisco Unity(Exchange 版)の機能比較」

Cisco Unity、Domino、および Notes

Cisco Unity 4.0(Domino 版)は、現時点ではこの章で説明する Domino コンフィギュレーションをサポートしています。さらに、お客様のご要望に応じて ECSBU がテストおよび認定したその他の Domino コンフィギュレーションをサポートしていく予定です。現時点でのサポート状況は、次のとおりです。

Cisco Unity ユニファイド メッセージ コンフィギュレーションはサポートされます。

ボイスメール コンフィギュレーションはサポートされません。

Cisco Unity サーバへの Domino のインストールはサポートされません。

ボイスメール コンフィギュレーションまたはユニファイド メッセージ コンフィギュレーションの Cisco Unity(Exchange 版)システムは、Cisco Unity 4.0(Domino 版)に移行できます。ただし、すべてのソフトウェアを再インストールする必要があり、さらに Cisco Unity の設定とボイスメールが失われます。

複数の Cisco Unity サーバが必要な場合は、Cisco Unity デジタル ネットワークを設定することで、それぞれのサーバ上のユーザがボイスメールを互いにやり取りできるようになります。ただし、Cisco Unity(Domino 版)の初期リリースは、Cisco Unity Bridge、AMIS、または VPIM を使用する他のボイスメール システムとのボイスメール交換をサポートしていません。これは、インターネット ボイス コネクタが Cisco Unity(Domino 版)用に更新されていないためです。

詳細については、次の項を参照してください。

「Domino アドレス帳に関する用語」

「Domino サーバおよびクライアント ワークステーション上の DUCS for Cisco Unity」

「Cisco Unity と接続する Domino サーバ(パートナー Domino サーバ)」

「Windows ドメイン、Domino ドメイン、およびサーバの配置」

「Windows のアカウントと許可」

「認証」

「Domino 許可」

「Cisco Unity ユーザと Domino ユーザ」

「Domino クラスタ」

「メッセージの転送」

「Cisco Unity サーバ上の Notes クライアント」

「クライアント アクセス ライセンス」

「データのバックアップと復元」

Domino アドレス帳に関する用語

Names.nsf は、Domino ドメインの最初のアドレス帳(ディレクトリ)ファイルです。1 台目の Domino サーバをインストールしたときに作成されます。ドメインに追加される Domino サーバは、それぞれ Names.nsf の複製を受け取ります。Cisco Unity のインストール中に、Cisco Unity が監視する Domino サーバ上の Domino アドレス帳を指定します。通常、Cisco Unity が監視するアドレス帳は Names.nsf の複製になります。

セカンダリ アドレス帳は、Names.nsf のサブセットであるアドレス帳です。通常は、ローカル以外のメール ユーザ(ドメイン内や企業内にメールボックスを持っていないユーザ)を登録するために作成されます。Active Directory でこれに相当する用語は、コンタクト(連絡先)です。Exchange 5.5 での対応語は、カスタム受信者です。

Domino サーバおよびクライアント ワークステーション上の DUCS for Cisco Unity

Cisco Unity で Domino をメッセージ ストアおよびディレクトリとして使用するには、Domino サーバ上に、IBM Lotus Domino Unified Communications Services (DUCS) for Cisco Unity を次のとおりにインストールする必要があります。

Cisco Unity ユーザのホームとなる各 Domino サーバに、csServer をインストールする。

Cisco Unity が監視する Domino アドレス帳を保持している Domino サーバに、csServer と csAdmin の両方をインストールする。

クラスタをホームとする Cisco Unity ユーザが存在する場合は、クラスタ内のすべての Domino サーバに csServer をインストールする。さらに、クラスタ内で Cisco Unity の接続先となるサーバに csAdmin をインストールする。

また、Cisco Unity ユーザとなる各 Notes ユーザのクライアント ワークステーションに、DUCS クライアント ソフトウェアをインストールする必要があります。クライアント ソフトウェアをインストールすると、VCR 型の録音コントロールと再生コントロールがメッセージ フォームに追加されます。DUCS によって、メッセージ到着通知、メッセージ ウェイティング インジケータ、およびボイスメール録音再生用 Lotus Mail テンプレートを利用できるようになります。DUCS は IBM Lotus が開発し、サポートを行っているもので、IBM Lotus からのみ購入できます。シスコからは購入できません。


) DUCS を利用できるのは、現時点では Windows 2000 または Windows NT 4 を実行している Domino サーバに限られます。


Cisco Unity 4.0 は、次のバージョンの Domino、Notes、および DUCS をサポートしています。

Domino 管理/アドレス帳サーバおよびメッセージ ストア サーバでは、Domino バージョン 5.0.10 または 5.0.11、および DUCS バージョン 1.1。

Cisco Unity サーバでは、Notes バージョン 5.0.10。

クライアント ワークステーションでは、Notes クライアント バージョン 5.0.11 と DUCS バージョン 1.1。

DUCS による Domino アドレス帳の変更内容

表 7-1 は、DUCS 管理クライアントを Domino サーバにインストールしたときに、Domino アドレス帳に追加される要素を示しています。DUCS 管理クライアントをアンインストールすると、これらの項目はアドレス帳から削除されます。

 

表 7-1 DUCS 管理クライアントのインストールによってアドレス帳に追加される要素

要素
名前

フォーム

Unity Location

ビュー

Unity Locations

($UnityLocLookup)

($UnityNameLookup)

エージェント

UC License Tracking

サブフォーム

$CSUnityDLSubform

$CSUnityUserSubform

$GroupExtensibleSchema

$PersonExtensibleSchema

DUCS クライアントによるメール ファイルの変更内容

DUCS for Cisco Unity クライアント ソフトウェアをクライアント ワークステーションにインストールすると、 表 7-2 に示す要素がメール ファイルに追加されます。DUCS for Cisco Unity をアンインストールすると、これらの要素はメール ファイルから削除されます。

 

表 7-2 DUCS 管理クライアントのインストールによってメール ファイルに追加される要素

要素
名前

フォーム

UCDisplayInfo

Voice Message

(Display Received Voice Message)

(UCMemo)

ビュー

Voice Inbox

($UCInbox):このビューは、ユーザを Cisco Unity にインポートしたときに追加される

エージェント

(UC Enable)

(UCPreferences)

画像

Phone.jpg

act_EDIT.GIF

act_Listen.GIF

サブフォーム

UCPlayer

(DisplayFwrdContent)

(UCItems)

(UCVoiceNote)

(VoiceDeliveryOptions)

スクリプト ライブラリ

Core UC Classes

Core UC Strings

Unified Communications

Cisco Unity と接続する Domino サーバ(パートナー Domino サーバ)

Cisco Unity をインストールするときは、Cisco Unity がパートナー Domino サーバとして接続する 1 台の Domino サーバをインストーラが指定します。パートナー サーバにはいくつかの目的があります。

パートナー サーバは、Cisco Unity システム メールボックスのホームです。このメールボックスは、外部の発信者からのボイスメールの送信者になります(Cisco Unity ユーザからのボイスメールは、発信したユーザのメールボックスから発信されたものと認識されます)。システム メールボックスは、各 Cisco Unity サーバに存在する必要があります。

Cisco Unity は、デフォルト システム アカウント(Default Admin や同報リストなど)用の連絡先アドレス帳エントリをこのサーバ上で作成します。

外部発信者およびユーザからの Cisco Unity ボイスメールは、すべてパートナー サーバの Mail.box に配置され、その後で転送されます。

Windows ドメイン、Domino ドメイン、およびサーバの配置

Cisco Unity 4.0 サーバは、Windows 2000 Server を実行し、次のいずれかとして動作している必要があります。

Windows 2000 ドメインのドメイン コントローラ

Windows 2000 ドメインのメンバー サーバ

Windows NT ドメインのメンバー サーバ

Cisco Unity サーバをメンバー サーバにする場合は、そのドメインのドメイン コントローラと同一の、アベイラビリティが高く接続状態が良好なネットワークに配置する必要があります。

Cisco Unity サーバは、パートナー Domino サーバ、および Cisco Unity ユーザのホームとなるすべての Domino サーバと同一の、アベイラビリティが高く接続状態が良好なネットワークに配置する必要があります。このようにしない場合、メッセージ アクセス、ディレクトリ複製、およびディレクトリ検索で遅延が発生します。

Cisco Unity 4.0 リリースでは、Cisco Unity ユーザのホームとなる Domino ドメインごとに、少なくとも 1 台の Cisco Unity サーバが必要です。

Windows のアカウントと許可

Cisco Unity 4.0 では、『 Cisco Unity インストレーション ガイド 』で説明しているとおり、インストール中に 3 つの Windows ドメイン アカウントを作成する必要があります。アカウントの 1 つは Cisco Unity のインストールに使用され、1 つはほとんどの Cisco Unity サービスがログオンに使用するアカウントで、1 つは Cisco Unity の管理インターフェイス(Cisco Unity システム管理)へのアクセスに使用されます(テキスト/スピーチ変換(TTS)サービスや Cisco Unity ライセンス発行を制御するサービスなど、一部のサービスはローカル システム アカウントを使用してログオンします)。

各アカウントが必要とする許可は、Cisco Unity パーミッション ウィザードを使用して設定します。ほとんどの Cisco Unity サービスを所有するアカウントは、同じドメイン内の複数の Cisco Unity サーバで使用されます。これらの必要な権限と許可の詳細については、Cisco.com
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps2237/products_installation_guides_books_list.html )から入手可能な『 Cisco Unity インストレーション ガイド 』の「インストール用アカウントの作成および権限と許可の設定」と「Cisco Unity Permissions ウィザードによる許可の設定」の章を参照してください。

これらのアカウントと許可は Cisco Unity の独自機能に必要で、Domino 許可とは別のものです。

Cisco Unity ユーザである Domino ユーザは、Windows アカウントを持つ必要がなく、Cisco Unity の管理者とユーザは Windows 認証を使用する必要がありません。

認証

サービス クラス(COS)で Cisco Unity システム管理へのアクセスが許可されている Cisco Unity ユーザは、システムの設定に応じて、Domino 認証、統合 Windows 認証、または匿名認証を使用して Cisco Unity システム管理にアクセスできます。COS で Cisco Unity Assistant へのアクセスが許可されているユーザも、同じ認証方式を使用して Cisco Unity Assistant にログオンできます。

Domino 許可

Cisco Unity をインストールする前に、Cisco Unity のインストール担当者、または認定 Domino 管理者が、Cisco Unity サーバ用のグループを UnityServers という名前で作成し、そのグループに Admin4.nsf に対する「編集者」許可と Names.nsf に対する「文書の削除権限つき編集者」許可を付与する必要があります。Cisco Unity は、これらの許可を使用して、Notes ユーザとして次の処理を実行します。

ユーザ、連絡先、および同報リストを Domino アドレス帳からインポートして、Cisco Unity のユーザ、連絡先(コンタクト)、同報リストを作成する。

Cisco Unity システム管理を使用して Domino アドレス帳を変更する。

Domino を通じてボイスメールを送信する。

ユーザ宛のメッセージを取得および再生する。

ボイスメール、電子メール、およびファックス メッセージの既読/未読ステータスについての情報をユーザ メールボックスから取得し、新しいメッセージがある場合は通知を送信する。

また、Domino ユーザを Cisco Unity にインポートするとき、Cisco Unity は AdminP 要求を送信して、インポートされたユーザ メール ファイルにユーザがアクセスできるようにします。

Cisco Unity ユーザと Domino ユーザ

Cisco Unity ユーザは、Cisco Unity にインポートされ、DUCS が有効になっている Domino ユーザです。各ユーザの Person ドキュメントは Cisco Unity 属性を保持しており、メール ファイルは DUCS 属性を保持しています。Cisco Unity ユーザを作成する唯一の方法は、既存の Domino ユーザを Cisco Unity にインポートすることです。Cisco Unity では、Cisco Unity システム管理を使用して Domino ユーザを作成できません。

Domino クラスタ

Cisco Unity は、Cisco Unity ユーザが Domino クラスタをホームとすることをサポートしています。この Domino クラスタは、IBM Lotus の要件をすべて満たしている必要があります。特に、ユーザの最大数および対応ハードウェアに関する要件に注意してください。Cisco Unity サーバは、5 つまでの Domino メール ストア上の、7,500 人までのユーザをサポートします。クラスタは、1 つのメール ストアとして数えます。クラスタ上のユーザ数によっては、Domino クラスタごとに 1 台の Cisco Unity をインストールすることを推奨します。

Domino クラスタのインストール、設定、および保守はお客様が実施します。

Domino クラスタの詳細については、Lotus Domino の Web サイトから入手可能な Lotus Domino のマニュアルを参照してください。

メッセージの転送

Cisco Unity のボイスメールは、Domino によって Domino メールボックスに転送されます。誰か(外部発信者またはユーザ)がボイスメールを録音すると、Cisco Unity は、そのメッセージをパートナー Domino サーバの Mail.box に送信します。受信者のメール ファイルまでの転送経路は、パートナー サーバが決定します。Cisco Unity がメッセージを Domino サーバに送信した後は、Domino サービスが送信を担当します。

Cisco Unity サーバ上の Notes クライアント

Cisco Unity が Domino サーバと対話するには、Cisco Unity サーバに Notes バージョン 5.0.10 がインストールされている必要があります。その他の Domino ソフトウェアは、Cisco Unity サーバにはインストールしません。

クライアント アクセス ライセンス

Cisco Unity(Domino 版)を利用する場合は、次のサーバ用に DUCS ライセンスを購入する必要があります。

Cisco Unity ユーザのホームとなる各サーバ

Cisco Unity によって監視される Domino アドレス帳を保持する Cisco Unity パートナー Domino サーバ(このサーバは、Domino ドメインの管理サーバである可能性もあります)

DUCS ライセンスは、IBM Lotus からのみ入手できます。DUCS の購入については、最寄りの IBM Lotus 販売代理店までお問い合せください。シスコでは DUCS を販売していません。

その他の必要な Lotus ライセンスの購入および管理は、お客様の負担となります。

データのバックアップと復元

ユニファイド メッセージを配置する場合は、メールボックスのバックアップが重要です。Domino 対応の IBM Lotus 認定バックアップ プログラムを使用する必要があります。

Cisco Unity と Domino アドレス帳

Cisco Unity(Domino 版)は、Domino アドレス帳をディレクトリ サービスとして使用します。ただし、Cisco Unity ユーザおよびその他の Cisco Unity オブジェクトに関する情報は、ほとんどが SQL Server(または MSDE)データベースに保持されます。Domino アドレス帳と Cisco Unity データベースの両方に保持される少量の情報(内線番号など)については、Cisco Unity が Domino アドレス帳内の変更を定期的に確認し、変更されていた場合は Cisco Unity データベースに複製します。Cisco Unity システム管理で行われた変更の一部は、Domino アドレス帳に複製されます。Cisco Unity がインストールされ、動作しているときは、アドレス帳や Cisco Unity システム管理の設定に変更が加えられることは比較的まれです。したがって、この複製によってパフォーマンスが損なわれることはありません。

Cisco Unity は、Cisco Unity が監視するアドレス帳に対する「文書の削除権限つき編集者」許可を必要とします。Cisco Unity 4.0 リリースでは、Cisco Unity サーバは 1 つのドメインのアドレス帳を監視できます。これには、Names.nsf、および Domino ドメイン内にメール ファイルを持たないプロキシ ユーザやリモート ユーザをサポートするセカンダリ アドレス帳が含まれます。

サポートされるコンフィギュレーションとサポートされないコンフィギュレーション

Cisco Unity 4.0(Domino 版)の最初のリリースの場合、サポートされるコンフィギュレーションは、綿密にテストされ、正常にインストールできることが保証されたものだけになります。サポートされるコンフィギュレーションは、お客様のご要望に応じて ECSBU がコンフィギュレーションをテストすることにより、今後追加される予定です。

お客様の環境で Cisco Unity 4.0 が動作するかどうかは、シスコの SE、ECSBU の TME、およびその他の担当者が判断します。Cisco Unity を実際に配置するには、さらにテストが必要になります。お客様のコンフィギュレーションがこの章の基準を満たしていない場合は、コンフィギュレーションに何らかの変更を加える前に、ECSBU の TME にお問い合せください。

詳細については、次の項を参照してください。

「ボイスメール専用コンフィギュレーション」

「ユニファイド メッセージ コンフィギュレーション」

「サポートされるコンフィギュレーションの基準」

ボイスメール専用コンフィギュレーション

Cisco Unity 4.0(Domino 版)は、ボイスメール コンフィギュレーションをサポートしていません。ボイスメール コンフィギュレーションが必要な場合は、「ディレクトリおよびメッセージ ストアとしての Active Directory と Exchange 2000 の使用方法」を参照してください。

ユニファイド メッセージ コンフィギュレーション

ユニファイド メッセージ コンフィギュレーションの場合、Cisco Unity はディレクトリやメッセージ データを独自には保持せず、既存のディレクトリ(Domino アドレス帳)とメッセージ ストア情報を使用します。ユニファイド メッセージの利点としては、次のようなものがあります。

電子メール アプリケーションやボイスメール アプリケーション用に別アカウントを作成および管理する必要がないため、管理オーバーヘッドが大幅に小さくなる。

ボイスメール システム専用のメッセージ インフラストラクチャがない。Cisco Unity は、電子メール環境をボイス対応にし、既存のメッセージ インフラストラクチャをそのまま使用する。

最初からユニファイド メッセージを導入する方が、最初にボイスメール システムを導入し、その後でユニファイド メッセージに移行する場合よりも管理が容易である。

サポートされるコンフィギュレーションについては、次の図を参照してください。

「ユニファイド メッセージ(Domino クラスタなし)」

「ユニファイド メッセージ(Domino クラスタ)」

ユニファイド メッセージ(Domino クラスタなし)

 

ユニファイド メッセージ(Domino クラスタ)

 

サポートされるコンフィギュレーションの基準


注意 予定している配置が次の基準を満たしていない場合は、配置する前に ECSBU の TME にお問い合せください。

Cisco Unity 4.0(Domino 版)でサポートされるコンフィギュレーションには、次の要件があります。

Domino サーバと Domino クラスタは、DUCS に関連する要件も含めて、IBM Lotus の要件をすべて満たしている必要がある。

Cisco Unity サーバは、1 つの物理サイトにサービスを提供できる。1 つの物理サイトとは、大学構内、1 つの建物、その他の機能集約施設など、ネットワーク帯域幅が問題にならず、接続状態が良好な 1 つまたはそれ以上の LAN を意味します。

Cisco Unity サーバは、1 つの物理サイト内にある、5 つまでの Domino サーバまたは Domino クラスタ上のメールボックスにサービスを提供できる。

Cisco Unity サーバは、ローカル Cisco Unity データ(ローカル Cisco Unity サーバをホームとするユーザのデータ)とグローバル Cisco Unity データ(他の Cisco Unity サーバをホームとするユーザのデータ)を保持する 1 つの Domino アドレス帳(ディレクトリまたは Names.nsf ファイル)にサービスを提供できる。

Cisco Unity サーバは、連絡先を保持する 1 つのセカンダリ アドレス帳にサービスを提供できる。このセカンダリ アドレス帳は、Names.nsf と同じビューを持ち、DUCS 対応である(DUCS admin ビューを含んでいる)必要があります。セカンダリ アドレス帳は、同じ Domino ドメインの他の Domino サーバに配置できます。

複数の Cisco Unity サーバを 1 つの Domino ドメインにインストールできる。Cisco Unity デジタル ネットワークを使用すると、ある Cisco Unity サーバをホームとするユーザから、別の Cisco Unity サーバをホームとするユーザ宛にボイスメールを送信できます。

Cisco Unity(Domino 版)のユーザと Cisco Unity(Exchange 版)のユーザは、Cisco Unity デジタル ネットワークを使用して互いにボイスメールをやり取りすることはできない。

ある Domino ドメイン内の Cisco Unity(Domino 版)ユーザは、インターネット ユーザを使用して、別の Domino ドメイン内のユーザにボイスメールを送信することだけができる。

Cisco Unity(Lotus Domino 版)の配置

Cisco Unity(Lotus Domino 版)バージョン 4.0 は、次に示す方法で配置できます。

1 台以上の Cisco Unity サーバを使用するユニファイド メッセージ コンフィギュレーション。同じ Domino ドメインに属し、接続状態の良好な同一ネットワーク内にある、複数の Domino サーバ上の Cisco Unity ユーザにサービスを提供します。

Cisco Unity Assistant と DUCS for Cisco Unity(ユーザがメッセージを再生および録音できるようにする Notes のフォーム)にアクセスするユニファイド メッセージ コンフィギュレーション。

複数の Cisco Unity サーバを使用するユニファイド メッセージ コンフィギュレーション。このコンフィギュレーションには、Cisco Unity デジタル ネットワーク(複数の Cisco Unity サーバが同じ Domino ドメインに属している場合)、または SMTP ゲートウェイとインターネット ユーザ(複数の Cisco Unity サーバが別の Domino ドメインに属している場合)が必要です。詳細については、Cisco.com
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps2237/products_installation_and_configuration_guide_books_list.html )から入手可能な『 Cisco Unity のネットワーク機能 』を参照してください。

詳細については、「ユニファイド メッセージ コンフィギュレーション」を参照してください。

その他の詳細については、次の項を参照してください。

「管理アクセスと制御」

「サポート ポリシーの策定」

「ネットワーク サービス」

「ユニファイド メッセージ コンフィギュレーションでの配置作業」

「運用作業」

管理アクセスと制御

Cisco Unity サーバおよびそのリソースへの管理アクセスを管理するには、各種の操作、たとえばサーバのバックアップや傾向分析用パフォーマンス データの収集などに対して、それぞれ異なるアクセス レベルを設定します。

Cisco Unity をユニファイド メッセージ コンフィギュレーションにインストールする場合は、サーバ管理ポリシーを定め、それに基づいてサーバへの管理アクセスを許可するのが最適です。このポリシーでは、Cisco Unity の正常な運用に必要となる、次のような管理アクセスは規制しないようにします。

サーバ リソース(ハードウェア、オペレーティング システム、ファイル システム、およびその他のサポート ソフトウェア)の管理

Web アクセスなどの Cisco Unity アプリケーションの管理、SQL Server または MSDE、IIS、Internet Explorer などのサポート コンポーネントへのアクセス、Cisco Unity アプリケーションのログ ファイルへのアクセス、および Windows イベント ビューアへのアクセス、パフォーマンス モニタなどのユーティリティへのアクセス

Cisco Unity のユーザ、同報リスト、コール ハンドラなどの管理

Cisco CallManager、SIP プロキシ サーバ、または回線交換電話システムへの Cisco Unity スイッチ接続の管理

サポート ポリシーの策定

Cisco Unity を管理しやすくするには、サポート ポリシーを策定して、Cisco Unity 固有の管理作業をサーバのその他の管理作業と区別します。これによって、限定的な COS 設定を持つ Cisco Unity 管理者が、COS で指定された操作を行う場合だけ Cisco Unity アプリケーションにアクセスできるようになります。

ネットワーク サービス

Cisco Unity は、Notes ネーム解決を使用して、Domino 環境または Notes 環境の FQDN を解決する Notes クライアントです。Cisco Unity は、配置先のサーバにアクセスでき、これらのサーバ名を解決できる必要があります。この要件を満たしていないと、パフォーマンスが悪化し、場合によっては Cisco Unity が処理を失敗します。可能であれば、ネーム解決サーバは Cisco Unity サーバと同じ高アベイラビリティ ネットワークに配置します。Cisco Unity(Domino 版)を配置できるのは既存の Domino 環境だけであるため、利用可能なネーム解決サーバはすでに存在していると考えられます。

Cisco Unity は Windows ドメインにインストールする必要があるため、Cisco Unity は Windows DNS を利用します。Cisco Unity を既存の Windows ドメインにインストールする場合は、アベイラビリティの高い DNS サーバがすでに存在していると考えられます。既存の Windows ドメインがない場合は、Cisco Unity サーバに DNS をインストールする必要があります。

ユニファイド メッセージ コンフィギュレーションでの配置作業

ユニファイド メッセージ コンフィギュレーションでは、Cisco Unity サーバの配置と管理方法、およびそれらの管理に使用するアカウントに十分配慮してください。

ユニファイド メッセージ コンフィギュレーションの Cisco Unity では、配置に関する次の推奨事項を考慮に入れてください。

Cisco Unity サービスの実行にどのようなアカウントを使用するかを明確化し、アカウントを作成します。

Cisco Unity の管理にどのようなアカウントを使用するかを明確化し、アカウントを作成します。

Cisco Unity サーバ用のグループを作成して、そのグループに Admin4.nsf に対する「編集者」許可を付与し、Names.nsf に対する「文書の削除権限つき編集者」 許可を付与します。

ローカル Cisco Unity サーバに対して、管理者がどの程度のアクセス レベルを必要とするかを明確化します。管理者以外のユーザは、Cisco Unity サーバのオペレーティング システムやファイル システムに直接アクセスする必要はありません。

各 Cisco Unity サーバの Cisco Unity サービス クラスに関するポリシーを策定します。

ユーザが使用する Cisco Unity テンプレートを定義します。

各インストール環境の Cisco Unity 同報グループを定義します。インストール中に作成されるデフォルト同報リスト以外にも、Domino アドレス帳内の既存の同報リストを指定するか、同報リストを新しく作成して、それらを Cisco Unity にインポートする必要があります。

Cisco Unity サーバ上で必要となる音声/テキスト変換アプリケーションを把握しておきます。

ダイヤル規制を定義して、ユーザが必要のない外部の電話番号に発信できないようにします。

各 Cisco Unity サーバがサービスを提供しているユーザの数を把握し、文書化したことを確認します(Cisco Unity サーバ 1 台あたり 7,500 ユーザまでという制限があります)。

各 Cisco Unity サーバが、サービスを提供するユーザの数に応じた適切な規模になっていることを確認します。サーバの規模の詳細については、Cisco.com
http://cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps2237/products_data_sheets_list.html )から入手可能な『 Cisco Unity Supported Platforms List 』を参照してください。

適切な障害復旧計画を作成し、文書化します。

スイッチ連動について、不明な点が残っていないか確認します。

メッセージの到着通知、および電話でのメッセージの録音と再生に必要なポートの数を把握しておきます。

ハードウェアとサポート コンポーネントがすべて正しく設定されていることを確認します。

サーバのインストール後および運用前に実施する、受け入れテスト項目をリストアップします。

問題が発生した場合のフォールバック プロセスがあることを確認します。

システムの初期パフォーマンスの測定に必要となる基準を定義します。

Cisco Unity ユーザのワークステーションに DUCS クライアントをインストールします。これは、Domino ユーザを Cisco Unity にユーザとしてインポートする前に実行する必要があります。

運用作業

次の項目は、運用中の Cisco Unity システムに対する推奨事項です。

ログの収集や、ディスク領域、メモリ、CPU などのサーバ リソース利用状況の監視を行う定期保守スケジュールを作成し、これに従います。

定期バックアップが実行されていることを確認します。

オフラインでの保守作業に必要となる、定期的なダウンタイムについて計画を立てます。

音声/テキスト変換アプリケーションの保守と作成や、Directory Walker などのクリーンアップ ユーティリティの実行など、特殊な管理作業について計画を立てます。

ボイスメール コンフィギュレーションからユニファイド メッセージ コンフィギュレーションに移行する場合や、ハードウェアをアップグレードする場合など、システムのコンフィギュレーションを変更するときは、既存の Cisco Unity システムをラボ環境に再現して、動作を事前にテストおよび検証します。

Cisco Unity(Domino 版)と Cisco Unity(Exchange 版)の機能比較

Cisco Unity 4.0(Domino 版)は、次の機能をサポートしていません。

Cisco Unity Bridge、AMIS、または VPIM を使用しての、他のボイスメール システムとの通信。Cisco Unity ユーザが Cisco Unity ユーザ以外とボイスメールをやり取りできるのは、SMTP ベースのインターネット ユーザを使用する場合だけです。

Cisco Unity レポート。

Cisco Unity Inbox。Cisco Unity Inbox は、バージョン 3.1 およびそれ以前のバージョンで Visual Messaging Interface(VMI)と呼ばれていたものです。

Cisco Unity フェールオーバー。

Cisco Unity(Exchange 版)の次の機能は、Cisco Unity(Domino 版)では利用できません。

ユーザのメールボックスが一杯になっている場合に、Cisco Unity がメッセージを受け取ることを禁止する。

Cisco Unity システム管理を使用して、Cisco Unity ユーザおよびそれに対応する Domino ユーザを作成する。Cisco Unity(Domino 版)では、ユーザをまず Domino ユーザとして作成し、その後で Cisco Unity にインポートする必要があります。

削除済みアイテム フォルダの機能。

送信時刻の指定。

メールボックスのステータス

メールボックスのサイズ

次の Cisco Unity ツールは、Cisco Unity(Domino 版)では利用できません。

Audio Text Manager

Disaster Recovery Tool Backup

Disaster Recovery Tool Restore

Event Notification Utility

Extension Address Utility

Failover Config

Failover Monitor

FullDB Import

FullDB Export

Message Store Manager

Move Subscriber Data

Public DL Builder

GrantUnityAccess

Remove Subscriber Properties