Cisco Unity 設計ガイド Release 4.0
Exchange 5.5 から Exchange 2000 へ のメッセージ ストアの移行
Exchange 5.5 から Exchange 2000 へのメッセージ ストアの移行
発行日;2012/02/06 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

Exchange 5.5 から Exchange 2000 へのメッセージ ストアの移行

概要

Exchange 混在モード環境でユーザにサービスを提供するための要件

Cisco Unity が必要とする許可

Exchange 混在モード環境で Cisco Unity が動作するしくみ

Exchange 2000 サーバと接続される Cisco Unity

Exchange 5.5 サーバと接続される Cisco Unity

それぞれ異なるバージョンの Exchange に接続される複数の Cisco Unity サーバ

同じ Exchange 5.5 サイトに接続される Cisco Unity 2.4(6) サーバと 4.0 サーバ

Exchange 5.5 から Exchange 2000 への移行

Exchange 混在モード環境

Exchange 2000 と Exchange 5.5 間を接続しない場合

Cisco Unity 2.4(6) から 4.0 への移行例

Cisco Unity が使用する Exchange 5.5 ディレクトリ内の属性

Exchange 5.5 から Exchange 2000 へのメッセージ ストアの移行

Cisco Unity 4.0 は、次のコンフィギュレーションで Exchange 混在モード環境をサポートします。

新規インストールまたはアップグレードした Cisco Unity 4.0 によるユニファイド メッセージ コンフィギュレーション

アップグレードした Cisco Unity 4.0 によるボイスメール コンフィギュレーション

Cisco Unity サーバで Exchange 2000 サーバと Exchange 5.5 サーバの両方にサービスを提供している場合は、Exchange 混在モード環境にボイスメール コンフィギュレーションを新しくインストールできません。

この章では、Exchange 5.5 から Exchange 2000 への移行をサポートするための Cisco Unity の要件について説明し、このような Cisco Unity に必要な設計ガイドラインを示します。

次の項を参照してください。

「概要」

「Exchange 混在モード環境でユーザにサービスを提供するための要件」

「Exchange 混在モード環境で Cisco Unity が動作するしくみ」

「Exchange 5.5 から Exchange 2000 への移行」

「Cisco Unity 2.4(6) から 4.0 への移行例」

「Cisco Unity が使用する Exchange 5.5 ディレクトリ内の属性」

概要

Cisco Unity が Exchange 5.5 から Exchange 2000 への移行をどのようにサポートしているかを理解するには、次のことを理解する必要があります。

Exchange 混在モード環境の特徴

Cisco Unity がディレクトリを使用する方法

Exchange 5.5 ディレクトリと Active Directory 間の複製によって Cisco Unity が受ける影響

混在モード環境での Cisco Unity 4.0 配置を設計する方法

混在モード コンフィギュレーションで動作している Cisco Unity の以前のバージョンからアップグレードする方法

Exchange 混在モード環境での Cisco Unity サポートについては、次のことに注意してください。

1 台の Cisco Unity サーバで、Active Directory または Exchange 5.5 ディレクトリのいずれか一方を直接サポートできます。両方はサポートできません。ただし、Cisco Unity を Exchange 2000 に接続し、Active Directory をプライマリ ディレクトリとして使用している場合は、1 台の Cisco Unity サーバで Exchange 2000 と Exchange 5.5 のメールボックスをサポートできます。Exchange 5.5 サーバは、ディレクトリ データを Active Directory に複製し、Exchange 2000 サーバは、Cisco Unity がサービスを提供する Exchange 5.5 サイトに参加している必要があります。このコンフィギュレーションでは、Cisco Unity ユーザが Exchange 2000 をホームとしている必要はありません。

Active Directory に接続され、Exchange 2000 メールボックスにだけサービスを提供する
Cisco Unity サーバと、Exchange 5.5 ディレクトリに接続され、Exchange 5.5 メールボックスにだけサービスを提供する Cisco Unity サーバは、ディレクトリ データを共有できません。ただし、ブラインド アドレスまたはインターネット ユーザを使用することで、1 台のサーバ上の Cisco Unity ユーザが、他のサーバ上のユーザにボイスメールを送信できます。

混在モード環境の Exchange 5.5 メールボックスにサービスを提供する Cisco Unity サーバは、Exchange 5.5 ディレクトリと Active Directory の間で行われる標準ディレクトリ複製の影響を受けません。ただし、Active Directory コネクタの Cisco Unity Exchange 5.5 ロケーション オブジェクトと属性のマッピングを変更して、このオブジェクトを Active Directory との間で相互に複製できるようにした場合には、このオブジェクトが影響を受ける可能性があります。

バージョン 3.0 以前の Cisco Unity は、Exchange 5.5 と Active Directory の間で複製が設定されている場合、設定の方法によっては深刻な影響を受けます。

同じ Windows 2000 ドメインに Exchange 2000 サーバと Exchange 5.5 サーバの両方がある場合、それらを Exchange 混在モード環境として設定していないときは、次のことに注意してください。

Exchange 5.5 は、Active Directory を別のアカウント ドメインとして(単に Windows NT ドメインとして)参照します。

Active Directory ユーザは Exchange 5.5 メールボックスに関連付けられますが、Exchange 5.5 ディレクトリは Active Directory の Exchange 属性を使用しません。

Active Directory ユーザは、Active Directory 内ではメール対応になりません。

Exchange 2000 がインストールされている場合、Exchange 2000 は既存の Exchange 5.5 組織およびサイトには参加できません。

すでに Exchange 5.5 メールボックスを持っているユーザ用に、誤って Exchange 2000 メールボックスが作成される可能性があります。

Exchange 5.5 メールボックスにサービスを提供する Cisco Unity サーバは、Exchange 2000 メールボックスを認識しません。

Exchange 2000 メールボックスにサービスを提供する Cisco Unity の別サーバは、Exchange 5.5 メールボックスにサービスを提供する Cisco Unity サーバを認識しません。

Exchange 混在モード環境を設定せずに、同じ Windows 2000 ドメインで Exchange 2000 サーバと Exchange 5.5 サーバの両方を実行することは、Cisco Unity コンフィギュレーションとしては推奨されません。

Exchange 混在モード環境でユーザにサービスを提供するための要件

Exchange 2000 をホームとするユーザと Exchange 5.5 をホームとするユーザに Cisco Unity がサービスを提供する場合は、Exchange 混在モード環境を正しく設定する必要があります。混在モード環境の設定の詳細については、Microsoft の Web サイトを参照してください。混在モード環境の要件のうち、Cisco Unity で非常に重要となるものは次のとおりです。

Exchange 5.5 組織は 1 つだけ存在し、Exchange 5.5 サイトは 1 つまたはそれ以上存在する。

Exchange 5.5 サーバは、Windows NT ドメインと Windows 2000 ドメインのどちらにもインストールできる。ただし、最適な方法は、ドメインを Windows 2000 ドメインにアップグレードし、その後で Exchange 混在モード環境の他のコンポーネントを導入することです。

Windows 2000 ドメインがインストールされている。このドメインには、新しいドメインも、Windows 2000 ドメインに移行したWindows NT ドメインも使用できます。

Microsoft Active Directory コネクタの Exchange バージョンがインストールされている。

受信者コンテナを Exchange 5.5 から Active Directory に複製するための接続許可書(CA)を作成済みである。この CA は、Exchange 5.5 と Active Directory のどのコンテナ レベルでも作成できます。

Exchange 2000 スキーマ拡張を Active Directory に追加している。Exchange 2000 スキーマ拡張を追加するために ForestPrep を実行すると、新しい Exchange 2000 組織を作成するか、既存の Exchange 5.5 組織に参加するかを選択するように求められます。

Cisco Unity で Exchange 2000 と Exchange 5.5 内のユーザにサービスを提供する場合、新しい Exchange 2000 サーバは、既存の Exchange 5.5 組織に参加させる必要がある。

ここで示した要件を満たしていない場合は、Exchange 5.5 組織内のユーザにサービスを提供する Cisco Unity サーバが 1 台以上、および Exchange 2000 組織内のユーザにサービスを提供する Cisco Unity サーバが 1 台以上必要です。Exchange 5.5 組織内の Cisco Unity サーバ上のユーザが、Exchange 2000 組織内の Cisco Unity サーバ上のユーザ宛にメッセージを送信できるようにするには、この 2 つの Cisco Unity システム間に SMTP ネットワークを設定する必要があります。SMTP ネットワークの詳細については、Cisco.com
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps2237/products_installation_and_configuration_guide_books_list.html )から入手可能な『 Cisco Unity のネットワーク機能 』を参照してください。

Cisco Unity が必要とする許可

1 台の Cisco Unity サーバで Exchange 2000 と Exchange 5.5 のメールボックスにサービスを提供する場合は、Cisco Unity が Exchange 2000 に関して必要とする許可と、Exchange 5.5 に関して必要とする許可を両方とも設定する必要があります。これらの許可の詳細については、Cisco.com ( http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps2237/products_installation_guides_books_list.html )から入手可能な『 Cisco Unity インストレーション ガイド 』の「インストール用アカウントの作成および権限と許可の設定」と「Cisco Unity Permissions ウィザードによる許可の設定」の章を参照してください。

Exchange 混在モード環境で Cisco Unity が動作するしくみ

Exchange 混在モード環境では、Cisco Unity は Exchange 2000 または Exchange 5.5 に接続できます。Cisco Unity は、接続先に応じて次のようにサービスを提供します。

Exchange 2000 に接続する場合、Cisco Unity サーバは、Exchange 2000 をホームとするユーザ、および Exchange 5.5 をホームとするユーザの一方または両方にサービスを提供できます。Cisco Unity でこれらをホームとする両方のユーザにサービスを提供するには、Exchange 混在モード環境を正しく設定し、さらに Cisco Unity をユニファイド メッセージ用のコンフィギュレーションにする必要があります。

Exchange 5.5 に接続する場合、1 台の Cisco Unity は、Exchange 5.5 をホームとするユーザにだけサービスを提供できます。これは、Exchange 2000 が存在し、Exchange 混在モード環境が正しく設定されている場合でも同様です。

詳細については、次の項を参照してください。

「Exchange 2000 サーバと接続される Cisco Unity」

「Exchange 5.5 サーバと接続される Cisco Unity」

「それぞれ異なるバージョンの Exchange に接続される複数の Cisco Unity サーバ」

「同じ Exchange 5.5 サイトに接続される Cisco Unity 2.4(6) サーバと 4.0 サーバ」

Exchange 2000 サーバと接続される Cisco Unity

Cisco Unity のパートナー サーバが Exchange 2000 サーバであり、Exchange 混在モード環境が正しく設定されている場合、Cisco Unity は Exchange 5.5 メールボックスにもサービスを提供できます。このコンフィギュレーションでは、Cisco Unity は Exchange 5.5 メールボックスと Exchange 2000 メールボックスに関する情報を Active Directory から取得します。Cisco Unity がサービスを提供できるのは、Exchange 2000 サーバが参加しているサイトにある Exchange 5.5 メールボックスだけです。

可能であれば、Exchange 5.5 と Windows 2000 の間に双方向の CA を設定します。Exchange 5.5 から Windows 2000 への一方向の CA を設定する場合は、Cisco Unity システム メールボックスを Exchange 5.5 内に作成して、Exchange 2000 に移動する必要があります。詳細については、Cisco.com ( http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps2237/products_installation_guides_books_list.html )から入手可能な『 Cisco Unity インストレーション ガイド 』の「インストール用アカウントの作成および権限と許可の設定」の章を参照してください。

この CA によって、Exchange 5.5 ディレクトリ内のデータを Active Directory に複製することが許可されます。双方向 CA の場合は、Active Directory データに加えられた変更を Exchange 5.5 ディレクトリに複製することも許可されます。双方向 CA を設定しても、Cisco Unity 固有の Active Directory 属性(Active Directory スキーマを Cisco Unity 用に拡張するときに追加されます)は、Exchange 5.5 ディレクトリには複製されません。このため、これらの属性は Exchange 5.5 ディレクトリでは変更できません。

Exchange 5.5 サーバと接続される Cisco Unity

Cisco Unity のパートナー サーバが Exchange 5.5 サーバである場合、Cisco Unity は Exchange 5.5 メールボックスにだけサービスを提供できます。これは、Exchange 2000 が存在している場合や、Exchange 混在モード環境が設定されている場合でも同様です。

このコンフィギュレーションでは、Cisco Unity は Exchange 5.5 ディレクトリだけを使用します。Exchange 混在モード環境を設定する場合は、複製によって Exchange 5.5 ディレクトリ内の Cisco Unity データに悪影響が及ばないように注意する必要があります。Exchange 5.5 から Active Directory への一方向の CA の場合は、Cisco Unity が使用するディレクトリに Active Directory を通じて変更を加えることはできないため、Cisco Unity には影響しません。双方向 CA の場合には、適切に設定しないと Cisco Unity で問題が発生する可能性があります。

たとえば、Exchange 5.5 の受信者コンテナから Active Directory の Users に、さらに Active Directory の Users から Exchange 5.5 のユーザ コンテナにデータを複製する接続許可書を設定したとします。この状況では、Exchange 5.5 ディレクトリに対する変更が、ある場所(受信者コンテナ)で発生するのに対し、Exchange 5.5 に複製される Active Directory データの変更内容は、それとは異なる場所(Users コンテナ)に複製されます。この場合、ディレクトリに対する変更をすべて Active Directory で行うと、Cisco Unity がアクセスする Exchange 5.5 ディレクトリ データ(受信者コンテナ)が更新されません。

Exchange 混在モード環境を設定した場合、Cisco Unity での最適な複製モデルは、Exchange 5.5 の受信者コンテナ データを Active Directory の Users に複製し、Active Directory の Users データを Exchange 5.5 の受信者コンテナに複製することです。

それぞれ異なるバージョンの Exchange に接続される複数の Cisco Unity サーバ

2 台の Cisco Unity 4.0 サーバをインストールし、1 台を Exchange 5.5 メールボックスへのサービス用に設定して、他の 1 台を Exchange 2000 メールボックスへのサービス用に設定することができます。ただし、このコンフィギュレーションでは Cisco Unity デジタル ネットワークを利用できないため、1 台のサーバ上の Cisco Unity ユーザは、ブラインド アドレスまたはインターネット ユーザを使用した場合に限り、他のサーバ上のユーザにボイスメールを送信できます。

これは、混在モード環境で、1 台の Cisco Unity サーバが Exchange 5.5 メールボックスにサービスを提供し、もう 1 台のサーバが Exchange 2000 メールボックスと Exchange 5.5 メールボックスの両方にサービスを提供する場合にも当てはまります。Exchange 2000 メールボックスと Exchange 5.5 メールボックスの両方にサービスを提供する Cisco Unity サーバと、Exchange 5.5 メールボックスにだけサービスを提供する Cisco Unity サーバは、同じ Exchange 5.5 メールボックスにサービスを提供できません。

同じ Exchange 5.5 サイトに接続される Cisco Unity 2.4(6) サーバと 4.0 サーバ

Cisco Unity 2.4(6) サーバがある場合、 Cisco Unity 4.0 サーバを追加して同じ Exchange 5.5 サイトにサービスを提供すると、Cisco Unity 4.0 サーバは Cisco Unity 2.4(6) ユーザを未インポート メールボックスとして認識します。これらの Cisco Unity 2.4(6) ユーザを誤って Cisco Unity 4.0 にインポートすると、Exchange 5.5 ディレクトリに格納されている Cisco Unity 2.4(6) ユーザ データが、Cisco Unity 4.0 ユーザ データで上書きされます。

この問題は、混在モード環境において、Cisco Unity 4.0 サーバが Exchange 2000 メールボックスと Exchange 5.5 メールボックスの両方にサービスを提供する場合にも発生する可能性があります。

また、Exchange 5.5 に接続されている Cisco Unity バージョン 2.4(6) は、接続許可書の設定で Exchange 5.5 の Unity コンテナを複製する場合、たとえば、CA をサイト レベルまたはそれ以上のレベルで確立している場合には、悪影響を受ける可能性があります。この複製により、Cisco Unity サーバが動作不能な状態になる可能性や、再インストールまたは復元が必要になる可能性があります。CA は、コンテナが Unity フォルダ以下のレベルで複製する設定にすることを推奨します。

Exchange 5.5 から Exchange 2000 への移行

Exchange 5.5 から Exchange 2000 に移行するには、いくつかの方法があります。たとえば、Exchange 混在モード環境を設定して、ユーザ アカウントを Windows NT から Active Directory に移動し、メールボックスを Exchange 5.5 から Exchange 2000 に移動する方法があります。

または、Active Directory 用のインフラストラクチャを新しく構築して、Exchange 2000 組織を新しく作成し、ユーザとメールボックスの情報を従来の環境からエクスポートして、新しい環境にインポートすることもできます。ただし、これは Exchange 混在モード環境ではなく、移行手順が異なることに注意してください。

詳細については、次の項を参照してください。

「Exchange 混在モード環境」

「Exchange 2000 と Exchange 5.5 間を接続しない場合」

Exchange 混在モード環境

現在 Exchange 5.5 を使用していて、Exchange 5.5 から Exchange 2000 に段階的に移行する場合は、Exchange 混在モード環境を適切に設定するまでの間、Exchange 5.5 メールボックスにサービスを提供するように Cisco Unity を設定することができます。この Cisco Unity は、後で、両バージョンの Exchange のメールボックスにサービスを提供するように設定を変更できます。

既存の Cisco Unity サーバ(現在、Exchange 5.5 メールボックスにだけサービスを提供している)の設定を変更して、Exchange 5.5 と Exchange 2000 の両方のメールボックスにサービスを提供できるようにするには、次の作業を実施します。

1. Microsoft の推奨事項に従って、Exchange 混在モード環境を設定します。

2. Active Directory スキーマを Cisco Unity 用に拡張します。

3. Active Directory スキーマの拡張が複製されたら、Cisco Unity をバージョン 4.0 にアップグレードします(必要な場合)。

4. Cisco Unity を Exchange 5.5 から切り離します。

5. Cisco Unity を Exchange 2000 に接続します。Cisco Unity は、Exchange 混在モード環境の任意の Exchange 2000 サーバに接続できます。

6. Cisco Unity が Cisco Unity データを Active Directory に書き込んだら、Cisco Unity Directory Walker ユーティリティを実行し、データベース エラーが検出された場合は修正します。

なお、これらの作業にはさまざまなバリエーションがあります。たとえば、Exchange 混在モード環境を設定するが、Cisco Unity では Exchange 5.5 メールボックスにサービスを提供しないとします。この場合は、Cisco Unity が Exchange 2000 メールボックスにだけアクセスでき、Exchange 5.5 メールボックスにはアクセスできないようにメッセージ ストア サービス アカウントの許可を設定します。その後、Exchange 5.5 メールボックスに対するサービス提供を開始することが決まった場合は、このアカウントに Exchange 5.5 許可を付与します。また、Cisco Unity と Exchange 2000 を同時に導入する場合は、Cisco Unity のインストール時に、Exchange 2000 と Exchange 5.5 の両方のメールボックスにサービスを提供するように Cisco Unity を設定できます。

Exchange 2000 と Exchange 5.5 間を接続しない場合

Exchange 混在モード環境を最初に設定せず、Exchange 5.5 から Exchange 2000 に直接切り替える場合、Cisco Unity の移行方法としては次の 2 つがあります。

方法 1:Cisco Unity 設定を保存せずに Cisco Unity を再インストールする

既存の Cisco Unity 設定と Exchange 5.5 ディレクトリ データを移行後に使用しない場合は、Cisco Unity を新しい環境に再インストールして再設定し、メールボックス対応の Active Directory ユーザを Cisco Unity にインポートできます。

方法 2:Cisco Unity の設定を保存し、Cisco Unity を再インストールして Cisco Unity 設定を復元する

既存の Cisco Unity ユーザ設定を移行後も使用する場合は、次の手順に従うことを推奨します。

1. Cisco Unity の Disaster Recovery ツール(DiRT)を使用して、Cisco Unity データをバックアップします。


) Disaster Recovery ツールは、バージョン 3.1 より前の Cisco Unity をサポートしていません。このようなバージョンを使用している場合は、3.1 または 4.0 にアップグレードしてからバックアップを実行する必要があります。


Exchange メッセージも保存する場合は、ExMerge または DiRT(メッセージの保存に ExMerge を使用します)を使用します。

2. データをバックアップしたときと同じバージョンの Cisco Unity を使用して、Cisco Unity サーバを新しい環境に新規インストールします。Disaster Recovery ツールは、バックアップされたものと同じバージョンの Cisco Unity にだけデータを復元できます。

3. Disaster Recovery ツールを使用して、Cisco Unity データを復元します。ツールを使用すると、Cisco Unity データが Cisco Unity の SQL Server データベースまたは MSDE データベースに復元されます。

データがデータベースに復元されると、Cisco Unity はユーザを 1 人ずつ確認し、ディレクトリ ID、相対識別名(RDN)、またはエイリアスを基準にして Active Directory 内を検索し、一致するユーザがいるかどうかを調べます。一致するユーザが見つかった場合は、Exchange 5.5 ディレクトリの Cisco Unity データで Active Directory ユーザが更新されます。一致するユーザが見つからない場合、Cisco Unity は Active Directory に新しいユーザを作成し(作成先は、Cisco Unity のインストール中に指定した OU)、そのユーザを Cisco Unity データで更新します。

4. Exchange 5.5 メッセージをバックアップした場合は、それらを Exchange 2000 に復元します。

5. Active Directory アカウントのエイリアスを変更する場合は、次の作業を実施します。

a. アカウントがまだ存在しない場合は、必要なエイリアスを持つアカウントを作成します。

b. Cisco Unity の Move Subscriber ツールを使用して、 ステップ 3 で Cisco Unity を復元したときに作成されたアカウントを新しい Active Directory アカウントにマージします。

c. 古いエイリアスを持つアカウントを削除します。

6. Disaster Recovery ツールが復元しなかった設定を復元します。詳細については、Disaster Recovery ツールのヘルプを参照してください。

Cisco Unity 2.4(6) から 4.0 への移行例

現在、1 つの Exchange 5.5 サイトとともに Exchange 5.5 組織を保持しています。Cisco Unity 2.4(6) サーバは、デフォルトの受信者コンテナに含まれるユーザにサービスを提供しています。

Windows NT と Exchange 5.5 から Windows 2000 と Exchange 2000 への移行を開始するには、すべての PDC と BDC を Windows 2000 ドメイン コントローラにアップグレードします。

Exchange 混在モード環境で Cisco Unity 2.4(6) を使用する場合、接続許可書の設定と属性マッピングの変更にいくつかの制約が生じます。したがって、この機会に Cisco Unity をバージョン 4.0 にアップグレードして、その後で Microsoft Active Directory コネクタをインストールし、接続許可書を設定することを推奨します。アップグレード中に、インストーラは Cisco Unity を Exchange 5.5 に再接続します。これは、Exchange 5.5 ディレクトリと Active Directory の間に複製が設定されていないためです。


注意 Exchange 5.5 ディレクトリ内の、受信者コンテナと同じレベルにある Unity コンテナを複製しないように、接続許可書を設定してください。また、Active Directory コネクタ内のオブジェクトと属性とのマッピングは変更しないでください。

Microsoft Active Directory コネクタをインストールし、Active Directory と Exchange 5.5 の間に接続許可書を設定して、Exchange 5.5 ディレクトリのデータが Active Directory に複製されるようにします。

Exchange 2000 にメールボックスを移行する前に、Cisco Unity を Exchange 5.5 から切り離し、Exchange 2000 に接続し直してください。この操作により、Cisco Unity は Exchange 2000 に移行されたメールボックスと、Exchange 5.5 内に残っているメールボックスの両方にサービスを提供できるようになります。

Exchange 5.5 からの移行が完了したら、Exchange 5.5 サーバを削除できます。

Cisco Unity が使用する Exchange 5.5 ディレクトリ内の属性

Cisco Unity 3.x 以降では、Exchange 5.5 ディレクトリ内の次の属性を使用します。Active Directory コネクタやサード パーティ製の複製アプリケーションによる複製で、これらの属性が変更されないようにしてください。

Extension-Attribute-12

Extension-Attribute-14

Recipient or Mail User

Voice-Mail-Flags

Voice-Mail-Greetings

Voice-Mail-Speed

Voice-Mail-Recorded-Name

Voice-Mail_User-ID

Cisco Unity バージョン 3.0 以降では、Cisco Unity ロケーション オブジェクトは Exchange 5.5 スキーマ内の Exchange 5.5 Person オブジェクトから作成されます。この Person オブジェクトは、Active Directory 内には正確に対応するものがなく、単に Active Directory コンタクトの一部になります。このため、どのような接続許可書を利用しても、Microsoft Active Directory コネクタを通じて複製されることはありません。ADC は、Exchange 5.5 メールボックス(受信者)を Active Directory メール対応ユーザに複製し、Exchange 5.5 カスタム受信者を Active Directory コンタクトに複製し、Exchange 5.5 同報リストを Active Directory 配布グループに複製できます。