Cisco Unity のネットワーク機能(Microsoft Exchange版)Release 4.0(5)
Cisco Unity のネットワーク機能
Cisco Unity のネットワーク機能
発行日;2012/01/10 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

Cisco Unity のネットワーク機能

概要:Cisco Unity のネットワーク機能

新しい機能と変更された機能

VPIM ユーザ ディレクトリの自動更新

名前の検索と確認のための Cisco Personal Communications Assistant(PCA)の検索スコープのカスタマイズ

プライベート同報リスト管理の拡張

Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用した、名前の録音を持つユーザのインポート

ネットワークを構成する Cisco Unity サーバ上のユーザに対する、電話システムへのリリース転送を使用した Live Reply

Private Secure Messaging

Cisco Unity 4.0(x) シリーズより後の SMTP ネットワーク オプションのサポート停止

ネットワーク構成のシステム ブロードキャスト メッセージ

VPIM メッセージにおける vCard の「N プロパティ」フィールドの情報設定

確認の改善

ネットワーク機能オプション

メッセージの宛先オプション

ロケーションと外部ユーザ

ボイス コネクタ

ボイス コネクタのバージョン

Active Directory スキーマの拡張

AMIS ネットワーク、Bridge ネットワーク、および VPIM ネットワークの比較

ネットワーク機能のドキュメントのガイド:次の段階へ

Cisco Unity のネットワーク機能

概要:Cisco Unity のネットワーク機能

Cisco Unity では、「ネットワーク機能」は Cisco Unity サーバ間、および Cisco Unity とその他のボイス メッセージ システム間でのメッセージの送受信を示す一般用語です。ネットワーク機能という用語の定義は幅広く、次のような概念を含んでいます。

Cisco Unity サーバに関連付けられているユーザは、電話を使用して、次の相手にボイス メッセージを送信できます。

別の Cisco Unity サーバに関連付けられているユーザ。

インターネットに接続しているコンピュータを利用している個人。

Cisco Unity 以外のボイス メッセージ システムを使用している個人。

身元不明発信者は、ユーザを電話帳で検索し、ボイス メッセージを残すことができます。電話システムとネットワーク コンフィギュレーションによっては、Cisco Unity の自動受付または宛先検索サービスに到達した身元不明発信者を、どのユーザの電話にも転送できます。

詳細については、この章の次の項を参照してください。

「新しい機能と変更された機能」

「ネットワーク機能オプション」

「ロケーションと外部ユーザ」

「ボイス コネクタ」

「Active Directory スキーマの拡張」

「AMIS ネットワーク、Bridge ネットワーク、および VPIM ネットワークの比較」

「ネットワーク機能のドキュメントのガイド:次の段階へ」

新しい機能と変更された機能

この項では、Cisco Unity 4.0(5) 以降のネットワーク機能オプションに関連した新しい機能と変更された機能について説明します。Cisco Unity 全体の新しい機能と変更された機能については、『 Cisco Unity リリースノート Release 4.0(5) 』を参照してください。このマニュアルは、
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_unity/unity40/relnote/cu405rn.htm から入手可能です。

「VPIM ユーザ ディレクトリの自動更新」

「名前の検索と確認のための Cisco Personal Communications Assistant(PCA)の検索スコープのカスタマイズ」

「プライベート同報リスト管理の拡張」

「Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用した、名前の録音を持つユーザのインポート」

「ネットワークを構成する Cisco Unity サーバ上のユーザに対する、電話システムへのリリース転送を使用した Live Reply」

「Private Secure Messaging」

「Cisco Unity 4.0(x) シリーズより後の SMTP ネットワーク オプションのサポート停止」

「ネットワーク構成のシステム ブロードキャスト メッセージ」

「VPIM メッセージにおける vCard の「N プロパティ」フィールドの情報設定」

VPIM ユーザ ディレクトリの自動更新

VPIM ユーザの手動による作成、修正、削除に加えて(またはその代わりに)、着信 VPIM メッセージや Non Delivery Receipts(NDR; 不達確認)に含まれる情報に基づいて、Cisco Unity で自動的に VPIM ユーザ レコードを作成、修正、または削除するように設定することができます。Cisco Unity システム管理または Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用すると、次の内容を制御する設定ができます。

作成、修正、および削除が自動的に行われるかどうか

レコードの作成または修正のための着信情報の使用方法

この設定は、発信ロケーションごとに個別に行うことができます。デフォルトでは、VPIM ユーザ ディレクトリの自動アップデートは行われません。ディレクトリの自動アップデート設定のカスタマイズの詳細については、 「VPIM ユーザ ディレクトリ更新設定のカスタマイズ」を参照してください。

VPIM ユーザ ディレクトリの自動アップデート機能を使用するには、VPIM ブリッジヘッド サーバとして機能するすべてのシステムに Cisco Unity バージョン 4.0(5) が必要です。また、着信 VPIM メッセージを受信するすべてのシステムに、Cisco Unity Voice Connector for Exchange 2000 バージョン 11.0(3) をインストールする必要があります。ボイス コネクタのインストールや VPIM ネットワークのセットアップを初めて行う場合は、「VPIM ネットワークを使用するための Cisco Unity のセットアップ」を参照してください。ボイス コネクタのアップグレード方法については、 「ネットワーク オプションのアップグレードとアンインストール」 の章を参照してください。

名前の検索と確認のための Cisco Personal Communications Assistant(PCA)の検索スコープのカスタマイズ

Cisco PCA のアドレス帳の検索スコープは、デフォルトでローカル ディレクトリに設定されています。組織内のユーザの便宜を図るために、このデフォルトの検索スコープをグローバル ディレクトリに変更することが必要になる場合があります。この変更を行うと、ユーザは自分で検索スコープを変更しなくても別のロケーションのユーザを検索できるようになります。また、ユーザは、ローカル ディレクトリとグローバル ディレクトリの Cisco Unity ユーザを区別して覚えておく必要がなくなります。

Cisco PCA のアドレス帳のデフォルト検索スコープを変更すると、次のユーザ インターフェイスのデフォルト検索スコープも変更されます。

Cisco Unity Inbox の[名前検索]と[名前確認]の各ダイアログボックス。ユーザがメッセージを送信するときに宛先の解決に使用します。

Cisco Unity Assistant の[名前検索]ダイアログボックス。ユーザがプライベート同報リストへのメンバーの追加に使用します。

デフォルト検索スコープの変更手順については、「Cisco PCA のデフォルト検索スコープの変更(オプション)」を参照してください。

プライベート同報リスト管理の拡張

Cisco Unity 4.0(5) 以降では、ユーザは Cisco Unity カンバセーションを使用して、自分のプライベート同報リストにブラインド アドレスを追加および削除できます。ただし、Cisco Unity Assistant を使用する場合、ユーザは自分のプライベート同報リストのメンバーを表示したり、電話で追加されたメンバーを削除することはできますが、リストにブラインド アドレスを追加することはできません。また、Cisco Unity システム管理を使用する場合も、プライベート同報リストにブラインド アドレスを追加することはできませんが、リストのメンバーの表示と削除は可能です。

Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用した、名前の録音を持つユーザのインポート

Cisco Unity バージョン 4.0(5) に付属する Cisco Unity Bulk Import ウィザードには、各ユーザの録音済みボイス名の設定に使用されるオーディオ ファイルをインポートする機能があります。新規ユーザのインポートと既存のユーザのアップデートの両方で、通常のユーザ、インターネット ユーザ、AMIS ユーザ、Bridge ユーザ、および VPIM ユーザのオーディオ ファイルをインポートできます。オーディオ ファイルは、ネットワークを構成するすべての Cisco Unity サーバで再生可能なコーデックを使用して録音したものである必要があります。インポート時に別のコーデックへの変換はできません。

ネットワークを構成する Cisco Unity サーバ上のユーザに対する、電話システムへのリリース転送を使用した Live Reply

Live Reply では、電話でメッセージを聞くユーザは、他のユーザを呼び出すことにより、他のユーザからのメッセージに応答できます。ユーザが Live Reply のオプションを使用できるかどうかは、サービス クラスの設定によって決まります。ただし、メッセージの送信者と受信者が、同じダイヤル ドメイン内でネットワークを構成する異なる Cisco Unity サーバ上に存在する場合は、Live Reply オプションを提供するために追加のコンフィギュレーションが必要になります。ダイヤル ドメイン内で Live Reply を有効にするには、Cisco Unity システム管理の[ダイヤル ドメイン オプション設定]ページで設定を行います。Cisco Unity 4.0(5) では、Live Reply による呼び出しに使用する次の着信転送方式を選択できます。

電話システムへのリリース:Cisco Unity 4.0(5) の新機能で、すべての電話システム連動でサポートされます。

クロスサーバ Live Reply(呼び出されたユーザの Cisco Unity サーバにコントロールが渡されます):Cisco CallManager 連動でのみサポートされます。また、クロスサーバ Live Reply を使用する場合は、ダイヤル ドメイン内の他のすべての Cisco Unity サーバのパイロット番号も入力する必要があります。詳細については、 「クロスサーバ ログオン、クロスサーバでの転送、およびクロスサーバ Live Reply」 の章を参照してください。

Private Secure Messaging

Private Secure Messaging 機能は、パブリック キーとプライベート キーによる暗号化を通じて、Cisco Unity カンバセーションを使用して録音された Cisco Unity ユーザのボイス メッセージにセキュリティを提供します。プライベートとセキュアのマークが付いたボイス メッセージは、Cisco Unity サーバに存在する Cisco Unity ユーザ以外は聞くことができません。Private Secure Messaging は、Microsoft Exchange 2000 または Exchange 2003 が稼働するシステム(該当する場合はパートナー Exchange サーバを含む)の Cisco Unity バージョン 4.0(5) 以降で利用できます。ネットワークに複数の Cisco Unity サーバがある場合、Private Secure Messaging は Cisco Unity バージョン4.0(5) が稼働する Cisco Unity サーバに存在するユーザだけが利用できることに注意してください。

Cisco Unity Bridge システムまたは VPIM システムが存在し、これらのシステムのユーザが利用できる Private Secure Messaging 機能を制限する場合は、安全な発信プライベート メッセージと着信プライベート ボイス メッセージの処理方法を発信ロケーションごとに決定する必要があります。デフォルトでは、Cisco Unity Bridge および VPIM の発信ロケーションは、着信プライベート ボイス メッセージを暗号化または安全な発信プライベート ボイス メッセージを暗号化解除するようには設定されていません。つまり、デフォルトのコンフィギュレーションでは、Cisco Unity ユーザが送信した安全なプライベート ボイス メッセージを Bridge ユーザまたは VPIM ユーザが暗号化解除して受信することはできません(デフォルトのコンフィギュレーションでは、このようなメッセージでは NDR が生成されます)。また、デフォルトのコンフィギュレーションでは、Bridge ユーザまたは VPIM ユーザが Cisco Unity ユーザに送信するプライベート メッセージを暗号化することもできません。

Bridge ユーザおよび VPIM ユーザは、限られた Private Secure Voice Messaging 機能しか利用できません。これは、安全なプライベート ボイス メッセージの暗号化に必要なパブリック キーと暗号化解除に必要なプライベート キーが、Cisco Unity サーバ、およびボイス コネクタがインストールされた Exchange サーバ上にしか存在しないためです。

Cisco Unity Bridge ユーザおよび VPIM ユーザにおける Private Secure Messaging 機能の使用方法の詳細については、『 Cisco Unity Security Guide 』の 「Securing Subscriber Messages」 の章を参照してください。このマニュアルは、
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_unity/unity40/usg/ex/index.htm から入手可能です。

Cisco Unity 4.0(x) シリーズより後の SMTP ネットワーク オプションのサポート停止

以前から、Cisco Unity 4.0(5) 以降で SMTP ネットワーク オプションがサポートされなくなることが発表されていました。その後、さらに熟考を重ねた結果、4.0(x) シリーズでは SMTP ネットワーク オプションのサポートを継続することが決まりました。これは、このオプションに置き換わる VPIM ネットワーク オプションが純粋な Exchange 5.5 Cisco Unity 構成でサポートされないためです。SMTP ネットワークは引き続きサポートされていますが、4.0(x) がこのオプションをサポートする最後のシリーズになることにご注意ください。別個のディレクトリにアクセスする Cisco Unity サーバでネットワークを構成する必要のあるお客様には、SMTP ネットワークの使用から VPIM ネットワークへの移行をお勧めします。

SMTP ネットワークと VPIM ネットワークは、どちらもメッセージの送受信メカニズムとして SMTP を使用しますが、メッセージの形式が異なります。SMTP ネットワークでは固有のメッセージ形式が使用されますが、VPIM ネットワークのメッセージ形式は VPIM 業界標準に準拠しています。また、VPIM ネットワークには、SMTP ネットワークでは利用できない機能があります。

SMTP ネットワークから VPIM ネットワークに移行する場合は、 「SMTP ネットワークから VPIM ネットワークへの移行」 の章を参照してください。

VPIM ネットワークは、システム ライセンスであり、現時点では Microsoft Exchange 2000 および Exchange 2003 でのみサポートされていることに注意してください。

VPIM ネットワークのほかに、お客様は引き続きインターネット ユーザ アカウントをセットアップすることもでき、インターネットに接続したコンピュータを持ち、Cisco Unity を使用しない個人とメッセージを送受信することができます。

ネットワーク構成のシステム ブロードキャスト メッセージ

システム ブロードキャスト メッセージは、組織内(または組織内の特定のロケーション)の全員に送信される録音された通知です。システム ブロードキャスト メッセージは、ユーザが電話で Cisco Unity にログオンすると、新規および保存済みメッセージ数を聞くよりも先に、すぐに再生されます。Cisco Unity では、ユーザはまず、各システム ブロードキャスト メッセージをすべて聞く必要があります。その後、新規メッセージや保存済みメッセージを聞いたり、セットアップ オプションを変更できるようになります。システム ブロードキャスト メッセージを早送りしたり、とばしたりすることはできません。

システム ブロードキャスト メッセージは、同じユーザ ディレクトリにアクセスする 1 つ以上の Cisco Unity サーバ上のすべてのユーザに対して送信できます。詳細については、「ディレクトリ内の全ユーザへの送信用のシステム ブロードキャスト メッセージのセットアップ(オプション)」を参照してください。

別々のディレクトリにアクセスする複数の Cisco Unity サーバまたは Cisco Unity Express サーバが存在する組織では、ネットワークが VPIM ネットワーク オプションで接続されているのであれば、システム ブロードキャスト メッセージを組織内のすべてのユーザ(またはデジタル ネットワークを構成するサーバの特定のセットに関連付けられたすべてのユーザ)に送信できます。システム ブロードキャスト メッセージをセットアップして VPIM ロケーションに配信する際の情報と注意事項については、「ネットワーク構成のシステム ブロードキャスト メッセージ」を参照してください。

VPIM メッセージにおける vCard の「N プロパティ」フィールドの情報設定

VPIM 発信ロケーションへの各発信メッセージに vCard(送信側 Cisco Unity ユーザについての情報を格納する)を添付するように Cisco Unity が設定されている場合、vCard には「N プロパティ」フィールドにユーザの名前情報が設定されています。N プロパティ フィールドには、セミコロンで区切ったユーザの姓と名前(vCard 仕様の Family Name と Given Name に対応)が設定されます。リモートの VPIM システムでは、N プロパティも含めて、vCard に格納されている送信者情報を、ディレクトリの自動アップデートやディレクトリのキャッシュに使用することができます。

確認の改善

Cisco Unity 4.0(5) から、Cisco Unity カンバセーションと Cisco Unity Inbox で不達確認(NDR)と配信確認がさらにわかりやすくなり、ユーザは確認の管理に追加のオプションを使用できるようになりました。新しい機能を無効にすることはできません。

Cisco Unity カンバセーションの確認の改善

ユーザが NDR を確認するときに、元のメッセージを受信しなかったメールボックスを所有するすべての受信者がカンバセーションで認識されるようになりました。認識される受信者には、通常ユーザ、インターネット ユーザ、外部ユーザに加えて、ブラインド アドレスも含まれるようになりました。

常に受信者情報の後で日付と時刻を示すのではなく、NDR や配信確認に複数の受信者が関連付けられている場合には、ユーザには他のメッセージ情報より先に日付と時刻が再生されます。関連付けられた受信者が 1 人だけの場合は、受信者情報の再生後にその NDR または配信確認の日付、時刻、および理由が示されます。

ユーザが配信確認を確認するときに、メッセージを受信したメールボックスを所有するすべての受信者がカンバセーションで認識されるようになりました。認識される受信者には、通常ユーザ、インターネット ユーザ、外部ユーザ、およびブラインド アドレスが含まれます。

ユーザは、NDR を確認するときに、元の録音メッセージも再生できます。

ユーザは、NDR を生成したメッセージを再送信するときに、音声コメントの録音、受信者リストの修正、および発信オプションの変更を実行できます。

受信者のメールボックスがいっぱいまたは存在しない、あるいは、元のメッセージの音声に問題があったことが理由で、Cisco Unity Bridge からリモート システムにメッセージを送信できなかった場合、Cisco Unity カンバセーションは、ユーザにこの情報を示します。

また、Octel ユーザが extended-absence グリーティングを有効にし、かつ、extended-absence グリーティングが有効になっていると着信メッセージの送信がブロックされる Octel サービス クラスに属していることが原因で、メッセージを送信できなかった場合、Cisco Unity ユーザはそのメッセージの NDR を受信します。一方、extended-absence グリーティングを有効にし、extended-absence グリーティングが有効になっていても着信メッセージの送信が許可される Octel サービス クラスに属している Octel ユーザに送信されたメッセージでは、ユーザは配信確認を受信します。

この箇条書きで説明されている動作は、メッセージが Bridge 3.0(4) 以降を使用してボイス コネクタ経由でルーティングされた場合にのみ発生することに注意してください。

ネットワーク機能オプション

Cisco Unity のネットワーク機能の主な目的は、Cisco Unity サーバからターゲットへ、およびターゲットから Cisco Unity へメッセージを配信することです。Cisco Unity で利用可能なネットワーク機能オプションは、 表1-1 に示すように、メッセージ転送メカニズムと転送対象の組み合せによって定義されます。

 

表1-1 ネットワーク機能オプション

ネットワーク機能オプション
説明

デジタル ネットワーク

単一のグローバル ディレクトリに接続されている複数の Cisco Unity サーバ間でメッセージの送受信ができます。つまり、Exchange パートナー サーバは、同じ Active Directory フォレスト内、または同じ Exchange 5.5 組織内にある必要があります。メッセージのルーティングは Exchange によって行われます。

SMTP

別々のボイスメール ディレクトリにアクセスする Cisco Unity サーバ間でメッセージの送受信ができます。つまり、Exchange パートナー サーバは、別個の Active Directory フォレスト内、または別個の Exchange 5.5 組織内にあります。メッセージは、インターネットを経由して、またはシンプル メール転送プロトコル(SMTP)を使用する TCP/IP ネットワークを経由して送信されます。SMTP ネットワークで使用するために作成されたユーザ アカウントを、インターネット ユーザ アカウントと呼びます。SMTP ネットワークでは、インターネット ユーザ アカウントは、ローカル Cisco Unity サーバ上に作成して別個のディレクトリ内のサーバ上の Cisco Unity ユーザを表すことができます。ローカル サーバ上のユーザがリモート サーバ上のユーザにメッセージを送信すると、受信者はボイス メッセージを受信します。

インターネット ユーザ

インターネットを経由して、または SMTP を使用する TCP/IP ネットワークを経由して個人とのメッセージ送受信ができます。受信者は、WAV 添付ファイル付き電子メールとしてメッセージを受信します。インターネット ユーザは、ローカル内線番号、録音済みボイス名、およびグリーティングを持つことができ、ディレクトリに登録できますが、ローカル Exchange ネットワーク内にメールボックスを持ちません。メッセージはインターネット ユーザへ通常のユーザと同様に送信されます。ただし、インターネット ユーザ アカウント作成時は指定した電子メール アドレス宛に送信されます。

AMIS

Audio Messaging Interchange Specification アナログ(AMIS-a)プロトコルがサポートされている他のボイス メッセージ システムとのメッセージ送受信ができます。実際には、送信側のボイス メッセージ システムが受信側のボイス メッセージ システムを呼び出し、このプロトコルで定義されている DTMF トーンが交換され、送信側のシステムがメッセージを再生して受信側のシステムがそのメッセージを録音します。

Bridge

Cisco Unity Bridge を使用して、Cisco Unity システムと Octel アナログ ネットワーク上の Octel システムとの間でメッセージの送受信ができます。Cisco Unity Bridge は、Cisco Unity と Octel システムとの間のネットワーク ゲートウェイとして動作し、ボイス メッセージおよびファックス メッセージを交換できるようにします。Cisco Unity と Bridge との間のメッセージの送受信は、インターネットを経由して、または SMTP を使用する TCP/IP ネットワークを経由して行われます。Octel サーバと Bridge 間のメッセージ送受信は、Octel アナログ ネットワーク プロトコルを使用して行われます。Bridge は、独立した専用のプラットフォームにインストールする必要があります。

VPIM

Voice Profile for Internet Mail(VPIM)プロトコルがサポートされている他のボイス メッセージ システムとのメッセージの送受信ができます。VPIM により、異なるボイス メッセージ システム間で、ボイス メッセージ、テキスト メッセージおよびファックス メッセージをインターネット経由または任意の TCP/IP ネットワーク経由で送受信できます。VPIM は、SMTP および Multi-Purpose Internet Mail Extension (MIME) プロトコルに基づいています。VPIM ネットワークは、異なるディレクトリにアクセスする Cisco Unity サーバ間、Cisco Unity と Cisco Unity Express 間、および Exchange 版 Cisco Unity と Domino 版 Cisco Unity システム間のメッセージの送受信に使用できます。

メッセージの宛先オプション

AMIS、Bridge および VPIM ネットワークでは、次に示すさまざまな宛先オプションをセットアップできます。

ブラインド アドレス :ブラインド アドレスでは、受信者のメールボックス番号、テキスト名、および名前の録音がディレクトリにない場合にも、Cisco Unity にはリモート ボイス メッセージ システムにメッセージを送信するために必要な情報があります。

「外部」ユーザ :AMIS ユーザ、Bridge ユーザ、および VPIM ユーザをローカル Cisco Unity サーバで作成し、リモート ボイス メッセージ システム上のユーザに対応付けることができます。これらの外部ユーザ(「プロキシ ユーザ」または「リモート ユーザ」とも呼ばれる)は、ローカル内線番号、録音済みボイス名、およびグリーティングを持つことができ、ディレクトリに登録できます。ただし、このようなユーザは、ローカル Exchange ネットワーク内にメールボックスを持ちません。外部ユーザへのメッセージは、通常のユーザへのメッセージと同じ宛先に送信されますが、メッセージはリモート ボイス メッセージ システム上の適切なメールボックスに送信されます。外部ユーザは、対応する Exchange 5.5 カスタム受信者、または、Exchange 2000 または Exchange 2003 の連絡先を持ちます。

組み合せ 表1-1 で説明したさまざまなメッセージの送受信方法は、排他的ではありません。たとえば、組織の Cisco Unity サーバがグローバル ディレクトリにアクセスするようにセットアップされている場合(そのため、デジタル ネットワーク オプションを使用できる場合)でも、自宅で仕事をする契約作業者のためにインターネット ユーザ アカウントを追加することができます。さらに、ユーザを既存のボイス メッセージ システムから Cisco Unity に移行中の段階で、AMIS、Bridge、または VPIM 接続を追加して混在させることもできます。図1-1 は、さまざまなネットワーク オプションを混在させて使用するコンフィギュレーションを示しています。

図1-1 Cisco Unity のネットワーク機能

 

ロケーションと外部ユーザ

セットアップ プロセスは、どのネットワーク機能オプションを選択しても、同様な手順になります。

ネットワーク機能オプションそれぞれに対して、プライマリ ロケーションの設定をカスタマイズします。各 Cisco Unity サーバには、インストール時に作成されるデフォルト ロケーション(プライマリ ロケーション)があります。このプライマリ ロケーションは削除できません。プライマリ ロケーションには、この Cisco Unity サーバを別のメッセージ システム(Cisco Unity システムでもその他のシステムでもかまいません)に対して識別するための情報が含まれています。詳細については、「概要:プライマリ ロケーションの設定」を参照してください。

AMIS、Bridge、SMTP、または VPIM ネットワークをセットアップするには、発信ロケーションを作成します。発信ロケーションには、Cisco Unity がメッセージを他のメッセージ サーバ(Cisco Unity サーバでもその他のサーバでもかまいません)に送信するために必要なネットワーク情報が含まれています。発信ロケーションは、ローカル Cisco Unity サーバが通信するボイスメール サーバそれぞれに対して作成します。

オプションとして、「外部」ユーザ(AMIS、Bridge、VPIM ユーザのいずれか)も作成できます。外部ユーザ宛てのメッセージは、Cisco Unity ボイス メッセージ ストアに外部で格納します。外部ユーザを作成するときには、Cisco Unity がその外部ユーザにメッセージを送信するときに必要な情報を入手できるように、外部ユーザと関連付けられた発信ロケーションを指定します。

ボイス コネクタ

Cisco Unity Voice Connector for Exchange は、Cisco Unity ネットワーク コンポーネントであり、Cisco Unity サーバと他のボイス メッセージ システム間のメッセージの送受信を可能にします。

ボイス コネクタには、次の 2 種類があります。

Voice Connector for Exchange 5.5:ネットワークが Exchange 5.5 サーバのみで構成される場合、Voice Connector for Exchange 5.5 を使用します。

Voice Connector for Exchange 2000:ネットワークが Exchange 2000 サーバまたは Exchange 2003 サーバだけで構成されている場合、または Exchange 2000 サーバまたはExchange 2003 サーバと Exchange 5.5 サーバが混在している場合は、Voice Connector for Exchange 2000 を使用します。


) Voice Connector for Exchange 2000 は、Exchange 2003 サーバにインストールすることができます。


ボイス コネクタは次の機能を実行します。

SMTP ネットワーク:ボイス コネクタは、別個のディレクトリ上にある Cisco Unity システムとのメッセージ交換を可能にします。ボイス コネクタは、Cisco Unity 固有の属性を SMTP Transport への発信メッセージ内に保持します。受信側のボイス コネクタは、保持した属性を解析して復元し、受信側の Cisco Unity システムでメッセージがリモート Cisco Unity ユーザからのボイス メッセージであることを認識できるようにします。

AMIS ネットワーク:ボイス コネクタは、発信アナログ配信用の適切な UAmis_<サーバ名> メールボックスにボイス メッセージをルーティングします。Cisco Unity AMIS ブリッジヘッドが受信した着信 AMIS ボイス メッセージは、処理のためにボイス コネクタにルーティングされます。

Bridge ネットワーク:ボイス コネクタは、Cisco Unity と Bridge サーバがメッセージを交換できるよう、メッセージ変換とアドレス変換を行います。このネットワーク オプションがサポートされているボイス コネクタは、Voice Connector for Exchange 2000 だけです。

VPIM ネットワーク:ボイス コネクタは、Cisco Unity が他の Cisco Unity サーバまたはその他のボイス メッセージ システムと VPIM プロトコルを使用してメッセージを交換できるよう、メッセージ変換とアドレス変換を行います。このネットワーク オプションがサポートされているボイス コネクタは、Voice Connector for Exchange 2000 だけです。また、VPIM ネットワークでは、次のシステム間のメッセージの送受信も可能になります。

別個のディレクトリにアクセスする Cisco Unity サーバ

Domino 版 Cisco Unity システムと Exchange 版 Cisco Unity システム

Cisco Unity と Cisco Unity Express

Cisco Unity サーバが同じディレクトリにアクセスするため、デジタル ネットワークではボイス コネクタが不要であることに注意してください。

ボイス コネクタは Cisco Unity に付属しており、Cisco Unity Voice Connector for Exchange ソフトウェアのダウンロード ページ、 http://www.cisco.com/cgi-bin/tablebuild.pl/unity-voice-connector から入手可能です。

ボイス コネクタのバージョン

表1-2 にボイス コネクタのバージョンおよびそれらが付属する Cisco Unity のバージョンを示します。

 

表1-2 ボイス コネクタおよび Cisco Unity のバージョン

ボイス コネクタのバージョン
付属する Cisco Unity のバージョン

11.0(3)

4.0(5)

11.0(2)

4.0(4)

11.0(1)

4.0(3)

10.0(2)

4.0(2), 3.1(6)

10.0(1)

4.0(1)

他のバージョン番号

2.4(6) ~ 3.1(5)

ボイス コネクタのバージョン番号は Cisco Unity のバージョンと一致します。たとえば、ボイス コネクタのバージョン 3.1(5) は、Cisco Unity のバージョン 3.1(5) に付属しています。

Active Directory スキーマの拡張

Exchange 2000 サーバまたは Exchange 2003 サーバだけで構成されているネットワーク、または、Exchange 2000 サーバまたは Exchange 2003 サーバと Exchange 5.5 サーバが混在しているネットワークに Cisco Unity がインストールされている場合、Cisco Unity データの小規模なサブセットが Active Directory に格納されます。したがって、Cisco Unity をインストールする前に、Active Directory スキーマを拡張しておく必要があります。Cisco Unity をインストールする前に必要なスキーマの拡張に加えて、Active Directory スキーマは次に示すセットアップの前に拡張しておく必要があります。

Bridge ネットワーク

VPIM ネットワーク

デジタル ネットワークおよび AMIS ネットワークのサポートに必要なスキーマ拡張は、Cisco Unity のスキーマ拡張の一般的なセットの一部です。

ディレクトリに格納されるデータの詳細については、『 White Paper: Cisco Unity Data and the Directory (With Microsoft Exchange)
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_unity/whitpapr/datadir.htm から入手可能)および『 White Paper: Active Directory Capacity Planning, Cisco Unity Version 3.0(3) and Later (With Microsoft Exchange) 』( http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_unity/whitpapr/adsizing.htm から入手可能)を参照してください。

AMIS ネットワーク、Bridge ネットワーク、および VPIM ネットワークの比較

AMIS ネットワーク、Bridge ネットワーク、および VPIM ネットワークを使用して、Cisco Unity と他のボイス メッセージ システムをネットワーク接続することができます。ただし、これらのネットワーク オプションには、次に示す項で説明する、いくつかの相違点があります。

Cisco Unity バージョン サポート

互換性

一般的な接続費用

サポートする Voice Gateway

利用可能な国

ブラインド アドレス

名前または内線番号による宛先指定

話し言葉による名前の確認

サポートされるオーディオ形式

配信確認/受信確認

ディレクトリ情報の共有

同報リスト

Exchange バージョンのサポート

メールボックス ID の変換

ファックス メッセージ

メッセージ転送時間についての注意事項

プライベート メッセージ

安全なプライベート メッセージ

リモート ボイスメール システム宛またはリモート ボイスメール システムからのメッセージ配信同時転送アナログ セッション数

緊急メッセージ

システム ブロードキャスト メッセージ

 

表1-3 Cisco Unity バージョン サポート

AMIS
Bridge
VPIM

Cisco Unity 3.1(2) 以降。

Cisco Unity 3.1(3) 以降。

Cisco Unity 4.0(1) 以降。

 

表1-4 互換性

AMIS
Bridge
VPIM

サポート対象となるボイス メッセージ システムの最新リストについては、
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_unity/sysreq/40_sysrq.htm にある『 Cisco Unity システム要件およびサポートされるハードウェアとソフトウェア 』を参照してください。

サポート対象となるボイス メッセージ システムの最新リストについては、
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_unity/bridge30/sysreq/30bsysrq.htm にある『 Cisco Unity Bridge System Requirements, and Supported Hardware and Software 』を参照してください。

サポート対象となるボイス メッセージ システムの最新リストについては、
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_unity/sysreq/40_sysrq.htm にある『 Cisco Unity システム要件およびサポートされるハードウェアとソフトウェア 』を参照してください。

 

表1-5 一般的な接続費用1

AMIS
Bridge
VPIM

AMIS ブリッジヘッドとして Cisco Unity サーバを機能させるためのライセンス。

Cisco Unity サーバ上のアナログ ポート。接続は、ボイス カードを使用する方法、またはサポートされている Voice Gateway を使用する方法のいずれかで可能です(表1-6 を参照してください)。

メッセージ送信のためのアナログ回線

Cisco Unity ブリッジヘッド サーバとリモート ボイス メッセージ システムが物理的に異なる地域にある場合に適用される長距離電話料金。

Bridge サーバ用ライセンス(Cisco Unity ブリッジヘッド サーバには、今後はライセンスが必要でないことに注意してください)。

Bridge ソフトウェアのための別個のサーバ。各サーバは、24 ポートまでサポートします。

Bridge サーバ用ボイス カード。

Bridge ノードと Octel ノードとの間でメッセージ送信するためのアナログ回線。

Bridge サーバと Octel システムが物理的に異なる地域にある場合に適用される長距離電話料金。

Bridge と Cisco Unity との間でメッセージ送信するための SMTP ネットワーク帯域幅。

VPIM ブリッジヘッドとして Cisco Unity サーバを機能させるためのライセンス。

メッセージ送信のための SMTP ネットワーク帯域幅。

1.次の表に示す費用は、Cisco Unity と関連付けられていることに注意してください。AMIS ネットワーク、Octel Analog ネットワーク または VPIM を Cisco Unity と併用するボイス メッセージ システムとして利用可能とすると、追加の接続費用がかかることがあります。

 

表1-6 サポートする Voice Gateway

AMIS
Bridge
VPIM

サポート対象となる Voice Gateway の最新リストについては、
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_unity/sysreq/40_sysrq.htm にある『 Cisco Unity システム要件およびサポートされるハードウェアとソフトウェア 』を参照してください。

サポート対象となる Voice Gateway の最新リストについては、
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_unity/bridge30/sysreq/30bsysrq.htm にある『 Cisco Unity Bridge System Requirements, and Supported Hardware and Software 』を参照してください。

使用不可。

 

表1-7 利用可能な国

AMIS
Bridge
VPIM

Cisco Unity が販売されるすべての国。

ボイス ファックス カードの使用が承認されている国のリストについては、
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_unity/bridge30/sysreq/30bsysrq.htm から入手可能な『 Cisco Unity Bridge System Requirements, and Supported Hardware and Software 』の「 Supported Voice-Fax Cards」 の項を参照してください。

配置によっては、 「Supported Voice-Fax Cards for the Cisco Unity Bridge Server」 に記載されていない国のユーザもサービスを受けられることがありますが、Bridge サーバ自体はここに記載されている国に配置されている必要があります。

Bridge サーバは英語バージョンの Windows 2000 Server を使用している場合にのみサポートされます。ロケールは [英語(アメリカ合衆国)]に設定されている必要があり、言語の設定は西ヨーロッパおよび米国にのみ設定されている必要があります。追加言語の設定を選択することはサポートされていません。Bridge ソフトウェアは英語以外のどの言語にもローカライズされていません。

Cisco Unity が販売されるすべての国。

 

表1-8 ブラインド アドレス

AMIS
Bridge
VPIM

Cisco Unity Telephone User Interface(TUI)、Cisco Unity ViewMail for Microsoft Outlook、および Cisco Unity Inbox で利用可能です。

Cisco Unity TUI、ViewMail、および Cisco Unity Inbox で利用可能です。

Cisco Unity TUI、ViewMail、および Cisco Unity Inbox で利用可能です。


) バージョン 3.1 以前では、Cisco Unity Inbox は Visual Messaging Interface(VMI)と呼ばれていました。


 

表1-9 名前または内線番号による宛先指定

AMIS
Bridge
VPIM

AMIS ユーザが Cisco Unity ディレクトリに存在する場合は、Cisco Unity TUI、ViewMail、および Cisco Unity Inbox で利用可能です。

Bridge ユーザが Cisco Unity ディレクトリに存在する場合は、Cisco Unity TUI、ViewMail、および Cisco Unity Inbox で利用可能です。

VPIM ユーザが Cisco Unity ディレクトリに存在する場合は、Cisco Unity TUI、ViewMail、および Cisco Unity Inbox で利用可能です。

 

表1-10 話し言葉による名前の確認

AMIS
Bridge
VPIM

AMIS ユーザの録音済みボイス名が存在する場合に、利用可能です。

AMIS ユーザのそれぞれのボイス名は、Cisco Unity システム管理に録音されている必要があります。

Cisco Unity 4.0(5) 以降では、Cisco Unity Bulk Import ユーティリティを使用して AMIS ユーザのボイス名をインポートできます。

Bridge ユーザの録音済みボイス名が存在する場合に、利用可能です。

Bridge ユーザのそれぞれのボイス名は、Cisco Unity システム管理で録音できます。ただし、Bridge ではディレクトリ情報の共有がサポートされているため、Octel ユーザのテキスト名および録音済みボイス名は使用するたびに取得され、取得されたテキスト名およびボイス名で Bridge ユーザが自動的に Cisco Unity ディレクトリに作成されます。同様に、Cisco Unity ユーザのテキスト名およびボイス名が Octel サーバで使用されるたびに取得され、取得したテキスト名およびボイス名でディレクトリ エントリが自動的に Octel サーバに作成されます。

Cisco Unity 4.0(5) 以降では、Cisco Unity Bulk Import ユーティリティを使用して Bridge ユーザのボイス名をインポートできます。

Exchange 版 Cisco Unity 4.0(5) 以降では、VPIM ユーザの自動作成がサポートされています。したがって、リモート VPIM システム上の送信者のテキスト名および録音済みボイス名を着信 VPIM メッセージから取り出して、そのテキスト名とボイス名で Cisco Unity ディレクトリ内に自動的に VPIM ユーザを作成できます。

VPIM ユーザの録音済みボイス名が存在する場合に、利用可能です。

VPIM ユーザのそれぞれのボイス名は、Cisco Unity システム管理で録音できます。

Cisco Unity 4.0(5) 以降では、Cisco Unity Bulk Import ユーティリティを使用して VPIM ユーザのボイス名をインポートできます。

 

表1-11 サポートされるオーディオ形式2

AMIS
Bridge
VPIM

AMIS プロトコルは、オーディオ形式に依存しません。

Cisco Unity での使用がサポートされているすべてのコーデックを使用できます。

Octel アナログ ネットワークは、オーディオ形式に依存しません。

Cisco Unity サーバは、Cisco Unity Bridge サーバと通信するためには、G.711 コーデックまたは G.729a コーデックのいずれかを使用する必要があります。

VPIM バージョン 3 仕様には、G.711、G.726、GSM 6.10 の各オーディオ形式のサポートが含まれています。

Cisco Unity での使用がサポートされているすべてのコーデックを使用できます。

発信 VPIM メッセージは、G.726 に変換しても、記録された形式で送信してもかまいません。

着信 VPIM メッセージは、G.711、G.729a、GSM 6.10 のいずれかに変換しても、送信された形式のまま残してもかまいません。

2.Cisco Unity でサポートされるオーディオ形式のリストについては、『White Paper: Audio Codecs and Cisco Unity (All Versions)』を参照してください。http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_unity/whitpapr/codecs.htm から入手可能です。

 

表1-12 配信確認/受信確認

AMIS
Bridge
VPIM

AMIS プロトコルでは、この機能はサポートされません。受信確認または配信確認の要求は、Cisco Unity またはリモートの AMIS ボイスメール システムでアドレスを指定した場合に可能ですが、要求が確認されるとは限りません。

Cisco Unity で生成される配信確認要求または受信確認要求は、Octel システムからの配信確認として返されます。受信確認は、Octel システムがいつメッセージをユーザのメールボックスに保存したか、またはメッセージが実際にいつ読まれたかにかかわらず、メッセージが Octel ノードへ配信された後に送信者に送信されます。

Cisco Unity またはリモート VPIM システムのいずれかで生成された配信確認要求または受信確認要求は応答されますが、いずれも配信確認要求として処理されます。

 

表1-13 ディレクトリ情報の共有

AMIS
Bridge
VPIM

AMIS プロトコルには、ディレクトリ情報を共有または同期するメカニズムがありません。

リモート Octel システムが録音済みボイス名をメッセージ内に含めて送信するように構成されている場合、Cisco Unity はそれをメッセージの一部として再生します。

Avaya Octel アナログ ネットワークには、NameNet 機能があります。この機能は、メッセージ アクティビティに基づいて、または管理者の要求により、Octel アナログ ネットワーク上のノードにテキスト名とボイス名を伝播するメカニズムを提供します。

Cisco Unity Bridge は、NameNet に参加します。Bridge は、他の Octel ノードから Octel ユーザの名前とボイス名を取得し、そのデータを Bridge サーバ上のディレクトリに格納します。また、Bridge は、Cisco Unity ユーザのディレクトリも保持し、要求があると Cisco Unity の名前とボイス名を Octel ノードに送信します。

Bridge は、Cisco Unity と Octel ユーザ情報の同期をとります。Cisco Unity では、デフォルトで、Bridge から送信された情報に基づいて、Bridge ユーザを自動的に作成、修正、および削除できます。

Cisco Unity は、Bridge と Cisco Unity ユーザ情報の同期をとります。

リモート Octel システムが録音済みボイス名をメッセージ内に含めて送信するように構成されている場合、Cisco Unity はメッセージの一部として再生します。

VPIM 仕様では、ディレクトリ情報の共有や同期のメカニズムは定義されていませんが、VPIM に準拠した一部のボイスメール システムでは、VPIM メッセージ内の vCard やヘッダー情報を処理し、メッセージ アクティビティに基づいてディレクトリをアップデートできます。

Cisco Unity は、録音済みボイス名および/または送信者の vCard をメッセージ内に含めてリモート VPIM システムへ送信するように構成できます。

Exchange 版 Cisco Unity 4.0(5) 以降では、リモート ボイス メッセージ システムの発信ロケーションの VPIM ユーザを、そのロケーションからの着信ボイス メッセージで受信した vCard またはヘッダー情報を基にして、自動的に作成、修正、および削除できるように発信ロケーションを設定することができます。

リモート VPIM システムが録音済みボイス名または vCard(またはその両方)をメッセージ内に含めて送信するように設定されている場合、Cisco Unity によりメッセージの一部として利用可能となります。

 

表1-14 同報リスト

AMIS
Bridge
VPIM

AMIS プロトコルは、受信側のボイス メッセージ システム上の同報リストへの配信をサポートしていません。

Cisco Unity から AMIS システムへの発信メッセージは、リモート システムのメールボックス ID 宛てに送信する必要があります(ただし、リモート システムの管理者は、メッセージを同報リストへ転送するようにメールボックス ID を構成することができます)。

Cisco Unity からの発信メッセージは、AMIS ユーザを含む Cisco Unity のパブリック同報リストまたはプライベート同報リスト宛てに送信できます。Cisco Unity 4.0(5) 以降では、プライベート同報リストにブラインド アドレスを含めることができます。

着信 AMIS メッセージは、ユーザのメールボックスにだけ送信されます。Cisco Unity のパブリック同報リストには送信できません(ただし、メッセージを Cisco Unity のパブリック同報リストに転送することだけを目的とした Cisco Unity ユーザ アカウントを設定することができます。詳細については、Microsoft Exchange と Outlook のドキュメントを参照してください)。

Octel アナログ ネットワークは、受信側のボイス メッセージ システムへの同報リストの配信をサポートしていません。

Cisco Unity から Octel システムへの発信メッセージは、リモート システムのメールボックス ID 宛てに送信する必要があります(ただし、リモート システムの管理者は、メッセージを同報リストへ転送するようにメールボックス ID を構成することができます)。

Cisco Unity からの発信メッセージは、Bridge ユーザを含む Cisco Unity のパブリック同報リストまたはプライベート同報リスト宛てに送信できます。Cisco Unity 4.0(5) 以降では、プライベート同報リストにブラインド アドレスを含めることができます。

着信 Bridge メッセージは、ユーザのメールボックスにだけ送信されます。Cisco Unity のパブリック同報リストには送信できません(ただし、メッセージを Cisco Unity のパブリック同報リストに転送することだけを目的とした Cisco Unity ユーザ アカウントを設定することができます。詳細については、Microsoft Exchange と Outlook のドキュメントを参照してください)。

VPIM 仕様では、受信側のボイス メッセージ システム上の同報リストへのメッセージ配信をサポートしていません。

Cisco Unity から VPIM システムへの発信メッセージは、リモート システムのメールボックス ID 宛てに送信する必要があります(ただし、リモート システムの管理者は、メッセージを同報リストへ転送するようにメールボックス ID を構成することができます)。

Cisco Unity からの発信メッセージは、VPIM ユーザを含む Cisco Unity のパブリック同報リストまたはプライベート同報リスト宛てに送信できます。Cisco Unity 4.0(5) 以降では、プライベート同報リストにブラインド アドレスを含めることができます。

着信 VPIM メッセージは、ユーザのメールボックスにだけ送信されます。Cisco Unity のパブリック同報リストには送信できません(ただし、メッセージを Cisco Unity のパブリック同報リストに転送することだけを目的とした Cisco Unity ユーザ アカウントを設定することができます。詳細については、Microsoft Exchange と Outlook のドキュメントを参照してください)。

 

表1-15 Exchange バージョンのサポート3

AMIS
Bridge
VPIM

Exchange 5.5

Exchange 5.5 と Exchange 2000 または Exchange 2003 (Standard または Enterprise)の混在

Exchange 2000 または Exchange 2003(Standard または Enterprise)

Exchange 5.5 と Exchange 2000 または Exchange 2003(Standard または Enterprise)の混在

Exchange 2000 または Exchange 2003(Standard または Enterprise)

Exchange 5.5 と Exchange 2000 または Exchange 2003 (Standard または Enterprise)の混在

Exchange 2000 または Exchange 2003(Standard または Enterprise)

3.Exchange 5.5 サーバと Exchange 2000 または Exchange 2003 サーバが混在する環境では、組織内のすべての Cisco Unity サーバを、Exchange 2000 または Exchange 2003 サーバと通信するように構成する必要があります。

 

表1-16 メールボックス ID の変換4

AMIS
Bridge
VPIM

利用不可。

プレフィックスを定義して、Cisco Unity ユーザが、電話ネットワークのダイヤル プランに合ったネットワーク アドレスを入力して Octel ユーザへのメッセージの宛先を指定できるようにすることができます。

すべての Cisco Unity ユーザは、Octel サーバとの通信に使用できるよう、設定可能なメールボックスおよびシリアル番号値へマップされます。この処理によって、すべての Cisco Unity ユーザは、Cisco Unity 番号計画に依存せずに、Octel ネットワーク内のノード シリアル番号 Y にあるメールボックス X を表すことができます。

追加の数字は、Cisco Unity 送信者に関連付けられたメールボックス番号の前および Cisco Unity ユーザからのメッセージのリモート受信者に自動的に付加されます。同じ数字は、リモート送信者の冒頭および Cisco Unity メールボックス番号から削除して、Cisco Unity ユーザへ配信できます。

4.メールボックス ID の変換により、Cisco Unity ユーザがリモート ユーザにメッセージを送信する際に、リモート システムが受信を予期する数字を付加できるため、手動で追加の数字を入力する必要がありません。

 

表1-17 ファックス メッセージ

AMIS
Bridge
VPIM

AMIS プロトコルでは、この機能はサポートされません。

サポートされています。

サポートされています。ただし、VPIM は TIFF-F メッセージ形式だけをサポートします。

 

表1-18 メッセージ転送時間についての注意事項

AMIS
Bridge
VPIM

送信システムから受信システムへのアナログによるメッセージ配信が、転送時間を考慮する上で最も重要な事項です。

アナログ配信時間の最短時間は、メッセージの実際の録音時間と受信するメッセージ数を乗算することで計算できます。AMIS プロトコルでは、各受信者につき別個のアナログ転送時間がかかります。

たとえば、50 分間のメッセージを 10 人に配信する場合、最短アナログ転送時間は 5 分となります。

送信システムから受信システムへのアナログによるメッセージ配信が、転送時間を考慮する上で最も重要な事項です。

最短アナログ配信時間は、メッセージの実際の録音時間です。

Octel アナログ ネットワークでは、1 つのアナログ転送メッセージを複数の受信者に送信することが可能です。つまり、受信ノードが対象とするすべての受信者に配信します。

たとえば、5 分間のメッセージを 10 人に配信する場合、最短アナログ転送時間は 5 分となります。

Exchange のルーティング時間とリモート VPIM システムへの SMTP 配信時間だけが考慮の対象になります。

たとえば、5 分間のメッセージを 10 人の受信者に送信する場合、転送時間は 1 分以下となります。

 

表1-19 プライベート メッセージ

AMIS
Bridge
VPIM

AMIS プロトコルでは、この機能はサポートされません。送信時にプライベートのマークが付いているメッセージは、受信者が取得するときにはマークが付いていません。

サポートされています。送信時にプライベートのマークが付いているメッセージは、受信者が取得するときにマークが付いています。

サポートされています。送信時にプライベートのマークが付いているメッセージは、受信者が取得するときにマークが付いています。

 

表1-20 安全なプライベート メッセージ

AMIS
Bridge
VPIM

AMIS プロトコルでは、この機能はサポートされません。プライベートとセキュアのマークが付いたメッセージは配信不能で、NDR が生成されます。

デフォルト設定の場合:サポートされません。プライベートとセキュアのマークが付いたメッセージは配信不能で、NDR が生成されます。

設定時:制限付きでサポートされます。プライベートとセキュアのマークが付いたメッセージはボイス コネクタによって暗号解除され、メッセージはセキュアではなくなります。

デフォルト設定の場合:サポートされません。プライベートとセキュアのマークが付いたメッセージは配信不能で、NDR が生成されます。

設定時:制限付きでサポートされます。プライベートとセキュアのマークが付いたメッセージはボイス コネクタによって暗号解除されますが、受信側サーバが Cisco Unity で、Private Secure Messaging が設定されている場合には、再暗号化できます。それ以外の場合は、メッセージにはプライベートのマークだけが付きます。Cisco Unity システムの外で転送されている間は、メッセージは暗号化されません。

 

表1-21 リモート ボイスメール システム宛またはリモート ボイスメール システムからのメッセージ配信同時転送アナログ セッション数

AMIS
Bridge
VPIM

サポートされています。

AMIS ブリッジヘッド サーバのボイスメール ポート数に制限されています。

発信 AMIS コールを配置可能なポートは、Cisco Unity システム管理で構成できます(ただし AMIS 送信先ごとには構成できません)。

サポートされています。

Bridge サーバ アナログ ポート数に制限されます。

単一ノードへの同時配信可能な最大ポート数と、追加の呼び出しを開始および切断するスレショルドは、Bridge サーバごとに構成できます。

使用不可。

 

表1-22 緊急メッセージ

AMIS
Bridge
VPIM

AMIS プロトコルでは、この機能はサポートされません。送信時に緊急のマークが付いているメッセージは、受信者が取得するときにはマークが付いていません。

サポートされています。送信時に緊急のマークが付いているメッセージは、受信者が取得するときにマークが付いています。

サポートされています。送信時に緊急のマークが付いているメッセージは、受信者が取得するときにマークが付いています。

 

表1-23 システム ブロードキャスト メッセージ

AMIS
Bridge
VPIM

利用不可。

通常のボイス メッセージは、Octel Aria システム上の bulletin mailbox または Octel Serenade システム上の System Distribution List(SDL; システム同報リスト)に送信できます。同様に、システム ブロードキャスト メッセージも、bulletin mailbox または SDL に送信できます。どちらのタイプのメッセージも、Cisco Unity Bridge によって同じ方法で転送され、bulletin mailbox または SDL への配信時にもまったく同じように処理されます。

システム ブロードキャスト メッセージは、同じディレクトリを共有しない複数の Exchange 版 Cisco Unity サーバ間、または、Exchange 版 Cisco Unity サーバと Cisco Unity Express サーバとの間で、VPIM を使用して送信できます。その他のタイプのリモート メッセージ システムは、システム ブロードキャスト メッセージを通常のボイス メッセージと同じ方法で処理します。

ネットワーク機能のドキュメントのガイド:次の段階へ

複数の Cisco Unity サーバがネットワークを構成しているインストレーションで共通のディレクトリにアクセスしている場合、必要な情報の多くは 「デジタル ネットワーク」 に記載されています。その他のネットワーク機能オプションを使用する場合でも、 「デジタル ネットワーク」 から読み始めてください。

別個のディレクトリへアクセスする他の Cisco Unity サーバへのブラインド アドレスまたはインターネット ユーザ アカウントをセット アップする場合は、 「SMTP ネットワーク」 を参照してください。

AMIS を使用して別のボイス メッセージ システムと通信する場合は、 「AMIS ネットワーク」 を参照してください。

VPIM を使用して別のボイス メッセージ システムと通信する場合は、 「VPIM ネットワーク」 を参照してください。

Bridge を使用して Octel システムとの通信を Octel アナログ ネットワーク上で行う場合は、
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_unity/bridge30/bnet/ex/index.htm から入手可能な『 Cisco Unity Bridge Networking Guide 』を参照してください。

どのネットワーク機能オプションを選択した場合でも、プライマリ ロケーションの設定をカスタマイズする必要があります。 「プライマリ ロケーションの設定」 を参照してください。