Cisco Unity のネットワーク機能 (Microsoft Exchange版) Release 4.0(3)
SMTP Networking
SMTP Networking
発行日;2012/01/14 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

SMTP Networking

概要:SMTP Networking

タスク リスト:SMTP Networking を使用するための Cisco Unity のセットアップ

SMTP Networking を使用するための Cisco Unity のセットアップ手順

設計の決定と必要な情報の収集

Exchange サーバ間の接続の確認

名前と IP アドレスの解決

Voice Connector for SMTP Networking のセットアップ

Voice Connector for Exchange 5.5 のセットアップ

Voice Connector for Exchange 2000 のセットアップ

プライマリ ロケーションのカスタマイズ

宛先、ディレクトリ ハンドラ、および自動受付の検索スコープの設定

宛先の検索スコープの設定

ディレクトリ ハンドラの検索スコープの設定

自動受付の検索スコープの設定

SMTP 発信ロケーションの作成

インターネット ユーザ アカウントの作成

インターネット ユーザ アカウントの作成前に考慮する事項

Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用した複数のインターネット ユーザ アカウントの作成

インポート エラーの修正

Cisco Unity システム管理を使用したインターネット ユーザ アカウントの作成

インターネット ユーザ アカウントの作成後に考慮する事項

SMTP Networking の概念と定義

ロケーションと SMTP Networking

ボイス コネクタと SMTP Networking

メッセージの宛先オプション

ブラインド アドレスと SMTP Networking

ブラインド アドレスを使用するユーザの状況

インターネット ユーザ

リモート Cisco Unity ユーザに対応するインターネット ユーザ

インターネット ユーザの削除

インターネット ユーザを使用するユーザの状況

着信転送の設定とインターネット ユーザ

Outlook アドレス帳におけるインターネット ユーザの表示方法の決定

Outlook アドレス帳で連絡先を非表示にする

Outlook アドレス帳における連絡先の表示方法の変更

ネットワークを構成している Cisco Unity サーバでの注意事項

SMTP Networking リファレンス

SMTP 発信ロケーション プロファイル設定

動作についての情報

メッセージを残す場合とメッセージを送信する場合

SMTP Networking

概要:SMTP Networking

SMTP Networking を使用すると、ローカル Cisco Unity サーバのユーザが、ローカル Exchange ネットワーク上にメールボックスを持たない個人にボイス メッセージを送信できます。メッセージは、インターネットまたは TCP/IP ネットワークを通して送信されます。受信者の種類を次に示します。

別の Cisco Unity サーバ上のユーザ。このサーバは、ローカル Cisco Unity サーバ上にないディレクトリにアクセスします。つまり、複数の Cisco Unity サーバが存在するインストレーションの場合、これらの Cisco Unity サーバは次のいずれかのコンフィギュレーションとなります。

別個の Active Directory フォレスト

別個の Exchange 5.5 組織

同一の組織内の別個の Exchange 5.5 サイト。ただし、Exchange 5.5 メッセージおよびディレクトリ複製コネクタはインストールされていません(ディレクトリ複製コネクタはサイト コネクタとも呼ばれます)。


) サイト コネクタがインストールされている場合は、SMTP Networking の代わりにデジタル ネットワークを使用できます。


Cisco Unity または Exchange を使用していない個人。ただし、保有しているコンピュータはインターネットに接続されています。

SMTP Networking で使用するために作成されたユーザ アカウントを、インターネット ユーザ アカウントと呼びます。SMTP Networking には、デジタル ネットワーク オプションまたは任意の他のネットワーキング オプションを組み合せることができます。たとえば、組織の Cisco Unity サーバが共有ディレクトリへアクセスするようにネットワークに接続されている場合(そのため、デジタル ネットワーク オプションを使用できる場合)でも、自宅で仕事をする契約作業者のためにインターネット ユーザ アカウントを追加することも、Cisco Unity サーバのいずれか 1 つに SMTP 発信ロケーションをセットアップし、別のディレクトリにアクセスする Cisco Unity サーバがある出先の営業所でメッセージの送受信をできるようにすることも可能です。

SMTP Networking を利用する際に、Cisco Unity 自体について必要な権限以外の、特別な権限は不要です。Cisco Unity で必要とされる権限の詳細については、Permissions Wizard のヘルプ ファイルを参照してください。Cisco Unity サーバの Tools Depot で利用可能です。

この章では、SMTP Networking をセットアップする手順について、および理解しておく必要のある概念や用語について説明します。次の各項を参照してください。

「タスク リスト:SMTP Networking を使用するための Cisco Unity のセットアップ」:このタスク リストでは、実施する必要があるすべてのタスクの全体の概要、および実施する順序について説明します。

「SMTP Networking を使用するための Cisco Unity のセットアップ手順」:この項では、Cisco Unity を SMTP Networking 用にセットアップするのに必要なすべての手順について説明します。

「SMTP Networking の概念と定義」:この項では、SMTP Networking の概念について詳細に説明します。この項は、セットアップ手順を実施する前に必ず読んでください。

「SMTP Networking リファレンス」:この項では、SMTP Networking のセットアップに関連する Cisco Unity システム管理の各フィールドを定義する表を示します。

「動作についての情報」:この項では、SMTP Networking に関連する、知っておくべき動作の情報について説明します。

タスク リスト:SMTP Networking を使用するための Cisco Unity のセットアップ

このタスク リストを使用して、SMTP Networking をセットアップします。リモート メッセージ受信者で Cisco Unity を使用する受信者がいる場合、このタスクをローカル システムおよびリモート システムの両方で行ってください。次の参照先により、セットアップの手順の詳細を示します。

1. Cisco Unity Networking Options Requirements (With Microsoft Exchange) 』で、「 SMTP Networking Requirements」 の項の内容を確認します。 http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_unity/sysreq/netrq.htm で入手可能です。

2. 番号計画について意思決定を行い、SMTP Networking を設定するために必要な情報を収集します。「設計の決定と必要な情報の収集」を参照してください。

3. Cisco Unity が接続しているネットワークが Exchange 5.5 サーバだけで構成されている場合、Exchange 5.5 Internet Mail Service をインストールします(まだインストールされていない場合)。パフォーマンス上の理由により、Internet Mail Service は Cisco Unity サーバ以外のサーバにインストールします。しかし、必要に応じて、Cisco Unity サーバにインストールしてもかまいません(Exchange 5.5 も Cisco Unity サーバにインストールされている場合)。詳細については、Exchange のマニュアルを参照してください。

4. ローカル サイトおよびリモート サイト上の Exchange サーバ間で、ネットワーク接続および SMTP 接続を確認します。「Exchange サーバ間の接続の確認」を参照してください。

5. 受信者に Cisco Unity を使用する人がいる場合、ボイス コネクタをインストールします。「Voice Connector for SMTP Networking のセットアップ」を参照してください。

6. プライマリ ロケーション プロファイル設定をカスタマイズします。「プライマリ ロケーションのカスタマイズ」を参照してください。

7. ユーザの宛先、ディレクトリ ハンドラ、および自動受付の検索の各オプションを設定します。「宛先、ディレクトリ ハンドラ、および自動受付の検索スコープの設定」を参照してください。

8. 受信者に Cisco Unity を使用する人がいない場合、ステップ 9. へ進みます。

リモート メッセージ受信者が Cisco Unity を使用する場合、リモート Cisco Unity サーバに対応するローカル サーバ上に発信ロケーションを作成します。「SMTP 発信ロケーションの作成」を参照してください。

9. ローカル Cisco Unity サーバ上に、必要に応じて、各リモート メッセージ受信者に対するインターネット ユーザ アカウントを作成します。「インターネット ユーザ アカウントの作成」を参照してください。

SMTP Networking を使用するための Cisco Unity のセットアップ手順

この項では、Cisco Unity を SMTP Networking 用にセットアップするのに必要なすべての手順について説明します。

設計の決定と必要な情報の収集

SMTP Networking のセットアップを始める前に、必ず、次に示す各項目について計画を立ててると共に、適切な情報を収集します。

番号計画戦略を立てて、プライマリ ロケーション上および SMTP 発信ロケーション上のダイヤル ID に割り当てる番号を決定します。

ユーザがブラインド アドレスを使用するか、またはインターネット ユーザ アカウントを作成するかを決定します。

ボイス コネクタをどちらの Exchange サーバ(ローカル ロケーション内およびリモート ロケーション内)にインストールするかを決定します。サーバ名、ドメイン名および各 Exchange サーバの IP アドレスを書き留めます。

Exchange サーバ間の接続の確認

ローカルおよびリモート Cisco Unity サーバでのメッセージの送受信は、ボイス コネクタがインストールされている Exchange サーバで処理されます。次の手順に従って、Exchange サーバのネットワーク接続とおよび SMTP 接続を確認します。

Exchange サーバ間のネットワーク接続を確認する


ステップ 1 ボイス コネクタをインストールする Exchange サーバ(サーバ 1)で、コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。

ステップ 2 ping <IP アドレス> と入力します。この <IP アドレス> はボイス コネクタをインストールするリモート Exchange サーバ(サーバ 2)の IP アドレスです。

応答がない場合、ネットワーク接続のトラブルシューティングを行い、問題を解決します。次に、ステップ 3 へ進みます。

ステップ 3 ping <ドメイン名> と入力します。<ドメイン名> は、サーバ 2 のドメイン名です。
次に、 ping <サーバ名> と入力します。<サーバ名> は、サーバ 2 の名前です。

ステップ 2 で IPアドレスを Ping すると応答があり、ドメイン名とサーバ名を Ping すると応答がない場合は、「名前と IP アドレスの解決」を参照してください。問題が解決したら、ステップ 4 に進みます。

ステップ 4 サーバ 1 の IP アドレス、ドメイン名およびサーバ名を入力し、ステップ 2 およびステップ 3 をサーバ 2 で繰り返します。

ステップ 5 IP アドレス、ドメイン名およびサーバ名のすべての ping テストで応答が返ると、基本的なネットワーク接続が確認されたことになります。次の手順「 Exchange サーバ間の SMTP 接続を確認する 」へ進みます。


 

Exchange サーバ間の SMTP 接続を確認する


ステップ 1 ボイス コネクタをインストールする Exchange サーバ(サーバ 1)のコマンド プロンプト ウィンドウで、 telnet <サーバ名> 25 と入力します。ここで <サーバ名> は、ボイス コネクタをインストールするリモート Exchange サーバ(サーバ 2)の名前です。

ステップ 2 リモート Exchange サーバからの応答があれば、 ehlo と入力します。リモート Exchange サーバからの応答で、SMTP コマンドのリストが返されます。

ステップ 3 telnet テストが成功したら、 quit と入力して telnet セッションを終了します。

ステップ 4 ステップ 1ステップ 3 で実行した telnet テストをリモート Exchange サーバ上でも行い、SMTP 接続が双方向で正常に行われることを確認します。

telnet テストが 1 つでも成功しなかった場合、基本的な SMTP 接続に問題があります。次の SMTP Networking のセットアップ手順に進む前に、これらの問題を解決してください。

telnet テストが成功したら、SMTP Networking のセットアップへ進みます。「Voice Connector for SMTP Networking のセットアップ」を参照してください。


 

名前と IP アドレスの解決

名前の解決には、両方の Exchange サーバにいくつかのメカニズムが必要です。名前解決にはいくつかの方法や方法の組み合わせがありますが、一般的なのは Domain Name System (DNS) を使用する方法と HOSTS ファイルを使用する方法の 2 つです。

Exchange サーバがあるネットワークで DNS が使用されている場合、サーバの DNS にホスト アドレス リソース(A)レコードおよび メール交換(MX)レコードが存在する必要があります。サーバの A レコードおよび MX レコードが追加されていない場合、ここで追加してから次の手順に進みます。DNS に A レコードおよび MX レコードを追加する方法については、Microsoft Windows のマニュアルを参照してください。

HOSTS ファイルは、IP アドレスとホスト名およびドメイン名との対応を記述したテキスト ファイルです。HOSTS ファイルは、C:\WINNT\System32\Drivers\Etc フォルダに置きます。ネットワーク内のいずれの Exchange サーバでも DNS が使用されない場合、HOSTS ファイルを編集し、他のExchange サーバで認識されるようにホスト エントリおよびドメイン エントリを追加します。

DNS または HOSTS ファイルのどちらを使用する場合も、ボイス コネクタがインストールされている各 Exchange サーバの完全修飾ドメイン名を知っておく必要があります。この名前は、Windows のコントロール パネルの[ネットワーク ID] タブの[フル コンピュータ名] フィールドに表示される名前です。

DNS または HOSTS ファイルに変更を加えた場合は、残りの SMTP Networking のセットアップ手順へ進む前に、もう一度、ネットワーク接続および SMTP 接続の確認を行ってください。接続を確認するには、先に説明した手順「Exchange サーバ間のネットワーク接続を確認する」および「Exchange サーバ間の SMTP 接続を確認する」を実行します。

Voice Connector for SMTP Networking のセットアップ

Cisco Unity DVD 1 および CD 1 には 2 つのボイス コネクタ インストール プログラムが格納されており、それぞれのセットアップ手順は異なります。

Cisco Unity のパートナー サーバが Exchange 5.5 の場合(ネットワークが Exchange 5.5 サーバだけで構成されている場合)は、Voice Connector for Exchange 5.5 をセットアップします。

Cisco Unity のパートナー サーバが Exhange 2000 または Exchange 2003 である場合(ネットワークが Exchange 2000 サーバまたは Exchange 2003 サーバだけ、または Exchange 5.5 サーバと Exchange 2000 サーバまたは Exchange 2003 サーバが混在している場合)は、Voice Connector for Exchange 2000 をセットアップします。Voice Connector for Exchange 2000 バージョン 11.0(1) 以降は、 Exchange 2000 サーバまたは Exchange 2003 サーバにインストールできます。

必要に応じて、「Voice Connector for Exchange 5.5 のセットアップ」または「Voice Connector for Exchange 2000 のセットアップ」を参照してください。

Voice Connector for Exchange 5.5 のセットアップ

このボイス コネクタは、Exchange パートナー サーバと同じ Exchange サイトの Exchange 5.5 サーバにインストールします。ボイス コネクタは Cisco Unity サーバにインストールすることもできますが(Exchange 5.5 もそのサーバにインストールされている場合)、パフォーマンス上の理由により推奨しません。次に、追加要件を示します。

SMTP Networking では、ボイス コネクタは Exchange Internet Mail Service と同じ Exchange サーバにインストールする必要があります。

 

ボイス コネクタを Exchamge サイトにインストールするときは、1 インスタンスだけをインストールします。

ボイス コネクタをインストールする Exchange サーバが Windows NT 4.0 で動作している場合は、ボイス コネクタをインストールする前に、Microsoft Active Directory Services Client Extension(DSClient)for Windows NT 4.0 をインストールする必要があります。DSClient の要件は、Windows NT 4.0 Service Pack 6a です。Microsoft Web サイトからの DSClient のダウンロードとインストールの詳細については、次の Microsoft Knowledge Base 記事を参照してください。

288358:「HOW TO: Install the Active Directory Client Extension」

295166:「INFO: Advanced Installation of Directory Services Client for Windows NT 4.0」

295168:「INFO: Files Installed by Directory Services Client Extension for Windows NT 4.0」

289105:「INFO: Support for ADSI on Windows NT 4.0」

216290:「INFO: Determining Which Version of ADSI Is Installed」

Voice Connector for Exchange 5.5 をインストールする

ボイス コネクタをインストールする前に、必ず Exchange サーバをバックアップします。


ステップ 1 ボイス コネクタをインストールする Exchange サーバにログオンします。

ステップ 2 Exchange サーバ上のすべてのウィルス スキャン サービスを無効にします。

ステップ 3 以前のバージョンのボイス コネクタをアンインストールします。「Cisco Unity ボイス コネクタのアンインストール」を参照してください。

ステップ 4 ボイス コネクタを Cisco Unity DVD 1 または CD 1 からインストールする場合は、コンピュータにディスクを挿入し、 VoiceConnector-Ex55 ディレクトリを参照します。

ステップ 5 ボイス コネクタのファイルを Software Center の Web サイトから ダウンロードした場合は、ファイルを抽出したディレクトリを参照してください。

ステップ 6 Install.exe をダブルクリックし、 [Next] をクリックします。

ステップ 7 [Address Types] ダイアログボックスの[ Voice ] チェックボックスをオンにします(ネットワークで使用している他の機能もすべて選択します)。

ステップ 8 [Next] を 2 回クリックします。

ステップ 9 セットアップが完了したら、 [Finish] をクリックし、セットアップを終了してサーバを再起動します。

ステップ 10 サーバ上のウィルス スキャン サービスを有効にします。


 

Voice Connector for Exchange 2000 のセットアップ

ボイス コネクタのバージョン 11.0(1) 以降は、Exchange クラスタの要素でない Exchange 2000 または Exchange 2003 サーバにインストールしてください(Microsoft は、Exchange クラスタ サーバ上のサード パーティ コネクタはサポートしていません)。ボイス コネクタは Cisco Unity サーバにインストールすることもできますが(Exchange 2000 または Exchange 2003 もそのサーバにインストールされている場合)、パフォーマンス上の理由により推奨しません。

Cisco Unity ユーザ アカウントがある Exchange サーバのルーティング グループが、ボイス コネクタがインストールされているサーバのルーティング グループと異なる場合、ルーティング グループ コネクタを設定して、これらのルーティング グループ間のルーティングができるようにする必要があります。

Voice Connector for Exchange 2000 をインストールする

ボイス コネクタをインストールする前に、必ず Exchange サーバをバックアップします。


ステップ 1 ボイス コネクタをインストールする Exchange サーバにログオンします。

ステップ 2 Exchange サーバ上のすべてのウィルス スキャン サービスを無効にします。

ステップ 3 以前のバージョンのボイス コネクタをアンインストールします。『Cisco Unity Bridge Networking Guide』の P.6-3 の「 Uninstalling the Cisco Unity Voice Connector」の項 を参照してください。

ステップ 4 ボイス コネクタを Cisco Unity DVD 1 または CD 1 からインストールする場合は、コンピュータにディスクを挿入し、 VoiceConnector-Ex2000 ディレクトリを参照します。

ボイス コネクタのファイルを Software Center の Web サイトから ダウンロードした場合は、ファイルを抽出したディレクトリを参照してください。

ステップ 5 Install.exe をダブルクリックし、 [Next] をクリックします。

ステップ 6 [Address Types] ダイアログボックスの[ Voice ] チェックボックスをオンにします(ネットワークで使用している他の機能もすべて選択します)。

ステップ 7 [Next] を 2 回クリックします。

ステップ 8 [User Information] ダイアログボックスに Windows パスワードを入力し、 [Next] をクリックします。

ステップ 9 セットアップが完了したら、 [Finish] をクリックし、セットアップを終了してサーバを再起動します。

ステップ 10 サーバ上のウィルス スキャン サービスを有効にします。


 


) ボイス コネクタのプロパティを Exchange システム マネージャで表示するには、Microsoft Windows Script Host バージョン 5.6 以上を Exchange サーバにインストールする必要があります。次の手順「Microsoft Windows 2000 Script Host を更新するかどうかを判別する」に進みます。また、Exchange サーバで以前のバージョンの Windows Script Host を使用している場合、ボイス コネクタは正常に動作しますが、Exchange システム マネージャでボイス コネクタのプロパティを表示できないことに注意してください。


Microsoft Windows 2000 Script Host を更新するかどうかを判別する


ステップ 1 ボイス コネクタがインストールされている Exchange サーバ上で、 Winnt\system32 フォルダを参照します。

ステップ 2 Wshom.ocx ファイルを右クリックし、 [プロパティ] を選択します。

ステップ 3 [バージョン] タブをクリックします。

ステップ 4 アイテム名リストから[ 製品バージョン] をクリックすると、[値] ボックスにバージョンが表示されます。

ステップ 5 バージョンが 5.6 以前の場合、Windows Script Host をアップデートすると ボイス コネクタのプロパティが Exchange システム マネージャで表示されるようになります。

Windows Script Host を更新するには、Microsoft Web サイトのダウンロード ページで Windows Script Host をキーワードとして検索します。インストール手順に従います。


 

プライマリ ロケーションのカスタマイズ

組織内で複数の Cisco Unity サーバがネットワークを構成している場合は特に、プライマリ ロケーションに割り当てるダイヤル ID を慎重に検討してください。ダイヤル ID の選択の詳細については、「ダイヤル ID および内線番号割り当てのガイドライン」を参照してください。リモート メッセージ受信者の一部またはすべてが Cisco Unity を使用する場合、ここで入力されるダイヤル ID は、対応するリモート Cisco Unity サーバ上の SMTP 発信ロケーションのダイヤル ID と一致している必要があります。

Cisco Unity を使用するインターネット ユーザがいない場合、プライマリ ロケーションのカスタマイズはオプションです(ただし、このような状況でも、カスタマイズを推奨します)。

プライマリ ロケーションをカスタマイズする


ステップ 1 Cisco Unity システム管理で、 [ネットワーク] >[プライマリ ロケーション] >[プロファイル] ページに移動します。

ステップ 2 ロケーションの有意な名前を入力します。

ステップ 3 ダイヤル ID を入力します。ダイヤル ID は、Cisco Unity に対してこのロケーションを識別するものです。

ステップ 4 ロケーションの名前を音声で録音します。

ステップ 5 ダイヤル ドメインについては、次のいずれかを行います。

このサーバを、ダイヤル ドメインに属さないように設定する場合、 [なし] をクリックします。

このサーバを、ダイヤル ドメインに属するように設定する場合、ダイヤル ドメイン名を入力するかリストから選択します。リストには、ネットワーク内の他の少なくとも 1 つの Cisco Unity サーバ上で設定済みの、ダイヤル ドメイン名が表示されます。

ダイヤル ドメイン名は、大文字と小文字が区別され、すべてのサーバで完全に同一の名前を入力する必要があります。すべてのサーバに同じダイヤル ドメインを確実に正しく追加するには、ダイヤル ドメイン名を 1 つの Cisco Unity サーバで入力し、そのドメイン名が他の Cisco Unity サーバへ複製されるのを待ちます。この作業により、サーバ間での複製が正しく動作することも確認できます。他の Cisco Unity サーバからのプライマリ ロケーション データがローカル サーバへ反映されまでに要する時間は、ネットワークのコンフィギュレーションおよび複製スケジュールにより異なります。

ステップ 6 [SMTP ドメイン名] を入力します。入力するのは、電子メール アドレスの右半分、@ 記号の後の部分です(たとえば、london.cisco.com)。@ 記号は入力しないでください。Cisco Unity が自動的に挿入します。リモート メッセージ 受信者が Cisco Unity を使用する場合、ここで入力するドメイン名は、対応するリモート Cisco Unity サーバの SMTP 発信ロケーションのドメイン名と一致している必要があります。

ステップ 7 [保存] アイコンをクリックします。


 


) 組織内の複数の Cisco Unity サーバがデジタル ネットワークを介してネットワークを構成している場合、これらのサーバ上でもプライマリ ロケーションを設定する必要があります。特に、他の Cisco Unity サーバ上のプライマリ ロケーションで、SMTP ドメイン名は必ず入力してください。設定しない場合、SMTP Networking は他の Cisco Unity サーバ上のユーザに対して正しく動作しません。


宛先、ディレクトリ ハンドラ、および自動受付の検索スコープの設定

複数の Cisco Unity サーバがネットワークを構成しているインストレーションで、共通のディレクトリにアクセスする場合は、SMTP Networking 用にセットアップする Cisco Unity サーバだけではなく、すべてのサーバで検索スコープを設定します。

ディレクトリ ハンドラまたは自動受付の検索スコープを変更する前に、「着信転送設定を利用できない場合」を参照してください。

次の手順を実行して、宛先、ディレクトリ ハンドラおよび自動受付の検索スコープについて、セットアップを行います。

「宛先の検索スコープの設定」

「ディレクトリ ハンドラの検索スコープの設定」

「自動受付の検索スコープの設定」

自動受付の検索スコープは、ダイヤル ドメインを検索するように設定し、ネットワークで接続された Cisco Unity サーバ間で、認識されたユーザ メッセージが機能するようにします。

宛先の検索スコープの設定

宛先の検索オプションの詳細については、「プライマリ ロケーションの宛先オプションの設定」を参照してください。

宛先の検索スコープを設定する

 


ステップ 1 Cisco Unity システム管理で、 [ネットワーク] >[プライマリ ロケーション] >[宛先オプション] ページに移動し、必要に応じて宛先オプションを設定します。

ローカル Cisco Unity サーバ上で作成されたユーザに、他の(同一のディレクトリにアクセスする) Cisco Unity サーバへのメッセージの宛先の指定を許可するには、 [ダイヤル ドメイン(リストから選択するか、ダイヤルドメイン名を入力)] または[ グローバル ディレクトリ] を必要に応じて選択します。

ブラインド アドレスを、別個のディレクトリ内の Cisco Unity サーバに使用している場合または別のボイス メッセージ システムに使用している場合は、[ブラインド アドレス:許可ロケーション] の設定を必要に応じて[なし] 以外に設定します。

ステップ 2 ロケーションをアドレス検索に含める必要がある場合は、 [検索にはロケーションを含みます。] チェックボックスをオンにします。一致するユーザに加えて、一致するロケーションが返されます。ロケーションの一致を確認することにより、そのロケーションに関連付けられたユーザの二次検索が可能です。

ステップ 3 [保存] アイコンをクリックします。


 

 

ディレクトリ ハンドラの検索スコープの設定

詳細については、『 Cisco Unity System Administration Guide 』の「ディレクトリ ハンドラの設定」の章の「ディレクトリ ハンドラ検索オプションの設定」の項を参照してください。

ディレクトリ ハンドラの検索スコープを設定する

 


ステップ 1 Cisco Unity システム管理で、 [通話管理] >[ディレクトリ ハンドラ] >[検索オプション] ページに移動し、既存のディレクトリ ハンドラの検索オプションを変更するか、または宛先検索サービスを使用している身元不明発信者の新規ディレクトリ ハンドラを作成します。

ステップ 2 ダイヤル ドメイン内の他の Cisco Unity サーバ上のユーザを宛先検索サービスで検索可能にするには、 [ダイヤル ドメイン] を選択します。

ステップ 3 [保存] アイコンをクリックします。


 

 

自動受付の検索スコープの設定

デフォルトでは、組織の開始グリーティングにアクセスした外部からの発信者は、ローカル Cisco Unity サーバに関連付けられたユーザだけに転送されます。同じダイヤル ドメインの他の Cisco Unity サーバに関連付けられているユーザに発信者を転送できるように自動受付をセットアップするには、次の手順に従ってレジストリ設定を変更します。

自動受付の検索スコープは、ダイヤル ドメインを検索するように設定し、ネットワークで接続された Cisco Unity サーバ間で、認識されたユーザ メッセージが機能するようにします。


) Cisco Unity のフェールオーバーでは、一方の Cisco Unity サーバでレジストリを変更したときに、もう一方の Cisco Unity サーバでも手動で変更する必要があります。レジストリの変更は複製されません。


自動受付の検索スコープを設定する


ステップ 1 Cisco Unity サーバのデスクトップで、 [Cisco Unity Tools Depot] アイコンをダブルクリックします。

ステップ 2 左側のウィンドウで、[Administrative Tools] の下の[ Advanced Settings Tool] をダブルクリックします。

ステップ 3 [Unity Settings] ウィンドウで、 [Set Auto Attendant Search Scope] をクリックします。

ステップ 4 [New Value] リストで 1 をクリックし、 [Set] をクリックすると、Cisco Unity はダイヤル ドメイン内のユーザを検索します。

ステップ 5 プロンプトが表示されたら、 [OK] をクリックします。

変更を有効にするために、Cisco Unity を再起動する必要はありません。

ステップ 6 [Exit] をクリックします。


 

SMTP 発信ロケーションの作成

リモート メッセージ受信者が Cisco Unity を使用する場合は、この手順を実行します。SMTP 発信ロケーションは、ローカル Cisco Unity サーバ上に、ユーザのメッセージの送信先となるリモート Cisco Unity サーバそれぞれに対して作成します。

複数の Cisco Unity サーバでネットワークを構成していて、共通のディレクトリにアクセスできる場合、ネットワーク内の 1 つの Cisco Unity サーバ上でだけ SMTP 発信ロケーションを作成します。ロケーション データはディレクトリに格納され、他の Cisco Unity サーバへ複製されます。

SMTP 発信ロケーションを作成する


ステップ 1 Cisco Unity システム管理で、 [ネットワーク] >[発信ロケーション] >[プロファイル] ページに移動します。

ステップ 2 [追加] アイコンをクリックします。

ステップ 3 ロケーションの有意な名前を入力します。

ステップ 4 ダイヤル ID を入力します。これは、Cisco Unity に対してロケーションを識別し、ユーザがブラインド アドレスでこの発信ロケーションの受信者をメッセージの宛先に指定するために使用するものです。

ダイヤル ID の選択の詳細については、「ダイヤル ID および内線番号割り当てのガイドライン」を参照してください。ここで入力するダイヤル ID は、リモート Cisco Unity サーバの対応するプライマリ ロケーションのダイヤル ID と一致する必要があります。

ステップ 5 ロケーションの[宛先] として[ SMTP] を選択します。

ステップ 6 [追加] をクリックします。

ステップ 7 ロケーションの名前を音声で録音します。

ステップ 8 [ドメイン名] を入力します。入力するのは、電子メール アドレスの右半分、@ 記号の後の部分です(たとえば、london.cisco.com)。@ 記号は入力しないでください。Cisco Unity が自動的に挿入します。ここで入力するドメイン名は、リモート Cisco Unity サーバの対応するプライマリ ロケーションのドメイン名と一致する必要があります。

ステップ 9 [保存] アイコンをクリックします。


 

インターネット ユーザ アカウントの作成

インターネット ユーザのアカウントは、Cisco Unity Bulk Import ウィザードまたは Cisco Unity システム管理を使用して作成します。次の各項を参照してください。

「インターネット ユーザ アカウントの作成前に考慮する事項」

「Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用した複数のインターネット ユーザ アカウントの作成」

「Cisco Unity システム管理を使用したインターネット ユーザ アカウントの作成」

「インターネット ユーザ アカウントの作成後に考慮する事項」

インターネット ユーザ アカウントの作成前に考慮する事項

この項では、インターネット ユーザ アカウントを作成する前に考慮する必要がある事項について順に示します。

1. Cisco Unity コンフィギュレーションおよび権限

使用しているアカウントに、インターネット ユーザを作成するための十分な権限と許可があるかどうかを確認する場合、または Cisco Unity が、メッセージ ストアを処理するよう正しく設定されているかどうかを確認する場合は、次の手順に従って SysCheck 診断ツールを実行します。

Cisco Unity SysCheck ツールを使用して、Cisco Unity の設定と権限を確認する


ステップ 1 Cisco Unity サーバのデスクトップで、 [Cisco Unity Tools Depot] アイコンをダブルクリックします。

ステップ 2 [Tools Depot] ウィンドウの左側領域にある[Diagnostic Tools] ディレクトリで、 [SysCheck] をダブルクリックします。

ステップ 3 [Check Unity Configuration Wizard へようこそ] ページで、 [コンフィギュレーション テストの選択] をクリックし、 [次へ] をクリックします。

ステップ 4 Cisco Unity に接続されていないメッセージ ストアのチェックボックスをオフにします。

ステップ 5 [テスト] をクリックします。

ステップ 6 [テスト結果] ボックスで、リンクをクリックしテスト結果を表示します。

ステップ 7 エラーが報告されなければ、ステップ 8 へ進みます。エラーがあった場合、次のサブステップを実行します。

a. [解決法] カラムに表示されるアドバイスに従い、各コンフィギュレーション エラーまたは権限エラーを訂正します。

b. [Check Unity Configuration Wizard を完了しています] ページに戻り、 [終了] をクリックします。

c. エラーが報告されなくなるまで、ステップ 2ステップ 7 を繰り返します。

ステップ 8 [終了] をクリックします。


 

2. サービス クラス

サービス クラス(COS)は、Cisco Unity を使用するユーザの制限や権限を定義します。たとえば、COS はユーザのメッセージやグリーティングの最大長を指定します。ほとんどの COS 設定は適用されませんが、インターネット ユーザも COS のメンバーである必要があります。Cisco Unity システム管理では、COS は各ユーザ テンプレートで指定されます。したがって、ユーザには、インターネット ユーザ アカウントの基となるテンプレートで指定された COS が割り当てられます。Cisco Unity には、定義済みサービス クラスがあり、これらは修正できます。また、サービス クラスを新規に作成できます。詳細については、『 Cisco Unity System Administration Guide 』の「サービス クラスの設定」の章を参照してください。

3. 規制テーブル

各 COS は規制テーブルを指定します。1 つは着信転送用であり、もう 1 つは、メッセージ通知用であり、さらにもう 1 つはファックス転送用です。Cisco Unity はユーザの COS に関連付けられた規制テーブルを適用し、電話番号が許可されていない場合はエラー メッセージを表示します。Cisco Unity には定義済み規制テーブルがあり、これらは修正できます。

規制テーブルのほとんどの設定は、インターネット ユーザには適用されません。Cisco Unity にログオンできない、あるいは Cisco Personal Communications Assistant (PCA)を使用できないのがその理由です。ただし、管理者はインターネット ユーザの着信転送番号を入力することができます。セキュリティ上の理由から、インターネット ユーザが所属する COS 内で転送に使用する規制テーブルは修正する必要があります。詳細については、『 Cisco Unity System Administration Guide 』の「規制テーブル」の章を参照してください。

4. パブリック同報リスト

パブリック同報リストは、ボイス メッセージを複数のユーザに一度に送信するときに使用します。Cisco Unity は、インターネット ユーザ アカウントの基となるテンプレートで指定したパブリック同報リストに新しいユーザを割り当てます。詳細については、『 Cisco Unity System Administration Guide 』の「パブリック同報リストの設定」の章を参照してください。

5. ユーザ テンプレート

Cisco Unity システム管理では、ユーザ テンプレートを使用することでインターネット ユーザ グループの設定を指定できます。ユーザ テンプレートには、部門など特定の種類のユーザに適切な設定が含まれています。選択したテンプレートの設定は、アカウント作成時にインターネット ユーザ アカウントに適用されます。Cisco Unity には、修正可能なデフォルト ユーザ テンプレートが用意されており、また、新規テンプレートを数に制限なく作成することができます。詳細については、『 Cisco Unity System Administration Guide 』の「ユーザ テンプレートの設定」の章を参照してください。

インターネット ユーザは、Active Directory 内の連絡先および Exchange 5.5 内のカスタム受信者に対応します。連絡先やカスタム受信者は、明示的に非表示にしない限り、Microsoft Outlook (または他の電子メール クライアント)のアドレス帳に表示されます。関連する連絡先やカスタム受信者を Outlook アドレス帳で非表示にしたり、Outlook アドレス帳における連絡先の表示方法を変更したりすることができます。詳細については、「Outlook アドレス帳におけるインターネット ユーザの表示方法の決定」を参照してください。

Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用した複数のインターネット ユーザ アカウントの作成

Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用すると一度に複数のインターネット ユーザ アカウントを作成できます。その方法としては、Exchange 5.5 ディレクトリまたは Active Directory から直接にユーザ データをインポートする方法、CSV ファイルからユーザ データをインポートする方法があります。CSV は、1 つのデータ ストアから別のデータ ストアへデータを移動するための一般的なテキスト ファイルです。

CSV ファイルに格納されたユーザ データが正しい形式であれば、このデータを使用して、新しい連絡先またはカスタム受信者を、インターネット ユーザ アカウントと同時に作成できます。Cisco Unity が Exchange 2000 サーバをパートナー サーバとして使用する場合は、連絡先は Active Directory に作成されます。Cisco Unity が Exchange 5.5 サーバをパートナー サーバとして使用する場合は、カスタム受信者は Exchange 5.5 ディレクトリに作成されます。また、Cisco Unity Bulk Import ウィザードでは CSV ファイルの使用により、既存の連絡先またはカスタム受信者データを利用したインターネット ユーザ アカウントの作成も可能です。

インターネット ユーザ アカウントを、ユーザ データを直接 Exchange からインポートして作成するには、手順「 Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用してインターネット ユーザ アカウントを作成する 」を参照してください。または、次の手順を使用して CSV ファイルを作成します。ウィザードを使用してインターネット ユーザ アカウントを作成する方法や、CSV ファイルの必須カラム ヘッダーおよびオプション カラム ヘッダーの詳細については、Cisco Unity Bulk Import ウィザード オンライン ヘルプを参照してください。

インターネット ユーザ アカウント作成用の CSV ファイルを作成する


ステップ 1 Cisco Unity アカウントを作成するために使用するデータを、CSV ファイルとして保存します。

1 つの CSV ファイルに格納するレコード数は、必ず 7,500 件以下としてください。それ以上の数のレコードが存在すると、Cisco Unity Bulk Import ウィザードがデータをインポートするときに予期しない結果になることがあります。

ステップ 2 CSV ファイルを Cisco Unity サーバ、またはそのサーバから参照できるディレクトリにコピーします。

ステップ 3 表計算アプリケーションなどの、データの編集および再構成が可能なアプリケーションで CSV ファイルを開きます。次の手順を実行します。

ファイルのデータが、タブ、スペースまたはセミコロンではなく、コンマで区切られていることを確認します。

データにスペース、引用符、またはコンマが含まれている場合は、そのデータを引用符で囲みます。

ステップ 4 カラムがステップ 5 で追加するカラム ヘッダーと同じ順序になるように、データを並べ替えます。カラム ヘッダーの順序は重要ではありませんが、ここに示すように CSV ファイルを構成することをお勧めします。

たとえば、このサンプル データのカラムは、ユーザの姓、名、リモート アドレスの順になるように並べ替えられています。下のサンプル データは、VOICE 形式を使用するか SMTP 形式を使用するかで異なります。

Abade,Alex,VOICE:123_5678
Bader,Kelly,VOICE:123_4789
Campbell,Terry,VOICE:123_8521
Cho,Li,VOICE:123_3214

または

Abade,Alex,SMTP:aabade@cisco.com
Bader,Kelly,SMTP:kbader@cisco.com
Campbell,Terry,SMTP:tcampbell@cisco.com
Cho,Li,SMTP:lcho@cisco.com


) この手順のサンプルは、Cisco Unity Bulk Import ウィザードが、インターネット ユーザ アカウントと同時に新しい連絡先またはカスタム受信者を作成する場合の、CSV ファイルのセットアップ方法を示しています。既存の連絡先またはカスタム受信者のデータを使用して新しいインターネット ユーザ アカウントを作成する場合は、ALIAS カラム ヘッダーおよびデータを、CSV ファイルに組み込む必要があります。


ステップ 5 データの先頭行の上に必須カラム ヘッダーを入力します。カラム ヘッダーは、大文字を使用し、カンマで区切り、次に示すとおりのスペルで入力します。

LAST_NAME,FIRST_NAME,REMOTE_ADDRESS

ステップ 6 必要な場合は、先頭行にカラムを追加し、その下に続く行にインポートするデータを追加します。このとき、次のことを確認してください。

カラム ヘッダーとデータはカンマで区切られている。オプションのカラム ヘッダーの各行にデータが必要なのではないことに注意してください。

スペース、引用符またはカンマを含むデータは、引用符で囲まれている。

ステップ 7 CSV ファイルにインポートする必要のないデータがある場合は、そのカラムを削除してください。または、1 つのカラムに NOTES というタイトルを付けることができます。Cisco Unity Bulk Import ウィザードは、NOTES カラム ヘッダー以下のデータを無視します。ただし、CSV ファイル内の NOTES 数は 1 つだけサポートされています。

ステップ 8 すべての行に、各カラム ヘッダーに対応する適切なデータが含まれていることを確認します。

ステップ 9 ファイルを CSV ファイルとして保存します。

ステップ 10 次の手順「 Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用してインターネット ユーザ アカウントを作成する 」に進みます。


 


) Cisco Unity Bulk Import ウィザードを実行する前に、Cisco Unity サーバ上のウィルス スキャン サービスおよび侵入検知ソフトウェアを無効にします。これを行わないと、Cisco Unity Bulk Import ウィザードの動作が遅くなる可能性があります。手順については、Cisco Unity Bulk Import ウィザードのオンライン ヘルプを参照してください。


Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用してインターネット ユーザ アカウントを作成する


ステップ 1 Cisco Unity サーバ上で、Windows の[スタート] メニューで[ プログラム] >[Unity] >[Cisco Unity Bulk Import ] をクリックします。

ステップ 2 画面上の指示に従います。

ウィザードの進行に伴ってダイアログボックスに表示されるオプションの詳細については、 [ヘルプ] をクリックしてください。

ステップ 3 作成するユーザの種類を選択するプロンプトが表示されたら、 [インターネット] をクリックします。

ステップ 4 [次へ] をクリックし、ウィザードを続行します。ウィザードでエラーが報告されたら、次のいずれかを実行します。

[OK] をクリックしてインポートを続行し、後でエラーを修正する。

エラーを修正する。詳細については、「インポート エラーの修正」を参照してください。

ステップ 5 インターネット ユーザ アカウントを作成したら、 [完了] をクリックします。

ステップ 6 インポート エラーがあり、ステップ 4 でエラーを後で修正することを選択した場合は、「インポート エラーの修正」を参照してください。

インポート エラーがなかった場合、またはすべてのエラーが修正された場合は、「インターネット ユーザ アカウントの作成後に考慮する事項」を参照してください。


 

インポート エラーの修正

エラー ログ ファイルには、Cisco Unity Bulk Import ウィザードでインポートできなかったデータが記録されます。Cisco Unity Bulk Import ウィザードは、ユーザ メールボックスまたは CSV ファイルの行から検出した最初のエラーをレポートします。そのエラーを修正後、データ インポートが再開すると、ウィザードはさらに同じメールボックスまたは同じ行からのエラーを検出します。このように、修正プロセス、つまり、Cisco Unity Bulk Import ウィザードを実行しエラーを修正することを何回か繰り返し、すべてのエラーを修正します。

出力ログ ファイルには、インポートされなかったすべてのレコードが記録されます。これを CSV ファイルに保存し、再び Cisco Unity Bulk Import ウィザードを実行するときに使用できます。Cisco Unity Bulk Import ウィザードを実行するたびに、エラー ログ ファイルおよび出力ログ ファイルが上書きされることに注意してください(ファイルに新しい名前を指定した場合を除きます)。

インポート エラーを修正するには、「 CSV ファイルからデータをインポートしているときに発生したエラーを修正する 」または「 メッセージ ストアからデータをインポートしているときに発生したエラーを修正する 」のいずれかの手順を実行します。

CSV ファイルからデータをインポートしているときに発生したエラーを修正する


ステップ 1 インポート中に指定した、エラー ログ ファイルが置かれるディレクトリへ移動します。デフォルトの場所およびファイル名は C:\Error.log です。

ステップ 2 テキスト エディタを使用し、エラー ログ ファイルを開きます。エラーを修正するために、エラー コードを使用します。

ステップ 3 インポート中に指定した、出力ログ ファイルが置かれるディレクトリへ移動します。デフォルトの場所およびファイル名は C:\Output.log です。

ステップ 4 テキスト エディタを使用し、出力ログ ファイルを開きます。

ステップ 5 エラー ログ ファイルにエラーとして記載された出力ファイルのレコードを修正します。

ステップ 6 出力ログ ファイルの編集が完了したら、新しい名前で CSV ファイルとして保存します。

ステップ 7 ステップ 6 で作成した CSV ファイルを使用して、Cisco Unity Bulk Import ウィザードを再度実行します。

ステップ 8 すべてのインターネット ユーザ アカウントがエラーがなく作成されるまでこの手順を繰り返し、次に、「インターネット ユーザ アカウントの作成後に考慮する事項」へ進みます。


 

メッセージ ストアからデータをインポートしているときに発生したエラーを修正する


ステップ 1 インポート中に指定した、エラー ログ ファイルが置かれるディレクトリへ移動します。デフォルトの場所およびファイル名は C:\Error.log です。

ステップ 2 テキスト エディタを使用し、エラー ログ ファイルを開きます。エラーを修正するために、エラー コードを使用します。

ステップ 3 Exchange 5.5 からデータをインポートした場合は、 Microsoft Exchange Administrator を開きます。Exchange 2000 からデータをインポートした場合は、 Active Directory ユーザーとコンピュータ を開きます。

ステップ 4 エラーのあるメールボックスをダブルクリックし、プロパティを表示します。

ステップ 5 メールボックス内の該当するボックスに、エラーの修正を入力します。

ステップ 6 [OK] をクリックします。

ステップ 7 エラー ログ ファイルに記載されているすべてのメールボックスについて、ステップ 4ステップ 6 を繰り返します。

ステップ 8 Cisco Unity Bulk Import ウィザードを再度実行します。

ステップ 9 すべてのインターネット ユーザ アカウントがエラーがなく作成されるまでこの手順を繰り返し、次に、「インターネット ユーザ アカウントの作成後に考慮する事項」へ進みます。


 

Cisco Unity システム管理を使用したインターネット ユーザ アカウントの作成

Cisco Unity システム管理を使用すると、新規アカウントの追加、または既存のユーザ用アカウント データの Exchange からのインポートにより、インターネット ユーザ アカウントを作成できます。新規のインターネット ユーザ アカウントを追加する場合は、Cisco Unity は連絡先またはカスタム受信者を作成します。Cisco Unity が Exchange 2000 サーバをパートナー サーバとして使用する場合は、連絡先は Active Directory に作成されます。Cisco Unity が Exchange 5.5 サーバをパートナー サーバとして使用する場合は、カスタム受信者は Exchange 5.5 ディレクトリに作成されます。

インターネット ユーザ アカウントを作成するには、「 新規連絡先またはカスタム受信者を追加してインターネット ユーザ アカウントを作成する 」または「 インターネット ユーザ アカウントを既存のユーザ データのインポートにより作成する 」のいずれかの手順を実行します。

新規連絡先またはカスタム受信者を追加してインターネット ユーザ アカウントを作成する


ステップ 1 Cisco Unity システム管理で、 [ユーザ] >[ユーザ] >[プロファイル] ページに移動します。

ステップ 2 [追加] アイコンをクリックします。

ステップ 3 [新規ユーザ] をクリックし、リストから[ インターネット] を選択します。

ステップ 4 [姓] と[名] を入力します。

ステップ 5 Cisco Unity のインターネット ユーザの内線番号を入力します。この番号は、Cisco Unity ユーザが、これから作成するインターネット ユーザをメッセージの宛先に指定するときに使用する番号です。

ステップ 6 使用する[テンプレート] を選択します。

ステップ 7 [SMTP アドレス] を適切な形式で入力します。

ステップ 8 [追加] をクリックします。

ステップ 9 ユーザ レコードの設定を必要に応じてカスタマイズし、 [保存] アイコンをクリックします。


 

インターネット ユーザ アカウントを既存のユーザ データのインポートにより作成する


ステップ 1 Cisco Unity システム管理で、 [ユーザ] >[ユーザ] >[プロファイル] ページに移動します。

ステップ 2 [追加] アイコンをクリックします。

ステップ 3 [既存の Exchange ユーザをインポート] を選択します。

ステップ 4 [選択] をクリックします。

ステップ 5 [インターネット] を選択します。

ステップ 6 [検索基準] リストで、名、姓または Exchange エイリアスのうちどれを使用して検索するかを指定します。Cisco Unity が Exchange 2000 サーバに接続されている場合、ドメインを指定して検索することもできます。

ステップ 7 該当する名前またはエイリアスを入力します。* を入力して、すべてのユーザのリストを表示することもできます。また、1 つ以上の文字の後ろに * を入力して、検索範囲を狭くすることもできます。

ステップ 8 [検索] をクリックします。

ステップ 9 一致リストで、インポートするユーザの名前をクリックします。

ステップ 10 情報を、[ユーザの追加] ページに適切に入力します。

ステップ 11 [追加] をクリックします。

ステップ 12 ユーザ レコードの設定を必要に応じてカスタマイズし、 [保存] アイコンをクリックします。


 

インターネット ユーザ アカウントの作成後に考慮する事項

インターネット ユーザ アカウントを作成したら、次のことに注意します。

新しく作成したインターネット ユーザがメッセージを受信できるまで、数分間かかります。

個別のインターネット ユーザ アカウントの設定は、Cisco Unity システム管理で変更できます。詳細については、『 Cisco Unity System Administration Guide 』の「ユーザ設定」の章を参照してください。

複数のユーザについて一度に設定を修正する場合は、Cisco Unity Bulk Import ウィザードを(再度)実行できます。詳細については、Cisco Unity Bulk Import ウィザードのオンライン ヘルプを参照してください。

ユーザが組織を離れるなどの理由で Cisco Unity アカウントが不要になった場合、そのインターネット ユーザ アカウントは削除できます。詳細については、「インターネット ユーザの削除」を参照してください。

SMTP Networking の概念と定義

次の各項では、SMTP Networking の概念について詳しく説明します。

「ロケーションと SMTP Networking」

「ボイス コネクタと SMTP Networking」

「メッセージの宛先オプション」

「ブラインド アドレスと SMTP Networking」

「インターネット ユーザ」

「Outlook アドレス帳におけるインターネット ユーザの表示方法の決定」

「ネットワークを構成している Cisco Unity サーバでの注意事項」

ロケーションと SMTP Networking

ロケーションと呼ばれる Cisco Unity オブジェクトは、別個のディレクトリにアクセスする Cisco Unity サーバ間でメッセージを送受信する際に、重要な役割を果たします。各 Cisco Unity サーバは、デフォルト ロケーションまたはプライマリ ロケーションと呼ばれる 1 つのロケーションに関連付けられています。プライマリ ロケーションは、インストール時に作成され、削除できません。SMTP Networking をセットアップする場合、プライマリ ロケーションに新しい名前とダイヤル ID を設定し、ドメイン名を入力し、必要に応じてその他のプロパティをカスタマイズします。

図 3-1 で示すとおり、SMTP 発信ロケーションを、各リモート Cisco Unity サーバに対応するローカル Cisco Unity サーバに作成します。発信ロケーションで入力したダイヤル ID およびドメイン名と、リモート Cisco Unity サーバ上のプライマリ ロケーションのダイヤル ID およびドメイン名は、互いに一致している必要があります。ダイヤル ID およびドメイン名には、Cisco Unity がリモート Cisco Unity サーバとメッセージを交換するために必要とする情報があります。

図 3-1 プライマリ ロケーションと SMTP 発信ロケーションの関係

 

ボイス コネクタと SMTP Networking

Cisco Unity では、標準 Exchange SMTP コネクタを使用でき、別個のディレクトリへアクセスする Cisco Unity サーバ間や Cisco Unity を使用しないユーザとのメッセージの送受信ができるようになります。Exchange 5.5 では、SMTP コネクタは Internet Mail Service と呼ばれます。SMTP コネクタを使用することで、インターネットを通じて SMTP をサポートするコンピュータへメッセージの送信および受信を行うことができ、Exchange メール サーバと非 Exchange メール サーバの両方にメッセージを送信できます。

Cisco Unity ボイス コネクタを使用すると、ボイス メッセージに含まれている Cisco Unity 固有の属性を保存したまま、複数の Cisco Unity システムの間で SMTP メールを送受信できます。これらの属性によって、メッセージはボイス メッセージとして Cisco Unity で処理されます。ボイス コネクタは、Exchange と共に登録され、VOICE アドレス タイプのメッセージを処理します。したがって、すべてのリモート受信者へのメッセージは、アドレスに VOICE がある必要があります。

ユーザがボイス メッセージを他のロケーションにいるユーザに送信する場合、ボイス コネクタはボイス メッセージを MIME に変換します。その結果、Exchange SMTP コネクタはメッセージと共にすべての関連情報を送信できます。

受信側の Cisco Unity サーバは、メッセージのアドレス タイプが VOICE です。このため、Exchange はメッセージをボイス コネクタに渡し、ボイス コネクタが処理をします。ボイス コネクタは MIME メッセージをボイス メッセージに変換し直します。メッセージが受信者の Exchange メールボックスに配信されると、ボイス メッセージとして認識されます。このとき、Cisco Unity は、受信者の電話の MWI ランプを点灯します。受信者は、他の任意のボイス メッセージと同じように、電話、ViewMail for Microsoft Outlook、または Cisco Unity Inbox を使用してメッセージにアクセスできます。

ボイス コネクタには 2 つのバージョンがあります。使用するバージョンは、Exchange ネットワークによって決まります。

ネットワークが Exchange 5.5 サーバだけで構成されている場合は、Voice Connector for Exchange 5.5 をインストールします。

ネットワークが Exchange 2000 サーバまたは Exchange 2003 サーバだけで構成されている場合、または Exchange 2000 サーバまたは Exchange 2003 サーバと Exchange 5.5 サーバが混在している場合は、Voice Connector for Exchange 2000 をインストールします。


) Voice Connector for Exchange 2000 は、Exchange 2000 または Exchange 2003 サーバにインストールできます。



注意 ネットワークが Exchange 5.5 サーバと Exchange 2000 サーバまたは Exchange 2003 サーバの両方で構成されている場合は、Voice Connector for Exchange 2000 の管理に Exchange 5.5 管理ツールを使用しないでください。ボイス コネクタの管理には、Exchange 2000 または Exchange 2003 システム マネージャを使用してください。システム エラーを防ぐために、Exchange 5.5 管理ツールを使用して Exchange 5.5 オブジェクトを構成し、適切な MMC スナップインを使用して Exchange 2000 または Exchange 2003 オブジェクトを構成します。

SMTP コネクタの詳細については、Exchange のマニュアルを参照してください。

ボイス コネクタのセットアップの詳細については、「Voice Connector for SMTP Networking のセットアップ」を参照してください。

メッセージの宛先オプション

Cisco Unity では、ユーザおよびローカル Exchange ネットワークにメールボックスを持たない人をメッセージの宛先に指定する方法が 2 種類、用意されています。

ブラインド アドレス:ローカル Cisco Unity サーバ上のユーザが、リモート Cisco Unity サーバ上のユーザにメッセージを送信できます。受信者の内線番号、名前、および名前の録音が、ディレクトリになくてもかまいません。Cisco Unity ではボイス名での確認はできません(そのため「ブラインド アドレス」と呼ばれます)が、メッセージは宛先に送信されます。リモート Cisco Unity サーバ上のユーザがボイス メッセージを受信します。詳細については、「ブラインド アドレスと SMTP Networking」を参照してください。

インターネット ユーザ:コンピュータ上の受信者に、Cisco Unity を使用しているかどうかに関係なく、メッセージを転送できます。ローカル Cisco Unity 上のユーザは、通常のユーザのときと同様に、インターネット ユーザを、内線番号または名前のスペルで、メッセージの宛先に指定します。詳細については、「インターネット ユーザ」を参照してください。

ブラインド アドレスと SMTP Networking

ブラインド アドレスにより、ローカル Cisco Unity 上のユーザは、リモート Cisco Unity サーバ上のユーザにボイス メッセージを送信できます。受信者の内線番号、名前、および名前の録音が、ディレクトリになくてもかまいません。ブラインド アドレスをセットアップするステップの 1 つとして、[プライマリ ロケーション] >[宛先オプション] ページで[ブラインド アドレス] 設定を調整します。また、ローカル Cisco Unity サーバが通信するリモート Cisco Unity サーバそれぞれに対応する SMTP 発信ロケーションを作成します。

メッセージの宛先をブラインド アドレスで指定するときに、ユーザは SMTP 発信ロケーションのダイヤル ID とリモート Cisco Unity サーバ上の受信者の内線番号で構成される 1 つの番号をダイヤルします。内線番号は、受信者の主要内線番号である必要があります。このことに注意してください。代行内線番号ではブラインド アドレスは正しく動作しません。メッセージの宛先を指定する前に、Cisco Unity はユーザが入力した番号を解析し、一致する発信ロケーションを検索します。Cisco Unity に一致するロケーションが見つからない場合は、送信者にエラーを報告し、メッセーの宛先は指定されません。一致する発信ロケーションが見つかると、Cisco Unity はリモート内線番号が存在するかどうかを確認せずにメッセージを宛先指定します。ただし、Cisco Unity は、メッセージの宛先を指定する前に、発信ロケーションが存在するというボイス名の確認結果を伝えます(発信ロケーションに対してボイス名が録音されているものとします)。

たとえば、プライマリ ロケーションと SMTP 発信ロケーションが、図 3-1 で示すようにセットアップされているとします。ニューヨークの Cisco Unity サーバのユーザが電話番号 3335067 を押し、パリの Chris Durand(内線番号 5067)に電話をかけます。Cisco Unity はディレクトリを検索し、ダイヤル ID 333 の発信ロケーションを検索します。

発信ロケーション 333 のドメイン名は paris.cisco.com なので、ボイス コネクタは To アドレスを SMTP:IMCEAVOICE-333_5067@paris.cisco.com とします。Chris Durand がメッセージを受信するには、パリの Cisco Unity サーバのプライマリ ロケーションのダイヤル ID が 333、ドメイン名が paris.cisco.com である必要があります。さらに、Chris の主要内線番号は 5067 である必要があります(代行内線番号はブラインド アドレスではサポートされません)。


Internet Mail Connector Encapsulated Addressing(IMCEA)は、メッセージをボイス コネクタへルーティングするために使用されます。IMCEA は Exchange の機能の 1 つですが、SMTP を使用して、さまざまなアドレス タイプにメッセージを分類します。各アドレス タイプは Exchange 組織内で、サポート可能なコネクタに対してルーティングされます。ボイス コネクタは、VOICE アドレス タイプのメッセージを処理するように、Exchange に登録されます。


ブラインド アドレスを使用するユーザの状況

ブラインド アドレスで指定されたメッセージはボイス メッセージとして送受信されるので、次のような状況となります。

ユーザは、電話、ViewMail for Microsoft Outlook、または Cisco Unity Inbox を使用してメッセージの宛先を指定できます。メッセージの宛先を ViewMail および Cisco Unity Inbox を使用して指定するには、ブラインド アドレスを次の形式で入力します(下線と角カッコが必要です)。
[VOICE:<ロケーションのダイヤル ID>_<内線番号>]

Cisco Unity は、受信者の電話の MWI ランプを点灯します。

受信者は、電話、ViewMail、または Cisco Unity Inbox を使用してメッセージを聞くことができます。

受信者はメッセージに返信できます。

緊急メッセージは、緊急メッセージとして受信します。

プライベート メッセージは、プライベートとして受信します。

受信確認要求に応じることができます。

Cisco Unity サーバは、他のロケーションのユーザの名前、内線番号、録音済みボイス名および電子メール アドレスにアクセスできないため、次のようなブラインド アドレス機能の制限が生じます。

メッセージの宛先を指定したとき、送信者はボイス名で確認結果を知ることはできません。入力された番号が正しいかどうかを Cisco Unity で確認できないため、ユーザは不注意で間違った相手または存在しない内線番号をメッセージの宛先に指定することがあります。ただし、ユーザは、無効な内線番号を入力すると、配信不能メッセージ(NDR)を受信します。

メッセージの宛先を指定するとき、送信者は名前のスペル モードを使用できません。受信者の発信ロケーション ダイヤル ID と内線番号を入力する必要があります。

ブラインド アドレスは、同報リストに追加できません。

受信者がメッセージをチェックするときは、メッセージが別のユーザから発信されたことは認識されず、身元不明発信者からのメッセージであると認識します。ただし、受信側 Cisco Unity サーバに、送信側ユーザに対応するインターネット ユーザが存在する場合、メッセージはインターネット ユーザからのものと認識されます。「リモート Cisco Unity ユーザに対応するインターネット ユーザ」を参照してください。

インターネット ユーザ

インターネット ユーザは、ローカル Exchange ネットワークにメールボックス を持たないユーザの、Cisco Unity における表現です。その代わり、インターネット ユーザへのメッセージは、インターネット ユーザのアカウントを作成したときに指定した電子メール アドレスに送信されます。インターネット ユーザが Cisco Unity で作成されると、Cisco Unity ユーザは、他のユーザに対する場合と同様に、インターネット ユーザをディレクトリ内で検索してメッセージを送信できます。リモート メッセージ受信者は、Cisco Unity を使用していない場合、WAV ファイルが添付された電子メールとしてボイス メッセージを受信します。リモート メッセージ受信者が Cisco Unity を使用していて、ボイス コネクタがインストールされている場合、ボイス メッセージを受信します。

インターネット ユーザは、Exchange 5.5 ではカスタム受信者、Active Directory ではメールを使用できる連絡先として表されます。インターネット ユーザ アカウントは、通常のユーザ アカウントとほとんど同じ方法で作成および管理します。たとえば、インターネット ユーザに着信転送を設定できます。

インターネット ユーザは、メッセージ(および通話)を受信する以外に、Cisco Unity の他の機能にアクセスすることはできません。また、Cisco Unity システム管理のいくつかのセクションが使用不能になります。インターネット ユーザは、次の操作はできません。

電話で Cisco Unity にログオンして、メッセージをチェックまたは送信すること。

電話で Cisco Unity にログオンして、または Cisco Unity Assistant を使用して、個人設定を調整すること。名前の録音とグリーティングは、Cisco Unity システム管理を使用して録音または変更のみが可能です。バージョン 3.1 以前では、Cisco Unity Assistant は ActiveAssistant または AA と呼ばれていたことに注意してください。

ViewMail for Microsoft Outlook または Cisco Unity Inbox を使用すること。バージョン 3.1 以前では、Cisco Unity Inbox は Visual Messaging Interface または VMI と呼ばれていたことに注意してください。

プライベート同報リストを所有すること。

メッセージ通知をセットアップまたは受信すること。

メッセージ ウェイティング インジケータを受信すること。

リモート Cisco Unity ユーザに対応するインターネット ユーザ

組織が別個のディレクトリにアクセスする複数の Cisco Unity サーバを使用する場合、リモート Cisco Unity サーバのユーザに対応する、ローカル サーバのインターネット ユーザを作成できます。同様に、ローカル サーバのユーザに対応するインターネット ユーザ アカウントをリモート Cisco Unity サーバに作成できます。

実際には、リモート Cisco Unity サーバとローカル サーバとの間で、ユーザ ディレクトリを手動で複製できます。このようなセットアップをすることで、「インターネット ユーザを使用するユーザの状況」に挙げる利点が得られます。さらに、メッセージはボイス メッセージとして送受信されるので、次のような状況となります。

Cisco Unity は、受信者の電話の MWI ランプを点灯します。

受信者は、電話、ViewMail、または Cisco Unity Inbox を使用してメッセージを聞くことができます。

受信者は、電話または ViewMail を使用してメッセージに返信できます。受信ユーザおよび送信者に対応するインターネット ユーザが同一の Cisco Unity サーバ上で作成された場合、受信者は Cisco Unity Inbox を使用して返信できます。

緊急メッセージは、緊急メッセージとして受信します。

プライベート メッセージは、プライベートとして受信します。

受信確認要求に応じることができます。

インターネット ユーザ アカウントをローカル サーバおよびリモート サーバの両方で作成すると、ブラインド アドレスの制限を避けることができます。次の状況では、これを実行することを決定する方がよい場合があります。

ユーザがリモート Cisco Unity サーバ上のユーザにメッセージ送信をするときに、ボイス名による確認をする。

リモート ロケーションの受信者をローカル Cisco Unity サーバ上に作成したパブリック同報リストまたはプライベート同報リストに含める必要がある。

身元不明発信者がローカル Cisco Unity サーバを呼び出し、別の Cisco Unity サーバに関連付けられたユーザにメッセージを残せるようにする必要がある。たとえば、リモート Cisco Unity サーバに関連付けられた営業担当にメッセージを残すときに、顧客が長距離電話料金を払わなくて済むようにできます。

多数のインターネット ユーザ アカウントのセットアップおよびメンテナンスを行うと管理上のオーバーヘッドが発生するため、ほとんどの従業員用のブラインド アドレスと、選択した少数のユーザ専用のインターネット ユーザ アカウントを組み合わせた方がよい場合があります。たとえば、各ロケーションの上級営業スタッフ用にインターネット ユーザ アカウントをセットアップし、その他の従業員はブラインド アドレスを使用するように設定できます。

リモート Cisco Unity ユーザに対応するインターネット ユーザ アカウントをセットアップするには、適切な SMTP 発信ロケーションを作成する必要があります(図 3-2を参照)。インターネット ユーザ アカウントを作成する場合、次の形式で SMTP アドレスを与えます。
VOICE:<発信ロケーションのダイヤル ID>_<主要内線番号>

たとえば、SMTP アドレスが VOICE:123_5678 の場合で説明します。

VOICE はリモート受信者が Cisco Unity を使用していることを示します。VOICE アドレス タイプを使用したメッセージは、送信側のシステムと受信側のシステムの両方のボイス コネクタによって処理されます。

123 は、ローカル Cisco Unity サーバの SMTP 発信ロケーションのダイヤル ID です。ダイヤル ID の後に、必ず、アンダースコア(_)を入力します。

5678 は、リモート Cisco Unity サーバ上のユーザの主要内線番号です(代行内線番号もサポートされます)。


) ボイス コネクタは、指定した発信ロケーションのドメイン名を使用して、インターネット ユーザのアドレスを生成します。ここで入力したアドレスにドメイン名が含まれる場合、メッセージ宛先指定の際には無視されます。


プライマリ ロケーションおよび発信ロケーションには、慎重にダイヤル ID を割り当ててください。インターネット ユーザ アカウントを作成した後ではいつでも、プライマリ ロケーションのダイヤル ID が変更されると次のようになります。

リモート Cisco Unity サーバ上のリモート SMTP 発信ロケーションのダイヤル ID は、新しいプライマリ ロケーションのダイヤル ID と一致するように更新する必要があります。

すべての関連付けられたインターネット ユーザの SMTP アドレスを、1 つずつ手動で更新する必要があります。この変更をするためのユーティリティはありません。

図 3-2 を参照してください。この例では、ニューヨークの Cisco Unity サーバで、Kelly Bader が 1234 をダイヤルし Avery Hughes にメッセージを送信します。Cisco Unity はディレクトリを参照してアドレスを取得し、これがインターネット ユーザであると判断します。メッセージの宛先は VOICE:333_1234 とされ、Exchange へ転送されます。VOICE アドレス タイプであるため、Exchange はメッセージをボイス コネクタに配信します。ボイス コネクタは、メッセージを MIME に変換し、次に発信ロケーション 333 を検索します。SMTP 発信ロケーションを検出し、To アドレスを SMTP:IMCEAVOICE-333_1234@paris.cisco.com に変更します。また、From アドレスを SMTP:IMCEAVOICE-444_5678@ny.cisco.com に変更します。次にボイス コネクタはメッセージを Exchange に戻し、Exchange が SMTP ゲートウェイに送信します。

受信側では、Exchange はメッセージを処理するためにボイス コネクタへ転送します。ボイス コネクタはメッセージを MIME メッセージをボイス メッセージに変換し直し、プライマリ ロケーション 333 に関連付けられた主要内線番号 1234 のユーザを検索します。Avery Hughes を検出し、Exchange が適切にメッセージを配信できるように To アドレスを変更します。ボイス コネクタは、From アドレスを使用して、一致するインターネット ユーザを検索します。インターネット ユーザ Kelly Bader を検出し、From アドレスを適切に変更すると、Avery がメッセージを聞いたときに Cisco Unity でボイス名が再生できます。ボイス コネクタはメッセージを Exchange に戻し、ボイス メッセージが Avery に配信されます。

図 3-2 リモート Cisco Unity ユーザに対応するインターネット ユーザ

 

インターネット ユーザの削除

各インターネット ユーザは、ディレクトリ オブジェクトに関連付けられています。ディレクトリ オブジェクトは、Active Directory 連絡先、または Exchange 5.5 カスタム受信者のいずれかです。インターネット ユーザを Cisco Unity システム管理で削除する際に、関連付けられたディレクトリ オブジェクトを削除するオプションがあります。

インターネット ユーザを使用するユーザの状況

インターネット ユーザには、内線番号があり、電話帳に掲載されていて、ボイス名とグリーティングが録音されているとします。

ユーザは、電話、ViewMail、または Cisco Unity Inbox を使用してインターネット ユーザへのメッセージの宛先を指定できる。

インターネット ユーザに対応する連絡先は、Exchange アドレス リストに含まれ、Outlook のアドレス帳(明確に連絡先を表示されないようにした場合を除く)、および Cisco Unity Inbox のアドレス帳に登録される。したがって、Outlook または Cisco Unity Inbox を使用してインターネット ユーザへのメッセージの宛先を指定した場合、通常のユーザと同様になります。

電話を使用する場合、ユーザはインターネット ユーザへのメッセージの宛先の指定を、名前のスペル モード(システムで有効になっている場合)または内線番号でできる。

ユーザは、インターネット ユーザにメッセージの宛先指定をする際、ボイス名の録音による確認ができる。

インターネット ユーザは、同報リストに追加できる。

リモート メッセージ受信者が Cisco Unity を使用していない場合、メッセージを送信したユーザはメッセージの返信を WAV ファイルが添付された電子メールとして受信する。リモート メッセージ受信者が Cisco Unity を使用している場合、返信はボイス メッセージとなります。


) SMTP を通じて送信されたメッセージ(返信が可能)と、ボイスメールへ通話が転送された際に残されたメッセージ(返信は不可)の違いについて、ユーザに対する説明が必要です。詳細については、「メッセージを残す場合とメッセージを送信する場合」を参照してください。


内線番号は、通常のユーザの場合は必須ですが、インターネット ユーザの場合はオプションです。インターネット ユーザに内線番号が割り当てられていない場合、次のようになります。

インターネット ユーザは、電話帳に掲載されない。

身元不明発信者は、インターネット ユーザにメッセージを残すことができない。

インターネット ユーザにメッセージを宛先指定するとき、インターネット ユーザが名前の録音をしていれば、ユーザは名前のスペル モードのみ使用できる。内線番号とボイス名いずれも設定されていない場合、インターネット ユーザに宛ててメッセージを送信できません。

着信転送の設定とインターネット ユーザ

インターネット ユーザには着信転送の設定があり、電話帳に掲載が可能で、また録音済みボイス名とグリーティングが、通常の Cisco Unity ユーザと同様に存在します。インターネット ユーザが作成された Cisco Unity サーバを呼び出す発信者は、インターネット ユーザの内線番号を入力できますが、電話帳での検索も可能です。インターネット ユーザが、Cisco Unity が連動している電話システムに電話を持っていない場合、着信転送を設定して、通話を直接ユーザのグリーティングに送信する必要があります。このような場合、Cisco Unity がインターネット ユーザのグリーティングを再生し、メッセージを録音して、リモート ボイス メッセージ システムへ送信します。

インターネット ユーザの着信転送を設定して、着信を Cisco Unity が連動している電話システムの内線番号、または別の番号に転送する場合、発信者がインターネット ユーザに残したメッセージがリモート ボイス メッセージ システムによって直接録音されるか、または Cisco Unity によって録音され、インターネット 経由でリモート ボイス メッセージ システムに送信されるかは、他の着信転送の設定方法によって異なります。転送のタイプは、次のとおりです。

リリース では、Cisco Unity インターネット ユーザの着信転送の設定で指定された番号をダイヤルし、電話を切ります。おそらく、この方法によりインターネット ユーザの電話が鳴ります。この電話は、応答しない、または通話中の場合に、インターネット ユーザがメールボックスを持つボイス メッセージ システムに通話を転送するように設定されています。

相手先応答の検出 では、Cisco Unity は、インターネット ユーザの着信転送の設定で指定された番号をダイヤルし、電話を繋いだ状態で状況を監視します。呼び出し音に対して応答がない、または通話中の場合は、Cisco Unity は呼び出しを中止して インターネット ユーザのグリーティングを再生し、メッセージを録音し、その録音をインターネット経由でリモート ボイス メッセージ システムに送信します。ただし、設定された呼び出し音の回数が、電話で設定されている、ボイスメールへの転送を行うまでの呼び出し音の回数より多い場合、通話は別のボイス メッセージ システムに転送されます。これは、Cisco Unity が、別のボイス メッセージ システムのプロンプトを接続として検出し、通話を送るためです。このような場合、メッセージはリモート ボイス メッセージ システムにより録音されます。

なお、複数の Cisco Unity サーバがあるインストレーションでは、着信転送の設定は Cisco Unity サーバ間で複製されません。詳細については、「着信転送設定を利用できない場合」を参照してください。

Outlook アドレス帳におけるインターネット ユーザの表示方法の決定


インターネット ユーザの内線アドレスが「SMTP」で始まる場合、インターネット ユーザはリモート Cisco Unity ユーザを表さず、電子メールは関連付けられた連絡先へ送信できます。しかし、インターネット ユーザの内線アドレスが「VOICE」で始まる場合、そのインターネット ユーザはリモート Cisco Unity ユーザに対応し、インターネット ユーザに送信された電子メールは、ボイス コネクタへ再ルーティングされ、メッセージは送信不能として返されます。


ユーザがインターネット ユーザに誤って電子メールを送信しないように、関連付けられた連絡先(またはカスタム受信者)を Outlook のアドレス帳に表示しないようにできます。また別の方法として、Outlook アドレス帳における連絡先について、名前の表示方法を変更して、ユーザが連絡先をユーザ アカウントと区別できるようにすることも可能です。この方法によって、誤って連絡先に送信される電子メール メッセージの数を減らし、同時にインターネット ユーザにボイス メッセージを送信するユーザが簡単に宛先指定をできるようにします。

ユーザの関連付けられた連絡先を Outlook のアドレス帳に表示しないようにするには、「Outlook アドレス帳で連絡先を非表示にする」 を参照してください。

または、Outlook のアドレス帳の連絡先の表示方法を変更する場合は、「Outlook アドレス帳における連絡先の表示方法の変更」 を参照してください。

Outlook アドレス帳で連絡先を非表示にする

インターネット ユーザ アカウントを作成する前、または作成した後に、関連付けられた連絡先(またはカスタム受信者) を Exchange アドレス リストで非表示にして Outlook のアドレス帳に表示しないようにすることができます。この設定を行っても Exchange は、既存のユーザ アカウント(存在する場合)および連絡先に対して、電子メール メッセージを配信します。ただし、電子メール メッセージの宛先を指定する際に、ユーザは不注意に連絡先を Outlook アドレス帳で選択できないため、連絡先に対して送信される電子メール メッセージの数は減ります。

ユーザを Outlook のアドレス帳に表示しないようにする方法は、Exchange のバージョンによって異なります。

Cisco Unity と Exchange 5.5 を使用する場合

ユーザを Outlook のアドレス帳に表示しないようにするには、Cisco Unity システム管理 、Bulk Edit、または Microsoft Exchange 5.5 管理ツールを使用できます。

Cisco Unity システム管理 で設定を行うには、インターネット ユーザ の作成時であれば、使用を予定するユーザ テンプレートの[プロファイル] ページで、あるいはユーザの作成後であれば、個々のユーザの[プロファイル] ページで、[電子メール サーバのアドレス帳でのユーザ表示] チェックボックスをオフにします。

Bulk Edit ユーティリティを使用する場合は、オンライン ヘルプを参照してください。

Microsoft Exchange 5.5 管理ツールを使用する場合は、受信者をダブルクリックしてから、[詳細設定] タブで[アドレス帳に表示しない] チェックボックスをオンにします。

Cisco Unity と Exchange 2000 および Exchange 2003 を使用する場合

Outlook アドレス帳でユーザを非表示にするには、Cisco Unity システム管理、Cisco Unity Bulk Import ウィザード、Bulk Edit、または Windows Active Directory ユーザとコンピュータを使用します。

Cisco Unity システム管理で設定を行うには、インターネット ユーザ の作成時であれば、使用を予定するユーザ テンプレートの[プロファイル] ページで、あるいはユーザの作成後であれば、個々のユーザの[プロファイル] ページで、[電子メール サーバのアドレス帳でのユーザ表示] チェックボックスをオフにします。

Cisco Unity Bulk Import ウィザードまたは Bulk Edit ユーティリティを使用する場合は、各ツールのオンライン ヘルプを参照してください。

Windows の Active Directory ユーザーとコンピュータを使用する場合、[表示] >[拡張機能] を選択して[Exchange の詳細設定] プロパティ ページを表示し、[Exchange の詳細設定] タブで[Exchange アドレス一覧に表示しない] チェックボックスをオンにします。

Outlook アドレス帳における連絡先の表示方法の変更

Outlook アドレス帳に連絡先(またはカスタム受信者)をまったく表示しない方法に代わる手段として、連絡先の表示名を変更することで、連絡先とユーザ アカウントとの区別を可能とする方法があります。たとえば、「 - Voice mail」を各インターネット ユーザの表示名に付加できます。すると、Outlook アドレス帳では次のように表示されます。

Abade, Alex
Abade, Alex - Voice mail
Bader, Kelly
Bader, Kelly - Voice mail
Campbell, Terry
Campbell, Terry - Voice mail
Cho, Li
Cho, Li - Voice mail

この方法では、インターネット ユーザにボイス メッセージを送信する際に、ユーザは適切なアドレスを容易に判別できます。さらに、ユーザが Outlook アドレス帳を使用して、メッセージの宛先を連絡先に指定する際に、そのアドレスが正しい形式であることを確信できます。

ネットワークを構成している Cisco Unity サーバでの注意事項

ユーザおよび同報リストの小規模のサブセットは、他のすべてロケーション データと同様、ディレクトリに格納されます。複数のサーバが共通のディレクトリへアクセスする場合など、組織が複数の Cisco Unity サーバでネットワークを構成している場合、Cisco Unity 固有のデータはネットワーク内のすべての Cisco Unity サーバに複製されます。したがって、ネットワーク上のすべての Cisco Unity サーバには、ユーザが、ネットワーク上に存在しないリモート Cisco Unity サーバにメッセージの宛先を指定する必要があることについての情報があります。

ディレクトリは複製されるため、SMTP 発信ロケーションおよびインターネット ユーザ アカウントはネットワーク内の 1 つの Cisco Unity サーバ上でだけ作成する必要があります。各サーバのプライマリ ロケーションの宛先オプションで許可されていれば、関連付けられている Cisco Unity サーバに関係なく、すべてのユーザが他のサーバで作成された SMTP 発信ロケーションまたはインターネット ユーザにメッセージを送信できます。SMTP Networking 用に設定されている Cisco Unity サーバは、ネットワーク上の他の Cisco Unity サーバへの「ブリッジヘッド」サーバとして機能します。

SMTP Networking リファレンス

この項では、SMTP Networking セットアップに関連する Cisco Unity システム管理のフィールドの定義を表形式で紹介し、フィールドに情報を正しく入力するためのオプションについて説明します。

SMTP 発信ロケーション プロファイル設定

SMTP 発信ロケーションは、Cisco Unity が別のネットワーク上にあるリモート Cisco Unity サーバにメッセージを送信するために必要とするアドレス情報を含む Cisco Unity オブジェクトです。ローカル Cisco Unity サーバが通信するリモート Cisco Unity サーバそれぞれに対応する SMTP 発信ロケーションを作成します。

次の表で、SMTP ロケーションの発信ロケーション プロファイル設定について詳しく説明します。

 

表3-1 すべての種類の発信ロケーションに適用できるプロファイル設定

フィールド
説明

名前

発信ロケーションの名前が表示されます。名前を変更するには、ここに新しい名前を入力し、[保存] アイコンをクリックします。

ダイヤル ID

Cisco Unity に対してロケーションを識別する ID を入力します。数字だけ、最大 10 桁で入力します。デフォルトの最小長は 3 桁です。

ダイヤル ID の最小長は Advanced Settings Tool を使用して小さくできますが、1 桁および 2 桁のダイヤル ID は、アドレス検索中にプライベート同報リスト ID と競合することがあります。ユーザが 1 桁または 2 桁の数値を使用してメッセージの宛先を入力すると、Cisco Unity はまず一致するプライベート同報リストを検索します。一致するものが検出されると、検索は中止されます。したがって、ユーザがメッセージの宛先を(検索スコープを特定のロケーションに狭めるために)ロケーションのダイヤル ID の入力により指定する場合、入力した数値がプライベート同報リストの ID と一致すると、プライベート同報リストのみを宛先として変換を行います。ユーザが他のロケーションへのメッセージの宛先を指定するときに最初にダイヤル ID を入力しなければ、競合は起こらず、ダイヤル ID の最小値を小さくでき、複雑なダイヤル プランに対応できます。

リモート ロケーションにメッセージを送信する場合、ユーザは、ダイヤル ID と受信者の内線番号(またはリモート メールボックス番号)で構成される番号をダイヤルできます。

SMTP Networking を異なるディレクトリの Cisco Unity サーバにセットアップする場合、ここで入力する ID は対応するリモート Cisco Unity サーバのプライマリ ロケーションのダイヤル ID と一致する必要があります。

次の原則を推奨します。

ダイヤル ID は固定長で設定し、可能であれば内線番号も固定長で設定する。

独自のダイヤル ID を割り当てる。ダイヤル ID は、他のダイヤル ID または内線番号と同じにはできません。

最低 3 桁の数字のダイヤル ID を割り当てる。

ダイヤル ID には内線番号とは異なる番号範囲を使用する。

可変長のダイヤル ID を使用する場合は、各 ID の最初の数字は他のダイヤル ID と重複しないようにする。

名前の録音

発信ロケーションの名前を録音します。[ネットワーク] >[プライマリ ロケーション] >[宛先オプション] ページの[検索にはロケーションを含みます。] の設定が有効になっている場合、この名前の録音がユーザのガイダンスで再生されます。ユーザがメッセージの宛先を指定するときに、この発信ロケーションの名前の録音が、ユーザ名と共にメッセージのアドレス検索結果で再生されます。たとえば、「2 つが一致しました。Chris Newton は 1、New York は 2 を押してください」。さらに、ユーザがブラインド アドレスを使用してこの発信ロケーションをメッセージの宛先に指定したときに、この名前の録音がユーザのガイダンスで再生されます。

ここで名前を録音するには、Media Master コントロール バーを使用します(Media Master は、ファイアウォールを越えて使用できない点に注意してください)。Media Master コントロール バーの[オプション] メニューを使用して、録音デバイスと再生デバイスを設定(適用可能な場合)し、他のサウンド ファイルを使用します。

宛先

表示だけです。 発信ロケーションのタイプを示します。[宛先] は発信ロケーションを作成するときに指定され、変更はできません。[宛先] は、次のいずれかです。

SMTP:発信ロケーションが、ローカル Cisco Unity サーバとは異なるディレクトリへアクセスする、リモート Cisco Unity サーバに対応することを示します。ローカルおよびリモート Cisco Unity サーバ間で送受信されるメッセージは、固有の形式でエンコードされ、標準のシンプル メール転送プロトコル(SMTP)を使用してインターネットまたはプライベート TCP/IP ネットワークを経由して発信されます。

AMIS:発信ロケーションが AMIS 準拠のボイス メッセージ システムに対応することを示します。メッセージは、業界標準である Audio Messaging Interchange Specification アナログ(AMIS-a)プロトコルを使用して送信されます。

Bridge:発信ロケーションが Octel アナログ ネットワークの Octel ノードに対応することを示します。Cisco Unity Bridge を使用して、Cisco Unity と Octel システムとの間でメッセージが交換されます。Cisco Unity はメッセージを Bridge に対し、適切に拡張された Voice Profile for Internet Mail(VPIM)形式で送信します。Bridge は、メッセージ形式を変換し、適切な Octel サーバへ Octel アナログ ネットワーキング プロトコルを使用して送信します。

VPIM:発信ロケーションが VPIM 準拠のボイス メッセージ システムに対応することを示します。メッセージは業界標準の VPIM プロトコルを使用し、インターネットまたはプライベート TCP/IP ネットワークを経由して送信されます。

 

表3-2 SMTP 発信ロケーションに固有のプロファイル設定

フィールド
説明

ドメイン名

この発信ロケーションに対応する Cisco Unity サーバの、インターネットで宛先指定が可能な SMTP ドメイン名を入力します。入力するのは、電子メール アドレスの右半分、@ 記号の後の部分です(たとえば、london.cisco.com)。@ 記号は入力しないでください。Cisco Unity が自動的に挿入します。

このフィールドは、対応するリモート プライマリ ロケーションの SMTP ドメイン名と一致する必要があります。ローカル Cisco Unity サーバのユーザがリモート Cisco Unity サーバのユーザにメッセージを送信する場合、ボイス コネクタはドメイン名を取得し、To アドレスを次の形式で生成します。

SMTP:IMCEAVOICE:<発信ロケーションのダイヤルID>_<内線番号>@<ドメイン名>

 

動作についての情報

この項では、SMTP Networking の動作について説明します。

メッセージを残す場合とメッセージを送信する場合

対応するインターネット ユーザ アカウントをローカル Cisco Unity サーバ上に持つユーザが、ローカル Cisco Unity ユーザを呼び出してメッセージを残した場合、Cisco Unity は、そのメッセージをインターネット ユーザからのものと認識しません。このような場合、電話システムが着信を Cisco Unity に転送すると、このメッセージは身元不明発信者から送られたものとして処理されます。これは、次のようなことを意味します。

発信者がメッセージを残した場合、Cisco Unity はユーザの内線グリーティングを再生しません。

受信者がメッセージを聞く場合、Cisco Unity は、インターネット ユーザの録音済みボイス名を再生しません。

Cisco Unity で、受信者は応答を録音できません。

ただし、インターネット ユーザ アカウントを持つ人が、メッセージを録音してローカル Cisco Unity ユーザに送信した場合、Cisco Unity はそのメッセージを、インターネット ユーザからのものとして認識できます。このような場合、電話システムは関与せず、受信者の電話は鳴りません。代わりに、メッセージは SMTP を通じて ローカル サイトの Exchange に送信され、Exchange がメッセージを受信者に配信します。したがって、受信者がメッセージを聞く際に、Cisco Unity によりインターネット ユーザの録音された名前が再生され、また受信者は応答を録音することができます。