Cisco Unity のネットワーク機能 (Lotus Domino版) Release 4.0(3)
インターネット ユーザ
インターネット ユーザ
発行日;2012/01/12 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

インターネット ユーザ

概要:インターネット ユーザ

タスク リスト:インターネット ユーザ のセットアップ

インターネット ユーザのセットアップ手順

プライマリ ロケーションのカスタマイズ

宛先、ディレクトリ ハンドラ、および自動受付の検索スコープの設定

宛先の検索スコープの設定

ディレクトリ ハンドラの検索スコープの設定

自動受付の検索スコープの設定

インターネット ユーザ アカウントの作成

インターネット ユーザ アカウントの作成前に考慮する事項

Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用した複数のインターネット ユーザ アカウントの作成

インポート エラーの修正

Cisco Unity システム管理を使用したインターネット ユーザ アカウントの作成

インターネット ユーザ アカウントの作成後に考慮する事項

インターネット ユーザの概念と定義

インターネット ユーザを使用するユーザの状況

インターネット ユーザの削除

インターネット ユーザ

概要:インターネット ユーザ

インターネット ユーザ アカウントを作成すると、Cisco Unity ユーザからコンピュータがインターネットに接続されている受信者にボイス メッセージを送信できます。メッセージは、インターネットまたは TCP/IP ネットワークを経由して、シンプル メール転送プロトコル(SMTP)によって送信されます。受信者は、WAV 添付ファイル付き電子メールとしてボイス メッセージを受信します。

Cisco Unity がネットワーク構成の電話システムに接続されている場合は、通話が自動受付または Cisco Unity 宛先検索サービスからインターネット ユーザの電話に転送されます。ネットワーク構成の電話システムでは、その電話ネットワーク上の別のロケーションのユーザを呼び出すときに、内線番号をダイヤルします。トランク アクセス コードまたはトランク アクセス プレフィックスをダイヤルする必要はありません。

この章では、インターネット ユーザを作成する手順について、および理解しておく必要のある概念や用語について説明します。次の各項を参照してください。

「タスク リスト:インターネット ユーザ のセットアップ」:このタスク リストでは、実施する必要があるすべてのタスクの全体の概要、および実施するための手順について説明します。

「インターネット ユーザのセットアップ手順」:この項では、Cisco Unity をインターネット ユーザ用にセットアップするのに必要なすべての手順について説明します。

「インターネット ユーザの概念と定義」:この項では、インターネット ユーザの概念について詳しく説明します。この項は、セットアップ手順を実施する前に必ず読んでください。

タスク リスト:インターネット ユーザ のセットアップ

このタスク リストを使用して、インターネット ユーザを使用するように Cisco Unity をセットアップします。次の参照先により、セットアップの手順の詳細を示します。

1. プライマリ ロケーション プロファイル設定をカスタマイズします。「プライマリ ロケーションのカスタマイズ」を参照してください。

2. ユーザの宛先、ディレクトリ ハンドラ、および自動受付の検索の各オプションを設定します。「宛先、ディレクトリ ハンドラ、および自動受付の検索スコープの設定」を参照してください。

3. ローカル Cisco Unity サーバ上に、必要に応じて、各リモート メッセージ受信者に対するインターネット ユーザ アカウントを作成します。「インターネット ユーザ アカウントの作成」を参照してください。

インターネット ユーザのセットアップ手順

この項では、Cisco Unity をインターネット ユーザ用にセットアップするのに必要なすべての手順について説明します。

プライマリ ロケーションのカスタマイズ

Cisco Unity サーバが 1 つだけ存在する場合でも、プライマリ ロケーションをカスタマイズすることを推奨します。

組織内で複数の Cisco Unity サーバがネットワークを構成している場合は特に、プライマリ ロケーションに割り当てるダイヤル ID を慎重に検討してください。ダイヤル ID の選択の詳細については、「ダイヤル ID および内線番号割り当てのガイドライン」を参照してください。

 

プライマリ ロケーションをカスタマイズする


ステップ 1 Cisco Unity システム管理で、 [ネットワーク] >[プライマリ ロケーション] >[プロファイル] ページに移動します。

ステップ 2 ロケーションの有意な名前を入力します。

ステップ 3 ダイヤル ID を入力します。ダイヤル ID は、Cisco Unity に対して、このロケーションを識別するものです。

ステップ 4 ロケーションの名前を音声で録音します。

ステップ 5 ダイヤル ドメインについては、次のいずれかを行います。

このサーバを、ダイヤル ドメインに属さないように設定する場合、 [なし] をクリックします。

このサーバを、ダイヤル ドメインに属するように設定する場合、ダイヤル ドメイン名を入力するかリストから選択します。リストには、ネットワーク内の他の少なくとも 1 つの Cisco Unity サーバ上で設定済みの、ダイヤル ドメイン名が表示されます。

ダイヤル ドメイン名は、大文字と小文字が区別され、すべてのサーバで完全に同一の名前を入力する必要があります。すべてのサーバに同じダイヤル ドメインを確実に正しく追加するには、ダイヤル ドメイン名を 1 つの Cisco Unity サーバで入力し、そのドメイン名が他の Cisco Unity サーバに複製されるのを待ちます。この作業により、サーバ間での複製が正しく動作することも確認できます。他の Cisco Unity サーバからのプライマリ ロケーション データがローカル サーバに反映されるまでに要する時間は、ネットワークのコンフィギュレーションおよび複製スケジュールにより異なります。

ステップ 6 [保存] アイコンをクリックします。


 

宛先、ディレクトリ ハンドラ、および自動受付の検索スコープの設定

各サーバが同じアドレス帳をモニタするような、複数の Cisco Unity サーバがネットワークを構成するインストレーションでは、宛先指定の検索オプションを、すべての Cisco Unity サーバで設定します。

次の手順を実行して、宛先、ディレクトリ ハンドラおよび自動受付の検索スコープについて、セットアップを行います。

「宛先の検索スコープの設定」

「ディレクトリ ハンドラの検索スコープの設定」

「自動受付の検索スコープの設定」

Cisco Unity 4.0(3) 以降では、自動受付の検索スコープは、認識されたユーザ メッセージが機能するために、ダイヤル ドメインを検索するように設定する必要があります。

宛先の検索スコープの設定

宛先検索オプションの詳細については、「プライマリ ロケーションの宛先オプションの設定」を参照してください。

宛先の検索スコープを設定する

 


ステップ 1 Cisco Unity システム管理で、 [ネットワーク] >[プライマリ ロケーション] >[宛先オプション] ページに移動し、必要に応じて宛先オプションを設定します。

ローカル Cisco Unity サーバ上で作成されたユーザに、他の(同一のディレクトリにアクセスする) Cisco Unity サーバ上のユーザへの、メッセージの宛先の指定を許可するには、 [ダイヤル ドメイン] または[ グローバル ディレクトリ] を必要に応じて選択します。

ステップ 2 ロケーションをアドレス検索に含める必要がある場合は、 [検索にはロケーションを含みます。] チェックボックスをオンにします。一致するユーザに加えて、一致するロケーションが返されます。ロケーションの一致を確認することにより、そのロケーションに関連付けられたユーザの二次検索が可能です。

ステップ 3 [保存] アイコンをクリックします。


 

ディレクトリ ハンドラの検索スコープの設定

詳細については、『 Cisco Unity System Administration Guide 』の「ディレクトリ ハンドラの設定」の章の「ディレクトリ ハンドラ検索オプションの設定」の項を参照してください。

ディレクトリ ハンドラの検索スコープを設定する

 


ステップ 1 Cisco Unity システム管理で、 [通話管理] >[ディレクトリ ハンドラ] >[検索オプション] ページに移動し、既存のディレクトリ ハンドラの検索オプションを変更するか、または宛先検索サービスを使用している身元不明発信者の新規ディレクトリ ハンドラを作成します。

ステップ 2 ダイヤル ドメイン内の、他の Cisco Unity サーバ上のユーザを宛先検索サービスで検索可能にするには、 [ダイヤル ドメイン] をクリックします。

ステップ 3 [保存] アイコンをクリックします。


 

自動受付の検索スコープの設定

デフォルトでは、組織の開始グリーティングにアクセスした外部からの発信者は、ローカル Cisco Unity サーバへ関連付けられたユーザだけに転送されます。同じダイヤル ドメインの他の Cisco Unity サーバに関連付けられているユーザに発信者を転送できるように自動受付をセットアップするには、次の手順に従ってレジストリ設定を変更します。

自動受付の検索スコープを設定する


ステップ 1 Cisco Unity サーバのデスクトップで、 [Cisco Unity Tools Depot] アイコンをダブルクリックします。

ステップ 2 左側のウィンドウで、[Administrative Tools] の下の[ Advanced Settings Tool] をダブルクリックします。

ステップ 3 [Unity Settings] ウィンドウで、 [Set Auto Attendant Search Scope] をクリックします。

ステップ 4 [New Value] リストで 1 をクリックし、 [Set] をクリックすると、Cisco Unity はダイヤル ドメイン内のユーザを検索します。

ステップ 5 プロンプトが表示されたら、 [OK] をクリックします。

変更を有効にするために、Cisco Unity を再起動する必要はありません。

ステップ 6 [Exit] をクリックします。


 

 

インターネット ユーザ アカウントの作成

インターネット ユーザのアカウントは、Cisco Unity Bulk Import ウィザードまたは Cisco Unity システム管理を使用して作成します。次の各項を参照してください。

「インターネット ユーザ アカウントの作成前に考慮する事項」

「Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用した複数のインターネット ユーザ アカウントの作成」

「Cisco Unity システム管理を使用したインターネット ユーザ アカウントの作成」

「インターネット ユーザ アカウントの作成後に考慮する事項」

インターネット ユーザ アカウントの作成前に考慮する事項

この項では、インターネット ユーザ アカウントを作成する前に考慮する必要がある事項について順に示します。

1. Cisco Unity コンフィギュレーションおよび権限

使用しているアカウントに、インターネット ユーザを作成するための十分な権限と許可があるかどうかを確認する場合、または Cisco Unity が、メッセージ ストアを処理するよう正しく設定されているかどうかを確認する場合は、次の手順に従って SysCheck 診断ツールを実行します。

Cisco Unity SysCheck ツールを使用して、Cisco Unity の設定と権限を確認する


ステップ 1 Cisco Unity サーバのデスクトップで、 [Cisco Unity Tools Depot] アイコンをダブルクリックします。

ステップ 2 [Tools Depot] ウィンドウの左側領域にある Diagnostic Tools ディレクトリで、 [SysCheck] をダブルクリックします。

ステップ 3 [Check Unity Configuration Wizard へようこそ] ページで、 [コンフィギュレーション テストの選択] をクリックし、 [次へ] をクリックします。

ステップ 4 Cisco Unity に接続されていないメッセージ ストアのチェックボックスをオフにします。

ステップ 5 [テスト] をクリックします。

ステップ 6 [テスト結果] ボックスで、リンクをクリックしテスト結果を表示します。

ステップ 7 エラーが報告されなければ、ステップ 8 へ進みます。エラーがあった場合、次のサブステップを実行します。

a. [解決法] カラムに表示されるアドバイスに従い、各コンフィギュレーション エラーまたは権限エラーを訂正します。

b. [Check Unity Configuration Wizard を完了しています。] ページに戻り、 [終了] をクリックします。

c. エラーが報告されなくなるまで、ステップ 2ステップ 7 を繰り返します。

ステップ 8 [終了] をクリックします。


 

2. サービス クラス

サービス クラス(COS)は、Cisco Unity を使用するユーザの制限や権限を定義します。たとえば、COS はユーザのメッセージやグリーティングの最大長を指定します。ほとんどの COS 設定は適用されませんが、インターネット ユーザも COS のメンバーである必要があります。Cisco Unity システム管理では、COS は各ユーザ テンプレートで指定されます。したがって、ユーザには、インターネット ユーザ アカウントの基となるテンプレートで指定された COS が割り当てられます。Cisco Unity には、定義済みサービス クラスがあり、これらは修正できます。また、サービス クラスを新規に作成できます。詳細については、『 Cisco Unity System Administration Guide 』の「サービス クラスの設定」の章を参照してください。

3. 規制テーブル

各 COS は規制テーブルを指定します。1 つは着信転送用であり、もう 1 つは、メッセージ通知用であり、さらにもう 1 つはファックス転送用です。Cisco Unity はユーザの COS に関連付けられた規制テーブルを適用し、電話番号が許可されていない場合はエラー メッセージを表示します。Cisco Unity には定義済み規制テーブルがあり、これらは修正できます。

規制テーブルのほとんどの設定は、インターネット ユーザには適用されません。Cisco Unity にログオンできない、あるいは Cisco Personal Communications Assistant(PCA)を使用できないのがその理由です。ただし、管理者はインターネット ユーザの着信転送番号を入力することができます。セキュリティ上の理由から、インターネット ユーザが所属する COS 内で転送に使用する規制テーブルは修正する必要があります。詳細については、『 Cisco Unity System Administration Guide 』の「規制テーブル」の章を参照してください。

4. パブリック同報リスト

パブリック同報リストは、ボイス メッセージを複数のユーザに一度に送信するときに使用します。Cisco Unity は、インターネット ユーザ アカウントの基となるテンプレートで指定したパブリック同報リストに、新しいユーザを割り当てます。詳細については、『 Cisco Unity System Administration Guide 』の「パブリック同報リストの設定」の章を参照してください。

5. ユーザ テンプレート

Cisco Unity システム管理では、ユーザ テンプレートを使用することでインターネット ユーザ グループの設定を指定できます。ユーザ テンプレートには、部門など特定の種類のユーザに適切な設定が含まれています。選択したテンプレートの設定は、インターネット ユーザ アカウント作成時に適用されます。Cisco Unity には、修正可能なデフォルト ユーザ テンプレートが用意されており、また、新規テンプレートを数に制限なく作成することができます。詳細については、『 Cisco Unity System Administration Guide 』の「ユーザ テンプレートの設定」の章を参照してください。

6. Domino アドレス帳

Cisco Unity システム管理を使用してインターネット ユーザ アカウントを作成する場合は、Cisco Unity システム管理の[システム] >[コンフィギュレーション] >[ユーザのアドレス帳] ページに記載されているアドレス帳に、インターネット ユーザ アカウントを作成するときにインポートするユーザ データが保管されていることを確認します。必要に応じて、別のアドレス帳を[システム] >[コンフィギュレーション] >[ユーザのアドレス帳] ページに追加することもできます。詳細については、『 Cisco Unity System Administration Guide 』の「システム設定」の章を参照してください。

Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用した複数のインターネット ユーザ アカウントの作成

Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用すると、CSV ファイルからユーザ データをインポートすることによって一度に複数のインターネット ユーザ アカウントを作成できます。CSV は、1 つのデータ ストアから別のデータ ストアへデータを移動するための一般的なテキスト ファイルです。CSV ファイルに格納されたユーザ データが正しい形式であれば、このデータを使用して、既存の Domino Person ドキュメントを利用したインターネット ユーザの作成が可能です。

Cisco Unity 4.0(3) 以降では、Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用して、ユーザ データを Domino ディレクトリから直接インポートすることにより、一度に複数のインターネット ユーザ アカウントを作成できます。実行方法については、手順「 Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用してインターネット ユーザ アカウントを作成する 」を参照してください。または、次の手順を使用して CSV ファイルを作成します。ウィザードを使用してインターネット ユーザ アカウントを作成する方法や、CSV ファイルの必須カラム ヘッダーおよびオプション カラム ヘッダーの詳細については、Cisco Unity Bulk Import ウィザード オンライン ヘルプを参照してください。

インターネット ユーザ アカウント作成用の CSV ファイルを作成する


ステップ 1 Cisco Unity アカウントを作成するために使用するデータを、CSV ファイルとして保存します。

1 つの CSV ファイルに格納するレコード数は、必ず 7,500 件以下としてください。それ以上の数のレコードが存在すると、Cisco Unity Bulk Import ウィザードがデータをインポートするときに予期しない結果になることがあります。

ステップ 2 CSV ファイルを Cisco Unity サーバ、またはそのサーバから参照できるディレクトリにコピーします。

ステップ 3 表計算アプリケーションなどの、データの編集および再構成が可能なアプリケーションで CSV ファイルを開きます。次の手順を実行します。

ファイルのデータが、タブ、スペースまたはセミコロンではなく、コンマで区切られていることを確認します。

データにスペース、引用符、またはコンマが含まれている場合は、そのデータを引用符で囲みます。

ステップ 4 カラムがステップ 5 で追加するカラム ヘッダーと同じ順序になるように、データを並べ替えます。カラム ヘッダーの順序は重要ではありませんが、ここに示すように CSV ファイルを構成することをお勧めします。

たとえば、このサンプル データのカラムは、ユーザの姓、名、リモート アドレス、簡略名の順になるように並べ替えられています。

Abade,Alex,SMTP:aabade@cisco.com,aabade
Bader,Kelly,SMTP:kbader@cisco.com,kbader
Campbell,Terry,SMTP:tcampbell@cisco.com,tcampbell
Cho,Li,SMTP:lcho@cisco.com,lcho

ステップ 5 データの先頭行の上に必須カラム ヘッダーを入力します。カラム ヘッダーは、大文字を使用し、カンマで区切り、次に示すとおりのスペルで入力します。

LAST_NAME,FIRST_NAME,REMOTE_ADDRESS,SHORT_NAME

ステップ 6 必要な場合は、先頭行にカラムを追加し、その下に続く行にインポートするデータを追加します。このとき、次のことを確認してください。

カラム ヘッダーとデータはカンマで区切られている。オプションのカラム ヘッダーの各行にデータが必要なのではないことに注意してください。

スペース、引用符またはカンマを含むデータは、引用符で囲まれている。

ステップ 7 CSV ファイルにインポートする必要のないデータがある場合は、そのカラムを削除してください。または、1 つのカラムに NOTES というタイトルを付けることができます。Cisco Unity Bulk Import ウィザードは、NOTES カラム ヘッダー以下のデータを無視します。ただし、CSV ファイル内の NOTES 数は 1 つだけサポートされています。

ステップ 8 すべての行に、各カラム ヘッダーに対応する適切なデータが含まれていることを確認します。

ステップ 9 ファイルを CSV ファイルとして保存します。

ステップ 10 次の手順、「 Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用してインターネット ユーザ アカウントを作成する 」に進みます。


 


) Cisco Unity Bulk Import ウィザードを実行する前に、Cisco Unity サーバ上のウィルス スキャン サービスおよび侵入検知ソフトウェアを無効にします。これを行わないと、Cisco Unity Bulk Import ウィザードの動作が遅くなる可能性があります。手順については、Cisco Unity Bulk Import ウィザードのオンライン ヘルプを参照してください。


Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用してインターネット ユーザ アカウントを作成する


ステップ 1 Cisco Unity サーバ上で、Windows の[スタート] メニューで[ プログラム] >[Unity] >[Cisco Unity Bulk Import ] をクリックします。

ステップ 2 画面上の指示に従います。

ウィザードの進行に伴ってダイアログボックスに表示されるオプションの詳細については、 [ヘルプ] をクリックしてください。

ステップ 3 作成するユーザの種類を選択するプロンプトが表示されたら、 [インターネット] をクリックします。

ステップ 4 [次へ] をクリックし、ウィザードを続行します。ウィザードでエラーが報告されたら、次のいずれかを実行します。

[OK] をクリックしてインポートを続行し、後でエラーを修正する。

エラーを修正する。詳細については、「インポート エラーの修正」を参照してください。

ステップ 5 インターネット ユーザ アカウントを作成したら、 [完了] をクリックします。

ステップ 6 インポート エラーがあり、ステップ 4でエラーを後で修正することを選択した場合は、「インポート エラーの修正」を参照してください。

インポート エラーがなかった場合、またはすべてのエラーが修正された場合は、「インターネット ユーザ アカウントの作成後に考慮する事項」を参照してください。


 

インポート エラーの修正

エラー ログ ファイルには、Cisco Unity Bulk Import ウィザードでインポートされなかったデータが記録されます。Cisco Unity Bulk Import ウィザードは、ユーザ メールボックスまたは CSV ファイルの行から検出した最初のエラーをレポートします。そのエラーを修正後、データ インポートが再開すると、ウィザードはさらに同じメールボックスまたは同じ行からのエラーを検出します。このように、修正プロセス、つまり、Cisco Unity Bulk Import ウィザードを実行しエラーを修正することを何回か繰り返し、すべてのエラーを修正します。

出力ログ ファイルには、インポートされなかったすべてのレコードが記録されます。これを CSV ファイルに保存し、再び Cisco Unity Bulk Import ウィザードを実行するときに使用できます。Cisco Unity Bulk Import ウィザードを実行するたびに、エラー ログ ファイルおよび出力ログ ファイルが上書きされることに注意してください(ファイルに新しい名前を指定した場合を除きます)。

インポート エラーを修正するには、「 CSV ファイルからデータをインポートしているときに発生したエラーを修正する 」または「 メッセージ ストアからデータをインポートしているときに発生したエラーを修正する 」のいずれかの手順を実行します。

CSV ファイルからデータをインポートしているときに発生したエラーを修正する


ステップ 1 インポート中に指定した、エラー ログ ファイルが置かれるディレクトリへ移動します。デフォルトの場所およびファイル名は C:\Error.log です。

ステップ 2 テキスト エディタを使用し、エラー ログ ファイルを開きます。エラーを修正するために、エラー コードを使用します。

ステップ 3 インポート中に指定した、出力ログ ファイルが置かれるディレクトリへ移動します。デフォルトの場所およびファイル名は C:\Output.log です。

ステップ 4 テキスト エディタを使用し、出力ログ ファイルを開きます。

ステップ 5 エラー ログ ファイルにエラーとして記載された出力ファイルのレコードを修正します。

ステップ 6 出力ログ ファイルの編集が完了したら、新しい名前で CSV ファイルとして保存します。

ステップ 7 ステップ 6 で作成した CSV ファイルを使用して、Cisco Unity Bulk Import ウィザードを再度実行します。

ステップ 8 すべてのインターネット ユーザ アカウントがエラーがなく作成されるまでこの手順を繰り返し、次に、「インターネット ユーザ アカウントの作成後に考慮する事項」へ進みます。


 

メッセージ ストアからデータをインポートしているときに発生したエラーを修正する


ステップ 1 インポート中に指定した、エラー ログ ファイルが置かれるディレクトリへ移動します。デフォルトの場所およびファイル名は C:\Error.log です。

ステップ 2 テキスト エディタを使用し、エラー ログ ファイルを開きます。エラーを修正するために、エラー コードを使用します。

ステップ 3 エラーのあるメールボックスをダブルクリックし、プロパティを表示します。

ステップ 4 メールボックス内の該当するボックスに、エラーの修正を入力します。

ステップ 5 [OK] をクリックします。

ステップ 6 エラー ログ ファイルに記載されているすべてのメールボックスについて、ステップ 3ステップ 5 を繰り返します。

ステップ 7 Cisco Unity Bulk Import ウィザードを再度実行します。

ステップ 8 すべてのインターネット ユーザ アカウントがエラーがなく作成されるまでこの手順を繰り返し、次に、「インターネット ユーザ アカウントの作成後に考慮する事項」へ進みます。


 

Cisco Unity システム管理を使用したインターネット ユーザ アカウントの作成

Cisco Unity システム管理を使用して、既存のユーザ データを Domino からインポートすることにより、インターネット ユーザ アカウントを作成できます。次の手順を実行して、インターネット ユーザ アカウントを作成します。

インターネット ユーザ アカウントを既存のユーザ データのインポートにより作成する


ステップ 1 Cisco Unity システム管理で、 [ユーザ] >[ユーザ] >[プロファイル] ページに移動します。

ステップ 2 [追加] アイコンをクリックします。

ステップ 3 [インターネット] を選択します。

ステップ 4 アドレス帳リストで、インポートするユーザ データが含まれているアドレス帳がリストに存在していることを確認します。

使用するアドレス帳がリストに存在しない場合は、[システム] >[コンフィギュレーション] >[ユーザのアドレス帳] ページに移動し、別のアドレス帳を追加します。

ステップ 5 [Domino ユーザの検索方法] リストで、簡略名、名、姓のどれで検索するかを指定します。

ステップ 6 該当する簡略名または名前を入力します。* を入力して、すべてのユーザのリストを表示することもできます。また、1 つ以上の文字の後ろに * を入力して、検索範囲を狭くすることもできます。

ステップ 7 [検索] をクリックします。

ステップ 8 一致リストで、インポートするユーザの名前をクリックします。

ステップ 9 情報を、[ユーザの追加] ページに適切に入力します。

ステップ 10 [追加] をクリックします。

ステップ 11 ユーザ レコードの設定を必要に応じてカスタマイズし、 [保存] アイコンをクリックします。


 

インターネット ユーザ アカウントの作成後に考慮する事項

インターネット ユーザ アカウントを作成したら、次のことに注意します。

新しく作成したインターネット ユーザがメッセージを受信できるまで、数分間かかります。

個別のインターネット ユーザ アカウントの設定は、Cisco Unity システム管理で変更できます。詳細については、『 Cisco Unity System Administration Guide 』の「ユーザ設定」の章を参照してください。

複数のユーザについて一度に設定を修正する場合は、Cisco Unity Bulk Import ウィザードを(再度)実行できます。詳細については、Cisco Unity Bulk Import ウィザードのオンライン ヘルプを参照してください。

ユーザが組織を離れるなどの理由で Cisco Unity アカウントが不要になった場合、そのインターネット ユーザ アカウントは削除できます。詳細については、「インターネット ユーザの削除」を参照してください。

インターネット ユーザの概念と定義

インターネット ユーザは、Domino ネットワーク上にメールボックスを持たない Cisco Unity ユーザです。その代わり、インターネット ユーザへのメッセージは、インターネット ユーザのアカウントを作成したときに指定した電子メール アドレスに送信されます。受信者は、WAV ファイルが添付された電子メールとしてボイス メッセージを受信します。

Domino では、インターネット ユーザは、メールボックスを持たない Person ドキュメントとして表されます。インターネット ユーザ アカウントは、通常のユーザ アカウントとほとんど同じ方法で作成および管理します。たとえば、ユーザ テンプレートはインターネット ユーザ アカウントが作成されるときに使用されます。また、インターネット ユーザ アカウントに対して着信転送の設定を調整できます。

内線番号は、通常のユーザの場合は必須ですが、インターネット ユーザの場合はオプションです。インターネット ユーザに内線番号が割り当てられていない場合、そのインターネット ユーザへのメッセージの宛先は、名前のスペル モードだけで指定できます。

インターネット ユーザに内線番号を指定した場合は、身元不明発信者とユーザのどちらも、インターネット ユーザの内線番号をダイヤルし、インターネット ユーザのグリーティングを聞いてから、メッセージを残すことができます。Cisco Unity がネットワーク構成の電話システムに連動している場合は、外部の発信者はインターネット ユーザの内線番号に転送できます。

インターネット ユーザは、メッセージ(および通話)を受信する以外に、Cisco Unity の他の機能にアクセスすることはできません。また、Cisco Unity システム管理のいくつかのセクションが使用不能になります。インターネット ユーザは、次の操作はできません。

電話で Cisco Unity にログオンして、メッセージをチェックまたは送信すること。

電話で Cisco Unity にログオンして、または Cisco Unity Assistant を使用して、個人設定を調整すること。名前の録音とグリーティングは、Cisco Unity システム管理を使用して録音または変更のみが可能です。バージョン 3.1 以前では、Cisco Unity Assistant は ActiveAssistant または AA と呼ばれていたことに注意してください。

Cisco Unity Inbox を使用してメッセージをチェックすること。バージョン 3.1 以前では、Cisco Unity Inbox は Visual Messaging Interface または VMI と呼ばれていたことに注意してください。

プライベート同報リストを所有すること。

メッセージ通知をセットアップまたは受信すること。

メッセージ ウェイティング インジケータを受信すること。

インターネット ユーザを使用するユーザの状況

インターネット ユーザには、内線番号があり、電話帳に掲載されていて、ボイス名とグリーティングが録音されているとします。

ユーザは、インタネット ユーザへのメッセージの宛先を電話または Lotus Notes および IBM Lotus Domino Unified Communications Services (DUCS) for Cisco Unity を使用して指定できる。

電話を使用する場合、ユーザはインターネット ユーザへのメッセージの宛先の指定を、名前のスペル モード(システムで有効になっている場合)または内線番号でできる。

ユーザは、インターネット ユーザにメッセージの宛先指定をする際、ボイス名の録音による確認ができる。

インターネット ユーザは、同報リストに追加できる。

身元不明発信者およびユーザのどちらも、インターネット ユーザに電話をかけ、メッセージを残すことができる。Cisco Unity がネットワーク構成の電話システムに連動している場合は、身元不明発信者とユーザのどちらからの通話もインターネット ユーザの内線番号に転送できます。ネットワーク構成の電話システムでは、その電話ネットワーク上の別のロケーションのユーザを呼び出すときに、内線番号をダイヤルします。トランク アクセス コードまたはトランク アクセス プレフィックスをダイヤルする必要はありません。

内線番号は、通常のユーザの場合は必須ですが、インターネット ユーザの場合はオプションです。インターネット ユーザに内線番号が割り当てられていない場合は、次のようになります。

インターネット ユーザは、電話帳に掲載されない。

身元不明発信者は、インターネット ユーザにメッセージを残すことができない。

インターネット ユーザにメッセージを宛先指定するとき、インターネット ユーザが名前の録音をしていれば、ユーザは名前のスペル モードのみ使用できる。内線番号とボイス名いずれも設定されていない場合、インターネット ユーザに宛ててメッセージを送信できません。

インターネット ユーザの削除

各インターネット ユーザは、メールボックスを持たない Domino Person ドキュメントと関連付けられています。インターネット ユーザを Cisco Unity システム管理で削除したら、関連付けられている Person ドキュメントを Domino Administrator で削除する必要があります。