Cisco Unity ネットワーキング ガイド
Cisco Unity 8.x でのクロスサーバ ログイン、 転送、および Live Reply
Cisco Unity 8.x でのクロスサーバ ログイン、転送、および Live Reply
発行日;2012/01/31 | 英語版ドキュメント(2010/10/15 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

Cisco Unity 8.x でのクロスサーバ ログイン、転送、および Live Reply

8.x のクロスサーバ ログイン、転送、および Live Reply の概要

クロスサーバ機能の電話システムに関する考慮事項

ポート使用拡大に備えた計画

データ アーキテクチャの概要

クロスサーバ ログインが必要な理由

クロスサーバ転送が必要な理由

クロスサーバ Live Reply が必要な理由

8.x でのクロスサーバ ログイン

前提条件:クロスサーバ ログインの有効化

タスク リスト:クロスサーバ ログインの有効化

手順:クロスサーバ ログインの有効化

着信をガイダンスにルーティングするようにルーティング ルールが設定されていることの確認

クロスサーバ ログインの有効化、および宛先の サーバのパイロット番号の入力

クロスサーバ ログインのテスト

8.x での自動受付機能およびディレクトリ ハンドラからのクロスサーバ転送

前提条件:クロスサーバ転送の有効化

タスク リスト:クロスサーバ転送の有効化

手順:クロスサーバ転送の有効化

着信をガイダンスにルーティングするようにルーティング ルールが設定されていることの確認

クロスサーバ 着信の有効化、および宛先の サーバのパイロット番号の入力

オプション:外部ユーザのクロスサーバ転送の無効化

オプション:クロスサーバ転送ハンドオフの転送オーバーライドの有効化

クロスサーバ転送のテスト

8.x でのクロスサーバ Live Reply

前提条件:クロスサーバ Live Reply の有効化

タスク リスト:クロスサーバ Live Reply の有効化

手順:クロスサーバ Live Reply の有効化

着信をガイダンスにルーティングするようにルーティング ルールが設定されていることの確認

クロスサーバ Live Reply の有効化、および宛先の サーバのパイロット番号の入力

クロスサーバ Live Reply のテスト

8.x でのクロスサーバ ログイン、転送、および Live Reply のトラブルシューティング

[ダイヤル ドメイン オプション設定(Dialing Domain Options)] ページの参考資料

Cisco Unity 8.x でのクロスサーバ ログイン、転送、および Live Reply

この章では、デジタル ネットワーク経由でネットワーク接続された Cisco Unity サーバのクロスサーバ ログイン、転送、および Live Reply の各機能について説明します。クロスサーバ機能を展開するための電話システムおよびネットワークの考慮事項について説明します。クロスサーバ機能の基本アーキテクチャについて説明し、設計や監視の推奨事項も提供します。また、この章では、クロスサーバ機能を有効にする手順も説明します。

次の項を参照してください。

「Cisco Unity 8.x のクロスサーバ ログイン、転送、および Live Reply の概要」

「Cisco Unity 8.x でのクロスサーバ ログイン」

「Cisco Unity 8.x での自動受付機能およびディレクトリ ハンドラからのクロスサーバ転送」

「Cisco Unity 8.x でのクロスサーバ Live Reply」

「Cisco Unity 8.x でのクロスサーバ ログイン、転送、および Live Reply のトラブルシューティング」

「[ダイヤル ドメイン オプション設定(Dialing Domain Options)] ページの参考資料」

Cisco Unity 8.x のクロスサーバ ログイン、転送、および Live Reply の概要

クロスサーバ機能は、既存のデジタル ネットワーク機能を拡張したものです。デジタル ネットワークは、同じグローバル ディレクトリにアクセスする異なる Cisco Unity サーバをホームとするユーザに、基本的なメッセージ機能を提供します。ネットワーク接続された Cisco Unity サーバが同じ電話システムで統合されている場合、それらのサーバを 1 つのダイヤル ドメインにグループ化し、通話を 1 つの Cisco Unity サーバ上の自動受付(ガイダンスなど)やディレクトリ ハンドラから別のサーバ上のユーザにリリース経由で転送できます。デジタル ネットワークとダイヤル ドメインにより、異なる Cisco Unity サーバをホームとするユーザに対して基本的なメッセージ機能および着信転送機能は提供されますが、ネットワーク内にインストールされた各 Cisco Unity は引き続き、サーバ上でアカウントが作成されたユーザだけにサービスを提供します。クロスサーバ機能の目的は、 表 3-1 に示されるように、単一の Cisco Unity サーバ環境とほとんど同じような使い勝手をデジタル ネットワークで接続された環境でユーザに提供することです。

 

表 3-1 クロスサーバ機能

機能
説明

クロスサーバ ログイン

クロスサーバ ログインを使用すると、管理者は、同じダイヤル ドメイン内の異なる Cisco Unity サーバをホームとするユーザに、Cisco Unity にログインするために呼び出しできる 1 つの電話番号を提供できます。組織外からの呼び出しで Cisco Unity にログインする場合、ユーザはホームとする Cisco Unity サーバにかかわらず、同じ番号を呼び出せば、ログイン対象の適切なホーム Cisco Unity サーバに転送されます。

クロスサーバ転送

クロスサーバ転送では、1 つの Cisco Unity サーバの自動受付またはディレクトリ ハンドラからの通話を、呼び出されたユーザの着信転送とスクリーニングの設定に従って、ダイヤル ドメイン内の別の Cisco Unity サーバに転送できます。

クロスサーバ Live Reply

クロスサーバ Live Reply を使用すると、電話でメッセージを聞いたユーザは、ダイヤル ドメイン内の別の Cisco Unity サーバ上のユーザからのメッセージに対して、そのユーザを呼び出して(呼び出されたユーザの着信転送およびスクリーニングの設定に従って)応答できます。

各クロスサーバ転送機能は個別の機能ですが、すべてが次の拡張監視着信転送という同じ基本機能を使用しています。

1. ログイン、転送、または Live Reply が発信された Cisco Unity サーバは、発信者を保留にして、ホーム Cisco Unity サーバを呼び出します。

2. 宛先の Cisco Unity サーバが応答すると、発信元の Cisco Unity サーバは、通話をクロスサーバ ログイン、転送、または Live Reply として識別する、一連の DTMF トーンを送信します。

3. 宛先の Cisco Unity サーバは一連の DTMF トーンに応答し、発信元の Cisco Unity サーバは通話の処理を宛先サーバにハンドオフします。

4. この時点で、この機能は通話がホーム Cisco Unity サーバで発信された場合と同じように動作しています。

この章では、発信元の Cisco Unity サーバを、他の Cisco Unity サーバを呼び出すサーバとして定義します。宛先の Cisco Unity サーバを、クロスサーバ呼び出しに応答するサーバとして定義します。

クロスサーバ機能の電話システムに関する考慮事項

クロスサーバ機能は、Cisco Unified Communications Manager との連動、PIMG/TIMG 装置を介した電話システムとの連動、および Cisco SIP Proxy Server(CSPS)との連動でサポートされています。

次の事項は、クロスサーバ呼び出しのハンドオフが遅延する大きい要因となる場合があります。

ユーザ内線番号が長い。Cisco Unity がダイヤルする場合、4 桁の内線番号は 10 桁の内線番号ほど時間がかかりません。

宛先の Cisco Unity サーバに到達するパターン番号が長い。Cisco Unity がダイヤルする場合、4 桁のパターン番号は 10 桁のパターン番号ほど時間がかかりません。

発信元の Cisco Unity サーバと宛先の Cisco Unity サーバ間の通話パスに(PIMG/TIMG 装置、ボイス ゲートウェイ、TDM トランク、および PSTN インターフェイスなどの)複数の要素がある。通話パスにある要素が増えるほど、クロスサーバ呼び出しのハンドオフにかかる処理時間は長くなります。

使用する環境では、これらの要因によって遅延時間が発生するため、発信者がクロスサーバ機能を使用できなかったり実行できなかったりすることがあります。使用する環境の代表的な通話パスでクロスサーバ コンフィギュレーションをテストして、発信者が体験する遅延時間が許容できるかどうかを判断する必要があります。

ポート使用拡大に備えた計画

クロスサーバ機能では、発信元と宛先の Cisco Unity サーバの両方でポートを使用する必要があります。Cisco Unity サーバの稼動状況に応じて、これらの機能を有効にする前に、ポートまたは Cisco Unity サーバを追加する必要がある場合があります。ポートの設定を調整することも必要になる場合があります。たとえば、着信コールを受け付けるために、より多くのポートを有効にする必要がある場合があります。

クロスサーバ機能を有効にした後、サーバが負荷の増加を処理できるまで、Cisco Unity サーバ上のアクティビティを厳密に監視することを推奨します。この作業には、Port Usage Analyzer を使用できます。Port Usage Analyzer は、Tools Depot の [レポート ツール(Report Tools)] セクションで使用できます。詳細な手順については、Port Usage Analyzer のヘルプを参照してください。ポートの問題に関連するイベント ログ メッセージに関しては、発信元と宛先の Cisco Unity サーバの両方で Windows イベント ビューアを監視してください。

Cisco Unity データ アーキテクチャの概要

クロスサーバ機能の必要性を理解するには、Cisco Unity データ アーキテクチャの基本を理解することが役立ちます。Cisco Unity は、ユーザ(およびコール ハンドラなどの他の Cisco Unity オブジェクト)に関する情報を、Cisco Unity サーバ上の SQL Server データベースに保存します。ユーザに関する情報の小さいサブセット、同報リスト、およびロケーション オブジェクトも Active Directory に保存されます。すべての Cisco Unity サーバが同じグローバル ディレクトリにアクセスするため、各 Cisco Unity サーバは、他の Cisco Unity サーバによってディレクトリに保存された情報にアクセスします。他の Cisco Unity サーバからのユーザ、同報リスト、およびロケーション データがディレクトリで複製する場合、各 Cisco Unity サーバはデータを検出して、ローカル SQL Server データベースを更新します。

ディレクトリに保存されるデータは、次のような、基本的なデジタル ネットワーク機能の提供に必要なものだけに制限されています。

異なる Cisco Unity サーバをホームとするユーザ間のメッセージ送受信

自動受付またはディレクトリ ハンドラから、ダイヤル ドメイン内の異なる Cisco Unity サーバ上のユーザへのリリース着信転送

クロスサーバ ログインが必要な理由

クロスサーバ ログインがない場合、ユーザは、ホームとしている特定の Cisco Unity サーバを呼び出して、電話でメールボックスにログインする必要があります。この制限事項には、次のようないくつかの理由があります。

ユーザ カンバセーションには、ユーザ グリーティングとユーザ コール ハンドラ、着信転送、および通話スクリーニングの情報にアクセスする必要があります。ただし、ユーザのグリーティングおよび他のほとんどのユーザ情報は、ユーザ アカウントが作成された Cisco Unity サーバだけに保存されます。このデータは、サイズに対する考慮のため、ディレクトリを介して複製されません。

各 Cisco Unity サーバ上のメッセージ ストア サービスは、ローカル ユーザ メールボックスにアクセスするために必要な権限を持つドメイン アカウントでログインします。他の Cisco Unity サーバ上のサービスに対応するメッセージ ストアに、異なるドメイン アカウントが割り当てられている場合、ある Cisco Unity サーバ上のメッセージ ストア サービスが他の Cisco Unity サーバ上のユーザのメールボックスにログインできないことがあります。

クロスサーバ転送が必要な理由

複数の Cisco Unity サーバがデジタル ネットワークを介してネットワーク接続されたインストールでは、Cisco Unity がユーザへの着信転送に使用する番号だけが Cisco Unity サーバ間で複製されます。その他の着信転送およびスクリーニング設定は、どれも複製されません。たとえば、図 3-1 では、着信転送は、9,5551212 の番号のユーザを呼び出すように設定されています。他の Cisco Unity サーバへ複製される着信転送の設定は、着信転送番号 9,5551212 だけです。設定が [内線番号に転送する(Yes, Ring Subscriber's Extension)] である場合は、番号 3047 が複製されます。

図 3-1 着信転送番号だけが複製される

 

着信転送の設定が [いいえ(ユーザのグリーティングに直接送信)(No (Send Directly to Subscriber's Greeting))] に設定されている場合、着信転送番号は自動的に、ユーザ内線番号(図 3-1 の例では 3047)に設定されます。この番号が、ネットワーク接続された他の Cisco Unity サーバに複製されます。

クロスサーバ転送がない場合、アカウントを他の Cisco Unity サーバ上で作成されたユーザへの着信転送は、ユーザが(図 3-1 の例のような)管理された転送に設定されていても、Cisco Unity(管理された転送)ではなく、電話システム(リリース)で常に処理されます。リリース転送では、Cisco Unity は、ユーザに設定された着信転送番号にダイヤルして電話を切り、電話システムは通話の処理を続けます。リリース転送では、次の制限事項に注意してください。

ユーザの通話スクリーニング、通話保留、および接続案内の機能は無視されます。

着信転送設定の [いいえ(ユーザのグリーティングに直接送信)(No (Send Directly to Subscriber's Greeting))] は無視されます。Cisco Unity は、ユーザ内線番号にダイヤルして電話を切ります。ユーザ内線番号が、Cisco Unity が連動する電話システムで有効な内線番号である場合、そのユーザの電話が呼び出されます。ユーザの内線番号が有効な内線番号でない場合、その後の通話に何が起きるかは、電話システムとその設定によって異なります。電話システムがユーザの内線番号への呼び出しを処理するように設定されていないと、発信者は接続を切断される場合があります。

クロスサーバ Live Reply が必要な理由

クロスサーバ Live Reply は、「クロスサーバ転送が必要な理由」 で詳説されている同じ理由で必要です。

ユーザの着信転送番号だけが、ネットワーク接続された Cisco Unity サーバに複製されます。

ユーザの着信転送、通話スクリーニング、通話保留、および接続案内の機能は無視されます。

Cisco Unity 8.x でのクロスサーバ ログイン

クロスサーバ ログインがない場合、ユーザは、アカウントが作成された Cisco Unity サーバを呼び出してログインし、メッセージにアクセスします。これは特に、ロード バランシングのために異なる Cisco Unity サーバ間でユーザを移動する場合に問題になります。その理由は、ユーザ アカウントが別の Cisco Unity サーバに移動するたびに、組織外から発信するときに、異なる Cisco Unity サーバからアクセスするようにユーザに通知する必要があるからです。

クロスサーバ ログインは、ネットワーク接続された Cisco Unity サーバが同じ電話システムと連動してダイヤル ドメイン内でグループ化される場合の問題を解決します。クロスサーバ ログインを有効にすると、組織外から Cisco Unity に発信してログインできる 1 つの電話番号をユーザに提供できます。クロスサーバ ログインが設定された後、ユーザは 1 つの Cisco Unity サーバのパイロット番号を呼び出して、ホームとする Cisco Unity サーバに正しく転送されてログインします。通話は次のように処理されます。

1. ユーザは、クロスサーバ ログインを設定された Cisco Unity サーバに発信して、Cisco Unity にログインします。

2. カンバセーションは、SQL Server データベースで発信者の ID を検出して、ユーザ アカウントがローカル Cisco Unity サーバをホームとしているか、またはダイヤル ドメイン内の他の Cisco Unity サーバをホームとしているかを判断します。

ユーザ アカウントがローカル サーバをホームとする場合は、ログインは通常通りに進みます。

ユーザ アカウントが他のサーバをホームとする場合、Cisco Unity は「しばらくお待ちください(Please wait)」プロンプトを再生し、ユーザを保留にし、ユーザが発信している同じポートを使用することによって、Cisco Unity サーバをホームとするユーザを呼び出します。ユーザがプライマリ内線番号または代行内線番号と一致する番号から発信している場合は、「しばらくお待ちください(Please wait)」プロンプトがユーザに最初に再生されるプロンプトになることに注意してください。

宛先の Cisco Unity サーバが応答すると、発信元の Cisco Unity サーバは、その呼び出しをクロスサーバ ログインとして識別する一連の DTMF トーンを送信します。

3. 宛先の Cisco Unity サーバから一連の DTMF トーンが返されます。

4. 発信元のサーバが、通話の処理を宛先の Cisco Unity サーバにハンドオフします。宛先の Cisco Unity サーバ上のカンバセーションが、ユーザ パスワードの入力を促します。この時点で、ユーザが宛先の Cisco Unity サーバを直接呼び出しているように動作しています。

この機能の用途は、組織外から通話するユーザに制限されています。次のことにも注意してください。

ユーザ電話は、Cisco Unity サーバをホームとするユーザに通話を転送する必要があります。

ユーザ電話で、「メッセージ(Messages)」または Cisco Unity にアクセスする番号にダイヤルする短縮ダイヤル ボタンが、ユーザのホーム Cisco Unity サーバを呼び出すように設定されている必要があります。

クロスサーバ ログインは上述の場合にホーム サーバに通話転送しますが、その動作が多数のユーザに実行されると、Cisco Unity サーバ上の負荷が増大します。したがって、ユーザ アカウントが他の Cisco Unity サーバに移動しても、ホーム サーバを呼び出すようにユーザ電話を設定する必要があります。

前提条件:クロスサーバ ログインの有効化

すべての Cisco Unity サーバは、「Cisco Unity 8.x でのデジタル ネットワークの設定」に説明されているように、デジタル ネットワークに設定する必要があります。

クロスサーバ機能は、Cisco Unified Communications Manager との連動、PIMG/TIMG 装置を介した電話システムとの連動、および Cisco SIP Proxy Server(CSPS)との連動でサポートされています。詳細については、「クロスサーバ機能の電話システムに関する考慮事項」を参照してください。

タスク リスト:クロスサーバ ログインの有効化

クロスサーバ ログインを有効にするには、次のタスク リストを使用します。各クロス リファレンスにより、詳細な手順が示されます。

1. ネットワーク接続されているすべての Cisco Unity サーバが、「プライマリ ロケーションのカスタマイズ」 に説明されているように、同じダイヤル ドメイン内に設定されていることを確認します。

2. 宛先の Cisco Unity サーバで、通話をガイダンス コール ハンドラにルーティングするように Cisco Unity ルーティング ルールが設定されていることを確認します (これは、Cisco Unity が最初にインストールされる場合のデフォルトです)。「着信をガイダンスにルーティングするようにルーティング ルールが設定されていることの確認」を参照してください。

3. クロスサーバ ログイン(ユーザが通話しているサーバ)を処理するように指定した Cisco Unity サーバで、クロスサーバ ログインを有効にし、宛先の Cisco Unity サーバのパイロット番号を入力します。「クロスサーバ ログインの有効化、および宛先の Cisco Unity サーバのパイロット番号の入力」を参照してください。

4. クロスサーバ ログイン機能をテストします。「クロスサーバ ログインのテスト」を参照してください。


) その後、新しい Cisco Unity サーバがダイヤル ドメインに追加された場合は、新しいサーバのパイロット番号を、[ネットワーク(Network)] > [ダイヤル ドメイン オプション設定(Dialing Domain Options)] ページに追加する必要があります。


手順:クロスサーバ ログインの有効化

着信をガイダンスにルーティングするようにルーティング ルールが設定されていることの確認

各宛先のサーバで次の手順を実行します。フェールオーバー システムの場合は、プライマリ サーバとセカンダリ サーバの両方で手順を実行します。

着信をガイダンスにルーティングするようにルーティング ルールが設定されていることを確認するには


ステップ 1 Cisco Unity Administrator で、[着信サービス(Call Routing)] > [一般の着信(Direct Calls)] ページに移動します。

ステップ 2 サーバのパイロット番号への着信がガイダンスにルーティングされることを確認します。

デフォルト コール ハンドラ ルーティング ルール(削除または変更不可)は、着信をガイダンスに送信します。したがって、ルーティング ルールを追加していない場合、サーバは、クロスサーバを正しく処理するようにすでに設定されています。


 

クロスサーバ ログインの有効化、および宛先の Cisco Unity サーバのパイロット番号の入力

システムフェールオーバーを使用している場合は、[ネットワーク(Network)] > [ダイヤル ドメイン オプション設定(Dialing Domain Options)] ページのほとんどの設定がレジストリに保存されているため、プライマリ サーバとセカンダリ サーバの両方で次の手順を実行します (レジストリ設定は、セカンダリ サーバに複製されません)。

クロスサーバ ログインを有効にし、宛先の Cisco Unity サーバのパイロット番号を入力するには


ステップ 1 Cisco Unity Administrator で、[ネットワーク(Network)] > [ダイヤル ドメイン オプション設定(Dialing Domain Options)] ページに移動します。

ステップ 2 [クロスサーバ ログイン(Cross Server Logon)] セクションで、[ユーザはログインするときと同じ番号をダイヤルする(Subscribers Dial the Same Number to Log On to Cisco Unity)] チェックボックスをオンにします。

ステップ 3 [クロスサーバでのログイン、転送、Live Reply 用パイロット番号(Pilot Numbers for Cross-Server Logon, Transfer, and Live Reply)] セクションのパイロット番号に、テーブル内に表示されている各 Cisco Unity サーバの [パターン番号(Dial String)] フィールドにパイロット番号を入力します (入力するパイロット番号が、Cisco Unity サーバ上の SQL Server データベース UnityDb に保存されることに注意してください。したがって、システムがフェールオーバーを使用している場合は、パイロット番号がセカンダリ サーバに複製されます)。

ステップ 4 [呼び出しを行っている方に処理していることがわかるように、クロスサーバでのログイン、転送、Live Reply中には、プロンプトを再生する(Play Prompt During Cross-Server Logon, Transfer, and Live Reply so That Callers Know Something Is Happening)] チェックボックスをオンにします。「しばらくお待ちください(Please wait)」プロンプトの再生はオプションですが、クロスサーバ処理が、出力先の Cisco Unity がユーザにパスワードの入力を求めるまで数秒かかることがあるため、そのチェックボックスをオンにすることを推奨します。


) プライマリ内線番号または代行内線番号として設定された電話番号からユーザが通話する場合に「しばらくお待ちください(Please wait)」プロンプトを再生することは特に重要です。その理由は、発信元の Cisco Unity サーバはユーザ ID を求めないからです。「しばらくお待ちください(Please wait)」プロンプトが再生されない場合は、ユーザが聞く最初のプロンプトは宛先のサーバがパスワードを求めるときであり、それまで数秒かかることがあります。


ステップ 5 [保存(Save)] アイコンをクリックします。


 

クロスサーバ ログインのテスト

ユーザにクロスサーバ ログイン機能の使用を許可する前にクロスサーバ ログインをテストすることを推奨します。

フェールオーバー システムの場合は、まずプライマリ宛先サーバがクロスサーバ コールに応答することをテストします。その後、宛先のサーバに対して手動でフェールオーバーを実行し、セカンダリ サーバがクロスサーバ コールに応答することを確認します。宛先のサーバがフェールオーバーに正しく設定されている場合、プライマリ サーバが使用できないときにセカンダリ サーバがクロスサーバ コールに応答する必要があります。

クロスサーバ ログインをテストするには


ステップ 1 [ネットワーク(Network)] > [ダイヤル ドメイン オプション設定(Dialing Domain Options)] ページの [パイロット番号(Pilot Numbers)] セクションに示されている各番号に対して、電話でその番号を呼び出して、着信が宛先の Cisco Unity サーバのガイダンスにルーティングされることを確認します。

ステップ 2 宛先の各サーバで、テスト用の新しいユーザ アカウントを作成します(または既存のアカウントを使用します)。ユーザ アカウント情報が、テスト対象のすべての Cisco Unity サーバに複製されていることを必ず確認します。ユーザ データの複製にかかる時間は、ネットワーク コンフィギュレーションおよびレプリケーション スケジュールによって異なります。

ステップ 3 各ユーザ アカウントに対して、クロスサーバ ログインに設定されたサーバのパイロット番号を呼び出してログインを試行します。次のことを確認します。

「しばらくお待ちください(Please wait)」プロンプトが再生される(その設定がされている場合)。

ログインに成功する。


 

Cisco Unity 8.x での自動受付機能およびディレクトリ ハンドラからのクロスサーバ転送

クロスサーバ転送は、特殊な管理された転送で、自動受付機能またはディレクトリ ハンドラから、呼び出されたユーザのホームの Cisco Unity サーバに呼制御を渡します。

1. 発信者は、オーディオテキスト アプリケーションが設定された Cisco Unity サーバを呼び出します。

2. 発信者は次のいずれかを実行します。

(ガイダンスなどの)コール ハンドラで、ダイヤル ドメイン内の別の Cisco Unity サーバでユーザの内線番号を入力します。

ディレクトリ ハンドラで、ダイヤル ドメイン内の別の Cisco Unity サーバでユーザの名前を入力します。

3. 通話を処理している Cisco Unity サーバは、発信者を保留にし、Cisco Unity サーバをホームにしているユーザを呼び出します。

4. 宛先の Cisco Unity サーバが応答すると、発信元の Cisco Unity サーバは、その通話をクロスサーバ転送として識別する一連の DTMF トーンを送信します。

5. 宛先のサーバから一連の DTMF トーンが返されます。

6. 発信元のサーバは、通話の処理を宛先の Cisco Unity サーバにハンドオフします。この時点で、発信者が自動受付、または宛先の Cisco Unity サーバ上のディレクトリ ハンドラを直接呼び出しているように動作しています。

クロスサーバ転送が設定されると、ユーザ着信転送、通話スクリーニング、通話保留、および通知の各機能が使用できます。

前提条件:クロスサーバ転送の有効化

すべての Cisco Unity サーバは、「Cisco Unity 8.x でのデジタル ネットワークの設定」に説明されているように、デジタル ネットワークに設定する必要があります。

クロスサーバ機能は、Cisco Unified Communications Manager との連動、PIMG/TIMG 装置を介した電話システムとの連動、および Cisco SIP Proxy Server(CSPS)との連動でサポートされています。詳細については、「クロスサーバ機能の電話システムに関する考慮事項」を参照してください。

タスク リスト:クロスサーバ転送の有効化

クロスサーバ転送を有効にするには、次のタスク リストを使用します。各相互参照により、詳細な手順が示されます。

1. ネットワーク接続されているすべての Cisco Unity サーバが、「プライマリ ロケーションのカスタマイズ」 に説明されているように、同じダイヤル ドメイン内に設定されていることを確認します。

2. ディレクトリ ハンドラおよび自動受付の検索範囲が、「宛先、ディレクトリ ハンドラ、および自動受付の検索範囲の設定」 に説明されているように、ダイヤル ドメインに設定されていることを確認します。

3. 宛先の Cisco Unity サーバで、通話をガイダンス コール ハンドラにルーティングするように Cisco Unity ルーティング ルールが設定されていることを確認します (これは、Cisco Unity が最初にインストールされる場合のデフォルト設定です)。「着信をガイダンスにルーティングするようにルーティング ルールが設定されていることの確認」を参照してください。

4. 外部の発信者からの呼び出しを処理するオーディオテキスト アプリケーションを持つ Cisco Unity サーバで、クロスサーバ転送を有効にし、宛先の Cisco Unity サーバのパイロット番号を入力します。「クロスサーバ 着信の有効化、および宛先の Cisco Unity サーバのパイロット番号の入力」を参照してください。

5. オプションで、(外部ユーザへの転送がリリース転送を介して実行されるように)外部ユーザへのクロスサーバ転送を無効にする場合は、[詳細設定ツール(Advanced Settings Tool)] で「ネットワーク:外部ユーザに対するクロスサーバ転送動作(Networking--Cross-Server Transfer Behavior for External Subscribers)」設定を変更します。「オプション:外部ユーザのクロスサーバ転送の無効化」を参照してください。

6. オプションで、他の Cisco Unity サーバをホームとするユーザに対して転送オーバーライド ディジット シーケンスを有効にする場合は、[詳細設定ツール(Advanced Settings Tool)] で [ネットワーク:クロスサーバ転送ハンドオフで転送の無効を許可する(Networking--Allow Transfer Override on Cross-Server Transfer Handoff)] 設定を変更します。この機能を有効にするには、発信元と宛先の Cisco Unity サーバがともに 5.0(1) 以降のバージョンでなければなりません。「オプション:クロスサーバ転送ハンドオフの転送オーバーライドの有効化」を参照してください。

7. クロスサーバ ログイン機能をテストします。「クロスサーバ転送のテスト」を参照してください。


) その後、新しい Cisco Unity サーバがダイヤル ドメインに追加された場合は、新しいサーバのパイロット番号を、[ネットワーク(Network)] > [ダイヤル ドメイン オプション設定(Dialing Domain Options)] ページに追加する必要があります。


手順:クロスサーバ転送の有効化

着信をガイダンスにルーティングするようにルーティング ルールが設定されていることの確認

各宛先のサーバで次の手順を実行します。フェールオーバー システムの場合は、プライマリ サーバとセカンダリ サーバの両方で手順を実行します。

着信をガイダンスにルーティングするようにルーティング ルールが設定されていることを確認するには


ステップ 1 Cisco Unity Administrator で、[着信サービス(Call Routing)] > [一般の着信(Direct Calls)] ページに移動します。

ステップ 2 サーバのパイロット番号への着信がガイダンスにルーティングされることを確認します。

デフォルト コール ハンドラ ルーティング ルール(削除または変更不可)は、着信をガイダンスに送信します。したがって、ルーティング ルールを追加していない場合、サーバは、クロスサーバを正しく処理するようにすでに設定されています。


 

クロスサーバ 着信の有効化、および宛先の Cisco Unity サーバのパイロット番号の入力

システムフェールオーバーを使用している場合は、[ネットワーク(Network)] > [ダイヤル ドメイン オプション設定(Dialing Domain Options)] ページのほとんどの設定がレジストリに保存されているため、プライマリ サーバとセカンダリ サーバの両方で次の手順を実行します (レジストリ設定は、セカンダリ サーバに複製されません)。

クロスサーバ着信を有効にし、宛先の Cisco Unity サーバのパイロット番号を入力するには


ステップ 1 Cisco Unity Administrator で、[ネットワーク(Network)] > [ダイヤル ドメイン オプション設定(Dialing Domain Options)] ページに移動します。

ステップ 2 [呼び出されたユーザの Cisco Utility サーバへコントロールの送付(Pass Control to the Called Subscriber's Cisco Unity Server)] をクリックします。

ステップ 3 [クロスサーバでのログイン、転送、Live Reply 用パイロット番号(Pilot Numbers for Cross-Server Logon, Transfer, and Live Reply)] セクションのパイロット番号に、テーブル内に表示されている各 Cisco Unity サーバの [パターン番号(Dial String)] フィールドにパイロット番号を入力します (入力するパイロット番号が、Cisco Unity サーバ上の SQL Server データベース UnityDb に保存されることに注意してください。したがって、システムがフェールオーバーを使用している場合は、パイロット番号がセカンダリ サーバに複製されます)。

ステップ 4 [呼び出しを行っている方に処理していることがわかるように、クロスサーバでのログイン、転送、Live Reply中には、プロンプトを再生する(Play Prompt During Cross-Server Logon, Transfer, and Live Reply so That Callers Know Something Is Happening)] チェックボックスをオンにします。「しばらくお待ちください(Please wait)」プロンプトの再生はオプションですが、クロスサーバ処理が、発信者が転送されるまで数秒かかることがあるため、そのボックスをオンにすることを推奨します。

[保存(Save) ] アイコンをクリックします。


 

オプション:外部ユーザのクロスサーバ転送の無効化

デフォルトでは、転送の開始側のサーバ以外の、ダイヤル ドメイン内のサーバをホームとする外部ユーザ(AMIS、Bridge、VPIM、インターネット、信頼できるインターネット ユーザ)への転送は、Cisco Unity 7.0(2) 以降ではクロスサーバ転送として実行され、Cisco Unity 5.0(1) ではリリース転送として実行されます。別の Cisco Unity サーバをホームとする外部ユーザへの転送が、リリースを介して実行されるようにする場合は、次の手順を実行します。

外部ユーザのクロスサーバ転送を無効にするには


ステップ 1 Cisco Unity サーバのデスクトップで、[Cisco Unity Tools Depot] アイコンをダブルクリックします。

ステップ 2 左側のペインで、[管理ツール(Administrative Tools)] の下の [詳細設定ツール(Advanced Settings Tool)] をダブルクリックします。

ステップ 3 [Unity 設定(Unity Settings)] ペインで、[ネットワーク:外部ユーザに対するクロスサーバ転送動作(Networking--Cross-Server Transfer Behavior for External Subscribers)] をクリックします。

ステップ 4 [項目の新しい値(New Value)] リストで、[1] をクリックし、[設定(Set)] をクリックします。

ステップ 5 プロンプトが表示されたら、[OK] をクリックします。

変更する場合に Cisco Unity のソフトウェアまたはサーバを再起動する必要はありません。


) Cisco Unity フェールオーバーの場合、レジストリ変更は複製されないため、1 つの Cisco Unity サーバで行われたレジストリ変更は他の Cisco Unity サーバで手動で行う必要があります。



 

オプション:クロスサーバ転送ハンドオフの転送オーバーライドの有効化

発信者が自動受付に続く内線番号を入力してから番号「#2」を入力すると、発信者は、転送を試行されずに、入力された内線番号に対するガイダンスに直接ルーティングされます。これは、転送オーバーライド ディジット シーケンスと呼ばれます。デフォルトでは、転送オーバーライド ディジット シーケンスは、「#2」の前に入力した内線番号に関連付けられているユーザが、ダイヤル ドメイン内の別の Cisco Unity サーバをホームとする場合に無視されます。他の Cisco Unity サーバをホームとするユーザの転送オーバーライド ディジットを有効にするには、次の手順を実行します。この機能を有効にするには、発信元と宛先の Cisco Unity サーバがともに 5.0(1) 以降のバージョンでなければなりません。

クロスサーバ転送の転送オーバーライドを有効にするには


ステップ 1 Cisco Unity サーバのデスクトップで、[Cisco Unity Tools Depot] アイコンをダブルクリックします。

ステップ 2 左側のペインで、[管理ツール(Administrative Tools)] の下の [詳細設定ツール(Advanced Settings Tool)] をダブルクリックします。

ステップ 3 [Unity 設定(Unity Settings)] ペインで、[ネットワーク:クロスサーバ転送ハンドオフで転送の無効を許可する(Networking--Allow Transfer Override on Cross-Server Transfer Handoff)] をクリックします。

ステップ 4 [項目の新しい値(New Value)] リストで、[1] をクリックし、[設定(Set)] をクリックします。

ステップ 5 プロンプトが表示されたら、[OK] をクリックします。

変更する場合に Cisco Unity のソフトウェアまたはサーバを再起動する必要はありません。


) Cisco Unity フェールオーバーの場合、レジストリ変更は複製されないため、1 つの Cisco Unity サーバで行われたレジストリ変更は他の Cisco Unity サーバで手動で行う必要があります。



 

クロスサーバ転送のテスト

ユーザにクロスサーバ転送機能の使用を許可する前にクロスサーバ転送をテストすることを推奨します。

フェールオーバー システムの場合は、まずプライマリ宛先サーバがクロスサーバ コールに応答することをテストします。その後、宛先のサーバに対して手動でフェールオーバーを実行し、セカンダリ サーバがクロスサーバ コールに応答することを確認します。宛先のサーバがフェールオーバーに正しく設定されている場合、プライマリ サーバが使用できないときにセカンダリ サーバがクロスサーバ コールに応答する必要があります。

クロスサーバ転送をテストするには


ステップ 1 [ネットワーク(Network)] > [ダイヤル ドメイン オプション設定(Dialing Domain Options)] ページの [パイロット番号(Pilot Numbers)] セクションに示されている各番号に対して、電話でその番号を呼び出して、着信が宛先の Cisco Unity サーバのガイダンスにルーティングされることを確認します。

ステップ 2 宛先の各サーバで、テスト用の新しいユーザ アカウントを作成します(または既存のアカウントを使用します)。

ステップ 3 各ユーザ アカウントに対して、クロスサーバ 転送に設定されたサーバのパイロット番号を呼び出して、ガイダンスでユーザ内線番号を入力します。次のことを確認します。

「しばらくお待ちください(Please wait)」プロンプトが再生される。

呼び出されたユーザの着信転送設定に従って、着信がユーザ電話またはガイダンスに転送されます。


 

Cisco Unity 8.x でのクロスサーバ Live Reply

Live Reply を使用すると、電話でメッセージを聞いているユーザが、メッセージ送信者を直接呼び出すことによって、メッセージに応答できます。発信元のユーザおよびメッセージ送信者が異なる Cisco Unity サーバをホームとする場合は、Live Reply 呼び出しを実行するために次の 3 つのオプションが使用できます。

発信元の Cisco Unity サーバが通話をメッセージ送信者のホーム サーバにハンドオフでき、ホーム サーバが呼び出されたユーザの着信転送およびスクリーニング設定を適用できるようになります。このオプションをクロスサーバ Live Reply といいます。

発信元の Cisco Unity サーバは、メッセージ送信者の着信番号にダイヤルでき、また、通話を電話システムにリリースします。

発信元の Cisco Unity サーバは、メッセージ送信者がメッセージを送信したときに提供される発信者 ID にダイヤルでき、また、(送信者が電話でメッセージを送信して、発信者 ID が通話で使用できる場合は)通話を電話システムにリリースできます。このオプションは身元不明発信者に対する Live Reply と呼ばれ、メッセージ送信者が身元不明発信者と見なされる場合だけ使用できます。この理由は、たとえば、ネットワーク接続されたサーバ間の Identified Subscriber Messaging(ISM; 認識されたユーザ メッセージ)が設定されておらず、送信者がユーザを呼び出して Cisco Unity に転送されてメッセージを残したからです。

デフォルトでは、3 つのどのオプションも有効にされていません。

クロスサーバ ハンドオフ Live Reply が有効な場合は、次のようになります。

1. ダイヤル ドメイン内の別の Cisco Unity サーバ上のユーザからメッセージを聞いた後、ユーザはメッセージを残したユーザを呼び出す選択をします。

ネットワーク接続されたサーバ間の認識されたユーザ メッセージ(ISM)が設定されていない場合、またはメッセージを録音した Cisco Unity サーバで ISM が無効にされている場合、クロスサーバ Live Reply オプションは、Cisco Unity にログインしてメールボックスからのメッセージのアドレス指定と送信を行うユーザによって送信されるメッセージだけで使用できることに注意してください。

2. Cisco Unity はユーザを保留にして、SQL Server データベースで内線番号を検索し、応答したユーザが同じサーバにあるか、またはダイヤル ドメイン内の別の Cisco Unity サーバにあるかを判断します。ユーザが同じサーバ上にある場合は、処理は通常通りに進みます。

ただし、応答したユーザが別の Cisco Unity サーバにある場合、ローカル Cisco Unity サーバは該当するホーム Cisco Unity サーバを呼び出します。

3. 宛先の Cisco Unity サーバが応答すると、発信元の Cisco Unity サーバは、その通話をクロスサーバ Live Reply として識別する一連の DTMF トーンを送信します。

4. 宛先のサーバから一連の DTMF トーンが返されます。

5. 発信元のサーバは、通話の処理を宛先の Cisco Unity サーバにハンドオフします。ただし、宛先のサーバのユーザ アカウントが着信転送を無効に設定されている(つまり、着信転送オプションが着信をガイダンスに送信するように設定されている)場合は、Live Reply 呼び出しが失敗することに注意してください。この場合、発信元の Cisco Unity のユーザ カンバセーションは、発信者が Live Reply が使用不可であることを伝えて、発信者がユーザを直接呼び出すのではなくメッセージに応答することを勧めるプロンプトを再生します。

前提条件:クロスサーバ Live Reply の有効化

すべての Cisco Unity サーバは、「Cisco Unity 8.x でのデジタル ネットワークの設定」に説明されているように、デジタル ネットワークに設定する必要があります。

クロスサーバ機能は、Cisco Unified Communications Manager との連動、PIMG/TIMG 装置を介した電話システムとの連動、および Cisco SIP Proxy Server(CSPS)との連動でサポートされています。詳細については、「クロスサーバ機能の電話システムに関する考慮事項」を参照してください。

ユーザは、ユーザ間の Live Reply が有効にされるサービス クラスに属する必要があります。ユーザ間の Live Reply は、[別のユーザからのメッセージに対してユーザは電話から直接返信できる(Subscribers Can Reply to Messages from Other Subscribers by Calling Them)] チェックボックスをオンにすることによって、Cisco Unity Administrator の [ユーザ(Subscribers)] > [サービス クラス(Class of Service)] > [メッセージ(Messages)] ページで有効にされます。

Cisco Unity ユーザごとに転送番号を設定する必要があります。

送信者が、認識された電話番号から受信者を呼び出して Cisco Unity に転送されたときに、送信されたメッセージに対してユーザ間のクロスサーバ Live Reply が使用可能になるには、識別されたユーザ メッセージが、ネットワーク接続されている Cisco Unity サーバ間で設定される必要があります。「ネットワーク接続された Cisco Unity ユーザ間の認識されたユーザ メッセージの設定(オプション)」を参照してください。

タスク リスト:クロスサーバ Live Reply の有効化

クロスサーバ Live Reply を有効にするには、次のタスク リストを使用します。各相互参照により、詳細な手順が示されます。

1. ネットワーク接続されているすべての Cisco Unity サーバが、「プライマリ ロケーションのカスタマイズ」 に説明されているように、同じダイヤル ドメイン内に設定されていることを確認します。

2. ディレクトリ ハンドラおよび自動受付の検索範囲が、「宛先、ディレクトリ ハンドラ、および自動受付の検索範囲の設定」 に説明されているように、ダイヤル ドメインに設定されていることを確認します。

3. 宛先の Cisco Unity サーバで、通話をガイダンス コール ハンドラにルーティングするように Cisco Unity ルーティング ルールが設定されていることを確認します (これは、Cisco Unity が最初にインストールされる場合のデフォルトです)。「着信をガイダンスにルーティングするようにルーティング ルールが設定されていることの確認」を参照してください。

4. ダイヤル ドメイン内の各 Cisco Unity サーバで、クロスサーバ Live Reply を有効にし、宛先の Cisco Unity サーバのパイロット番号を入力します。「クロスサーバ Live Reply の有効化、および宛先の Cisco Unity サーバのパイロット番号の入力」を参照してください。

5. クロスサーバ Live Reply 機能をテストします。「クロスサーバ Live Reply のテスト」を参照してください。


) その後、新しい Cisco Unity サーバがダイヤル ドメインに追加された場合は、新しいサーバのパイロット番号を、ダイヤル ドメイン内の各 Cisco Unity サーバの [ネットワーク(Network)] > [ダイヤル ドメイン オプション設定(Dialing Domain Options)] ページに追加する必要があります。


手順:クロスサーバ Live Reply の有効化

着信をガイダンスにルーティングするようにルーティング ルールが設定されていることの確認

ダイヤル ドメイン内の各 Cisco Unity サーバで次の手順を実行します。フェールオーバー システムの場合は、プライマリ サーバとセカンダリ サーバの両方で手順を実行します。

着信をガイダンスにルーティングするようにルーティング ルールが設定されていることを確認するには


ステップ 1 Cisco Unity Administrator で、[着信サービス(Call Routing)] > [一般の着信(Direct Calls)] ページに移動します。

ステップ 2 サーバのパイロット番号への着信がガイダンスにルーティングされることを確認します。

デフォルト コール ハンドラ ルーティング ルール(削除または変更不可)は、着信をガイダンスに送信します。したがって、ルーティング ルールを追加していない場合、サーバは、クロスサーバを正しく処理するようにすでに設定されています。


 

クロスサーバ Live Reply の有効化、および宛先の Cisco Unity サーバのパイロット番号の入力

ダイヤル ドメイン内の各 Cisco Unity サーバで次の手順を実行します。システムフェールオーバーを使用している場合は、[ネットワーク(Network)] > [ダイヤル ドメイン オプション設定(Dialing Domain Options)] ページのほとんどの設定がレジストリに保存されているため、プライマリ サーバとセカンダリ サーバの両方で次の手順を実行します (レジストリ設定は、セカンダリ サーバに複製されません)。

クロスサーバ Live Reply を有効にし、宛先の Cisco Unity サーバのパイロット番号を入力するには


ステップ 1 Cisco Unity Administrator で、[ネットワーク(Network)] > [ダイヤル ドメイン オプション設定(Dialing Domain Options)] ページに移動します。

ステップ 2 [クロスサーバ Live Reply(Cross-Server Live Reply)] セクションで、[ユーザは別の Cisco Unity サーバの Cisco Unity ユーザにコールバックできる(Subscribers Can Call Back a Cisco Unity Subscriber on a Different Cisco Unity Server)] チェックボックスをオンにします。

ステップ 3 [クロスサーバでのログイン、転送、Live Reply 用パイロット番号(Pilot Numbers for Cross-Server Logon, Transfer, and Live Reply)] セクションのパイロット番号に、テーブル内に表示されている各 Cisco Unity サーバの [パターン番号(Dial String)] フィールドにパイロット番号を入力します (入力するパイロット番号が、Cisco Unity サーバ上の SQL Server データベース UnityDb に保存されることに注意してください。したがって、システムがフェールオーバーを使用している場合は、パイロット番号がセカンダリ サーバに複製されます)。

ステップ 4 [呼び出しを行っている方に処理していることがわかるように、クロスサーバでのログイン、転送、Live Reply中には、プロンプトを再生する(Play Prompt During Cross-Server Logon, Transfer, and Live Reply so That Callers Know Something Is Happening)] チェックボックスをオンにします。「しばらくお待ちください(Please wait)」プロンプトの再生はオプションですが、クロスサーバ処理が、発信者が転送されるまで数秒かかることがあるため、そのボックスをオンにすることを推奨します。

ステップ 5 [保存(Save)] アイコンをクリックします。


 

クロスサーバ Live Reply のテスト

ユーザにクロスサーバ転送機能の使用を許可する前にクロスサーバ転送をテストすることを推奨します。

フェールオーバー システムの場合は、まずプライマリ宛先サーバがクロスサーバ コールに応答することをテストします。その後、宛先のサーバに対して手動でフェールオーバーを実行し、セカンダリ サーバがクロスサーバ コールに応答することを確認します。宛先のサーバがフェールオーバーに正しく設定されている場合、プライマリ サーバが使用できないときにセカンダリ サーバがクロスサーバ コールに応答する必要があります。

クロスサーバ Live Reply をテストするには


ステップ 1 [ネットワーク(Network)] > [ダイヤル ドメイン オプション設定(Dialing Domain Options)] ページの [パイロット番号(Pilot Numbers)] セクションに示されている各番号に対して、電話でその番号を呼び出して、着信が宛先の Cisco Unity サーバのガイダンスにルーティングされることを確認します。

ステップ 2 ダイヤル ドメイン内の各 Cisco Unity サーバで、テスト用の新しいユーザ アカウントを作成します(または既存のアカウントを使用します)。テスト ユーザが、Live Reply が有効にされているサービス クラスに属して、ユーザ アカウントで着信転送が有効にされていることを確認します。

ステップ 3 1 つの Cisco Unity サーバでユーザとしてログインして、他の Cisco Unity サーバのテスト ユーザにメッセージを送信します。

ステップ 4 テスト メッセージを受信する各ユーザの場合は、ログインしてメッセージを聞き、ユーザを呼び出す選択をします。次のことを確認します。

「しばらくお待ちください(Please wait)」プロンプトが再生される(その設定がされている場合)。

着信が、メッセージを残したユーザのユーザ電話に転送される。


 

Cisco Unity 8.x でのクロスサーバ ログイン、転送、および Live Reply のトラブルシューティング

次のツールを使用すると、発信元と宛先の Cisco Unity サーバの両方で、クロスサーバ ログイン、転送、および Live Reply に関連する問題をトラブルシューティングできます。

Windows アプリケーション イベント ログ

Tools Depot で使用できるポート ステータス モニタ

Tools Depot で使用できる Unity 診断ツール。Unity 診断ツールでは、次のマイクロ トレースを有効にします。

CDE:10 State Machine Trace

Conversation:10 Call Progress

MiuCall:All traces

MiuGeneral:12、13、14、16
(12 Tapi Events、13 Tone Generation/Detection、14 Digit Generation/Detection、16 Event Wait Result)
SIP または PIMG 連動の場合は、20、21、22 も有効にする
(20 Sip Media、21 Sip Call Control State Machine、および 22 Sip Media State Machine)

MiuMethods:All traces

SCCP(skinny)連動の場合:All Skinny TSP traces

Unity 診断ツールでログ ファイルを収集する場合は、適切な AvCsMgr ログ ファイルを選択します。SCCP(skinny)連動の場合は、適切な svchost ログ ファイルを収集します。

[ダイヤル ドメイン オプション設定(Dialing Domain Options)] ページの参考資料

ダイヤル ドメイン オプション設定の詳細については、『 Interface Reference Guide for the Cisco Unity Administrator Release 8.x 』の「 Cisco Unity 8.x Network Settings 」の章にある「 Dialing Domain Options Page 」の項を参照してください。このドキュメントは、 http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/unity/8x/interface_reference/guide/8xcugrgx.html から入手できます。