Cisco Unity のネットワーク機能 Microsoft Exchange版 Release 5.x
VPIM ネットワーク
VPIM ネットワーク
発行日;2012/02/01 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

VPIM ネットワーク

概要:VPIM ネットワーク

VPIM ネットワークを使用するための のセットアップ

前提条件

タスク リスト:VPIM ネットワークを使用するための のセットアップ

VPIM ネットワークを使用するための のセットアップ手順

設計の決定と必要な情報の収集

ドメイン名の決定

ドメイン名の要件

名前と IP アドレスの解決

リモート ボイス メッセージ システムとの間の接続の確認

Active Directory スキーマの拡張

受信者ポリシーの確認または新規作成

Voice Connector for VPIM ネットワークのセットアップ

送信できないメッセージに対する処理の制御

ConfigMgr.exe による UVPIM アカウントの作成(オプション)

プライマリ ロケーションのカスタマイズ

VPIM 配信ロケーションの作成

を使用した VPIM 配信ロケーションの作成

ウィザードを使用した VPIM 配信ロケーションの作成

ウィザードによる既存の配信ロケーションの変更

VPIM ユーザの作成

ユーザ アカウントの作成前に考慮する事項

ウィザードを使用した複数のユーザ アカウントの作成

CSV インポート エラーの修正

を使用した VPIM ユーザ アカウントの作成

ユーザ アカウントの作成後に考慮する事項

VPIM ユーザ ディレクトリ更新設定のカスタマイズ

VPIM ユーザ作成の設定を構成する準備

を使用した VPIM ユーザ作成の設定の構成

ウィザードを使用した VPIM ユーザ作成設定の構成

自動作成される VPIM ユーザが作成される AD ロケーションの変更(オプション)

認識されたユーザ メッセージの対象に VPIM ユーザを含めるための拡張

複数の サーバがデジタル ネットワークでネットワーク構成されているインストレーション

単一サーバのインストレーション

ユーザのインポートに使用する Active Directory コンテナに対する権限の設定

認識されたユーザ メッセージの有効化

認識されたユーザ メッセージの拡張

他のボイス メッセージ システムを VPIM 用に設定するための についての情報の収集

VPIM の概念と定義

VPIM の概要

VPIM メッセージ

VPIM アドレス

VPIM ネットワークとロケーション

VPIM ネットワークとボイス コネクタ

ボイス コネクタの発信 VPIM メッセージの処理方法

ボイス コネクタの着信 VPIM メッセージの処理方法

メッセージの宛先オプション

メッセージ処理の類似性と制限

VPIM ネットワークとブラインド アドレス

ブラインド アドレスを使用するユーザの状況

VPIM ユーザ

VPIM ユーザを使用するユーザの状況

VPIM ユーザ ディレクトリの自動更新

ボイス コネクタで発生するディレクトリ更新処理

VPIM ブリッジヘッド サーバで発生するディレクトリ更新処理

VPIM ユーザ情報の読み込み

自動更新に関してユーザの宛先指定で考慮する事項

CsVPIMConnector のロギング

認識されたユーザ メッセージ

VPIM ユーザへの Live Reply

VPIM ユーザの削除

内線アドレス

Outlook アドレス帳における VPIM ユーザの表示方法の決定

でプライベート同報リストにユーザが個々のユーザを追加することの防止

別のボイス メッセージ システムから へのユーザ移行

一度に複数のユーザを移行

一人ずつユーザを移行

ユーザを移行する場合のプライベート同報リストに関する注意事項

デジタル ネットワークを構成している サーバでの注意事項

電話プレフィックス

オーディオ形式に関する考慮事項

メンテナンス

Microsoft Exchange サーバの IP アドレスの変更

UVPIM メールボックスの移動

動作についての情報

着信転送の設定と VPIM ユーザ

着信メッセージが主要内線番号のみに着信

受信の検索スコープ

英語以外の言語によるボイス コネクタ セットアップ プログラムの実行

VPIM ネットワーク

概要:VPIM ネットワーク

Cisco Unity は、業界標準の Voice Profile for Internet Mail (VPIM)プロトコルをサポートしています。これによって、異なるボイス メッセージ システム間で、ボイス メッセージ、ファックス メッセージ、およびテキスト メッセージをインターネット経由または任意の TCP/IP ネットワーク経由で送受信できます。VPIM は、Simple Mail Transfer Protocol (SMTP; シンプル メール転送プロトコル)と Multi-Purpose Internet Mail Extension (MIME)プロトコルに基づいています。

Cisco Unity がサポートする VPIM 準拠ボイス メッセージ システムについては、『 Cisco Unity サポートされるハードウェアとソフトウェアおよびサポート ポリシー
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps2237/prod_installation_guides_list.html )を参照してください。VPIM ネットワークを使用して、異なるディレクトリにある Cisco Unity サーバ間でメッセージの送受信ができます。これには、Cisco Unity と Microsoft Exchange、および Cisco Unity と IBM Lotus Domino システムとの間でのメッセージの送受信が含まれます。

VPIM ネットワークは、システム ライセンスです。複数の Cisco Unity サーバが Cisco Unity デジタル ネットワークを使用して(したがって、同一ディレクトリ内のユーザ データにアクセスして)ネットワークを構成している組織では、デジタル ネットワーク内で VPIM ネットワーク用にライセンスおよび設定される必要があるサーバは 1 台のみです。VPIM ネットワーク用に設定されている Cisco Unity サーバは、ブリッジヘッド サーバと呼ばれます。Cisco Unity の各機能におけるライセンス取得の詳細については、該当する White Paper『 Licensing for Cisco Unity 』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps2237/prod_white_papers_list.html から入手可能です。

VPIM ネットワークを使用するには、Cisco Unity Permissions ウィザードの実行時に適切なオプションを選択する必要があります。詳細については、Cisco Unity サーバ上の Tools Depot にある Permissions ウィザードのヘルプを参照してください。

次の各項を参照してください。

「VPIM ネットワークを使用するための Cisco Unity のセットアップ」:この項では、VPIM ネットワークをセットアップするための前提条件について説明し、セットアップを完了するために必要なタスク全体の概要と、実施する順序について説明します。

「VPIM ネットワークを使用するための Cisco Unity のセットアップ手順」:この項では、Cisco Unity を VPIM ネットワーク用にセットアップするために必要なすべての手順をステップごとに説明します。

「VPIM の概念と定義」:この項では、VPIM ネットワークの概念について詳しく説明します。VPIM ネットワークに詳しくない場合は、セットアップ手順を実行する前に、この項を読んでください。

「メンテナンス」:この項では、システム アクティビティの監視について説明します。

「動作についての情報」:この項では、VPIM ネットワークの動作に関する情報について説明しています。

関連マニュアル

「Cisco Unity Express または他の Cisco Unity システムとのネットワークでの VPIM の使用」

Troubleshooting VPIM Transport( http://www.ciscounitytools.com/Documents.htm

VPIM ネットワークを使用するための Cisco Unity のセットアップ

この項では、VPIM ネットワークをセットアップするための前提条件について説明し、セットアップを完了するために必要なタスク全体の概要と、実施する順序について説明します。VPIM ネットワークに詳しくない場合は、セットアップ手順を実行する前に、まず 「VPIM の概念と定義」を読み、それから、タスク リストと各手順を確認してください。セットアップに成功するうえで最も重要なことは、計画を立てることです。

前提条件

セットアップを開始する前に、次の前提条件が満たされていることを確認してください。

Cisco Unity がすでにサーバにインストールされており、それらのサーバがインストレーションに合せてネットワークに接続されている。

Cisco Unity とともにネットワークを構成するリモート ボイス メッセージ システムが、『 Cisco Unity サポートされるハードウェアとソフトウェアおよびサポート ポリシー 』の「VPIM ボイス メッセージ システムについてのサポート ポリシー」の項に記載されている要件を満たしている。このマニュアルは、
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps2237/prod_installation_guides_list.html から入手可能です。

VPIM ライセンスのライセンス ファイルを取得し、Cisco Unity ブリッジヘッド サーバにインストールしてある。

Cisco Unity および Exchange が『 Networking Options Requirements for Cisco Unity 』の「VPIM Networking Requirements」の項に記載されている要件を満たしている。このマニュアルは、
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps2237/prod_installation_guides_list.html から入手可能です。

複数の Cisco Unity サーバが同じディレクトリにアクセスするインストレーションでは、最初に 「デジタル ネットワーク」 の章の説明に従って各サーバをデジタル ネットワーク用にセットアップしてから、VPIM ネットワークをセットアップする必要があります。Cisco Unity サーバをデジタル ネットワーク用にセットアップした後、次の設定を確認します。

ネットワークを構成するすべてのサーバの宛先の検索スコープが、ダイヤル ドメインまたはグローバル ディレクトリに設定されていることを確認します。この設定により、Cisco Unity ユーザは、どのサーバへ関連付けられているかに関係なく、メッセージの宛先に VPIM 配信ロケーションか VPIM ユーザ、またはその両方を指定できます。詳細については、「宛先の検索スコープの設定」を参照してください。

外部の発信者が自動受付(たとえば、開始グリーティング)または宛先検索サービスから VPIM ユーザに到達できるようにする場合は、次のようにします。

VPIM ユーザを作成する Cisco Unity サーバが、外部の発信者が呼び出す Cisco Unity サーバと同じダイヤル ドメインに存在することを確認します。ダイヤル ドメインの作成方法の詳細については、「プライマリ ロケーションのカスタマイズ」を、また、背景情報については 「ダイヤル ドメイン」を参照してください。

自動受付およびディレクトリ ハンドラの検索スコープが、ダイヤル ドメイン スコープに設定されていることを確認します。「ディレクトリ ハンドラの検索スコープの設定」、および 「自動受付の検索スコープの設定」を参照してください。

タスク リスト:VPIM ネットワークを使用するための Cisco Unity のセットアップ

このタスク リストを使用して、Cisco Unity で VPIM ネットワークをセットアップします。次の参照先により、セットアップの手順の詳細を示します。異なるディレクトリにある Cisco Unity サーバ間で VPIM ネットワークをセットアップする場合は、これらのタスクを両方の Cisco Unity ロケーションで実行してください。

1. 番号計画について意思決定を行い、VPIM ネットワークをセットアップするために必要な情報を収集します。「設計の決定と必要な情報の収集」を参照してください。

2. リモート メッセージ システムと Cisco Unity の間でメッセージを送受信するために使用するドメイン名を決めます。「ドメイン名の決定」を参照してください。

3. 必要に応じて、DNS ファイルまたは HOSTS ファイルを設定します。「名前と IP アドレスの解決」を参照してください。

4. リモート ボイス メッセージ システムとの間のネットワーク接続および SMTP 接続を確認します。「リモート ボイス メッセージ システムとの間の接続の確認」を参照してください。

5. VPIM ネットワークをサポートするように、Active Directory スキーマを拡張します。「Active Directory スキーマの拡張」を参照してください。

6. ボイス コネクタの Exchange メールボックスにデフォルトの受信者ポリシーを使用できるようにするのか、それとも新しい受信者ポリシーを作成するのかを決めます。「受信者ポリシーの確認または新規作成」を参照してください。

7. Cisco Unity ボイス コネクタを Exchange 2000 または Exchange 2003 サーバにインストールします。「Voice Connector for VPIM ネットワークのセットアップ」を参照してください。


注意 ボイス コネクタを Exchange 2007 サーバにインストールすることはサポートされていません。

VPIM 用にライセンスされた Cisco Unity サーバ(ブリッジヘッド サーバ)で、次のタスクを行います。

8. Cisco Unity のインストール中、Cisco Unity Permissions ウィザードを実行してインストール アカウントとサービス アカウントに必要な権限を付与したときに、[ボイス メッセージの相互接続使用の選択]ページの[AMIS、Cisco Unity Bridge、また VPIM に必要な許可を設定する。]チェックボックスをオンにしなかった場合は、次の手順を実行します。

a. 次のアカウントを使用して、ブリッジヘッド サーバにログオンします。

Cisco Unity サーバが属するドメインの Domain Admins グループのメンバーであるアカウント、または Domain Admins グループのデフォルト権限と同等の権限を持つアカウント。

Exchange Full 管理者のアカウント、または Cisco Unity ユーザのインポート元となるドメインをすべて含むドメインの Domain Admins グループのメンバーであるアカウント。

b. Permissions ウィザードを再実行し、[ボイス メッセージの相互接続使用の選択]ページが表示されるまで、画面上のプロンプトに従います。

c. [AMIS、Cisco Unity Bridge、また VPIM に必要な許可を設定する。]チェックボックスをオンにします。

d. 画面上のプロンプトに従って Permissions ウィザードを完了します。

Permissions ウィザードの実行に関する詳細については、Permissions ウィザードがインストールされたディレクトリにある Permissions ウィザードのヘルプ ファイル(PWHelp_<言語>.htm)を参照してください。

チェックボックスをオンにしたかどうかが不明な場合は、Permissions ウィザードをレポート モードで実行します。詳細については、Permissions ウィザードがインストールされたディレクトリにあるレポート モードのヘルプ ファイル(PWReportHelp_<言語>.htm)を参照してください。

9. VPIM ユーザ ディレクトリを自動的に更新するように Cisco Unity を設定する場合は、
ConfigMgr.exe を実行して UVPIM アカウントを作成します。「ConfigMgr.exe による UVPIM アカウントの作成(オプション)」を参照してください。

10. プライマリ ロケーション プロファイル設定をカスタマイズします。「プライマリ ロケーションのカスタマイズ」を参照してください。

11. 各リモート ボイス メッセージ システム用に配信ロケーションを作成します。「VPIM 配信ロケーションの作成」を参照してください。

12. オプションで、VPIM ユーザを作成します。「VPIM ユーザの作成」を参照してください。

13. オプションで、自動 VPIM ディレクトリ更新を制御する配信ロケーション設定をカスタマイズします。「VPIM ユーザ ディレクトリ更新設定のカスタマイズ」を参照してください。

14. オプションで、認識されたユーザ メッセージの対象に VPIM ユーザを含めます。「認識されたユーザ メッセージの対象に VPIM ユーザを含めるための拡張」を参照してください。

次の手順に従ってセットアップを終了します。

15. リモート ボイス メッセージ システムを VPIM 用にセットアップします。厳密には、この方法はボイス メッセージ システムによって異なります。ただし、Cisco Unity に関する情報をリモート システムに提供する必要があります。「他のボイス メッセージ システムを VPIM 用に設定するための Cisco Unity についての情報の収集」を参照してください。

16. セットアップをテストして、Cisco Unity が他のボイス メッセージ システムとメッセージを交換できることを確認します。

VPIM ネットワークを使用するための Cisco Unity のセットアップ手順

この項では、Cisco Unity を VPIM ネットワーク用にセットアップするのに必要なすべての手順について説明します。VPIM ネットワークに詳しくない場合は、最初に 「VPIM の概念と定義」を読んでください。手順を実行する順序については、「タスク リスト:VPIM ネットワークを使用するための Cisco Unity のセットアップ」を参照してください。

設計の決定と必要な情報の収集

VPIM ネットワーク用に Cisco Unity をセットアップする前に、必ず、次に示す各項目について計画を立てるとともに、適切な情報を収集します。

番号計画の戦略を検討して、VPIM 配信ロケーションでプレフィックスを入力する必要があるかどうかを判別し、プライマリ ロケーションと VPIM 配信ロケーションのダイヤル ID として割り当てる番号を決定します。

Cisco Unity ユーザがブラインド アドレスを使用するか、または VPIM ユーザをメッセージの宛先にするかどうかを決定します。VPIM ユーザを使用する場合は、各リモート VPIM システムについて、着信 VPIM メッセージで受信した情報に基づいて Cisco Unity が自動的にそのシステムのユーザの VPIM ユーザエントリを作成、変更、削除できるかどうかを決定します。自動更新を許可する各配信ロケーションについて、リモート システムがメッセージとともに vCard を送信するか、VPIM ユーザの取得元としてメッセージ ヘッダーを使用するかを指定します。また、取得元の情報を VPIM ユーザの表示名および内線番号にマップする方法を決定します。自動ディレクトリ更新に関する検討事項の詳細については、「VPIM ユーザ ディレクトリの自動更新」を参照してください。

リモート ボイス メッセージ システムに関して、メールボックス範囲、サーバ名、ドメイン名、IP アドレスなどの情報をメモしておきます。

リモート ボイス メッセージ システムへの発信メッセージを処理する Exchange (またはリレー)サーバを選択します。

ボイス コネクタと VPIM Transport Event Sink をインストールする Exchange サーバを選択します。Exchange サーバの FQDN および IP アドレスをメモしておきます。

着信 SMTP メッセージを処理する Exchange (またはリレー)サーバの FQDN および IP アドレスをメモしておきます。

ドメイン名の決定

VPIM メッセージのアドレスは、<メールボックス番号>@<ドメイン名> の形式で指定します。リモート ボイス メッセージ システムと Cisco Unity でメッセージを交換するには、Cisco Unity ユーザに対してメッセージの宛先指定をするときにリモート ボイス メッセージ システムが使用するドメイン名を決定する必要があります。ドメイン名は、次の方法で設定します。

リモート ボイス メッセージ システムの Cisco Unity に対応するロケーション プロファイルまたはノード プロファイルで設定する(詳細については、リモート ボイス メッセージ システムのマニュアルを参照してください)。

VPIM Transport Event Sink のインストール時に、[SMTP ドメイン]フィールドで設定する。

Cisco Unity システム管理の[ネットワーク]>[プライマリ ロケーション]ページの[SMTP ドメイン名]フィールドで設定する。

ボイス コネクタの Exchange メールボックスの受信者ポリシーで設定する。

Cisco Unity に対応するリモート ボイス メッセージ システムのロケーション プロファイルまたはノード プロファイルにドメイン名がすでに設定されている場合は、以下の手順でそのドメイン名を使用してください。設定されていない場合は組織の Exchange 管理者に連絡し、適切なドメイン名を決めて使用してください。

ドメイン名の要件

ドメイン名によって、メッセージング システムは一意に識別されます。Cisco Unity およびリモート ボイス メッセージ システムで使用するドメイン名を選択するときは、次のことに注意してください。

Cisco Unity とリモート ボイス メッセージ システムで同じドメイン名を使用することはできません。それぞれのシステムで独自のドメイン名を使用する必要があります。

Cisco Unity が使用する完全ドメイン名を、リモート ボイス メッセージ システムが使用するドメイン名のサブセットにすることはできません。たとえば、Cisco Unity でドメイン名 cisco.com を使用する場合、リモート ボイス メッセージ システムで london.cisco.com、paris-cisco.com、romecisco.com のようなドメイン名は使用できません。ただし、Cisco Unity で europe.cisco.com を使用する場合は、london.cisco.com、paris-cisco.com、romecisco.com を使用できます。


注意 これらの要件を満たしていないドメイン名を選択すると、メッセージの送信が失敗します。

名前と IP アドレスの解決

VPIM メッセージは、インターネットまたは TCP/IP ネットワークを通して SMTP 経由で送信されます。そのため、リモート ボイスメール サーバと、着信および発信 SMTP メッセージを処理する Exchange (またはリレー)サーバで、同じ名前解決メカニズムが必要です(ネットワークによって、ボイス コネクタおよび VPIM Transport Event Sink がインストールされる Exchange サーバと同じことも異なることもあります)。名前解決にはいくつかの方法や方法の組み合せがありますが、一般的なのは Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム) を使用する方法と HOSTS ファイルを使用する方法の 2 つです。

DNS または HOSTS ファイルのどちらを使用する場合も、リモート ボイスメール サーバと着信 SMTP メッセージを処理する Exchange (またはリレー)サーバの完全修飾ドメイン名(FQDN)と IP アドレスを知っておく必要があります。FDQN は、Windows のコントロール パネルの[ネットワーク ID]タブの[フル コンピュータ名]フィールドに表示される名前です。

組織で DNS を使用している場合

リモート ボイスメール サーバの DNS にホスト アドレス リソース(A)レコードとメール交換(MX)レコードがない場合、追加します。

着信 SMTP メッセージを処理する Exchange サーバ(またはリレー サーバ)の DNS に A レコードおよび MX レコードがあることを確認します。レコードが DNS にない場合は、追加してからセットアップを続けます。

DNS に A レコードおよび MX レコードを追加する方法については、Microsoft Windows または適切なオペレーティング システムのマニュアルを参照してください。

組織で DNS を使用しない場合は、HOSTS ファイルを使用して名前解決ができます。HOSTS ファイルは、IP アドレスとホスト名およびドメイン名との対応を記述したテキスト ファイルです。Microsoft Windows システムでは、HOSTS ファイルは %windir%\System32\Drivers\Etc ディレクトリにあります。HOSTS ファイルを次のように編集します。

発信 SMTP メッセージを処理する Exchange (またはリレー)サーバで、リモート ボイスメール サーバの FQDN および IP アドレスを使用して、HOSTS ファイルにエントリを追加します。

名前解決の詳細については、リモート ボイスメール サーバのマニュアルを参照してください。着信 SMTP メッセージを処理する Exchange (またはリレー)サーバの FQDN および IP アドレスを使用して、リモート ボイスメール サーバの HOSTS ファイルにエントリを追加する必要が生じることがあります。

リモート ボイス メッセージ システムとの間の接続の確認

発信および着信 SMTP メッセージを処理する Exchange (またはリレー)サーバからリモート ボイスメール サーバ、またはその逆方向のネットワークおよび SMTP 接続があることを確認します。

他のボイスメール サーバとネットワークで接続するには、そのサーバ上に SMTP サービスまたは SMTP ゲートウェイが必要になる場合があります。SMTP サービスまたは SMTP ゲートウェイのインストール方法については、他のリモート ボイス メッセージ システムのマニュアルを参照してください。作業を進める前に、SMTP サービスまたは SMTP ゲートウェイが他のボイスメール サーバにインストールされていることを確認してください。

リモート ボイスメール サーバとの間のネットワーク接続を確認する


ステップ 1 発信 SMTP メッセージを処理する Exchange (またはリレー)サーバで、コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。

ステップ 2 ping <IP アドレス> と入力します。<IP アドレス> はリモート ボイスメール サーバの IP アドレスです。

応答がない場合、ネットワーク接続のトラブルシューティングを行い、問題を解決します。次に、ステップ 3 へ進みます。

ステップ 3 ping <ドメイン名> と入力します。<ドメイン名> はリモート ボイスメール サーバへのメッセージの宛先指定に使用するドメイン名です。このステップにおけるドメイン名は、VPIM ネットワークをセットアップするときにCisco Unity システム管理の VPIM 配信ロケーション ページに入力するドメイン名です。

ステップ 4 ステップ 2 で IP アドレスを Ping すると応答があり、ステップ 3 でドメイン名を Ping すると応答がない場合は、「名前と IP アドレスの解決」を参照してください。問題が解決したら、ステップ 5 に進みます。

ステップ 5 逆方向でもネットワーク接続をテストします。Cisco Unity 以外のシステムの場合は、テストの実行方法をマニュアルで調べ、ステップ 6 へ進みます。この手順の残りのステップは、使用しているシステムに必要なステップと正確に一致しない可能性があり、調整が必要になる場合があることに注意してください。

ステップ 6 リモート サーバで、着信 SMTP メッセージを処理するローカル Exchange (またはリレー)サーバの IP アドレスを ping します。

応答がない場合、ネットワーク接続のトラブルシューティングを行い、問題を解決します。次に、ステップ 7 へ進みます。

ステップ 7 リモート サーバで、「ドメイン名の決定」で決定したドメイン名を ping します。

ステップ 8 ドメイン名の ping に失敗した場合は、「名前と IP アドレスの解決」を参照してください。基本的なネットワーク接続を確認したら、「リモート ボイスメール サーバとの間の SMTP 接続を確認する」の手順に進みます。


 

リモート ボイスメール サーバとの間の SMTP 接続を確認する


ステップ 1 発信 SMTP メッセージを処理する Exchange (またはリレー)サーバのコマンド プロンプト ウィンドウで、 telnet <リモート ドメイン名> 25 と入力します。<リモート ドメイン名> は、リモート ボイスメール サーバへのメッセージの宛先指定に使用するドメイン名です。

ステップ 2 応答があった場合は、 ehlo <ドメイン名> と入力します。<ドメイン名> は、「ドメイン名の決定」で決定したドメイン名です。

ステップ 3 telnet テストが成功したら、 quit と入力して telnet セッションを終了します。

ステップ 4 逆方向でも SMTP 接続をテストします。Cisco Unity 以外のシステムの場合は、SMTP 接続テストの実行方法をマニュアルで調べ、ステップ 5 へ進みます。この手順の残りのステップは、使用しているシステムに必要なステップと正確に一致しない可能性があり、ボイス メッセージ システムのマニュアルに従って調整が必要になる場合があることに注意してください。

ステップ 5 リモート サーバで、telnet セッションの開始を試行します。 telnet <ドメイン名> 25 と入力します。<ドメイン名> は、「ドメイン名の決定」で決定したドメイン名です。

ステップ 6 応答があった場合は、リモート サーバで ehlo <リモート ドメイン名> と入力します。<リモート ドメイン名> は、リモート ボイスメール サーバのドメイン名です。

ステップ 5 またはステップ 6 のどちらかで telnet テストが成功しなかった場合は、基本的な SMTP 接続に問題があります。次の VPIM ネットワークのセットアップ手順に進む前に、その問題を解決する必要があります。

ステップ 7 Cisco Unity では、VPIM メッセージの処理は、ボイス コネクタと VPIM Transport Event Sink がインストールされる Exchange サーバ上で行われます。着信および発信 SMTP メッセージを処理するサーバに Transport Event Sink をインストールしない場合、またはボイス コネクタと Transport Event Sink を別々の Exchange サーバにインストールする場合は、Exchange の設定を確認します。

着信 SMTP メッセージを処理するサーバが、Transport Event Sink のインストール先の Exchange サーバにメッセージをルーティングできることを確認します。

Transport Event Sink のインストール先のサーバが、ボイス コネクタのインストール先のサーバにメッセージをルーティングできることを確認します(それぞれを別々のサーバにインストールする場合)。

ボイス コネクタをインストールするサーバが、発信 SMTP メッセージを処理するサーバにメッセージをルーティングできることを確認します。

Cisco Unity ユーザ メールボックスを保存する Exchange サーバが、ボイス コネクタをインストールする Exchange サーバにメッセージをルーティングできることを確認します。

ボイス コネクタをインストールする Exchange サーバが、Cisco Unity ユーザ メールボックスを保存する Exchange サーバにメッセージをルーティングできることを確認します。

詳細については Exchange のマニュアルを参照してください。


 

Active Directory スキーマの拡張

Cisco Unity をインストールする前に、Active Directory スキーマを拡張して、Cisco Unity 固有の情報を格納できるようにします。VPIM ネットワークをサポートするためには、このスキーマをさらに拡張する必要があります。VPIM ネットワークをサポートするために必要なスキーマ変更を確認するには、Cisco Unity Disc 1 のディレクトリ Schema\LdifScripts を参照し、ファイル vpimgateway.ldf を表示してください。

VPIM ネットワーク用に Active Directory スキーマを拡張する

この手順は、Cisco Unity のインストール時に、VPIM ネットワークをサポートするように Active Directory スキーマを修正していない場合に限り実行してください。スキーマがすでに修正されているかどうかは、スキーマを更新するたびに生成されるログ ファイルを調べることによって確認できます。ログ ファイルがあるディレクトリへのショートカットが Windows デスクトップに作成されます。


ステップ 1 スキーマの更新を行う前に、すべてのドメイン コントローラがオンラインになっていることを確認します。スキーマの複製が行われるのは、すべてのドメイン コントローラがオンラインになっている場合だけです。

ステップ 2 スキーマ マスターであるドメイン コントローラ上で、Schema Administrators グループのメンバーであるアカウントを使用して、ログオンします。

ステップ 3 Cisco Unity DVD 1 または CD 1 で、あるいは Cisco Unity CD 1 イメージ ファイルをダウンロードして保存した場所で、 ADSchemaSetup ディレクトリを参照し、 ADSchemaSetup.exe をダブルクリックします。

ステップ 4 ダイアログボックスで、いずれかの行をダブルクリックし、ADSchemaSetup を表示する言語を選択します。

ステップ 5 [Exchange 2000 VPIM コネクタ] チェックボックスをオンにし、他のチェックボックスをオフにして、 [OK] をクリックします。

ステップ 6 LDAP Data Interchange Format (LDIF)スクリプトの実行が終了したら、 [OK] をクリックします。

ステップ 7 スキーマ拡張が終了すると、Ldif.log ファイルおよび LDif.err ファイルがデスクトップに保存されます。各ファイルの内容を参照し、拡張が正常に完了したことを確認します。

ステップ 8 スキーマの変更がフォレスト全体に複製されるまで待ってから、情報をプライマリ ロケーションと配信ロケーションに追加します。スキーマの変更が複製されるまで、15 分以上かかることがあります。


) 変更が複製されたかどうかを判別し、必要に応じて複製を強制するには、Replication Monitor を使用します。Replication Monitor は、Windows 2000 の CD-ROM からサポート ツールをインストールすると利用可能になります。



 

受信者ポリシーの確認または新規作成

Exchange の組織に応じて、ボイス コネクタの Exchange メールボックスにデフォルトの受信者ポリシーを使用できる場合と、新しい受信者ポリシーの作成が必要となる場合があります。

受信者ポリシーを確認する


ステップ 1 ボイス コネクタをインストールする Exchange サーバ上で、 Exchange システム マネージャ を開きます。

ステップ 2 左側のウィンドウで [受信者] ツリーを展開します。

ステップ 3 [受信者ポリシー] をクリックします。

ステップ 4 右側のウィンドウで受信者ポリシーを右クリックし、 [プロパティ] をクリックします。

ステップ 5 [電子メール アドレス] タブをクリックします。

SMTP アドレスが前に 「ドメイン名の決定」で選択したドメイン名と同じである場合は、[プロパティ]ページを閉じ、Exchange システム マネージャを終了して、「Voice Connector for VPIM ネットワークのセットアップ」へ進みます。

ステップ 6 [プロパティ]ページを閉じ、それぞれの受信者ポリシー(デフォルトの受信者ポリシーも含む)ごとにステップ 4ステップ 5 を繰り返します。

選択したドメイン名がどの受信者ポリシーで設定された SMTP アドレスにも一致しない場合は、次の「ボイス コネクタの Exchange メールボックス用の受信者ポリシーを作成する」の手順に述べるように、ボイス コネクタの Exchange メールボックス用の新しい受信者ポリシーを作成します。


 

ボイス コネクタの Exchange メールボックス用の受信者ポリシーを作成する


注意 次の手順を実行する前に、組織の Exchange 管理者と相談してください。受信者ポリシーの設定を誤ると、組織用のその他の SMTP メールのルーティングに問題が生じるおそれがあります。

ステップ 1 Exchange システム マネージャで、 [受信者ポリシー] を右クリックし、 [新規作成]>[受信者ポリシー] をクリックします。

ステップ 2 [新しいポリシー]ウィンドウで、 [電子メール アドレス] が唯一の選択項目であることを確認し、 [OK] をクリックします。

ステップ 3 [全般]タブで、有意な名前を入力します。[フィルタ]ルールは、いっさい設定しないでください。

ステップ 4 [電子メール アドレス(ポリシー)]タブで、 [新規作成] をクリックします。

ステップ 5 [SMTP アドレス] を選択し、 [OK] をクリックします。

ステップ 6 [アドレス]フィールドで、前に 「ドメイン名の決定」で選択したドメイン名を入力します。

ステップ 7 [このアドレスへのメール配信すべてに、この Exchange 組織を使用する] チェックボックスがオフであることを確認します。

ステップ 8 [OK] をクリックします。

ステップ 9 ステップ 6 で追加したアドレスの横にあるチェックボックスをオンにし、その行がハイライト表示されていることを確認します。

ステップ 10 [プライマリに設定] をクリックします。

[プライマリに設定]をクリックすると、新しいアドレスが太字のテキストに変わります。

ステップ 11 [OK] をクリックし、対応する受信者の電子メール アドレスの更新に関する警告に [はい] をクリックします。


 

Voice Connector for VPIM ネットワークのセットアップ

ボイス コネクタは、Exchange クラスタの要素でない Exchange 2000 または Exchange 2003 サーバにインストールしてください(Microsoft は、Exchange クラスタ サーバ上のサード パーティ コネクタをサポートしていません)。ボイス コネクタは Cisco Unity サーバにインストールすることもできますが(Exchange もそのサーバにインストールされている場合)、パフォーマンス上の理由により推奨しません。


注意 ボイス コネクタを Exchange 2007 サーバにインストールすることはサポートされていません。


注意 Transport Event Sink を Exchange 2007 サーバにインストールすることはサポートされていません。

ボイス コネクタをインストールする Exchange サーバが、Cisco Unity ユーザのホームである Exchange サーバと異なるルーティング グループに属している場合は、それらのルーティング グループ間にルーティング グループ コネクタを設定する必要があります。

ボイス コネクタ サービスは、ボイス コネクタがインストールされている Exchange サーバに関連付けられたアカウント(「ローカル システム」アカウントと呼ばれる場合があります)としてログオンするように自動的に設定されます。サービス ログオン アカウントは変更しないでください。


注意 ローカル システム アカウントのデフォルト権限は変更しないでください。また、Exchange のインストール時に Exchange 管理グループに付与された権限は変更しないでください。ボイス コネクタはそのアカウントを使用してログオンします。権限を変更すると、ボイス コネクタが正常に機能しない場合があります。

VPIM ネットワークをセットアップするには、ボイス コネクタと Transport Event Sink がインストールされている必要があります。これらのコンポーネントは同じボイス コネクタ インストール プログラムを使用してインストールしますが、各コンポーネントはネットワーク コンフィギュレーションに応じてインストールしてください。

ほとんどの場合、システムに複数の Exchange サーバが含まれていても、ボイス コネクタは 1 台の Exchange サーバだけにインストールします。Transport Event Sink は、着信 VPIM メッセージを受信する各 Exchange サーバにインストールします。

ボイス コネクタ インストール プログラムでは、インストレーション用の言語を選択するプロンプトは表示されず、常に英語でインストールが行われます。英語でなく、ローカライズされたバージョン(FRA、DEU、または JPN)のいずれかを使用してボイス コネクタ インストール プログラムを実行するには、「英語以外の言語によるボイス コネクタ セットアップ プログラムの実行」を参照してください。


) 次の手順は、Cisco Unity 5.0(1) に付属している ボイス コネクタ バージョン 12.0(1) のインストール手順です。最初に、ボイス コネクタの最新バージョンが存在するかどうかを確認し、存在する場合はそのバージョンをインストールすることをお勧めします。該当するバージョンのリリース ノートに記載されているインストール手順に従います。最新バージョンが存在するかどうかを確認するには、http://www.cisco.com/cgi-bin/tablebuild.pl/unity-voice-connector にある Cisco Unity Voice Connector for Exchange ソフトウェアのダウンロード ページに移動します。


Voice Connector for Exchange 2000 をインストールする

最初に、以前のバージョンのボイス コネクタをアンインストールします。「Cisco Unity ボイス コネクタのアンインストール」を参照してください。

ボイス コネクタをインストールする前に、必ず Exchange サーバをバックアップします。


ステップ 1 ボイス コネクタをインストールする Exchange サーバにログオンします。

ステップ 2 Exchange サーバ上のすべてのウィルス スキャン サービスを無効にします。

ステップ 3 ボイス コネクタをインストールするサーバ上に Cisco Unity がインストールされている場合は、Cisco Security Agent サービスを無効にします。

ステップ 4 ボイス コネクタを Cisco Unity DVD 1 または CD 1 からインストールする場合は、コンピュータにそのディスクを挿入し、 VoiceConnector-Ex2000 ディレクトリ を参照します。

ボイス コネクタのファイルを Software Center の Web サイトから ダウンロードした場合は、ファイルを抽出したディレクトリを参照してください。

ステップ 5 Install.exe をダブルクリックし、 [Next] をクリックします。

ステップ 6 [Voice Connector Setup Wizard Select Components]ダイアログボックスの [Voice Connector for Exchange] チェックボックスをオンにします。

ステップ 7 Secure Messaging をセットアップする場合、Cisco Unity が Exchange サーバにインストールされていないときは、 [Cisco Secure Messaging Service] チェックボックスをオンにします。

ステップ 8 Transport Event Sink を同じサーバにインストールする場合は、 [Transport Event Sink for VPIM Networking] チェックボックスをオンにします。


注意 Transport Event Sink を Exchange 2007 サーバにインストールすることはサポートされていません。

ステップ 9 [Next] をクリックします。

ステップ 10 ステップ 8 で[Transport Event Sink for VPIM Networking]チェックボックスをオンにしなかった場合は、ステップ 11 に進みます。エラーがあった場合、次のサブステップを実行します。

a. Transport Event Sink ウィザードの初期画面で、 [Next] をクリックします。

b. [Choose Destination Folder]ダイアログボックスで宛先を指定して、 [Next] をクリックします。

c. [Enter Domain Name]ダイアログボックスで、すでに 「ドメイン名の決定」で決定したドメイン名を入力します。

d. [Next] をクリックします。

e. [Ready to Install the Program]画面で、 [Install] をクリックします。

f. インストールが完了したら、 [Finish] をクリックします。

ステップ 11 [Voice Connector for Exchange Welcome]画面で、 [Next] をクリックします。

ステップ 12 [Confirm SMTP Pickup Directory]画面で、 [Next] をクリックします。

ステップ 13 [Address Types]ダイアログボックスの [VPIM] チェックボックスをオンにします。

ステップ 14 他のネットワーク オプションを使用するようにシステムをセットアップする場合は、該当するアドレス タイプのチェックボックスをオンにします。

ステップ 15 [Next] をクリックします。

ステップ 16 [Confirm Directory]ダイアログボックスの [Next] をクリックして、セットアップを開始します。

ステップ 17 ステップ 7 で[Secure Messaging Service]チェックボックスをオンにしなかった場合は、ステップ 18 に進みます。そのチェックボックスをオンにした場合は、Cisco Unity Secure Messaging Service Setup ウィザードで次のサブステップを実行します。

a. [Welcome]画面で、 [Next] をクリックします。

b. [Choose Destination Folder]ダイアログボックスで、インストール先を指定し、 [Next] をクリックします。

c. オプションで、[Message Security Settings]画面で、 [Enable Message Aging] チェックボックスをオンにし、暗号化メッセージを使用可能にする日数を入力します(チェックボックスがオフの場合、Cisco Unity は、暗号化メッセージが使用可能になる日数を制限しません)。

d. [Next] をクリックします。

e. [Ready to Install Software]画面で、 [Install] をクリックします。

ステップ 18 セットアップが完了したら、 [Finish] をクリックし、セットアップを終了してサーバを再起動します。

ステップ 19 ウィルス スキャン サービスおよび Cisco Security Agent サービスがある場合は、それらを有効にします。


 

ボイス コネクタのプロパティを Exchange システム マネージャで表示するには、Windows Script Host バージョン 5.6 以上を Exchange サーバにインストールする必要があります(Exchange サーバで以前のバージョンの Windows Script Host を使用している場合、ボイス コネクタは正常に動作しますが、Exchange システム マネージャでボイス コネクタのプロパティを表示できません)。

Microsoft Windows 2000 Script Host を更新するかどうかを判別する


ステップ 1 ボイス コネクタがインストールされている Exchange サーバ上で、 Winnt\system32 を参照します。

ステップ 2 Wshom.ocx ファイルを右クリックし、 [プロパティ] をクリックします。

ステップ 3 [バージョン] タブをクリックします。

ステップ 4 アイテム名リストから [製品バージョン] をクリックすると、[値]ボックスにバージョンが表示されます。

ステップ 5 5.6 より前のバージョンの場合、Windows Script Host を更新すると、ボイス コネクタのプロパティが Exchange システム マネージャで表示されるようになります(Microsoft Web サイトのダウンロード ページに移動し、Windows Script Host をキーワードとして検索します。インストール手順に従います)。


 

ボイスコネクタのインストールを確認する

Voice Connector for Exchange 2000 が正しくインストールされたことを確認するには、ボイス コネクタ サービスが実行されていることと、ボイス コネクタのメールボックスが作成されていることを確認します。


ステップ 1 ボイス コネクタをインストールした Exchange サーバで[サービス]アプレットを開きます(Windows の[スタート]メニューで、 [プログラム]>[管理ツール]>[サービス] をクリックします)。

ステップ 2 Exchange 2000 Voice Connector (<サーバ名>) サービスの[状態]が [開始] に、[スタートアップの種類]が [自動] にそれぞれ設定されていることを確認します。

ステップ 3 [サービス]アプレットを終了します。

ステップ 4 ボイス コネクタをインストールした Exchange サーバで Exchange システム マネージャを開きます(Windows の[スタート]メニューで、 [プログラム]>[Microsoft Exchange]>[システム マネージャ] をクリックします)。

ステップ 5 左側のウィンドウのツリーで、 [サーバ] コンテナを展開します。ツリーの一番上にある組織のプロパティが、ツリーの中に管理グループを表示するように設定されている場合、[サーバ]コンテナは管理グループ コンテナの中でネストされています。

ステップ 6 [サーバ]コンテナ内で、ボイス コネクタをインストールしたサーバの <サーバ名> \<ストレージ グループ>\メールボックス ストア(<サーバ名>) コンテナを展開します。

ステップ 7 展開されたツリー内にある [メールボックス] をクリックします。

右側のウィンドウに、「Exchange 2000 Voice Connector(<サーバ名>)」または「AvExchangeIVC_<サーバ名>」というメールボックスが表示されます(この名前は、クリーンアップ エージェントを実行すると、「AvExchangeIVC_<サーバ名>」から「Exchange 2000 Voice Connector(<サーバ名>)」に変わります)。

ステップ 8 Exchange システム マネージャを終了します。


 

ボイス コネクタの Exchange メールボックスの受信者ポリシーを確認または設定する


ステップ 1 ボイス コネクタがインストールされている Exchange サーバで、 Exchange システム マネージャ を開きます。

ステップ 2 左側のウィンドウで コネクタ コンテナを開きます。

ステップ 3 [Exchange 2000 Voice Connector(<サーバ名>)] を右クリックし、 [プロパティ] を選択します。

ステップ 4 ボイス コネクタの Exchange メールボックスにデフォルトの受信者ポリシーを使用している場合は、次のようにします。

a. [オプション]タブの一番下にある[MTS-ID のエンタプライズ GDI を計算する受信者ポリシー]が [デフォルト ポリシー] に設定されていることを確認します。

b. プロパティ ページを閉じ、 Exchange システム マネージャ を終了し、「プライマリ ロケーションのカスタマイズ」へ進みます。

ボイス コネクタの Exchange メールボックスに新しい受信者ポリシーを作成した場合は、次のようにします。

a. [オプション]タブの一番下にある[MTS-ID のエンタプライズ GDI を計算する受信者ポリシー]から、新しい受信者ポリシーを選択します。

b. [OK] をクリックし、Exchange システム マネージャを終了します。


 

次に示すのは、ボイス コネクタがインストールされたサーバとは別の Exchange サーバに Transport Event Sink をインストールする手順です。この手順は、Cisco Unity 5.0(1) に付属する ボイス コネクタ バージョン 12.0(1) のセットアップ プログラムを実行するためのものです。最初に、ボイス コネクタの最新バージョンが存在するかどうかを確認し、存在する場合はそのバージョンから Transport Event Sink をインストールすることをお勧めします。該当するバージョンのリリース ノートに記載されているインストール手順に従います。最新バージョンが存在するかどうかを確認するには、
http://www.cisco.com/cgi-bin/tablebuild.pl/unity-voice-connector にある Cisco Unity Voice Connector for Exchange ソフトウェアのダウンロード ページに移動します。

最初に、以前のバージョンの Transport Event Sink をアンインストールします。「Cisco Unity ボイス コネクタのアンインストール」を参照してください。


注意 Transport Event Sink を Exchange 2007 サーバにインストールすることはサポートされていません。

Transport Event Sink を別の Exchange サーバにインストールする


ステップ 1 Transport Event Sink をインストールする Exchange サーバにログオンします。

ステップ 2 Exchange サーバ上のすべてのウィルス スキャン サービスを無効にします。

ステップ 3 Transport Event Sink をインストールするサーバに Cisco Unity がインストールされている場合は、Cisco Security Agent サービスを無効にします。

ステップ 4 Cisco Unity DVD または CD のボイス コネクタ インストール プログラムを実行して Transport Event Sink をインストールする場合は、コンピュータにそのディスクを挿入し、 VoiceConnector-Ex2000 ディレクトリ を参照します。

ボイス コネクタのファイルを Software Center の Web サイトから ダウンロードした場合は、ファイルを抽出したディレクトリを参照してください。

ステップ 5 Install.exe をダブルクリックし、 [Next] をクリックします。

ステップ 6 [Voice Connector Setup Wizard Select Components]ダイアログボックスの[ Transport Event Sink for VPIM Networking] チェックボックスをオンにし、 [Next] をクリックします。

ステップ 7 Transport Event Sink ウィザードの初期画面で、 [Next] をクリックします。

ステップ 8 [Choose Destination Folder]ダイアログボックスで宛先を指定して、 [Next] をクリックします。

ステップ 9 [Enter Domain Name]ダイアログボックスで、指示に従ってドメインを指定します。通常、ここで入力するドメインは、[プライマリ ロケーション]ページで入力するドメインと同じものになります。このドメインは、Transport Event Sink をインストールするサーバのドメインと同じである必要はないことに注意してください。

ステップ 10 [Next] をクリックします。

ステップ 11 [Ready to Install the Program]画面で、 [Install] をクリックします。

ステップ 12 インストールが完了したら [Finish] をクリックし、セットアップを終了してサーバを再起動します。

ステップ 13 ウィルス スキャン サービスおよび Cisco Security Agent サービスがある場合は、それらを有効にします。


 

送信できないメッセージに対する処理の制御

ボイス コネクタは、特定のメッセージを送信できない場合、その送信者情報が不完全または不正確であるためにメッセージの送信者に Nondelivery Receipt(NDR; 不達確認)を送信できないときは、メッセージをボイス コネクタのメールボックスにある Archive フォルダに保存します。Archive フォルダにアクセスするには、Microsoft から入手できるツールを使用する必要があります。アーカイブ保存されたメッセージに対する別の制御が必要な場合は、レジストリに AliasToForwardBadMailsTo の値または DeleteArchiveFolderMessages の値を追加します(どちらか一方のみ)。

AliasToForwardBadMailsTo レジストリ値を追加し、値をユーザまたは同報リストの SMTP アドレスに設定した場合、ボイス コネクタが問題のあるメッセージを検出すると、メッセージに関する情報が、Archive フォルダに保存されずに指定のアドレスに送信されます。問題のある AMIS メッセージが検出された場合、ボイス コネクタが指定のユーザ(または同報リスト)に送信する情報メッセージには、問題のあるメッセージの MIME ヘッダーがテキスト添付ファイルとして格納されます。MIME ヘッダーには「To」アドレスと「From」アドレスが含まれています。これらのアドレスは、問題のトラブルシューティングに役立ちます。

DeleteArchiveFolderMessages レジストリ値を追加し、値を 1 に設定した場合、ボイス コネクタは問題のあるメッセージを引き続き Archive フォルダに保存しますが、定期的に Archive フォルダ内のメッセージを自動的に削除します。

メッセージが Archive フォルダに保存された場合や、AliasToForwardBadMailsTo レジストリ値で指定されたアドレスに送信された場合は、ボイス コネクタのログ ファイルにエントリが作成されます(情報がログに記録されるのは、ボイス コネクタのプロパティがデフォルトまたはそれ以上のログレベルに設定されている場合です)。ボイス コネクタのログは、ボイス コネクタがインストールされている Exchange サーバの <ExchangeServerPath>\VoiceGateway\LogFiles ディレクトリにあります。ファイル名の形式は、GwIvc_<YyMmDd >.log(Yy は年、Mm は月、Dd は日)です。

レジストリ値を追加するには、次の手順を実行します。

送信できないメッセージに対する処理を制御する


ステップ 1 ボイス コネクタがインストールされている Exchange サーバで、Regedit を起動します。


注意 間違ったレジストリ キーの変更、または間違った値の入力によって、サーバが正しく動作しなくなることがあります。レジストリを編集する前に、問題が発生した場合にレジストリを復旧する方法を確認してください(レジストリ エディタのヘルプの「復元」トピックを参照してください)。レジストリ キーの設定の変更について質問がある場合は、Cisco TAC に連絡してください。

ステップ 2 現在のレジストリのバックアップがない場合は、[レジストリ]>[レジストリ ファイルの書き出し]をクリックして、レジストリ設定をファイルに保存します。

ステップ 3 次のキーを展開表示します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Active Voice\AvIvc

ステップ 4 メッセージに関する情報が、Archive フォルダに保存されずにユーザまたは同報リストに送信されるようにする場合は、次のサブステップを実行します。そのように設定しない場合は、ステップ 5 に進みます。

a. [編集]メニューで、[新規]>[文字列値]をクリックします。

b. 値の名前として AliasToForwardBadMailsTo を入力します。

c. [AliasToForwardBadMailsTo]をダブルクリックします。

d. [文字列の編集]ダイアログボックスで、受信者の SMTP アドレスを入力します(たとえば、unityadministrator@company.com)。このアドレスは、Exchange 内のユーザ、連絡先、または同報リスト オブジェクトの SMTP アドレスである必要があります。このアドレスには、障害が発生したメッセージとその情報を含む電子メールが送信されます。

e. [OK] をクリックします。

f. Regedit を終了します。

g. ステップ 6 に進みます。

ステップ 5 Archive フォルダに保存されているメッセージが自動的に削除されるようにする場合は、次のサブステップを実行します。

a. [編集]メニューで、[新規]>[DWORD 値]をクリックします。

b. 値の名前として DeleteArchiveFolderMessages を入力します。

c. [DeleteArchiveFolderMessages]をダブルクリックします。

d. [DWORD 値の編集]ダイアログボックスで、1 を入力します。

e. [OK]をクリックします。

f. Regedit を終了します。

ステップ 6 ボイス コネクタをインストールした Exchange サーバで[サービス]MMC を開きます(Windows の[スタート]メニューで、[プログラム]>[管理ツール]>[サービス]をクリックします)。

ステップ 7 [Exchange 2000 Voice Connector (<サーバ名>)] を右クリックし、[再起動]をクリックします。

ステップ 8 [サービス]MMC を終了します。


 

ConfigMgr.exe による UVPIM アカウントの作成(オプション)

着信 VPIM メッセージの受信情報に基づいて VPIM ユーザ ディレクトリを自動的に更新するように Cisco Unity を設定する場合は、まず、Create VPIM Account オプションを使用して ConfigMgr.exe を実行し、ブリッジヘッド サーバを設定する必要があります(自動ディレクトリ更新の使用はオプションで、後でこの機能を使用することにした場合、この手順および自動更新を設定する手順は、VPIM ネットワークをセットアップした後、いつでも実行できます)。ディレクトリ更新情報の処理を有効にするために、ConfigMgr.exe は、次の処理を行います。

CsVPIMConnector サービスを自動的に開始および停止するようにサーバを設定します。

[配信ロケーション]>[ユーザ作成]ページへのリンクを有効にするように Cisco Unity システム管理を設定します。

CsVPIMConnector サービスが処理するディレクトリ メッセージをボイス コネクタが送信する先の UVPIM メールボックスを作成します。実際には、UVPIM メールボックスは、Cisco Unity ブリッジヘッド サーバが接続されている Exchange サーバ上に置かれます。このサーバは、パートナー Exchange サーバとも呼ばれ、セットアップ中に Cisco Unity サーバ メッセージ ストア コンフィギュレーション ウィザードで選択したサーバです。

パートナー Exchange サーバが実行している Exchange のバージョンに応じて、次の 2 つの手順のいずれかを実行します。

UVPIM アカウントを作成する(パートナー Exchange サーバが Exchange 2000 または Exchange 2003 を実行している場合)


ステップ 1 VPIM ブリッジヘッド Cisco Unity サーバで、Cisco Unity をインストールしたディレクトリ(デフォルトの場所は CommServer)を参照します。

ステップ 2 ConfigMgr.exe をダブルクリックします。[ConfigMgr]ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 3 [VPIM dir アカウントの作成] をクリックします。

ステップ 4 設定が完了した後に表示されるダイアログボックスで [OK] をクリックします。

ステップ 5 [ConfigMgr]ダイアログボックスを閉じます。

ステップ 6 Cisco Unity サーバ上でサービス ツールを開始します(Windows の[スタート]メニューで、 [プログラム]>[管理ツール]>[サービス] をクリックします)。

ステップ 7 [AvNotifierMgr] を右クリックし、 [再起動] を選択します。


) AvNotifierMgr がユーザのメールボックスとの接続を再初期化している間、Cisco Unity サーバ上の CPU の使用量が増大します。


ステップ 8 サービス ツールを終了します。


 

UVPIM アカウントを作成する(パートナー Exchange サーバが Exchange 2007 を実行している場合)


ステップ 1 VPIM ブリッジヘッド Cisco Unity サーバで、Cisco Unity をインストールしたディレクトリ(デフォルトの場所は CommServer)を参照します。

ステップ 2 ConfigMgr.exe をダブルクリックします。[ConfigMgr]ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 3 [VPIM アカウントとメールボックスの作成と設定] をクリックします。

ステップ 4 [VPIM アカウントとメールボックスを作成する PowerShell スクリプトを作成します。]ダイアログボックスで、VPIM アカウントを作成するスクリプトのパスとファイル名を選択します。

このスクリプトは、パートナー サーバまたは Exchange Management Shell がインストールされている別のサーバで実行する必要があるため、次のいずれかの場所をスクリプトの保存先として選択します。

スクリプトを実行するサーバ

そのサーバにアクセスできるネットワーク ロケーション

リムーバブル ディスク

ステップ 5 [スクリプトの作成] をクリックします。

ステップ 6 [OK] をクリックします。

ステップ 7 [終了] をクリックして[ConfigMgr]ダイアログボックスを閉じます。

ステップ 8 PowerShell スクリプトを実行する権限を持つアカウントを使用して、スクリプトを実行する Exchange 2007 サーバにログオンします。

ステップ 9 必要に応じて、スクリプトを Exchange サーバのローカルにコピーします。

ステップ 10 Exchange Management Shell を実行します([スタート]メニューで、[すべてのプログラム]>[Microsoft Exchange Server 2007]>[Exchange Management Shell]をクリックします)。

ステップ 11 スクリプトを実行します。[Exchange Management Shell]ウィンドウで、スクリプトの完全なパス名を入力します。次の例を参考にしてください。

d:\scripts\UVpim_<サーバ名>.PS1

また、「cd」コマンドを使用して、スクリプトがある場所にディレクトリを変更し、次のように入力してスクリプトを実行することもできます。

.\UVpim_<サーバ名>.PS1

詳細については、Microsoft のマニュアルを参照してください。

ステップ 12 VPIM ブリッジヘッド Cisco Unity サーバで、Cisco Unity をインストールしたディレクトリ(デフォルトの場所は CommServer)を参照します。

ステップ 13 ConfigMgr.exe をダブルクリックします。[ConfigMgr]ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 14 [VPIM アカウントとメールボックスの作成と設定] をクリックします。

ステップ 15 [OK] をクリックします。

ステップ 16 [終了] をクリックして[ConfigMgr]ダイアログボックスを閉じます。

ステップ 17 Cisco Unity サーバ上でサービス ツールを開始します(Windows の[スタート]メニューで、 [プログラム]>[管理ツール]>[サービス] をクリックします)。

ステップ 18 [AvNotifierMgr] を右クリックし、 [再起動] を選択します。


) AvNotifierMgr がユーザのメールボックスとの接続を再初期化している間、Cisco Unity サーバ上の CPU の使用量が増大します。


ステップ 19 サービス ツールを終了します。


 

Active Directory および Exchange を管理するすべてのユーザに、UVPIM メールボックスを誤って移動または削除しないように知らせます。UVPIM メールボックスを誤って移動または削除しないように、UVPIM メールボックスの Exchange 表示名を変更しておくことを検討してください。変更しておくと、取り扱いに注意が必要なアカウントであることがすぐにわかります。また、作成されたときに、UVPIM アカウントは Outlook のアドレス帳で非表示になっていることに注意してください。

プライマリ ロケーションのカスタマイズ

複数の Cisco Unity サーバをデジタル ネットワークでネットワーク構成するインストレーションでは、プライマリ ロケーションがすでにカスタマイズされた状態になっている場合もあります。その場合は、デジタル ネットワークでネットワークを構成しているすべての Cisco Unity サーバのプライマリ ロケーションで、SMTP ドメイン名が入力されていることを確認してください。設定しない場合、VPIM ネットワークは他の Cisco Unity サーバ上のユーザに対して正しく動作しません。

設定の詳細については、「プライマリ ロケーション プロファイルの設定」を参照してください。

プライマリ ロケーションをカスタマイズする


ステップ 1 Cisco Unity システム管理で、 [ネットワーク]>[プライマリ ロケーション]>[プロファイル] ページに移動します。

ステップ 2 ロケーションの有意な名前を入力します。

ステップ 3 ダイヤル ID を入力します。ダイヤル ID は、このロケーションを Cisco Unity に対して識別するものです。

ステップ 4 ロケーションの名前を音声で録音します。

ステップ 5 ダイヤル ドメイン名は、次のようにします。

インストレーションに含まれる Cisco Unity サーバが 1 台で、かつ認識されたユーザ メッセージを有効にして VPIM ユーザをその対象とする場合は、ダイヤル ドメイン名を入力します。

複数の Cisco Unity サーバをデジタル ネットワークでネットワーク構成し、そのサーバと別の Cisco Unity ネットワーク サーバを同じ電話システムに統合するインストレーションでは、そのサーバがすでにダイヤル ドメインに追加された状態になっている場合もあります。まだ追加されていない場合は、ダイヤル ドメイン名を入力するか、リストから選択します。リストには、ネットワーク内の他の少なくとも 1 つの Cisco Unity サーバ上で設定済みの、ダイヤル ドメイン名が表示されます。

ダイヤル ドメイン名は、大文字と小文字が区別され、すべてのサーバで完全に同一の名前を入力する必要があります。すべてのサーバに同じダイヤル ドメインを確実に正しく追加するには、ダイヤル ドメイン名を 1 つの Cisco Unity サーバで入力し、そのドメイン名が他の Cisco Unity サーバへ複製されるのを待ちます。この作業により、サーバ間での複製が正しく動作することも確認できます。他の Cisco Unity サーバからのプライマリ ロケーション データがローカル サーバへ反映されるまでに要する時間は、ネットワークのコンフィギュレーションおよび複製スケジュールにより異なります。

ステップ 6 [SMTP ドメイン名]フィールドで、前に 「ドメイン名の決定」で選択したドメイン名を入力します。

ステップ 7 [保存] アイコンをクリックします。


 

VPIM 配信ロケーションの作成

VPIM 配信ロケーションは、ブリッジヘッド Cisco Unity サーバ上で、ユーザのメッセージの送信先となるリモート ボイス メッセージ システムそれぞれに対して作成します。Cisco Unity が多数のボイス メッセージ システムとメッセージの送受信を行う場合、この時点では少数の配信ロケーションを設定しただけで、セットアップの残りの作業を進めてもかまいません。配信ロケーションを設定したボイス メッセージ システムと Cisco Unity の間で、メッセージの送受信が正しく機能することを確認した後で、残りの配信ロケーションを作成できます。

配信ロケーションには、慎重にダイヤル ID を割り当ててください。ダイヤル ID の選択方法の詳細については、「ダイヤル ID および内線番号割り当てのガイドライン」を参照してください。

VPIM 配信ロケーションを作成するには、Cisco Unity システム管理または Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用します。次の各項を参照してください。

「Cisco Unity システム管理を使用した VPIM 配信ロケーションの作成」

「Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用した VPIM 配信ロケーションの作成」

「Cisco Unity Bulk Import ウィザードによる既存の配信ロケーションの変更」

Cisco Unity システム管理を使用した VPIM 配信ロケーションの作成

Cisco Unity システム管理を使用すると、VPIM 配信ロケーションを一度に 1 つずつ作成できます。

Cisco Unity システム管理を使用して VPIM 配信ロケーションを作成する


ステップ 1 Cisco Unity システム管理で、 [ネットワーク]>[配信ロケーション]>[プロファイル] ページに移動します。

ステップ 2 [追加] アイコンをクリックします。

ステップ 3 ロケーションの有意な名前を入力します。

ステップ 4 ダイヤル ID を入力します。これは、Cisco Unity に対してロケーションを識別し、ユーザがブラインド アドレスでこのロケーションの受信者をメッセージの宛先に指定するために使用するものです。

ステップ 5 ロケーションの[宛先]として [VPIM] を選択します。

ステップ 6 [追加] をクリックします。

ステップ 7 ロケーションの名前を音声で録音します。

ステップ 8 リモート ボイス メッセージ システムのメッセージを処理する TCP/IP ネットワーク上のシステムのインターネットで宛先指定が可能な SMTP ドメイン名を入力します。

ステップ 9 使用している番号計画に対応する必要がある場合、または同じドメイン名を持つ複数の VPIM 配信ロケーションがある場合は、[リモート電話プレフィックス]フィールドに番号を入力します。


) ユーザは、メッセージの宛先を指定するとき、このプレフィックスを入力しません。ただし、発信メッセージでは、ボイス コネクタは受信者のメールボックス番号の先頭にこのプレフィックスを追加して To アドレスを形成します。着信メッセージでは、ボイス コネクタは From メールボックス番号の先頭ディジットがこれと同じプレフィックスであると予測し、このディジットを削除して発信元メールボックス番号を判別します。


ステップ 10 番号計画に対応する上で必要であれば、[Cisco Unity 電話プレフィックス]フィールドに番号を入力します。


) 発信メッセージでは、ボイス コネクタは送信者のメールボックス番号の先頭にプレフィックスを追加して From アドレスを形成します。着信メッセージでは、ボイス コネクタは To メールボックス番号の先頭ディジットがこれと同じプレフィックスであると予測し、このディジットを削除してから一致する Cisco Unity 受信者 ID を判別します。


ステップ 11 この VPIM ロケーションからの着信メッセージを別のオーディオ形式に変換するかどうかを指定します。

ステップ 12 この VPIM ロケーションからの発信メッセージを別のオーディオ形式に変換するかどうかを指定します。リモート システムが Cisco Unity の場合、通常では [発信メッセージの変換あり] を選択します。Cisco Unity 以外のシステムの場合、通常では [G.726] を選択します。

ステップ 13 オプションで、 [発信者の録音名] [発信者の vCard] の両方またはそのいずれかのチェックボックスをオンにします。一部のシステムには、この情報を使用してディレクトリ エントリを作成する機能があります。

ステップ 14 Secure Messaging を使用する場合は、着信メッセージを暗号化し、発信メッセージを暗号解除するかどうかを指定します。

ステップ 15 [保存] アイコンをクリックします。


 

Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用した VPIM 配信ロケーションの作成

Cisco Unity Bulk Import ウィザードで CSV ファイルのデータをインポートすると、一度に複数の配信ロケーションを作成または修正することができます。すでに配信ロケーションを作成してある場合は、Cisco Unity Bulk Import を実行して、配信ロケーションに関する情報を CSV ファイルにエクスポートすることができます。

次の手順で CSV ファイルを用意します。CSV ファイルに必要なカラム ヘッダーおよびオプションのカラム ヘッダーについてなど、Cisco Unity Bulk Import ウィザードで使用する CSV ファイルの準備の詳細については、Cisco Unity Bulk Import ウィザードのヘルプを参照してください。

VPIM 配信ロケーション作成用の CSV ファイルを作成する


ステップ 1 表計算アプリケーション(または同等のアプリケーション)で、Cisco Unity サーバ上、またはそのサーバから参照できるディレクトリ内に、CSV ファイルを作成します。

ステップ 2 必須のカラム ヘッダーを最初の行に入力します。カラム ヘッダーは、大文字を使用し、コンマで区切り、次に示すとおりのスペルで入力します。

DTMF_ACCESS_ID, DISPLAY_NAME, SMTP_DOMAIN_NAME

ステップ 3 必要に応じて、オプションのカラム ヘッダーを最初の行に追加します。各カラム ヘッダーは、必ずコンマで区切ります。

ステップ 4 2 行目以降に、配信ロケーションに関するデータを追加します。終了後は、次のようにします。

すべての行に、各カラム ヘッダーに対応する適切なデータが含まれていることを確認します。

ファイルのデータが、タブ、スペースまたはセミコロンではなく、コンマで区切られていることを確認します。

データにスペース、引用符、またはコンマが含まれている場合は、そのデータを引用符で囲みます。

各行のオプションのカラムにはデータが入っていなくてもかまいません。

ステップ 5 ファイルを CSV ファイルとして保存します。

ステップ 6 「Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用して VPIM 配信ロケーションを作成する」の手順に進みます。


 

Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用して VPIM 配信ロケーションを作成する


ステップ 1 Cisco Unity Bulk Import ウィザードを実行する前に、Cisco Unity サーバ上のウィルス スキャン サービスおよび侵入検知ソフトウェアを無効にします。これを行わないと、Cisco Unity Bulk Import ウィザードの動作が遅くなる可能性があります。

ステップ 2 Cisco Unity サーバ上で、Windows の[スタート]メニューから [プログラム]>[Unity]>[Cisco Unity Bulk Import] をクリックします。

ステップ 3 [ようこそ]ページで、 [次へ] をクリックします。

ステップ 4 [インポート操作の選択]で、[ロケーション]セクションの [CSV ファイル] をクリックし、 [次へ] をクリックします。

ステップ 5 [ロケーション操作の選択]ページで、 [新しいロケーションの作成] をクリックし、 [次へ] をクリックします。

ステップ 6 [ロケーションのタイプ]ページで、 [VPIM] をクリックし、 [次へ] をクリックします。

ステップ 7 [ファイル]ページで、入力ファイルの名前と場所を指定します。

ステップ 8 出力ファイルの名前と場所を指定するか、入力ファイルを基準としたデフォルトの場所とファイル名を使用します。たとえば、入力ファイルが C:\Temp\VPIM_Locations.csv の場合、デフォルトの出力ファイルは C:\Temp\VPIM_Locations.out.csv になります。

ステップ 9 [次へ] をクリックして[有効なロケーション データ]ページへ進みます。このページには、入力 CSV ファイルからの有効なデータ行が入った表が表示されます。インポートしないデータ行がある場合は、行の最初のカラムにあるチェックボックスをオフにします。

いずれかの行でエラーが検出された場合は、ページの一番下にある[エラー]リンクをクリックすると、CSV ファイルが開かれてエラーを訂正できます。また、この時点ではエラーを無視してインポート作業を進めることもできます。

ステップ 10 [次へ] をクリックしてインポート プロセスを開始し、[ロケーションの作成中]ページを表示します。このページにはインポートに関するステータス情報が表示されます。

ステップ 11 配信ロケーションを作成したら、 [次へ] をクリックして[Cisco Unity Bulk Import Wizard を完了しました]ページを表示します。このページには、要約情報が表示されます。

ステップ 12 インポート エラーがあった場合は、次の「CSV ファイルから配信ロケーション データをインポートしているときに発生したエラーを修正する」の手順へ進みます。


 

CSV ファイルから配信ロケーション データをインポートしているときに発生したエラーを修正する


ステップ 1 インポート中に指定した、出力ファイルのディレクトリへ移動します(デフォルトの場所とファイル名は、入力ファイルを基準としています。たとえば、入力ファイルが C:\Temp\VPIM_Locations.csv の場合、デフォルトの出力ファイルは C:\Temp\VPIM_Locations.out.csv になります)。

出力ファイルには、インポートされなかったすべてのレコードが記録されています。

ステップ 2 テキスト エディタを使用して、この出力ファイルを開きます。

ステップ 3 ファイルの[結果]カラムに示されたエラー情報を使用して、出力ファイル内のレコードを訂正します。

ステップ 4 出力ファイルの編集が終了したら、新しい名前で CSV ファイルとして保存します。

ステップ 5 この新しい CSV ファイルを使用して、Cisco Unity Bulk Import ウィザードを再び実行します。

ステップ 6 すべての配信ロケーションがエラーなく作成されるまで、この手順を繰り返します。


 

Cisco Unity Bulk Import ウィザードによる既存の配信ロケーションの変更

Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用して既存の配信ロケーションを変更する場合は、変更用の CSV ファイルを作成する必要があります。Cisco Unity Bulk Import ウィザードを実行して既存の配信ロケーション データを CSV ファイルへエクスポートしてから、CSV ファイルを編集して変更することをお勧めします。

DTMF_ACCESS_ID カラムは、既存の配信ロケーションを検索するためのプライマリ キーとして使用されるため、Cisco Unity Bulk Import ウィザードで変更できません。

VPIM ユーザの作成

Cisco Unity とリモート システムが正しくメッセージを送受信できることを確認するまで、この時点ではテスト用に少数の VPIM ユーザだけを作成することをお勧めします。Cisco Unity とリモート システムとの間のメッセージ送受信が正常に実行されることが確認できれば、VPIM ユーザの作成は完了です。VPIM ユーザを作成する前に VPIM 配信ロケーションを作成する必要があり、VPIM ユーザは VPIM 配信ロケーションと同じ Cisco Unity サーバに作成する必要があることに注意してください。

この時点で VPIM ユーザを作成しなくても、リモート システムのユーザから VPIM メッセージを受信したときに、自動的に VPIM ユーザ レコードを作成、更新、削除するように Cisco Unity を設定できます。この方法を使用した場合、ユーザは最初にブラインド アドレスを使用してリモート システムのユーザに対してメッセージの宛先指定をする必要がありますが、このユーザから着信メッセージおよび発信メッセージに対する応答を受信すると、これらのメッセージの vCard またはヘッダー情報に基づいて VPIM ユーザのディレクトリにデータが入力されます。または、あらかじめ入力されている VPIM ユーザと自動更新を組み合せて、ブラインド アドレスを使用せずに、リモート システムのアクティブ ユーザが変更されたときに VPIM ユーザ ディレクトリを更新できます。

VPIM ユーザ アカウントは、Cisco Unity Bulk Import ウィザードまたは Cisco Unity システム管理を使用して作成できます。次の各項を参照してください。

「ユーザ アカウントの作成前に考慮する事項」

「Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用した複数のユーザ アカウントの作成」

「Cisco Unity システム管理を使用した VPIM ユーザ アカウントの作成」

「ユーザ アカウントの作成後に考慮する事項」

ユーザ アカウントの作成前に考慮する事項

この項では、VPIM ユーザを作成する前に考慮する必要がある事項を順に示します。VPIM ユーザは、Cisco Unity ブリッジヘッド サーバにのみ作成できます。VPIM ユーザを追加する Cisco Unity ブリッジヘッド サーバで、次のタスクを実行してください。

1. Cisco Unity のコンフィギュレーションおよび権限

使用しているアカウントに、ユーザを作成するための十分な権限と許可があるかどうかがよくわからない場合、または Cisco Unity が、メッセージ ストアを処理するよう正しく設定されているかどうかがよくわからない場合は、次の「Cisco Unity SysCheck ツールを使用して、Cisco Unity の設定と権限を確認する」の手順を実行します。

Cisco Unity SysCheck ツールを使用して、Cisco Unity の設定と権限を確認する


ステップ 1 Cisco Unity サーバのデスクトップで、 [Cisco Unity Tools Depot] アイコンをダブルクリックします。

ステップ 2 [Tools Depot]ウィンドウの左側領域にある[Diagnostic Tools]ディレクトリで、 [SysCheck] をダブルクリックします。

ステップ 3 [Check Unity Configuration Wizard へようこそ]ページで、 [コンフィギュレーション テストの選択] をクリックし、 [次へ] をクリックします。

ステップ 4 Cisco Unity に接続されていないメッセージ ストアのチェックボックスをオフにします。

ステップ 5 [テスト] をクリックします。

ステップ 6 [テスト結果]ボックスで、リンクをクリックしテスト結果を表示します。

ステップ 7 エラーが報告されなければ、ステップ 8 へ進みます。エラーがあった場合、次のサブステップを実行します。

a. [解決法]カラムに表示されるアドバイスに従い、各コンフィギュレーション エラーまたは権限エラーを訂正します。

b. [Check Unity Configuration Wizard を完了しています]ページに戻り、 [終了] をクリックします。

c. エラーが報告されなくなるまで、ステップ 2ステップ 7 を繰り返します。

ステップ 8 [終了]をクリックします。


 

2. サービス クラス

サービス クラス(COS)は、Cisco Unity を使用するユーザの制限や権限を定義します。たとえば、COS はユーザのメッセージやグリーティングの最大長を指定します。VPIM ユーザは、COS のほとんどの設定の適用を受けませんが、少なくとも COS のメンバーである必要があります。Cisco Unity システム管理では、COS は各ユーザ テンプレートで指定されます。したがって、ユーザには、ユーザ アカウントの基となるテンプレートで指定された COS が割り当てられます。Cisco Unity には、変更可能な定義済みサービス クラスが用意されています。また、サービス クラスを新規に作成できます。詳細については、『 Cisco Unity システム アドミニストレーション ガイド 』の「サービス クラスの管理」の章を参照してください。

3. 規制テーブル

それぞれの COS ごとに、着信転送用に 1 つ、メッセージ通知用に 1 つ、およびファックス配信用に 1 つの規制テーブルが指定されます。Cisco Unity は、ユーザの COS に関連付けられている規制テーブルを適用し、電話番号が許可されなかった場合はエラー メッセージを表示します。Cisco Unity には、修正可能な定義済み規制テーブルが用意されています。

VPIM ユーザは、Cisco Unity にログインすることも、Cisco Personal Communications Assistant (PCA)を使用することもできないため、規制テーブルのほとんどの設定の適用を受けませんが、管理者が VPIM ユーザの着信転送番号を入力することは可能です。セキュリティ上の理由から、VPIM ユーザが所属する COS で転送に使用する規制テーブルは、必要に応じて変更してください。詳細については、『 Cisco Unity システム アドミニストレーション ガイド 』の「規制テーブルの管理」の章を参照してください。

4. パブリック同報リスト

パブリック同報リストは、ボイス メッセージを複数のユーザへ一度に送信するときに使用します。Cisco Unity は、ユーザ アカウントの基となるテンプレートで指定したパブリック同報リストに、新しいユーザを割り当てます。詳細については、『 Cisco Unity システム アドミニストレーション ガイド 』の「同報リストの管理」の章を参照してください。

パブリック同報リストは、Active Directory 内の同報グループに対応します。同報リストは、明示的に非表示にしない限り、Microsoft Outlook (または他の電子メール クライアント)のアドレス帳に表示されます。電子メールが VPIM ユーザに送信されないようにするには、VPIM ユーザだけを含むリストを作成し、Outlook のアドレス帳でこれらの同報リストを非表示にします。同報リストの非表示オプションは、Cisco Unity システム管理の[ユーザ]>[パブリック同報リスト]>[プロファイル]ページで利用可能です。

5. ユーザ テンプレート

Cisco Unity システム管理では、ユーザ テンプレートを使用することでユーザ グループの設定を指定できます。ユーザ テンプレートには、部門など特定の種類のユーザに適切な設定が含まれています。選択したテンプレートの設定は、ユーザ アカウント作成時に、そのアカウントに適用されます。Cisco Unity には、修正可能なデフォルト ユーザ テンプレートが用意されており、追加テンプレートを数に制限なく作成できます。詳細については、『 Cisco Unity システム アドミニストレーション ガイド 』の「ユーザ テンプレートの管理」の章を参照してください。

VPIM ユーザは、Active Directory 内の連絡先に対応します。連絡先は、明示的に非表示にしない限り、Microsoft Outlook (または他の電子メール クライアント)のアドレス帳に表示されます。関連する連絡先を Outlook アドレス帳で非表示にしたり、Outlook アドレス帳における連絡先の表示方法を変更したりすることができます。詳細については、「Outlook アドレス帳における VPIM ユーザの表示方法の決定」を参照してください。

また、自動ディレクトリ更新が特定の配信ロケーションで有効になっている場合は、着信 VPIM メッセージの情報に基づいて VPIM ユーザを作成するときに Cisco Unity が使用するテンプレートを指定できます。既存のテンプレートを使用することも、この目的のために特にテンプレートを作成することもできます。詳細については、「VPIM ユーザ ディレクトリ更新設定のカスタマイズ」を参照してください。


) 『Cisco Unity システム アドミニストレーション ガイド』は、
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps2237/prod_maintenance_guides_list.html から入手可能です。


Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用した複数のユーザ アカウントの作成

Cisco Unity Bulk Import ウィザードでは、CSV ファイルからユーザ データをインポートすることによって、一度に複数のユーザ アカウントを作成できます。CSV は、1 つのデータ ストアから別のデータ ストアへデータを移動するための一般的なテキスト ファイルです。ユーザ データが正しい形式で CSV ファイルに格納されていれば、このデータを利用して、新しい Active Directory 連絡先を VPIM ユーザ アカウントの作成と同時に作成できます。また、既存の Active Directory 連絡先データを使用した VPIM ユーザ アカウントの作成も可能です。

既存の Active Directory 連絡先データを使用して VPIM ユーザ アカウントを作成する場合の注意点として、インポートされる連絡先の電子メール アドレスは、リモート ボイス メッセージ システムに対するボイス メッセージの宛先指定に使用される内線アドレスで上書きされます。したがって、インポートされたオブジェクトは、リモート電子メール アドレスに対する発信メッセージの宛先指定には使用できなくなります。

次の手順で CSV ファイルを用意します。CSV ファイルに必要なカラム ヘッダーおよびオプションのカラム ヘッダーについてなど、Cisco Unity Bulk Import ウィザードで使用する CSV ファイルの準備の詳細については、Cisco Unity Bulk Import ウィザードのヘルプを参照してください。

VPIM ユーザ アカウント作成用の CSV ファイルを作成する


ステップ 1 Cisco Unity アカウントを作成するために使用するデータを、CSV ファイルとして保存します。

1 つの CSV ファイルに格納するレコード数は、必ず 7,500 件以下としてください。それ以上の数のレコードが存在すると、Cisco Unity Bulk Import ウィザードがデータをインポートするときに予期しない結果になることがあります。

ステップ 2 CSV ファイルを Cisco Unity ブリッジヘッド サーバ、またはそのサーバから参照できるディレクトリにコピーします。

ステップ 3 表計算アプリケーションなどの、データの編集および再構成が可能なアプリケーションで CSV ファイルを開きます。次の手順を実行します。

ファイルのデータが、タブ、スペースまたはセミコロンではなく、コンマで区切られていることを確認します。

データにスペース、引用符、またはコンマが含まれている場合は、それらの文字を引用符で囲みます。

ステップ 4 カラムがステップ 5 で追加するカラム ヘッダーと同じ順序になるように、データを並べ替えます。カラム ヘッダーの順序は重要ではありませんが、ここに示すように CSV ファイルを構成することをお勧めします。たとえば、このサンプル データのカラムは、ユーザの姓、名、内線番号(DTMF_ACCESS_ID)、リモート メールボックス番号(REMOTE_USER_ID)の順になるように並べ替えられています。

Abade,Alex,2001,3000
Bader,Kelly,2002,3100
Campbell,Terry,2003,3200
Cho,Li,2004,3300

ステップ 5 データの先頭行の上に必須カラム ヘッダーを入力します。カラム ヘッダーは、大文字を使用し、コンマで区切り、次に示すとおりのスペルで入力します。

LAST_NAME,FIRST_NAME,DTMF_ACCESS_ID,REMOTE_USER_ID


) この手順のサンプルは、Cisco Unity Bulk Import ウィザードが、ユーザ アカウントと同時に新しい連絡先を作成する場合の、CSV ファイルのセットアップ方法を示しています。既存の連絡先データを使用して新しいユーザ アカウントを作成する場合は、ALIAS カラム ヘッダーおよびデータを、CSV ファイルに組み込む必要があります。


ステップ 6 必要な場合は、先頭行にカラムを追加し、その下に続く行にインポートするデータを追加します。このとき、次のことを確認してください。

カラム ヘッダーとデータはコンマで区切られている。オプションのカラム ヘッダーは、必ずしもすべてがデータ入力の対象ではありません。

スペース、引用符またはコンマを含むデータは、引用符で囲まれている。

ステップ 7 CSV ファイル内の VPIM ユーザを配信ロケーションへ関連付けるには、インポート時に Cisco Unity Bulk Import ウィザードにより表示される、定義済み配信ロケーションのリストから選択します。または、DELIVERY_LOCATION_ID カラムを CSV ファイルに追加することもできます。

DELIVERY_LOCATION_ID カラムの内容は、配信ロケーションを外部ユーザに関連付けるために使用されるダイヤル ID です。この値は、Cisco Unity システム管理の[ネットワーク]>[配信ロケーション]>[プロファイル]ページの、[ダイヤル ID]フィールドに対応します。このカラム ヘッダーを省略した場合、あるいは行に値がない場合、Cisco Unity Bulk Import ウィザードがプロンプトに表示する配信ロケーションが、デフォルトとして使用されます。CSV ファイルの使用により、複数の配信ロケーションについて、外部ユーザをインポートできます。

ステップ 8 他の人が VPIM ユーザに電子メールを送信しないようにするには、HIDE_IN_ADDRESS_BOOK カラム ヘッダーを加え、ユーザ データの各行に 1 を入力します。

値 1 は電子メールのアドレス帳のユーザが非表示になることを、値 0 はユーザが表示されることをそれぞれ表します。

ステップ 9 CSV ファイルにインポートする必要のないデータがある場合は、そのカラムを削除してください。または、1 つのカラムに NOTES というタイトルを付けることができます。Cisco Unity Bulk Import ウィザードは、NOTES カラム ヘッダー以下のデータを無視します。ただし、CSV ファイル内の NOTES 数は 1 つだけサポートされています。

ステップ 10 各行に、各カラム ヘッダーに対応する適切なデータが含まれていることを確認します。

ステップ 11 ファイルを CSV ファイルとして保存します。

ステップ 12 「Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用して VPIM ユーザ アカウントを作成する」の手順に進みます。


 

Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用して VPIM ユーザ アカウントを作成する


ステップ 1 ブリッジヘッド Cisco Unity サーバ上に、ウィルス スキャン サービスおよび侵入検出ソフトウェアがインストールされている場合は、それを無効にします。これを行わないと、Cisco Unity Bulk Import ウィザードの動作が遅くなる可能性があります。手順については、Cisco Unity Bulk Import ウィザードのヘルプを参照してください。

ステップ 2 ブリッジヘッド Cisco Unity サーバ上で、Windows の[スタート]メニューから [プログラム]>[Unity]>[Cisco Unity Bulk Import] をクリックします。

ステップ 3 画面上の指示に従います。

ウィザードの進行に伴ってダイアログボックスに表示されるオプションの詳細については、 [ヘルプ] をクリックしてください。

ステップ 4 作成するユーザの種類を選択するプロンプトが表示されたら、 [VPIM] をクリックします。

ステップ 5 [次へ] をクリックし、ウィザードを続行します。ウィザードでエラーが報告されたら、次のいずれかを実行します。

[OK] をクリックしてインポートを続行し、後でエラーを修正する。

エラーを修正する。詳細については、「CSV インポート エラーの修正」を参照してください。

ステップ 6 ユーザ アカウントを作成したら、 [完了] をクリックします。

ステップ 7 インポート エラーがあり、ステップ 5 でエラーを後で修正することを選択した場合は、「CSV インポート エラーの修正」を参照してください。

インポート エラーがなかった場合、またはすべてのエラーが修正された場合は、「ユーザ アカウントの作成後に考慮する事項」を参照してください。


 

CSV インポート エラーの修正

エラー ログ ファイルには、Cisco Unity Bulk Import ウィザードでインポートされなかったデータが記録されます。このウィザードは、CSV ファイルの行から検出した最初のエラーをレポートします。そのエラーを修正後、データ インポートが再開すると、ウィザードはさらに同じ行からのエラーを検出する場合があります。このように、修正プロセス、つまり、Cisco Unity Bulk Import ウィザードを実行しエラーを修正することを何回か繰り返し、すべてのエラーを修正します。

出力ログ ファイルには、インポートされなかったすべてのレコードが記録されます。これを CSV ファイルに保存し、再び Cisco Unity Bulk Import ウィザードを実行するときに使用できます。Cisco Unity Bulk Import ウィザードを実行するたびに、エラー ログ ファイルおよび出力ログ ファイルが上書きされることに注意してください(ファイルに新しい名前を指定した場合を除きます)。

インポート エラーを修正するには、次の「CSV ファイルからデータをインポートしているときに発生したエラーを修正する」の手順に従います。

CSV ファイルからデータをインポートしているときに発生したエラーを修正する


ステップ 1 インポート中に指定した、エラー ログ ファイルが置かれるディレクトリへ移動します。デフォルトの場所およびファイル名は C:\Error.log です。

ステップ 2 テキスト エディタを使用し、エラー ログ ファイルを開きます。エラーを修正するために、エラー コードを使用します。

ステップ 3 インポート中に指定した、出力ログ ファイルが置かれるディレクトリへ移動します。デフォルトの場所およびファイル名は C:\Output.log です。

ステップ 4 テキスト エディタを使用し、出力ログ ファイルを開きます。

ステップ 5 エラー ログ ファイルにエラーとして記載された出力ファイルのレコードを修正します。

ステップ 6 出力ログ ファイルの編集が完了したら、新しい名前で CSV ファイルとして保存します。

ステップ 7 ステップ 6 で保存した CSV ファイルを使用して、Cisco Unity Bulk Import ウィザードを再度実行します。

ステップ 8 すべてのユーザ アカウントがエラーがなく作成されるまでこの手順を繰り返し、次に、「ユーザ アカウントの作成後に考慮する事項」へ進みます。


 

Cisco Unity システム管理を使用した VPIM ユーザ アカウントの作成

Cisco Unity システム管理を使用すると、VPIM ユーザ アカウントを一度に 1 つずつ作成できます。新規 VPIM ユーザ アカウントを追加する場合は、Cisco Unity が連絡先を Active Directory に作成します。

VPIM ユーザ アカウントを作成するには、次の「Cisco Unity システム管理を使用して新しい VPIM ユーザを追加する」の手順を実行します。

Cisco Unity システム管理を使用して新しい VPIM ユーザを追加する


ステップ 1 Cisco Unity システム管理で、 [ユーザ]>[ユーザ]>[プロファイル] ページに移動します。

ステップ 2 [追加] アイコンをクリックします。

ステップ 3 [新規] をクリックし、リストから [VPIM] を選択します。

ステップ 4 [姓]と[名]を入力します。

ステップ 5 Cisco Unity の VPIM ユーザの内線番号を入力します。これは、Cisco Unity ユーザが、この VPIM ユーザをメッセージの宛先に指定するときに使用する番号です。

ステップ 6 使用する[テンプレート]を選択します。

ステップ 7 この VPIM ユーザにメッセージをルーティングするときにリモート ボイス メッセージ システムが使用する[リモート メールボックス番号]を入力します。

ステップ 8 ユーザを関連付ける[ロケーション]を選択します。

ステップ 9 [追加] をクリックします。

ステップ 10 ユーザ レコードの設定を必要に応じてカスタマイズし、 [保存] アイコンをクリックします。


 

ユーザ アカウントの作成後に考慮する事項

VPIM ユーザ アカウントを作成したら、次のことに注意します。

新しく作成したユーザ アカウントがメッセージを受信できるようになるまで、数分間かかります。

個別のアカウントのユーザ設定は、Cisco Unity システム管理で変更できます。

主要内線番号または代行内線番号などの、独自のユーザ設定を修正する場合は、Cisco Unity Bulk Import ウィザードを(再度)実行できます。詳細については、Cisco Unity Bulk Import ウィザードのヘルプを参照してください。

ユーザが組織から離れたなどの理由で Cisco Unity アカウントが不要になった場合、そのユーザ アカウントは削除できます。詳細については、「VPIM ユーザの削除」を参照してください。

VPIM ユーザ ディレクトリ更新設定のカスタマイズ

手動で VPIM ユーザを作成、変更、削除するほかに、着信 VPIM メッセージの情報に基づいて VPIM ユーザ ディレクトリのレコードを自動的に更新するように Cisco Unity を設定できます。自動的に作成、変更、削除のアクションを行うかどうかを制御する設定、およびレコードを作成または変更するために着信情報を使用する方法は、配信ロケーションごとに個別に設定できます。デフォルトでは、すべての VPIM 配信ロケーションで、自動ディレクトリ更新は発生しません。

各配信ロケーションに対して選択した[ユーザ作成]の設定に応じて、Cisco Unity は着信 VPIM メッセージのヘッダー、またはメッセージに含まれる vCard 添付の情報を使用します(複数の vCard 添付が含まれている場合は、メッセージの最新部分の vCard だけが使用されます)。自動 VPIM ユーザ作成を許可するように設定されている配信ロケーションの送信者から VPIM メッセージを受信し、既存の VPIM ユーザが送信者の情報と一致しない場合、VPIM メッセージに以下が含まれていれば、新しい VPIM ユーザ レコードが作成されます。

電話番号

テキスト名

ドメイン名

録音済みボイス名(配信ロケーションの設定に基づき、必要な場合)

[配信ロケーション]ページのその他の[ユーザ作成]の設定によって、VPIM ユーザの作成に使用するテンプレート、VPIM ユーザの解析済みテキスト名を名、姓、表示名にマップする方法、電話番号を内線にマップする方法を指定できます。

自動 VPIM ユーザ変更を許可するように設定されている配信ロケーションの送信者から VPIM メッセージを受信し、既存の VPIM ユーザが送信者の情報と一致した場合、VPIM ユーザが更新されることがあります。VPIM ユーザからメッセージを受信するたびに VPIM ユーザ情報を更新するか、ディレクトリ エントリを作成した後でテキスト名が変更された VPIM ユーザからメッセージを受信したときにだけ VPIM ユーザ情報を更新するかを選択できます。また、変更があった場合に表示名の更新を許可するかどうかを決定できます。

Cisco Unity ユーザから VPIM ユーザへのメッセージに対して、受信者が存在しないためにメッセージが配信不能になった(SMTP 5.1.1)ことを示す不達確認(NDR)が返され、配信ロケーションが自動 VPIM ユーザ削除を許可するように設定されている場合、この VPIM ユーザは削除されます。

Cisco Unity が着信 VPIM メッセージの情報および NDR を使用して VPIM ユーザを作成、変更、削除する方法の詳細については、「VPIM ユーザ ディレクトリの自動更新」を参照してください。

VPIM 配信ロケーションのユーザ作成の設定を更新するには、Cisco Unity システム管理または Cisco Unity Bulk Location Import ウィザードを使用します。次の各項を参照してください。

「VPIM ユーザ作成の設定を構成する準備」

「Cisco Unity システム管理を使用した VPIM ユーザ作成の設定の構成」

「Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用した VPIM ユーザ作成設定の構成」

「自動作成される VPIM ユーザが作成される AD ロケーションの変更(オプション)」

VPIM ユーザ作成の設定を構成する準備

VPIM 配信ロケーションのユーザ作成の設定を構成する前に、次のことに注意してください。

着信 VPIM メッセージまたは NDR に vCard が含まれておらず、ディレクトリ更新情報の取得元として vCard を使用するように配信ロケーションが設定されている場合、更新は行われません。

変更できない特定の表示名を持つ入力済み VPIM ユーザがあり、ユーザ レコードのその他のフィールドの自動変更を許可するには、[VPIM ユーザの表示名更新]チェックボックスをオフのままにします。この場合、自動更新でユーザの名、姓、音声名を変更できます。その結果、音声名が更新され、表示名が更新されないという不一致が生じることがあります。

[リモート ボイス名のない VPIM ユーザ]チェックボックスがオフの場合、
Originator-Spoken-Name 添付が含まれていない着信メッセージに対しては、新しい VPIM ユーザは作成されません。また、VPIM ユーザの自動変更が有効で、着信メッセージの送信者が既存の VPIM ユーザと一致した場合、メッセージに添付が含まれていないと、VPIM ユーザが削除されます。

[リモート ボイス名のない VPIM ユーザ]チェックボックスがオンで、VPIM ユーザの自動変更が有効で、Originator-Spoken-Name 添付が含まれない着信メッセージの送信者が既存の VPIM ユーザと一致した場合、既存の録音済みボイス名が削除されます。

[VPIM ユーザの内線番号マップ先]の設定で選択したオプションを使用して、着信メッセージの電話番号を正常に内線にマップできなかった場合、この発信者に対する VPIM ユーザは作成されません。

VPIM ユーザ情報の取得元として、vCard とメッセージ ヘッダーのどちらを使用するかを決定するときは、次のことに注意してください。

すべての VPIM 準拠ボイス メッセージ システムが、すべてのメッセージで vCard を送信するとは限りません。このようなシステムには、取得元としてメッセージ ヘッダーを使用します。

メッセージ ヘッダーはすべての VPIM メッセージに含まれますが、ヘッダーに発信者のテキスト名が含まれていないことがあります。この場合、発信者情報を取得するために、vCard を使用する必要があります。

vCard は、より詳細な形式で、発信者の情報を提供します。たとえば、vCard には名と姓に解析された名前を含めることができます。この場合、Cisco Unity でメッセージ ヘッダーの単一の名前フィールドを解析する方法を決定する必要がなくなります。vCard には、直接 VPIM ユーザの内線にマップできる電話番号を含めることもできます。この場合、Cisco Unity でヘッダー情報を解析し、必要な形式で内線を作成する必要がなくなります。また、Cisco Unity が使用可能なルール セットに基づいてメッセージ ヘッダーから生成することができない個別番号を含めることができます。

リモート ボイス メッセージ システムも Cisco Unity サーバの場合は、vCard の送信をオンまたはオフにできます。そのため、ロケーションの設定をシステム間で調整する必要があります。

Cisco Unity システム管理を使用した VPIM ユーザ作成の設定の構成

配信ロケーションを作成した後、Cisco Unity システム管理を使用して、その配信ロケーションの自動ディレクトリ更新を制御する設定を構成できます。

Cisco Unity システム管理を使用して VPIM ユーザ作成の設定を構成する


ステップ 1 Cisco Unity システム管理で、 [ネットワーク]>[配信ロケーション]>[ユーザ作成] ページに移動します。

ステップ 2 このロケーションで許可する更新の種類(作成、変更、削除)のチェックボックスをオンにします。このロケーションで VPIM ユーザの自動変更を有効にする場合は、次の選択も行います。

[テキスト名を変更する時のみ] :VPIM メッセージで受信したテキスト名が VPIM ユーザの名前と一致しない場合にのみ、VPIM ユーザ レコードが更新されます。

[各 VPIM メッセージ] :この配信ロケーションのリモート送信者からのすべての着信 VPIM メッセージによって、対応する VPIM ユーザが更新されます。

ステップ 3 VPIM ユーザ情報の取得元のオプションを選択します(vCard またはメッセージ ヘッダー)。

ステップ 4 新規作成する VPIM ユーザ アカウントの基本になるテンプレートを選択します。

ステップ 5 VPIM ユーザの表示名の更新を許可するかどうかを指定します。

ステップ 6 録音済みボイス名がない VPIM ユーザを許可するかどうかを指定します。

ステップ 7 リモート メッセージ システムがテキスト名を単一フィールドとして送信する場合に、自動作成される VPIM ユーザのコンマを含まないテキスト名を名と姓に解析する方法を指定します。次のいずれかを選択します。

「名前(名)苗字(姓)」として認識

「苗字(姓)名前(名)」として認識

ステップ 8 着信メッセージのテキスト名を自動作成される VPIM ユーザ エントリの表示名にマップする方法を指定します。次のいずれかを選択します。

[VPIM ユーザの表示名へ] :このオプションをクリックすると、VPIM ユーザの表示名は対応するテキスト名と同じになります。

[カスタム マッピング] :このオプションをクリックして、テキスト名を VPIM ユーザの表示名にマップする方法を定義するルールを入力します。トークン <FirstName>、<LastName>、<TextName> を任意の組み合せで入力し、追加のテキストを入力します。ルールの先頭に出現する場合を除き、<FirstName>、<LastName>、<TextName> の前にはスペース、コンマ、またはセミコロンが必要です。また、ルールの末尾に出現する場合を除き、これらのトークンの後ろにはスペース、コンマ、またはセミコロンが必要です。ルールの先頭または末尾を示す追加の文字は必要ありません。

ステップ 9 着信メッセージの電話番号を自動作成される VPIM ユーザの内線にマップする方法を指定します。次のいずれかを選択します。

[電話番号] :このオプションをクリックすると、内線は、着信 VPIM メッセージから解析された電話番号と同じになります。

[電話番号 - リモート電話プリフィックス] :このオプションをクリックすると、電話番号の先頭からリモート電話プレフィックスが削除されて、内線が形成されます。

[ロケーション ダイヤル ID + 電話番号] :このオプションをクリックすると、電話番号の前にロケーション ダイヤル ID が追加されて、内線が形成されます。

[ロケーション ダイヤル ID + (電話番号 - リモート電話プリフィックス)] :このオプションをクリックすると、電話番号の先頭からリモート電話プレフィックスが削除され、この番号の前にロケーション ダイヤル ID が追加されて、内線が形成されます。

このマッピングは、VPIM ユーザの内線作成にのみ適用されます。リモート メールボックス番号には適用されません。

ステップ 10 [保存] アイコンをクリックします。


 

Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用した VPIM ユーザ作成設定の構成

配信ロケーションを作成し、ユーザ アカウント作成時に考慮する事項を確認した後、Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用して、複数の既存の配信ロケーションの自動 VPIM ユーザ ディレクトリ更新を制御するユーザ作成の設定をカスタマイズできます。または、新しい配信ロケーションを作成し、同時にこの新しいロケーションのユーザ作成の設定をカスタマイズできます。どちらの場合も、ウィザードで使用するように作成する CSV ファイルにオプションのカラムを含めて、ユーザ作成の各設定を構成できます(カラムは、配信ロケーションの作成または変更に必須ではありませんが、ユーザ作成カラムのいずれかを含める場合は、すべてを含める必要があります)。

ユーザ作成を制御するオプションのカラムの説明については、Cisco Unity Bulk Import ウィザードのヘルプを参照してください。ウィザードを使用した配信ロケーションの作成または変更の詳細については、「Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用した VPIM 配信ロケーションの作成」または 「Cisco Unity Bulk Import ウィザードによる既存の配信ロケーションの変更」を参照してください。

自動作成される VPIM ユーザが作成される AD ロケーションの変更(オプション)

デフォルトでは、自動作成されるすべての VPIM ユーザは、セットアップ時にメッセージ ストア コンフィギュレーション ウィザードで指定された Active Directory コンテナに配置されます。別のロケーションに自動作成される VPIM ユーザを作成するには、適切に設定されたコンテナまたは組織単位を使用するように Cisco Unity を設定します。自動作成される連絡先を他の AD オブジェクトから分離すると、オブジェクトをより簡単に監視および制御できます。ただし、Active Directory オブジェクトおよび権限について詳しくない場合は、ユーザ作成に使用するコンテナを変更しないことをお勧めします。

自動作成される連絡先のコンテナを変更する場合は、次のことに注意してください。

Cisco Unity システム管理を使用して手動で作成される新規 VPIM ユーザは、メッセージ ストア コンフィギュレーション ウィザードで選択されたデフォルトの AD コンテナに作成されます。

手動で作成された既存の VPIM ユーザは、自動作成される連絡先用に選択したコンテナに移動しません。ただし、これらのアカウントに対する自動変更または削除が開始された場合、Cisco Unity はデフォルト コンテナで正しくアカウントを更新します。

自動作成された VPIM ユーザが現在のコンテナにすでに作成されている場合、または既存の手動作成された VPIM ユーザを移動する場合は、Active Directory ユーザーとコンピュータを使用して既存の連絡先を新しいコンテナに移動できます。

次のタスク リストを使用して、コンテナまたは組織単位をセットアップし、VPIM ユーザを自動的に作成するときにこれを使用するように Cisco Unity を設定します。

1. 自動作成される連絡先を作成する Active Directory ロケーションを指定します。これは、
Container または Organizational Unit(OU)クラスのオブジェクトです。新しいコンテナを作成するには、ADSI Edit などのツールを使用します。新しい OU を作成するには、「新しい組織単位を作成する」を参照してください。

2. タスク 1 で選択した Active Directory コンテナまたは OU に、Cisco Unity サービス アカウント用の適切な権限を設定します。Permissions ウィザードを使用して権限をセットアップするには、「Permissions ウィザードを使用して AD ロケーションの権限を設定する」を参照してください。または、必要な特定の権限をコンテナに手動で設定するには、「Active Directory ユーザーとコンピュータを使用して AD ロケーションの権限を設定する」を参照してください。

3. コンテナまたは OU の認定者名を取得します。「コンテナまたは組織単位の認定者名を取得する」を参照してください。

4. Advanced Settings Tool を使用して、自動作成される VPIM ユーザが作成されるコンテナを変更します。「自動作成される VPIM ユーザが作成される AD ロケーションを変更する」を参照してください。

新しい組織単位を作成する


ステップ 1 Windows の[スタート]メニューで、 [プログラム]>[管理ツール]>[Active Directory ユーザーとコンピュータ] をクリックします。

ステップ 2 コンソール ツリーで、任意のノードまたはフォルダを右クリックし、 [新規作成]>[組織単位(OU)] をクリックします。

ステップ 3 組織単位の名前を入力し、 [OK] をクリックします。


 

Permissions ウィザードを使用して AD ロケーションの権限を設定する


ステップ 1 Cisco Unity サーバのデスクトップで、 [Cisco Unity Tools Depot] アイコンをダブルクリックします。

ステップ 2 [Tools Depot]ウィンドウの左側領域で、 [Administration Tools] を展開します。

ステップ 3 [Permissions Wizard] をダブルクリックします。

ステップ 4 いっさいのオプションを変更せず、[新しいユーザやグループ用のActive Directoryコンテナの選択]ページに到達するまで、 [次へ] をクリックします。

ステップ 5 ドメインを選択し、Cisco Unity が新規ユーザ(この場合は VPIM ユーザ)を作成する適切なコンテナまたは組織単位を選択します。


) Permissions ウィザードは、権限の付与だけができます。権限の削除はできません。この手順に従うと、選択したコンテナまたは OU に必要な権限が追加されますが、Cisco Unity 用の他のコンテナにすでに付与されている権限は削除されません。


ステップ 6 [次へ] をクリックし、プロンプトに従って Permissions ウィザードを完了します。


 

Active Directory ユーザーとコンピュータを使用して AD ロケーションの権限を設定する


ステップ 1 Windows の[スタート]メニューで、 [プログラム]>[管理ツール]>[Active Directory ユーザーとコンピュータ] をクリックします。

ステップ 2 [表示]>[拡張機能] をクリックします(まだ選択していない場合)。

ステップ 3 自動作成される連絡先を作成するコンテナまたは OU を右クリックし、 [プロパティ] をクリックします。

ステップ 4 [セキュリティ] タブをクリックします。

ステップ 5 [追加] をクリックします。

ステップ 6 Cisco Unity ディレクトリ サービスがログオンに使用するアカウントをリストから選択します(通常、UnityDirSvc)。

ステップ 7 [追加] をクリックし、 [OK] をクリックします。

ステップ 8 [詳細] をクリックします。

ステップ 9 ステップ 6 で選択したアカウントの権限エントリを選択し、 [表示/編集] をクリックします。

ステップ 10 [適用先]リストで [このオブジェクトのみ] を選択します(まだ選択していない場合)。

ステップ 11 [アクセス許可]リストの[許可]カラムで [連絡先オブジェクトの作成] チェックボックスをオンにし、 [OK] をクリックします。

ステップ 12 [表示/編集] をクリックします。

ステップ 13 [アクセス許可]リストの[許可]カラムで [すべてのプロパティの読み取り、すべてのプロパティの書き込み] チェックボックスをオンにし、 [内容の一覧表示] をクリックします。

ステップ 14 [OK] を 2 回クリックして、[Active Directory ユーザーとコンピュータ]を終了します。


 

コンテナまたは組織単位の認定者名を取得する


ステップ 1 Windows の[スタート]メニューで、 [プログラム]>[管理ツール]>[Active Directory ユーザーとコンピュータ] をクリックします。

ステップ 2 自動作成される連絡先を作成するコンテナまたは OU を右クリックし、 [プロパティ] をクリックします。

ステップ 3 [オブジェクト] タブをクリックします。オブジェクトの完全修飾ドメイン名がダイアログボックスに表示されます。たとえば、完全修飾ドメイン名が ecsbu-paris.cisco.com/Unity-VPIM の場合、次のようになります。

オブジェクトがコンテナの場合、distinguishedName は CN=Unity-VPIM,DC=ecsbu-paris,DC=cisco,DC=com です。

オブジェクトが組織単位の場合、distinguishedName は OU=Unity-VPIM,DC=ecsbu-paris,DC=cisco,DC=com です。


 

自動作成される VPIM ユーザが作成される AD ロケーションを変更する


ステップ 1 Cisco Unity サーバのデスクトップで、 [Cisco Unity Tools Depot] アイコンをダブルクリックします。

ステップ 2 左側のウィンドウで、[Administrative Tools]の下の [Advanced Settings Tool] をダブルクリックします。

ステップ 3 [Unity Settings]ウィンドウで、 [Networking - Change AD Location Where VPIM Contacts Are Created] をクリックします。

ステップ 4 [New Value]ボックスに、使用するコンテナの認定者名を入力します。

ステップ 5 [Set] をクリックします。

ステップ 6 [Exit] をクリックします。

ステップ 7 VPIM ブリッジヘッドサーバで、CsVPIMConnector サービスを停止してから再開します。変更を有効にするために、Cisco Unity を再起動する必要はありません。


 

認識されたユーザ メッセージの対象に VPIM ユーザを含めるための拡張

対応する VPIM ユーザ アカウントを持つリモート ボイス メッセージ システムのユーザが Cisco Unity ユーザを呼び出してメッセージを残した場合、デフォルトでは、Cisco Unity はそのメッセージを VPIM ユーザからのものとは認識しません。VPIM ユーザの内線番号または代行内線番号に一致する呼び出し番号を持つ発信者が Cisco Unity で識別されるようにするには、Identified Subscriber Messaging(ISM; 認識されたユーザ メッセージ)の対象に VPIM ユーザを含める必要があります。使用しているインストレーションに合せて、次の各項を参照してください。

「複数の Cisco Unity サーバがデジタル ネットワークでネットワーク構成されているインストレーション」

「単一サーバのインストレーション」

「ユーザのインポートに使用する Active Directory コンテナに対する権限の設定」

「認識されたユーザ メッセージの有効化」

「認識されたユーザ メッセージの拡張」

複数の Cisco Unity サーバがデジタル ネットワークでネットワーク構成されているインストレーション

複数の Cisco Unity サーバがデジタル ネットワークでネットワーク構成されているインストレーションで、VPIM ユーザを ISM の対象に含めるには、次のことが必要です。

1. Cisco Unity サーバを、「ダイヤル ドメイン」の説明に従って、同じ電話システムまたは電話システム ネットワークに接続する必要があります。

2. 各サーバを、「プライマリ ロケーションのカスタマイズ」の説明に従って、同じダイヤル ドメインに属するよう設定する必要があります。

3. 各サーバの自動受付の検索スコープは、「自動受付の検索スコープの設定」の説明に従ってダイヤル ドメインに設定する必要があります。

4. 各サーバに、「ユーザのインポートに使用する Active Directory コンテナに対する権限の設定」の説明に従って、必要な権限を設定する必要があります。

5. 各サーバの認識されたユーザ メッセージを、「認識されたユーザ メッセージの有効化」の説明に従って有効にする必要があります。

6. 認識されたユーザ メッセージが、「認識されたユーザ メッセージの拡張」の説明に従って、各サーバ上で VPIM ユーザ用に有効になっている必要があります。

単一サーバのインストレーション

Cisco Unity サーバが 1 台だけのインストレーションで、VPIM ユーザを ISM の対象に含めるには、次のことが必要です。

1. 「プライマリ ロケーションのカスタマイズ」の説明に従って、そのサーバにダイヤル ドメイン名が設定されている必要があります。

2. 「ユーザのインポートに使用する Active Directory コンテナに対する権限の設定」の説明に従って、必要な権限が設定されている必要があります。

3. 「認識されたユーザ メッセージの有効化」の説明に従って、認識されたユーザ メッセージが有効になっている必要があります。

4. 認識されたユーザ メッセージが、「認識されたユーザ メッセージの拡張」の説明に従って、VPIM ユーザ用に有効になっている必要があります。

ユーザのインポートに使用する Active Directory コンテナに対する権限の設定

(任意の Cisco Unity サーバの中から)複数のコンテナを選び、それらから連絡先をインポートする場合は、連絡先のインポート元となるフォレスト内の全 Cisco Unity サーバの全コンテナに対しての SendAs 権限を、各 Cisco Unity サーバの Cisco Unity メッセージ ストア サービス アカウントに付与する必要があります。このようにしないと、認識されたユーザ メッセージが Cisco Unity サーバ間で機能しない場合があります。たとえば、CiscoUnityServer1 が Container1 および Container2 から連絡先をインポートし、CiscoUnityServer2 が Container3 および Container4 から連絡先をインポートする場合、これら 4 つすべてのコンテナに対しての SendAs 権限を、各 Cisco Unity サーバの Cisco Unity メッセージ ストア サービス アカウントに付与する必要があります。

適切な権限を設定する


ステップ 1 Cisco Unity サーバのデスクトップで、 [Cisco Unity Tools Depot] アイコンをダブルクリックします。

ステップ 2 [Tools Depot]ウィンドウの左側領域で、 [Administration Tools] を展開します。

ステップ 3 [Permissions Wizard] をダブルクリックします。

ステップ 4 次の手順を実行します。

Cisco Unity メッセージ ストア サービス アカウント用に同じ Active Directory アカウントを選択します。

いっさいのオプションを変更せず、[Cisco Unity メッセージ ストア サービス アカウントの選択]ページに到達するまで、 [次へ] をクリックします。

すべての Cisco Unity サーバで、Cisco Unity メッセージ ストア サービス アカウント用に同じ Active Directory アカウントを選択します。

適切なコンテナを選択します。

いっさいのオプションを変更せず、[インポート用 Active Directory コンテナの設定]ページに到達するまで、 [次へ] をクリックします。

フォレスト内のすべての Cisco Unity サーバについて、ユーザのインポート元となるコンテナをすべて選択します。

ステップ 5 いっさいのオプションを変更せず、ウィザードが完了するまで [次へ] をクリックします。

ステップ 6 フォレスト内のすべての Cisco Unity サーバで、ステップ 1ステップ 5 を繰り返します。


 

認識されたユーザ メッセージの有効化

システムがフェールオーバーを使用している場合は、この変更をプライマリとセカンダリの両方のサーバ上で行う必要があります。設定がレジストリに格納されるからです。

認識されたユーザ メッセージを有効にする


ステップ 1 Cisco Unity システム管理で、 [システム]>[コンフィギュレーション] ページに移動します。

ステップ 2 [認識されたユーザ メッセージ]セクションで、 [認識されたユーザ メッセージの無効化] チェックボックスをオフにします。

このチェックボックスがオフの場合、認識されたユーザ メッセージは同じ Cisco Unity サーバ上のユーザ用に有効になります。デフォルトでは、このチェックボックスはオフになっています。

ステップ 3 [保存] アイコンをクリックします。


 

認識されたユーザ メッセージの拡張

認識されたユーザ メッセージを有効にした後、それを拡張して VPIM ユーザが含まれるようにする必要があります。

認識されたメッセージを拡張する


ステップ 1 Cisco Unity サーバのデスクトップで、 [Cisco Unity Tools Depot] アイコンをダブルクリックします。

ステップ 2 左側のウィンドウで、[Administrative Tools]の下の [Advanced Settings Tool] をダブルクリックします。

ステップ 3 [Unity Settings]ウィンドウで、 [Networking - Enable Identified Subscriber Messaging (ISM) for AMIS, Bridge, and VPIM Subscribers] をクリックします。

ステップ 4 [New Value]リストで [1] をクリックしてから、 [Set] をクリックします。

ステップ 5 プロンプトが表示されたら、 [OK] をクリックします。

ステップ 6 [Exit] をクリックします。

ステップ 7 Cisco Unity を再起動して、レジストリの設定を有効にします。


 

他のボイス メッセージ システムを VPIM 用に設定するための Cisco Unity についての情報の収集

Cisco Unity と VPIM メッセージを交換するように別のボイス メッセージ システムを設定するには、次の情報が必要になります。

着信 SMTP メッセージを処理する Exchange (またはリレー)サーバのサーバ名およびドメイン名。ネットワークによって、ボイス コネクタおよび VPIM Transport Event Sink がインストールされているサーバと同じことも異なることもあります。

対応する配信ロケーション ページに入力されている Cisco Unity 電話プレフィックスとリモート電話プレフィックス(存在する場合)。

Cisco Unity ユーザのメールボックス番号範囲。

着信 VPIM メッセージは、ボイス コネクタと VPIM Transport Event Sink がインストールされている Exchange サーバにルーティングされる必要があります。リモート メッセージ システム上で Cisco Unity のロケーションを定義するときは、ボイス コネクタのセットアップ プログラムを実行したときに SMTP Transport Event Sink に入力したドメイン名を使用してください。

Cisco Unity は、着信 VPIM メッセージが
<UnityPhonePrefix+UnitySubscriberExtension@PrimaryLocationSMTPDomainName> の形式であると予測しています。これらの特別なプロパティは、Cisco Unity で設定されますが、他のボイス メッセージ システムでも同様の情報を設定する必要があります。

VPIM の概念と定義

次の項では、VPIM の概念について詳しく説明します。

「VPIM の概要」

「VPIM ネットワークとロケーション」

「VPIM ネットワークとボイス コネクタ」

「メッセージの宛先オプション」

「VPIM ネットワークとブラインド アドレス」

「VPIM ユーザ」

「VPIM ユーザ ディレクトリの自動更新」

「認識されたユーザ メッセージ」

「VPIM ユーザへの Live Reply」

「VPIM ユーザの削除」

「内線アドレス」

「Outlook アドレス帳における VPIM ユーザの表示方法の決定」

「Cisco Unity Assistant でプライベート同報リストにユーザが個々のユーザを追加することの防止」

「別のボイス メッセージ システムから Cisco Unity へのユーザ移行」

「デジタル ネットワークを構成している Cisco Unity サーバでの注意事項」

「電話プレフィックス」

「オーディオ形式に関する考慮事項」

VPIM の概要

VPIM ネットワークにより、ボイス メッセージ、ファックス メッセージ、およびテキスト メッセージを、異なるボイス メッセージ システム間で、インターネット経由または任意の TCP/IP ネットワーク経由で送受信できます。VPIM は、Simple Mail Transfer Protocol(SMTP; シンプル メール転送プロトコル)と Multi-Purpose Internet Mail Extension (MIME)プロトコルに基づいた業界標準プロトコルです。

VPIM によって、組織は異なるボイス メッセージ システムをリンクして、それらのシステム間でボイス メッセージの送信、受信、転送、および応答をシームレスに行うことができます。メッセージは、TCP/IP ベースのイントラネットまたはインターネットを通じて、あるいはその 2 つの組み合せによって交換できます。簡単に言えば、ボイス メッセージは通常の電子メールのようにシステム間で交換されます。

図7-1 VPIM ネットワークでは TCP/IP ネットワークを通じて異なるシステム間でのメッセージ送受信が可能

 

VPIM ネットワークでは、異なるディレクトリにアクセスする複数の Cisco Unity サーバ間でも、特にそれらの Cisco Unity サーバが異なる Active Directory フォレスト内にあるときに、メッセージの送受信ができます。複数の Cisco Unity サーバが同じ Active Directory フォレストにある場合は、VPIM ネットワークでなく、デジタル ネットワークが解決策になります。

図7-2 EXVPIM ネットワークでは異なるディレクトリにある Cisco Unity サーバ間でのメッセージ送受信が可能

 

VPIM 仕様は、メッセージの形式、メッセージ アドレス、メール サーバ間のメッセージの交換方法を定義します。VPIM は、メール サーバがクライアント アプリケーションと対話する方法、またはエンド ユーザとインターフェイスをとる方法は指定していません。そのため、多種多様な既存システムが VPIM をサポートできます。VPIM の詳細については、Open Group VPIM Web サイトを参照してください。

VPIM メッセージ

VPIM メッセージは、1 つまたは複数の MIME 符号化部分で構成されています。VPIM 仕様では、音声名に対するオプションの MIME 部分と、転送メッセージ、ファックス メッセージ、テキスト メッセージが許可されています。VPIM メッセージは、vCard も含む場合があります。vCard は、電話番号、テキスト名、および電子メール アドレスが入った電子名刺です。Cisco Unity では、送信者のボイス名と vCard を発信メッセージと一緒に送信するかどうかを指定できます。着信メッセージにボイス名が含まれる場合は、メッセージの一部として再生されます。着信メッセージに vCard が添付されている場合、受信者は vCard データを Cisco Unity ViewMail for Microsoft Outlook で見ることができます。また、着信メッセージのヘッダーまたは vCard データの情報を使用してディレクトリを更新するように、Cisco Unity を設定することもできます。詳細については、「VPIM ユーザ ディレクトリの自動更新」を参照してください。

VPIM ファックスの符号化は、TIFF-F 仕様に基づいたものです。vCard 形式は、Versit vCard 仕様のインターネット対応版に基づいています。

図7-3 は、VPIM メッセージの例を示しています。音声名部分とボイス メッセージ部分の MIME 符号化については、非常に長いので、一部分だけを示しています。

図7-3 VPIM メッセージの例

 

VPIM アドレス

VPIM アドレスは、localpart@hostpart のように、通常の SMTP 電子メール アドレスと同じ形式です。アドレスの右側は、メッセージを処理する、TCP/IP ネットワーク上のシステムのドメイン名です。アドレスの左側は、ユーザの固有の識別情報です。通常、左側はユーザのメールボックス番号またはプレフィックスを持つメールボックス番号です。

たとえば、リモート メールボックス番号 2233 を持つ Terry Campbell への発信 VPIM メッセージは次のようになります。

To: 2233@remotevoicemailsystem.com

組織の番号計画に対応する上で必要であれば、このアドレスにはプレフィックスを含めることもできます。

To: 8882233@remotevoicemailsystem.com

VPIM アドレスは、VPIM メッセージを送信するときにボイス コネクタによって作成されます。メッセージの宛先を指定するときにユーザが入力するものではありません。

VPIM ネットワークとロケーション

VPIM ネットワークのセットアップの中心になる Cisco Unity オブジェクトをロケーションと呼びます。各 Cisco Unity サーバは、デフォルト ロケーションまたはプライマリ ロケーションと呼ばれる 1 つのロケーションに関連付けられています。プライマリ ロケーションは、インストール時に作成され、削除できません。VPIM ネットワークをセットアップするときに、Cisco Unity システム管理を使用してプライマリ ロケーションに新しい名前とダイヤル ID (Cisco Unity 内でのロケーションの識別情報)を付け、SMTP ドメイン名を入力し、必要に応じてその他のプロパティをカスタマイズします。詳細については、「プライマリ ロケーション プロファイルの設定」を参照してください。

Cisco Unity が通信するリモート ボイス メッセージ システムそれぞれに対応するように Cisco Unity システム管理で配信ロケーションを作成します。配信ロケーションには、Cisco Unity が他の VPIM 準拠ボイス メッセージ システムとメッセージを交換するために必要な情報が含まれています。VPIM 配信ロケーションには、リモート ボイス メッセージ システムのメッセージを処理する TCP/IP ネットワーク上のシステムの SMTP ドメイン名が含まれています。

ロケーション データは、Cisco Unity サーバ上の SQL Server データベースと Active Directory の両方に格納されます。複数の Cisco Unity サーバがネットワークを構成している組織では、ロケーション データはネットワーク内のすべての Cisco Unity サーバに複製されます。つまり、配信ロケーションはネットワーク内の 1 つの Cisco Unity サーバ上だけに作成する必要があります。配信ロケーションが作成される Cisco Unity サーバは、ブリッジヘッド サーバと呼ばれます。詳細については、「デジタル ネットワークを構成している Cisco Unity サーバでの注意事項」を参照してください。

VPIM ネットワークとボイス コネクタ

Cisco Unity は、Exchange を使用して Cisco Unity と他の VPIM 準拠ボイス メッセージ システムとの間のメッセージ送受信を行います。Exchange は VPIM 転送に準拠し、SMTP をサポートするコンピュータとの間でインターネットまたは TCP/IP ネットワークを経由してメッセージを送受信する機能を備えています。

VPIM 準拠ボイス メッセージ システムへの発信メッセージは、送信される前に MIME メッセージとして符号化する必要があります。Cisco Unity Voice Connector for Exchange 2000 は、MIME 形式との間で変換を処理します。

ボイス コネクタは、Exchange 2000 または Exchange 2003 サーバにインストールする必要があります。Exchange サーバおよび Cisco Unity サーバが異なるルーティング グループにある場合、ルーティング グループ コネクタをインストールする必要があります。ボイス コネクタは Cisco Unity サーバにインストールすることもできますが(Exchange もそのサーバにインストールされている場合)、パフォーマンス上の理由により推奨しません。

ボイス コネクタは、Exchange クラスタ内のサーバにインストールしないでください。Microsoft は、Exchange クラスタ サーバ上のサード パーティ コネクタはサポートしていません。また、ボイス コネクタを Exchange 2007 サーバにインストールすることはできません。

ボイス コネクタの発信 VPIM メッセージの処理方法

ユーザが電話を使用して VPIM 受信者をメッセージの宛先に指定すると、Cisco Unity は、このメッセージ用に VPIM:<ロケーションのダイヤル ID>_<リモート メールボックス> という形式の To アドレスを構成します。他のメッセージの場合と同様に、Cisco Unity はこれを Exchange に転送して配信します。メッセージは VPIM アドレス タイプなので、最初にボイス コネクタに渡されて処理されます。

ボイス コネクタは次のタスクを実行します。

MAPI から MIME 形式にメッセージを変換する。

対応する VPIM 配信ロケーション ページで指定したドメイン名とプレフィックスを使用して To アドレスをフォーマットする。

対応する VPIM 配信ロケーション ページのプレフィックスとプライマリ ロケーション ページのドメイン名を使用して、From アドレスをフォーマットする。複数の Cisco Unity サーバがネットワークを構成している組織では、送信側ユーザが関連付けられている Cisco Unity サーバのプライマリ ロケーションのドメイン名を使用します。

配信ロケーションを検査して発信メッセージについてのオーディオ形式変換設定の有無を調べ、ボイス添付ファイルを G.726 に変換するか、それとも記録された形式のまま残すかを決定する。

配信ロケーションを検査して、メッセージを暗号解除するかどうかを決定する。

対応する VPIM 配信ロケーション ページで指定されている場合は、録音済みボイス名と vCard、またはそのいずれかを添付する。

新しくフォーマットされたメッセージは、VPIM 準拠ボイス メッセージ システムへの送信に備えて、Windows サーバの SMTP ピックアップ ディレクトリに置かれます。

ボイス コネクタの着信 VPIM メッセージの処理方法

Transport Event Sink インストール プログラムを実行した場合、Transport Event Sink は Windows SMTP サーバに登録されます。Transport Event Sink は、新しいメッセージの着信確認のような、定義済みトリガーを通じてアクティブにされるコードです。

VPIM Transport Event Sink は、すべての着信メッセージを監視します。Multipart/Voice-Message のコンテンツ タイプで、Transport Event Sink のインストール時に指定された SMTP ドメインを宛先に指定しているメッセージは、VPIM Transport Event Sink によって宛先をボイス コネクタに再指定されます。

ボイス コネクタはメッセージを受信すると、メッセージが VPIM 配信ロケーションで指定されたドメインからのものであることを最初に確認します。一致するドメイン名を持つ VPIM 配信ロケーションが見つからない場合は、ボイス コネクタはメッセージを拒否して、送信者に不達確認(NDR)を送信します。

一致するロケーションを持つ VPIM 配信ロケーションが見つかった場合は、ボイス コネクタは次の処理をします。

プレフィックスが対応する VPIM 配信ロケーション ページで指定されている場合、電話プレフィックスを To および From アドレスから削除する。

Active Directory で内線番号を検索してメッセージの受信者を検証し、アドレスをフォーマットする。

MIME から MAPI 形式にメッセージを変換する。

ボイス添付ファイルを、対応する VPIM 配信ロケーション ページで指定されているオーディオ形式に変換する。

配信ロケーションの設定をチェックし、自動 VPIM ユーザ ディレクトリ更新が有効かどうかを確認する。有効な場合は、「VPIM ユーザ ディレクトリの自動更新」で説明したように、ボイス コネクタがディレクトリ更新メッセージを生成することがあります。

配信ロケーションを検査して、メッセージを暗号化するかどうかを決定する。

Cisco Unity ユーザ メールボックスへの配信に備えてメッセージを Exchange に転送する。

メッセージの宛先オプション

Cisco Unity には、VPIM 準拠のボイス メッセージ システムを使用して個人をメッセージの宛先に指定する次のような方法があります。

ブラインド アドレス:ブラインド アドレスを使用すると、Cisco Unity は、リモート ボイス メッセージ システムの受信者に関する固有の情報(名前やメールボックス番号など)を使用せずにメッセージを送信できます。別のボイス メッセージ システムのユーザをメッセージの宛先に指定するには、配信ロケーションのダイヤル ID と受信者のリモート メールボックス番号を入力します。詳細については、「VPIM ネットワークとブラインド アドレス」を参照してください。

VPIM ユーザ:VPIM ユーザについて、Cisco Unity は、名前や内線番号などリモート ユーザに関する情報を持っています。ユーザは、通常の Cisco Unity ユーザのときと同様に、VPIM ユーザを、受信者の内線番号または名前のスペルで、メッセージの宛先に指定します。VPIM ユーザの録音名がある場合には、音声名による確認が利用できます。詳細については、「VPIM ユーザ」を参照してください。

メッセージ処理の類似性と制限

ほとんどの部分で、Cisco Unity ユーザと VPIM 準拠ボイス メッセージ システム上の個人との間のメッセージ処理は、Cisco Unity ユーザ間のメッセージ処理と同じです。次の例を参考にしてください。

送信時に緊急のマークが付いているメッセージは、受信者が取り出すときにも緊急のマークが付いています。

送信時にプライベートのマークが付いているメッセージは、受信者が取り出すときにもプライベートのマークが付いています。

ユーザは、VPIM ユーザを含む Cisco Unity 同報リストにメッセージを送信できます。

ユーザは、リモート ボイス メッセージ システムがサポートしている場合には、ファックス メッセージを送信できます。

次の例外に注意してください。

受信確認と配信確認の要求は、いずれも配信確認として返されます。

ボイス添付ファイルのない電子メール メッセージを VPIM 受信者へ送信することはできません。それは、ViewMail で、ユーザが VPIM 受信者を電子メール メッセージの宛先に指定することを許可されている場合でも変わりません。VPIM 受信者に送信された電子メール メッセージは、配信する代わりに、NDR として送信者に返されます。

ViewMail で VPIM メッセージに応答するとき、ユーザが応答でテキストを送信する場合にはテキスト添付ファイルにテキストを含める必要があります。受信者がテキスト添付ファイルを受信するかどうかは、リモート ボイス メッセージ システムの機能によって異なります。

ViewMail で重要度が低いとマークが付けられたメッセージは、通常のメッセージと同様に扱われます。

リモート ボイス メッセージ システムのユーザから Cisco Unity 同報リストに送信されたメッセージは配信されず、NDR が送信者に返されます。Cisco Unity への着信 VPIM メッセージは、ユーザのメールボックスにだけ送信されます。パブリック同報リストには送信できません。

着信メッセージは、ユーザの主要内線番号に宛先指定されている必要があります。代行内線番号に宛先指定されているメッセージは送信されません。

VPIM ネットワークとブラインド アドレス

ブラインド アドレスは、Cisco Unity が VPIM メッセージの宛先に別のボイス メッセージ システムのユーザを指定できるようにする方法の 1 つです。ブラインド アドレスを使用すると、Cisco Unity は、リモート ボイス メッセージ システムの受信者に関する固有の情報(名前やメールボックス番号など)を使用せずにメッセージの宛先を指定できます。ブラインド アドレスをセットアップするステップの 1 つとして、[プライマリ ロケーション]>[宛先オプション]ページで[ブラインド アドレス]設定を[なし]以外のものに変更する方法があります。さらに、Cisco Unity が通信するボイス メッセージ システムそれぞれに対応する VPIM 配信ロケーションも作成します。

配信ロケーションそれぞれに、次の基本情報を指定します。

[ダイヤル ID]:Cisco Unity に対してロケーションを識別する独自の番号。ブラインド アドレスでリモート ボイス メッセージ システムを使用するユーザをメッセージの宛先に指定するときに、ユーザがダイヤルする番号です。

[SMTP ドメイン名]:インターネットで宛先指定が可能な SMTP ドメイン名。配信ロケーションに対応するボイス メッセージ システムを使用している個人のアドレスを構成するために使用します。

ブラインド アドレスでメッセージの宛先を指定するとき、ユーザは配信ロケーションのダイヤル ID と受信者のメールボックス番号で構成された番号をダイヤルします。メッセージの宛先を指定する前に、Cisco Unity はユーザが入力した番号を解析し、一致する配信ロケーションを検索します。Cisco Unity に一致するロケーションが見つからない場合は、送信者にエラーを報告し、メッセージの宛先は指定されません。一致する配信ロケーションが見つかった場合、Cisco Unity はリモート メールボックス番号が存在するかどうかを確認せずにメッセージの宛先を指定します。Cisco Unity は、メッセージの宛先を指定する前に、配信ロケーションが存在することの確認としてボイス名の確認を行います(配信ロケーションのボイス名が録音されている場合)。

ブラインド アドレスを使用するユーザの状況

ユーザは、電話、ViewMail for Outlook、または Cisco Unity Inbox を使用してメッセージの宛先を指定できます。ViewMail または Cisco Unity Inbox を使用してメッセージの宛先を指定するには、次の形式でアドレスを入力します。

[VPIM:<配信ロケーションのダイヤル ID>_<リモート メールボックス番号>]


) ViewMail では、アドレスに角カッコが必要です。


Cisco Unity サーバは、他のボイス メッセージ システムを使用している相手の名前、内線番号、録音済みボイス名にアクセスできないため、ブラインド アドレス機能に制限が生じます。

メッセージの宛先を指定するとき、送信者はボイス名の確認を聞くことができません。Cisco Unity は、入力された番号が正しいかどうかを確認できないので、ユーザが不注意に間違った人または存在しない内線番号をメッセージの宛先として指定する場合もあります。ただし、ユーザは、無効な内線番号を入力すると、NDR を受信します。

ユーザは、メッセージの宛先を指定するときにスペリング モードを使用できません。使用できるモードは、ナンバー モードだけです。そのため、配信ロケーションのダイヤル ID と受信者のメールボックス番号を知っている必要があります。

ブラインド アドレスは、パブリック同報リストに追加できません。

ユーザが電話を使用して VPIM ロケーションの相手からのメッセージを聞く場合、ガイダンス(電話ユーザ インターフェイスまたは TUI とも呼ばれる)が送信者を識別することはできません。

ユーザが ViewMail for Outlook または Cisco Unity Inbox を使用して VPIM ロケーションの相手からのメッセージを聞く場合、From アドレスの形式は、[VPIM:<配信ロケーションのダイヤル ID>_<リモート メールボックス番号>]です。送信者を識別できるのは、リモート システムが送信者の録音済みボイス名をメッセージに組み込んだ場合だけです。

ユーザは Cisco Unity カンバセーションを使用して、プライベート同報リストでブラインド アドレスを追加および削除できます。これに対して、ユーザは Cisco Unity Assistant を使用してリスト メンバーを表示したり、電話で追加したブラインド アドレスを削除できますが、ブラインド アドレスをプライベート同報リストに追加することはできません。Cisco Unity システム管理も、ブラインド アドレスをプライベート同報リストに追加できませんが、リスト メンバーの表示と削除はできます。

配信ロケーションを削除すると、そのロケーションのブラインド アドレスもすべてのプライベート同報リストから削除されるので注意してください。ユーザのプライベート同報リストにこのような変更が生じる可能性があることをユーザに通知するよう考慮してください。

VPIM ユーザ

VPIM ユーザは、別のボイス メッセージ システムを使用している個人を表す Cisco Unity での呼び名です。VPIM ユーザが Cisco Unity で作成されると、Cisco Unity ユーザは他のユーザの場合と同様に、VPIM ユーザをディレクトリ内で見つけてメッセージを送信できます。VPIM ユーザが宛先に指定されているボイス メッセージは、そのユーザが使用しているボイス メッセージ システムに送信されます。

VPIM ユーザには、追加の Exchange クライアント アクセス ライセンス(CAL)は必要なく、Cisco Unity ユーザ ライセンスを消費しません。Cisco Unity ユーザ ライセンス カウントは、VPIM ユーザを作成しても変わりません。

AMIS ユーザをセットアップするには、まず、Cisco Unity が通信するリモート ボイス メッセージ システムそれぞれに対応する VPIM 配信ロケーションを作成します。配信ロケーションを作成した後で、各リモート ユーザの VPIM ユーザを作成します。各 VPIM ユーザを作成するときに、他のボイス メッセージ システム上のユーザのメールボックス番号を指定し、ユーザを関連付ける VPIM 配信ロケーションを選択します。ボイス コネクタは、VPIM ユーザにメッセージを送信するときに、関連付けられている配信ロケーションに関する情報を使用します。VPIM ユーザを作成できるのは、関連付けられている VPIM 配信ロケーションが作成された VPIM ブリッジヘッド サーバ上だけであることに注意してください。

VPIM ユーザ アカウントは、通常のユーザ アカウントとほとんど同じ方法で作成および管理します。Cisco Unity システム管理を使用して、VPIM ユーザ アカウントを 1 つずつ、作成、修正および削除できます。また、Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用すると、複数の VPIM ユーザ アカウントの作成および修正が可能です。

内線番号は、VPIM ユーザ アカウントに必須です。この内線番号は、VPIM ユーザをメッセージの宛先に指定するときに、ユーザがダイヤルする番号です。この番号は、リモート ボイス メッセージ システム上の VPIM ユーザのメールボックス番号と同じでも異なっていてもかまいません。組織の開始グリーティングにアクセスした発信者は、VPIM ユーザの内線番号をダイヤルすることも、宛先検索サービスで VPIM ユーザを検索してメッセージを残すこともできます。

VPIM ユーザに対応する連絡先が、Active Directory 内にあります。VPIM ユーザを削除すると、基本の連絡先は自動的に削除されます。

VPIM ユーザは、メッセージを受信する以外に、Cisco Unity の他の機能にアクセスすることはできません。また、Cisco Unity システム管理のいくつかのセクションが使用不能になります。VPIM ユーザは次の操作を行うことができません。

電話で Cisco Unity にログオンして、メッセージをチェックまたは送信すること。

電話で Cisco Unity にログオンして、または Cisco Unity Assistant を使用して、個人設定を調整すること。名前の録音とグリーティングは、Cisco Unity システム管理を使用して録音または変更のみが可能です。

Cisco Unity Inbox を使用してメッセージをチェックすること。

プライベート同報リストを所有すること。

メッセージ通知をセットアップまたは受信すること。

メッセージ ウェイティング インジケータを受信すること。

ブラインド アドレスのセットアップに比べて、手動での VPIM ユーザのセットアップには、より大きな Cisco Unity の管理上のオーバーヘッドが発生します。ただし、自動ディレクトリ更新を設定して、着信 VPIM メッセージで受信した情報に基づき、VPIM ユーザを自動的に作成、変更、削除することもできます。詳細については、「VPIM ユーザ ディレクトリの自動更新」を参照してください。

手動で作成したか自動的に作成したかにかかわらず、VPIM ユーザ オプションを使用すると、他のユーザは、通常のユーザを指定するときと同じ方法で、VPIM ユーザをメッセージの宛先に指定できます。一般的に、VPIM ユーザ アカウントの作成は、次の場合に適したソリューションです。

他のボイス メッセージ システムに、こちらのロケーションからのメッセージを受信する必要があるユーザが、少数しかいない場合(ただし、多数の VPIM ユーザの作成に対して、技術的な制限はありません)。

身元不明発信者がローカル Cisco Unity サーバを呼び出し、別のボイス メッセージ システムのユーザにメッセージを残せるようにする必要がある場合。リモート VPIM ユーザにメッセージを残すときに、ローカル発信者が長距離電話料金を支払わなくて済むようにできます。

次の「VPIM ユーザを使用するユーザの状況」の項で説明する機能が必要な場合。

多数の VPIM ユーザ アカウントのセットアップおよびメンテナンスを行うと管理上のオーバーヘッドが発生するため、ブラインド アドレス、VPIM ユーザの手動作成、および自動ディレクトリ更新を組み合せた方がよい場合もあります。たとえば、上級営業スタッフ用に VPIM ユーザ アカウントをセットアップし、その他の従業員にはセットアップしないようにできます。この場合、その他の従業員の着信メッセージ、応答、または不達確認(NDR)を Cisco Unity が受信したときに、VPIM ユーザ ディレクトリが自動的に追加および調整されます。

VPIM ユーザを使用するユーザの状況

VPIM ユーザは、電話帳に掲載されていて、ボイス名とグリーティングが録音されているとします。

ユーザは、電話、ViewMail for Outlook、または Cisco Unity Inbox を使用して、VPIM ユーザへのメッセージの宛先を指定できます。

VPIM ユーザに対応する連絡先は、Exchange のアドレス リストに取り込まれ、Outlook アドレス帳(連絡先が明示的に非表示にされていない場合)および Cisco Unity Inbox のアドレス帳に表示されます。したがって、Outlook または Cisco Unity Inbox を使用して VPIM ユーザへのメッセージの宛先を指定した場合、通常のユーザと同様になります。

電話を使用する場合、ユーザは VPIM ユーザへのメッセージの宛先の指定を、名前のスペル モード(システムで有効になっている場合)または内線番号でできます。

ユーザは、VPIM ユーザにメッセージの宛先指定をする際、ボイス名の確認を聞くことができます。

ユーザが電話を使用してメッセージを聞く場合は、ガイダンスが誰からのメッセージであるかを案内します。

VPIM ユーザは、プライベート同報リストまたはパブリック同報リストに追加できます。

Cisco Unity が、VPIM ユーザについて身元不明発信者からのメッセージを記録した場合、VPIM 仕様の要求に従い、「non-mail-user@<ドメイン名>」がメッセージの送信者として使用されます。VPIM ユーザはこれらのメッセージに対して返信できますが、返信メッセージは Unity Messaging System のメールボックスに NDR として返されます。

VPIM ユーザ ディレクトリの自動更新

手動で VPIM ユーザを作成、変更、削除するほかに、着信 VPIM メッセージの情報に基づいて VPIM ユーザ レコードを自動的に作成、更新、または削除するように Cisco Unity を設定できます。自動的に作成、変更、削除のアクションを行うかどうかを制御する設定、およびレコードを作成または変更するために着信情報を使用する方法は、配信ロケーションごとに個別に設定できます。デフォルトでは、すべての VPIM 配信ロケーションで、自動ディレクトリ更新は発生しません。

詳細については、次の各項を参照してください。

「ボイス コネクタで発生するディレクトリ更新処理」

「Cisco Unity VPIM ブリッジヘッド サーバで発生するディレクトリ更新処理」

「VPIM ユーザ情報の読み込み」

「自動更新に関してユーザの宛先指定で考慮する事項」

「CsVPIMConnector のロギング」

ボイス コネクタで発生するディレクトリ更新処理

ディレクトリ更新処理は、着信 VPIM メッセージがリモート ボイス メッセージ システムからボイス コネクタに送信されると発生します。ボイス コネクタは、「ボイス コネクタの着信 VPIM メッセージの処理方法」で説明したように、着信メッセージを処理します。基本的な処理のほかに、送信者の配信ロケーションが VPIM ユーザの自動作成または自動変更を許可するように構成されていて、メッセージに十分な情報が含まれている場合、ボイス コネクタは、宛先が UVPIM_<サーバ名> メールボックスのディレクトリ更新メッセージを作成します。配信ロケーションの設定に応じて、ボイス コネクタは、着信 VPIM メッセージのヘッダーの情報、またはメッセージに含まれる vCard 添付の情報を使用します。


) メッセージに複数の vCard 添付が含まれている場合、VPIM ユーザ アカウントの自動作成または変更には、メッセージの最新部分の vCard だけが使用されます。


vCard またはヘッダー情報には、電話番号、テキスト名、ドメイン名が含まれている必要があります。選択されたディレクトリ情報の取得元に、これらのフィールドのいずれかが欠落していた場合、ディレクトリ メッセージは作成されません。ボイス コネクタは、この情報を使用して、一致する連絡先があるかどうかのチェックも行います。これによって、ディレクトリ更新が新規 VPIM ユーザの作成か、既存のユーザの変更かを示します。

ボイス コネクタでの着信 VPIM メッセージの処理結果が不達確認(NDR)になった場合、ボイス コネクタは送信者のディレクトリ メッセージを作成しません。ボイス コネクタから送信された後で、着信 VPIM メッセージに対する NDR が生成されることがあります(受信者のメールボックスがフルの場合など)。この場合は、すでにボイス コネクタでディレクトリ メッセージが作成されています。

ボイス コネクタは、VPIM ユーザに宛先が設定された発信メッセージに対する応答として、リモート ボイス メッセージ システムから NDR を受信することがあります。この場合、ボイス コネクタは対応する配信ロケーションをチェックして、自動削除が有効かどうかを確認します。正常に削除が行われるには、NDR の vCard またはヘッダー フィールドに、電話番号、ドメイン名、配信に失敗した理由を示す SMTP 理由コードが含まれている必要があります。

Cisco Unity VPIM ブリッジヘッド サーバで発生するディレクトリ更新処理

VPIM ブリッジヘッド サーバで実行中の CsVPIMConnector サービスが、UVPIM_<サーバ名> メールボックスのディレクトリ メッセージを監視します。CsVPIMConnector サービスは、新規 VPIM ユーザの作成を要求するディレクトリ メッセージを受信すると、配信ロケーションの追加の[ユーザ作成]の設定をチェックし、以下を判別します。

VPIM ユーザの作成に使用するテンプレート

VPIM ユーザの解析済みテキスト名を名、姓、表示名にマップする方法

電話番号を内線にマップする方法

録音済みボイス名がない VPIM ユーザを許可するかどうか

サービスは SQL Server を使用して、VPIM ブリッジヘッド サーバで VPIM ユーザを作成または更新します。SQL Server データベースからユーザ情報が Active Directory に複製され、メールを使用できる連絡先が作成されます。

CsVPIMConnector サービスは、既存の VPIM ユーザの変更を要求するディレクトリ メッセージを受信すると、配信ロケーションをチェックし、すべての着信 VPIM メッセージでユーザ情報を更新するように設定されているか、テキスト名が変更された場合にのみユーザ情報を更新するように設定されているかを確認します。サービスは着信メッセージからテキスト名を取得し、テキスト名を表示名にマップする設定済みルールを適用します。テキスト名が変更された場合にのみ更新を許可するオプションが選択されている場合は、この新しい表示名と VPIM ユーザ レコードの表示名を比較し、ユーザ レコードを変更するかどうかを判別します。変更が許可される場合、CsVPIMConnector サービスは配信ロケーションをチェックし、表示名の更新を許可するように設定されているかどうかも判別します。表示名の更新が許可されていない場合は、名と姓のフィールドと録音済みボイス名を変更しますが、表示名は変更しません。許可されている場合は、すべてのフィールドが更新されます。

たとえば、ロケーションを次のように設定できます。

表示名を「名前(名)苗字(姓) - Seattle」として作成

テキスト名が変更された場合にのみ更新を許可

表示名の更新を許可

このとき、表示名が「Jessie Smith - Seattle」の VPIM ユーザが存在し、Jessie Smith からの着信メッセージを受信した場合、アクションは実行されません。リモート システムの表示名 Jessie Smith が「Jess Smith」に変更された場合、次に Cisco Unity が着信メッセージを受信したときに変更がトリガーされ、名前と表示名がそれぞれ更新されます。

別の例として、名前が変更されたり、指定されたメールボックス番号が別のユーザに割り当てし直されることがあります。この場合、表示名の更新を禁止して変更を許可すると、名と姓が表示名と矛盾するため、お勧めしません。表示名をマップするルールを設定することで、VPIM ユーザを自動的に作成または変更するときに、最も望ましい表示名規則を維持できます。

CsVPIMConnector サービスは、既存の VPIM ユーザの削除を要求するディレクトリ メッセージを受信すると、メッセージに含まれる理由コードをチェックします。理由コードが、「メールボックスが存在しない」(SMTP エラー コード 5.1.1)の場合、CsVPIMConnector サービスは VPIM ユーザ レコードを削除します。パブリック同報リストやプライベート同報リストのメンバシップなど、関連付けられているすべてのオブジェクトとプロパティは、VPIM ブリッジヘッド サーバで SQL Server データベースから削除されます。SQL Server データベースから変更が複製され、Active Directory の連絡先が削除されます。

VPIM ブリッジヘッド サーバがフェールオーバー用に設定されている場合、CsVPIMConnector サービスはプライマリ サーバでのみ実行されるため、セカンダリ サーバがアクティブな間は、自動 VPIM ユーザ更新は発生しません。ただし、プライマリ サーバが利用不能な間、ボイス コネクタはディレクトリ更新メッセージの生成を継続し、プライマリ サーバが再びアクティブになるとすぐに処理されます。

VPIM ユーザ情報の読み込み

各配信ロケーションに構成した設定に応じて、着信 VPIM メッセージのヘッダー、またはメッセージに含まれる vCard 添付の情報を使用して VPIM ユーザを作成、更新、または削除できます(複数の vCard 添付が含まれている場合は、メッセージの最新部分の vCard だけが使用されます)。追加の配信ロケーション オプションによって、vCard またはヘッダーのフィールドを VPIM ユーザ フィールドにマップする方法を指定できます。 表7-1 で、vCard またはヘッダー フィールドを使用して VPIM ユーザ情報を生成するときのフィールドの取得元を示します。CsVPIMConnector サービスがこのデータを VPIM ユーザ レコードのフィールドにマップする方法に影響を与える配信ロケーションの[ユーザ作成]の設定の情報も含まれています。

 

表7-1 VPIM ユーザ情報

ユーザ フィールド
vCard を使用する場合のフィールドの取得元
ヘッダーを使用する場合のフィールドの取得元

N プロパティ、Given Name

または

FN(フォーマット済み名)プロパティに含まれるテキスト名

From アドレスに含まれるテキスト名

From アドレスに含まれる文字列が「Terry Bader<8882233@
remotevoicemailsystem.com>」の場合、名の取得元として使用されるテキスト名は Terry Bader です。

名前が単一のテキスト名フィールド(vCard の FN プロパティまたはメッセージ ヘッダーの From アドレス)から派生する場合は、テキスト名フィールドのどの部分を名と見なすかを判別するために、[テキスト名にコンマがない場合:]の設定を適用できます。

N プロパティ、Family Name

または

FN(フォーマット済み名)プロパティに含まれるテキスト名

From アドレスに含まれるテキスト名

From アドレスに含まれる文字列が「Terry Bader<8882233@
remotevoicemailsystem.com>」の場合、姓の取得元として使用されるテキスト名は
Terry Bader です。

姓が単一のテキスト名フィールド(vCard の FN プロパティまたはメッセージ ヘッダーの From アドレス)から派生する場合は、テキスト名フィールドのどの部分を姓と見なすかを判別するために、[テキスト名にコンマがない場合:]の設定を適用できます。

表示名

N プロパティ、Given Name と Family Name

または

FN プロパティ

From アドレスに含まれるテキスト名

From アドレスに含まれる文字列が「Terry Bader<8882233@
remotevoicemailsystem.com>」の場合、表示名の取得元として使用されるテキスト名は Terry Bader です。

表示名は、[テキスト名のマッピング]の設定で指定されたルールに従い、適切な取得元のフィールドから派生します。

vCard の N プロパティを使用し、[テキスト名のマッピング]が[VPIM ユーザの表示名へ]に設定されている場合、表示名は Family Name, Given Name に設定されます(これは、姓, 名のようになります)。

内線

次のいずれかです。

修飾子なしの TEL プロパティ

修飾子が TYPE=voice の TEL プロパティ

ヘッダーの From アドレスのメールボックス番号

From アドレスのメールボックス番号

From アドレスに含まれる文字列が「Terry Bader<8882233@
remotevoicemailsystem.com>」の場合、内線番号の取得元として使用されるメールボックス番号は 8882233 です。

内線番号は、[VPIM ユーザの内線番号マップ先]の設定で指定されたルールに従い、適切な取得元のフィールドから派生します。

このフィールドは、ユーザが作成されるときにのみ設定されることに注意してください。内線番号のマッピングのルールが変更された場合でも、自動変更では変更されません。ルールを変更する場合は、Cisco Unity システム管理または Bulk Edit ツールを使用して、既存の VPIM ユーザの内線番号を手動で変更します。

リモート ボイス名

Originator-Spoken-Name添付

Originator-Spoken-Name添付

ボイス コネクタは、オーディオをディレクトリ メッセージに含める前に、関連付けられている配信ロケーションの着信オーディオ変換に指定されたコーデックを使用して変換します。

リモート メールボックス番号

次のいずれかです。

修飾子なしの TEL プロパティ

修飾子が TYPE=voice の TEL

ヘッダーの From アドレスのメールボックス番号

From アドレスのメールボックス番号

From アドレスに含まれる文字列が「<8882233@remote
voicemailsystem.com>」の場合、リモート メールボックス番号は 8882233 です。

電話プレフィックスが配信ロケーションに指定されている場合、取得元の番号からプレフィックスが削除されて、リモート メールボックス番号が作成されます。

TEL プロパティまたはメールボックス番号を VPIM ユーザの内線番号にマップするときに適用されるルールは、リモート メールボックス番号には適用されません。

内線番号フィールドの取得元データに含まれる数字以外の文字は、VPIM ユーザの内線番号を作成するときに削除されます。たとえば、TEL プロパティを使用する場合に、番号 (555)888-2233 が含まれていると、ユーザの内線番号はディジット 5558882233 から形成されます。着信電話番号データのマッピングに設定されたルールが正常に適用されなかった場合、VPIM ユーザの作成は失敗します。

CsVPIMConnector サービスが自動的に VPIM ユーザを作成するとき、Active Directory の連絡先には次の形式のエイリアスが割り当てられます。

VPIM_<配信ロケーション ダイヤル ID>_内線番号

サービスは、VPIM ユーザを作成するときに、配信ロケーション設定で指定されているユーザ テンプレートも適用します。

自動更新に関してユーザの宛先指定で考慮する事項

VPIM ユーザ アカウントに含まれる情報を使用して、ユーザによるメッセージのリモート メールボックスへの宛先指定を支援できます(名前のスペルまたは音声名による確認など)。ただし、VPIM メッセージの目的の受信者を示すために、発信者がブラインド アドレスと VPIM ユーザ情報のどちらを使用するかにかかわらず、最終的にメッセージはリモート システムの数字のメールボックス ID でアドレス指定され、送信されます。ローカル ユーザが発信メッセージの宛先指定に使用した名前情報が、リモート メールボックスの実際の現在の所有者と同じであるかどうかを確認するメカニズムはありません。

自動更新を使用する場合でも、ユーザがリモート サイトのあるユーザにメッセージを送信していると確信していて、しかし VPIM ユーザ アカウントが作成された後でメールボックスの所有者が変更されていて、実際にはメールボックスの新しい所有者がメッセージを受信していることがあります。使用状況に基づいて更新が行われるため、ローカル ユーザがリモート メールボックスに宛先指定をする前に、そのリモート メールボックスの新しい所有者から VPIM メッセージを受信していないと、元のメールボックス所有者に帰属する古い名前情報(元の所有者の音声名を含む)が示され、メールボックスの所有者が変更されたことは示されません。

別の事例として、リモート システムの同じユーザに対して 2 つの VPIM ユーザ アカウントが存在する場合があります。リモート VPIM システムのユーザがメールボックス番号を変更し、Cisco Unity にその送信者の VPIM ユーザ アカウントが存在する場合、既存のアカウントはメールボックス番号を変更するように更新されません。Cisco Unity ユーザが古いメールボックス番号を使用して、その VPIM ユーザへのメッセージの宛先を指定し、メールボックスが存在しないことを示す NDR をリモート システムから受信すると、元の VPIM ユーザ アカウントは削除されます。次に、そのリモート ユーザが Cisco Unity ユーザにメッセージを送信すると、新しい VPIM ユーザ アカウントが作成されます。これらの 2 つのイベントは、任意の順序で発生します。ローカル ユーザが古いメールボックス番号への発信メッセージを送信しようとする前に、リモート ユーザがメッセージを送信した場合、そのリモート ユーザに対して、古いメールボックス番号と新しいメールボックス番号の両方の VPIM ユーザ アカウントが存在することになります。この時点では、名前のスペルを使用してこのリモート ユーザにメッセージの宛先を指定しようとしたローカル ユーザに対して、異なる内線番号の両方が再生されます。古い VPIM ユーザ アカウントは、ユーザがこのアカウントにメッセージを宛先指定し、NDR を受信するまで削除されません。

逆の順序でイベントが発生した場合(リモート ユーザの新しいメールボックス番号から着信メッセージを受信する前に、NDR になる VPIM ユーザへのメッセージをユーザが送信し、VPIM ユーザ アカウントが削除された場合)、送信者は NDR を受信しますが、メッセージの宛先の再指定に使用できるように VPIM ユーザ情報が更新されることはありません。この場合、受信者から着信メッセージを受信し、新しい VPIM ユーザ アカウントが作成されるまで、送信者はブラインド アドレスを使用して、受信者へのメッセージの宛先を指定する必要があります。

CsVPIMConnector のロギング

CsVPIMConnector サービスでは、マイクロ トレースとマクロ トレースの両方を使用できます。トラブルシューティングのために詳細なロギングが必要な場合は、Cisco Unity Diagnostic Tool(UDT)を使用して、これらのトレースを有効にし、収集します。これ以外の場合、デフォルトで CsVPIMConnector は処理したディレクトリ メッセージの要約情報を記録します。この情報は、Cisco Unity トレース ログ ディレクトリの data_CsVPIMConnector_<日付>_<時間>.txt というデータファイルに記録されます。トレース ログのデフォルトの場所は、CommServer\Logs ディレクトリです。

データはコンマ区切り形式でファイルに書き込まれます。 表7-2 で、データ ファイルに書き込まれる順にフィールドを説明します。

 

表7-2 CsVPIMConnector データ ログ ファイルのカラム

フィールド
内容

UTC Time Stamp

世界標準時(UTC)での、ディレクトリ メッセージが処理された時間

Logging Process Name

AvRepMgr_MC

Logging Process Number

30311

Local Time Stamp

Cisco Unity サーバの時間帯での、ディレクトリ メッセージが処理された時間

Subscriber Display Name

[テキスト名のマッピング]の設定で指定されたルールに従い、VPIM ユーザの表示名が正常に生成された場合は、その表示名。それ以外の場合は、VPIM メッセージで受信した名前。

Location Dial ID

元の VPIM メッセージの送信元である配信ロケーションのダイヤル ID

Subscriber DTMF ID

[VPIM ユーザの内線番号マップ先]の設定で指定されたルールに従い、VPIM ユーザの内線番号が正常に生成された場合は、その内線番号。それ以外の場合は、「Invalid」。

Action Type Code

次のいずれかです。

13001:作成

13002:削除

13003:変更

Action Status Code

次のいずれかです。

15000:エラー

15001:正常に完了

Error Status Code

次のいずれかです。

100:正常

101:内線番号が競合

102:エイリアスが競合

103:リモート アドレスが競合

104:名前が無効

105:パラメータが無効

106:ユーザがローカルではない

107:ユーザが見つからない

108:内線番号が無効

各エラー ステータス コードの詳細については、 表7-3 を参照してください。

Subscriber Status Code

次のいずれかです。

0:グローバル

1:ローカル

2:見つからない

 

表7-3 CsVPIMConnector エラー ステータス コードの説明

エラー ステータス コード
説明

100(正常)

ユーザの作成、変更、または削除が正常に行われました。

101(内線番号が競合)

ディレクトリにすでに存在する内線番号を持つユーザを作成しようとしました。

102(エイリアスが競合)

ディレクトリにすでに存在するエイリアスを持つユーザを作成しようとしました。

103(リモート アドレスが競合)

ディレクトリにすでに存在するリモート アドレスを持つユーザを作成しようとしました。

104(名前が無効)

名前フィールドが 1 つだけの VPIM メッセージを受信しました(ユーザを作成または変更するには、名と姓の両方が必要です)。

105(パラメータが無効)

作成に使用されたパラメータが無効です(作成に無効なユーザ テンプレートまたはコンテナが指定された、指定されたコンテナにユーザを作成するための十分な権限がないなど)。

106(ユーザがローカルではない)

ローカル ユーザ テーブルではなくグローバル ユーザ テーブルにあるユーザの変更または削除が要求されました。

107(ユーザが見つからない)

見つからないユーザの変更または削除が要求されました。

108(内線番号が無効)

受信した電話番号に対して、ロケーションに指定された内線番号作成ルールを適用できないか、生成された内線番号が 40 桁を超えました。

認識されたユーザ メッセージ

Identified Subscriber Messaging(ISM; 認識されたユーザ メッセージ)では、ユーザが自分の主要内線番号または代行内線番号から他のユーザを呼び出したときに再生される内容や、呼び出し先のユーザのグリーティングに転送される内容が決まります。発信元のユーザがメッセージを残した場合は、発信先のユーザが聞く内容と、メッセージを聞いたときに可能な操作が決定されます。ISM を有効にすると、Cisco Unity は、発信元の内線番号にユーザが関連付けられていることを認識し、それに応じて発信先ユーザの内線グリーティングを再生します。さらに、Cisco Unity は残されたメッセージとともに、発信元ユーザの録音済みボイス名を再生するため、発信先ユーザはそれを聞いて応答を録音することができます。

Cisco Unity ユーザの呼び出しがユーザ グリーティングに転送され、ISM が有効な場合、Cisco Unity は、発信元の番号(ANI または発信者 ID)をユーザの主要内線番号および代行内線番号と照合します。一致するものが見つかると、その発信者を Cisco Unity のユーザとして認識します。デフォルトの Cisco Unity が発信元の番号の照合先として使用する内線番号は、ローカル システムの「通常の」Cisco Unity ユーザの内線番号に限定されています。ISM は、ダイヤル ドメイン全体のすべての Cisco Unity ユーザを含めるように拡張できます。

ISM を AMIS ユーザ、Bridge ユーザ、および VPIM ユーザ(まとめて外部ユーザと呼びます)に対して有効にできます。有効にすると、Cisco Unity は発信者番号と内線番号を比較するときに、それらのユーザも比較対象に含めます。次の点に注意してください。

外部ユーザを ISM の適用対象にした後は、Cisco Unity を再起動する必要があります。

複数の Cisco Unity サーバをデジタル ネットワークでネットワーク構成している場合は、ブリッジヘッド サーバと同じダイヤル ドメイン内にある Cisco Unity サーバ上でのみ、ISM 機能を有効にできます。

この機能を必要とするそれぞれの Cisco Unity サーバで、ISM を外部ユーザ用に有効にする必要があります。

使用している Cisco Unity サーバが 1 台の場合、この機能を使用するには、その Cisco Unity サーバがダイヤル ドメインのメンバーになっている必要があります。

メッセージを残すことと、メッセージを送信することの違いに注意してください。リモート ボイス メッセージ システムから、対応する外部ユーザ アカウントを使用して Cisco Unity ユーザへメッセージを録音して送信する(呼び出してメッセージを残すのではない)場合、そのメッセージはすべてのバージョンの Cisco Unity で、対応する外部ユーザからのメッセージとして認識されます。

発信元の番号は、電話システムから Cisco Unity に通知されます。その桁数は、ほとんどの電話システムで設定可能です。Cisco Unity が一致するユーザの内線番号を検出するためには、発信者番号に応じた桁数を通知する設定を、電話システムに対して行う必要があります。また、発信者番号を照合するために、ユーザ アカウントに代行内線番号を付加することが必要な場合もあります。さらに、電話システム固有の問題によって、Cisco Unity が発信者番号をユーザの内線番号と照合できない場合もあります。電話システムが提供する通話情報の詳細については、使用している電話システムのマニュアルと Cisco Unity インテグレーション ガイドを参照してください。

VPIM ユーザへの Live Reply

Live Reply では、電話でメッセージを聞くユーザは、他のユーザを呼び出すことにより、他のユーザからのメッセージに応答できます。この機能が有効になっているときに、電話でメッセージを聞いたユーザがユーザ メッセージに応答するには、「ユーザの呼び出し」オプションを選択して、Cisco Unity からユーザを直接呼び出します。ユーザが Live Reply 機能にアクセスできるかどうかは、そのユーザのサービス クラスの設定によって決まります(Live Reply を有効にするには、Cisco Unity システム管理の[ユーザ]>[サービス クラス]>[メッセージ]ページを使用します)。

ユーザは、別のボイス メッセージ システムのユーザからのメッセージでも、そのユーザが Cisco Unity に対応する VPIM ユーザ アカウントを持っていれば、Live Reply で応答できます。Live Reply による呼び出しを正常に転送するには、VPIM ユーザの着信転送番号を設定する必要があります。

Live Reply による VPIM ユーザへの応答は、常に電話システムへのリリース転送によって行われます。これはメッセージに応答する Cisco Unity ユーザと、VPIM ユーザの両方のアカウントが、同じ Cisco Unity サーバにある場合も同様です。リリース転送では、Cisco Unity が VPIM ユーザ用に設定された着信転送番号をダイヤルして回線を切断し、その後の呼び出しの処理を電話システムに引き継ぎます。リリース転送では、次の制限事項に注意してください。

VPIM ユーザの通話スクリーニング、通話保留、および接続案内の機能は無視されます。

着信転送の設定の[転送せずグリーティングを再生する]は無視されます。Cisco Unity は、VPIM ユーザの内線番号をダイヤルして電話を切ります。ユーザの内線番号が、Cisco Unity の統合されている電話システムで有効な内線番号である場合は、そのユーザの電話のベルが鳴ります。ユーザの内線番号が有効な電話内線番号でない場合、その後の通話に何が起きるかは、電話システムとその設定によって異なります。電話システムがユーザの内線番号への呼び出しを処理するように設定されていないと、発信者は接続を切断される場合があります。

次の点に注意してください。

Live Reply による VPIM ユーザへの応答は自動的に有効になります。無効にすることはできません。

他の Cisco Unity サーバ上にアカウントを持つ VPIM ユーザへの Live Reply では、他の Cisco Unity サーバ上にアカウントを持つ Cisco Unity ユーザへの Live Reply に使用できるクロスサーバ Live Reply 機能は使用されません。ただし、Cisco Unity ユーザが、別の Cisco Unity サーバのユーザ アカウントを持つ VPIM ユーザからのメッセージに Live Reply で応答するには、両方のサーバが同じダイヤル ドメインに存在する必要があります。

VPIM ユーザの削除

各 VPIM ユーザは、Active Directory の連絡先に関連付けられています。VPIM ユーザを Cisco Unity システム管理で削除する際に、ユーザ アカウントを個別に削除すると、基本の連絡先は自動的に削除されます。配信ロケーションに関連付けられたすべての VPIM ユーザ、ユーザに関連付けられた基本の連絡先、および配信ロケーション自体を削除するには、Tools Depot の Global Subscriber Manager を使用します。VPIM 配信ロケーションを削除すると、ブラインド アドレスもすべてのプライベート同報リストから削除されることに注意してください。ユーザのプライベート同報リストにこのような変更が生じる可能性があることをユーザに通知するよう考慮してください。

配信ロケーションの[ユーザ作成]の設定で有効にした場合、VPIM ユーザに送信したメッセージに対する応答として配信ロケーションから不達確認を受信した場合、Cisco Unity は自動的に VPIM ユーザを削除します。詳細については、「VPIM ユーザ ディレクトリの自動更新」を参照してください。

内線アドレス

VPIM ユーザを作成すると、Cisco Unity は自動的に次の形式の電子メール アドレスを生成します。

VPIM:<配信ロケーションのダイヤル ID>_<リモート メールボックス番号>

この特別な電子メール アドレスを、内線アドレスまたはリモート アドレスと呼びます。内線アドレスは、VPIM ユーザが関連付けられている配信ロケーションのダイヤル ID と VPIM ユーザのリモート メールボックス番号の組み合せです。VPIM ユーザに対応する Active Directory の連絡先にはそれぞれ内線アドレスが含まれています。

ユーザが電話で VPIM ユーザをメッセージの宛先に指定するときは、内線番号をダイヤルします。Cisco Unity は受信者を VPIM ユーザとして認識し、Cisco Unity サーバ上の SQL Server データベースから内線アドレスを取り出します。

内線アドレスは、VPIM ユーザを作成する際に自動的に生成されます。内線アドレスは、リモート メールボックス番号を変更すると自動的に更新されます。また、配信ロケーションのダイヤル ID を変更したときも自動的に更新されます。

Outlook アドレス帳における VPIM ユーザの表示方法の決定

インストレーションによっては、リモート ボイス メッセージ システムのユーザが、ローカル ネットワーク上ですでに、電子メールに使用する Active Directory アカウントと Exchange メールボックスを持っていることがあります。したがって、そのユーザの VPIM ユーザ アカウントを作成すると、Exchange アドレス リストには、電子メールに使用する既存のユーザ アカウントと、ボイスメールだけに使用する新規の連絡先が重複して登録されます。どちらの登録も、Outlook アドレス帳に取り込まれます。これは、ボイス メッセージの宛先指定にしか使われない連絡先に、不注意で電子メール メッセージを送信してしまう可能性があることを意味します。

ユーザが VPIM ユーザに誤って電子メールを送信しないように、関連付けられた連絡先を Outlook アドレス帳で非表示にできます。また別の方法として、Outlook アドレス帳における連絡先について、名前の表示方法を変更して、ユーザが連絡先をユーザ アカウントと区別できるようにすることも可能です。この方法では、連絡先に対して不注意に送信される電子メール メッセージの数を減らすことができ、また同時に、VPIM ユーザに送信するボイス メッセージについて、宛先の指定が容易になります。

VPIM ユーザ アカウントを作成する前、または作成した後に、関連付けられた連絡先を Exchange アドレス リストで非表示にして Outlook のアドレス帳に表示しないようにすることができます。この設定を行っても Exchange は、既存のユーザ アカウント(存在する場合)および連絡先に対して、電子メール メッセージを配信します。ただし、電子メール メッセージの宛先を指定する際に、ユーザは不注意に連絡先を Outlook アドレス帳で選択できないため、連絡先に対して送信される電子メール メッセージの数は減ります。

Outlook アドレス帳でユーザを非表示にするには、Cisco Unity システム管理、Cisco Unity Bulk Import ウィザード、Bulk Edit、または Active Directory ユーザーとコンピュータを使用します。

Cisco Unity システム管理で設定を行うには、VPIM ユーザの作成時であれば、使用を予定するユーザ テンプレートの[プロファイル]ページで、あるいはユーザ アカウントの作成後であれば、個々のユーザの[プロファイル]ページで、[電子メール サーバのアドレス帳でのユーザ表示]チェックボックスをオフにします。

Cisco Unity Bulk Import ウィザードまたは Bulk Edit ユーティリティを使用する場合は、各ツールのヘルプを参照してください。

Active Directory ユーザーとコンピュータを使用する場合、[表示]>[拡張機能]をクリックして[Exchange の詳細設定]プロパティ ページを表示し、[Exchange の詳細設定]タブで[Exchange アドレス一覧に表示しない]チェックボックスをオンにします。

Outlook アドレス帳に連絡先をまったく表示しない方法に代わる手段として、連絡先の表示名を変更することで、連絡先とユーザ アカウントとの区別を可能とする方法があります。たとえば、「- Voice mail」を各 VPIM ユーザの表示名に付加できます。すると、Outlook アドレス帳では次のように表示されます。

Abade, Alex
Abade, Alex - Voice mail
Bader, Kelly
Bader, Kelly - Voice mail
Campbell, Terry
Campbell, Terry - Voice mail

この方法では、VPIM ユーザにボイス メッセージを送信する際に、ユーザは適切なアドレスを容易に判別できます。さらに、ユーザが Outlook アドレス帳を使用して、メッセージの宛先を連絡先に指定する際に、そのアドレスが正しい形式であることを確認できます。

各リモート メッセージング システムの送信者からの着信メッセージで受信するテキスト名に基づいて、自動作成される VPIM ユーザの表示名を Cisco Unity が生成する方法のルールを配信ロケーションごとに指定できます。

Cisco Unity Assistant でプライベート同報リストにユーザが個々のユーザを追加することの防止

従来型のボイス メッセージ システムから Cisco Unity に移行するときに、段階的にユーザを Cisco Unity に移行させることができます。この場合、Cisco Unity は通常のユーザと「外部」ユーザ(Bridge、AMIS、VPIM の連絡先)を同時にサポートします。移行中に、通常のユーザはメッセージを外部ユーザに送信し、外部ユーザをプライベート同報リストに追加できます。

ただし、外部ユーザが通常の Cisco Unity ユーザに変換されると、このユーザはすべてのプライベート同報リストから自動的に削除されます。このとき、プライベート同報リストの所有者には通知されません。この場合、目的の受信者が受信できなくなっていることを認識せずに、プライベート同報リストにメッセージを送信し続ける可能性があります。

必要に応じて、Cisco Unity の管理者は、外部ユーザが通常のユーザに変換されること、および新しく移行したユーザを既存のプライベート同報リストに再度追加する必要があることを、ユーザに知らせる必要があります。移行段階の途中では、Cisco Unity Assistant でユーザをプライベート同報リストに追加できないようにして、移行プロセスが完了するまで Cisco Unity 電話メニューでも追加しないように依頼する方法もあります。

Cisco Unity サーバに関連付けられているいずれのユーザも Cisco Unity Assistant でプライベート同報リストに個々のユーザを追加しないよう防止するには、次の手順を実行します。この手順では、Cisco Unity 電話メニューを使用して通常のユーザおよび外部ユーザをプライベート同報リストに追加することは禁止されません。また、メッセージの宛先を通常のユーザおよび外部ユーザに指定することも禁止されません。

Cisco Unity Assistant でプライベート同報リストにユーザが個々のユーザを追加することを防止する


ステップ 1 Cisco Unity サーバのデスクトップで、 [Cisco Unity Tools Depot] アイコンをダブルクリックします。

ステップ 2 左側のウィンドウで、[Administrative Tools]の下の [Advanced Settings Tool] をダブルクリックします。

ステップ 3 [Unity Settings]ウィンドウで、 [Unity Assistant--Do Not Allow Subscribers to Add Subscribers to Private Lists] をクリックします。

ステップ 4 [New Value]リストで [1] をクリックしてから [Set] をクリックすると、ユーザが Cisco Unity Assistant で同報リストにメンバーを追加するときに、[名前検索]ダイアログボックスに[ユーザ]タブが表示されません(ユーザは、[同報リスト]タブから同報リストへの追加を継続できます)。

ステップ 5 プロンプトが表示されたら、 [OK] をクリックします。

ステップ 6 [Exit] をクリックします。

変更を有効にするために、Cisco Unity を再起動する必要はありません。


 

別のボイス メッセージ システムから Cisco Unity へのユーザ移行

VPIM を使用して、別のボイス メッセージ システムから Cisco Unity に移行する場合、いくつかのツールを使用して、VPIM ユーザ情報から Cisco Unity ユーザを作成できます。詳細については、次の各項を参照してください。

「一度に複数のユーザを移行」

「一人ずつユーザを移行」

「ユーザを移行する場合のプライベート同報リストに関する注意事項」

一度に複数のユーザを移行

次に示すのは、一度に複数の VPIM ユーザを Cisco Unity ユーザに移行する、一般的なステップです。詳細については、該当するツールのヘルプ ファイルを参照してください(Cisco Unity サーバで Tools Depot アイコンをクリックし、左側のウィンドウで適切なツールをクリックして、ヘルプ ファイルを参照します)。

1. Cisco Unity サーバのバックアップを必ず行ってください(データの削除を行うため、予防措置として)。

2. Subscriber Information Dump を Tools Depot から実行し、VPIM ユーザ情報を CSV ファイルに出力します。

3. 必要に応じて CSV ファイルを修正し、Cisco Unity Bulk Import ウィザードを使用して Cisco Unity ユーザを作成する際に、そのファイルを入力として利用できるようにします。

4. Global Subscriber Manager を Tools Depot から実行し、VPIM 配信ロケーションおよび関連付けられた VPIM ユーザと基本の連絡先を削除します。

5. リモート ボイス メッセージ システムから移行されるユーザの Active Directory アカウントおよび Exchange メールボックスがない場合は、作成します。または、Cisco Unity Bulk Import ウィザードでアカウントを作成できます。

6. Cisco Unity Bulk Import ウィザードを、ステップ 3. で用意した入力ファイルを使用して実行します。

一人ずつユーザを移行

別のボイス メッセージ システム上のユーザの VPIM ユーザ アカウントをセットアップしてあり、それらのユーザが既存の Exchange メールボックスを持っている場合は、ユーザを Cisco Unity へ移行するときに、ユーザ データの移行ユーティリティを使用できます。ユーザ データの移行ユーティリティは、既存の VPIM ユーザ アカウントからの Cisco Unity 固有のデータ(ボイス名など)を既存のメール ユーザと組み合せて Cisco Unity ユーザアカウントを作成します。このユーティリティは次に、VPIM ユーザ アカウントを削除し、関連付けられている Active Directory 連絡先を削除します。

ユーザ データの移行ユーティリティは Tools Depot から利用できます([Tools Depot]アイコンが Cisco Unity サーバのデスクトップにインストールされます)。詳細については、ユーティリティに付属するヘルプ ファイルを参照してください。

ユーザを移行する場合のプライベート同報リストに関する注意事項

VPIM ユーザを移行する場合は、プライベート同報リストのメンバシップに次のような影響が発生する可能性があることを Cisco Unity ユーザに通知するよう考慮してください。

配信ロケーションを削除すると、ブラインド アドレスがすべてのプライベート同報リストから削除されます。

VPIM ユーザが通常のユーザになると、その VPIM ユーザはすべてのプライベート同報リストから削除されます。

デジタル ネットワークを構成している Cisco Unity サーバでの注意事項

ユーザおよび同報リストのデータの小規模なサブセットは、ほとんどのロケーション データと同様に Active Directory に格納されます。複数のサーバが共通のディレクトリへアクセスする場合など、組織が複数の Cisco Unity サーバでネットワークを構成している場合、Cisco Unity 固有のデータはネットワーク内のすべての Cisco Unity サーバに複製されます。したがって、ネットワーク上のすべての Cisco Unity サーバには、ユーザが VPIM ロケーションのユーザにメッセージの宛先を指定する必要があることについての情報があります。

ディレクトリ複製が行われるので、VPIM 配信ロケーションと VPIM ユーザを作成する必要があるのはネットワーク内の 1 つの Cisco Unity サーバのみです。各サーバのプライマリ ロケーションの宛先オプションで許可されていれば、関連付けられている Cisco Unity サーバに関係なく、すべてのユーザが VPIM 配信ロケーションまたは別のサーバに作成された VPIM ユーザにメッセージを送信できます。VPIM 用に設定されている Cisco Unity サーバは、ネットワーク上の他の Cisco Unity サーバへの VPIM 「ブリッジヘッド」サーバとして機能します。

電話プレフィックス

各 VPIM 配信ロケーションには、次のプレフィックスが用意されています。これらを使用して各種番号計画に対応します。

リモート電話プレフィックス:この番号は VPIM ロケーションのユーザのアドレスを作成するために使用されます。VPIM ロケーションへの発信メッセージでは、ボイス コネクタは受信者のメールボックス番号の先頭にプレフィックスを追加して To アドレスを形成します。VPIM ロケーションからの着信メッセージでは、ボイス コネクタは送信者のメールボックス番号の先頭からプレフィックスを削除して From アドレスを形成します。

Cisco Unity 電話プレフィックス:この番号は、Cisco Unity ユーザのアドレスを作成するために使用されます。VPIM ロケーションへの発信メッセージでは、ボイス コネクタは送信者のメールボックス番号の先頭にプレフィックスを追加して From アドレスを形成します。VPIM ロケーションからの着信メッセージでは、ボイス コネクタは受信者のメールボックス番号の先頭からプレフィックスを削除して To アドレスを形成します。

すべての VPIM 配信ロケーションが一意のドメイン名を持つ場合は、プレフィックスはオプションになります。同じドメイン名を持つ複数の配信ロケーションがある場合は、リモート電話プレフィックスが必要です。同じドメイン名を持つ配信ロケーションのセット内では、リモート電話プレフィックスは一意の番号である必要があります。

たとえば、組織で 10 桁の番号計画を実施したとします。Cisco Unity ユーザのメールボックス番号が 206 で始まり、VPIM ボイス メッセージ システム上のユーザのメールボックス番号が 425 で始まるものです。

VPIM 配信ロケーションで次のように設定されたとします。

ダイヤル ID = 425

リモート電話プレフィックス = 425

リモート電話プレフィックスとダイヤル ID をともに 425 に設定すると、VPIM ロケーションのユーザにブラインド アドレスでメッセージを送信するときに入力する番号が、通話のときにユーザが入力する番号と同じになります。

プレフィックスがあるので、VPIM ユーザには 7 桁のリモート メールボックス番号が割り当てられます。この例では、発信メッセージの場合には、ボイス コネクタがプレフィックス 425 をリモート メールボックス番号の先頭に追加して、10 桁の受信者メールボックス番号を作成します。

オーディオ形式に関する考慮事項

Cisco Unity システム管理の VPIM 配信ロケーション ページの[オーディオ形式への変換]の設定を使用すると、次のように着信および発信 VPIM メッセージのオーディオ形式を制御できます。

発信メッセージ:発信 VPIM メッセージを G.726 に変換するか、それとも記録されたままの形式で送信するか(オーディオ形式の変換なし)を設定できます。

着信メッセージ:着信 VPIM メッセージを G.711 (mu-law)、GSM 6.10、G.729a のいずれかに変換するか、それとも送信されたままの形式で格納するか(オーディオ形式の変換なし)を設定できます。

これらの設定を決定するときは、以下の事項を考慮してください。

ローカル Cisco Unity サーバ(複数の Cisco Unity サーバがネットワークを構成している場合は複数のサーバ)がボイス メッセージの録音と再生に使用するオーディオ形式。

リモート ボイス メッセージ システムが VPIM メッセージの送受信に使用できるオーディオ形式。一部のボイス メッセージ システムは、VPIM メッセージ用に G.726 形式だけをサポートしていますが、確認するには、リモート ボイスメール サーバのマニュアルを調べる必要があります。

ネットワーク帯域幅。

着信 VPIM メッセージは、ローカル Cisco Unity サーバがメッセージの録音と再生に使用するオーディオ形式と同じ形式で格納することをお勧めします。ただし、着信 VPIM メッセージを他のオーディオ形式で格納する場合は、すべての Cisco Unity サーバと、それらのメッセージにアクセスするその他のコンピュータ上に適切なコーデックがインストールされていることを確認する必要があります。特に、次のような場合は注意してください。

複数の Cisco Unity サーバがネットワークを構成している組織では、Cisco Unity サーバのすべてにコーデックをインストールする必要があります。

ユーザが ViewMail for Outlook または Cisco Unity Inbox を使用してメッセージを聞く場合、各ユーザのワークステーションにコーデックがインストールされている必要があります。

ボイス コネクタは、着信および発信 VPIM メッセージのオーディオ形式を、VPIM 配信ロケーションの設定に従って変換します。ボイス コネクタは、VPIM メッセージの変換元のコーデックと、変換先のコーデックの両方を必要とします。オーディオ形式の変換に応じて、ボイス コネクタをインストールした Exchange サーバに次のように適切なコーデックをインストールすることが必要となる場合があります。

G.711 および GSM 6.10:ボイス コネクタは Windows がインストールするコーデックを使用します。これらのコーデックが、Exchange サーバにまだインストールされているかどうかを確認してください。

G.729a および G.726:ボイス コネクタは G.726 および G.729a コーデックの独自のコピーを使用します。したがって、これらのコーデックをボイス コネクタの Exchange サーバにインストールする必要はありません。RIFF ヘッダーが見つからない場合、ボイス コネクタは G.726 形式で着信メッセージに RIFF ヘッダーを追加します。RIFF ヘッダーがないと Windows ベースのオーディオ プレーヤーはメッセージを再生できません。

OKI ADPCM:OKI ADPCM オーディオ形式から変換を行うには、ボイス コネクタをインストールした Exchange サーバに OKI ADPCM コーデックをインストールする必要があります。

その他のコーデック:その他のオーディオ形式から変換を行うには、ボイス コネクタをインストールした Exchange サーバに、該当するコーデックをインストールする必要があります。

関連資料

Cisco Unity でサポートされるオーディオ形式の一般的な説明については、White Paper『 Audio Codecs and Cisco Unity 』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps2237/prod_white_papers_list.html から入手可能です。

異なるディレクトリにある Cisco Unity サーバ間でメッセージの送受信を行うための詳細については、「オーディオ形式への変換の設定」を参照してください。

メンテナンス

この項では、VPIM Networking の設定をメンテナンスするために必要なさまざまなタスクについて説明します。詳細については、次の各項を参照してください。

「Microsoft Exchange サーバの IP アドレスの変更」

「UVPIM メールボックスの移動」

Microsoft Exchange サーバの IP アドレスの変更

ネットワークによっては、ある Microsoft Exchange サーバの IP アドレスを変更したら、ネットワーク内のその他すべての Microsoft Exchange サーバで Exchange SMTP 仮想サーバの設定を更新して新しい IP アドレスを反映させ、VPIM メッセージが正しく送信されるようにする必要があります。

Exchange 2000 または Exchange 2003 の SMTP 仮想サーバ リレー リストを確認および更新する


ステップ 1 Microsoft Exchange サーバ上で、Windows の[スタート]メニューから [プログラム]>[Microsoft Exchange] >[システム マネージャ] をクリックします。

ステップ 2 左側のツリーで、 Servers\<サーバ名>\Protocols\SMTP を展開します。

ステップ 3 [SMTP 仮想サーバー] を右クリックし、 [プロパティ] を選択します。

ステップ 4 [アクセス] タブをクリックします。

ステップ 5 [中継] をクリックします。

ステップ 6 次のいずれかを実行します。

[以下のリストに含まれるコンピュータ以外のすべて]が選択されていて、新しいサーバの IP アドレスがリストに表示されていない場合は、ステップ 11 に進みます。

[以下のリストに含まれるコンピュータ以外のすべて]が選択されていて、新しいサーバの IP アドレスがリストに表示されている場合は、その IP アドレスをクリックし、 [削除] をクリックします。次にステップ 10 に進みます。

[以下のリストに含まれるコンピュータのみ]が選択されている場合は、ステップ 7 に進みます。

ステップ 7 [追加] をクリックします。

ステップ 8 [1 台のコンピュータ] をクリックし、アドレスを変更したサーバの新しい IP アドレスを入力します。

ステップ 9 [OK] をクリックします。

ステップ 10 [上のコンピュータの一覧に関係なく、正しく認証されたすべてのコンピュータが、この仮想サーバーを中継に使用する] チェックボックスがオンになっていることを確認します。

ステップ 11 [OK] を 2 回クリックして、[プロパティ]ダイアログボックスを閉じます。

ステップ 12 Exchange システム マネージャを終了します。

ステップ 13 ネットワーク内の各 Microsoft Exchange サーバ上で、ステップ 1 からステップ 12 を繰り返します。


 

Exchange 2007 の受信コネクタの IP アドレスを確認する


ステップ 1 Exchange 管理コンソールを開きます。

ステップ 2 ハブ トランスポートおよびエッジ トランスポートの各受信コネクタについて、次の手順を実行します。

a. 受信 コネクタを右クリックし、 [プロパティ] をクリックします。

b. [ネットワーク] タブをクリックします。

c. リストされた IP アドレスを調べて、変更が必要かどうかを確認します。

ステップ 3 Exchange 管理コンソールを終了します。


 

UVPIM メールボックスの移動

UVPIM メールボックスの移動の詳細については、『 Cisco Unity メンテナンス ガイド 』の「Cisco Unity データとログ ファイル、およびユーザ メールボックスとシステム メールボックス」の章の「UVPIM メールボックス」の項を参照してください。このマニュアルは、
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps2237/prod_maintenance_guides_list.html から入手可能です。

動作についての情報

この項では、VPIM ネットワークの動作について説明します。詳細については、次の各項を参照してください。

「着信転送の設定と VPIM ユーザ」

「着信メッセージが主要内線番号のみに着信」

「受信の検索スコープ」

「英語以外の言語によるボイス コネクタ セットアップ プログラムの実行」

着信転送の設定と VPIM ユーザ

複数の Cisco Unity サーバがデジタル ネットワークを介してネットワークを構成しているインストレーションでは、Cisco Unity がユーザへの着信転送に使用する番号だけが、Cisco Unity サーバ間で複製されます。Cisco Unity システム管理の[ユーザ]>[着信転送]ページにあるその他の設定は、どれも複製されません。たとえば、図7-4 で、着信転送は番号が 9,5551212 のユーザの呼び出し音を鳴らすように設定されています。他の Cisco Unity サーバへ複製される着信転送の設定は、着信転送番号 9,5551212 だけです。この設定が[内線番号に転送する]であれば、番号 3047 が複製されます。

図7-4 着信転送番号だけが複製される

 

着信転送の設定が[転送せずグリーティングを再生する]に設定されている場合、着信転送番号は自動的にユーザの内線番号(上の例では 3047)に設定されます。この内線番号が、ネットワークを構成するその他の Cisco Unity サーバへ複製されます。

他の Cisco Unity サーバ上で作成された VPIM ユーザへの着信転送は、常に電話システム(リリース)で処理され、Cisco Unity(相手先応答の検出)では処理されません。これは、それらのユーザに(上記の例のように)相手先応答の検出が設定されている場合でも同じです。リリースによる着信転送は、次の場合に行われます。

Cisco Unity ユーザが、VPIM ユーザの残したメッセージを聞いた後、発信者への通話(Live Reply)を選択した場合(VPIM ユーザへの Live Reply 応答は、常にリリースによって行われます。これは応答が同じ Cisco Unity サーバ上の VPIM ユーザに対するものであっても同じです)。

発信者が自動受付(たとえば開始グリーティング)から VPIM ユーザの内線番号を入力し、その VPIM ユーザ アカウントが別の Cisco Unity サーバ上にある場合。

発信者がディレクトリ ハンドラから VPIM ユーザの名前を入力し、その VPIM ユーザのアカウントが別の Cisco Unity サーバ上にある場合。

リリース転送では、Cisco Unity が VPIM ユーザ用に設定された着信転送番号をダイヤルして回線を切断し、その後の呼び出しの処理を電話システムに引き継ぎます。リリース転送では、次の制限事項に注意してください。

VPIM ユーザの通話スクリーニング、通話保留、および接続案内の機能は無視されます。

着信転送設定の[転送せずグリーティングを再生する]は無視されます。Cisco Unity は、VPIM ユーザの内線番号をダイヤルして電話を切ります。ユーザの内線番号が、Cisco Unity の統合されている電話システムで有効な内線番号である場合は、そのユーザの電話のベルが鳴ります。ユーザの内線番号が有効な電話内線番号でない場合、その後の通話に何が起きるかは、電話システムとその設定によって異なります。電話システムがユーザの内線番号への呼び出しを処理するように設定されていないと、発信者は接続を切断される場合があります。

着信メッセージが主要内線番号のみに着信

メッセージの宛先に Cisco Unity ユーザを指定する場合、リモート ボイス メッセージ システムのユーザは Cisco Unity ユーザの主要内線番号を使用する必要があります。代行内線番号はサポートされていません。Cisco Unity ユーザの代行内線番号を使用してメッセージを送信すると、発信者は NDR を受け取ります。

Cisco Unity は、リモート ボイスメール システムから Cisco Unity パブリック同報リスト、コール ハンドラ、インタビュー ハンドラに送信されたメッセージは受け取りません。Cisco Unity は、リモート ボイスメール システムからユーザの主要内線番号に送信されたメッセージだけを受け取ります。

Cisco Unity ユーザの番号計画を設計するときは、リモート ボイスメール システムから内線番号を宛先に指定されるすべての Cisco Unity ユーザに対して、主要内線番号を必ず設定してください。必要なその他の内線番号はすべて、代行内線番号として設定します。Cisco Unity のその他のすべての機能は、代行内線番号を使用できます。

受信の検索スコープ

複数の Cisco Unity サーバがネットワークを構成するインストレーションでは、他の VPIM 準拠ボイス メッセージ システムから送信された受信メッセージについて、一致するユーザの内線番号の検索スコープは、グローバル ディレクトリに設定されます。この受信の検索スコープを、ダイヤル ドメインやローカル Cisco Unity サーバに制限することはできません。

2 人以上の Cisco Unity ユーザが同一の内線番号を持つ場合、リモート ボイス メッセージ システムからのメッセージは、重複する内線番号を持つ、いずれの Cisco Unity ユーザに対しても、ボイス コネクタにより発信されません。ボイス コネクタが内線番号の重複を検出した場合は、送信者に NDR としてメッセージが戻され、Windows アプリケーション イベント ログに警告が記録されます。Cisco Unity ユーザ間で内線番号が重複している可能性がある場合は、ボイス コネクタがインストールされている Exchange サーバのアプリケーション イベント ログで、Exchange 2000 ボイス コネクタからの警告をチェックします。

英語以外の言語によるボイス コネクタ セットアップ プログラムの実行

ボイス コネクタ インストール プログラムでは、インストレーション用の言語を選択するプロンプトは表示されず、常に英語でインストールが行われます。英語でなく、ローカライズされたバージョン(FRA、DEU、または JPN)のいずれかを使用してボイス コネクタ インストール プログラムを実行するには、次の手順に従います。


注意 ボイス コネクタを Exchange 2007 サーバにインストールすることはサポートされていません。

英語以外の言語でボイス コネクタ セットアップ プログラムを実行する


ステップ 1 Cisco Unity のインストール DVD または CD 1 から、VoiceConnector-Ex2000 全体をハード ディスクにコピーします。

ステップ 2 このローカル ディレクトリの中で、 LocalizedFiles\ENU ディレクトリを参照します。

ステップ 3 CiscoUnity_VoiceConnector.dll ファイルと SetupRes.dll ファイルの名前を変更します(たとえば、CiscoUnity_VoiceConnector_ENU.dll ファイルと SetupRes_ENU.dll ファイルに名前を変更します)。

ステップ 4 CiscoUnity_VoiceConnector.dll ファイルと SetupRes.dll ファイルを LocalizedFiles\<XXX> ディレクトリから Localized\ENU ディレクトリへコピーします。ここで、<XXX> は選択した言語です。

ステップ 5 Install.exe を、ハード ディスク上の VoiceConnector-Ex2000 ディレクトリから実行します。選択した言語でインストール プログラムが表示されます。


) その言語で表示されるのは、インストール プログラムだけです。現時点では、イベント ログのメッセージ、ログ、プロパティ、およびコンフィギュレーション設定はローカライズされていません。