Cisco Unity 向け Cisco Unified Communications Manager SCCP インテグレーション ガイド リリース 8.x
概要
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発行日;2012/01/30 | 英語版ドキュメント(2010/02/01 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

概要

連動の説明

通話情報

連動の機能

複数の電話システムとの連動

概要

この章の次の項を参照してください。

「連動の説明」

「通話情報」

「連動の機能」

「複数の電話システムとの連動」

連動の説明

Cisco Unified Communications Manager SCCP 連動では、LAN または WAN を介した接続が確立されます。PSTN への接続は、ゲートウェイによって提供されます。

Skinny Call Control Protocol(SCCP)を介して Cisco Unity との連動が認定されている Cisco Unified CM のサポート対象バージョンのリストについては、『 SCCP Compatibility Matrix: Cisco Unity, the Cisco Unity-CM TSP, Cisco Unified Communications Manager, and Cisco Unified Communications Manager Express 』( http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps2237/products_device_support_tables_list.html )を参照してください。

通話情報

電話システムから転送される通話と一緒に次の情報が送信されます。

着信側の内線番号

発信側の内線番号(内線の場合)、または発信側の電話番号(外線の場合で、システムが発信者 ID を使用している場合)

転送の理由(その内線番号が通話中である、応答しない、またはすべての通話を転送するように設定されている)

Cisco Unity では、通話に適切に応答するためにこの情報を使用します。たとえば、Cisco Unity に転送された通話への応答には、加入者のパーソナル グリーティングが使用されます。電話システムがこの情報を使用しないで通話を転送した場合、Cisco Unity は、オープニング グリーティングを使用して応答します。

連動の機能

Cisco Unity との Cisco Unified CM SCCP 連動には、次の機能が用意されています。

パーソナル グリーティングへの自動転送

通話中グリーティングへの自動転送

発信者 ID

メッセージへの簡単なアクセス(加入者は ID を入力せずにメッセージを取得できる、Cisco Unity は通話を発信した内線番号に基づいて加入者を識別する、パスワードが必要になる場合がある)

識別された加入者のメッセージ(Cisco Unity は、通話を発信した内線に基づいて、内線の転送中にメッセージを残した加入者を自動的に識別する)

Message Waiting Indicator(MWI; メッセージ受信インジケータ)

この連動の機能は、次に説明する問題の影響を受ける場合があります。

Cisco Unified Survivable Remote Site Telephony(SRST)ルータの使用

ネットワークに Cisco Unified Survivable Remote Site Telephony(SRST)ルータが含まれている状況で、Cisco Unified SRST ルータがCisco Unified CM から通話処理機能を引き継いだ場合(WAN リンクのダウンなどの理由で)、支社の電話機は動作を続行できます。ただし、この場合は、連動機能に次の制約が加えられます。

通話中グリーティングへの自動転送 :Cisco Unified SRST ルータが PSTN に対して FXO/FXS 接続を使用し、通話が支社から Cisco Unity に転送される場合は、通話中グリーティングを再生できません。

内線グリーティングへの自動転送 :Cisco Unified SRST ルータが PSTN に対して FXO/FXS 接続を使用し、通話が支社から Cisco Unity に転送される場合は、内線グリーティングを再生できません。PSTN は FXO 回線の発番号を提供するため、発信者は加入者として識別されません。

着信転送 :PSTN に到達するにはアクセス コードが必要であるため、Cisco Unity から支社への着信転送は失敗します。

識別されている加入者のメッセージ :Cisco Unified SRST ルータが PSTN に対して FXO/FXS 接続を使用し、支社の加入者がメッセージを残したり通話を転送したりする場合、その加入者は識別されません。発信者は身元不明発信者として表示されます。

メッセージ受信の表示 :支社の電話機では MWI が更新されないため、新規メッセージが到着した場合やすべてのメッセージを聞き終えた場合に MWI に正しく反映されません。WAN のリンクが再確立された後で、MWI を再同期化することをお勧めします。

ルーティング ルール :Cisco Unified SRST ルータが PSTN に対して FXO/FXS 接続を使用し、支社から Cisco Unity への通話(直接通話または転送通話)を着信した場合、ルーティング ルールが失敗します。

Cisco Unified SRST ルータが PRI または BRI 接続を使用している場合、支社から Cisco Unity への通話の発信者 ID が PSTN によって提供される完全な番号(局番および内線)になる場合があるため、Cisco Unity 加入者の内線と一致しない場合があります。その場合は、代行内線番号を使用して Cisco Unity に発信者 ID を認識させることができます。

SRST を使用する場合は、Redirected Dialed Number Information Service(RDNIS)がサポートされている必要があります。

Cisco Unified SRST ルータの設定については、該当する『 Cisco Unified SRST System Administrator Guide 』の「Integrating Voice Mail with Cisco Unified SRST」の章を参照してください。このドキュメントは、 http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps2169/products_installation_and_configuration_guides_list.html から入手可能です。

AAR によって転送されるボイスメール通話に与える RDNIS の送信不能の影響

Automated Alternate Routing(AAR; 自動代替ルーティング)を使用する場合は、RDNIS がサポートされている必要があります。

AAR では、WAN が加入過多の状態になった場合に、PSTN を経由して通話を転送できます。ただし、PSTN を介して通話が再転送される場合は、RDNIS が影響を受けることがあります。Cisco Unity がそのメッセージ クライアントに対してリモートである場合は、RDNIS 情報に誤りが生じることにより、AAR が PSTN を介して再転送するボイスメール通話が影響を受けることがあります。RDNIS 情報が誤っている場合、通話はダイヤル先の加入者のボイスメール ボックスに到達せず、代わりに自動受付のプロンプトを受信します。その場合、発信者は、到達先の内線番号を再入力するように要求されることがあります。この動作が問題となるのは、主に、電話通信事業者がネットワークを介した RDNIS を保証できない場合です。通信事業者は、さまざまな理由により、RDNIS の正常な送信を保証できないことがあります。通信事業者に問い合わせて、回線のエンドツーエンドで RDNIS の送信を保証しているかどうかを確認してください。加入過多の状態になった WAN に対して AAR を使用する代わりに、単に、加入過多の状況で発信者にリオーダー トーンが再生されることもあります。

(Cisco Unified CM 4.2(3) 以降の 4.2(x) リリースのみ) Original Calling Party on Transfer 機能の影響

Cisco Unified CM 4.2(3) および以降の 4.2(x) リリースでは、Original Calling Party on Transfer 機能が有効になっている場合、以下のような影響が生じます。

Cisco Unity によって電話機に転送される通話では、Cisco Unity ボイス メッセージ ポートの発信側の情報ではなく、元の発信側の情報が表示されます。

Live Reply が正常に機能しません。

ネットワーク構成された他の Cisco Unity システムの加入者への転送に失敗します。

クロスボックスのログインに失敗します。

Cisco Unified CM Administration で Original Calling Party on Transfer 機能を有効にするには、Cisco Unified CM サーバの [サービス パラメータ設定(Service Parameters Configuration)] ページで、Display Original Calling Number on Transfer from Cisco Unity サービス パラメータを [真(True)] に設定する必要があります。

Cisco Unified CM で Original Calling Party on Transfer 機能を有効にすると、次の状況で転送ループが発生する場合があります。

1. 発信者 A がユーザ B に発信します。

2. ユーザ B は、その内線への通話を内線 C に転送するように設定しています。そのため、Cisco Unity は、その通話を内線 C に転送し、通話の表示は発信者 A の番号になります。

3. 内線 C の呼び出し音が鳴りますが、応答がありません。

4. 発信者 A の発信番号が表示されるため、Cisco Unity は通話をユーザ B に戻し、転送ループが形成されます。

この状況で転送ループを回避するには、ユーザは応答が得られない内線番号に通話を転送しないようにする必要があります。

また、Cisco Unified CM で Original Calling Party on Transfer 機能を無効にすると、以下の状況が生じた場合に通話が切断される可能性があります。

1. 発信者 A がユーザ B に発信します。

2. ユーザ B は、その内線への通話を内線 C に転送するように設定しています。そのため、Cisco Unity は、その通話を内線 C に転送し、通話の表示は、その通話を処理する Cisco Unity ボイス メッセージ ポートの番号になります。

3. 内線 C の呼び出し音が鳴りますが、応答がありません。

4. ボイス メッセージ ポートの発信番号が表示されるため、Cisco Unity は、転送通知呼び出しとしてその通話を切断します。

この状況で通話が切断されるのを回避するには、ユーザは応答が得られない内線番号に通話を転送しないようにする必要があります。

複数の電話システムとの連動

Cisco Unity は、一度に複数の電話システムと連動できます。サポートされる組み合せの最大数、および Cisco Unity を複数の電話システムと連動させる場合の手順については、『 Multiple Phone System Integration Guide for Cisco Unity 8.x 』( http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps2237/products_installation_and_configuration_guides_list.html )を参照してください。